JP2971229B2 - テレビモニタ装置 - Google Patents

テレビモニタ装置

Info

Publication number
JP2971229B2
JP2971229B2 JP4004150A JP415092A JP2971229B2 JP 2971229 B2 JP2971229 B2 JP 2971229B2 JP 4004150 A JP4004150 A JP 4004150A JP 415092 A JP415092 A JP 415092A JP 2971229 B2 JP2971229 B2 JP 2971229B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
read
image
address
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4004150A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05191721A (ja
Inventor
満洋 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Original Assignee
Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC filed Critical Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
Priority to JP4004150A priority Critical patent/JP2971229B2/ja
Publication of JPH05191721A publication Critical patent/JPH05191721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2971229B2 publication Critical patent/JP2971229B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Studio Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビモニタ装置に関
し、特に、モニタに映し出される表示画像の所望部分を
拡大するとともに、前記拡大画面を上下左右の画面上の
所望の位置に移動させるとともに、全体の縮小画面を表
示することができるテレビモニタ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、本出願人が平成3年4月10日
出願の特平願3−77732に開示されたテレビモニタ
装置のブロック図である。このテレビモニタ装置は、撮
像して得られた映像信号をモニタに映し出しながら、モ
ニタ画面の所望の部分を、ボタン操作によりモニタ画面
中央部に移動させ、かつ、たとえば、面積比4倍に拡大
させて映し出することができるように構成されている。
【0003】このテレビモニタ装置は、まず、テレビカ
メラ1により、来訪者2を撮像し、その映像信号AS1
を出力する。映像信号AS1は、画素ごとにデジタル信
号に変換しデジタル映像信号DS1を出力するA/Dコ
ンバータ3に入力され、前記デジタル信号DS1は、ア
ドレス指定によりメモリ4に記憶される。次に、メモリ
4から読出されたデジタル映像信号DS2は、D/Aコ
ンバータ5に入力され、その出力はアナログ信号に変換
され映像信号AS2を出力する。映像信号AS2は、モ
ニタ部6に入力され、入力に応じて画面表示する。ま
た、メモリ4は、それに画素ごとにデータの書込または
データの読出を行なうための書込/読出アドレス信号W
/Rを与えるスイッチ7の端子aに接続されている。ス
イッチ7の一方の入力端子bに書込アドレス信号WSを
与えるライトアドレスカウンタ8、スイッチ7の他方の
入力端子cに読出アドレス信号RSを与えるリードアド
レスカウンタ9が接続され、前記アドレスカウンタ8お
よび9はそのカウント動作を駆動制御するアドレスコン
トローラ10に接続され、アドレスコントローラ10は
タイマ11,外部操作される設定ボタン12および同期
分離回路13に接続されている。同期分離回路13はテ
レビカメラ1に接続され、A/Dコンバータ3はライト
アドレスカウンタ8,リードアドレスカウンタ9および
スイッチ7の端子aに接続されている。
【0004】A/Dコンバータ3は、与えられる映像信
号AS1を所定のサンプリングパルスSPに同期して各
画素ごとに標本化し、デジタル映像信号DS1を出力す
る。サンプリングパルスSPは、A/Dコンバータ3の
内部で発生され、次段に接続されたスイッチ7とライト
およびリードアドレスカウンタ8および9に同時に与え
られる。
【0005】メモリ4は、1フィールド分の映像信号を
各画素ごとに記憶できるデジタルメモリである。スイッ
チ7から与えられる書込/読出アドレス信号W/Rによ
って指定されたアドレスに、A/Dコンバータ3から与
えられるデジタル映像信号DS1を書込み、また書込/
読出アドレス信号W/Rによって指定されるアドレスに
ストアされている前記信号DS1を読出して、デジタル
映像信号DS2として出力するように動作する。
【0006】スイッチ7は、2つの入力端子bおよびc
と1つの出力端子aとを含む。入力端子の一方の端子b
にはライトアドレスカウンタ8から書込アドレス信号W
Sが与えられ、他方の端子cにはリードアドレスカウン
タ9から読出アドレス信号RSが与えられる。スイッチ
7はサンプリングパルスSPに応答して、その信号入力
側が切換えられて、切換えられた入力端子側に与えられ
る信号を出力側に導出するように動作する。したがっ
て、スイッチ7の出力端子aから導出される書込/読出
アドレス信号W/Rは、書込アドレス信号WSおよび読
出アドレス信号RSのいずれか一方である。
【0007】同期分離回路13は、テレビカメラ1が出
力する映像信号AS1を入力し、それから水平同期信号
HDおよび垂直同期信号VD等の同期信号成分のみを抽
出して、同期信号HVをアドレスコントローラ10に出
力する。
【0008】設定ボタン12は、画像を上下左右に移動
させるための指示ボタンを有し、外部操作により、モニ
タ部6の画面に表示された画像の所望される部分を上下
左右に操作し、それを画面中央に移動させ、かつ拡大さ
せて映し出させるような設定信号S1を出力する。
【0009】アドレスコントローラ10は、同期信号H
Vおよび設定信号S1を入力し、それらにより書込開始
信号W1,水平方向読出開始信号HS,垂直方向読出開
始信号VSおよび拡大モード指定信号ZSを出力する。
また、タイマ11はアドレスコントローラ10のタイミ
ングを制御する。アドレスコントローラ10は、設定信
号S1が継続して与えられる期間をタイマ11により計
時し、その計時データに応答して水平方向読出開始信号
HSまたは垂直方向読出開始信号WSの出力タイミング
を調整するように動作する。すなわち、アドレスコント
ローラ10は、同期信号HVが与えられると、書込開始
信号W1,水平方向読出開始信号HSおよび垂直方向読
出開始信号VSを出力する。また、アドレスコントロー
ラ10は、同期信号HVおよび設定信号S1が与えられ
ると、それらにより拡大モード指定信号ZSを出力する
とともに、水平方向読出開始信号HSならびに垂直方向
読出開始信号VSをタイミング調整しながら出力する。
この信号出力の詳細については後述する。
【0010】ライトアドレスカウンタ8は、書込開始信
号W1が与えられると、サンプリングパルスSPに同期
して書込アドレス信号WSを出力する。書込アドレス信
号WSは、次段に接続されたスイッチ7の入力端子bに
与えられる。リードアドレスカウンタ9は、垂直方向読
出開始信号VS,水平方向読出開始信号HSおよび拡大
モード指定信号ZSが与えられると、サンプリングパル
スSPに同期して読出アドレス信号RSを出力する。読
出アドレス信号RSは、次段に接続されたスイッチ7の
入力端子cに与えられる。
【0011】ライトアドレスカウンタ8およびリードア
ドレスカウンタ9は、メモリ4の記憶容量に関連してそ
のカウント値の最大値が予め設定されており、この設定
された最大カウント値を超えて、なおカウンタ動作する
ことはない。特に、リードアドレスカウンタ9は、拡大
モード指定信号ZSが与えられると、その時点でモニタ
画面の画像拡大モードが指定されているかどうかを判別
し、もしそれが指定されていれば通常時と同一のカウン
ト値出力周期を有するが、そのカウント値の更新速度は
半減するよう動作する。したがって、同一内容の読出ア
ドレス信号RSが連続して2回出力されることになる。
そして、この拡大モード時のカウント値の最大値も予め
ストアしている。
【0012】図4(a)および(b)は、前述の装置に
よる画像の移動と拡大とを説明するための図である。次
に、図3に示されたテレビモニタ装置のモニタ画面にお
ける画面の移動と拡大を、図4について説明する。
【0013】テレビカメラ1が来訪者2を撮像し、たと
えば図4(a)の左側のようにモニタ部6のモニタ画面
の左上に来訪者2が片寄って移っていたならば、撮影者
は、前記来訪者像をモニタ画面の中央部に映し出すよう
に、設定ボタン12の右ボタンおよび下ボタンを操作す
る。このとき、モニタ部6におけるモニタ画面は、図4
(a)の左側のように、設定された画面の左上から、右
下方向に移動し同図の右側のように、たとえば4倍に拡
大されたモニタ画面中央部に表示されることになる。こ
のとき、メモリ4における画像データの書込と読出は以
下のように行なわれる。
【0014】図4(b)に示されるように、メモリ4は
二次元の画素の配列を有し、前記画素配列はm行n列に
構成され、(0,0)〜(m−1,n−1)の画素用の
アドレスを備えていると想定する。
【0015】このテレビモニタ装置において設定ボタン
12が操作されず、画面の拡大が指定されていない場
合、アドレスコントローラ10は同期分離回路13を介
して与えられる同期信号HVの入力に応答して、書込開
始信号W1,垂直方向読出開始信号VSおよび水平方向
読出開始信号HSを出力する。書込開始信号W1はライ
トアドレスカウンタ8に、サンプリングパルスSPに同
期して書込アドレス信号WSを出力させるように作用す
る。また、垂直方向読出開始信号VSおよび水平方向読
出開始信号HSは、リードアドレスカウンタ9に、サン
プリングパルスSPに同期して読出アドレス信号RSを
出力させるように作用する。
【0016】スイッチ7は、サンプリングパルスSPに
応答して、その信号入力側が交互に切換えられるので、
出力側に導出される書込/読出アドレス信号W/Rに
は、書込アドレス信号WSおよび読出アドレス信号RS
が交互に含まれて、メモリ4に与えられる。
【0017】メモリ4は、前段のA/Dコンバータ3に
おいてサンプリングパルスSPに同期してサンプリング
されて得られた各画素ごとのデジタル映像信号DS1
を、書込/読出アドレス信号W/Rに含まれる書込アド
レス信号WSによって指定されるアドレスに書込み、書
込直後に与えられる前記信号W/Rに含まれる読出アド
レス信号RSによって、直前に書込まれた前記信号DS
1を読出してデジタル映像信号DS2として導出するよ
う動作する。
【0018】デジタル映像信号DS2は、D/Aコンバ
ータ5を介して映像信号AS2に変換された後、モニタ
部6においてモニタ画面に表示される。
【0019】以上のように、被写体の拡大が所望されて
いない場合は、メモリ4についての各画素ごとのデータ
の書込と読出が、スイッチ7の切換動作に応答して交互
に行なわれて、1フィールド画面ごとに更新されながら
モニタ部6に画面表示される。
【0020】上述のようにして、画面が映し出されなが
ら、たとえば来訪者2が移動し、図4(a)の左側のよ
うに画面の左上に来訪者2が片寄って映し出されたら、
撮影者は前記来訪者2の像をモニタ画面の中央部に映し
出すように、まず設定ボタン12を操作する。このと
き、左上の来訪者像を中央に移動させるためには、前記
像を右下方向へ移動させればよいので、撮影者は設定ボ
タン12の右ボタンおよび下ボタンを操作する。このボ
タン操作に応答して、設定ボタン12は画面の移動方向
と拡大の旨の信号を含む設定信号S1を出力する。
【0021】設定信号S1は、同一モニタ画面の左下,
左上,右上および右下の4等分された部分画面のいずれ
かを、図4(a)の左側から右側へのように移動と拡大
(面積比4倍)することにより、画面中央部に映し出さ
せるように作用すると想定する。つまり、図4(b)に
示されるメモリ4の2次元画像配列に書込まれた現画像
のデジタル映像信号DS1の(0,0)〜(m/2,n
/2)の画素データのみを抽出して、これを大きさ
(0,0)〜(m−1,n−1)に相当する拡大画像と
なるように処理すればよい。これは、メモリ4における
データの読み書き動作を制御することにより実現でき
る。詳細には、設定信号S1はアドレスコントローラ1
0に与えられ、アドレスコントローラ10は、同期信号
HVが与えられることに応じて、テレビカメラにより映
像信号が取込まれていることを判別し、さらに設定信号
S1が与えられることに応答して、上述した図4(a)
に示されるような左上画面の右下方向への移動と拡大が
指定されていることを判別する。
【0022】図5(a)〜(d)は、前述のテレビモニ
タ装置による画像拡大時における映像信号と、走査信号
および水平方向読出開始信号のタイミングを説明するた
めの図である。
【0023】アドレスコントローラ10は、同期信号H
Vを与えられ、これに応じて映像信号AS1に含まれる
同図(a)のブランキング領域BLおよび有効領域MU
を区分している。すなわち、アドレスコントローラ10
は、ブランキング領域BLにおいては、ライトアドレス
カウンタ8およびリードアドレスカウンタ9の出力を不
能化させるように作用し、有効領域MUにおいては前記
カウンタ8および9の出力を能動化させるようにして、
書込開始信号W1,垂直方向読出開始信号VSおよび水
平方向読出開始信号HSを出力させるように作用する。
【0024】図5(a)の有効領域MUのモニタ画面の
左上部分を画面中央部分で拡大しようとする場合、同図
(b)に示されるように、水平走査線1本分の映像信号
AS1について、同図(c)に示されるような、水平同
期信号HDが同期分離回路13により抽出されて、アド
レスコントローラ10に与えられる。アドレスコントロ
ーラ10は、設定信号S1および前記信号HDを含む同
期信号HVの入力に応答して、同図(a)の拡大時メモ
リ領域MZに該当するデータが、有効領域MU全体に拡
大されるように、同図(d)に示されるように、水平方
向読出開始信号HSを前記ブランキング領域BLを除く
ようにして出力する。このとき、図示されないが垂直方
向読出開始信号VSも、同様にして拡大時メモリ領域M
Zを指定するように出力される。また、アドレスコント
ローラ10は、拡大モード指定信号ZSを出力して、リ
ードアドレスカウンタ9に、現画像の左上の画像を4倍
に拡大させるような信号を与えている。
【0025】上述したように、水平方向については水平
方向読出開始信号HSの水平同期信号HD期間における
立上がりタイミングが、設定ボタン12が出力する設定
信号S1に基づいて可変調整される。図示されないが、
同様にして垂直方向についても垂直方向読出開始信号V
Sの垂直同期信号VD期間における立上がりタイミング
が、前記設定信号S1に基づいて可変調整される。
【0026】さて、撮影者によって左上画像の拡大が所
望されて、上述のようにしてアドレスコントローラ10
が信号を出力すると、ライトアドレスカウンタ8は、与
えられる書込開始信号W1に応答して、前述した通常時
と同様にメモリ4に画素ごとのデジタル映像信号DS1
を書込むように作用する。また、平行してリードアドレ
スカウンタ9は、現画像の左上の画像を一辺が2倍に拡
大するために、前述の図4(b)に示された現画像の
(0.0)〜(m/2〜n/2)に相当する領域にスト
アされている画素データを、水平方向および垂直方向と
もに二度読みして2倍に拡大させるように読出アドレス
信号RSを出力する。なお、リードアドレスカウンタ9
は、拡大モード指定信号ZSが与えられると、(0,
0)〜(m/2,n/2)に相当するカウント値までカ
ウント動作を継続すると想定する。
【0027】図6(a)〜(c)は、前述の装置におけ
る画像拡大時における水平方向読出開始信号HSと、書
込/読出アドレス信号W/Rの入出力タイミングならび
にメモリに読み書きされるデータの内容を説明するため
の図である。水平方向について述べるならば、水平方向
読出開始信号HSが立上がると、メモリ4はスイッチ7
を介して与えられる読出/書込アドレス信号W/Rによ
り、書込アドレス信号WSおよび読出アドレス信号RS
が交互に指定されるので、各画素ごとのデジタル映像信
号DS1の書込と読出とが交互に行なわれる。このと
き、読出される画素データは前記信号W/Rに含まれる
前記信号RSにより連続して二度読みされるので、読出
時において画像が水平方向に2倍に拡大されることにな
る。詳細には、図6(a)の水平方向読出開始信号HS
の信号の立上がりが検出されると、同図(b)に示され
るようにWアドレス(書込アドレス)は、通常の場合と
同様に、0,0→0,1→0,2→…とインクリメント
されながら与えられる。一方、Rアドレス(読出アドレ
ス)は、同一画素のデータが二度読みされるように、
0,0→0,0→0,1→0,2…と、同一アドレスが
連続して2回与えられる。したがって、このときメモリ
4のデータW(書込データ)は、同図(c)に示される
ように、書込/読出アドレス信号W/Rに同期して、
0,0→0,1→0,2→…と与えられ、データR(読
出データ)は同様に、書込/読出アドレス信号W/Rに
同期して、0,0→0,0→0,1→0,1…と同一デ
ータが2回連続して読出されることになる。
【0028】以上のように、画面拡大が所望されている
場合は、拡大が所望されている部分に該当する画素のデ
ータが、メモリ4に書込まれながら、読出は二度読みさ
れるように書込/読出アドレス信号W/Rが出力される
ので、メモリ4は1フィールドのメモリ容量でありなが
ら、画面の拡大が容易に実現できる。したがって、テレ
ビカメラ1で撮像して得られた映像信号は、リアルタイ
ムにメモリ4に書込まれて、さらに、設定ボタン12で
指定される部分の画像が画面中央に移動し、かつ拡大さ
れるようにして読出され、映し出されることになる。
【0029】また、このテレビモニタ装置は、設定ボタ
ン12が操作され続けている間、拡大された画面を指定
方向に移動させることもできる。これについて以下に説
明する。
【0030】図7は、前述の装置による拡大された画面
の継続移動を説明するための画面の表示例を示す図であ
る。
【0031】図8(a)ないし(f)は、図7に示され
る画面の継続移動時における映像信号、走査信号および
水平方向読出開始信号のタイミングを説明するための図
である。
【0032】設定ボタン12が操作され続けると、アド
レスコントローラ10は、設定ボタン12が出力する設
定信号S1の継続入力期間を、タイマ11により計時す
る。このとき、1フィールド期間(1/60秒)以上の
継続入力であれば、水平方向読出開始信号HSおよび垂
直方向読出開始信号VSを、その信号立上がりタイミン
グを1フィールドごとに、徐々に次のフィールド方向へ
ずらすようにして出力する。したがって、前述のように
して図4(a)の画面の拡大に続いて、さらに設定ボタ
ン12の右ボタンを操作し続ければ、図7に示されるよ
うに1フィールドごとに図4(a)の拡大後の画面の枠
が右方向へとずれていく。したがって、来訪者2の顔
は、徐々にモニタ画面の左寄りに移動する。
【0033】図8(a)〜(c)は、図5(a)〜
(c)に対応する。同図(c)ないし(f)に示される
ように、水平方向読出開始信号HSの信号立上がりが、
1水平同期信号HDの中で、1フィールドごとに徐々に
次のフィールド方向へずれて出現するように、アドレス
コントローラ10はその出力を制御する。したがって、
リードアドレスカウンタ9は、アドレスコントローラ1
0の出力制御によって与えられる水平方向読出開始信号
HSの入力に応答して、メモリ4における読出開始のア
ドレスを、フィールドごとに徐々にずらしていくように
カウント動作するので、拡大領域MZが右に移動し、モ
ニタ部6における表示画面は、図7のように拡大された
来訪者像がフィールドごとに徐々に左方向へずれていく
ことになる。
【0034】なお、右方向へのフィールドごとの拡大画
面の移動についても、同様にしてできる。また、上方向
および下方向へのフィールドごとの拡大画面の移動につ
いても、垂直方向読出開始信号VSの立上がりタイミン
グを、1垂直同期信号VDの中で可変調整すれば、同様
にして実現できる。
【0035】以上のように、設定ボタン12を押し続け
ることに応じて、図7に示されるようにして、画面を前
記ボタン操作による指定方向に徐々に移動させることが
できるので、撮影者は所望する被写体像をモニタ画面の
所望する位置に、画面を見ながら移動させることができ
る。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】前述のテレビモニタ装
置によれば、テレビカメラで撮像して得られた画像の一
部分を拡大してモニタに映し出すため、同時に全体を見
て、りの状況を知ることができない。全体の状況を知
るためには、一度全体画面を映し出すモードに切換える
必要があり、煩わしいといった問題がある。本発明の目
的は、モニタに映し出された全体画像のうちユーザが所
望する被写体像を拡大した拡大画像と全体画像を縮小し
た縮小画像とを重畳した画像を、リアルタイムかつ正確
に映し出すことができるテレビモニタ装置を提供するこ
とにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテレビモニ
タ装置は撮像手段と撮像手段により撮像して得られ
た第1の映像信号を入力し、これを画素ごとのデジタル
信号に変換する変換手段と変換手段によって変換され
たデジタル信号を画素ごとに記憶する記憶手段と記憶
手段におけるデジタル信号の書込と読出とを第1の映像
信号中の同期信号に同期して交互に行なうアクセス手段
外部操作され記憶手段に記憶されたデジタル信号
の読出部分を指定する指定手段と指定手段による指定
に応答して能動化され、読出部分に該当するデジタル
素ごとに複数回読出し拡大画面を表示させるよう
アクセス手段を制御する第1アクセス制御手段と
憶手段に記憶されたデジタル信号を間引いて読出し縮小
画面を表示させるようにアクセス手段を制御する第2ア
クセス制御手段とアクセス手段によって読出されたデ
ジタル信号をアナログ信号に変換して縮小画面と拡大画
面とを重畳した第2の映像信号をモニタ表示するモニタ
手段とを備えて構成される。
【0038】
【作用】本発明に係るテレビモニタ装置は、以上のよう
に構成されているから、アクセス手段は、記憶手段にお
けるデジタル信号の書込と読出とを第1の映像信号中の
同期信号に同期して交互に行ない、記憶手段からデジタ
ル信号を読出す場合には、第1アクセス制御手段と第2
アクセス制御手段とにより制御される。第1アクセス制
御手段は、記憶手段にストアされているデジタル信号の
所望される部分の信号のみを、素ごとに複数回読出さ
れるようにアクセス手段を制御し、また、第2アクセス
制御手段は、ストアされているデジタル信号を間引いて
読出させるようにアクセス手段を制御し、モニタ手段
は、このようにして読出されたデジタル信号をアナログ
信号に変換して縮小画像と拡大画像とを重畳した第2映
像信号をモニタ表示する。
【0039】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のブロック図であ
る。
【0040】図1に示される本発明によるテレビモニタ
装置と、図3に示されるテレビモニタ装置との異なると
ころは、本発明によるテレビモニタ装置は、縮小リード
アドレスカウンタ14とリードアドレス切換スイッチ1
5とを追加した点にある。これに伴って、アドレスコン
トローラ10の機能も拡大され、縮小期間信号SMを出
力し、これを縮小アドレスカウンタ14に与えるように
される。縮小アドレスカウンタ14は、A/Dコンバー
タ3からサンプリングパルスSPを与えられるようにな
っている。また、これはリードアドレス切換スイッチ1
5の端子fと接続されている。アドレスコントローラ1
0は、リードアドレス切換スイッチ15の端子eに接続
され、端子eはスイッチ7の端子cに接続されている。
リードアドレスカウンタ9は、リードアドレス切換スイ
ッチ15の端子dに接続されている。リードアドレス切
換スイッチ15の端子eが端子dに切換接続されている
ときは、図3と同様な回路になる。
【0041】その他の回路および処理部のそれぞれの構
成は、図3のそれと同様であり、またそれらの機能動作
についても図3のそれと同様であるので、それらに関す
る詳細な説明は省略する。
【0042】図2(a)および(b)は、図4(a)お
よび(b)に対応するものである。図2(a)の左側の
ように、画面の左上の来訪者2が片寄って映し出された
場合は、撮影者は来訪者2の像を、同図右側のように、
モニタ画面の中央部に映し出すように、設定ボタン12
を操作する。このとき、左上の来訪者像を中央に移動さ
せるためには、右下方向へ移動させればよいので、撮影
者は設定ボタン12の右ボタンおよび下ボタンを操作す
る。このボタン操作に応答して、設定ボタン12は画像
の移動方向と拡大の旨の信号を含む設定信号S1をアド
レスコントローラ10に出力する。
【0043】アドレスコントローラ10は、同期信号H
Vおよび設定信号S1を入力されると、書込開始信号W
1,垂直方向読出開始信号VS,水平方向読出開始信号
HSおよび縮小期間信号SMを出力する。
【0044】縮小期間信号SMは、図2(a)の右側の
ように、全体画像を右下隅に縮小してモニタに映し出す
期間を指定する信号である。
【0045】つまり、図2(b)に示されるメモリ4の
二次元画素配列に書込まれたデジタル映像信号DS1
は、拡大画像の部分は従来どおり連続して二度読出動作
をし、たとえば面積比4倍に拡大し、縮小画像は0,0
→0,3→0,6→…と1/3に間引いて読出動作を
し、面積比1/9に縮小される。
【0046】縮小リードアドレスカウンタ14は、縮小
期間信号SMが入力されると、サンプリングパルスSP
をクロック信号としてカウンタ動作を開始し、0,0→
0,3→0,6→…とカウントアップしていく。リード
アドレス切換スイッチ15は、通常はリードアドレスカ
ウンタ9側に接続されているが、縮小期間のみ縮小リー
ドアドレスカウンタ14側に切換えられる。その結果、
メモリ4の読出アドレス信号RSは、0,0→0,3→
0,6→…となり、メモリ4の画素データは間引かれて
読出され、モニタ6には全体の映像が面積比1/9に縮
小されて映し出される。図2(b)の拡大画像の右下の
縮小画像0,0〜p,qとなる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、記憶手段におけるデジ
タル信号の書込と読出とを第1の映像信号中の同期信号
に同期して交互に行なうので、モニタに映し出された全
体画像のうちユーザが所望する被写体像を拡大した拡大
画像と全体画像を縮小した縮小画像とを重畳した画像
を、リアルタイムかつ正確に映し出すことができる。ま
た、画像の拡大および縮小を1つの記憶手段を用いて行
なうので、回路構成の簡略化およびコストダウンが図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】(a)および(b)は本発明による画像の動作
の説明図である。
【図3】従来開示されている装置の一例のブロック図で
ある。
【図4】(a)および(b)は、従来開示された技術に
おける画像の動作の説明図である。
【図5】(a)ないし(d)は、従来開示された技術に
おける画像拡大時における映像信号と、走査信号および
水平方向読出開始信号のタイミングの説明図である。
【図6】(a)ないし(c)は、従来開示された装置に
おける画像拡大時における水平方向読出開始信号と、書
込/読出アドレス信号の入出力タイミングおよびメモリ
に読み書きされるデータの説明図である。
【図7】画面の継続移動の説明図である。
【図8】(a)ないし(f)は、図7の画面の継続移動
時における映像信号,走査信号および水平方向読出開始
信号のタイミングの説明図である。
【符号の説明】
1 テレビカメラ 4 メモリ 6 モニタ部 7 スイッチ 8 ライトアドレスカウンタ 9 リードアドレスカウンタ 10 アドレスコントローラ 12 設定ボタン 13 同期分離回路 14 縮小リードアドレスカウンタ 15 リードアドレス切換スイッチ AS1,AS2 映像信号 DS1,DS2 デジタル映像信号 ZS 拡大モード指定信号 S1 設定信号 HS 水平方向読出開始信号 VS 垂直方向読出開始信号 WS 書込アドレス信号 RS 読出アドレス信号 W/R 書込/読出アドレス信号 W1 書込開始信号
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/18 H04N 7/18 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/262 G09G 5/32 H04N 5/44 H04N 5/45 H04N 5/907 H04N 7/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段と、前記 撮像手段により撮像して得られた第1の映像信号を
    入力し、これを画素ごとのデジタル信号に変換する変
    手段と、前記 変換手段によって変換された前記デジタル信号を
    記画素ごとに記憶する記憶手段と、前記 記憶手段における前記デジタル信号の書込と読出と
    前記第1の映像信号中の同期信号に同期して交互に行
    なうアクセス手段と、 外部操作され、前記記憶手段に記憶された前記デジタル
    信号の読出部分を指定する指定手段と、前記 指定手段による指定に応答して能動化され、前記読
    部分に該当する前記デジタル信号を前記素ごとに複
    数回読出し拡大画面を表示させるように前記アクセス手
    段を制御する第1アクセス制御手段と、前記 記憶手段に記憶された前記デジタル信号を間引いて
    読出し縮小画面を表示させるように前記アクヤス手段を
    制御する第2アクセス制御手段と、前記 アクセス手段によって読出された前記デジタル信号
    をアナログ信号に変換して前記縮小画面と前記拡大画面
    とを重畳した第2の映像信号をモニタ表示するモニタ手
    段と、 を備えたテレビモニタ装置。
JP4004150A 1992-01-13 1992-01-13 テレビモニタ装置 Expired - Fee Related JP2971229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4004150A JP2971229B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 テレビモニタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4004150A JP2971229B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 テレビモニタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05191721A JPH05191721A (ja) 1993-07-30
JP2971229B2 true JP2971229B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=11576742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4004150A Expired - Fee Related JP2971229B2 (ja) 1992-01-13 1992-01-13 テレビモニタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2971229B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3316611B2 (ja) * 1995-06-07 2002-08-19 日本電信電話株式会社 画像システム
JPH11252534A (ja) * 1998-02-27 1999-09-17 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラシステム
JP2006101327A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Aiphone Co Ltd テレビドアホン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05191721A (ja) 1993-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5673086A (en) Image aspect ratio conversion processing apparatus
JP2001045364A (ja) ディジタル・カメラおよびその動作制御方法
JPH05167908A (ja) ディジタル電子スチル・カメラおよびその動作方法
JP2971229B2 (ja) テレビモニタ装置
JP2593721Y2 (ja) 画面重畳回路
JP3717648B2 (ja) フィールドメモリを用いた拡大画像信号作成方法
JP2942373B2 (ja) テレビモニタ装置
JPH0636020A (ja) 撮像監視装置
JPH0686167A (ja) テレビモニタ装置
JP2640030B2 (ja) 固体撮像装置
JPS61258578A (ja) テレビジヨン受信機
JP3393147B2 (ja) テレビモニタ装置
JP3221004B2 (ja) ビデオカメラ
JP3125903B2 (ja) 撮像装置
JP3613893B2 (ja) 画像処理装置および処理方法
JP2976982B2 (ja) 多重画面構成回路、及び、多重画面構成方法
JP5761963B2 (ja) 画像処理装置
JPH0591405A (ja) テレビモニタ装置
JP3224737B2 (ja) 映像判定装置
JP2000125284A (ja) 監視カメラシステム
JPS5930375A (ja) 撮像システム
JP2595088B2 (ja) 文字・パターン記憶再生装置
JP3115571B2 (ja) マルチチャンネル表示装置
KR100192947B1 (ko) 프로젝터의 와이드화면재생장치
JPH0431892A (ja) ビデオ信号表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990817

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070827

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees