JP2957212B2 - 帯域制限されている信号を符号化することにより同信号の使用帯域幅を低減する方法及び装置、及び符号化され帯域制限された信号を復号する方法及び装置 - Google Patents

帯域制限されている信号を符号化することにより同信号の使用帯域幅を低減する方法及び装置、及び符号化され帯域制限された信号を復号する方法及び装置

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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、帯域制限されている信号を符号化すること
により同信号の使用帯域幅を低減する方法及び装置、及
び符号化され帯域制限された信号を復号する方法及び装
置に関する。
従来の技術 信号の帯域幅を圧縮するために、帯域制限されている
信号を符号化し、符号化され、帯域制限された信号を復
号する方法は多数存在する。この方法は、線形予測符号
(LPC)、部分帯域符号化等の種々の技術を基礎として
いる。しかしこの公知の方法は、いくつかの所定の信号
形式例えば2ないし4の低減係数が信号品質の損失なし
に可能である言語において用いることができる。
発明が解決しようとする課題 本発明の課題は、各形式の信号を品質の損失なしに大
きい低減係数により処理することを可能にする、帯域制
限されている信号を符号化することにより同信号の使用
帯域幅を低減する方法及び装置と、これに対応して、符
号化された信号を復号する方法及び装置とを提供するこ
とにある。
課題を解決するための手段 上記課題は本発明により、帯域制限されている信号の
使用帯域幅を低減する方法及び装置において、請求項1
及び3に記載の特徴部分に記載の特徴により、符号化さ
れた信号を復号する方法及び装置において、請求項5及
び8に記載の特徴部分に記載の構成により解決される。
発明の効果 本発明により得ることのできる主な利点は、帯域制限
されている任意の各信号の使用帯域幅を、情報を完全に
保持しながら、装置パラメータに依存する圧縮係数によ
り低減することができ、その際に、使用される周期関数
に依存するか、又は使用される対称電圧/周波数変換器
に依存するか、又は使用される対称周波数/電圧変換器
に依存するスクランブル符号を有する“スクランブル”
を実現することができる点である。スクランブルにより
入力信号の明瞭度を損うことがある。別の1つの利点
は、符号化された信号が1対1の対応を有する、即ち1
対1で復号することができる点である。信号圧縮によ
り、チヤネルでの伝送のS/N比を一様なノイズ密度分布
により改善することができる。更に、帯域幅の圧縮解除
(decompression)は、圧縮された又は圧縮解除された
信号の時間領域を変化することなしに行われる。
実施例 次に本発明を実施例に基づき図を用いて説明する。時
間領域における周波数変調された信号s(t)は次の式
により表すことができる。但し境界条件“搬送波周波
数”は“零”に等しいと仮定する。
s(t)=Uocos〔∫mq(t)dt+φ〕 (1) この場合にUoは信号s(t)の振幅、mは等価周波数
偏差又は古典的な意味においては変調指数(Modulation
shub)を表す定数、φは一定の初期位相、q(t)は
周波数変調された信号である。周波数変調された信号を
復調するために必要な帯域幅はmの値に依存することは
公知であり、帯域幅を、帰還を行つた周波数変調(FMF
B)により低減することができる。
第1図において、使用帯域低減のための回路が図示さ
れ、この回路の入力側30は乗算器31と接続されている。
乗算器31の出力側は低域フイルタ32に接続され、低域フ
イルタ32の出力側は本回路の出力側33を形成している。
帰還ループ34の中に、第4図に示されている対称周波数
/電圧変換器35、増幅率mを有する増幅器36、及び第2
図に示されている電圧/周波数変換器37が設けられ、電
圧/周波数変換器37の出力側は乗算器31の第2の入力側
に接続されている。この回路は制御回路の構成を有し、
通常のFMFB回路に類似であるが、しかし搬送波周波数が
零に等しいと仮定されている。従つて本回路は低域フイ
ルタ32を用い、厳密に線形の周波数−電圧関係又は電圧
−周波数関係を得るために対称形の電圧/周波数変換器
37又は周波数/電圧変換器35が用いられなければならな
い。
周波数変調においては位相情報を保持することが非常
に重要である、何故ならば瞬時の周波数fi(t)が瞬時
の位相φ(t)の微分であるからである。公知のFMFB
回路は“非零”搬送波信号と帯域フイルタとで動作し、
その際に瞬時の周波数は常に零より大きいと仮定され
る。しかし瞬時の周波数が負である場合には位相は180
゜だけ跳躍し、これは通常のFMFB回路では実現できな
い。更に、搬送波周波数に対する瞬時周波数の比が大き
い場合を処理することができない。第1図の回路は“零
搬送波”で動作し、従つて瞬時周波数は負であることも
あり、搬送波周波数に対する瞬時周波数の比は無限大に
なる。
第1図の回路について更に説明する前に、本発明のた
めに必要な対称形の電圧/周波数変換器又は周波数/電
圧変換器の構成について説明する。
対称電圧/周波数変換器の出力信号Ufは次の式により
表すことができる: Uf“cos"=Ufc=Uocos〔∫βUi(t)dt+φ〕=Uocos
(α) ただしUoは出力振幅、Ui(t)は入力信号、φは、コ
ンバータにより前もつて与えられている一定の位相、β
は係数、及びtは時間である。
このような出力信号を有する電圧/周波数変換器は第
2図に示されている。この図において入力側1は乗算器
2と論理回路3とに接続されている。論理回路3は有利
には多くの比較器と、ANDゲート、ORゲート、排他的OR
ゲート及びフリツプフロツプから成るデジタル回路網と
から成る。論理回路3の出力側は乗算器2の別の1つの
入力側に接続されている。乗算器2の出力側は積分器4
の力側と接続され、積分器4の出力側は正弦変換器5、
論理回路3及び加算器6に接続されている。加算器6の
別の1つの入力側には論理回路3の1つの出力側が接続
されている。加算器6の出力側は第2の乗算器7と接続
され、乗算器7の第2の入力側には論理回路3の別の1
つの出力側が接続されている。第2の乗算器7の出力側
には別の1つの正弦変換器8が接続されている。
入力側1に印加されている入力信号Ui(t)は任意の
波形を有することができる。わかり易く説明するために
次に第3図を参照しながらこの信号の動作を直流電圧入
力信号に基づいて説明する。入力信号Ui(t)は積分器
4で積分され、その際に線形に増加する信号が発生す
る。積分器4は、その出力信号電圧が、前もつて与えら
れている振幅に制限されるように構成されている。入力
信号の電圧経過によりこの出力電圧がこの振幅に達する
と、積分器4の入力側における信号の正負符号が切換え
れる。
これは、論理回路3から供給される制御信号に依存し
て入力信号を+1又は−1と乗算する乗算器2を介して
行われる。
入力信号Ui(t)が直流電圧信号の場合には、積分器
4の出力側に第3図Aの3角波信号が供給され、その際
にそれぞれ第1の乗算器2が+1又は−1と乗算し、正
負符号の反転は第3図Cの3角波信号の最小値又は最大
値においてそれぞれ行われる。3角波信号は第2の正弦
変換器5に達し、正弦変換器5においてこの信号は正弦
波信号に変換され、その際にこの信号は先ず増幅器でシ
フトされ、3角波信号の正のピークは非線形の微分段で
正弦波に丸められる。次いでこの信号はバツフア段と分
圧段を介して、この信号をシフトする別の1つの増幅器
に達し、そして別の1つの非線形の微分段に達し、この
微分段で3角波信号の負のピークは正弦波形に丸められ
る。別の1つのバツフア段と1つの分圧器とを介して、
このようにして形成された信号は出力増幅器に達し、こ
の出力増幅器は正弦波信号 Uf sin=Uo・sin〔∫βUi(t)dt+φ〕 を供給する。正弦変換器5の前述の配置はただの1つの
例として挙げられたにすぎず、別の構成の正弦変換器を
用いることもできることは自明である。第1の正弦変換
器8の出力側から真に余弦波形の信号を得るためには、
積分器4の出力側から取出される3角波形信号α sinを
変形して、第1の正弦変換器8による処理の後に、上記
式により表される真に余弦の信号を供給する新しい3角
波信号を形成しなければならない。3角波信号α sinを
変形するために加算器6と乗算器7が用いられる。第3
図のように、3角波信号α sinにオフセツト値が加算器
6にて加算され、その際にこの加算は信号α sinの正負
符号に依存する、即ちオフセツト値の正負符号は、信号
α sinが零を通過する時に常に変化される。このように
して、第3図Bに実線で示されている信号が発生し、こ
の信号は加算器6の出力側から取出される。破線により
示されている領域において、乗算器7での乗算により勾
配は±1と乗算され、このようにして乗算器7の出力側
から第3図Cの信号α cosが発生する。加算器6と乗算
器7の制御は、論理回路3から供給される制御信号に依
存して行われ、これらの制御信号も積分器4の入力信号
と出力信号とに依存して発生される。第1の正弦変換器
8は、乗算器7の出力側から取出された3角波信号を、
上記式に相当する余弦波信号に変換する。
第1図の回路により、電圧/周波数変換器の周波数領
域を係数2だけ拡大することが可能である。係数2Nによ
る拡大を実現するために多くの段を縦続接続することが
できるが、しかしその際に各段からの出力電圧を適切な
値に減衰し、このようにして振幅領域を越えることがな
いようにしなければならない。
第2図の電圧/周波数変換器を用いて第4図のよう
に、対称形の周波数−電圧特性曲線を有する周波数/電
圧変換器を構成することができる。第4図の周波数/電
圧変換器は第1のミクサ20を有し、ミクサ20の入力側は
一方では入力端子19と、他方では基準周波数frを供給す
る基準発振器21と接続されている。ミクサ20の出力側は
同期検波器22に接続され、同期検波器22は差形成器23、
第2のミクサ24、及び低域フイタ25の直列接続を有す
る。第2のミクサ24は同様に基準発振器21に接続されて
いる。帰還ループの中に第2図の電圧/周波数変換器が
同期検波器22の出力側に接続され、その際に電圧/周波
数変換器26の出力側は第3のミクサ27と接続され、ミク
サ27の他端には基準発振器21が接続されている。第3の
ミクサ27の出力側は差形成器23の第2の入力側と接続さ
れている。
第4図に示されている周波数/電圧変換器の動作は次
のようである: 端子19に供給される入力信号は第1のミクサで、入力
信号の最大周波数より少なくとも5ないし10倍大きいよ
り高い基準周波数frと乗算される、即ちより高い周波数
に向かつてシフトされる。これは、同期検波器の支障の
ない動作を保証するためと、位相に対して敏感な制御回
路として構成されている回路の時定数を小さく保持する
ために必要である。これにより低域フイルタ25は、入力
信号の時定数ではなく基準発振器21の3ないし5周期の
時定数を有する。基準周波数frを十分に大きく選択する
と入力信号を、考慮することのできる多数の時間間隔に
区分することができ、従つて“位相”内で制御を実現す
ることができる。差形成器23を介して入力信号の“位
相”は、電圧/周波数変換器26により再形成された信号
の“位相”と比較され、このようにして発生する“位
相”は、第2のミクサ24と低域フイルタ25とにより構成
されるアナログ“位相検波器”により電圧に変換され
る。この“位相検波器”は基準発振器21の位相を、演算
増幅器として構成されている差形成器23の出力信号の位
相と比較する。
この装置は、“位相”の条件を満足するためにこの装
置の最大瞬時周波数が、frに比して少なくとも(1/10な
いし1/5)小さい場合、そしてこの装置の振幅が電圧/
周波数変換器26における最大振幅を越えない場合に各信
号を再形成する。
対称性のために、電圧/周波数変換器26の出力側か
ら、入力側19における入力信号と同一の信号が、この入
力信号が装置パラメータの領域を越えない場合には取出
される。この場合には第5図の回路を真に対称形の周波
数/電圧変換器と見なすことができる。
上記の特性のために本発明の対称電圧/周波数変換器
を真の位相/周波数変調器として、対称周波数/電圧変
換器を真の位相/周波数変調器として用いることができ
る。
次に第1図を参照する。信号q(t)は周波数/電圧
変換器35で復調され、次いで所望の周波数偏差又は所望
の変調指数を得るために増幅率mの増幅器36で増幅され
る。増幅された信号は次いで電圧/周波数変換器37で周
波数変調され、乗算器31の入力側に供給される。この際
にmは、乗算器31の入力側における周波数変調された信
号の帯域幅が他方の入力側における入力信号s(t)の
帯域幅より大きくなるように十分に大きくなければなら
ない。電圧/周波数変換器37により周波数変調された信
号は乗算器31で入力信号s(t)と乗算され、その結果
は次いで低域フイルタ32でろ波され、このようにして出
力信号q(t)が取出される。低域フイルタ32のために
q(t)は、低域フイルタ32の帯域幅より大きい帯域幅
は有さず、従つて帯域幅圧縮係数は により表される。
低域フイルタ32が理想低域フイルタである場合には、
第1図に示されている制御ループは式 により表される。但しf0=ω0/2π=低域フイルタ32の
遮断周波数、τ=低域フイルタの遅延時間である。
この式はボルテラーハマーシユタイン積分方程式であ
る。この式は唯一の解があるので、入力信号s(t)を
再び得るためにこの符号化方法を一義的に復号すること
が可能である。
信号s(t)及びq(t)は、パラメータ“m"のみが
変化される式(1)により与えられる2つの信号と見な
すことができる。従つてこの符号化方法は“冗長度低減
方法”と見なすことができる。符号化された信号q
(t)は、見掛けの上では入力信号s(t)とのいかな
る関連も消失した“スクランブル信号”と見なすことが
できる。
次に、式(2)により表される、帯域幅が圧縮され符
号化された信号の復号化を説明する。復号化においては
信号q(t)は既知であるが、しかし入力信号s(t)
は既知でなく、次式のように置換することができる。
r(t)=cos(mq(t)) 式(2)から が得られる、 s(t)は、帯域制限された信号であるので式 により表すことができる。但しW(t)はウインドウ関
数(例えばハミング)である。
式(3)は式 により置換することができる。
従つて、復号化された未知の信号s(t)は標本列と
して表すことができる。式(2′)及び(3)から式 を得ることができる。
畳込みを考慮するとm(t,K)は式 m(t,K)=sinc〔4πf1(t−K/2f1)〕W(t)r(t)*sinc〔ω(t−τ)〕 (5) により表される。
式(4)は、KとK+1の間にある前もつて与えられ
ている離散値tに対して、復号された信号s(t)を再
形成することを可能にする線形システムを形成する。
符号化された信号q(t)を復号化する回路は第5図
に示されている。
信号sinc〔4πf1(t+K/2f1)〕はアナログで、低
域フイルタによりろ波されるデイラツクパルスを用いて
形成される。クロツク発生器41を有する同期装置40は、
2f1の遮断周波数を有するn個から成る一組の低域フイ
ルタ42,43,44の入力側に、低域幅0−2f1において一様
なスペクトル密度を有するパルスを供給する。十分に高
いクロツク周波数が存在する場合には1対1000の衝撃係
数を有するパルスを供給することができ、これらのパル
スは低域フイルタ42,43,44による処理の後に、関数sinc
〔4πf1(t−K/2f1)〕の十分に良好な近似を提供す
る。
クロツク発生器41の出力側、低域フイルタ42ないし44
の入力側及び出力側には、第6図に示されている信号が
発生する又は供給される。
式(5)の信号m(t,K)をアナログ的に得るため
に、低域フイルタ42ないし44の出力側から取出されるsi
nc〔4πf1(t−K/2f1)〕パルスは信号r(t)と乗
算され、次いで遮断周波数f0を有する低域フイルタでろ
波される。この目的のために、n個から成る一組の乗算
器45,46,47が設けられており、これらの乗算器45,46,47
の入力側に低域フイルタ42ないし44の出力信号と信号r
(t)とが供給され、その際に信号r(t)は、復号器
回路の力側と接続されている対称周波数/電圧変換器4
8、増幅率mを有する増幅器49、及び対称電圧/周波数
変換器50により発生される。対称電圧/周波数変換器50
は符号化回路の帰還ループに相当する。乗算器45,46,47
の出力側から取出される信号は、遮断周波数f0を有する
低域フイルタ51,52,53で処理される。
低域フイルタ51,52,53でろ波された信号は、タツプを
有するCCD素子から成る一組の遅延線54,55,56に供給さ
れ、遅延線54,55,56にこれらの信号はn+1段に対し
て、Kに対応する1つの期間にわたり記憶される。従つ
て遅延線54ないし56の出力側からは、式(5)の関数m
(t,K)の標本化信号が得られるのに対して、対応するC
CD遅延線57の出力側からは、符号化された信号の標本化
信号が取出される。同期信号40は、遅延線54ないし57の
所要の同期を保証する。記憶されたすべての値又は信号
は“線形システム−反転及び非線形帰還”ブロツク58に
供給される。“線形システム−反転及び非線形帰還”ブ
ロツク58は乗算器、比較器及びバツフアメモリから成
り、マトリクス反転法(逆マトリツクス)により式
(4)に相応して信号の処理により、復号化された信号
s(t)の標本値を供給する。
時間を標本化する際に数学的に見て次の式が得られ
る: 上記式はマトリクス方程式 ‖q(ti)‖=‖m(ti,K)‖.‖s(K/2f1)‖ に相応し、このマトリクス方程式から所定の条件の下に
解 ‖s(K/2f1)=‖m(ti,K)‖-1.‖q(ti)‖ が得られる。
ブロツク58に含まれているマトリクス反転のための回
路が第7図に示され、この回路は2×2マトリクスに制
限されている。
マトリクス‖m‖を とする。
マトリクスm(t,K)の行はそれぞれ遅延線54ないし5
6の素子に記憶される。マトリクスmの場合には第7図
のように2つの行が遅延線62,63に記憶されている。
Dを D=det‖m‖=a11a22−a12a21≠0 とすると となる、何故ならば であるからである。但し‖I‖は単位マトリクスを示
す。
第7図において要素a11及びa22は乗算器64で乗算さ
れ、a21及びa12は乗算器65で乗算され、減算器66で差が
形成され、4つの除算器67ないし70の一方の入力側に供
給される。
除算器67ないし70の他方の入力側には要素a11,a12,a
21,a22が入力される。除算器68,69はそれぞれインバー
タ71,72と接続され、インバータ71,72で正負符号が反転
される。遅延線にはそれぞれ、反転されたマトリクス行
が緩衝記憶される。
マトリクス反転のために、“時間ウインドウ”で実行
される“最小ノルム反転”方法が用いられる。1つのマ
トリクス反転に対応する各時間期間即ち“時間ウインド
ウ”に対して、終りでの誤差は、第8図に示されている
ように大きい。誤差を小さく保持するために時間ウイン
ドウは重畳され、その際に重畳度は誤差の大きさを決め
る。これは、ブロツク58で行われる一種の帰還により行
われる。
ブロツク58の出力側から、信号s(t)における再形
成された標本値(K/f1)が取出される。アナログ信号
(t)を形成するために標本化信号はバツフア59に供
給され、バツフア59からこれらの標本化信号は直列に読
出され、遮断周波数f1を有する低域フイルタ60でろ波さ
れる。同期装置40により前もつて与えられているクロツ
ク周波数は正しいタイミングを保証する。
別の1つの実施例においてはマトリクス反転を計算
し、次いでバツフア59は、再形成された信号の数値によ
って充填される。
n個の個々の低域フイルタ、n個の乗算器及びn個の
遅延線から成る組を幾つ用いるかは所望の精度に依存
し、その際にこれらの組は“観察時間ウインドウ”を前
もつて与える。典型的な値はn≫25である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例の説明に供するもので、第1図は使
用帯域幅を低減する回路のブロツク回路図、第2図は対
称電圧/周波数変換器の1つの実施例のブロツク回路
図、第3図は第2図の電圧/周波数変換器の種々の個所
における電圧信号を示す線図、第4図は周波数/電圧変
換器の1つの実施例のブロツク回路図、第5図は第1図
に従つて符号化された帯域幅制限された信号を復号する
装置のブロツク回路図、第6図はクロツク発生器の出力
側から取出される信号および同期装置の出力側から取出
される信号ならびに低域フイルタの出力側とから取出さ
れる信号を示す線図、第7図は2×2マトリクスのため
の反転回路の1つの実施例のブロツク回路図、第8図は
時間ウインドウを用いてのマトリクス反転における誤差
を示す線図である。 1……入力側、2……乗算器、3……論理回路、4……
積分器、5……正弦変換器、6……加算器、7……乗算
器、8……正弦変換器、19……入力端子、20……ミク
サ、21……基準発振器、22……同期検波器、23……差形
成器、24……ミクサ、25……低域フイルタ、26……電圧
/周波数変換器、27……ミクサ、30……入力側、31……
乗算器、32……低域フイルタ、33……出力側、34……帰
還ループ、35……周波数/電圧変換器、36……増幅器、
37……電圧/周波数変換器、40……同期装置、41……ク
ロツク発生器、42,43,44……低域フイルタ、45,46,47…
…乗算器、48……周波数/電圧変換器、49……増幅器、
50……電圧/周波数変換器、51,52,53……低域フイル
タ、54,55,56……遅延線、57……遅延線、58……ブロツ
ク、59……バツフア、60……低域フイルタ、62,63……
遅延線、64,65……乗算器、66……減算器、67,68,69,70
……除算器、71,72……インバータ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯域制限されている信号を符号化すること
    により同信号の使用帯域幅を低減する方法において、 帰還ループで帰還された出力信号と入力信号を乗算し、
    乗算された信号を低域フイルタでろ波し、その際に低域
    フイルタでろ波された信号は出力信号を形成し、 この出力信号を帰還ループで周波数復調し、増幅しそし
    て周波数変調することを特徴とする帯域制限されている
    信号を符号化することにより同信号の使用帯域幅を低減
    する方法。
  2. 【請求項2】周波数復調された信号を、次いで周波数変
    調される信号の帯域幅が入力信号の帯域幅より大きくな
    るように強く増幅することを特徴とする請求項1に記載
    の帯域制限されている信号を符号化することにより同信
    号の使用帯域幅を低減する方法。
  3. 【請求項3】帯域制限されている信号を符号化すること
    により同信号の使用帯域幅を低減する装置において、 制御回路を設け、この制御回路の入力信号を乗算器(3
    1)に供給し、乗算器(31)を制御回路の帰還ループ(3
    4)と接続し、乗算器(31)の出力側を低域フイルタ(3
    2)に接続し、その際に帰還ループ(34)を、低域フイ
    ルタ(32)の出力側と接続されている対称周波数/電圧
    変換器(35)、該対称周波数/電圧変換器に接続されて
    いる増幅器(36)、及び増幅器(36)と接続されかつ乗
    算器(31)に接続されている対称電圧/周波数変換器
    (37)により形成することを特徴とする帯域制限されて
    いる信号を符号化することにより同信号の使用帯域幅を
    低減する装置。
  4. 【請求項4】増幅器(36)の増幅率を、対称電圧/周波
    数変換器(37)の出力側から取出される信号の帯域幅が
    入力信号の帯域幅より大きくなるように選択することを
    特徴とする請求項3に記載の帯域制限されている信号を
    符号化することにより同信号の使用帯域幅を低減する装
    置。
  5. 【請求項5】小さい衝撃係数を有するn個のパルスから
    成る一組を一様なスペクトル密度で発生し、 sin〔(4πf1)(t−K/2f1)〕/4πf1(t−K/2f1) の形に相応する第1の標本化信号を発生するために、遮
    断周波数2f1を有する低域フイルタでこれらのパルスを
    ろ波し、 符号化され帯域制限された入力信号を対称周波数/電圧
    変換器、増幅器及び対称電圧/周波数変換器を介して導
    き、第1の標本化信号と乗算し、 このようにして発生する信号の組を、遮断周波数f0を有
    する低域フイルタでろ波し、n本の遅延線から成る一組
    の中に所定の時間にわたり記憶し、次いで標本化信号m
    (t,K)として反転回路に供給し、この反転回路は、1
    本の遅延線に記憶される、符号化され帯域制限されてい
    る入力信号の標本化信号q(t)を受取り、この反転回
    路は、受取つた信号を式 に従つて、復号された信号s(t)の標本化信号s(K/
    2f1)を発生するためにマトリクス反転を行つて処理す
    ることを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1
    項にしたがつて符号化された信号の復号方法。
  6. 【請求項6】復号された信号s(t)の標本化信号s
    (K/2f1)をバツフアに供給し、このバツフアから直列
    に読出し、遮断周波数f1を有する低域フイルタでろ波す
    ることを特徴とする請求項5に記載の復号方法。
  7. 【請求項7】nパルス組のパルスが衝撃係数1/1000を有
    することを特徴とする請求項5又は6のうちのいずれか
    1項に記載の復号方法。
  8. 【請求項8】小さな衝撃係数を有するnパルス組を発生
    するために、クロツク発生器(41)を有する同期信号
    (40)を設け、 同期装置(40)を、2f1の遮断周波数を有するn個の低
    域フイルタ(42−44)の組と接続し、低域フイルタ(42
    −44)を、n個の乗算器から成る組の一方の入力側に接
    続し、 符号化された信号の入力側を対称周波数/電圧変換器
    (48)と接続し、周波数/電圧変換器(48)を増幅器
    (49)を介して対称電圧/周波数変換器(50)に接続
    し、電圧/周波数変換器(50)の出力側を乗算器(45−
    47)の第2の入力側と接続し、乗算器(45−47)の出力
    側を、遮断周波数f0を有するそれぞれ1つの低域フイル
    タ(51−53)に導き、n個の遅延線(54−56)の組と接
    続し、遅延線(54−56)を同期装置(40)により同期
    し、 符号化された信号の入力側を、同期装置(40)により同
    期される別の1本の遅延線(57)に接続し、 すべての遅延線(54−57)を反転回路装置(58)と接続
    し、反転回路装置(58)を同期装置(40)により同期
    し、反転回路装置(58)がマトリクス反転を行うことを
    特徴とする請求項5ないし7のうちのいずれか1項に記
    載の復号方法を実施する装置。
  9. 【請求項9】反転回路装置(58)が乗算器、加算器、ス
    イツチ、比較器、及びバツフアメモリから成ることを特
    徴とする請求項8に記載の復号方法を実施する装置。
  10. 【請求項10】反転回路装置(58)の出力側をバツフア
    (59)と接続し、バツフア(59)を同期装置(40)によ
    り同期し、 バツフア(59)を、遮断周波数f1を有する低域フイルタ
    (60)に接続することを特徴とする請求項8又は9に記
    載の復号方法を実施する装置。
  11. 【請求項11】nが25より大きいことを特徴とする請求
    項8ないし10のうちのいずれか1項に記載の復号方法を
    実施する装置。
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