JP2966566B2 - 光学機器に於ける液晶パネルの取付け装置 - Google Patents
光学機器に於ける液晶パネルの取付け装置Info
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- JP2966566B2 JP2966566B2 JP3098971A JP9897191A JP2966566B2 JP 2966566 B2 JP2966566 B2 JP 2966566B2 JP 3098971 A JP3098971 A JP 3098971A JP 9897191 A JP9897191 A JP 9897191A JP 2966566 B2 JP2966566 B2 JP 2966566B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は液晶ビデオプロジェクタ
ー等の液晶パネルユニットを備えた光学機器において、
液晶パネルユニットの取付け位置を調節し、各液晶パネ
ルを通過した光を投影レンズ受光面において合成する際
に、各液晶パネルユニットについて光路長を調節し、画
像の焦点が一致したジャストフォーカスな画像を得るこ
とが出来る様にしたものである。
ー等の液晶パネルユニットを備えた光学機器において、
液晶パネルユニットの取付け位置を調節し、各液晶パネ
ルを通過した光を投影レンズ受光面において合成する際
に、各液晶パネルユニットについて光路長を調節し、画
像の焦点が一致したジャストフォーカスな画像を得るこ
とが出来る様にしたものである。
【０００２】
【従来の技術】液晶プロジェクターは図１に示す如く、
ダイクロイックミラー(20)、全反射ミラー(21)、液晶パ
ネルユニット(30)を備え、光源ランプ(10)から発射され
た白色光をＲ、Ｇ、Ｂの光に分光し、夫々を各液晶パネ
ルに通過させた後、投影レンズ(90)の受光面の位置で合
成するものである。分光され各液晶パネルユニットを通
過した光が、投影レンズの受光面の位置で正しく合成さ
れるためには、各液晶パネルユニットから受光面までの
光路長が一致していなければならない。即ち図１におい
てＡ＋Ｂ＝Ｅ＋Ｃ＋Ｄ＝Ｆ＋Ｄの関係が保たれることが
必要である。何れかの液晶パネルユニットの位置がずれ
ていると、上記関係が崩れてスクリーンに写る画像は不
鮮明となる。
ダイクロイックミラー(20)、全反射ミラー(21)、液晶パ
ネルユニット(30)を備え、光源ランプ(10)から発射され
た白色光をＲ、Ｇ、Ｂの光に分光し、夫々を各液晶パネ
ルに通過させた後、投影レンズ(90)の受光面の位置で合
成するものである。分光され各液晶パネルユニットを通
過した光が、投影レンズの受光面の位置で正しく合成さ
れるためには、各液晶パネルユニットから受光面までの
光路長が一致していなければならない。即ち図１におい
てＡ＋Ｂ＝Ｅ＋Ｃ＋Ｄ＝Ｆ＋Ｄの関係が保たれることが
必要である。何れかの液晶パネルユニットの位置がずれ
ていると、上記関係が崩れてスクリーンに写る画像は不
鮮明となる。
【０００３】従来は図９に示す如く、コンデンサーレン
ズ(31)、液晶パネル(70)、入口側及び出口側偏光板を具
えた液晶パネルユニット(30)の取付けブラケット(33)を
上下のシャーシへ取付ける際、シャーシとブラケットの
一方にはブラケット中央部に光軸と直交する方向の長孔
(52)及びその両側に光軸と平行な一対の長孔(55)を開設
し、中央の長孔(52)に嵌めた偏心ピン(34)の調節を行な
ってユニット(30)を光軸方向に移動させると共に、偏心
ピン(34)を中心にしてブラケット(33)を手操作で長孔(5
5)の範囲で左右に傾け、液晶ユニット(30)の光路長を決
めると共に光軸に対し直交するように配置し、セットビ
ス(35)を締めてシャーシへ固定していた。
ズ(31)、液晶パネル(70)、入口側及び出口側偏光板を具
えた液晶パネルユニット(30)の取付けブラケット(33)を
上下のシャーシへ取付ける際、シャーシとブラケットの
一方にはブラケット中央部に光軸と直交する方向の長孔
(52)及びその両側に光軸と平行な一対の長孔(55)を開設
し、中央の長孔(52)に嵌めた偏心ピン(34)の調節を行な
ってユニット(30)を光軸方向に移動させると共に、偏心
ピン(34)を中心にしてブラケット(33)を手操作で長孔(5
5)の範囲で左右に傾け、液晶ユニット(30)の光路長を決
めると共に光軸に対し直交するように配置し、セットビ
ス(35)を締めてシャーシへ固定していた。
【０００４】上記の調節構造は、偏心ピン(34)に対し、
手操作によってユニット(30)を傾ける方式であるから熟
練が必要であり、調節操作は困難であった。しかも下シ
ャーシへの取付け調節は、一旦上シャーシを外してから
行なうから、操作に手間が掛った。
手操作によってユニット(30)を傾ける方式であるから熟
練が必要であり、調節操作は困難であった。しかも下シ
ャーシへの取付け調節は、一旦上シャーシを外してから
行なうから、操作に手間が掛った。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は偏心ピン(34)
を中心にして液晶パネルユニットの取付け位置調節をド
ライバーの如く先端が扁平な工具を用いて容易に行なう
ことが出来る装置を提供するものである。
を中心にして液晶パネルユニットの取付け位置調節をド
ライバーの如く先端が扁平な工具を用いて容易に行なう
ことが出来る装置を提供するものである。
【０００６】更に本発明の目的とする点は、上下の取付
けブラケット(33)(56)に対し、シャーシを外さずにシャ
ーシの外側の同一方向から夫々のブラケットの取付け位
置調節を簡易に行なうことが出来る装置を提供すること
にある。
けブラケット(33)(56)に対し、シャーシを外さずにシャ
ーシの外側の同一方向から夫々のブラケットの取付け位
置調節を簡易に行なうことが出来る装置を提供すること
にある。
【０００７】
【構成】液晶パネルユニット(30)を上下シャーシ(50)(5
1)へ取付けるためにユニットの上下部からブラケット(3
3)(56)を突設し、各ブラケット(33)(56)は上下シャーシ
(50)(51)へ光軸方向へ移動可能に取付け、少なくとも一
方のブラケット(33)は光軸を挟んで両側に切込み(36)(3
6)を夫々施し、シャーシ(51)には切込み(36)の外方に対
向して受部(53)を配備している。他方のブラケット(56)
は前記ブラケット(33)と同様に光軸の両側において切込
み(36)(36)を施すと共にシャーシ(52)は切込みの外方の
対向位置に夫々受部(54)(54)を配備している。
1)へ取付けるためにユニットの上下部からブラケット(3
3)(56)を突設し、各ブラケット(33)(56)は上下シャーシ
(50)(51)へ光軸方向へ移動可能に取付け、少なくとも一
方のブラケット(33)は光軸を挟んで両側に切込み(36)(3
6)を夫々施し、シャーシ(51)には切込み(36)の外方に対
向して受部(53)を配備している。他方のブラケット(56)
は前記ブラケット(33)と同様に光軸の両側において切込
み(36)(36)を施すと共にシャーシ(52)は切込みの外方の
対向位置に夫々受部(54)(54)を配備している。
【０００８】
【作用】液晶パネルユニットをシャーシ(50)(51)へ取付
ける際、光軸方向へユニット(30)を前後移動させ、光路
長が所定条件に略適合するように設定する。次にマイナ
スドライバーの如く先端が扁平な工具(1)を図７に示す
如く、シャーシの受部(53)とブラケットの切込み(36)に
嵌め、工具(1)の捩り操作によって液晶パネルユニット
を回転することが出来る。工具(1)を上シャーシ(51)の
受部(53)の孔を通して下シャーシ(50)まで降ろし、工具
(1)の先端を下ブラケットの切込み(36)と下シャーシに
設けた受部(54)の凹みに同時に嵌め、工具を捩り操作す
ることによって液晶パネルユニットの光軸に対する向き
を調節出来る。左右の調節が互いに逆向きで同一量であ
るときは、ブラケットは光軸方向へ並進し、調節量が異
なれば左又は右向きを傾けることが出来る。上ブラケッ
トと下ブラケットについて夫々同様な操作を行なうこと
により、液晶パネル(70)の全面について光路長を一定値
に調節できるのである。
ける際、光軸方向へユニット(30)を前後移動させ、光路
長が所定条件に略適合するように設定する。次にマイナ
スドライバーの如く先端が扁平な工具(1)を図７に示す
如く、シャーシの受部(53)とブラケットの切込み(36)に
嵌め、工具(1)の捩り操作によって液晶パネルユニット
を回転することが出来る。工具(1)を上シャーシ(51)の
受部(53)の孔を通して下シャーシ(50)まで降ろし、工具
(1)の先端を下ブラケットの切込み(36)と下シャーシに
設けた受部(54)の凹みに同時に嵌め、工具を捩り操作す
ることによって液晶パネルユニットの光軸に対する向き
を調節出来る。左右の調節が互いに逆向きで同一量であ
るときは、ブラケットは光軸方向へ並進し、調節量が異
なれば左又は右向きを傾けることが出来る。上ブラケッ
トと下ブラケットについて夫々同様な操作を行なうこと
により、液晶パネル(70)の全面について光路長を一定値
に調節できるのである。
【０００９】
【効果】本発明は、シャーシの外方からドライバーのご
とき先端が扁平な工具を用いて、ブラケット(33)とシャ
ーシ(51)の夫々に形成した切込み(36)および受け孔(53)
を利用して精密な調節を行なうことが出来、熟練を必要
としない。さらに上パネルの受部の孔から工具を更に押
し入れ、下側シャーシ迄伸すと、同様な操作で下側ブラ
ケット(56)の傾きを調節出来、上シャーシを取り外す事
なく、且つ上ブラケットの調節と同じ側から下ブラケッ
トの取付調節が出来るから、調節及び取付操作が、きわ
めて容易となる。
とき先端が扁平な工具を用いて、ブラケット(33)とシャ
ーシ(51)の夫々に形成した切込み(36)および受け孔(53)
を利用して精密な調節を行なうことが出来、熟練を必要
としない。さらに上パネルの受部の孔から工具を更に押
し入れ、下側シャーシ迄伸すと、同様な操作で下側ブラ
ケット(56)の傾きを調節出来、上シャーシを取り外す事
なく、且つ上ブラケットの調節と同じ側から下ブラケッ
トの取付調節が出来るから、調節及び取付操作が、きわ
めて容易となる。
【００１０】
【望ましい実施例の説明】本発明に於いて液晶パネルユ
ニットは、図２及び図３に示す通りコンデンサーレンズ
(31)及び入口側偏光板(46)を具え上下のシャーシへ取付
けるべき固定側ユニットと、液晶パネル(70)及び出口側
偏光板(71)を具え前記固定側ユニットとの間に設けたパ
イロットピン(68)と受孔(73)を嵌めることによって、固
定側ユニットの着脱可能に取付け出来る着脱側ユニット
とに分れている。
ニットは、図２及び図３に示す通りコンデンサーレンズ
(31)及び入口側偏光板(46)を具え上下のシャーシへ取付
けるべき固定側ユニットと、液晶パネル(70)及び出口側
偏光板(71)を具え前記固定側ユニットとの間に設けたパ
イロットピン(68)と受孔(73)を嵌めることによって、固
定側ユニットの着脱可能に取付け出来る着脱側ユニット
とに分れている。
【００１１】固定側ユニットは、コンデンサーレンズ(3
1)及び入口側偏光板(46)を具えたレンズ取付け枠(32)を
スペーサー(37)を介して固定枠(40)へ止め、該固定枠(4
0)に対し、可動枠(60)を固定枠の平面と平行な面内に上
下、左右への移動及び回転が出来るように取付けたもの
である。レンズ取付け枠(32)は、上下部をシャーシ(50)
(51)と平行に屈曲してブラケット(33)(56)を形成してい
る。上ブラケット(33)には、図６に示した公知のとおり
中央より偏心ネジ(34)及び光軸を挟んで偏心ネジの両側
に夫々ネジ孔(35)を設け、上シャーシ(51)には、偏心ネ
ジ(34)及びネジ孔(35)に対応して夫々光軸と直交方向に
伸びる長孔(52)及び光軸と平行な一対の長孔(55)を夫々
開設し、偏心ネジ(34)を長孔(52)に嵌め、長孔(55)を通
してネジ孔(35)へ夫々セットネジ(38)を通し、上ブラケ
ット(33)を上シャーシ(51)へ固定している。
1)及び入口側偏光板(46)を具えたレンズ取付け枠(32)を
スペーサー(37)を介して固定枠(40)へ止め、該固定枠(4
0)に対し、可動枠(60)を固定枠の平面と平行な面内に上
下、左右への移動及び回転が出来るように取付けたもの
である。レンズ取付け枠(32)は、上下部をシャーシ(50)
(51)と平行に屈曲してブラケット(33)(56)を形成してい
る。上ブラケット(33)には、図６に示した公知のとおり
中央より偏心ネジ(34)及び光軸を挟んで偏心ネジの両側
に夫々ネジ孔(35)を設け、上シャーシ(51)には、偏心ネ
ジ(34)及びネジ孔(35)に対応して夫々光軸と直交方向に
伸びる長孔(52)及び光軸と平行な一対の長孔(55)を夫々
開設し、偏心ネジ(34)を長孔(52)に嵌め、長孔(55)を通
してネジ孔(35)へ夫々セットネジ(38)を通し、上ブラケ
ット(33)を上シャーシ(51)へ固定している。
【００１２】下ブラケット(56)は図８に示した公知のと
おり、光軸と直交方向に伸びる長孔(57)及び光軸を挟ん
で長孔(57)の両側に光軸方向に伸びる一対の長孔(59)を
夫々開設し、上ブラケット(33)に形成した３つの丸孔(3
9)から工具を挿入して、偏心ネジ(58)の調節及び長孔(5
9)へセットネジ(43)の取り付けを夫々行なう。
おり、光軸と直交方向に伸びる長孔(57)及び光軸を挟ん
で長孔(57)の両側に光軸方向に伸びる一対の長孔(59)を
夫々開設し、上ブラケット(33)に形成した３つの丸孔(3
9)から工具を挿入して、偏心ネジ(58)の調節及び長孔(5
9)へセットネジ(43)の取り付けを夫々行なう。
【００１３】上ブラケット(33)は、図６及び図７に示す
如く両側にＶ字状の切込み(36)を形成すると共に、上シ
ャーシ(51)には、切込み(36)との対応位置にＶ字状の切
込みと矩形部を有する受部(53)を打抜き開設している。
受部(53)の切込みとブラケットのＶ字状切込み(36)は、
図７に示す通り、マイナスドライバー等の先端が扁平な
工具を当て、捩り操作する事によって、ブラケット(33)
は偏心ピン(34)を支点に回すことができる。レンズ取付
け枠(32)を正しく光軸と直交する向きに合わせた後、セ
ットビス(38)を締めて固定する。
如く両側にＶ字状の切込み(36)を形成すると共に、上シ
ャーシ(51)には、切込み(36)との対応位置にＶ字状の切
込みと矩形部を有する受部(53)を打抜き開設している。
受部(53)の切込みとブラケットのＶ字状切込み(36)は、
図７に示す通り、マイナスドライバー等の先端が扁平な
工具を当て、捩り操作する事によって、ブラケット(33)
は偏心ピン(34)を支点に回すことができる。レンズ取付
け枠(32)を正しく光軸と直交する向きに合わせた後、セ
ットビス(38)を締めて固定する。
【００１４】レンズ取付け枠(32)にはスペーサ(37)を介
して固定枠(40)が一体的に取付けられている。該固定枠
(40)に対して可動枠(60)が固定枠の平面と平行に上下
動、左右動、回転が可能に取付けられる。固定枠(40)に
対する可動枠(60)の取付けは、図４に示す通り、可動枠
の四隅に設けた大形孔へワッシャー(44)を介して取付け
ピンを通し、押え板(45)によって抜止めを施し、可動枠
(60)は大形孔の範囲で固定枠(40)と平行な面内で自由に
動きうる。
して固定枠(40)が一体的に取付けられている。該固定枠
(40)に対して可動枠(60)が固定枠の平面と平行に上下
動、左右動、回転が可能に取付けられる。固定枠(40)に
対する可動枠(60)の取付けは、図４に示す通り、可動枠
の四隅に設けた大形孔へワッシャー(44)を介して取付け
ピンを通し、押え板(45)によって抜止めを施し、可動枠
(60)は大形孔の範囲で固定枠(40)と平行な面内で自由に
動きうる。
【００１５】移動枠の上部に突片(63)を固定枠上方へ突
設し、中央に光軸方向の長孔(64)を開設すると共に、固
定枠(40)の上部には偏心ピン(42)を突設して可動枠の長
孔(64)へ嵌めている。更に図５の如く可動枠の突片(63)
と取付け用ブラケット(33)との間に圧縮バネ(78)を配備
し、突片(63)を押上げ付勢すると共に、押えネジ(65)を
螺合し、バネ(78)に抗して突片(63)を押し下げている。
可動枠(60)は偏心ピン(42)を回転操作する事によって横
方向へ移動出来る。又左右の押えネジ(65)(65)を捩じ込
み操作する事によって圧縮バネ(78)に抗して可動枠を押
し下げ出来るから、左右の押し下げネジの調節によって
可動枠(60)は真直ぐな上下移動、あるいは左右への回転
移動調節が出来る。
設し、中央に光軸方向の長孔(64)を開設すると共に、固
定枠(40)の上部には偏心ピン(42)を突設して可動枠の長
孔(64)へ嵌めている。更に図５の如く可動枠の突片(63)
と取付け用ブラケット(33)との間に圧縮バネ(78)を配備
し、突片(63)を押上げ付勢すると共に、押えネジ(65)を
螺合し、バネ(78)に抗して突片(63)を押し下げている。
可動枠(60)は偏心ピン(42)を回転操作する事によって横
方向へ移動出来る。又左右の押えネジ(65)(65)を捩じ込
み操作する事によって圧縮バネ(78)に抗して可動枠を押
し下げ出来るから、左右の押し下げネジの調節によって
可動枠(60)は真直ぐな上下移動、あるいは左右への回転
移動調節が出来る。
【００１６】着脱側ユニットは、液晶パネル取付け枠の
上下に突片(74)(72)を突設し、下突片(72)は、可動枠に
設けたパイロットピン(68)の位置に合せて受孔(73)を開
設している。上突片(74)には、可動枠上の上突片(63)に
設けたダボ（半球状の小突起)(66)及び取付け用ネジ孔
(69)に対応して、受け孔(75)及び貫通孔(76)を開設して
いる。
上下に突片(74)(72)を突設し、下突片(72)は、可動枠に
設けたパイロットピン(68)の位置に合せて受孔(73)を開
設している。上突片(74)には、可動枠上の上突片(63)に
設けたダボ（半球状の小突起)(66)及び取付け用ネジ孔
(69)に対応して、受け孔(75)及び貫通孔(76)を開設して
いる。
【００１７】着脱部ユニットと固定部ユニットの結合
は、上シャーシに開設した開口部から着脱部ユニットを
降ろして下方のパイロットピン(68)に受孔(73)を嵌めた
後、着脱部ユニットを起こして突片(74)を可動枠上へ重
ねる。受孔(75)はダボ(66)に嵌って位置決めが出来るか
ら、貫通孔(76)上からセットビスを通し可動枠のネジ孔
(69)へ螺合し、両ユニットを一体的に結合出来るのであ
る。液晶パネル(70)及び出口側偏光板(71)は、可動枠(6
0)に一体的に固定されているから、偏心ネジ(42)による
可動枠の左右方向の移動は液晶パネル(70)を光軸に対し
て微少量水平移動させ、スクリーン上に投影される画像
のコンバージェンスを調節出来る。可動枠上の左右の押
えネジ(65)を調節して可動枠(65)を左又は右へ傾ける事
によって、出口側偏光板(71)を入口側偏光板(46)に対し
て偏光方向が直光するように調節出来る。更に左右の押
えねじ(65)を同じ量調節することによって液晶板を上下
移動し、スクリーンに投影される画像のコンバージェン
スを改善できる。
は、上シャーシに開設した開口部から着脱部ユニットを
降ろして下方のパイロットピン(68)に受孔(73)を嵌めた
後、着脱部ユニットを起こして突片(74)を可動枠上へ重
ねる。受孔(75)はダボ(66)に嵌って位置決めが出来るか
ら、貫通孔(76)上からセットビスを通し可動枠のネジ孔
(69)へ螺合し、両ユニットを一体的に結合出来るのであ
る。液晶パネル(70)及び出口側偏光板(71)は、可動枠(6
0)に一体的に固定されているから、偏心ネジ(42)による
可動枠の左右方向の移動は液晶パネル(70)を光軸に対し
て微少量水平移動させ、スクリーン上に投影される画像
のコンバージェンスを調節出来る。可動枠上の左右の押
えネジ(65)を調節して可動枠(65)を左又は右へ傾ける事
によって、出口側偏光板(71)を入口側偏光板(46)に対し
て偏光方向が直光するように調節出来る。更に左右の押
えねじ(65)を同じ量調節することによって液晶板を上下
移動し、スクリーンに投影される画像のコンバージェン
スを改善できる。
【００１８】液晶パネル(70)の交換は、取付け時の操作
を逆方向に辿ればよく、まずセットネジ(77)を外してユ
ニットを後へ傾け、受孔(75)をダボ(66)から外す。その
ままユニットを上方へ引上げればシャーシの外側へ取り
出し出来るのである。
を逆方向に辿ればよく、まずセットネジ(77)を外してユ
ニットを後へ傾け、受孔(75)をダボ(66)から外す。その
ままユニットを上方へ引上げればシャーシの外側へ取り
出し出来るのである。
【００１９】本発明の実施に際しては上記実施例に限定
される事はなく、特許請求の範囲に記載の範囲で設計変
更は可能である。たとえばレンズ取付け枠の下ブラケッ
ト(56)上へ切込みを有するブロックを取付け、下シャー
シ(50)には該ブロックに対応してＶ字状受孔を打抜き開
設しても良い。又、シャーシとブラケットとの間に形成
した長孔及び偏心ピンは例えば、上シャーシ(51)に偏心
ピン、取付けブラケット(33)に長孔を開設する事によっ
てシャーシ上の偏心ピンの操作によりレンズ取付け枠(3
2)を光軸方向に移動調整出来る事は当然である。
される事はなく、特許請求の範囲に記載の範囲で設計変
更は可能である。たとえばレンズ取付け枠の下ブラケッ
ト(56)上へ切込みを有するブロックを取付け、下シャー
シ(50)には該ブロックに対応してＶ字状受孔を打抜き開
設しても良い。又、シャーシとブラケットとの間に形成
した長孔及び偏心ピンは例えば、上シャーシ(51)に偏心
ピン、取付けブラケット(33)に長孔を開設する事によっ
てシャーシ上の偏心ピンの操作によりレンズ取付け枠(3
2)を光軸方向に移動調整出来る事は当然である。
【図１】液晶プロジェクターの平面図である。
【図２】着脱側ユニット及び固定側ユニットを互にはず
した状態の斜面図である。
した状態の斜面図である。
【図３】同上の縦断面図である。
【図４】シャーシに液晶パネルユニットを取付けた状態
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図５】液晶パネルユニットの正面図である。
【図６】液晶パネルユニットの平面図である。
【図７】取付けブラケットの切込み部分の拡大平面図で
ある。
ある。
【図８】図４の８−８線に沿う断面図である。
【図９】従来例の液晶パネルユニットの平面図である。
(１) 工具 (30) 液晶パネルユニット (32) レンズ取付け枠 (33) 取付け用ブラケット (36) 切込み (50) 下シャーシ (51) 上シャーシ (52) 長孔 (53) 受け部 (60) 可動枠 (70) 液晶パネル (71) 出口側偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G02F 1/13 505 G02F 1/1335 G02B 7/00 G02B 27/62
Claims (2)
- 【請求項１】 コンデンサーレンズ(31)、入口側偏光板
(46)、液晶パネル(70)、出口側偏光板(71)を備えた液晶
パネルユニットを、上下の取付け用ブラケット(33)(46)
によって上下のシャーシ(50)(51)へ夫々位置調節可能に
取付けた光学機器に於て、一方のブラケット(33)は中央
部をシャーシ(51)へ枢止すると共に、光軸を挟んだ両側
において取付けブラケット(33)の両側に夫々切込み(36)
を施し、シャーシはブラケット(33)の切込み(36)の外側
に対向して夫々切込みを有する受部(53)を備えたことを
特徴とする光学機器に於ける液晶パネルの取付け装置。 - 【請求項２】 液晶パネルの上下の各ブラケット(33)(5
6)は、中央部を上下のシャーシ(50)(51)へ夫々枢止する
と共に、光軸を挟んだ両側において夫々切込み(36)(36)
を形成し、上下シャーシ(50)(51)には該切込み(36)の外
方に対向して夫々切込みを有する受部(53)(54)を備えて
いる特許請求の範囲第１項の装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP3098971A JP2966566B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 光学機器に於ける液晶パネルの取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP3098971A JP2966566B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 光学機器に於ける液晶パネルの取付け装置 |
Publications (2)
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| JPH05203900A JPH05203900A (ja) | 1993-08-13 |
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Family
ID=14233931
Family Applications (1)
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| JP3098971A Expired - Fee Related JP2966566B2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | 光学機器に於ける液晶パネルの取付け装置 |
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| JP (1) | JP2966566B2 (ja) |
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- 1991-04-30 JP JP3098971A patent/JP2966566B2/ja not_active Expired - Fee Related
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