JP2967813B2 - 展伸機構を備えたベッド - Google Patents

展伸機構を備えたベッド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に治療上有用で
あるといわれる、展伸機構を備えたベッドに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、ベッド等におけるボトムの姿
勢支持状態を調節する機構が種々提案されると共に、こ
のような機構を搭載したベッドが商品化されており、そ
れら機構の駆動源としては、手動式を初めとして、電
動、油圧によるものも普及してきている。そのうち、ベ
ッド等におけるボトムの頭側を低く傾斜させる展伸機構
(トレンデレンバーグ機構)並びにボトムの足側を低く
傾斜させる逆展伸機構(リバーストレンデレンバーグ機
構)は、患者が、傷病状況に最適状態の***を取ること
ができ、治療上有用な機能であるといえる。かかる機構
は、これまでは、手動式の場合、図4に示すようにギヤ
機構4による切換装置1により、展伸操作を行ってい
た。すなわち手動ハンドル2による動力をギヤ4aを介
し切換レバー3でヘッドボード側のハイロー起動部に連
なるギヤ4bと、フットボード側のハイロー起動部に連
なるギヤ4cとに、選択的に伝達させるようにして行う
ようにしていた。また、電動式にあっては、モータを2
個使い、展伸を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、前述の
機構では、ヘッドボード側およびフットボード側のハイ
ロー機構に切換装置1により選択的に動力を伝達して作
動させ、展伸を行うようにしているので、ハイロー機構
の他に、前記のような切換装置1が必要である。また、
展伸操作の後に通常のハイロー操作を行う際は、フット
ボード側とヘッドボード側のハイロー機構を同時に同ス
トローク動作させてメインフレームを水平状態で昇降で
きるように調節する必要性も生じてくる。一方、モータ
を2個使う方式のものでは、通常のハイロー操作の時
と、選択的にいずれかのモータに通電するためのコント
ロ−ラが不可欠であり、制御構成が複雑化し、コスト上
昇は避けられないものとなる。本発明は、以上のような
背景から提案されたものであって、より簡潔な構成で、
ボトム姿勢を患者の傷病状況に最適な展伸操作が可能
な、展伸機構を備えたベッドを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、ボトムの昇降機構を備えたベッドに
おいて、前記昇降機構は、ボトムを支えるメインフレー
ムを、メインフレームのヘッドボード側寄りに回動可能
に取り付けた中床を介して支持する構成とし、前記メイ
ンフレームにおける中間部よりフットボード側寄りの位
置に、メインフレームの下降動作に従って所定の位置よ
り下の位置に下降するのを阻止するための阻止手段を設
け、前記昇降機構を操作してメインフレームを上昇させ
た状態から、メインフレームの下降時に、前記阻止手段
によりメインフレームにおける中間部よりフットボード
側寄りの位置においてメインフレームの下降を阻止する
ことで、メインフレームをメインフレームと中床との取
り付け箇所を中心として変位させ、ヘッドボード側をフ
ットボード側に比較して低く傾斜調節する構成とした。
また本発明は、基部フレームに、昇降機構を介してボト
ムを支えるメインフレームを支持する構成としたベッド
において、前記昇降機構は、頭側および脚側寄りの位置
において基部フレームに一対のハイローリンクを有し
て、これらハイローリンクにより前記メインフレーム
を、メインフレームのヘッドボード側寄りに回動可能に
取り付けた中床を介して支持する構成とし、前記基部フ
レームに、メインフレームにおける中間部よりフットボ
ード側寄りの位置に、先端部が当接するように当接レバ
ーを起伏可能に取り付け、この当接レバーは、回動操作
手段により操作する構成とし、前記昇降機構を操作して
メインフレームを上昇させた状態から、前記当接レバー
を回動操作手段により立ち上げて、メインフレームの下
降により、前記当接レバーの先端をメインフレームにお
ける中間部よりフットボード側寄りの位置に当接させ、
さらに前記メインフレームを下降させることで、ボトム
をメインフレームと共に、ヘッドボード側をフットボー
ド側に比較して低く傾斜調節するように構成した。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる展伸機構を
備えたベッドについて、一つの実施の形態を示し、添付
の図面に基づいて以下説明する。図1に、本発明にかか
る展伸機構(後述)を備えたベッド10を示す。このベ
ッド10は、基部フレーム11、ハイロー機構を構成す
る一対のハイローリンク12,12を介して、ボトム1
3を支えるメインフレーム14を支持するようにしたも
ので、前記ハイローリンク12,12はメインフレーム
14を、メインフレーム14のヘッドボード15側寄り
に回動可能に取り付けた中床16を介して支持する構成
としている。前記基部フレーム11において、メインフ
レーム14における中間部よりフットボード17側寄り
の位置に、先端部が当接するように展伸機構を構成する
当接レバー18を回動可能に取り付けている。すなわち
この当接レバー18は、回動操作レバー19により回動
操作するように構成されている。
【0006】前記ハイローリンク12,12には、連動
的に変位させてメインフレーム14を昇降させるための
駆動源および連動機構(図示省略)が動力的に接続され
ている。ハイローリンク12,12は、基部フレーム1
1側に一端を回動可能に取り付けた起伏腕12aと、起
伏腕12aの他端側に回動可能に取り付けた鉛直腕12
bとよりなり、この鉛直腕12b頂部に前記中床16を
取り付けている。なおこの中床16は、メインフレーム
14の中間に配置している。
【0007】前記ボトム13は、背ボトム13a、腰ボ
トム13b、膝ボトム13c、足ボトム13dに分割さ
れ、それぞれ屈曲可能とするように順次連結されてい
る。そしてかかるボトム13のうち、背ボトム13aを
起伏させるための背上げ機構(図示省略)や、膝ボトム
13cおよび足ボトム13dを連動起伏動作させるよう
にした膝上げ機構(図示省略)を設けることができる。
【0008】以上のように、前記ベッド10では、ハイ
ローリンク12,12を連動させてメインフレーム14
を上昇させた状態から、展伸機構である当接レバー18
を回動操作レバー19により立ち上げる一方、メインフ
レーム14を下降させ、前記当接レバー18の先端をメ
インフレーム14における中間部よりフットボード17
側寄りの位置に当接させ、さらに前記メインフレーム1
4を下降させることで、ボトム13をメインフレーム1
4と共に、ヘッドボード15側をフットボード17側に
比較して低く傾斜調節するようにしている。
【0009】本発明にかかる展伸機構を備えたベッドは
前述のように構成されるものであり、次にその作用を説
明する。先ず、ハイローリンク12,12に接続されて
いる駆動源を起動して連動機構を作動させ、ハイローリ
ンク12,12における起伏腕12aを変位させること
で鉛直腕12bを上昇させて中床16を介しメインフレ
ーム14を上昇させ(図2参照)、回動操作レバー19
を操作して当接レバー18をほぼ鉛直状態に立ち上がら
せた状態で、ハイロー機構における駆動源の連動機構を
逆に作動させることでハイローリンク12,12の起伏
腕12aを変位させて鉛直腕12bを下降させ、中床1
6と共にメインフレーム14を下降させる。
【0010】ある程度メインフレーム14を下げると前
記当接レバー18がメインフレーム14の下面に当接す
る。さらに前記ハイローリンク12,12の起伏腕12
aを変位させて鉛直腕12bと共に中床16を下げてい
くと、中床16は、メインフレーム14のヘッドボード
15側に回動可能に取り付けられ、前記当接レバー18
のメインフレーム14に対する当接箇所が中間部よりフ
ットボード17側に寄っていることから、メインフレー
ム14は中床16とメインフレーム14との軸止め箇所
を中心としてフットボード17側が低くなるように傾斜
変位する(図3参照)。そして、この状態で前記メイン
フレーム14が所望の傾斜状態となったときに、ハイロ
ー機構を停止させることで、展伸操作を完了することが
できる。
【0011】このように、通常のハイロー機構と、メイ
ンフレーム14と中床16と回動操作レバー19の操作
によりほぼ鉛直状態に立ち上がる当接レバー18とによ
り、簡単に展伸を行うことができるので、従来のような
切換装置は不要となり、展伸操作の後に通常のハイロー
操作を行う際に、メインフレーム、すなわちボトムを水
平状態に修正調節するというようなことは不要となる。
また、電動にあっては、頭側および脚側のハイローリン
クをそれぞれ別個に作動させるというな制御構成は不要
であり、構造の簡略化を達成することができ、コスト上
昇を抑えることができる。
【0012】
【発明の効果】以上の通り、本発明では、メインフレー
ムとハイロー機構とをメインフレームの頭側よりの位置
で回動可能に取り付けた中床を介して間接的に支持する
構成とし、通常のハイロー機構の下降動作を利用して、
フットボード側よりの位置で当接レバーをメインフレー
ムに当接させて、メインフレームをベッドの頭側が低く
なるように展伸することができるので、従来のように、
動力を頭側と脚側に切り換えるという切換装置は不要で
あり、また電動にあっては、頭側と脚側の昇降機構に対
して動作量を調節するようなモータコントロールは不要
であり、構造の簡略化が達成でき、汎用性の高い、使い
勝手の優れたベッドであるということができる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる展伸機構を備えたベッドの一例
を示す模式的な側面説明図である。
【図2】図1に示すベッドにおけるボトムを上昇させた
状態を示す模式的な側面説明図である。
【図3】図1に示すベッドを展伸させた状態を示す模式
的な側面説明図である。
【図4】従来に於ける展伸のための一つの手段である切
換装置を示した模式的な説明図である。
【符号の説明】
10 ベッド 11 基部フレーム 12 ハイローリンク 12a 起伏腕 12b 鉛直腕 13 ボトム 13a 背ボトム 13b 膝ボトム 13c 足ボトム 14 メインフレーム 15 ヘッドボード 16 中床 17 フットボード 18 当接レバー 19 回動操作レバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトムの昇降機構を備えたベッドにお
    いて、前記昇降機構は、ボトムを支えるメインフレーム
    を、メインフレームのヘッドボード側寄りに回動可能に
    取り付けた中床を介して支持する構成とし、前記メイン
    フレームにおける中間部よりフットボード側寄りの位置
    に、メインフレームの下降動作に従って所定の位置より
    下の位置に下降するのを阻止するための阻止手段を設
    け、前記昇降機構を操作してメインフレームを上昇させ
    た状態から、メインフレームの下降時に、前記阻止手段
    によりメインフレームにおける中間部よりフットボード
    側寄りの位置においてメインフレームの下降を阻止する
    ことで、メインフレームをメインフレームと中床との取
    り付け箇所を中心として変位させ、ヘッドボード側をフ
    ットボード側に比較して低く傾斜調節する構成としたこ
    とを特徴とする展伸機構を備えたベッド。
  2. 【請求項2】 基部フレームに、昇降機構を介してボ
    トムを支えるメインフレームを支持する構成としたベッ
    ドにおいて、前記昇降機構は、頭側および脚側寄りの位
    置において基部フレームに一対のハイローリンクを有し
    て、これらハイローリンクにより前記メインフレーム
    を、メインフレームのヘッドボード側寄りに回動可能に
    取り付けた中床を介して支持する構成とし、前記基部フ
    レームに、メインフレームにおける中間部よりフットボ
    ード側寄りの位置に、先端部が当接するように当接レバ
    ーを起伏可能に取り付け、この当接レバーは、回動操作
    手段により操作する構成とし、前記昇降機構を操作して
    メインフレームを上昇させた状態から、前記当接レバー
    を回動操作手段により立ち上げて、メインフレームの下
    降により、前記当接レバーの先端をメインフレームにお
    ける中間部よりフットボード側寄りの位置に当接させ、
    さらに前記メインフレームを下降させることで、ボトム
    をメインフレームと共に、ヘッドボード側をフットボー
    ド側に比較して低く傾斜調節するように構成したことを
    特徴とする展伸機構を備えたベッド。
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CN107485553A (zh) * 2017-08-08 2017-12-19 赵璐 一种新型肾内科多功能护理床

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