JP2956380B2 - 薄膜トランジスタアレイおよびその製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタアレイおよびその製造方法Info
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Description
を用いた逆スタガー型チャネル堀込み構造の薄膜トラン
ジスタアレイに関し、特にアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの駆動用素子として用いられる薄膜トラン
ジスタアレイに関する。
構成を示す縦断面図である。従来の薄膜トランジスタア
レイは、絶縁基板を構成するガラス基板301上にアル
ミ、クロム、タンタルなどの金属をスパッタ法により成
膜し、これをフォトリソグラフィとウェットエッチング
の方法によりゲート電極302を形成しパターニングす
る。次に、窒化シリコン(100nm)および酸化シリ
コン膜(300nm)が積層されたゲート絶縁層(1)
309(400nm)と、アモルファスシリコン膜(3
00nm)およびリンをドープしたn型アモルファスシ
リコン膜(60nm)により形成されたゲート絶縁層
(2)310とをプラズマCVD法により真空中で連続
成膜する。
ファスシリコン膜をフォトリソグラフィとドライエッチ
ングの方法によりしま状に加工してアモルファスシリコ
ン半導体層303を形成し、さらに、ゲート絶縁層
(1)309にも同様の方法により電極接続用のコンタ
クトホールを形成する。その後、これらの上に再度アル
ミ、クロム、などの金属を成膜し、これをフォトリソグ
ラフィの方法によりソース電極305およびドレイン電
極306の配線をパターニングする。
スシリコン半導体層303上に残ったn−アモルファス
シリコン膜をドライエッチング法により除去し、(以
下、チャネルエッチングという)、最後に堀込んだチャ
ネルを保護するためのパシベーション膜308として窒
化シリコン膜をプラズマCVD法により成膜し、電極接
続用のコンタクトホールをフォトリソグラフィの方法に
より形成する。
ランジスタアレイは、ゲート電極とソースおよびドレイ
ン電極との交差部における層間ショートの防止、あるい
はゲート電極の保護のためにゲート絶縁層を二重化して
いる。そのためにトランジスタ部のゲート絶縁層の厚さ
が増大しトランジスタの特性が劣化し、ゲート絶縁層の
中に界面準位や電荷トラップなどが生じ易くなり特性を
不安定化させる問題があった。
で、ゲート絶縁層を薄くし、複雑な界面をなくして動作
特性および安定性を向上させることができる薄膜トラン
ジスタアレイを提供することを目的とする。
ゲート電極、ゲート絶縁層、しま状に加工したアモルフ
ァスシリコン半導体層、オーミックコンタクト層、ソー
スおよびドレイン電極が順次積層されパターニングされ
た後にチャネル部分のオーミックコンタクト層がエッチ
ング除去されてパシベーション膜が積層され、さらにパ
ターニングされて形成された薄膜トランジスタアレイに
おいて、前記ゲート電極上の前記ゲート絶縁層は第一の
絶縁膜の上に第二の絶縁膜を積層した構造であり、かつ
前記アモルファスシリコン半導体層の下部については前
記第二の絶縁膜のみの単層構造としたことを特徴とす
る。
も窒化シリコン膜を含む絶縁性膜の積層構造で形成さ
れ、この窒化シリコン膜が前記アモルファスシリコン半
導体層と接する構造にすることができる。
の誘電率と膜厚に大きく依存し、その動作安定性もゲー
ト絶縁層中の不純物、構造形成の準位、およびトラップ
に大きく関わっている。本発明ではゲート電極上のゲー
ト絶縁層をトランジスタの動作部分であるアモルファス
シリコン半導体層の形成される予定の部分については単
層にしてゲート絶縁膜層を薄くし、複雑な界面をもたな
いようにする。これにより、動作特性および安定性を向
上させることができる。
る。
ルカリのガラス基板101上に金属クロム(100n
m)をスパッタ法で成膜し、これをフォトリソグラフィ
とウエットエッチングの方法により所定のパターンに加
工してゲート電極102を形成する。次に、スパッタ法
により酸化シリコン膜(150nm)をガラス基板10
1の全面に被着形成した後、フォトリソグラフィとドラ
イエッチングの技術によりアモルファスシリコン半導体
層103の形成される予定の部分の酸化シリコン膜を除
去してゲート絶縁層(1)109を形成する。
コン膜(300nm)、アモルファスシリコン膜(30
0nm)、n−アモルファスシリコン膜(60nm)を
真空中で連続成膜する。窒化シリコン膜はゲート絶縁層
(2)110となる。次にアモルファスシリコン膜およ
びn−アモルファスシリコン膜をフォトリソグラフィと
ドライエッチングの方法によりゲート電極102および
その必要な部分上に所定のパターンに加工してアモルフ
ァスシリコン半導体層103を形成し、残ったゲート絶
縁層(1)109の所定の位置をフォトリソグラフィと
ドライエッチングの方法により電極接続用のコンタクト
ホールを開ける。
0nm)をスパッタ法により成膜し、フォトリソグラフ
ィとドライエッチングの方法により所定のパターンに加
工してソース電極105およびドレイン電極106を形
成する。次に、チャネル形成のためにアモルファスシリ
コン半導体層103上に残ったn−アモルファスシリコ
ン膜をソース電極105およびドレイン電極106をマ
スクとしてドライエッチング法により約150nm除去
する。ソース電極105およびドレイン電極106の下
に残ったn−アモルファスシリコン膜はオーミックコン
タクト層107となる。
パシベーション膜108として窒化シリコン膜をプラズ
マCVD法により成膜し、その後に電極接続用のコンタ
クトホールをフォトリソグラフィの方法により所定の位
置に形成する。
アレイの動作特性を図3に示す。本発明による薄膜トラ
ンジスタアレイではゲート絶縁層が単層で薄いため従来
例に比べて移動度の高い良好なトランジスタアレイ特性
が得られる。また、図4にゲートに±30Vストレス電
圧を印加した際のしきい値電圧のシフト量を示す。本実
施例によるトランジスタの動作安定性が従来例に比べて
改善されていることがわかる。
ルカリのガラス基板201上に金属クロム(100n
m)をスパッタ法で成膜し、これをフォトリソグラフィ
とウエットエッチングの方法により所定のパターンに加
工してゲート電極202を形成する。さらに、プラズマ
CVD法により窒化シリコン膜(300nm)、アモル
ファスシリコン膜(100nm)を真空中で連続成膜す
る。窒化シリコン膜はゲート絶縁層(1)209とな
る。
ソグラフィとドライエッチングの方法によりゲート電極
202およびその他必要な部分上に所定のパターンに加
工してアモルファスシリコン半導体層203を形成す
る。この上にプラズマCVD法により再度窒化シリコン
膜(200nm)を形成し、フォトリソグラフィとドラ
イエッチングの方法によりゲート電極202とアモルフ
ァスシリコン半導体層203との接続用コンタクトホー
ルを開口しゲート絶縁層(2)210を形成する。さら
に、このゲート絶縁層(2)210をマスクとしてイオ
ン打ち込み法によりアモルファスシリコン半導体層20
3にリンをドーピングしてオーミックコンタクト層20
7を形成する。この上に電極材として金属クロム膜(2
00nm)をスパッタ法により成膜しフォトリソグラフ
ィとドライエッチングの方法により所定のパターンに加
工してソース電極205およびドレイン電極206を形
成し,さらにパシベーション膜208を形成する。
無くアモルファスシリコンの膜厚を薄くできるため動作
特性をさらに向上させることができる。
膜トランジスタアレイのゲート絶縁層がトランジスタの
動作部分であるアモルファスシリコン半導体層との下部
につい ては単層に構成されるために、ゲート絶縁層の厚
さを薄くするとともに、複雑な界面をなくすことがで
き、動作特性および安定性を向上させることができる効
果がある。
スタアレイのゲート電圧に対する電流の特性曲線図。
スタのゲートストレス印加電圧に対するしきい値電圧変
化量の特性曲線図。
層 105、205、305 ソース電極 106、206、306 ドレイン電極 107、207、307 オーミックコンタクト層 108、208、308 パシベーション膜 109、209、309 ゲート絶縁層(1) 110、210、310 ゲート絶縁層(2)
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁基板上にゲート電極、ゲート絶縁
層、しま状に加工したアモルファスシリコン半導体層、
オーミックコンタクト層、ソースおよびドレイン電極が
順次積層されパターニングされた後にチャネル部分のオ
ーミックコンタクト層がエッチング除去されてパシベー
ション膜が積層され、さらにパターニングされて形成さ
れた薄膜トランジスタアレイにおいて、 前記ゲート電極上の前記ゲート絶縁層は第一の絶縁膜の
上に第二の絶縁膜を積層した構造であり、かつ前記アモ
ルファスシリコン半導体層の下部については前記第二の
絶縁膜のみの単層構造としたことを特徴とする薄膜トラ
ンジスタアレイ。 - 【請求項2】 前記複層構造のゲート絶縁層は、少なく
とも窒化シリコン膜を含む絶縁性膜の積層構造で形成さ
れ、この窒化シリコン膜が前記アモルファスシリコン半
導体層と接する構造である請求項1記載の薄膜トランジ
スタアレイ。 - 【請求項3】 絶縁基板上に所定のパターンのゲート電
極を形成する工程と、 前記ゲート電極上および前記絶縁基板上に第一の絶縁膜
を形成し、前記ゲート電極上の前記第一の絶縁膜をアモ
ルファスシリコン半導体層が形成される予定の部分につ
いて除去する工程と、 前記第一のゲート絶縁膜の上にさらに第二のゲート絶縁
膜およびアモルファスシリコン半導体膜およびn + アモ
ルファスシリコン半導体膜を形成する工程と、 前記n + アモルファスシリコン半導体膜および前記アモ
ルファスシリコン半導体膜をエッチングによりしま状の
パターンに形成する工程と、 前記n + アモルファスシリコン半導体膜をオーミックコ
ンタクト層としてソース電極およびドレイン電極を形成
する工程とを含むことを特徴とする薄膜トランジスタア
レイの製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25848492A JP2956380B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 薄膜トランジスタアレイおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25848492A JP2956380B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 薄膜トランジスタアレイおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06112485A JPH06112485A (ja) | 1994-04-22 |
JP2956380B2 true JP2956380B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17320855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25848492A Expired - Fee Related JP2956380B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | 薄膜トランジスタアレイおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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CN101384950B (zh) | 2006-02-24 | 2012-05-23 | 夏普株式会社 | 有源矩阵基板、显示装置、电视接收机 |
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WO2007097074A1 (ja) | 2006-02-24 | 2007-08-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | アクティブマトリクス基板、表示装置、テレビジョン受像機、アクティブマトリクス基板の製造方法、ゲート絶縁膜形成方法 |
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-
1992
- 1992-09-28 JP JP25848492A patent/JP2956380B2/ja not_active Expired - Fee Related
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