JP2963158B2 - スラリイ圧送式ブラスト装置 - Google Patents
スラリイ圧送式ブラスト装置Info
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- JP2963158B2 JP2963158B2 JP2193917A JP19391790A JP2963158B2 JP 2963158 B2 JP2963158 B2 JP 2963158B2 JP 2193917 A JP2193917 A JP 2193917A JP 19391790 A JP19391790 A JP 19391790A JP 2963158 B2 JP2963158 B2 JP 2963158B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24C—ABRASIVE OR RELATED BLASTING WITH PARTICULATE MATERIAL
- B24C7/00—Equipment for feeding abrasive material; Controlling the flowability, constitution, or other physical characteristics of abrasive blasts
- B24C7/0007—Equipment for feeding abrasive material; Controlling the flowability, constitution, or other physical characteristics of abrasive blasts the abrasive material being fed in a liquid carrier
- B24C7/0038—Equipment for feeding abrasive material; Controlling the flowability, constitution, or other physical characteristics of abrasive blasts the abrasive material being fed in a liquid carrier the blasting medium being a gaseous stream
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、噴射加工用固体粒子（以下研磨材と称す）
と液体の混合体（以下スラリイと称す）を別に加圧され
た気体のエネルギイを利用して噴射ガンより高速に加速
して噴射するスラリイ圧送式ブラスト装置に関するもの
である。
と液体の混合体（以下スラリイと称す）を別に加圧され
た気体のエネルギイを利用して噴射ガンより高速に加速
して噴射するスラリイ圧送式ブラスト装置に関するもの
である。
（従来の技術） タンク中に研磨材と液体とを入れ、撹拌して一様のス
ラリイとし、このスラリイをスラリイポンプ又は圧力下
にある気体を利用するエジエクターにてタンクの排出口
より取出し、噴射ガンより噴射させて加工を行う方法に
は、湿式ブラスト法、液体ホーニング法、ウオータージ
エツト加工法等があり、産業の広い分野で利用されてい
る。例えば、鉄鋼構築物の除錆、表面の清掃、塗装やメ
ッキ等の表面処理の前処理、機械加工後のバリ取り、清
掃等の用途に応じて各種の装置が開発されている。
ラリイとし、このスラリイをスラリイポンプ又は圧力下
にある気体を利用するエジエクターにてタンクの排出口
より取出し、噴射ガンより噴射させて加工を行う方法に
は、湿式ブラスト法、液体ホーニング法、ウオータージ
エツト加工法等があり、産業の広い分野で利用されてい
る。例えば、鉄鋼構築物の除錆、表面の清掃、塗装やメ
ッキ等の表面処理の前処理、機械加工後のバリ取り、清
掃等の用途に応じて各種の装置が開発されている。
此等の装置のうち、圧力タンク中に研磨材と液体とを
入れておき、そのタンク内に圧縮空気を導入してタンク
内を加圧すると共に、圧力タンクの下部より加圧された
スラリイを取出し、噴射ガンに導き、噴射ガンのノズル
より噴射させ、加工対象物表面に研磨材と液体とを衝突
させて、表面を加工する加圧湿式ブラスト法と称される
方法は特公昭29−4747号公報に開示されている。
入れておき、そのタンク内に圧縮空気を導入してタンク
内を加圧すると共に、圧力タンクの下部より加圧された
スラリイを取出し、噴射ガンに導き、噴射ガンのノズル
より噴射させ、加工対象物表面に研磨材と液体とを衝突
させて、表面を加工する加圧湿式ブラスト法と称される
方法は特公昭29−4747号公報に開示されている。
前記加工法の特徴は、他の湿式ブラスト法である吸込
式湿式ブラスト装置、又はスラリイポンプを利用する液
体ホーニング装置と比較すれば、スラリイを加圧する圧
縮空気の圧力エネルギイを殆ど完全にスラリイを加速す
るために使用できる点にある。
式湿式ブラスト装置、又はスラリイポンプを利用する液
体ホーニング装置と比較すれば、スラリイを加圧する圧
縮空気の圧力エネルギイを殆ど完全にスラリイを加速す
るために使用できる点にある。
したがって、他の湿式ブラスト法で加工する場合より
も、少ない圧縮空気消費で有効な加工効果を上げること
が可能となる。
も、少ない圧縮空気消費で有効な加工効果を上げること
が可能となる。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、前記のブラスト加工装置にあっては、
単一の圧力タンクにスラリイを満たした後、圧縮空気を
タンクに導入してタンク内を加圧し、スラリイを噴出さ
せるので、連続的に加工できる時間は、タンク中に収容
する研磨材及び液体の量によって自ずと制限され、長時
間の連続加工が行えないという欠点がある。
単一の圧力タンクにスラリイを満たした後、圧縮空気を
タンクに導入してタンク内を加圧し、スラリイを噴出さ
せるので、連続的に加工できる時間は、タンク中に収容
する研磨材及び液体の量によって自ずと制限され、長時
間の連続加工が行えないという欠点がある。
即ち、一回の噴射加工時間は、圧力タンクの容量によ
って限定される。更に圧力タンクの大きさを大きくすれ
ば、均一に撹拌されたスラリイを得ることが困難とな
る。又、使用する研磨材もその大きさ（粒度）及び比重
が大となればタンク内での撹拌は困難となり、使用可能
な固体粒子粒度の範囲に制限がある等の欠点がある。
って限定される。更に圧力タンクの大きさを大きくすれ
ば、均一に撹拌されたスラリイを得ることが困難とな
る。又、使用する研磨材もその大きさ（粒度）及び比重
が大となればタンク内での撹拌は困難となり、使用可能
な固体粒子粒度の範囲に制限がある等の欠点がある。
前記のような欠点があるため、この加圧湿式ブラスト
法は限定された技術分野でのみ使用されるに過ぎなかっ
た。
法は限定された技術分野でのみ使用されるに過ぎなかっ
た。
又、圧力タンク内において研磨材と液体とを混合する
装置としては、特公昭31−9747号公報に、タンクの底部
に穿孔板を設け、穿孔板を貫通して水を上方に通して研
磨材と液体とを撹拌する手段が開示されているのが、こ
の装置においても、タンク中に収容できる研磨材及び液
体の量は制限されるため、長時間にわたり、均一且つ連
続的な加工を行うことができないという欠点は依然とし
て解決されていない。
装置としては、特公昭31−9747号公報に、タンクの底部
に穿孔板を設け、穿孔板を貫通して水を上方に通して研
磨材と液体とを撹拌する手段が開示されているのが、こ
の装置においても、タンク中に収容できる研磨材及び液
体の量は制限されるため、長時間にわたり、均一且つ連
続的な加工を行うことができないという欠点は依然とし
て解決されていない。
本発明は、加圧式湿式ブラスト装置の最大の特徴であ
る圧縮空気の消費量を最小に止め得る利点を最大限に生
かし、同時に、従来手段の欠点であった連続加工時間が
限定されず、且つ均一の加工結果を得ることができるス
ラリイ圧送式ブラスト装置を提供することを目的とす
る。
る圧縮空気の消費量を最小に止め得る利点を最大限に生
かし、同時に、従来手段の欠点であった連続加工時間が
限定されず、且つ均一の加工結果を得ることができるス
ラリイ圧送式ブラスト装置を提供することを目的とす
る。
（課題を解決するための手段） 本発明は前記目的を達成するために、研磨材と液体と
を混合したスラリイを滞留させる密閉状態にある加圧用
タンクと、加圧用タンクの上部に設けた加圧用の圧縮空
気を導入する分岐空気導管と、加圧用タンクの上部の圧
縮空気を排出し、加圧用タンクの下部に開口した空気噴
出口から圧縮空気を噴出させてスラリイを撹拌する圧縮
空気を更に加圧する圧力変換装置を有する２次回路と、
加圧用タンクからスラリイを導入して被加工物にスラリ
イを噴射させる噴射ガンとからスラリイ圧送式ブラスト
装置を構成した。
を混合したスラリイを滞留させる密閉状態にある加圧用
タンクと、加圧用タンクの上部に設けた加圧用の圧縮空
気を導入する分岐空気導管と、加圧用タンクの上部の圧
縮空気を排出し、加圧用タンクの下部に開口した空気噴
出口から圧縮空気を噴出させてスラリイを撹拌する圧縮
空気を更に加圧する圧力変換装置を有する２次回路と、
加圧用タンクからスラリイを導入して被加工物にスラリ
イを噴射させる噴射ガンとからスラリイ圧送式ブラスト
装置を構成した。
又、加圧用タンクの上方に圧縮空気導入の分岐空気導
管を有するスラリイを貯留する密閉状態の貯留用タンク
を設け、更に、貯留用タンクの上方に研磨材と液体とを
補給する補給用タンクを設け、補給用タンクと貯留用タ
ンクとを連通する接続管に補給バルブを、貯留用タンク
と加圧用タンクを連通する連続管に貯留バルブを夫々設
けてスラリイ圧送式ブラスト装置を構成した。
管を有するスラリイを貯留する密閉状態の貯留用タンク
を設け、更に、貯留用タンクの上方に研磨材と液体とを
補給する補給用タンクを設け、補給用タンクと貯留用タ
ンクとを連通する接続管に補給バルブを、貯留用タンク
と加圧用タンクを連通する連続管に貯留バルブを夫々設
けてスラリイ圧送式ブラスト装置を構成した。
更に、加圧用タンクに滞留した均一に撹拌されたスラ
リイを加圧して噴射ガンに送るブラスト装置において、
噴射ガンの本体の内部に加圧液体を導入する液体室を設
け、この液体室の排出側に、内面に先細りテーパー面と
先細りテーパー面に連続する円筒形ガイド部を設けた先
細りノズルを設け、本体に前記先細りテーパー面に先端
が位置するようにスラリイを噴射するスラリイノズルを
固定してスラリイノズルと先細りテーパー面との間に加
圧用通路を形成して噴射ガンを構成した。
リイを加圧して噴射ガンに送るブラスト装置において、
噴射ガンの本体の内部に加圧液体を導入する液体室を設
け、この液体室の排出側に、内面に先細りテーパー面と
先細りテーパー面に連続する円筒形ガイド部を設けた先
細りノズルを設け、本体に前記先細りテーパー面に先端
が位置するようにスラリイを噴射するスラリイノズルを
固定してスラリイノズルと先細りテーパー面との間に加
圧用通路を形成して噴射ガンを構成した。
又、２次回路中の圧力変換装置として真室ポンプを用
いてスラリイ圧送式ブラスト装置を構成した。
いてスラリイ圧送式ブラスト装置を構成した。
（作用） 本発明は前記のように構成したもので、加圧用タンク
内の圧縮空気は２次回路に送られて真空ポンプ等の圧力
変換装置によって加圧され、加圧用タンク下部の空気噴
出口から気泡となって噴出して、スラリイを均一に撹拌
する。このスラリイは噴射ガンに送られ、圧縮空気と共
に被加工物の表面に噴射される。
内の圧縮空気は２次回路に送られて真空ポンプ等の圧力
変換装置によって加圧され、加圧用タンク下部の空気噴
出口から気泡となって噴出して、スラリイを均一に撹拌
する。このスラリイは噴射ガンに送られ、圧縮空気と共
に被加工物の表面に噴射される。
又、加圧用タンクには貯留用タンク、補給用タンクが
連通しており、スラリイを補給用タンクを介して加工用
タンクに供給して、短時間でその補充を行い、連続的に
作業が行えるようになっている。
連通しており、スラリイを補給用タンクを介して加工用
タンクに供給して、短時間でその補充を行い、連続的に
作業が行えるようになっている。
又、第３図の噴射ガンは加圧された加圧液体を加圧用
通路により更に加圧し、加圧されたスラリイを先細りノ
ズルに送り、更に加速させた後に被加工物に向って噴射
するようになっている。
通路により更に加圧し、加圧されたスラリイを先細りノ
ズルに送り、更に加速させた後に被加工物に向って噴射
するようになっている。
（実施例）］ 本発明の一実施例を第１、第２図に基づいて詳細に説
明すると、この発明に係るスラリイ圧送式ブラスト装置
は加工装置Ａとスラリイ循環装置Ｂとから構成されてい
る。
明すると、この発明に係るスラリイ圧送式ブラスト装置
は加工装置Ａとスラリイ循環装置Ｂとから構成されてい
る。
加工装置Ａは、噴射加工用キヤビネツト１の下部にホ
ツパー２を設け、噴射ガン３にスラリイを導入して被加
工物（図示省略）の表面に噴射するようになっている。
噴射ガン３は第２図に示すように、本体４内にスラリイ
室５を設け、このスラリイ室５にスラリイ吸引口６を設
けてスラリイ導管７と連結し、本体４にジエツトノズル
８の先端がスラリイ室５内に位置するように取付け、空
気導管９に連結し、ジエツトノズル８より噴出する圧縮
空気噴流がスラリイを加速し、噴射ノズル10からスラリ
イ噴射するようになっている。
ツパー２を設け、噴射ガン３にスラリイを導入して被加
工物（図示省略）の表面に噴射するようになっている。
噴射ガン３は第２図に示すように、本体４内にスラリイ
室５を設け、このスラリイ室５にスラリイ吸引口６を設
けてスラリイ導管７と連結し、本体４にジエツトノズル
８の先端がスラリイ室５内に位置するように取付け、空
気導管９に連結し、ジエツトノズル８より噴出する圧縮
空気噴流がスラリイを加速し、噴射ノズル10からスラリ
イ噴射するようになっている。
一方、ホツパー２の下部にはスラリイポンプ11に連結
するスラリイ配管12の一端が接続されており、被加工物
表面に衝突して落下した研磨材と液体（主として水）を
受けて貯留しているホツパー２からスラリイを回収して
下記するスラリイ循環装置Ｂの液体サイクロン13に送る
ようになっている。
するスラリイ配管12の一端が接続されており、被加工物
表面に衝突して落下した研磨材と液体（主として水）を
受けて貯留しているホツパー２からスラリイを回収して
下記するスラリイ循環装置Ｂの液体サイクロン13に送る
ようになっている。
スラリイ循環装置Ｂはキヤビネツト13′内に上から順
次補給用タンク14、貯留用タンク15、加圧用タンク16が
設置され、夫々が密閉された状態にあり、補給用タンク
14の下端と貯留用タンク15の上端とは補給バルブ17を有
する接続管18で接続され、貯留タンク15の下端と加圧用
タンク16の上端とは貯留バルブ19を有する接続管20で接
続されている。
次補給用タンク14、貯留用タンク15、加圧用タンク16が
設置され、夫々が密閉された状態にあり、補給用タンク
14の下端と貯留用タンク15の上端とは補給バルブ17を有
する接続管18で接続され、貯留タンク15の下端と加圧用
タンク16の上端とは貯留バルブ19を有する接続管20で接
続されている。
そして、最上段の補給用タンク14は前面に前記した流
体サイクロン13の下端が開口されており、流体サイクロ
ン13で分離された不要研磨材等の粒子及び水は不要水配
管21で排水タンク22に送られるようになっている。又、
補給用タンク14には研磨材タンク23に連通した導管24の
研磨材補給口25が開口し、更に液体取入口26が開口して
いる。
体サイクロン13の下端が開口されており、流体サイクロ
ン13で分離された不要研磨材等の粒子及び水は不要水配
管21で排水タンク22に送られるようになっている。又、
補給用タンク14には研磨材タンク23に連通した導管24の
研磨材補給口25が開口し、更に液体取入口26が開口して
いる。
又、中段の貯留用タンク15は、前記空気導管９に接続
している圧縮ポンプ等の圧縮空気供給源27に、空気導管
９から分岐空気導管28で接続されており、分岐空気導管
28の途中に主空気バルブ29と、残圧抜きバルブ30を設け
て、空気バルブ29を開いて貯留用タンク15内に加圧空気
を導入してスラリイに圧力を加えるようになっている。
又、貯留用タンク15には補給用タンク14よりスラリイを
導入する際にタンク内を常圧に戻すための急帰還弁31
と、タンク安全弁32とが設けられている。
している圧縮ポンプ等の圧縮空気供給源27に、空気導管
９から分岐空気導管28で接続されており、分岐空気導管
28の途中に主空気バルブ29と、残圧抜きバルブ30を設け
て、空気バルブ29を開いて貯留用タンク15内に加圧空気
を導入してスラリイに圧力を加えるようになっている。
又、貯留用タンク15には補給用タンク14よりスラリイを
導入する際にタンク内を常圧に戻すための急帰還弁31
と、タンク安全弁32とが設けられている。
又、最下段の加圧用タンク16には上端に、前記空気導
入管５から分岐した分岐空気導管33が接続されており、
この分岐空気導管33に主空気バルブ34が設けられてい
る。又、加圧用タンク16には側壁と下面とに接続した２
次回路35が設けられている。この２次回路35には真空ポ
ンプ、又はダイヤフラムポンプ等の圧力変換装置36と流
量調整バルブ37と圧力調整バルブ38とが設けられてお
り、加圧用タンク16下面に空気噴出口39を開口して、加
圧用タンク16内の加圧空気を２次回路35で排出させ、圧
力変換装置36で増圧し、空気噴出口39から噴出させるこ
とによりスラリイを撹拌するようになっている。
入管５から分岐した分岐空気導管33が接続されており、
この分岐空気導管33に主空気バルブ34が設けられてい
る。又、加圧用タンク16には側壁と下面とに接続した２
次回路35が設けられている。この２次回路35には真空ポ
ンプ、又はダイヤフラムポンプ等の圧力変換装置36と流
量調整バルブ37と圧力調整バルブ38とが設けられてお
り、加圧用タンク16下面に空気噴出口39を開口して、加
圧用タンク16内の加圧空気を２次回路35で排出させ、圧
力変換装置36で増圧し、空気噴出口39から噴出させるこ
とによりスラリイを撹拌するようになっている。
一方、加圧用タンク16の下部にはスラリイ排出口40が
開口されており、前記スラリイ管７に接続して噴射ガン
３にスラリイを供給するようになっている、尚、スラリ
イ管７にはスラリイ遮断バルブ41が設けられている。
又、第１図中42は空気導管５に設けた空気開閉バルブで
ある。
開口されており、前記スラリイ管７に接続して噴射ガン
３にスラリイを供給するようになっている、尚、スラリ
イ管７にはスラリイ遮断バルブ41が設けられている。
又、第１図中42は空気導管５に設けた空気開閉バルブで
ある。
この実施例は前記のように構成したもので、最上段の
補給用タンク14には、研磨材タンク23から研磨材が、液
体取入口26から液体がそれぞれ供給される。次に補給バ
ルブ17を開き、研磨材と液体とを貯留用タンク15に移
す。この際に急帰還弁31を開いて貯留用タンク15内を常
圧に戻し、研磨材と液体の流下を助ける。そして、貯留
用タンク15に研磨材と液体とが移動したら、急帰還弁31
と供給バルブ17を閉じる。この補給バルブ17の閉遮の間
に補給用ガンク14には、新しい研磨材と液体が定量ずつ
送り込まれるか、流体サイクロン13により補給される使
用済研磨材のうち再使用可能な研磨材と液体が供給され
る。
補給用タンク14には、研磨材タンク23から研磨材が、液
体取入口26から液体がそれぞれ供給される。次に補給バ
ルブ17を開き、研磨材と液体とを貯留用タンク15に移
す。この際に急帰還弁31を開いて貯留用タンク15内を常
圧に戻し、研磨材と液体の流下を助ける。そして、貯留
用タンク15に研磨材と液体とが移動したら、急帰還弁31
と供給バルブ17を閉じる。この補給バルブ17の閉遮の間
に補給用ガンク14には、新しい研磨材と液体が定量ずつ
送り込まれるか、流体サイクロン13により補給される使
用済研磨材のうち再使用可能な研磨材と液体が供給され
る。
貯留用タンク15内に流入した研磨材と液体とは、貯留
バルブ19を開くことにより加圧用タンク16に移される。
この時、急帰還弁31も開放される。この際、主空気バル
ブ29を開いて分岐空気導管28から圧縮空気を導入して貯
留用タンク15内の研磨材及び液体を迅速に加圧用タンク
16に移す手段を講じてもよい。
バルブ19を開くことにより加圧用タンク16に移される。
この時、急帰還弁31も開放される。この際、主空気バル
ブ29を開いて分岐空気導管28から圧縮空気を導入して貯
留用タンク15内の研磨材及び液体を迅速に加圧用タンク
16に移す手段を講じてもよい。
そして、加圧用タンク16内に研磨材と液体が流入した
直後、貯留バルブ19は閉遮され、同時に分岐空気導管33
の主空気バルブ34が開かれて圧縮空気が導入される。加
圧用タンク内は圧縮空気の圧力により加圧され、研磨材
と液体は混合されるスラリイとして噴射ガン３に送ら
れ、圧縮空気と共に噴射ノズル10が噴射される。
直後、貯留バルブ19は閉遮され、同時に分岐空気導管33
の主空気バルブ34が開かれて圧縮空気が導入される。加
圧用タンク内は圧縮空気の圧力により加圧され、研磨材
と液体は混合されるスラリイとして噴射ガン３に送ら
れ、圧縮空気と共に噴射ノズル10が噴射される。
加圧用タンク16内に圧縮空気が導入されると、その一
部は２次回路35に流入し、流量調整バルブ37と圧力調整
バルブ38を通り、圧力変換装置36で加圧され、加圧用タ
ンク16の下部に位置した空気噴出口39から噴出する。こ
の噴流は気泡となって自重により沈降しようとする研磨
材を吹き上げ、撹拌する。従って、研磨材の堆積で空気
噴出口39が塞がれることはなく、且つ研磨材と液体は均
一に混合し合い、スラリイを形成する。
部は２次回路35に流入し、流量調整バルブ37と圧力調整
バルブ38を通り、圧力変換装置36で加圧され、加圧用タ
ンク16の下部に位置した空気噴出口39から噴出する。こ
の噴流は気泡となって自重により沈降しようとする研磨
材を吹き上げ、撹拌する。従って、研磨材の堆積で空気
噴出口39が塞がれることはなく、且つ研磨材と液体は均
一に混合し合い、スラリイを形成する。
加圧用タンク16内からのスラリイの流出は研磨材がな
くなるまで継続される。そして、研磨材の残量が僅かに
なったときは、加圧用タンク16と補給用タンク14の内圧
を同一にし、貯留バルブ19を開放して次の所定量の研磨
材と液体を加圧用タンク16内に流入させる。
くなるまで継続される。そして、研磨材の残量が僅かに
なったときは、加圧用タンク16と補給用タンク14の内圧
を同一にし、貯留バルブ19を開放して次の所定量の研磨
材と液体を加圧用タンク16内に流入させる。
前記の工程を繰返すことにより研磨材と液体は中断す
ることなく、噴射ガン３に送られ、噴射ガン３より噴射
し、連続的なブラスト加工を行うことができる。
ることなく、噴射ガン３に送られ、噴射ガン３より噴射
し、連続的なブラスト加工を行うことができる。
尚、圧力変換装置36で加圧された圧縮空気を噴出させ
た加圧用タンク16内のスラリイはそのまま噴射させても
よいが、一般的な液体ホーニングに使用される噴射ガン
３のスラリイ吸引口６にこのスラリイを導き、既に加圧
されているスラリイを更に、ジエツトノズル８からの圧
縮空気で更に加速、噴射しても良い。この場合、加圧用
タンク16で加圧されているスラリイは、既に十分な圧力
の下にあるので、ジエツトノズル８からの圧縮空気によ
る加速で一層強力な噴射加工を行うことができる。
た加圧用タンク16内のスラリイはそのまま噴射させても
よいが、一般的な液体ホーニングに使用される噴射ガン
３のスラリイ吸引口６にこのスラリイを導き、既に加圧
されているスラリイを更に、ジエツトノズル８からの圧
縮空気で更に加速、噴射しても良い。この場合、加圧用
タンク16で加圧されているスラリイは、既に十分な圧力
の下にあるので、ジエツトノズル８からの圧縮空気によ
る加速で一層強力な噴射加工を行うことができる。
次に、第３図はこのスラリイ圧送式ブラスト装置に用
いる噴射ガンの一例を示すものであり、この噴射ガンに
おいては、加速用流体として加圧液体を用いている。
いる噴射ガンの一例を示すものであり、この噴射ガンに
おいては、加速用流体として加圧液体を用いている。
この実施例に用いる噴射ガン３′は本体４′の一端に
先細りノズル50を取付けている。この取付けは本体４′
と先細りノズル50の夫々外周には鍔部51,52を突設し、
両鍔部51,52を接合リング53,54で挾持し、複数本の締結
ボルト（図示省略）で固定するようになっている。そし
て、本体４′の中央には先端が先細りノズル50の中央部
に位置するようにスラリイノズル55が貫入固定されてい
る。このスラリイノズル55は先端外周に先細りテーパー
部56を設けている。又、本体４′にはその内部に設けた
液体室57に連通するように加圧液体（主として水）を導
入する液体導入入口58が設けられ、30Kgf/cm2以上に加
圧された加圧液体が導入されるようになっている。
先細りノズル50を取付けている。この取付けは本体４′
と先細りノズル50の夫々外周には鍔部51,52を突設し、
両鍔部51,52を接合リング53,54で挾持し、複数本の締結
ボルト（図示省略）で固定するようになっている。そし
て、本体４′の中央には先端が先細りノズル50の中央部
に位置するようにスラリイノズル55が貫入固定されてい
る。このスラリイノズル55は先端外周に先細りテーパー
部56を設けている。又、本体４′にはその内部に設けた
液体室57に連通するように加圧液体（主として水）を導
入する液体導入入口58が設けられ、30Kgf/cm2以上に加
圧された加圧液体が導入されるようになっている。
前記先細りノズル50は内周に先細りテーパー面59を設
け、前記スラリイノズル55の先細りテーパー部56との間
に加圧用通路61を形成し、先細りテーパー面59の先端内
面にテーパー面59と連通する円筒形ガイド部60を設けて
スラリイ及び加圧液体の流速を加速させるとともに、出
口で直接的噴流を形成せしめるようになっている。
け、前記スラリイノズル55の先細りテーパー部56との間
に加圧用通路61を形成し、先細りテーパー面59の先端内
面にテーパー面59と連通する円筒形ガイド部60を設けて
スラリイ及び加圧液体の流速を加速させるとともに、出
口で直接的噴流を形成せしめるようになっている。
尚、噴射ガン３′の先細りノズル50は一つの部材で構
成するのではなく、２つの部材で構成し、液体室57側の
部材にスラリイノズル55の先端を望ませるようにしても
よいものである。
成するのではなく、２つの部材で構成し、液体室57側の
部材にスラリイノズル55の先端を望ませるようにしても
よいものである。
この噴射ガン３′は前記のように構成したもので、ス
ラリイ循環装置Ｂの加圧用タンク16内の加圧されたスラ
リイをスラリイ導管７でスライイノズル55に導き、この
スラリイノズル55から噴出させる。一方、液体導入口58
からは30Kgf/cm2以上に加圧された加圧液体が液体室57
に流入し、この加圧液体は加圧用通路61で更に加圧さ
れ、先細りノズル50に送られる。そして、この先細りノ
ズル59の内周の先細りテーパー面59において、スラリイ
ノズル55から噴出した加圧スラリイと交錯し、この先細
りテーパー面59においてスラリイは更に加速され、先端
の円筒形ガイド部60から直線的に被加工物表面に向って
噴射する。
ラリイ循環装置Ｂの加圧用タンク16内の加圧されたスラ
リイをスラリイ導管７でスライイノズル55に導き、この
スラリイノズル55から噴出させる。一方、液体導入口58
からは30Kgf/cm2以上に加圧された加圧液体が液体室57
に流入し、この加圧液体は加圧用通路61で更に加圧さ
れ、先細りノズル50に送られる。そして、この先細りノ
ズル59の内周の先細りテーパー面59において、スラリイ
ノズル55から噴出した加圧スラリイと交錯し、この先細
りテーパー面59においてスラリイは更に加速され、先端
の円筒形ガイド部60から直線的に被加工物表面に向って
噴射する。
（発明の効果） 本発明は前記のような構成、作用を有するもので、加
圧用タンク内のスラリイは２次回路の圧力変換装置によ
り加圧された圧縮空気で撹拌されるので、常時均一に混
合された状態を保持することができる。
圧用タンク内のスラリイは２次回路の圧力変換装置によ
り加圧された圧縮空気で撹拌されるので、常時均一に混
合された状態を保持することができる。
又、加圧用タンク内は圧縮空気により加圧されている
ので、噴射ガンにスラリイを送る際に、圧縮空気も共に
送られ、全体の空気消費量を従来の液体ホーニング加工
に比し、約50％低減させることができる。
ので、噴射ガンにスラリイを送る際に、圧縮空気も共に
送られ、全体の空気消費量を従来の液体ホーニング加工
に比し、約50％低減させることができる。
更に、圧縮空気により加圧されているので噴出力が従
来に比べて増加し、作業効率が良好である。等の効果を
有し、極めて実用的なものである。
来に比べて増加し、作業効率が良好である。等の効果を
有し、極めて実用的なものである。
第１図は本発明に係るスラリイ圧送式ブラスト装置の配
置を示す断面図、第２図はこれに用いる噴射ガンの拡大
断面図、第３図は噴射ガンの他の例の断面図である。 Ａ……加工装置、Ｂ……スラリイ循環装置、１……噴射
加工用キャビネット、２……ホツパー、3,3′……噴射
ガン、4,4′……本体、５……スラリイ室、６……スラ
リイ吸引口、７……スラリイ導管、８……ジエツトノズ
ル、９……空気導管、10……噴射ノズル、11……スラリ
イポンプ、12……スラリイ配管、13……流体サイクロ
ン、13′……キヤビネツト、14……補給用タンク、15…
…貯留用タンク、16……加圧用タンク、17……補給バル
ブ、18……接続管、19……貯留バルブ、20……接続管、
21……不要水配管、22……排水タンク、23……研磨材タ
ンク、24……導管、25……研磨材補給口、26……液体取
入口、27……圧縮空気供給源（圧縮ポンプ）、28……分
岐空気導管、29……主空気バルブ、30……残圧抜きバル
ブ、31……急帰還弁、32……タンク安全弁、33……分岐
空気導管、34……主空気バルブ、35……２次回路、36…
…圧力変換装置（真空ポンプ）、37……流量調整バル
ブ、38……圧力調整バルブ、39……空気噴出口、40……
スラリイ排出口、41……スラリイ遮断バルブ、42……空
気開閉用バルブ、43……先細りノズル、51,52……鍔
部、53,54……接合リング、55……スラリイノズル、56
……先細りテーパー部、57……液体室、58……液体導入
口、59……先細りテーパー面、60……円筒形ガイド部、
61……加圧用通路
置を示す断面図、第２図はこれに用いる噴射ガンの拡大
断面図、第３図は噴射ガンの他の例の断面図である。 Ａ……加工装置、Ｂ……スラリイ循環装置、１……噴射
加工用キャビネット、２……ホツパー、3,3′……噴射
ガン、4,4′……本体、５……スラリイ室、６……スラ
リイ吸引口、７……スラリイ導管、８……ジエツトノズ
ル、９……空気導管、10……噴射ノズル、11……スラリ
イポンプ、12……スラリイ配管、13……流体サイクロ
ン、13′……キヤビネツト、14……補給用タンク、15…
…貯留用タンク、16……加圧用タンク、17……補給バル
ブ、18……接続管、19……貯留バルブ、20……接続管、
21……不要水配管、22……排水タンク、23……研磨材タ
ンク、24……導管、25……研磨材補給口、26……液体取
入口、27……圧縮空気供給源（圧縮ポンプ）、28……分
岐空気導管、29……主空気バルブ、30……残圧抜きバル
ブ、31……急帰還弁、32……タンク安全弁、33……分岐
空気導管、34……主空気バルブ、35……２次回路、36…
…圧力変換装置（真空ポンプ）、37……流量調整バル
ブ、38……圧力調整バルブ、39……空気噴出口、40……
スラリイ排出口、41……スラリイ遮断バルブ、42……空
気開閉用バルブ、43……先細りノズル、51,52……鍔
部、53,54……接合リング、55……スラリイノズル、56
……先細りテーパー部、57……液体室、58……液体導入
口、59……先細りテーパー面、60……円筒形ガイド部、
61……加圧用通路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−135477（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−224600（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−96271（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−16999（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−168253（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭29−4747（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭31−9747（ＪＰ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B24C 3/00 B24C 7/00 B24C 5/04
Claims (4)
- 【請求項１】研磨材と液体とを混合したスラリイを滞留
させる密閉状態にある加圧用タンクと、加圧用タンクの
上部に設けた加圧用の圧縮空気を導入する分岐空気導管
と、加圧用タンクの上部の圧縮空気を排出し、加圧用タ
ンクの下部に開口した空気噴出口から圧縮空気を噴出さ
せてスラリイを撹拌する圧縮空気を更に加圧する圧力変
換装置を有する２次回路と、加圧用タンクからスラリイ
を導入して被加工物にスラリイを噴射させる噴射ガンと
から成るスラリイ圧送式ブラスト装置。 - 【請求項２】加圧用タンクの上方に圧縮空気導入の分岐
空気導管を有するスラリイを貯留する密閉状態の貯留用
タンクを設け、更に貯留用タンクの上方に研磨材と液体
とを補給する補給用タンクを設け、補給用タンクと貯留
用タンクとを連通する接続管に補給バルブを、貯留用タ
ンクと加圧用タンクを連通する連続管に貯留バルブを夫
々設けたことを特徴とする請求項（１）記載のスラリイ
圧送式ブラスト装置。 - 【請求項３】加圧用タンクに滞留した均一に撹拌された
スラリイを加圧して噴射ガンに送るブラスト装置におい
て、噴射ガンの本体内部に加圧液体を導入する液体室を
設け、この液体室の排出側に、内面に先細りテーパー面
と先細りテーパー面に連通する円筒形ガイド部を設けた
先細りノズルを設け、本体に前記先細りテーパー面に先
端が位置するようにスラリイを噴射するスラリイノズル
を固定して、スラリイノズルと先細りテーパー面との間
に加圧用通路を形成したことを特徴とする請求項（１）
記載のスラリイ圧送式ブラスト装置。 - 【請求項４】２次回路中の圧力変換装置が真空ポンプで
あることを特徴とする請求項（１）記載のスラリイ圧送
式ブラスト装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2193917A JP2963158B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | スラリイ圧送式ブラスト装置 |
| US07/728,102 US5201150A (en) | 1990-07-24 | 1991-07-10 | Wet abrasive blasting apparatus using pressurized slurry |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2193917A JP2963158B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | スラリイ圧送式ブラスト装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0482668A JPH0482668A (ja) | 1992-03-16 |
| JP2963158B2 true JP2963158B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16315892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2193917A Expired - Fee Related JP2963158B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | スラリイ圧送式ブラスト装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
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1991
- 1991-07-10 US US07/728,102 patent/US5201150A/en not_active Expired - Fee Related
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