JP2962358B1 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP2962358B1
JP2962358B1 JP14012098A JP14012098A JP2962358B1 JP 2962358 B1 JP2962358 B1 JP 2962358B1 JP 14012098 A JP14012098 A JP 14012098A JP 14012098 A JP14012098 A JP 14012098A JP 2962358 B1 JP2962358 B1 JP 2962358B1
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Abstract

【要約】 【課題】 外部装置が使用中である場合には、回線の閉
結中に交換機側から送られる相手側装置の電話番号を非
表示とすることができる電話装置を提供すること。 【解決手段】 外付電話が使用中である場合には(S
3:Yes)、コール・ウエイティング・コーラーID
サービスにより交換機から送られる発信者番号を受信す
ることなく、キャッチホン処理を終了する。よって、交
換機から送られる発信者番号を受信しないので、新たに
着呼のあった相手側装置の電話番号はファクシミリ装置
のLCDへ非表示とされる。従って、新たに着呼のあっ
た相手側装置の電話番号を、外付電話の使用者以外の他
の人に知られることなく秘密にすることができるのであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話装置に関し、特
に、回線の閉結中に交換機側から送られる相手側装置の
電話番号(発信者番号)を受信することができる電話装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通話中に他から新たな電話がかかってき
た場合、簡単な操作で通話相手を切り替えることができ
る、いわゆるキャッチホンサービスが実用化されてい
る。このキャッチホンサービスにおいて、既にアメリカ
では、通話中に新たにかけてきた相手側装置(発信者)
の電話番号(発信者番号)を交換機から送信するサービ
ス(いわゆるコール・ウエイティング・コーラーIDサ
ービス)が実用化されている。電話装置の中には、この
サービスにより交換機から送られる発信者番号を受信し
て、通話中に、その受信した発信者番号を電話装置の表
示器(例えば、液晶表示器(LCD))へ表示する機能
を備えたものがある。よって、この機能を備えた電話装
置では、LCDの表示内容を見ることにより、新たにか
けてきた発信者を認識することができる。
【0003】また、電話装置の中には、外付けの電話装
置(子機)を接続することが可能なものがある。この外
付けの子機を親機の電話装置に接続し、子機と親機とを
離れた場所に設置すれば、1つの電話回線を、子機と親
機とのそれぞれの場所で、使用することができるのであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、子機を
使用している最中に新たな電話がかかってくると、上述
したコール・ウエイティング・コーラーIDサービスに
より交換機から送られる相手側装置の電話番号は、親機
により受信され、その親機のLCDへ表示されてしま
う。親機のLCDに表示された相手側装置の電話番号
は、通話が継続する間、即ち、電話回線が開放されるま
で、表示され続けている。よって、かかる親機の表示に
よって、子機の使用者は、新たにかけてきた発信者を他
の人に知られてしまうという問題点があった。
【0005】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであり、外部装置が使用中である場合に
は、回線の閉結中に交換機側から送られる相手側装置の
電話番号を非表示とすることができる電話装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載の電話装置は、回線の閉結中に交換機側
から送られる相手側装置の電話番号を受信可能な受信手
段を備えており、更に、外部装置が使用中であるか否か
を判断する判断手段と、その判断手段により前記外部装
置が使用中であると判断された場合に、前記受信手段に
よる相手側装置の電話番号の受信を禁止する受信禁止手
段とを備えている。
【0007】請求項2記載の電話装置は、文字や記号を
表示可能な表示手段と、回線の閉結中に交換機側から送
られる相手側装置の電話番号を受信可能な受信手段とを
備えており、更に、その受信手段により受信された相手
側装置の電話番号を記憶する記憶手段と、その記憶手段
に記憶される相手側装置の電話番号を前記表示手段へ表
示する制御手段と、外部装置が使用中であるか否かを判
断する判断手段と、その判断手段により前記外部装置が
使用中であると判断された場合に、前記制御手段による
前記表示手段への表示を禁止する表示禁止手段とを備え
ている。
【0008】請求項2記載の電話装置によれば、回線の
閉結中に交換機側から送られる相手側装置の電話番号が
受信手段により受信されると、その受信された相手側装
置の電話番号は記憶手段によって記憶されるとともに、
制御手段によって表示手段へ表示される。この場合に、
外部装置が使用中であるか否かが判断手段によって判断
され、判断の結果、外部装置が使用中であれば、制御手
段による前記表示手段への相手側装置の電話番号の表示
が表示禁止手段によって禁止される。
【0009】請求項3記載の電話装置は、請求項1また
は2に記載の電話装置において、文字や記号を表示可能
な表示手段と、前記受信手段により受信された相手側装
置の電話番号を記憶する記憶手段と、その記憶手段に記
憶される相手側装置の電話番号を前記表示手段へ表示す
る制御手段と、前記判断手段により前記外部装置が非使
用中であると判断された場合に、前記制御手段を作動し
て、前記表示手段へ相手側装置の電話番号を表示する作
動手段とを備えている。
【0010】請求項3記載の電話装置によれば、請求項
1または2に記載の電話装置と同様に作用する上、受信
手段により受信された相手側装置の電話番号は、記憶手
段によって記憶される。ここで、判断手段によって外部
装置が非使用中であると判断されると、作動手段により
制御手段が作動され、記憶手段に記憶される相手側装置
の電話番号が表示手段へ表示される。
【0011】請求項4記載の電話装置は、請求項3記載
の電話装置において、前記制御手段により前記表示手段
へ表示された相手側装置の電話番号を所定の契機に応じ
て消去する消去手段を備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例に
ついて、添付図面を参照して説明する。まず、図6を参
照して、新たな着呼があった場合に、従来の技術の欄で
説明したコールウエイティング・コーラーIDサービス
に加入している被呼側装置と交換機との間で送受信され
る各種信号について説明する。
【0013】図6に示すように、まず、交換機80から
被呼側装置90へSAS(Subscriber Alerting Signa
l)信号71が送信される。このSAS信号71は、通
話中に新たな着呼があったことを被呼側装置90の使用
者に対して通知する信号である。SAS信号71の周波
数は440Hzであり、信号71の長さは250msか
ら1sである。SAS信号71は、被呼側装置90の使
用者によって新たに着呼のあった電話に切り替えられる
か、或いは、新たに着呼のあった相手側装置の発呼が途
絶えるまで、交換機80から被呼側装置90へ約4s間
隔ごとに送信される。
【0014】SAS信号71の送信に続いて、交換機8
0から被呼側装置90へCAS(Customer Premises Eq
uipment Alerting Signal(CPE Alerting Signal))信
号72が送信される。このCAS信号72は、被呼側装
置90に対してコール・ウエイティング・コーラーID
サービスにより新たに着呼のあった相手側装置(発呼側
装置、発信者)の電話番号(発信者番号)を通知するこ
とを示す信号である。CAS信号72の周波数は213
0Hzの周波数と2750Hzの周波数とを合成したも
のであり、信号72の長さは80msから85msであ
る。CAS信号72は、SAS信号71と一対の信号で
ありSAS信号71と同様に、被呼側装置90の使用者
によって新たに着呼のあった電話に切り替えられるか、
或いは、新たに着呼のあった相手側装置の発呼が途絶え
るまで、交換機80から被呼側装置90へ約4s間隔ご
とに送信される。
【0015】被呼側装置90によりSAS信号71が受
信されると、被呼側装置90から交換機80へ発信者番
号74を受信可能になったことを示すACK(Acknowle
dgment)信号73が送信される。ACK信号73の周波
数は941Hzの周波数と1633Hzの周波数とを合
成したものであり、信号73の長さは55msから65
msである。交換機80によりACK信号73が受信さ
れると、交換機80から被呼側装置90へ発信者番号7
4が送信される。なお、アメリカでは、SAS信号71
及びCAS信号72の送信は、交換機80から被呼側装
置90へ約10sの間隔を空けて2回だけ行われる。
【0016】なお、コール・ウエイティング・コーラー
IDサービスに加入していれば、新たな着呼があった場
合に、必ず発信者番号74が交換機80から送られるわ
けではない。具体的には、相手側装置が電話番号の通知
を拒否している場合には、交換機80から被呼側装置9
0へ発信者番号74は送信されない。しかし、かかる場
合においても、発信者番号74を送信できない旨の情報
が被呼側装置90へ送信される。
【0017】一方、被呼側装置90がコール・ウエイテ
ィング・コーラーIDサービスに加入していない場合
に、交換機80と被呼側装置90との間で送受信される
信号について説明する。この場合には、図6のカッコの
部分を除いた信号71、即ち、SAS信号71のみが交
換機80から被呼側装置90へ送信される。
【0018】本実施例のファクシミリ装置1は、外付け
電話装置(外付電話)50(図1参照)が使用中である
か否かを判断し、使用中であれば、上述したコール・ウ
エイティング・コーラーIDサービスにより送られてく
る発信者番号74の受信を禁止するようにしている。な
お、本実施例では、図6における交換機80を交換機2
9とし、被呼側装置90をファクシミリ装置1として説
明する。
【0019】図1は、外付電話50が接続されたファク
シミリ装置1の外観斜視図を示す。ファクシミリ装置1
の本体2の側部には、受話器3が取り付けられている。
受話器3は非通話時には本体2に設けられた図示しない
フック上に置かれ、通話時にはフックから取り上げられ
て使用される。前者をオンフック状態、後者をオフフッ
ク状態と称している。
【0020】本体2の上面前部には複数のキー4aを備
えた操作パネル4が設けられ、その操作パネル4の左後
部には、新たに着呼のあった相手側装置の電話番号(発
信者番号)を表示するための液晶表示器(LCD)5が
設けられている。
【0021】操作パネル4の左端部には、上から順に切
替キー4b、保留キー4cとが設けられている。切替キ
ー4bは、接続されている電話回線を1の相手側装置と
新たに着呼のあった相手側装置との間で切り替えるため
のものである。
【0022】保留キー4cは、通話中の電話を一時保留
するためのものである。1の相手側装置と新たに着信し
た相手側装置とが同時に閉結している場合に、使用者に
より保留キー4cが押下されると、LCD5から発信者
番号の表示が消去される。よって、使用者によって保留
キー4cが押下され、通話する装置がファクシミリ装置
1から外付電話50に変更されても、ファクシミリ装置
1のLCD5に新たに着信した相手側装置の電話番号は
表示されたままにはならず、使用者以外の他の人に知ら
れることなく秘密にされる。
【0023】ファクシミリ装置1は、この操作パネル4
上に設けられた各キー4aが押下されることにより操作
されるとともに、その操作状態や操作手順などがLCD
5に表示される。
【0024】操作パネル4及びLCD5の後部には原稿
挿入口6が設けられている。ファクシミリ送信される原
稿は、この原稿挿入口6に原稿面を下向きにして挿入さ
れ、読み取りが行われた後に、本体2の前面であって操
作パネル4の下方に設けられた原稿排出口7から排出さ
れる。原稿挿入口6の後部には記録紙ホルダ装着部9が
設けられており、この記録紙ホルダ装着部9には、複数
枚の記録紙を積層収納可能な記録紙ホルダ10が着脱可
能に取り付けられている。記録紙ホルダ10から供給さ
れ印刷に使用された記録紙は、原稿排出口7の下方に設
けられた記録紙排出口8から排出される。本体2の一側
面には、着呼があった場合の呼出音の鳴動を行うための
スピーカ28が設けられている。
【0025】本体2の背面には、接続ポートとしての外
付電話(外付け電話装置)用インターフェイス34(図
2参照)が設けられている。ファクシミリ装置1は、こ
の外付電話用インターフェイス34に接続されたケーブ
ル35を介して、外付電話50と接続されている。な
お、ファクシミリ装置1と外付電話50との接続は、必
ずしもケーブル35に限られるものではなく、無線など
によって接続することも可能である。
【0026】図2は、本ファクシミリ装置1の電気的構
成を示したブロック図である。ファクシミリ装置1に
は、CPU11、ROM12、EEPROM13、RA
M14、画像メモリ15、音声メモリ16、音声LSI
17、ネットワーク・コントロール・ユニット(以下
「NCU」と称す)19、モデム20、バッファ21、
スキャナ22、符号化部23、復号化部24、プリンタ
25、操作パネル4、アンプ27、検出回路33及び外
付電話用インターフェイス34とが備えられ、これらは
バスライン30を介して相互に接続されている。
【0027】NCU19は回線制御を行うためのもので
あり、ファクシミリ装置1はこのNCU19を介して電
話回線31に接続されている。NCU19は、交換機2
9から送られる呼出信号や発信者番号74などを受信す
るとともに、操作パネル4上に設けられているキー4a
操作に応じた発信時のダイヤル信号を交換機29へ送信
したり、更には通話時におけるアナログ音声信号の送受
信を行うためのものである。また、外付電話50が使用
中である場合には、交換機29から送られる発信者番号
74の受信が禁止される。よって、新たに着呼のあった
相手側装置の電話番号は、ファクシミリ装置1のLCD
5へ非表示とされ、外付電話50の使用者以外の他の人
に知られることなく秘密にされる。
【0028】CPU11は、NCU19を介して送受信
される各種信号に従って、バスライン30により接続さ
れた各部を制御してファクシミリ動作や電話動作、即
ち、データ通信を実行するものである。ROM12は、
このファクシミリ装置1で実行される制御プログラムな
どを格納した書換不能なメモリであり、図4のフローチ
ャートに示すプログラムはこのROM12内に格納され
ている。EEPROM13は書換可能な不揮発性のメモ
リであり、このEEPROM13へ記憶されたデータ
は、ファクシミリ装置1の電源オフ後も保持される。
【0029】RAM14は、ファクシミリ装置1の各動
作の実行時に各種のデータを一時的に記憶するためのメ
モリであり、発信者番号メモリ14aを備えている。
【0030】発信者番号メモリ14aは、1の相手側装
置との通話中に新たな着呼があった場合、上述したコー
ル・ウエイティング・コーラーIDサービスによって交
換機29から送られる発信者番号74を一時的に記憶す
るためのメモリである。このため、通話中に新たな着呼
があっても交換機29から発信者番号74が送信されな
い場合には、発信者番号メモリ14aの内容を「0」ク
リアしている。従って、発信者番号メモリ14aの内容
を調べて、「0」でなければ、発信者番号メモリ14a
に記憶される電話番号の相手側装置からの着呼であると
判断でき、一方、発信者番号メモリ14aの内容が
「0」であれば、通話中に新たに着呼のあった相手側装
置の電話番号(発信者番号74)が交換機29から送信
されなかったと判断することができる。
【0031】画像メモリ15は、通信履歴や、画像デー
タ及び印刷のためのビットイメージを記憶するためのメ
モリであり、安価な大容量メモリであるダイナミックR
AM(DRAM)により構成されている。受信された画
像データは、一旦画像メモリ15に記憶され、プリンタ
25によって記録紙に印刷された後に、この画像メモリ
15から消去される。一般に、画像データは大容量であ
るが、画像データが印刷されることを条件にその画像デ
ータを消去しているので、画像メモリ15を有効に使用
することができる。音声メモリ16は、使用者へ報知さ
れるメッセージや、相手側装置へ送出される応答メッセ
ージ、更には、相手側装置から送られてきた入来メッセ
ージを記憶するためのメモリである。画像メモリ15と
同様に、安価な大容量メモリであるダイナミックRAM
(DRAM)により構成されている。音声メモリ16に
記憶された入来メッセージは、操作パネル4を介して消
去操作がなされることにより、或いは、電話回線に接続
された他の装置から送られる消去コマンドを受信するこ
とによって、消去される。
【0032】検出回路33は、外付電話50が使用中で
あることを検出するためのものであり、図3を参照して
その構成を説明する。図3は、検出回路33の配線を簡
略化して示した図である。図3に示すように、交換機2
9とファクシミリ装置1とは、電話回線31によって接
続されており、更に、ファクシミリ装置1と外付電話5
0とは、ケーブル35によって接続されている。ファク
シミリ装置1の電話回線を閉結するためのスイッチSW
1は、ファクシミリ装置1の内部に設けられ、外付電話
50の電話回線を閉結するためのスイッチSW2は、外
付電話50の内部に設けられている。このスイッチSW
1とスイッチSW2とは、互いに並列に接続されてい
る。検出回路33は、ファクシミリ装置1の内部に設け
られており、スイッチSW1とスイッチSW2との間
に、且つ、スイッチSW1と並列にスイッチSW2と直
列に接続されている。
【0033】スイッチSW1が閉じられ、ファクシミリ
装置1の電話回線が閉結されると、ファクシミリ装置1
と交換機29とを接続している電話回線31に電流が流
れる。この場合には、スイッチSW2が開いているの
で、ケーブル35には電流は流れない。即ち、検出回路
33には電流が流れない。一方、スイッチSW2が閉じ
られ、外付電話50の電話回線が閉結されると、外付電
話50と交換機29との間に電流が流れる。この場合に
は、電話回線31とケーブル35とに電流が流れるの
で、検出回路33にも電流が流れ、外付電話50が使用
中であると判断される。
【0034】図2に示す音声LSI17は、NCU19
によって受信されたアナログ音声信号をデジタル音声信
号に変換する音声認識処理を行うとともに、ファクシミ
リ装置1の内部で生成されたデジタル音声信号をアナロ
グ音声信号に変換して、NCU19やスピーカ28(ア
ンプ27)へ出力する音声合成処理を行うためのもので
ある。
【0035】モデム20は、画情報を変調および復調し
て伝送するとともに伝送制御用の各種手順信号を送受信
するためのものであり、バッファ21は、相手側ファク
シミリ装置との間で送受信される符号化された画情報を
含むデータを一時的に格納するためのものである。スキ
ャナ22は、原稿挿入口6に挿入された原稿から画像を
読み取るためのものであり、符号化部23は、スキャナ
22により読み取られた画像の符号化を行うものであ
る。復号化部24は、バッファ21又は画像メモリ15
に記憶された受信画像データを読み出して、これを復号
化するためのものであり、復号化されたデータはプリン
タ25によって記録紙に印刷される。
【0036】操作パネル4は、使用者(操作者)がこの
ファクシミリ装置1の設定等を行う場合に各種の操作を
行うためのものであり、アンプ27は、そのアンプ27
に接続されたスピーカ28を鳴動して、呼出音や音声な
どを出力するためのものである。
【0037】このように構成されたファクシミリ装置1
は、NCU19を介して、電話回線31に接続されてい
る。電話回線31は、ファクシミリ装置1の交換機29
に接続され、交換機29は、電話回線32を介して、他
の交換機に接続されている。なお、他の交換機は、更に
電話回線を介して、相手側装置に接続されている。
【0038】次に、図4のフローチャートを参照して、
上記のように構成されたファクシミリ装置1の動作につ
いて説明する。図4は、キャッチホン処理を示したフロ
ーチャートである。図4に示すように、ファクシミリ装
置1は、1の相手側装置との電話回線の閉結中に、新た
な着呼があったことを通知するSAS信号71の受信を
待機し(S1:No)、SAS信号71を受信すれば
(S1:Yes)、新たに着呼のあった相手側装置の電
話番号(発信者番号)を通知することを示すCAS信号
72を受信したか否かを確認する(S2)。交換機29
からCAS信号72を受信すれば(S2:Yes)、外
付電話50が使用中であるか否かを確認する(S3)。
外付電話50が使用中でなければ(S3:No)、発信
者番号74を受信可能になったことを示すACK信号7
3を交換機29へ送信する(S4)。ACK信号73の
送信後、コール・ウエイティング・コーラーIDサービ
スにより交換機29から送られる発信者番号74を受信
したか否かを判断する(S5)。判断の結果、発信者番
号74を受信した場合には(S5:Yes)、発信者番
号74を発信者番号メモリ14aへ書き込み(S6)、
その発信者番号メモリ14aの内容をLCD5へ表示す
る(S7)。
【0039】一方、本ファクシミリ装置1がコール・ウ
エイティング・コーラーIDサービスに加入していて
も、発信者が電話番号の送信を拒否している場合には、
交換機29から発信者番号74は送信されないので、発
信者番号74を受信することができない。よって、かか
る場合には(S5:No)、発信者番号メモリ14aの
内容を「0」クリアして(S8)、発信者番号74が受
信できなかったことを記憶する。
【0040】S3の処理において、外付電話50が使用
中である場合には(S3:Yes)、S4からS7まで
の処理を行うことなく、このキャッチホン処理を終了す
る。このように外付電話50が使用中である場合には、
交換機29から送られる発信者番号74を受信しないの
で、新たに着呼のあった相手側装置の電話番号がファク
シミリ装置1のLCD5へ非表示とされる。よって、新
たに着呼のあった相手側装置の電話番号は、外付電話5
0の使用者以外の他の人に知られることなく秘密にされ
る。
【0041】S2の処理において、CAS信号72を受
信しなければ(S2:No)、当該ファクシミリ装置1
はコール・ウエイティング・コーラーIDサービスに加
入していないので、S4からS8までの処理をスキップ
する。
【0042】次に、SAS信号71が継続しているか否
かを確認する(S9)。SAS信号71が継続していれ
ば(S9:Yes)、使用者によって切替キー4bが押
下されたか否かを確認する(S10)。切替キー4bが
押下されなければ(S10:No)、SAS信号71が
途絶えるまでの間、即ち、新たに着呼のあった相手側装
置の発呼が途絶えるまでの間、S9及びS10の処理を
繰り返す。一方、SAS信号71が途絶えれば(S9:
No)、このキャッチホン処理を終了する。
【0043】S10の処理において、切替キー4bが押
下されれば(S10:Yes)、通話相手を新たに着呼
のあった相手側装置へ切り替え(S11)、電話処理を
実行する(S12)。電話処理の実行中に保留キー4c
が押下されなければ(S13:No)、切替キー4bが
押下されるまでの間(S14:No)、S12からS1
4までの処理を繰り返す。一方、保留キー4cが押下さ
れれば(S13:Yes)、LCD5から発信者番号メ
モリ14aの内容の表示を消去する(S15)。消去
後、このキャッチホン処理を終了する。なお、S14の
処理において、切替キー4bが押下されれば(S14:
Yes)、通話相手を切り替えて(S16)、このキャ
ッチホン処理を終了する。
【0044】このように、使用者によって保留キー4c
が押下されると、LCD5から発信者番号メモリ14a
の内容の表示が消去される。例えば、通話する装置をフ
ァクシミリ装置1から外付電話50に変更するために、
使用者によって保留キー4cが押下されると、ファクシ
ミリ装置1のLCD5に表示されている新たに着信した
相手側装置の電話番号は消去される。よって、通話する
装置をファクシミリ装置1から外付電話50に変更して
も、新たに着信した相手側装置の電話番号を使用者以外
の他の人に知られることなく秘密にすることができる。
【0045】次に、図5を参照して、第2実施例につい
て説明する。第2実施例は、前記した図4のフローチャ
ートを変更したものであり、外付電話50が使用中であ
るか否かを確認する処理を行うまでの手順を変更したも
のである。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符
号を付してその説明は省略し、異なる部分のみを説明す
る。
【0046】図5に示すように、交換機29からSAS
信号71及びCAS信号72を受信すれば(S1:Ye
s,S2:Yes)、ACK信号73を交換機29へ送
信する(S21)。ACK信号73の送信後、コール・
ウエイティング・コーラーIDサービスにより交換機2
9から送られる発信者番号74を受信したか否かを判断
する(S22)。判断の結果、発信者番号74を受信し
た場合には(S22:Yes)、発信者番号74を発信
者番号メモリ14aへ書き込む(S23)。書き込み
後、外付電話50が使用中であるか否かを確認し(S2
4)、外付電話50が使用中でなければ(S24:N
o)、発信者番号メモリ14aの内容をLCD5へ表示
する(S25)。一方、外付電話50が使用中である場
合には(S24:Yes)、S25の処理を行うことな
く、このキャッチホン処理を終了する。なお、S22の
処理において、発信者番号74を受信しなかった場合に
は(S22:No)、発信者番号メモリ14aの内容を
「0」クリアする。
【0047】このように外付電話50が使用中である場
合には、発信者番号メモリ14aの内容、即ち、新たに
着呼のあった相手側装置の電話番号がファクシミリ装置
1のLCD5へ非表示とされる。よって、新たに着呼の
あった相手側装置の電話番号は、外付電話50の使用者
以外の他の人に知られることなく秘密にされる。
【0048】第2実施例では、外付電話50が使用中で
あると判断すれば新たに着呼のあった相手側装置の電話
番号の受信すら行わない第1実施例に対して、外付電話
50が使用中であると判断すれば新たに着呼のあった相
手側装置の電話番号を受信して発信者番号メモリ14a
へ記憶するが、LCD5には非表示としている。なお、
第2実施例では、図2に示すROM12内に、図5のフ
ローチャートが格納されている。
【0049】なお、本実施例において、請求項1記載の
判断手段としてはS3の処理が該当する。請求項1、3
及び4に記載の受信禁止手段としてはS3のYesの分
岐処理が該当する。請求項2記載の記憶手段としてはS
23の処理が、制御手段としてはS25の処理が、判断
手段としてはS24の処理がそれぞれ該当する。請求項
2から4に記載の表示禁止手段としてはS24のYes
の分岐処理が該当する。請求項3または4に記載の記憶
手段としてはS6及びS23の処理が、制御手段として
はS7及びS25の処理が、判断手段としてはS3及び
S24の処理が、作動手段としてはS7及びS25の処
理がそれぞれ該当する。請求項4記載の消去手段として
はS15の処理が該当する。
【0050】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の電話装置によれば、判断
手段により外部装置が使用中であると判断されると、受
信禁止手段によって、受信手段による相手側装置の電話
番号の受信が禁止される。よって、外部装置が使用中で
ある場合には、新たに着呼のあった相手側装置の電話番
号を表示手段へ非表示にすることができるという効果が
ある。従って、外部装置の使用者は、新たに着呼のあっ
た相手側装置の電話番号を秘密にすることができるので
ある。
【0052】請求項2記載の電話装置によれば、判断手
段により外部装置が使用中であると判断されると、表示
禁止手段によって、制御手段による相手側装置の電話番
号の表示が禁止される。よって、外部装置が使用中であ
る場合には、新たに着呼のあった相手側装置の電話番号
を表示手段へ非表示にすることができるという効果があ
る。従って、外部装置の使用者は、新たに着呼のあった
相手側装置の電話番号を秘密にすることができるのであ
る。
【0053】請求項3記載の電話装置によれば、請求項
1または2に記載の電話装置の奏する効果に加え、更
に、判断手段によって外部装置が非使用中であると判断
されると、作動手段により制御手段が作動され、相手側
装置の電話番号が表示手段へ表示される。よって、電話
装置の使用者は、表示手段に表示された内容を見るだけ
で、新たに着呼のあった相手側装置を認識することがで
きるという効果がある。
【0054】請求項4記載の電話装置によれば、請求項
3記載の電話装置の奏する効果に加え、更に、制御手段
により表示手段へ表示された相手側装置の電話番号は、
消去手段により所定の契機に応じて消去される。よっ
て、電話装置の使用者は、所定の契機に応じて、表示手
段に表示されている相手側装置の電話番号を消去するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置の斜
視図である。
【図2】上記ファクシミリ装置の電気的構成を示したブ
ロック図である。
【図3】検出回路の配線を簡略化して示した図である。
【図4】キャッチホン処理を示したフローチャートであ
る。
【図5】第2実施例のキャッチホン処理を示したフロー
チャートである。
【図6】交換機と被呼側装置との各種信号の送受信にお
ける手順を示した図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置(電話装置) 4b 切替キー 4c 保留キー 5 液晶表示器(LCD)(表示手段) 14 RAM 14a 発信者番号メモリ(記憶手段) 19 ネットワークコントロールユニット(NC
U)(受信手段の一部) 20 モデム(受信手段の一部) 21 バッファ(受信手段の一部) 29 交換機 31,32 電話回線 50 外付電話(外部装置) 74 発信者番号(相手側装置の電話番号)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−181764(JP,A) 特開 平9−135301(JP,A) 特開 平9−233174(JP,A) 特開 平10−13524(JP,A) 特開 平10−243063(JP,A) 特開 平11−112619(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/00 H04M 1/57

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線の閉結中に交換機側から送られる相
    手側装置の電話番号を受信可能な受信手段を備えた電話
    装置において、 外部装置が使用中であるか否かを判断する判断手段と、 その判断手段により前記外部装置が使用中であると判断
    された場合に、前記受信手段による相手側装置の電話番
    号の受信を禁止する受信禁止手段とを備えていることを
    特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 文字や記号を表示可能な表示手段と、回
    線の閉結中に交換機側から送られる相手側装置の電話番
    号を受信可能な受信手段とを備えた電話装置において、 その受信手段により受信された相手側装置の電話番号を
    記憶する記憶手段と、 その記憶手段に記憶される相手側装置の電話番号を前記
    表示手段へ表示する制御手段と、 外部装置が使用中であるか否かを判断する判断手段と、 その判断手段により前記外部装置が使用中であると判断
    された場合に、前記制御手段による前記表示手段への表
    示を禁止する表示禁止手段とを備えていることを特徴と
    する電話装置。
  3. 【請求項3】 文字や記号を表示可能な表示手段と、 前記受信手段により受信された相手側装置の電話番号を
    記憶する記憶手段と、 その記憶手段に記憶される相手側装置の電話番号を前記
    表示手段へ表示する制御手段と、 前記判断手段により前記外部装置が非使用中であると判
    断された場合に、前記制御手段を作動して、前記表示手
    段へ相手側装置の電話番号を表示する作動手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の電話
    装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段により前記表示手段へ表示
    された相手側装置の電話番号を所定の契機に応じて消去
    する消去手段を備えていること特徴とする請求項3記載
    の電話装置。
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