JP2958572B2 - コーティング造粒装置 - Google Patents

コーティング造粒装置

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コーティング造粒装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
これまでのコーティング造粒装置としては、例えば特
開昭63−42730号に記載されたものが知られている。こ
のものは、タンク内の下部に撹拌羽根を設けた撹拌式の
ものである。タンク内に処理物を入れ、撹拌羽根を回転
させて処理物を撹拌しつつ、上方からバインダ等を噴霧
しながらコーティング造粒をしていくようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の撹拌式コーティング造粒装置においては、均質
なコーティングをするのが難しかった。撹拌しながら造
粒していくのであるから、全体にわたって均一な撹拌を
継続させていくのが極めて困難であるうえ、局部的に凝
集したりしがちであったからである。また、ソフトなコ
ーティング造粒物を得ることも難しかった。造粒中に撹
拌羽根により大きな剪断力が加わるためであった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るコーティング造粒装置は、均質かつソフ
トなコーティング造粒物を製造することができるもので
あって、次のようなものである。
すなわち、高圧ガスにコーティング材やバインダを混
入した混合ガスを供給する混合ガス供給源と、混合ガス
供給源から送られる混合ガスを内部へ導入するガスボッ
クスと、粉体を供給する粉体供給部と、ガスボックス内
において環状の微小隙間を備えその微小隙間を介してガ
スボックス内と連通し、また微小隙間を挟んだ一方側で
粉体供給部へ連通して他方側の微小隙間隣接位置に滑ら
かな曲面の内壁部を備えた混合ガス噴流部と、及び混合
ガス噴流部と連通し内部がサイクロン室となっている造
粒室とを備えたコーティング造粒装置である。
そして、その混合ガス噴流部は、コアンダ効果を生じ
る、弧状に湾曲した内壁面とすることが望ましい。
高圧ガスにコーティング材やバインダを混入した混合
ガスを作るには、エゼクタを利用することが望ましい。
後で紹介する実施例のように、造粒室において回転流
を起こさせるためのガスを使用する場合は、ガスは加熱
したガスとし、造粒とともに乾燥までするようにしても
よい。
造粒室において回転流を起こさせるガスを使用しない
で、造粒室のガス抜き管から積極的に吸引するようにし
て、造粒室で回転流を起こさせるようにしてもよい。ま
たは、混合ガス噴流部からの混合ガスや粉体を造粒室に
おいて接線方向に導入するようにして、造粒室で回転流
を起こさせるようにしてもよい。
造粒室からの排ガスは、凝縮器を通して溶剤を回収す
るようにしてもよい。
なお、この明細書で使用する用語「高圧ガス」「ガ
ス」は、当然に「高圧エア」「エア」を含むものであ
る。
〔作 用〕
高圧ガスにコーティング材やバインダを混入した混合
ガスを、混合ガス供給源からガスボックス内へ送り込
む。混合ガスはガスボックス内の環状の微小隙間から混
合ガス噴流部へ流入し、混合ガス噴流部から造粒室へと
噴出していく。このとき、粉体供給部から混合ガス噴流
部へと粉体が供給されているため、高速で噴出していく
混合ガスが粉体を吸収していく。そして、粉体の凝集を
破壊しながらしかも二次凝集を防止しながら気流分散状
態にし、造粒室へと噴出していく。
なお、混合ガス噴流部の内壁面をコアンダ効果が生じ
る弧状に湾曲したものとした場合は、混合ガスが弧状に
湾曲した内壁面に沿う壁付着流となって噴流する。この
ため、混合ガス噴流部が負圧となり、粉体供給部からの
粉体や二次ガスを大量に吸引する。したがって、混合ガ
スは、粉体とともに高速でしかも強力な気流分散作用を
粉体に及ぼしながら造粒室へと噴出していく。
造粒室へ噴出していく際には、コーティング材やバイ
ンダを粉体の表面に均一に分散させていく。
分散した粉体は、完全な分散状態のまま造粒室内へ流
入し、造粒室内で回転し続けている間に、互いに摩擦し
あい相互に干渉しあい続ける。このようにして、造粒作
用が進行する。このとき、混合ガス中のコーティング材
やバインダと均一に接触し続ける。このため、次第にコ
ーティング凝集体が形成されていき、均質かつソフトな
コーティング造粒作用が進行していくのである。
〔実施例〕
本発明の1実施例を第1図に基づいて説明する。第1
図は本発明の1実施例を示す概念図である。
第1図において、5は造粒室を示している。造粒室5
の上方には、分散ノズル4を取り付けている。分散ノズ
ル4は、上端から下方へいくにつれ、いったん直径を絞
った後に今度は次第に拡大していくような、滑らかな曲
面のラッパ形に形成している。すなわち、分散ノズル4
内を高速ガスの噴流が通過するときにコアンダ効果が生
じる内周面としているのである。
分散ノズル4の上方に、環状の微小隙間“e"をあけて
その上に供給ノズル2を取り付けている。供給ノズル2
はじょうご形のものとしている。なお、微小隙間“e"の
部分はガスボックス3内に収容している。
供給ノズル2の上方には、供給ノズル2内へ粉体Aを
定量的に供給するフィーダ1を配置している。
ガスボックス3の一部に混合ガス供給口を取り付け、
混合ガス供給口は配管23によりエゼクタ8と接続してい
る。エゼクタ8の下方に容器10を配置し、容器10内には
コーティング材やバインダを入れている。そして、エゼ
クタ8と容器10内とを調節バルブ9を介してパイプで連
結している。
造粒室5の上方部分において、ノズル22を接線方向に
取り付けている。ノズル22は、ヒータ12を介しパイプで
ブロア13と接続している。造粒室5内の下部から上方へ
向けてガス抜き管6を取り付け、造粒室5の下方には製
品回収容器7を取り付けている。ガス抜き管6の下方部
分は直角に折り曲げて造粒室5外へ出した後に、配管14
を介してサイクロン15へ連結している。そして、サイク
ロン15の上方の排気管は配管16を介してバッグフィルタ
室17へと連結している。バッグフィルタ室17の下方には
抜き出し弁18を設けている。バッグフィルタ室17の上方
は配管19を介し凝縮器20へ連結している。凝縮器20の下
方にはバルブ21を取り付けている。
第1図に示したものの使用方法を説明する。フィーダ
1から供給ノズル2へと粉体Aを定量的に供給する。供
給ノズル2内へ供給された粉体Aは、分散ノズル4内へ
落下していく。このとき、エゼクタ8を介して高圧ガス
Bを供給しているが、高圧ガスBはエゼクタ8により容
器10内のコーティング材やバインダを吸い上げ、混合ガ
スとなってガスボックス3内へ流入している。混合ガス
は、環状の微小隙間“e"から噴流となって内部へ流入す
る。その後、混合ガスは分散ノズル4の頂部の曲面に沿
った壁付着噴流となって、分散ノズル4内の下方へと噴
出していく。このときコアンダ効果が生じ、この部分に
多量の二次ガスが吸い込まれ、供給ノズル2から粉体A
を吸引しながら高速ガス流となって気流分散が生じる。
このため、粉体の凝集を破壊するとともに粉体の二次凝
集を防ぎながら、コーティング材やバインダを均一に粉
体Aの表面に分散させていく。このようにして湿潤化し
た粉体A′は、分散状態のまま造粒室5内へ流入する。
ブロア13が、造粒室5内の上方部分においてガスCを
接線方向に送り込んでいる。このため、造粒室5内にお
いては回転流が起きている。粉体A′は、回転流に乗っ
て造粒室5内の壁面に沿って回転し続ける。この間に、
粒子どうしが摩擦しあい干渉しあいながら凝集体dを形
成していく。このとき、混合ガスに含まれたコーティン
グ材やバインダが粒体に均等に接触し続ける。このた
め、均質なコーティングが行われると同時に均質な造粒
も行われていく。
凝集体dは、形成されていくにつれて次第に失速し、
製品回収容器7内へ落下していく。一方、ガスのほう
は、凝集されないままとなった未凝集物とともに、ガス
抜き管6から配管14を通ってサイクロン15内へ流入し、
さらにはバッグフィルタ室17内へと流れる。そして、未
凝集物は、最終的にはサイクロン15やバッグフィルタ室
17で捕捉される。
なお、ヒータ12をONしてガスCを加熱した場合は、凝
集体dの溶剤が蒸発し、乾燥した凝集体dが得られる。
蒸発した溶剤は、冷却水で冷却する凝縮器20内で冷却凝
縮させた後にバルブ21を通して回収する。
〔発明の効果〕
本発明に係るコーティング造粒装置においては、粉体
が混合ガスによって完全分散状態になり、混合ガス噴流
部から造粒室へと流入し、造粒室内で気流に乗って回転
しているうちに、コーティング造粒作用が進行してい
く。急激な変化もなく、徐々にコーティング造粒作用が
進行していくため、均質にコーティングされた均質の造
粒物を得ることができる。また、造粒中に大きな剪断力
等が加わることもないので、ソフトな造粒物を得ること
もできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す概念図である。 1……フィーダ、2……供給ノズル 3……ガスボックス、4……分散ノズル 5……造粒室、8……エゼクタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29B 9/00 - 9/16 B01J 2/00 - 2/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧ガスにコーティング材やバインダを混
    入した混合ガスを供給する混合ガス供給源と、混合ガス
    供給源から送られる混合ガスを内部へ導入するガスボッ
    クスと、粉体を供給する粉体供給部と、ガスボックス内
    において環状の微小隙間を備えその微小隙間を介してガ
    スボックス内と連通し、また微小隙間を挟んだ一方側で
    粉体供給部へ連通して他方側の微小隙間隣接位置に滑ら
    かな曲面の内壁面を備えた混合ガス噴流部と、及び混合
    ガス噴流部と連通し内部がサイクロン室となっている造
    粒室とを備えたコーティング造粒装置。
  2. 【請求項2】前記混合ガス噴流部が、コアンダ効果を生
    じる、弧状に湾曲した内壁面となっているものである、
    請求項1記載のコーティング造粒装置。
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