JP2963236B2 - 通過人数の計数方法 - Google Patents

通過人数の計数方法

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JP2963236B2 JP3128301A JP12830191A JP2963236B2 JP 2963236 B2 JP2963236 B2 JP 2963236B2 JP 3128301 A JP3128301 A JP 3128301A JP 12830191 A JP12830191 A JP 12830191A JP 2963236 B2 JP2963236 B2 JP 2963236B2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】本発明は、デパート、映画館、コン
サートホール 各種イベントへの入退場者の数を自動的
に計数する通過人数の計数方法に関する。
【0002】
【従来技術】所定の場所における通過人数を計数する方
法には、従来より、光学的検出手段による方法、赤外線
センサを利用する方法、超音波センサを利用する方法等
がある。しかし、これらの従来技術は、複数人が集団と
なって通過するときの計数精度が低くいという問題があ
った。
【0003】そのため、本件特許出願人が平成2年11
月30日付で出願した「通過人数計数方法」では、通路
の上部の通路を横切る方向に複数の超音波送受信器(検
知器)を並行2列に比較的近接して設置し、その超音波
の反射波の到達時間からその下を通る被測定物の高さを
割り出し、各検知器毎に測定した高さデータの横方向
(通路を横切る方向)の変化の状態から被測定物の頂上
部(頭部)を検出して通過人数を計数するようにして、
計数精度を高めるようにした発明を開示している。
【0004】
【従来技術の問題点】しかし、上記従来技術は、各走査
時毎の横方向の高さデータの変化の状態から頭頂部を割
り出すものであるため、各検知器を比較的近接して設置
しなければならず、そのため、この方法を実施するため
の装置のコストが高くなるという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、必要とする検知器の数を少なくし、更に検知精度も
向上させることのできる通過人数の計数方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【問題点を解決する手段】本発明は、超音波を照射して
その反射波を受信する検知器を複数有し照射から反射波
の受信までに要する時間から反射物体までの距離を測定
する距離計測手段を通路の上方に設け、該計測手段によ
り各検知器の下方の距離を定期的に測定し、その測定し
た距離データの変化から各検知器の下を通過する移動物
体を検出し、その距離データの時間的変化状態から移動
物体が人の一部と認知し得るかどうかを判定し、人の一
部と認定した場合に、近接する複数の検知器相互の検知
状況からカウントすべき数を確定し、該確定した数に従
って通過人数を累積的に計数する通過人数計数方法を提
供するものである。
【0007】図1に本発明の方法の概要を表わす流れ図
を示す。まず、前記検知器により検知器下の反射物まで
の距離を測定する(S1)。次に、反射物までの距離の
変化から、検知器下の移動物を検出する(S2)。移動
物を検出すると、その移動物が測定対象物か否かが検証
される(S3)。測定対象物であれば、各検知器の検知
状況からカウントすべき数を確定(S4)、その数に従
ってカウントする(S5)。
【0008】
【作用】本発明では、各検知器の高さデータの横方向の
変化状態及び各検知器毎の高さデータの時間的な変化状
態とを総合的に判断し、検知すべき移動物体の認識、そ
の方向の確認、カウントすべき数の確定を行うため、従
来技術のように頭頂部の検出は不要であり従って各検知
器間の間隔は約2倍程度に広げることが可能である。
【0009】
【実施例】図面を用いて本発明の1実施例を説明する。
図2に本発明の方法を実施するための手段をブロック図
で示す。計測手段12は、通路の上方に設けられた検知
部を有している。通路は両側を壁で仕切られ、通路を通
過する人はすべて通路の上部に設けられた検知部の下を
通過するように通過経路が限定されている。検知部に
は、通路を横切り通路幅いっぱいになるように一直線状
に整列配置された複数個の超音波検知器が2列に設置さ
れている。
【0010】まず、この計測手段12によって、通路の
上方に設けられた検知部の各検知器毎に、床面または移
動物体までの距離が計測される。各検知器毎に計測され
た距離データは床面からの高さデータに変換され、該高
さデータの時間的な変化の状態から高さデータのピーク
値が割り出される。これらの高さデータ、ピーク・デー
タ等は、データ記憶手段16に記憶され順次更新される
一方、検知確定手段14にも送信される。
【0011】検知確定手段14は、高さデータ、ピーク
・データから、各検知器の下に一定の条件を満足するよ
うな移動物体が存在するか否かを、各検知器毎に確定す
る。各検知器毎の検知状況を表わすために、各検知器毎
に検知スイッチ(図示せず;フラグ等ソフトウェア的な
ものでよい)が設けられる。
【0012】検知確定手段14で確定された検知スイッ
チの状態はカウント判定手段18に送られる。カウント
判定手段18は隣接する検知器の検知スイッチの検知状
態を分析して、検知部全体の下に実際に存在する移動物
体の数を推定し、カウントすべき数を確定する。カウン
ト判定手段18の判定結果はカウント信号としてカウン
ト手段20に送られる。カウント手段20は、カウント
判定手段18からのカウント信号に応じてカウント手段
20をカウント・アップする。カウント・アップされた
数は、出力手段22により、表示または印字される。
【0013】次に図3乃至図18を用いて本発明の1実
施例を、より詳細に説明する。
【0014】《高さデータの収集》図3は本発明に係る
通過人数計数方法の1実施例の処理手順を示すフローチ
ャートである。図4は、図2の構成をより詳細かつ具体
的にした実施例を示すブロック図である。図5はセンサ
と距離データと高さデータの関係を示す図であり、図6
は、各検知スイッチのオン/オフ及びピーク値の 更新
フローチャートである。図7は検知スイッチのオン、オ
フ状態の時間的変化を示す図である。
【0015】まず最初に、図3に示すように、各センサ
毎に高さデータが収集される(S10)。図5から判る
ように、高さデータaは、センサ設置高さbから距離デ
ータcを差し引くことにより求められる。高さデータa
の算出は、図2の計測手段12に相当する部分である図
4の検知部2、センサ制御部30、及び高さ算出手段3
2により行われる。
【0016】検知部2は、通路を横切るように2列(A
列,B列)に並べて設置した複数の超音波送受信器4
(以下、それぞれの送受信器を検知器またはセンサとい
う)から構成される。センサ制御部30は、検知部2の
各センサ4の超音波の送受信を制御する。センサ制御部
30は、各センサ4から通路上の移動物体6までの距離
cを測定して移動物体6の床面からの高さaを算出する
ために、定期的に各センサから一斉に超音波を照射しそ
の反射波を受信するよう制御する(以下、この高さa測
定のための超音波の照射及びその反射波の受信をスキャ
ンと呼ぶ)。 センサ制御部30はこのスキャン動作を
制御するものである。図3のフロー・チャート(S10
〜S20)は、この1スキャン動作毎に行われる処理手
順を示している。
【0017】高さ算出手段32の機能を、図5を用いて
説明する。高さ算出手段32は、超音波の照射からその
反射波の受信までの所要時間を各スキャン毎に測定し、
該所要時間に基づきセンサ4から反射物体までの距離c
を計算し、その結果cとセンサの床面からの高さbとか
ら移動物体の高さaを割り出す。割り出された高さa
は、高さデータaとしてデータ記憶手段16に記憶され
る。この高さデータaの算出及び記憶は、全てのセンサ
について行なわれる。
【0018】《各検知スイッチの検知状態の確定》高さ
データaの収集が終わると、次に検知スイッチの状態が
仮確定される(第3図のS11)。検知スイッチは、各
センサの検知状態を示すもので各センサ毎に設けられ
る。
【0019】この検知スイッチの状態の確定、及びピー
ク値の検出は、図4における仮確定手段34、ピーク検
出手段36、修正手段38及び更新手段40により行わ
れる。これらの各部36、38、40は、図2の検知確
定手段14に相当するものである。
【0020】仮確定手段34は、最新のスキャンにより
入手した高さデータ及び過去のスキャンにより記憶して
いるピーク・データ等に基づき、各センサ4が移動物体
6を検知しているか否かを示す検知スイッチの状態を一
時的に確定する。検知スイッチの状態は、オン状態と、
オフ状態とに分かれる。オン状態とは、センサ4が検知
すべき移動物体6を検知している状態を示し、オフ状態
は非検知状態を示す。オン状態とオフ状態とは、具体的
には次のようにして仮確定される。
【0021】まず、初期状態として、移動物体6が存在
しない床面の高さ(すなわち、0m)が低ピーク値とし
てデータ記憶手段に記憶されている。その後、移動物体
6が検知範囲内に入って来ると、高さデータaが変化す
る。この場合に、計数しようとする対象6に応じて最低
限高さLMまたは最高高さ等を予め決めておくことによ
り、例えば一定の身長以下の子供を計数対象から除外し
たり、または一定の身長以下の子供だけを計数対象とす
ることができる。
【0022】今、計数最低高さを1mとすると、1m以
下の高さデータの変化は無視される。1m以上の高さデ
ータが検出されると、検知スイッチの仮確定動作を開始
する。この最低限高さの確認及び仮確定動作は、第4図
の仮確定手段34により行われる。検知スイッチをオン
にする条件は、高さデータaが最低限高さLM以上で
あること、及び高さデータaが低ピーク値PLより、
所定値(ΔH)以上大きいことの2つの条件を同時に満
足する事である。検知スイッチをオフにする条件は、高
さデータaが高ピーク値を所定値ΔH以上下回ることで
ある。ここに所定値ΔHは、人の頭頂部から肩までの長
さを基準に定められ、同一人物の凹凸等による高さデー
タaの変化による検知状態の変動を防止して、計数精度
を上げるためのものである。
【0023】図6を用いて、オン・オフ仮確定動作を説
明する。図6は、各検知スイッチ毎に行われるオン・オ
フ仮確定動作及びピーク値更新フローチャートを示す。
まず、最初に検知スイッチがオン状態かどうかがチェッ
クされる(S31)。オン状態で無ければ次に高さデー
タaが最低限高さLMより大きいか否かがチェックされ
る(S32)。大きい場合、高さデータが既に記憶され
ている低ピーク値PLより△H以上大きいかどうかが比
較され(S33)、大きい場合にはその時の高さデータ
を高ピーク値に更新した後(S34)、検知スイッチが
オン状態にセットされる(S35)。
【0024】検知スイッチの状態確認の結果(S31)
検知スイッチがオン状態であれば、高さデータaが高ピ
ーク値より△H以上小さいかどうかが確認される(S3
6)。小さい場合には、低ピーク値をその時の高さデー
タに更新した後(S37)、検知スイッチがオフ状態に
リセットされる(S38)。検知スイッチの仮確定処理
が終わると、次にピーク検出手段36により高ピーク値
及び低ピーク値が更新される。
【0025】まず、高ピーク値について説明する。次の
条件を満たすとき高ピーク値は更新される。第1に、検
知スイッチがオンに変わったときは、その時の高さデー
タaが高ピーク値となる。第2に、検知スイッチが変化
しないときには、高さデータaが既に記憶している高ピ
ーク値より大きいときにはその新しい高さデータ値aが
高ピーク値になり、小さいときには元の高ピーク値が維
持される。図6を用いて説明する。検知スイッチがオフ
状態のときには(S31)、高さデータaが最低限高さ
LM以上あり(S32)低ピーク値PLを△H以上上回っ
ている場合には(S33)、その高さデータaが高ピー
ク値PHに更新される(S34)。検知スイッチがオン
状態のときには、高さデータaが高ピーク値PHより大
きいかどうかがチェックされ(S40)、大きければそ
の時の高さデータaが高ピーク値PHに更新される(S
41)。
【0026】次に、低ピーク値の更新について図6を用
いて説明する。第1に、検知スイッチがオン状態からオ
フ状態に変わるときには(S36)、その時の高さデー
タaが低ピーク値PLになる。第2に、検知スイッチが
オフ状態のまま変化しないときには高さデータaと低ピ
ーク値PLとが比較され(S42)、高さデータaが既
に記憶している低ピーク値PLより小さい時にはその新
しい高さデータaが新しい低ピーク値PL(S43)と
なり、大きいときには元の低ピーク値が維持される(S
42)。
【0027】検知スイッチの仮確定及びピーク値の更新
処理が終わると、次に検知スイッチ状態の修正及び確定
処理が行われる(図3のS12〜S13)。これらの処
理は、修正手段38により行われる。
【0028】まず、通路に沿って前後2列に設けられた
センサA列,B列の同位置のセンサを1対としてそれに
対応する1対の検知スイッチの検知状態を分析すること
により第1の修正を行う。これらの対応する1対の検知
スイッチを以後センサ・ペアと呼ぶことにする。このよ
うにセンサ・ペアの両検知スイッチの状態を分析し修正
するのは、前後2つの検知スイッチが同時にオン状態と
なったときに、それが同一人物によるものなのか、後続
の別人を検知したものかを判定する必要があるからであ
る。すなわち、センサ・ペアの両検知スイッチが同時に
オン状態になる場合としては、(イ)同一人物が前後2
つの検知器の中間に位置している場合、及び(ロ)一方
が前の人の頭により、他方が後続する人の肩によってオ
ンとなった場合とがある。この場合に、その後センサ・
ペアの進入側の検知スイッチがオン及び退出側がオフと
なった時、上記(イ)のケースで同一人物が逆方向に後
戻りした結果なのか、それとも(ロ)のケースで前の人
が通り抜けた結果なのかが判別できない。そのために、
上記(ロ)のケースでは、後続する人の肩によりオン状
態となった方を強制的にオフにしておき、前の人の頭が
通過したことを明確にする。
【0029】具体的には、A,B列の前後の両センサの
検知スイッチがともにオンのときには、両センサの高さ
データを比較し、一方が他方を所定値ΔH以上上回って
いるときには、低い方の検知スイッチをオフにし、オフ
にした方のセンサの低ピーク値をその時の高さデータに
更新する。これは、センサ・ペアの検知スイッチの一方
が通過する人の頭を検知し、他方が同一人物の肩を検知
した場合(頭と肩の高さの差がΔH以上あるものとす
る)に、低い検知スイッチの方をオフにするものである
(この処理方法では、進入側検知スイッチが後続者の頭
を検知した場合にはオフにできないが、センサ・ペアの
各検知器の間隔はかなり狭いのでセンサ・ペアの両検知
スイッチがで2人の頭を同時に検知することはない)。
従って、両検知スイッチがともにオン状態となっている
状態から、進入側検知スイッチがオン、退出側検知スイ
ッチがオフの状態に変化した場合には、同一人物が後戻
りしたものとしてカウントされない。
【0030】次に、同じく修正手段38により、検知ス
イッチの変化がノイズまたは移動物体のエッジ検出等の
不安定要因による一時的なものである場合を除外するた
め、仮確定され修正された検知スイッチの状態の持続性
をチェックする(図3のS13)。本実施例では、オン
状態は1スキャン・サイクルで確定するが、オフ状態は
2スキャン・サイクル持続することにより確定する。同
一人物の凹凸による検知スイッチの変動を防止するため
である。このオン状態及びオフ状態の確定に必要なスキ
ャン・カウント数は、進入側の検知スイッチの確定と退
出側の検知スイッチの確定とで持続すべきスキャン・カ
ウント数を変える等、必要に応じて自由に設定できる。
【0031】以上により確定した検知スイッチの状態及
びピーク値に基づき、更新手段40はデータ記憶手段1
6の記憶を更新する(図3のS14)。
【0032】図7を用いて、ピーク値の更新、検知スイ
ッチの検知状態の確定について時間経過とともに説明す
る。図7は、1つのセンサにより収集した高さデータa
を時系列に表示したものである。 図7のt1〜t9は、
説明の便宜のために区切った時間であり、実際には1期
間中(t1〜t9の各期間)に複数回のスキャンが行われ
ている。まず、t1時には移動物体6は何も検出されな
かったとすると、高さデータaは0mである。次に、t
2時に1m以下の移動物体6を検知したとする。しかし
この場合も、最低限高さを超えないので検知スイッチを
オンにする条件を満足せず、検知スイッチはオフのまま
である。t3時には、移動物体6の凹凸のため、t2時よ
り高さが低くなっているが検知状態には変化が無く、オ
フのままである。
【0033】t4時に、高さ1m以上の移動物体6を検
知したとする。今、低ピーク値は0mのままであるの
で、高さデータaは底ピーク値をΔH以上上回り、上記
オンの条件、を両方とも満足するので検知スイッチ
はオン状態にセットされる。そして、この高さデータは
高ピーク値として記憶される。
【0034】t5時には、高さが高ピーク値よりΔH以
上下回るので検知スイッチはオフ状態にリセットされ
る。
【0035】t6時に再び高さがΔH以上高くなるの
で、検知スイッチはオン状態にセットされる。t7時、
t8時にも高さデータaが少し上下するが、高ピーク値
に対してΔH以上低くならないので検知状態はオンのま
まに維持される。
【0036】t9時に高さデータaはΔH以上低くなる
ので、検知スイッチはオフ状態となる。
【0037】注意しなければならないのは、第6図の説
明は複数回のスキャンの中から各時間(t1〜t9)毎の
検知スイッチの状態の変化を時系列で示したものである
のに対し、第3図のフローで示す処理手順は、この内の
1スキャン・サイクル中に行われる処理を示していると
いうことである。
【0038】《通過人数カウント・データの作成》次
に、カウント・データの作成について説明する。まず、
移動方向認定手段42について説明する。A列,B列の
同位置のセンサのそれぞれに対応する検知スイッチのペ
ア(センサ・ペア)の何れかが新たにオン状態になる
と、その検知スイッチのペアを既エントリ・センサ・ペ
アとして登録し、そのペア中の先にオンになった検知ス
イッチの方を進入方向として移動物体(人間)の移動方
向を判定する。このデータは、移動方向毎に通過人数を
累積するため、及び移動物体が検知部2を通過したかそ
れとも通過せず引き返したか等種々に利用される。
【0039】新たにエントリーしたセンサ・ペアについ
ては、同一人物検証手段46により、隣接するセンサ・
ペアとの関連を分析して、新エントリーのセンサ・ペア
が隣のセンサ・ペアと同一人物を検知しているのではな
いかどうかが検証される(S15)。新エントリーのペ
アが同一人物を検知したものと認定されると、データ記
憶手段16の対応するセンサ・ペアに同一人フラグが記
録される。
【0040】このように同一人を検証するのは以下の理
由による。まず、前提として各センサ・ペアは通路を横
切るように約30cmおきに配置されている。従って、
普通の大人がセンサとセンサの中間を通れば、2つのセ
ンサ・ペアが感知することになる。これを2人の通過と
してカウントせずに1人としてカウントする必要がある
からである。
【0041】具体的には次の2つの条件を同時に満足す
るときに、同一人物をを検知したものと判定する。互
いに隣合う既エントリの2組のセンサ・ペアとも同じ方
向からの進入者を検知し、両センサ・ペアの進入側のセ
ンサの検知スイッチがともにオン状態であること。上
記2組のセンサ・ペアのさらに両隣のセンサ・ペアは、
未エントリーであるか、または逆方向からのエントリー
であること。以上の条件を満たすときに、同一人フラグ
が登録される。
【0042】同時に、既に同一人フラグが登録されてい
るセンサ・ペアについては未だ上記条件を満たしてい
るかどうかが検証される。未だに条件を満たしていれば
フラグはそのまま維持され、満たしていなければフラグ
はクリアされる。以上の同一人検知の検証によるフラグ
のセット及びクリアの結果に応じて記憶手段16の内容
が更新される(図3のS16)。
【0043】《通過完了(EXIT)の認定》次に、図4の
通過確定手段44により、既エントリーのセンサ・ペア
が”通過完了(EXIT)”かどうかを判断する(S1
7)。次の何れかのときにEXITと判断される。既エン
トリーのセンサ・ペアの両センサの検知スイッチがとも
にオフ状態になったとき、進入側検知スイッチ(以
下”入SS”という)がオン、退出側検知スイッチ(以
下”出SS”という)がオフの状態であって、かつその
直前の「入SS」と「出SS」とがオフとオンである場
合に、EXITと判断される。
【0044】図8を用いて説明する。図8は、各センサ
・ペア毎の通過完了(EXIT)検知フローを示す。まず、
当該センサ・ペアが既エントリであるか否かが確認され
る(S50)。既エントリであれば両検知スイッチがオ
フであるかどうかがチェックされ(S51)、オフ状態
が所定期間続けば(S52)通過完了(EXIT)とみなさ
れる(S53)。両検知スイッチがオフ状態で無い場合
には、「入SS]がオンでかつ「出SS」がオフである
かがチェックされる(S54)。これは前述の2人が連
続してセンサ・ペアの検知スイッチに検知された場合
(ロ)に、前の人の通過完了(EXIT)を検知するためで
ある。S54の条件を満足する場合には、次に、両検知
スイッチがオン・オフ状態になる1つ前の状態(「入S
S-1」,「出SS-1」)がそれぞれオフ・オンであるか
どうかがチェックされる(S55)。これがオン・オン
であれば、前述の通り同一人物が後戻りしたものであ
り、通過完了(EXIT)とはならない。「入SS-1」及び
「出SS-1」がそれぞれオフ、オンであれば、前述
(イ)の場合の前の人の通過として、通過完了(EXIT)
となる(S53)。
【0045】EXITと判断されると、当該センサ・ペアが
通過完了(EXIT)であることをデータ記憶手段16に書
き込み、同時にカウント判定手段50にも同データが送
信される。
【0046】《カウントすべき数の確定》カウント判定
手段50が通過確定手段44から通過完了(EXIT)デー
タを受信すると、次にカウント判定手段50は通過方
向、同一人フラグ等のデータを基にして通過人数として
カウントすべき数を確定する(S18)。このようにカ
ウントすべき数を確定するのは、人が検知部を斜めに通
過したり、大勢の人が混然となって通過したり、人が腕
を伸ばしたり、立ち止まったりすることがあるため、各
センサ・ペアの検知状態だけでは正確な通過人数の計数
ができないためである。
【0047】カウント数の確定処理は、通過完了(EXI
T)となったセンサ・ペアを中心に行われる。この処理
は大きく分けて、同一人物フラグが立っている場合と立
っていない場合とに分かれる。まず、 (A)同一人フラグが立っているときには隣合う2組の
センサ・ペアで、1つカウントされる。 次に、 (B)同一人フラグが立っていないときには、更に以下
のように種々のケースに分かれる。 (1)EXITのセンサ・ペア(以下ESPという)の両隣
のセンサ・ペアが未エントリまたは逆方向からの進入の
場合 (2)EXIT のセンサ・ペアを含み、ESPと同方向か
らの進入のセンサ・ペアが2つ連続している場合。 (3)同様に、3つ連続している場合。 (4)同様に4つ以上連続している場合。 上記(A)、及び(B)の(1)〜(4)の各場合につ
いて、図9から図18を用いて説明する。
【0048】図9は、A,B列の各センサ4の配置を示
している。6は、検知部2の下を通過する人を表わす。
図10乃至第図18は左側に検知部2の下を通過する人
の通過態様を示し、その右には左側の通過態様によって
各センサ・ペアの各検知スイッチがどの様に変化するか
を示している。
【0049】〈カウント数確定処理A及びB−(1)の
場合〉まず図10から説明する。図10の上段は上記カ
ウント数確定処理(B)ー(1)の状態、下段は(A)
の状態の典型的な例を示している。人6aが図10の上
段に示すように、センサ・ペア02だけに検知されるよ
うに検知部2の下を通過すると、センサ・ペア02の検
知スイッチA(02),B(02)の検知状態はその右側に示す
タイミング図のように変化する。この場合、既エントリ
ーのセンサ・ペア(02)の両センサの検知スイッチが
ともにオフ状態になったときにEXITと判断される。この
場合には、同一人フラグが立っておらずかつ隣接するセ
ンサ・ペア(01、03)も未エントリーであるので、
EXITの際にAからB方向への通過人数のカウント数が
“1”と決定される。
【0050】次に、図10の下段の場合及び図11につ
いて説明する。この場合には、人6bが2つのセンサ・
ペア(04、05)の下を通過している。そして、この
場合には左右のセンサ・ペアの検知タイミングによっ
て、図10または図11のタイミング図に示すような2
つのケースがある。この何れの場合にも、このタイミン
グ図から判るように、隣合う2組のセンサ・ペア(0
4、05)が同方向(A列方向)からの進入者を検知
し、かつ、このA列方向の検知スイッチA(04,05)が同
時にオン状態となっており、この2つのセンサ・ペア
(04、05)のさらに両隣のセンサ・ペア(03、0
6)は未エントリであるので、同一人フラグが立つため
の2つの条件を同時に満足する。従って、この場合に
は、第3図のステップ(S15)で同一人フラグが立
ち、上記カウント確定条件(A)を満足する。この場合
には、センサ・ペア04または05の何れか先にEXITと
なったときにカウント数“1”が決定され、後からEXIT
となる方についてはカウントされない。
【0051】〈カウント数確定処理(B)−(2)の場
合〉次に図12を用いて、検知部2の下を2人の人6
a,6bが通過する典型的な例について説明する。この
場合には、人6aの通過により検知スイッチA(03),B
(03)が先にオン状態になりその後に検知スイッチA(0
4),B(04)がオン状態となる。そして、検知スイッチA
(04)がオン状態になったときには検知スイッチA(03)は
既にオフ状態となっている。従って、先に示した同一人
フラグを立てる条件を満足せず、同一人フラグは立た
ない。この状態は、先に示したカウント数確定処理
(B)ー(2)の場合に該当する。この状態では、各セ
ンサ・ペア(03),(04)の各々について、次の2つの場合
に分けて処理される。
【0052】同一人物による2つのセンサ・ペアの検
知として、1カウントだけ行う。具体的には先にEXITと
なったセンサ・ペア(03)を基準にして、(イ)他方のセ
ンサ・ペア(04)が同時にEXITとなった場合、(ロ)セン
サ・ペア(04)の各検知スイッチA(04),B(04)が両方と
もオフである場合叉は(ハ)退出方向B(04)のみオンの
場合の3つの場合には、先にEXITとなったセンサ・ペア
のみ1カウントし、その他方のセンサ・ペア(04)は、後
でEXITとなってもカウントしない。すなわち、全体とし
て1カウントである。ここで、センサ・ペア(04)の検知
スイッチB(04)がオンの場合についてもカウントしない
のは、その検知状態はセンサ・ペア(03)と同一人物の体
の一部を検知しているものとみなしているからである。
図12の状態はこれには該当しない。上記に該当し
ない場合には、各々のセンサ・ペア(03),(04)がEXITと
なる度に別々にカウントされる(2カウント)。従っ
て、図12の場合には2カウントされる。
【0053】〈カウント数確定処理(B)−(3)の場
合〉次に図13、図14、図15を用いて、上記カウン
ト数確定処理条件Bー(3)の場合について説明する。
この場合には、更に次の2つの処理態様に分かれる。す
なわち3つのセンサ・ペアの中の何れかの端のセンサ
・ペアがEXITのとき、または中央のセンサ・ペアがEX
ITのときに分かれる。図13及び図14は、上記の場
合に相当する。
【0054】まず、第13図を参照する。2人の通過に
より3つのセンサ・ペア(02),(03),(04)が順次同一方向
からの進入によるエントリとなる。この場合上端のセン
サ・ペア(02)が先にEXITとなるので、上記B−(3)の
の状態に相当する。このときは、センサ・ペア(02),
(03)が前記のB−(2)の場合と同様の条件を満たし
ているかどうかを調べる。満たしているときには、更
に、センサ・ペア(03),(04)が同様の条件を満たしてい
るかどうかを調べる。その結果、センサ・ペア(03)のみ
が条件を満たしているときには、2つのセンサ・ペア(0
2),(03)で1カウントとし、残りのセンサ・ペア(04)に
ついては、通常の条件に従いそのセンサ・ペア(04)叉は
その隣接センサ・ペア(05)のEXIT時にカウント数を判断
する。センサ・ペア(03),(04)とも上記条件B−(2)
を満たしているときには、センサ・ペア(02),(03),(0
4)全体で1カウントされるだけである。何れのセンサ・
ペア(03),(04)も上記条件B−(2)を満たしていな
いときには、EXITとなったセンサ・ペアのみについて1
カウントされ、他のセンサ・ペア(03),(04)については
通常の条件に従い各々のEXIT時に処理される。図13の
状態は、センサ・ペア(03)のみが条件B−(2)を満
足するので、センサ・ペア(02),(03)で1カウントさ
れ、その後センサ・ペア(04)がEXITとなったときに更に
1カウントされて、全体として2カウントされることに
なる。
【0055】図14の場合にも両端がEXITであるので上
記B−(3)に該当する。このように両端が同時にEX
ITとなる場合に備えて予め優先順位を決めておくとよ
い。何れを基準にするかが決まれば、後は図10の場合
と同様にしてカウント数を確定する。図14の場合には
中央のセンサ・ペア(03)が条件B−(2)を満足しな
いので、各々のセンサ・ペア毎にカウントされることに
なり、全部で3カウントとなる。
【0056】次に中央が先にEXITとなる場合、すなわち
B−(3)の場合について、図15を用いて説明す
る。図15を参照すると、3人が左右前後に集団となっ
て通過している。この場合にはまず、人6aによりセン
サ・ペア(03)エントリ状態となり、続いて左右の人6
b,6cにより、センサ・ペア(02),(04)の2つがほぼ
同時にエントリ状態となる。そして、センサ・ペア(03)
がEXITになった時に、上記確定処理条件(B)ー(3)
を満たしている。この場合には中央のセンサ・ペア(0
3)を基準にして、左右のセンサ・ペア(02),(04)につい
て各々別々に前記B−(2)の条件を満たしているか
どうかをチェックする。もし満たしていなければ、通常
の条件に従い各々のEXIT毎にカウントされて、合計3カ
ウントとなる。片方だけ条件を満たせば2カウントされ
る。両方とも満たした場合は、更に各々の高さを調べ
る。体格のよい人がセンサーの真下を通過した場合と、
そうでない人2人が近接して通過した場合では、どちら
も3組のセンサ・ペアが同時に検出して、検出したセン
サ・ペアの数だけでは通過人数を決められないためであ
る。具体的には、3組のセンサ・ペアの両外側の検知器
で検知した高ピーク値を調べて、真ん中のものが最も高
いときには1カウントとし、そうでないときには2カウ
ントとする。
【0057】図15の場合には、何れのセンサ・ペア(0
2),(04)も条件を満たしていないので、各EXIT毎にカウ
ントされて、最終的に全部で3カウントされる。
【0058】〈カウント数確定処理B−(4)の場合〉
次に同一方向からの進入が4組以上連続する場合につい
て、図16、図17を用いて説明する。この場合には、
隣接するセンサ・ペア相互間の関係を調べて、隣同士が
互いに同一人物を検知し合っていないかを確認すること
により、カウント数を確定するのが基本的な考え方であ
る。
【0059】図16を参照すると、まずセンサ・ペア(0
3)がEXITとなると、その隣のセンサ・ペア(03または05)
がエントリ状態であれば隣のセンサ・ペアとの関係が調
べられる。そして、隣合う2つのセンサ・ペア(03また
は05)が前記カウント数確定処理条件B−(2)を満
足する場合には、2つで1カウントされる。この確認処
理の際、両隣ともエントリ状態であることが考えられる
ので、例えば番号の若い方から先にチェックする等優先
順位を決めておくとよい。図16では、センサ・ペア(0
3)の両隣がエントリしているので、まず、番号の若いセ
ンサ・ペア(02)との関係が調べられるものとする。今、
センサ・ペア(03)と(02)とはカウント数確定処理条件B
−(2)の関係を満足しているので2つのセンサ・ペ
アで1カウントされる。もし、条件を満たしていない場
合には、そのチェック済みのセンサ・ペア(02)は、通常
の確定条件により処理され、ESP(03)はその逆隣のセ
ンサ・ペア(04)との関係がチェックされる。センサ・ペ
ア(04)との関係が条件を満たせば、同様に2つセンサ・
ペアで1カウントとなり、満たさなければ次にセンサ・
ペア(05)と(04)の関係を確認する。ここでも、条件を満
たさなければ、センサ・ペア(04)は通常の条件に従い処
理される。以下同様にして、もしエントリ状態であれば
センサ・ペア(05)と(06)の関係が順次確認されていく。
もし条件を満たしていれば、その後はそのセンサ・ペア
は相互関係の確認もカウントアップもされない。
【0060】図16においては、センサ・ペア(03)と(0
2)が条件を満たしておりこの2つのでペアで1カウント
され、センサ・ペア(04)と(05)とで条件を満たしている
のでこの2つのペアで1カウントされて、合計2カウン
トとなる。
【0061】図17を用いて、4人が集団で通過する場
合について説明する。この場合、まず前列2人により、
連続する4組のセンサ・ペア(02,03,04,05)が同一方向
からエントリ状態となるから、まずカウント数確定処理
B−(4)の状態に相当することが判る。この場合、セ
ンサ・ペア(02),(03)は、所定の条件を満足しているか
ら2つのペアで1カウントとなる(ポイントA)。セン
サ・ペア(04),(05)も同様に1カウントとなる(ポイン
トB)。従ってこの前列のカウントは、2カウントとな
る。次に、後列の2人6c,6dが通過すると、図17
から判るようにセンサ・ペア(02),(03),(05)がエントリ
状態となる。これはセンサ・ペア(02)(03)がカウント数
確定条件B−(2)に該当するのでこの2つのペアで
1カウントとなり、センサ・ペア(05)はB−(1)に該
当するので1カウントとなる。従って、前列の2人で2
カウント、後列の2人で2カウントとなり合計4カウン
トであり、通過した人数の合計と一致する。
【0062】図18を用いて、人が検知部2の下を斜め
に通過する場合について説明する。この場合、まず、セ
ンサ・ペア(04)の検知スイッチA(04)がオンとなり、次
にセンサ・ペア(03)のA(05),B(05)がオンとなり、さ
らに、センサ・ペア(O2)のB(02)がオンとなる。センサ
・ペア(04,02)についてはそれぞれ片方の検知スイッチ
のみがオンとなり他方はオンとならない内にオンの方も
オフとなるので、それらの各センサ・ペア(04,02)は、
一旦検部内に進入したが検知部を通過する事なく進入方
向から退出していったものとみなしてカウントすべきEX
ITとみなさない。従って、センサ・ペア(04)のみがEXIT
となり、1カウントとなる。
【0063】《通過人数の計数及び出力》カウント確定
手段50により確定されたカウント数はカウント手段2
0に送られ、そこで移動方向に応じて計数される(S1
9)。計数は、進入者及び退出者を累積するとともに、
その差から現在の入場者数を割り出す等各種の処理を施
すことによりより有意義なデータとすることができる。
データをどの様に加工するかは、必要に応じて適宜選択
可能である。
【0064】計数されたデータは、ディスプレイ装置、
プリンタ等の出力手段22から出力される。カウントが
終了すると、通過完了したセンサ・ペアを次の通過に備
えて初期設定するとともに、同一人物とみなされた他の
センサ・ペアのカウント禁止処置等の処理を行う(S2
0)。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、検
知位置変化、検知高さ変化、及びそれらの相互関係から
被測定物の存在及びカウント数を確定することにより、
従来のように検知器の横方向の高さデータを分析して肩
の高さと頭の高さから頭頂部を検出する必要がなくなっ
たため、検知器の間隔を従来よりかなり広げて設置でき
るようになった。叉、検知位置の変化及び各検知器の相
関関係等を総合的に分析してカウント数を確定するの
で、複数人が集団で通過する場合叉は斜めに通過する場
合などでも高精度で計数できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の概要を表わす流れ図である。
【図2】本発明の方法を実施するための手段をブロック
図である。
【図3】本発明に係る通過人数計数方法の1実施例の処
理手順を示すフローチャートである。
【図4】図2の構成をより詳細かつ具体的にした実施例
を示すブロック図である。
【図5】センサと距離データと高さデータの関係を示す
図である。
【図6】各検知スイッチのオン/オフ及びピーク値の更
新フローチャートである。
【図7】検知スイッチのオン、オフ状態の時間的変化を
示す図である。
【図8】各センサ・ペア毎の通過完了(EXIT)検知フロ
ーを示す。
【図9】A,B列の各センサ4の配置を示す図である。
【図10】カウント数の確定処理の説明するための図
で、検知部2の下を人が通過するときの検知スイッチの
各種状態を示す図である。
【図11】カウント数の確定処理の説明するための図
で、検知部2の下を人が通過するときの検知スイッチの
各種状態を示す図である。
【図12】カウント数の確定処理の説明するための図
で、検知部2の下を人が通過するときの検知スイッチの
各種状態を示す図である。
【図13】カウント数の確定処理の説明するための図
で、検知部2の下を人が通過するときの検知スイッチの
各種状態を示す図である。
【図14】カウント数の確定処理の説明するための図
で、検知部2の下を人が通過するときの検知スイッチの
各種状態を示す図である。
【図15】カウント数の確定処理の説明するための図
で、検知部2の下を人が通過するときの検知スイッチの
各種状態を示す図である。
【図16】カウント数の確定処理の説明するための図
で、検知部2の下を人が通過するときの検知スイッチの
各種状態を示す図である。
【図17】カウント数の確定処理の説明するための図
で、検知部2の下を人が通過するときの検知スイッチの
各種状態を示す図である。
【図18】カウント数の確定処理の説明するための図
で、検知部2の下を人が通過するときの検知スイッチの
各種状態を示す図である。
【符号の説明】
2 検知部 4 検知器(センサ) 12 計測手段 14 検知確定手段 16 データ記憶手段 18 カウント判定手段 20 出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−232085(JP,A) 特開 平4−242877(JP,A) 特開 平3−201179(JP,A) 特開 昭60−97488(JP,A) 特開 昭54−65075(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96 G06M 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の領域を通過する人数を計数する方
    法であって、通路の上方に少なくとも2列以上に配設さ
    れて超音波を照射してその反射波を受信する複数の検知
    器を有しており、照射から反射波の受信までに要する時
    間から反射物体までの距離を測定する距離計測手段を設
    け、前記計測手段により各検知器の下方の距離を定期的
    に測定して距離データまたは反射物の高さデータを算出
    し、その測定した距離叉は高さデータの変化から各検知
    器の下を通過する移動物体を検出し、その距離叉は高さ
    データ及びその時間的変化状態から移動物体が被計数物
    の一部と認知し得るかどうかを判定し、被計数物の一部
    と認定した場合に、近接する複数の検知器の検知状況か
    らカウントすべき数を確定し、該確定した数に従って通
    過人数を累積的に計数する通過人数の計数方法。
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