JP2963770B2 - ピッチ抑制のためのカオリン粘土処理方法及び処理された粘土 - Google Patents

ピッチ抑制のためのカオリン粘土処理方法及び処理された粘土

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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、製紙工程中、ピッチを吸着し、それによっ
てピッチの付着を抑制するカオリン粘土の能力を向上す
るためにカオリン粘土を処理即ち性能向上させるための
改良された方法に関する。本発明は、また化学的に処理
された粘土の外、その処理された粘土を製紙工程中のピ
ッチ付着抑制又は陰イオン性廃物を除去するのに用いる
こと、及びその処理粘土の製造方法にも関する。
〔背景技術〕
同じ譲受け人に譲渡されているハイダー(Hyder)そ
の他による米国特許第4,927,465号明細書に説明されて
いるように、紙を製造する時のパルプミルの操作中に反
復して起きる問題の一つは、操作中に付着するピッチの
抑制である。ピッチは、製紙工程中に木材の抽出部分か
ら発生する種々の組成の樹脂状粘着性物質である。ピッ
チは、脂肪酸及びロジン酸及びそれらの対応するカルシ
ウム、マグネシウム、及びナトリウムの塩からなると報
告されている。ピッチは、紙料中の化学変化がそれを凝
集させるまで分散状態で存在し、スクリーン、ベルト、
又は他の製紙機械の表面に付着する。これは紙に穴又は
傷を与え、清浄にするために費用の掛かる中断を与える
結果になる。ピッチ問題によって起こされる製造損失の
ために製紙工業は年間3000万ドルの損失を受けているこ
とが報告されている。これらの問題に対処するため種々
の手段が取られているが、今日までの所、最も効果的な
手段はピッチを吸着するタルクを使用し、それによって
凝集及び後の付着を抑制することである。タルク・ピッ
チ複合体は、最終生成物の一部分として保持され、その
ためその存在からは何等問題は起きない。この問題につ
いてのギル(Gill)による検討は、Pulp Processing,Vo
l.48,No.9,August(1974)p.104に記載されている。更
に、St.レジス(Regis)製紙会社のアルバートR.カイザ
ー(Albert R.Kaiser)による出版物、Tappi Conferenc
e Paper:Alkaline Pulping Test,1976に、「ピッチ付着
抑制のためのタルクの使用」(The Use of Talc to Con
trol Pitch Deposition)pp.133−134に記載されてい
る。
しかし、ピッチ付着抑制剤としてタルクを使用するこ
とは、タルクの価格のため高価になり、そのためそのよ
うなピッチ付着抑制効率を増大すると同時に、工程操作
のコスト節約を増大する必要がある。
〔発明の要旨〕
本発明の目的は、製紙工程中のピッチ抑制剤を、粗カ
オリン粘土をアルミニウムクロルハイドレート(alumin
um chlorhydrate)で、他の処理用薬品を入れずに処理
することによって与え、特定の工程条件を用いることに
より、従来可能であったものよりも大きな性能対価格比
の利点をもって慣用的製紙方法の場合と同等の結果を得
ることにある。
本発明のアルミニウムクロルハイドレート処理粘土
は、ピッチ残留物を構成する脂肪酸及びロジン酸を静電
的引力によって吸着することによりピッチを制御する働
きをする。脂肪酸及びロジン酸は負に帯電したカルボン
酸基を有するが、アルミニウムクロルハイドレート処理
粘土は陽イオン帯電性を示す。このイオン反応により粘
土・ピッチ複合体を生じ、それが最終的にシート中の填
料顔料となる。従って、これらの処理粘土の陽イオン帯
電性は、湿潤最終製紙装置中のピッチを吸着するそれら
の能力にとって最も重要なものである。それらの正の表
面電位の大きさ及び電荷が零になる点は、本発明の生成
物にとって両方共重要な帯電特性である。
処理薬品、アルミニウムクロルハイドレートは、活性
酸化物式Al2(OH)5Cl・2H2Oを有し、これは、レヘイス
・ケミカル(Reheis Chemical)によりクロルヒドロル
(Chlorhydrol)(登録商標名)として、またサミット
・リサーチ・ラボラトリーズ(Summit Research Labs)
によりスマクロール(Sumachlor)(登録商標名)とし
て、また他の業者により市販されている。市販されてい
るクロルヒドロルは透明で無色の50%活性溶液であり、
そのままの形で本発明で用いるのに好ましいが、他の物
理的薬剤形態のものをカオリン処理に用いることもでき
る。製造コストが低いと言う場合、それは、同じ薬品投
与量でピッチ抑制粘土が、抑制に関して同等であること
を意味する。この方法は、処理用薬品アルミニウムクロ
ルハイドレートにより粘土の一層均質な表面被覆を与え
る。還元すれば粘土と処理用薬品との一層よい混合が達
成される。
本発明の更に別の目的は、粘土生産速度とは無関係な
やり方で、混合度を調節することができる固体/液体混
合機を用いることである。混合法は、良好な混合を行う
ため、水分を追加せずに、同時のピッチ抑制性を持つ粘
土を生ずる一組の混合装置を用いることを含んでいる。
例えば、採鉱時に18〜22重量%の水分を含む粗粘土から
出発して、処理中付加的水を追加する必要はない。
本発明の更に別の目的は、処理薬品と粘土とを、他の
生成物特性を得るのに必要な他の処理工程と両立するや
り方で混合することに関する。これに関連して、最終的
生成物は、採鉱したままの粗粘土中に存在する予め定め
られた量の粗粒子(grit)を除去する工程又は技術によ
って満足されなければならない粒度仕様を有する。粗粒
子は、ここでは殆ど石英である+325メッシュの残留物
として定義する。粗粒子を除去するために、ここではア
ルミニウムクロルハイドレートで処理する前に粗粘土を
脱粒する必要はない方法を用いることを目的としてい
る。むしろ本方法は、本来、アルミニウムクロルハイド
レートで処理した粘土を脱粒することができる。
本発明の重要な目的は、カオリン粘土のピッチ抑制剤
としてのその役割を向上させるアルミニウムクロルハイ
ドレートの能力に対し、それを逆にする又は無にする効
果を有するか、又はその疑いのある処理用薬品は全く使
用しない方法を与えることである。例えば、陰イオン性
分散剤は、水洗粘土を処理するのに一般に用いられてい
るが、アルミニウムクロルハイドレートとイオン的に反
応し、その陽イオン電荷を中和することによりそれを効
果のないものにする。しかし、本方法は、アルミニウム
クロルハイドレートの表面電荷を妨害することなく独立
に変化させ、それによって粘土粒子に大きな正のζ電位
(ゼータ電位)又は表面電荷を生じさせる。
本発明の更に別の目的は、粗カオリン粘土のアルミニ
ウムクロルハイドレート処理によって、pH4〜5で一層
正方向のζ電位を有するのみならず、従来法で処理され
た粘土よりも電荷0の点で一層大きなpH値を示す陽イオ
ン性粘土生成物を製造する方法を与えることにある。
更に別な目的は、中性か、又は僅かにアルカリ性の湿
潤最終製紙条件下と同様、酸性条件下でピッチを抑制す
る能力を有する処理された陽イオン性粘土生成物を製造
する方法を与えることにある。中性又は僅かにアルカリ
性の製紙条件下でのピッチ抑制は、従来法の処理粘土で
は与えられていない。なぜなら、それらのpHでは負の表
面帯電特性を有するからである。
本発明の更に別の目的は、製紙ミル中に存在する白水
系から陰イオン性廃物を除去することができる大きな陽
イオン電荷を有する処理粘土生成物を与えることであ
る。そのような陰イオン性廃物は、一般にラテックス及
び他の結合剤からなり、それらは製紙工程中の被覆損紙
から生ずるものである。この陰イオン性廃物は、本発明
の処理粘土がピッチを吸着するのと全く同じやり方で除
去される。
従来法を調べることによって明らかになるように、本
発明は、幾つかの米国特許の組合せに対する改良を含ん
でいる。グリロ(Grillo)その他による米国特許第3,80
7,702号明細書では、主題は、「ピン混合機(pin mixe
r)」と呼ばれる装置を含んでいる。逆に本発明は、今
述べた装置部分以外の方法に関する。ピン混合機は本発
明の好ましい態様で用いられているが、本発明の新規性
を構成する方法の別の特徴が存在する。本発明の新規な
特徴を表すのは、本質的に未乾燥の塊状粗粘土を使用す
るような、これらの他の特徴とピン混合機との組合せで
ある。また、用いることができるピン混合機以外の混合
機も存在する。例えば、固体混合の当業者は、ピン混合
機に対する適当な代替物として、パドルミキサー、ベペ
ックス・タービュライザー(Bepex Turbulizer)、又は
リボンブレンダーを考えるであろう。
グリロによる米国特許第4,186,224号明細書では、発
明者は粘土と必要な薬剤とを混合するためにピン混合機
を使用することを含めた或る化学的に処理された粘土を
製造する方法に関与している。しかし、それら薬品は疎
水性有機物質であり、従って、その方法の必須の部分と
して溶媒を必要とする。また、粘土はその有機溶媒と薬
品を受け入れ、それらと良く混合するためには乾燥して
いなければならない。一方、本発明は、前に本発明の目
的で示したように、粗粘土及びその天然産水分と一緒に
操作することができる。グリロの米国特許第4,186,224
号は、その操作の諸工程を遂行するのにピン混合機を使
用することに関するが、本発明は、発明としてピン混合
機自体を使用することに関するものではない。
ハイダーその他による米国特許第4,927,465号明細書
に比較的最近の発明が記載されている。この特許は、化
学処理のための出発材料として乾燥粘土又は粘土スラリ
ーを使用することに関する。薬品と粘土とを混合する必
須の工程中、粘土は依然として乾燥又はスラリーの一方
又は両方の形態をしている。一方、ここでの発明では、
出発粘土はその最初の未乾燥状態の塊状粗粘土であり、
それを薬品と混合する。この方法の生成物の改良点は、
水分、混合度、薬品投与量、薬品濃度、粗粘土の選択、
及び粘土塊の大きさを組合せたパラメーターの制御にあ
る。これらの工程条件の改良により、上記ハイダーその
他による特許の請求の範囲が目的とするものよりも一層
良好な性能特性を有する処理粘土生成物を与える結果に
なる。時に、表面正電荷が増大した処理粘土生成物を、
本発明の方法により製造する。表面電荷は、全ての固体
及び液体の界面又は表面中に存在する電位であるζ電位
としてmVで測定される。
ハイダーその他による上記米国特許第5,037,508号の
分割特許は、アルミニウムクロルハイドレート処理した
カオリン粘土又はハイドロタルサイト(hydrotalcite)
処理カオリン粘土を用いた製紙工程でピッチを吸着させ
る方法を特許請求している。本発明は、前に説明したよ
うに、出発材料として未乾燥塊状粗粘土を用いることに
対して適用されるが、引用した特許は、乾燥又はスラリ
ーにした粘土を用いることを含んでいる。
ハイダーその他による二つの特許の好ましい態様とし
て、アルミニウムクロルハイドレートを添加する前に粘
土に最小限の量の陰イオン性分散剤〔0.1〜0.15%のカ
ロゲン(Calgon)(商標名)〕を添加する。本発明で
は、それとは反対に、分散剤は不必要である。更に、ハ
イダーその他による二つの特許では、特許請求の範囲は
アルミニウムクロルハイドレートの量を0.5〜1.5の活性
重量%(active wt.%)の範囲に限定している。一方本
発明では、粘土を処理する方法は、一層広い有用な範囲
のアルミニウムクロルハイドレート処理を可能にしてい
る。その示した一層広い範囲を実施例は裏付けており、
それは本発明に反映されている。
図面の簡単な説明 次に本願の図面を参照する。図中、 図1は、0〜5%活性処理量(active treatmentleve
l)のアルミニウムクロルハイドレートを含有するエア
フロート微粒硬質粘土の非常に薄いスラリーについての
pHに対してプロットしたζ電位(mV)を示す。
図2Aは、効果的なピッチ抑制生成物を得るための本発
明の方法で最も有用な種類の粘土供給原料を規定する手
段として、幾つかの未処理粘土についてのζ電位(mV)
を示す。
図2Bは、2.0%の活性アルミニウムクロルハイドレー
トで表面処理された図2Aと同じ粘土についてのζ電位
(mV)を示す。
図2Cは、粗粘土及び水洗浄粘土の両方について、2.0
%活性アルミニウムクロルハイドレート処理をした、又
はしないジョージア微粒粘土を示す。
図3は、南カロライナ・エアフロート硬質粘土(AF硬
質)と、東ジョージア水洗微粒粘土(WW EGa)の、未
処理及び2.0%活性アルミニウムクロルハイドレート処
理粘土の両方についてのζ電位の比較を示す図であり、
そして 図4は、本発明の処理粘土の好ましい製造方法の工程
図である。
〔好ましい態様についての説明〕
本発明は、1)カオリン粘土の化学的変性を改良する
方法、2)改良された粘土、3)前記変性粘度を、製紙
工業のピッチ抑制又は陰イオン性廃物除去のための薬剤
として用いること、及び4)前記変性粘土の製造方法に
関する。カオリン粘土は、従来はマグネシムウとアルミ
ニウムの二重結合水酸化物との反応(ハイダーその他に
よる米国特許第4,927,465号)により改良され、アルミ
ニウムクロルハイドレート(クロルヒドロル)又はヒド
ロタルサイトにより変性されていたが、本発明では、前
に記載されているものとの比較として、改良された変性
カオリンを与える。
米国の南東部分全体に亙って、カオリン粘土が採掘さ
れ、種々の工業で使用するために処理されている。中部
ジョージア白亜粘土及び東ジョージア第三紀粘土のよう
に、それが得られる地域によって特定の粘土が指定され
ている。本発明は、そのような粘土の全てのピッチ抑制
特性を改良することに関する。
特に、本発明のピッチ抑制のための改良されたカオリ
ン粘土を製造するための方法は、粗微粒カオリン粘土を
塊状のまま、ベルト及び(又は)スクリューコンベアー
によってその鉱物を輸送することができるような水分量
で処理することを含んでいる。塊状粘土を、機械的粉砕
機又は粉砕ミルによって小さな粒子へ粉砕する。そのよ
うに粉砕した鉱物を、処理用薬品、アルミニウムクロル
ハイドレートを同時に混合機へ添加して制御された仕方
で混合機中へ運びこむ、次にそれを完全に混合して処理
用薬品と粘土とを混合し、均一な表面変性を達成する。
もし必要ならば、処理した鉱物を、出荷及び(又は)
製品仕様を達成するのに適した水分含有量まで乾燥す
る。乾燥した処理鉱物を、制御された微細度まで更に粉
砕し、望ましくない粗い粒子を乾燥粉砕した鉱物から空
気分粒型の分離を用いて除去する。制御された量の粗い
粒子を製品中に残留させることも可能である。
本発明は、塊状粗鉱物から出発し、連続的方式で行う
のが好ましい。従って、鉱物及び薬品が混合装置内に入
る速度は、混合機から処理された鉱物が出る速度と本質
的に同じである。塊状鉱物は部分的乾燥を必要とする場
合、回転乾燥機のような乾燥装置を用いることによって
それを達成することができる。塊状鉱物を機械的に粉砕
又は細分化するためには、ハンマーミル又はチェインミ
ル(chain mill)の装置を選択することができる。一
方、カオリンと処理用薬品とを混合するためには、ピン
混合機が好ましいが、前に述べたように、パドルミキサ
ー、ベペックス・タービュライザー、又はリボン混合機
も用いることができる。粉砕した鉱物を混合機へ制御し
たやり方で運ぶために、重量減少(loss−in−weight)
供給機、又は秤量ベルト供給機が一般に用いられてい
る。
塊状粗材料中の水分の濃度を、上で述べたように、粉
砕機と混合機との間の点に設置されたイン・ライン水分
装置を用いて調節する。処理された材料を、回転乾燥機
及び(又は)フラッシュ乾燥機を用いることにより更に
乾燥してもよい。特に好ましい態様として、乾燥装置、
粉砕装置、及び空気分粒装置を、レイモンド・ローラー
・ミル(Raymond Roller mill)又はレイモンド・IMP・
ミルのように、一台の装置中に全て一緒に組込む。
この方法のために選択した出発材料は、採掘したまま
の状態の粗カオリン粘土である。この粘土供給物は少な
くとも70%、一層好ましくは約80%より高いTAPPI白色
度を有するのが望ましい。なぜなら、得られる粘土・ピ
ッチ複合物は、最終的には充填シートの一部分になり、
紙の白色度に影響を与えるからである。その粘土は、約
12〜18重量%の水分含有量まで部分的に乾燥するのが好
ましい。更に、この粗粘土は、pH5で−10mVに等しいか
又はそれより一層正方向のζ電位を示すのが好ましい。
上で述べたように、処理用薬品は、アルミニウムクロ
ルハイドレートの水性溶液である。用いる溶液は約25重
量%より多く、好ましくは約50重量%のアルミニウムク
ロルハイドレートを含み、その濃度は市販製品クロルヒ
ドロルの濃度である。処理用薬品を、前記粘土の、乾燥
したものを基準にして、約0.5〜5活性重量%、好まし
くは約2.0〜5.0活性重量%に等しい量で計量ポンプによ
ってカオリンへ添加する。
例1 図1には、選択された処理量が0〜5活性重量%のア
ルミニウムクロルハイドレートを含むエアフロート微粒
硬質粘土の非常に希薄なスラリーについて、pHに対する
ζ電位(mV)を示している。極めて希薄な水性粘土スラ
リーのζ電位の測定は、電気泳動易動度による粒子表面
電荷を決定するマルバーン・ゼータサイザー(Malvern
Zetasizer)4装置でpHの関数として行なった。
図1のエアフロート硬質粘土についてのアルミニウム
クロルハイドレート処理量を変化させることにより、次
の結論が導かれる。
A. 処理した粘土生成物は、ピッチ抑制の目的にとっ
て、pH4で+30mV以上の電位を有するのが好ましい。陽
イオン電位は、ハイダー及びクンクル(Kunkle)の特許
(米国特許第5,037,508号)に記載されているように、
ピッチ抑制能力に等しい。
B. 処理された生成物は、pH7.5以上で起きる電荷0点
を有することも好ましい。電荷が0になるためのpH値が
高い程、中性又はアルカリ性製紙装置中での粘土のピッ
チ抑制能力は大きくなる。
C. 典型的な望ましいアルミニウムクロルハイドレート
処理量は、酸性湿潤最終製紙装置中でのピッチ抑制を達
成するためには約2.5活性重量%である。有用な水準は
0.5〜5.0活性重量%である。最も好ましい水準は2.0〜
3.0活性重量%である。
D. 図1で観察された電荷0点から、アルカリ性製紙ピ
ッチ抑制には、一層高度のアルミニウムクロルハイドレ
ート処理が必要であることが明らかである。処理量は、
中性又はアルカリ性製紙湿潤最終装置に対し3.0〜5.0活
性重量%にすべきである。
図2Aに示したように、ピッチ抑制用生成物を製造する
ための出発材料として用いることができる粘土は、次の
ように同定されている、 AF硬質− 南カロライナ産のエアフロート硬質微粒
子、 粗EGa − 東ジョージア産の粗微粒子粘土、 AF軟質− 南カロライナ産エアフロート中間粒子粘
土、 WW EGa− 東ジョージア産水洗(処理済み)微粒子粘
土、及び AF MGa− 中部ジョージア産エアフロート中間粒子粘
土。
ピッチ抑制用生成物を製造するための表面帯電特性に
基づく好ましい粘土供給原料を規定することにより、図
2Aから次の結論が導かれている。
A. 一般に、エアフロート未処理粗粘土は、化学的に処
理した粘土よりも良い供給原料である(即ち、陰イオン
性分散剤無し)。
B. エアフロート粘土及び未処理粗粘土について、pH5
で最も好ましいものは、−10mVに等しいか又はそれより
一層正方向のζ電位を有する。
C. 水洗粘土は、その処理中に陰イオン性分散剤を使用
するため、最も負のζ電位を有する。この余分の陰イオ
ン電荷は、後のアルミニウムクロルハイドレート処理の
効果性を部分的に無効にする。
図2Aに示された粘土を、次にζ電位測定のために2.0
%活性アルミニウムクロルハイドレートで表面処理し
た。水洗東ジョージア粘土(WW EGa)を除いた全ての
粘土を粗粘土状のまま、卓上型ホバート(Hobart)(登
録商標名)混合機を用いて、粘土を良く撹拌しながらア
ルミニウムクロルハイドレート溶液をその粗塊状粘土
(15〜20%の水分含有量を有する)に添加する手順によ
り化学的に処理した。混合後、湿潤粘土を乾燥し、粉砕
した。それに対しスラリー状の水洗東ジョージア粘土
〔カルゴン(Calgon)分散剤を含有する〕にアルミニウ
ムクロルハイドレート溶液を添加し、次にハイダーその
他の教示に従ってそのスラリーを噴霧乾燥した。
2.0活性重量%のアルミニウムクロルハイドレートで
表面処理した後のこれら粘土のζ電位を図2Bに示す。処
理した粘土のζ電位は、図2Aの未処理粘土と同じ相対的
帯電プロファイルを示している。一層大きな電位を有す
るこれらの未処理粘土は、アルミニウムクロルハイドレ
ートで処理すると、一層大きなζ電位を有する。処理し
たエアフロート及び粗粘土は、処理した水洗粘土よりも
かなり広いpH範囲に亙って陽イオン性である。
図2Cに示した東ジョージア微粒子粘土に関して、これ
は、未処理及び2.0活性重量%のアルミニウムクロルハ
イドレート処理を行なった粗及び水洗例の両方を含んで
いる。未処理及び処理した両方の粗紙料は、それらの水
洗粘土紙料の場合よりも遥かに大きなζ電位を殆どのpH
範囲に亙って有する。これらの電荷の差は、処理化学薬
品の添加に起因し、最も顕著には水洗処理での陰イオン
性分散剤の添加に起因する。エアフロート南カロライナ
硬質粘土及び水洗微粒子東ジョージア粘土の、未処理の
もの及び2.0活性重量%のアルミニウムクロルハイドレ
ートで処理したものの両方についてのζ電位が比較でき
るように図3に示されている。エアフロート粘土は、未
処理のもの及び処理したものの両方で水洗粘土よりも陽
イオン電位でかなり有利であることを示している。処理
した水洗粘土は、ハイダー/クンクル特許の好ましい生
成物を表しているので、当業者には、ここに記載した供
給原料粘土及び処理自体によって、以前に得られていた
ものよりも一層望ましいピッチ抑制用生成物を与えるこ
とは明らかである。
例2 図4を参照した、本発明の処理粘土の製造方法。
図4の方法では、21重量%の水及び2.5重量%の粗粒
子を含む湿潤20TPH粘土の入った源10からの粗カオリン
塊状粘土を、導管11により送り、ハンマーミル12のよう
な機械的粉砕機又は粉砕ミルにより小さな粒子へ粉砕す
る。ハンマーミル12へ導入する前に、粘土供給物を導管
13及び13′を経て回転乾燥機14中で乾燥し、ハンマーミ
ル12への粘土供給物が約15重量%の水を含むようにす
る。3/8インチ以下の直径の粘土塊を含む粉砕鉱物を、
導管15により送り、秤量ベルト供給機16中で秤量し、次
に処理用薬品、アルミニウムクロルハイドレートを同時
に添加して制御されたやり方でピン混合機18中へ送り込
む。源21からのアルミニウムクロルハイドレートを導管
22によってポンプ23へ送り、次にポンプで導管24を通っ
て混合機18へ比重=1.34の50重量%活性溶液を、21ポン
ド/分の速度で送る。次にアルミニウムクロルハイドレ
ートをピン混合機18中で粘土と完全に混合する。
次にアルミニムクロルハイドレート処理粘土を水約12
重量%の水分含有量まで部分的に乾燥し、導管19を通っ
て回転乾燥機20へ送る。部分乾燥した処理粘土を、次に
導管25を通りローラーミル26へ送る。そこで粘土を制御
された微粒度まで粉砕し、望ましくない粗い粒子をその
乾燥粉砕した鉱物から空気分類型分離を用いて除去す
る。粗粒子等は27で除去する。制御された量の粗い粒子
が、28で回収される生成物中に残留していてもよい。ロ
ーラーミル内で、出荷に適した水分含有量まで処理粘土
を更に乾燥する。28で回収された生成物は、アルミニウ
ムクロルハイドレートを2.0活性重量%の処理量で含む
カオリン粘土であり、約0.5重量%の粗粒子及び約2.0重
量%の水も含んでいる。
本発明を或る好ましい態様に関連して記述してきた。
しかし、それら態様は限定ではなく例示のためである。
本発明は、次の請求の範囲によって規定される通りであ
る。
フロントページの続き (72)発明者 マーシャル,カール ジェイ.,ジュニ ア アメリカ合衆国 31210 ジョージア州 マコン,エッジウォーター ドライブ 340 (72)発明者 マービン,ジェームズ シー. アメリカ合衆国 29803 サウス カロ ライナ州エイケン,リクリエイション ドライブ 106 (72)発明者 ラロー,アルバート エフ. アメリカ合衆国 31032 ジョージア州 グレイ,プランテーション ロード 520 (56)参考文献 特開 昭52−156783(JP,A) 特表 平3−502591(JP,A) 米国特許5037508(US,A) 米国特許4927465(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21H 17/67 - 17/69 D21C 9/08 C01B 33/40

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製紙工程でピッチ抑制又は陰イオン性廃物
    除去剤として使用するのに適した、化学的に処理した微
    細粒径のカオリン粘土生成物の製法において、 (a)塊状の微粒子粗カオリン粘土を与え、 (b)前記粘土を粉砕しその粘土の粒径を減少させ、 (c)前記粘土のゼータ電位をピッチ抑制に望ましい水
    準まで増大させるのに有効な充分な量のアルミニウムク
    ロルハイドレートと、前記粘土の水分含有量を最適範囲
    の値へ増大させるのに充分な水分とを前記粘土と完全に
    混合し、 (d)出荷に適した量又は製品仕様に合わせるのに必要
    な量を越えた水分を除去し、 (e)前記処理した粘土を更に粉砕して制御された微粒
    度にし、次いで (f)分離装置を用いて、乾燥し粉砕した前記粘土から
    望ましくない粗粒子を除去し、生成物内に或る量の粗い
    粒子を残留させる 諸工程を含む、上記製法。
  2. 【請求項2】粘土に添加したアルミニウムクロルハイド
    レートの量が、粘土のゼータ電位を少なくとも5mVへ増
    大するのに充分である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】工程(b)中の粘土を、ハンマーミル及び
    チェインミルからなる群から選択された装置で粉砕す
    る、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】工程(c)中の混合をピン混合機を用いて
    行う、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】カオリン粘土を、アルミニウムクロルハイ
    ドレートで処理する前に12〜18重量%の水分含有量まで
    部分的に乾燥する、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】アルミニウムクロルハイドレートの溶液
    が、約25〜50重量%の濃度を有する、請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】粘土を処理するために用いたアルミニウム
    クロルハイドレートの量が、乾燥したものを基準として
    カオリン粘土の0.5〜5.0活性重量%である、請求項1記
    載の方法。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の方法によって生成した処
    理済みカオリン粘土生成物である、ピッチを吸着する成
    分を、紙料へ添加する工程を含む、製紙工程でピッチ、
    陰イオン性廃物又はそれらの混合物を吸着させる方法。
  9. 【請求項9】製紙工程を、中性又はアルカリ性条件で行
    う、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】未処理カオリン粗粘土が、pH5で−10mV
    に等しいか又はそれより一層正方向のゼータ電位を示
    す、請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】未処理カオリン粗粘土が、少なくとも70
    %のTAPPI白色度を有する、請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】製紙工程でピッチ抑制剤又は陰イオン性
    廃棄物除去剤として使用するのに適した、化学的に処理
    された微細粒径のカオリン粘土生成物において、該カオ
    リン粘土生成物は、アルミニウムクロルハイドレート1.
    5〜5.0重量%で処理されたものであり、該カオリン粘土
    生成物はpH7.5以上で起きる電荷ゼロのゼータ電位点を
    有する、上記カオリン粘土生成物。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の処理済みカオリン粘土
    生成物である、ピッチを吸着する成分を、紙料へ添加す
    る工程を含む、製紙工程でピッチ、陰イオン性廃棄物又
    はそれらの混合物を吸着させる方法。
  14. 【請求項14】分散剤を含まない供給原料を処理するこ
    とにより製造されたものである、請求項12記載のカオリ
    ン粘土生成物。
  15. 【請求項15】製紙工程でピッチ抑制剤又は陰イオン性
    廃棄物除去剤として使用するのに適した、化学的に処理
    された微細粒径のカオリン粘土生成物において、アルミ
    ニウムクロルハイドレート1.5〜5.0重量%で処理された
    ものであり、pH4で少なくとも30mVのゼータ電位を有す
    る、上記カオリン粘土生成物。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の処理済みカオリン粘土
    生成物である、ピッチを吸着する成分を、紙料に添加す
    る工程を含む、製紙工程でピッチ、陰イオン性廃棄物又
    はそれらの混合物を吸着させる方法。
  17. 【請求項17】分散剤を含まない供給原料を処理するこ
    とにより製造されたものである、請求項15記載のカオリ
    ン粘土生成物。
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