JP2957253B2 - シャンプー - Google Patents

シャンプー

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JP2957253B2
JP2957253B2 JP25925590A JP25925590A JP2957253B2 JP 2957253 B2 JP2957253 B2 JP 2957253B2 JP 25925590 A JP25925590 A JP 25925590A JP 25925590 A JP25925590 A JP 25925590A JP 2957253 B2 JP2957253 B2 JP 2957253B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシャンプーに関し、さらに詳しくは、毛髪に
対するコンディショニング作用が良好で、かつ繰り返し
洗浄による毛髪に損傷が少ないシャンプーに関する。
〔従来の技術〕
近年、モーニングシャンプーの流行や毎晩の洗髪の実
施が増え、それに対応して、パサツキが少なく、柔軟で
しっとりとした感じと、使用後にはサラッとした軽い仕
上感を与えるシャンプーが多く用いられるようになって
きた。
これらのシャンプーの多くは、アルキル硫酸塩または
ポリアルキルエーテル硫酸塩などの比較的刺激性の強い
界面活性剤を減じるか、あるいはまったく使用せずに、
より低刺激性の活性剤を用い、また柔軟でしっとりした
感じを与えるためにカチオン性界面活性剤やカチオン性
ポリマーが添加されている(たとえば、特開昭52−6650
6号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記のような工夫のみでは、長期の繰
り返しの使用あるいは過剰な洗浄によって毛髪の皮脂成
分が逸脱されるとともに、カチオン性界面活性剤の過剰
な吸着が生じ、タンパク成分の溶出や保湿性の低下、毛
髪のパサツキなどが生じるようになる。
したがって、本発明は、繰り返し洗浄などによる毛髪
の損傷を防止し、かつ毛髪に対するコンディショニング
作用の良好なシャンプーを提供するとことを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、後に詳しく説明する一般式(I)で表され
る植物タンパク誘導ペプチドをベースにして得られる一
般式(III)で表される植物タンパク誘導ペプチドの第
4級アンモニウム誘導体および一般式(IV)で表される
植物タンパク誘導ペプチドのエステルよりなる群から選
ばれる少なくとも1種からなる植物タンパク誘導体と、
アミノ酸系アニオン界面活性剤と、カチオン性界面活性
剤またはカチオン性ポリマーとをシャンプーに特定量含
有させることによって、上記目的を達成したものであ
る。
すなわち、洗浄力を発揮させるための主成分として
は、タンパク変性作用が少なく低刺激性のアミノ酸系ア
ニオン性界面活性剤を用い、かつ植物タンパク誘導体の
使用によって毛髪を保護し、毛髪の保湿性を高めると共
に、毛髪へのカチオン性界面活性剤やカチオン性ポリマ
ーの過剰吸着を防ぎ、カチオン性界面活性剤またはカチ
オン性ポリマーの併用によって、毛髪を柔軟にするなど
の毛髪に対するコンディショニング作用を高めると共
に、植物タンパク誘導体による保湿性を長期間保持させ
るようにしたのである。
本発明においては、上記のように特定の植物タンパク
誘導体、アミノ酸系アニオン性界面活性剤およびカチオ
ン性界面活性剤またはカチオン性ポリマーを必須成分と
してシャンプーに含有させるが、これら植物タンパク誘
導体、アミノ酸系アニオン性界面活性剤、カチオン性界
面活性剤、カチオン性ポリマーについて詳しく述べると
以下の通りである。
まず、植物タンパク誘導体としては、次のをベース
にして得られる〜からなるものが挙げられる。
(式中、R1は植物タンパク誘導ペプチドを構成する種々
のアミノ酸の側鎖であり、nは2〜30である) で表される植物タンパク誘導ペプチド (式中、R1とnは前記一般式(I)の場合と同じであ
り、R3、R4、R5は炭素数1〜20のアルキル基もしくは炭
素数2〜20のアルケニル基またはR3〜R5のうちの1個あ
るいは2個は炭素数1〜20のアルキル基もしくは炭素数
2〜20のアルケニル基で、残りは炭素数1〜3のアルキ
ル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基またはベン
ジル基である。Aは炭素数2〜3のアルキレンまたは炭
素数2〜3のヒドロキシアルキレンである)で表される
植物タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体 (式中、R1とnは前記一般式(I)の場合と同じであ
り、R6は炭素数1〜18の直鎖状アルキル基、炭素数1〜
18の分岐状アルキル基、炭素数1〜18の直鎖状ヒドロキ
シアルキル基または炭素数1〜18の分岐状ヒドロキシア
ルキル基である) で表される植物タンパク誘導ペプチドのエステル 上記の一般式(I)で表される植物タンパク誘導ペ
プチドを得るための原料である植物性のタンパク(蛋
白)としては、たとえば、穀類、豆類、種実類、いも
類、そば(蕎麦)、海草類などのタンパク、具体的に
は、例えば、小麦、はと麦(鳩麦)、ライ麦、えん麦
(燕麦)、とうもろこし、大豆、アーモンド、カシュー
ナッツ、ごま(胡麻)、落花生、じゃがいも、さつまい
も、さといも、京いも、こんにゃくいも、山いも、そ
ば、わかめ(若布)、あまのり(甘海苔)、いわのり
(岩海苔)、かわのり(川海苔)、まつも(松藻)など
の植物類またはその加工物から得られるタンパクが挙げ
られる。
また、上記一般式(I)において、その側鎖がR1で示
されるアミノ酸としては、アラニン、グリシン、バリ
ン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラ
ニン、チロシン、セリン、トレオニン、メチオニン、ア
ルギニン、ヒスチジン、リシン、アスパラギン酸、アス
パラギン、グルタミン酸、グルタミン、シスチン、トリ
プトファンなどがあげられる。そして、これらのアミノ
酸の組成比の分析例を示すと第1表の通りである。な
お、第1表中ではアスパラギンとグルタミンは分析過程
で酸化されるためそれぞれアスパラギン酸とグルタミン
酸に含めて表示されている。そして、シスチンはアミノ
基とカルボキシル基をそれぞれ2個ずつ有するので、第
1表において組成比を示すにあたってはハーフシスチン
として表示されている。
上記の一般式(I)で表される植物タンパク誘導ペ
プチドは、天然の植物タンパクから誘導されるものであ
って、毛髪や皮膚に対する刺激性が少なく、植物タンパ
クに由来するアミノ基やカルボキシル基、さらには各種
アミノ酸の側鎖の作用によって毛髪に吸着して毛髪の損
傷を防ぎ、また、損傷した毛髪を回復させる作用を有し
ている。特にグルタミン酸やアスパラギン酸の含有量が
動物タンパク誘導ペプチド(ケラチンやコラーゲン、絹
などの動物タンパクを加水分解して得られる動物タンパ
ク誘導ペプチド)より多く、保湿性が動物タンパク誘導
ペプチドよりも優れている。
この一般式(I)で表される植物タンパク誘導ペプチ
ドは、植物タンパクを酸、アルカリ、あるいはタンパク
分解酵素などを用いて加水分解することによって得られ
る。そし、加水分解に際して、添加する際、アルカリ、
あるいは酵素の量、反応温度、反応時間を適宜選択する
ことによって、得られる動物タンパク誘導ペプチドのn
の値を2〜30、分子量で約200〜約4,500の好ましいもの
にすることができる(nの値が小さいときは、たまたま
分子量の小さいアミノ酸がならんでいて、n=2のとき
に分子量が約200になることがあるが、nの値が大きい
ときは、分子量の小さいアミノ酸ばかりがならんでいる
ことは考えられず、分子量の大きいアミノ酸も入ってく
るので、n=30のときに分子量が約4,500になることが
ある)。
植物タンパクの酸加水分解に際しては、たとえば塩
酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭化水鎖酸などの無機酸、酢
酸、ギ(蟻)酸などの有機酸が用いられる。
また、植物タンパクのアルカリ加水分解に際しては、
たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リ
チウム、水酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸リチウムなどの無機アルカリが用いられる。
そして、植物タンパクの酵素加水分解に際しては、た
とえばペプシン、プロクターゼA、プロクターゼBなど
の酸性タンパク分解酵素、パパイン、ブロメライン、サ
ーモライシン、トリプシン、プロナーゼ、キモトリプシ
ンなどの中性ないしアルカリ性タンパク分解酵素が使用
される。また、スブチリシン、スタフィロコッカスプロ
テアーゼなどの菌産性の中性ないしアルカリ性タンパク
分解酵素も使用できる。
前記の一般式(III)で表される植物タンパク誘導
ペプチドの第4級アンモニウム誘導体は、一般式(I)
の植物タンパク誘導ペプチドの末端のアミノ基を第4級
化したものであって、その第4級化により、毛髪に吸着
する性質がより高められていて、前記一般式(I)で表
される植物タンパク誘導ペプチドの作用をより一層顕著
に発揮する。
このような一般式(III)で表される植物タンパク誘
導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体の具体例として
は、たとえば、大豆タンパク誘導ペプチドや小麦タンパ
ク誘導ペプチドのトリメチルアンモニオ−2−ヒドロキ
シプロピル誘導体、トリエチルアンモニオ−2−ヒドロ
キシプロピル誘導体、ウラリルジメチルアンモニオ−2
−ヒドロキシプロピル誘導体、ヤシ油アルキルジメチル
アンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体、ステアリ
ルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導
体、ベンジルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロ
ピル誘導体などが挙げられる。
そして、前記の一般式(IV)で表される植物タンパ
ク誘導ペプチドのエステルは、一般式(I)で表される
植物タンパク誘導ペプチドを高級脂肪酸またはヒドロキ
シ高級脂肪酸でエステル化したものであり、そのエステ
ル化による高級アルキル基または高級ヒドロキシアルキ
ル基の導入により毛髪に湿潤性、油性感、艶などを付与
する作用が向上していて、これが前記一般式(I)で表
される植物タンパク誘導ペプチドの特性と相まって、毛
髪の仕上がりをより一層良好にする。
このような一般式(IV)で表される植物タンパク誘導
ペプチドのエステルの具体例としては、たとえば大豆タ
ンパク誘導ペプチドや小麦タンパク誘導ペプチドのエチ
ルエステル、イソプロピルエステル、2−エチルヘキシ
ルエステル、2−ヘキシルデシルエステル、エチレング
リコールエステル、プロピレングリコールエステル、ブ
チレングリコールエステル、グリセリンエステルなどが
挙げられる。
これらの植物タンパク誘導体は、それぞれ単独で用い
ることができるし、また2種以上の混合物として用いる
ことができる。
そして、この植物タンパク誘導体のシャンプー中での
含有量としては、0.1〜5重量%であることが必要であ
り、特に0.2〜2重量%の範囲にするのが好ましい。つ
まり、植物タンパク誘導体のシャンプー中での含有量が
上記範囲より少ない場合は、毛髪を保護したり、毛髪の
保湿性を高めたり、カチオン性界面活性剤やカチオン性
ポリマーの過剰吸着を防止する効果を充分に発揮するこ
とができず、また植物タンパク誘導体のシャンプー中で
の含有量が上記範囲より多くなると、洗髪後、毛髪上に
残存した植物タンパク誘導体によってベトツキが生じる
など、かえって感触を損なうことになる。
アミノ酸系アニオン性界面活性剤は、本発明のシャン
プーにおいて、洗浄力を発揮する主成分となるものであ
るが、毛髪がアミノ酸の重合体であるタンパク質ケラチ
ンで構成されていることから、このアミノ酸系アニオン
性界面活性剤は、タンパク変性作用が少なく低刺激性で
ある。このようなアミノ酸系アニオン性界面活性剤とし
ては、次の〜に示すものが挙げられる。
(式中、R7は炭素数8〜22のアルキル基または炭素数8
〜22のアルケニル基、R8はCH2COOMまたはCH2CH2SO3Mで
あり、MはH、Na、KまたはNH3、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−
アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−
2−メチル−1,3−プロパンジオールなどの有機アルカ
ノールアミンのオニウムである) で表されるアミノ酸系アニオン性界面活性剤 このような一般式(V)で表されるアミノ酸系アニオ
ン性界面活性剤の具体例としては、たとえばラウロイル
サルコシン、ミリストイルサルコシン、パルミトイルサ
ルコシン、ステアロイルサルコシン、ベヘロイルサルコ
シン、ヤシ油脂肪酸メチルタウリン、N−ミリストイル
メチルタウリン、N−パルミトイルメチルタウリン、N
−ステアロイルメチルタウリン、N−ベヘロイルメチル
タウリンなどやこれらの塩が挙げられる。
(式中、R9は炭素数8〜22のアルキル基または炭素数8
〜22のアルケニル基であり、Mは前記一般式(V)の場
合と同じである) で表されるアミノ酸系アニオン性界面活性剤 このような一般式(VI)で表されるアミノ酸系アニオ
ン性界面活性剤の具体例としては、たとえばN−ラウリ
ル−L−グルタミン酸モノナトリウム、N−ココイル−
L−グルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイル−
L−グルタミン酸モノナトリウム、N−パルミトイル−
L−グルタミン酸モノトリエタノールアミン、N−ミリ
ストイル−L−グルタミン酸ジナトリウムなどが挙げら
れる。
一般式(VII): R10CON(CH3)CH2CH2COOM (式中、R10は炭素数8〜22のアルキル基または炭素数
8〜22のアルケニル基であり、Mは前記一般式(V)の
場合と同じである) で表されるアミノ酸系アニオン性界面活性剤 このような一般式(VII)で表されるマミノ酸系アニ
オン性界面活性剤の具体例としては、たとえばN−ココ
イル−N−メチル−β−アラニンナトリウム、N−ラウ
ロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム、N−ミ
リストイル−N−メチル−β−アラニンナトリウムなど
が挙げられる。
(式中、R11は炭素数8〜22のアルキル基または炭素数
8〜22のアルケニル基であり、R12は水素またはメチル
基である。Mは前記一般式(V)の場合と同じである) で表されるアミノ酸系アニオン性界面活性剤 このような一般式(VIII)で表されるアミノ酸系アニ
オン性界面活性剤の具体例としては、たとえばN−ヤシ
油アルキルプロピオン酸ナトリウム、N−ラウリルプロ
ピオン酸トリエタノールアミンなどが挙げられる。
これらのアミノ酸系アニオン性界面活性剤は、それぞ
れ単独で用いることができるし、また、2種以上混合し
て用いることができる。
そして、このアミノ酸系アニオン性界面活性剤のシャ
ンプー中の含有量としては、2〜25重量%であることが
必要であり、特に5〜15重量%の範囲が好ましい。つま
り、アミノ酸系アニオン性界面活性剤のシャンプー中で
の含有量が上記範囲より少ない場合は、洗浄効果が低く
なり、それを補うため他の界面活性剤を併用した場合
は、毛髪のタンパク変成などを引き起こし、本発明の効
果が損なわれることになる。また、アミノ酸系アニオン
性界面活性剤のシャンプー中での含有量が上記範囲より
多くなっても効果の増加が認められず、アミノ酸系アニ
オン性界面活性剤とはいえ多量使用による弊害が生じる
おそれがある。
カチオン性界面活性剤としては、下記の一般式(IX)
で表されるものが挙げられる。
〔式中、R13〜R16のうちのいずれか1個または2個は一
般式R17(OCH2CH2 (ただし、R17は炭素数8〜24の
アルキル基、炭素数8〜24のアルケニル基、炭素数8〜
24のヒドロキシアルキル基または炭素数8〜24のヒドロ
キシアルケニル基、mは0〜10である)で表される基で
あり、残りは炭素数1〜3のアルキル基、 (ただし、R18は水素またはメチル基、bは1〜15であ
る)で表される基またはベンジル基であり、Xはハロゲ
ン原子または炭素数1〜3のアルキル硫酸基である〕 このような一般式(IX)で表されるカチオン性界面活
性剤の具体例としては、たとえば塩化ステアリルトリメ
チルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウ
ム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化
ステアリルビス(ジエチレングリコール)ヒドロキシエ
チルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウ
ム、臭化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステ
アリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルト
リメチルアンモニウム、ヨウ化セチルトリメチルアンモ
ニウム、塩化オレイルベンジルジメチルアンモニウム、
塩化オレイルビス〔ポリオキシエチレン(15EO)〕メチ
ルアンモニウムなどが挙げられる。
一方、カチオン性ポリマーとしては、以下の〜に
示すような、ジアリル第4級アンモニウム塩の重合物、
カチオン性セルロース、カチオン性殿粉、カチオン性ビ
ニル重合体などが挙げられる。
ジアリル第4級アンモニウム塩の重合物 ジアリル第4級アンモニウム塩の重合物としては下記
の一般式(1)〜(4)で示される重合物が挙げられ
る。
〔一般式(1)〜(4)において、R19、R20は同じかま
たは異なって、水素または炭素数1〜18、好ましくは炭
素数1〜4のアルキル基を示し、R21、R22は同じかまた
は異なって、水素、炭素数1〜3のアルキル基またはフ
ェニル基を示し、Zはアニオン(塩素、臭素などのハロ
ゲンイオン、硫酸、硝酸などの無機酸残基、メチル硫
酸、ヒドロキシカルボン酸などの有機酸残基)を示し、
n1、m1およびn2、m2は分子量1万〜100万を与える数を
示す〕 カチオン性セルロースまたはカチオン性殿粉 カチオン性セルロースまたはカチオン性殿粉としては
次の一般式(5)で示される化合物が挙げられる。
〔式中、Bはセルロース残基または殿粉残基、Dは付加
数0〜10のポリオキシエチレンまたはポリオキシプロピ
レン、Eはアルキレンまたはヒドロキシアルキレン、R
23、R24、R25は同じかまたは異なって、アルキル基、ア
リール基または式中の窒素原子を含んで複素環を形成し
てもよい。Zはアニオン(塩素、臭素、沃素などのハロ
ゲンイオン、硫酸、スルホン酸、硝酸などの酸残基)を
示し、pは正の整数である〕 カチオン性ビニル重合体 カチオン性ビニル重合体としては次の一般式(6)〜
(8)で示される重合体が挙げられる。
(式中、R26、R27は同じか異なって、水素、炭素数1〜
6のアルキル基またはフェニル基を示し、n1およびZは
前記と同じである) (式中、R28は水素またはメチル基、R29、R30、R31は同
じかまたは異なって、水素、炭素数1〜4のアルキル基
または置換アルキル基、Tは酸素またはアミド結合中の
NH基、Zはアニオン、m3は1〜10の整数、n1は前記と同
じである) (式中、R32、R33、R34は同じかまたは異なって、水
素、炭素数1〜2のアルキル基または炭素数1〜2の置
換アルキル基、Zはアニオン、n1は前記と同じである) これらのカチオン性ポリマーのうち、ジアリルジメチ
ルアンモニウムホモ重合物、カチオン性セルロースなど
が特に好ましい。
上記カチオン性界面活性剤やカチオン性ポリマーは、
毛髪に吸着して、毛髪を柔軟にし、毛髪のくし通り性を
良好にし、毛髪に艶を付与すると共に、植物タンパク誘
導体の保湿性を長期間保たせる作用する。これらカチオ
ン性界面活性剤やカチオン性ポリマーは、それぞれ単独
で用いることができるし、また2種以上混合して用いる
ことができる。
そして、これらのカチオン性界面活性剤またはカチオ
ン性ポリマーのシャンプー中の含有量としては、0.1〜
2.5重量%であることが必要であり、特に0.2〜1重量%
の範囲が好ましい。つまり、カチオン性界面活性剤また
はカチオン性ポリマーのシャンプー中での含有量が上記
範囲より少ない場合は、それらの効果を充分に発揮する
ことができず、また、カチオン性界面活性剤またはカチ
オン性ポリマーのシャンプー中での含有量が上記範囲よ
り多くなると、毛髪に吸着する量が多くなりすぎ、毛髪
を極端に柔軟にするなど、感触上不都合が生じることに
なる。
本発明のシャンプーは、上記植物タンパク誘導体、ア
ミノ酸系アニオン性界面活性剤およびカチオン性界面活
性剤またはカチオン性ポリマーを必須成分とし、これら
を水または水に適宜な溶剤を加えた液に含有させること
によって調製されるが、これらの必須成分以外にも、本
発明の効果を損なわない範囲で適宜他の成分を添加する
ことができる。
そのような成分としては、たとえばラウリル硫酸アン
モニウム、ラウリウ硫酸エタノールアミン、ラウリル硫
酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミンなど
のアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン(2EO)ラウリ
ルーテル硫酸トリエタノールアミン(なお、EOはエチレ
ンオキサイドで、EOの前の数値はエチレンオキサイドの
付加モル数を示す)、ポリオキシエチレン(3EO)アル
キル(炭素数11〜15のいずれかまたは2種以上の混合
物)エーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、ラウリルベンゼンスルホン酸トリエタノー
ルアミンなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオ
キシエチレン(3EO)トリデシルエーテル酢酸ナトリウ
ムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、
エーテル硫酸アルカンスルホン酸ナトリウム、硬化ヤシ
油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ウンデシレノイル
アミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム、オクチルフ
ェノキシジエトキシエチルスルホン酸ナトリウム、オレ
イン酸アミドスルホコハク酸二ナトリウム、スルホコハ
ク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二
ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12〜
15)エーテルリン酸(8〜10EO)ポリオキシエチレンオ
レイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
セチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ラウリルスル
ホ酢酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム
などのアニオン性界面活性剤、2−アルキル−N−カル
ボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム
ベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリウム
ベタインナトリウム、ウンデシル−N−ヒドロキシエチ
ル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、
ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ステアリルジ
メチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルベタイン、
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキル
N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾ
リニウムベタインナトリウム、ヤシ油アルキルN−カル
ボキシエトキシエチル−N−カルボキシエチルイミダゾ
リニウムジナトリウムヒドロキシド、ヤシ油アルキルN
−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルイ
ミダゾリニウムジナトリウムラウリル硫酸、N−ヤシ油
脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカ
ルボン酸塩などの両性界面活性剤、ポリオキシエチレン
アルキル(炭素数12〜14)エーテル(7EO)、ポリオキ
エチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオレイン酸グ
リセリン、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポ
リオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン
セチルステアリルジエーテル、ポリオキシエチレンソル
ビトール・ラノリン(40EO)、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキ
シプロピレンデシルテトラデシルエーテル、ポリオキシ
エチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコ
ール、ポリオキシプロピレンステアリルエーテルなどの
ノニオン性界面活性剤、両性ポリマー、アニオン性ポリ
マーなどの合成ポリマー、イソステアリン酸ジエタノー
ルアミド、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、オレ
イン酸ジエタノールアミド、牛脂肪酸モノエタノールア
ミド、硬化牛脂肪酸ジエタノールアミド、ステアリン酸
ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチ
ルアミド、ステアリン酸モノエタノールアミド、ミリス
チン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸エタノールア
ミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリル酸イ
ソプロパノールアミド、ラウリン酸エタノールアミド、
ラウリン酸ジエタノールアミド、ラノリン脂肪酸ジエタ
ノールアミドなどの増粘剤、ワックス、パラフィン、脂
肪酸エステル、グリセライド、動植物油などの油脂類、
動植物抽出物、ポリサッカライドまたはその誘導体、鎖
状または環状メチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、ジメチルポリシロキサンポリエチレング
リコール共重合体、ジメチルポリシロキサンポリプロピ
レン共重合体、アミノ変成シリコンオイル、第4級アン
モニウム変成シリコンオイルなどのシリコンオイル、プ
ロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチ
レングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール
などの湿潤剤、エタノール、メタノール、プロピルアル
コール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコール
類、L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウ
ム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グ
ルタミン酸、L−システイン、L−スレオニンなどのア
ミノ酸などを挙げることができる。
〔発明の効果〕
本発明のシャンプーは、毛髪に対するコンディショニ
ング作用が良好であり、かつ繰り返し洗浄による毛髪の
損傷が少ない。
また、本発明のシャンプーは、洗髪中の泡立ちが良
く、かつ泡がきめ細かく、しかも洗浄力が優れている。
本発明のシャンプーが、繰り返し使用した場合でも毛
髪の損傷が少ない理由は次のように考えられる。
(a) 洗浄力を発揮する主成分のアミノ酸系アニオン
性界面活性剤が毛髪のタンパク変成を引き起こすことが
少なく、毛髪に対して低刺激性である。
(b) 植物タンパク誘導体が毛髪に吸着して毛髪の損
傷を防止し、損傷した毛髪を回復させる。また、植物タ
ンパク誘導体が、カチオン性界面活性剤やカチオン性ポ
リマーの過剰吸着を防ぎ、カチオン性界面活性剤やカチ
オン性ポリマーの過剰吸着による毛髪の損傷を防止す
る。
また、本発明のシャンプーが、毛髪のコンディショニ
ング効果が優れているのは、次の理由によるものと考え
られる。
(c) 植物タンパク誘導体が毛髪に吸着して、毛髪を
柔軟にし、かつ毛髪をなめらかにして、毛髪のくし通り
性を良好にすると共に、毛髪に艶、潤いを付与する。
特に植物タンパク誘導体は保湿性が優れており、しか
も毛髪中に浸透して保湿性を保つので、毛髪の潤いが長
期間保たれる。
(d) カチオン性界面活性剤またはカチオン性ポリマ
ーが植物タンパク誘導体以上に毛髪に吸着して、毛髪を
柔軟にし、かつ毛髪をなめらかにする。また、毛髪に
艶、潤いを与える。
また、カチオン性界面活性剤やカチオン性ポリマー
は、毛髪上に吸着し、毛髪上に被膜を形成して、毛髪中
に浸透した植物タンパク誘導体の流失を防止し、植物タ
ンパク誘導体の優れた保湿性を長期間保持させる。
本発明のシャンプーが泡立ちがよく、かつ泡がきめ細
かく、しかも洗浄力が優れているのは、次の理由による
ものと考えられる。
(e) アミノ酸系アニオン性界面活性剤がそのような
性質を有していて、その主要因になるが、植物タンパク
誘導体が泡をきめ細かくする作用をする。
(f) カチオン性界面活性剤またはカチオン性ポリマ
ーが泡立ちを良くし、洗浄力を向上させる。
〔実施例〕
つぎに実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例1 植物タンパク誘導体としてN−(3−トリメチルアン
モニオ−2−ヒドロキシプロピル)大豆タンパク誘導体
ペプチド(n=10)(大豆タンパク誘導ペプチドの第4
級アンモニウム誘導体)を用い、アミノ酸系アニオン性
界面活性剤としてN−ラウロイル−N−メチル−β−ア
ラニンナトリウムを用い、カチオン性界面活性剤として
塩化オレイルベンジルジメチルアンモニウムを用い、カ
チオン性ポリマーとしてカチオン化ヒドロキシエチルセ
ルロース(ライオン社製レオガードMLP)を用い、下記
組成のシャンプーを調製した。なお、植物タンパク誘導
体〔本実施例では、大豆タンパク誘導ペプチドの第4級
アンモニウム誘導体に属するN−(3−トリメチルアン
モニオ−2−ヒドロキシプロピル)大豆タンパク誘導ペ
プチド〕の後に括弧書きで示すnは、植物タンパク誘導
体を表すそれぞれの一般式中においてアミノ酸の数を表
すnのことである。各成分の配合量は重量基準によるも
のであり、配合量が固形分量でないものについては成分
名の後に固形分濃度を括弧書きで示している。
N−(3−トリメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプ
ロピル)大豆タンパク誘導ペプト(n=10) 1.0 N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウ
ム 7.5 塩化オレイルベンジルジメチルアンモニウム 0.8 カチオン化ヒドロキシエチルセルロース(ライオン社
製レオガードMLP) 0.3 2−アルキル−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエ
チルイミダゾリウムベタイン(30%) 15.0 ベヘニルアルコール 0.5 水添牛脂アルキルアミンオキサイド 0.5 パルミチン酸モノエタノールアミド 2.4 ソルビタンジオレエート 0.8 エチレングリコールジステアレート 1.8 ジグリセリン 1.2 パラオキシ安息香酸エステル・フェノキシエタノール
混合物(成和化成社製セイセプト) 0.5 香 料 適 量 着色料 適 量 滅菌イオン交換水 計100.0とする 上記シャンプーを用いて洗髪したところ、洗髪中の泡
のきめ細かさ、くし通りの軽さとも良好であり、10回洗
髪を繰り返した後も、毛髪がまとまりやすく、毛髪が潤
い、艶を有しており、毛髪のくし通り性が良好であっ
て、使用した実施例1のシャンプーが毛髪へのコンディ
ショニング作用が良好であり、かつ繰り返し洗浄による
毛髪の損傷が少ないことを示していた。
実施例2 植物タンパク誘導体としてN−(3−ヤシ油アルキル
ジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル)小麦タ
ンパク誘導ペプチド(n=3)を用い、アミノ酸系アニ
オン性界面活性剤としてN−ミリスチルプロピオン酸ト
リエタノールアミンを用い、カチオン性界面活性剤とし
て塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムを用い、下記組
成のシャンプーを調製した。各成分の配合量は重量基準
によるものであり、配合量が固形分量でないものについ
ては成分名の後に固形分濃度を括弧書きで示している。
N−(3−ヤシ油アルキルジメチルアンモニオ−2−ヒ
ドロキシプロピル)小麦タンパク誘導ペプチド(n=
3) 1.0 N−ミリスチルプロピオン酸トリエタノールアミン 4.5 塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5 ラウリルスルホコハク酸二ナトリウム 5.5 ラルリルスルテイン〔ラウリル(3−スルホプロピル)
ジメチルアンモニウム〕 0.7 ミリスチン酸ジエタノールアミド 2.8 カルボキシメチルキチン 0.8 ジイソプロピルアジペート 0.8 アラントインアセチルメチオネート 0.4 ポリエチレングリコール(12EO)ジステアレート 0.5 パラオキシ安息香酸エステル・フェノキシエタノール混
合物(成和化成社製セイセプト) 0.5 香 料 適 量 着色料 適 量 滅菌イオン交換水 計100.0とする 上記シャンプーを用いて洗髪したところ、洗髪中の泡
のきめ細かさ、くし通りの軽さとも良好であり、10回洗
髪を繰り返した後も、毛髪がまとまりやすく、毛髪が潤
い、艶を有しており、毛髪のくし通り性が良好であっ
て、使用した実施例2のシャンプーが毛髪へのコンディ
ショニング作用が良好であり、かつ繰り返し洗浄による
毛髪の損傷が少ないことを示していた。
実施例3 植物タンパク誘導体として大豆タンパク誘導ペプチド
(n=3)のエチルエステルを用い、アミノ酸系アニオ
ン性界面活性剤としてN−ヤシ油アルキル−L−グルタ
ミン酸トリエタノールアミンを用い、カチオン性重合体
としてジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合体
を用いて、下記組成のシャンプーを調製した。各成分の
配合量は重量基準によるものであり、配合量が固形分量
でないものについては成分名の後に固形分濃度を括弧書
きで示している。
大豆タンパク誘導ペプチド(n=3)のエチルエステ
ル 1.5 N−ヤシ油アルキル−L−グルタミン酸トリエタノー
ルアミン(30%) 22.0 ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合体(メ
ルク社製マーコート100) 0.3 N−ヤシ油脂肪酸コラーゲン誘導ペプチドカリウム
(30%) 12.0 ラウリン酸ジエタノールアミド 2.8 ステアリルアルコール 0.8 流動パラフィン 1.2 1,3−ブチレングリコール 1.5 ポリオキシエチレン(6EO)セチルエーテル 0.8 アロエ抽出液 0.7 塩化ナトリウム 0.2 EDTA−2Na 0.1 パラオキシ安息香酸エステル・フェノキシエタノール
混合物(成和化成社製セイセプト) 0.5 香 料 適 量 着色料 適 量 滅菌イオン交換水 計100.0とする 上記シャンプーを用いて洗髪したところ、洗髪中の泡
のきめ細かさ、くし通りの軽さとも良好であり、10回洗
髪を繰り返した後も、洗髪がまとまりやすく、毛髪が潤
い、艶を有しており、毛髪のくし通り性が良好であっ
て、使用した実施例3のシャンプーが毛髪へのコンディ
ショニング作用が良好であり、かつ繰り返し洗浄による
毛髪の損傷が少ないことを示していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C11D 1:10 1:62) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/075 A61K 7/06 C11D 1/65 C11D 3/382

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式(III)で表される植物タン
    パク誘導ペプチドの第4級アンモニウム誘導体および下
    記の一般式(IV)で表される植物タンパク誘導ペプチド
    のエステルよりなる群から選ばれる少なくとも1種の植
    物タンパク誘導体と、アミノ酸系アニオン性界面活性剤
    と、カチオン性界面活性剤またはカチオン性ポリマーと
    を含有し、上記植物タンパク誘導体の含有量が0.1〜5
    重量%で、アミノ酸系アニオン性界面活性剤の含有量が
    2〜25重量%であり、カチオン性界面活性剤またはカチ
    オン性ポリマーの含有量が0.1〜2.5重量%であることを
    特徴とするシャンプー。 (式中、R1は植物タンパク誘導ペプチドを構成する種々
    のアミノ酸の側鎖であり、nは2〜30である。R3、R4
    R5は炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のアルケ
    ニル基またはR3〜R5のうちの1個あるいは2個は炭素数
    1〜20のアルキル基もしくは炭素数2〜20のアルケニル
    基で、残りは炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3
    のヒドロキシアルキル基もしくはベンジル基である。A
    は炭素数2〜3のアルキレンまたは炭素数2〜3のヒド
    ロキシアルキレンである) で表される植物タンパク誘導ペプチドの第4級アンモニ
    ウム誘導体 (式中、R1とnは前記一般式(III)の場合と同じであ
    り、R6は炭素数1〜18の直鎖状アルキル基、炭素数1〜
    18の分岐状アルキル基、炭素数1〜18の直鎖状ヒドロキ
    シアルキル基または炭素数1〜18の分岐状ヒドロキシア
    ルキル基である) で表される植物タンパク誘導ペプチドのエステル
  2. 【請求項2】アミノ酸系アニオン性界面活性剤が次の
    〜よりなる群から選ばれる少なくとも1種である請求
    項1記載のシャンプー。 (式中、R7は炭素数8〜22のアルキル基または炭素数8
    〜22のアルケニル基、R8はCH2COOMまたはCH2CH2SO3Mで
    あり、MはH、Na、KまたはNH3、モノエタノールアミ
    ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、2−
    アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−
    2−メチル−1,3−プロパンジオールなどの有機アルカ
    ノールアミンのオニウムである) で表されるアミノ酸系アニオン性界面活性剤 (式中、R9は炭素数8〜22のアルキル基または炭素数8
    〜22のアルケニル基であり、Mは前記一般式(V)の場
    合と同じである) で表されるアミノ酸系アニオン性界面活性剤 一般式(VII): R10CON(CH3)CH2CH2COOM (式中、R10は炭素数8〜22のアルキル基または炭素数
    8〜22のアルケニル基であり、Mは前記一般式(V)の
    場合と同じである) で表されるアミノ酸系アニオン性界面活性剤 (式中、R11は炭素数8〜22のアルキル基または炭素数
    8〜22のアルケニル基であり、R12は水素またはメチル
    基である。Mは前記一般式(V)の場合と同じである) で表されるアミノ酸系アニオン性界面活性剤
  3. 【請求項3】カチオン性界面活性剤が次の一般式(IX)
    で表されるものであることを特徴とする請求項1記載の
    シャンプー。 〔式中、R13〜R14のうちいずれか1個または2個は一般
    式R17(OCH2CH2−(ただし、R17は炭素数8〜24の
    アルキル基、炭素数8〜24のアルケニル基、炭素数8〜
    24のヒドロキシアルキル基または炭素数8〜24のヒドロ
    キシアルケニル基、mは0〜10である)で表される基で
    あり、残りは炭素数1〜3のアルキル基、 (ただし、R18は水素またはメチル基、bは1〜15であ
    る)で表される基またはベンジル基であり、Xはハロゲ
    ンまたは炭素数1〜3のアルキル硫酸基である〕
  4. 【請求項4】カチオン性ポリマーがジアリル第4級アン
    モニウム塩の重合物、カチオン性セルロース、カチオン
    性殿粉またはカチオン性ビニル重合体である請求項1記
    載のシャンプー。
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