JP2956220B2 - ファインダ内表示装置付きカメラ - Google Patents

ファインダ内表示装置付きカメラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファインダ内に焦点検
出領域や測光領域などを表示するファインダ内表示装置
付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表示を行うカメラとし
て、印加電圧により発光しその光を導くことによりファ
インダ内表示を行う表示素子(導光型表示素子:例え
ば、エレクトロルミネッセンス素子)を有するものや、
印加電圧により濃度を変化させ、被写体光を遮光するこ
とによりファインダ表示を行う表示素子(遮光型表示素
子:例えばエレクトロクロミック素子)を有するものが
知られている。しかし、上記導光型表示素子を用いた場
合には、被写体輝度が高い場合にその表示が見にくく、
逆に遮光型表示素子では、被写体の輝度が低い場合に表
示が見にくいという欠点がそれぞれあった。
【0003】これを改善するための表示装置として、特
開昭61−129633号公報には、上記導光型表示素
子および遮光型表示素子の双方を有し、被写体輝度に応
じてこれらを使い分けるようにしたものが開示されてい
る。すなわち、被写体輝度が高い場合には遮光型表示素
子を使用し、被写体輝度が低い場合には導光型表示素子
を使用し、これにより被写体の明暗に拘らず表示を見易
くする。
【0004】一方、ファインダ内に複数のプリズム集合
体から成る複数の表示部(導光型表示部)を配置し、こ
の表示部のうち任意の表示部を選択的に照明することに
より、照明された表示部の像を被写体像と共に接眼レン
ズで観察できるようにした表示装置も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記導
光型表示素子と遮光型表示素子とを被写体輝度に応じて
切換える表示装置においては、いずれの表示素子を使用
するかを判断するための基準被写体輝度を常に一定値と
した場合、実際の被写体輝度がその基準被写体輝度の近
傍で変化すると、例えばレリーズ釦の半押し中に表示素
子の切換えが頻繁に行われて見づらいという問題があ
る。
【0006】また、プリズム集合体から成る複数の表示
部を選択的に表示するものでは、選択されない表示部も
照明されるおそれが多分にあり、この場合には不要な表
示部も表示され誤表示となる。
【0007】本発明の目的は、表示を見易くし、また誤
表示を防止したファインダ内表示装置付きカメラを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1により説明すると、請求項1の発明に係るファインダ
内表示装置付きカメラは、光束を導くことによりファイ
ンダ内に所定の表示を行う導光型表示手段101と、被
写体光を部分的に遮光することによりファインダ内に前
記所定の表示を行う遮光型表示手段102と、被写体輝
度を検出する測光手段103と、検出された被写体輝度
が予め設定された基準被写体輝度よりも小さい場合には
導光型表示手段101を選択し、上記被写体輝度が基準
被写体輝度以上の場合には遮光型表示手段102を選択
する選択手段104と、選択手段104により導光型表
示手段101が選択されると、基準被写体輝度を現在の
値より高い第1の基準被写体輝度に設定し、遮光型表示
手段102が選択されると、基準被写体輝度を現在の値
より低い第2の基準被写体輝度に設定し、撮影動作完了
と共に基準被写体輝度を当初の値に戻す基準輝度設定手
段105と、選択された表示手段101(102)を作
動させて表示を行う表示制御手段106とを具備し、こ
れにより上記問題点を解決する。また図2により説明す
ると、請求項3の発明に係るカメラのファインダ内表示
装置は、光束を導くことによりファインダ内の複数箇所
に選択的に表示を行う導光型表示手段201と、この導
光型表示手段201よりも接眼レンズ側に設けられ、被
写体光を部分的に遮光することによりファインダ内の導
光型表示手段201の表示箇所と同一箇所に選択的に表
示を行う遮光型表示手段202と、被写体輝度を検出す
る測光手段103と、検出された被写体輝度が予め設定
された基準被写体輝度よりも小さい場合には導光型表示
手段201を選択し、被写体輝度が基準被写体輝度以上
の場合には遮光型表示手段202を選択する第1の選択
手段203と、上記複数箇所から表示を行うべき箇所を
選択する第2の選択手段204と、第2の選択手段20
4により選択された表示を行うべき箇所に対して第1の
選択手段203により選択された表示手段を作動させて
表示を行うとともに、第1の選択手段203により導光
型表示手段201が選択された場合には、第2の選択手
段204により選択されなかった箇所に対して遮光型表
示手段202を作動させて表示を行う表示制御手段20
3とを具備し、これにより上記問題点を解決する。
【0009】
【作用】(1)請求項1の発明 基準輝度設定手段105は、選択手段104により導光
型表示手段101が選択されると、表示手段101,1
02を選択するための基準被写体輝度を現在の値より高
い第1の基準被写体輝度に設定し、遮光型表示手段10
2が選択されると、基準被写体輝度を現在の値より低い
第2の基準被写体輝度に設定する。また撮影動作完了と
共に基準被写体輝度は当初の値に戻される。これによれ
ば、いったんいずれかの表示手段101(102)が選
択されれば、その後に被写体輝度が当初の被写体輝度近
傍で変化しても、撮影動作が完了するまでは表示手段1
01,102の切換えは行われない。すなわち、例えば
レリ−ズ釦の半押し中に表示手段が頻繁に切換わること
がなく表示が見易くなる。 (2)請求項3の発明 表示制御手段205は、第2の選択手段204により選
択された表示を行うべき箇所に対して第1の選択手段2
03により選択された表示手段を作動させて表示を行
う。その際、第1の選択手段203により導光型表示手
段201が選択された場合には、第2の選択手段204
により選択されなかった箇所に対して遮光型表示手段2
02を作動させて表示を行う。ここで、遮光型表示手段
202は、導光型表示手段201よりも接眼レンズ側に
設けられているので、上記導光型表示手段201選択
時、選択されなかった箇所に対応する導光型表示素子2
01が作動してもその光が遮光型表示手段202で遮光
され表示されることはない。すなわち誤表示を防止でき
る。またこの場合、被写体輝度は基準被写体輝度より低
いので、上述の如く選択されなかった箇所に対応する遮
光型表示手段202が作動してもこれを表示として見誤
ることはない。
【0010】
【実施例】−第1の実施例−図3〜図8により本発明の
第1の実施例を説明する。図3は本発明に係るカメラの
ファインダ内表示装置の構成を示す図である。10はカ
メラ本体、20はこのカメラ本体10に装着された撮影
レンズ鏡筒である。図示の如くカメラ本体10内のメイ
ンミラー(ハ−フミラ−)11がダウン位置にある状態
(非撮影状態)では、レンズ鏡筒20中の撮影レンズ2
1を通過した被写体光は一部がメインミラー11で上方
に反射され、その反射光はピント板12で拡散される。
そして拡散された被写体光の一方は、第1の表示体1
3、第2の表示体14およびペンタプリズム15を順に
通過して接眼レンズ16にて観察され、他方は第1の表
示体13、第2の表示体14およびペンタプリズム15
を順に通過した後、集光レンズLEを介して測光素子1
7に受光される。測光素子17の出力は測光回路31に
入力され、測光回路31はその入力信号に応じた被写体
輝度信号を制御回路32に入力する。
【0011】一方、上記撮影レンズ21を通過した被写
体光の一部はメインミラー11を透過してサブミラー1
1aで下方に反射され、カメラ本体10底部に配置され
たAFセンサモジュール18に導かれる。AFセンサモ
ジュール18は、入力された被写体光を受光して光電変
換する光電変換素子を有し、その光電変換出力(イメ−
ジ信号)が焦点検出回路33に入力される。焦点検出回
路33は、入力されたイメ−ジ信号に基づいて所定の焦
点検出演算を行い、撮影レンズ21のデフォ−カス量お
よびデフォ−カス方向を求めて制御回路32に入力す
る。
【0012】ここで本実施例では、上記光電変換素子が
3組設けられ、図4に示す撮影画面50上の3つの線上
領域51A,51B,51Cに位置する被写体の焦点検
出が可能となっており、したがって焦点検出回路33
は、各領域51A,51B,51Cに対応した3組のデ
フォ−カス量およびデフォ−カス方向を演算することに
なる。
【0013】次に、上述した第1の表示体13および第
2の表示体14について詳述する。第1の表示体13
は、図5に示すように、一端に3つのレンズ13a,1
3b,13cが形成されたガラス基板13dの下面に複
数のプリズム集合体から成る3つの表示部(導光型表示
部)13A,13B,13Cを形成して成り、各レンズ
13a〜13cと表示部13A〜13Cとがそれぞれ対
応している。また34a,34b,34cは、各レンズ
13a,13b,13cとそれぞれ対向して配置された
発光素子(例えば660nmを発光ピ−ク波長とするL
EDから成る)であり、発光制御回路34により個別に
発光制御される。
【0014】各発光素子34a〜34cからの射出光
は、図6に示すようにガラス基板13d内を反射して上
記プリズム集合体から成る表示部13A〜13Cにそれ
ぞれ導かれ、ここでペンタプリズム15の光反射面15
aに向けて反射される。したがって発光素子34a〜3
4cの発光時には、表示部13A〜13Cの像がペンタ
プリズム15および接眼レンズ16を介して上記被写体
像とともに撮影画面50中で観察される。これらの表示
部13A〜13Cの像は、図4中に符号52A〜52C
でそれぞれ示すように、上記線上領域51A〜51Cを
それぞれ囲むように表示される。すなわち上記表示部1
3A〜13Cは領域51A〜51Cの位置をカメラの操
作者に知らしめるためのものである。なお発光素子34
a〜34cの非発光時には、上記表示はなされない。
【0015】また第2の表示体14は第1の表示体13
の直上、つまり第1の表示体13よりも接眼レンズ16
側に配置されており、図7に示すように、ガラス基板上
14d上に3つのエレクトロクロミック素子(以下、E
C素子)から成る3つの表示部(遮光型表示部)14
A,14B,14Cと、各表示部14A〜14Cに対応
する3つの透明電極14a,14b,14cとを配置し
たものである。これらの表示部14A〜14Cは、図3
に示すEC制御回路36により個別に駆動制御される。
すなわち、EC制御回路36から透明電極14a〜14
cを介して表示部14A〜14Cに+側の電圧が印加さ
れると、表示部14A〜14Cはそれぞれ黒色化し、こ
れによりその部分の被写体光が遮光され撮影画面50中
に表示がなされる。この場合も上記導光型表示部13A
〜13Cと同様に、線上領域51A〜51Cをそれぞれ
囲むように表示される。
【0016】一方、表示部14A〜14Cに−側の電圧
が印加されると、表示部14A〜14Cは透明化し、上
記表示はなされない。
【0017】制御回路32は、焦点検出回路33からの
信号に応じて上記線上領域51A〜51Cのうちいずれ
かの領域を選択し、その領域に位置する被写体に合焦す
るよう撮影レンズ21を駆動するとともに、表示部13
A〜13Cまたは14A〜14Cを作動させていずれの
領域が選択されたかを表示する。
【0018】次に、図8のフローチャートにより制御回
路32による制御の手順を説明する。不図示のレリーズ
釦が半押し操作されるとこのプログラムが起動され、ま
ずステップS1でフォ−カシングを行う。その内容は、
まず焦点検出回路33を作動させて上述した線上領域5
1A〜51C(図4)にそれぞれ対応するAFセンサモ
ジュール18の3つの出力(イメ−ジ信号)から撮影レ
ンズ21のデフォ−カス量およびデフォ−カス方向をそ
れぞれ演算せしめ、それに基づいていずれの線上領域の
被写体に撮影レンズを合焦させるべきかを決定する。
(一例としては最も至近の被写体に合焦させるようにす
る)。そして決定された線上領域に対応するデフォ−カ
ス量およびデフォ−カス方向に応じたレンズ駆動信号を
出力し、不図示のレンズ駆動装置により撮影レンズ21
をフォ−カシング駆動する。
【0019】ここで本実施例では、撮影レンズを合焦さ
せた線上領域を撮影者に知らしめるために、後述の如く
その領域に対応する表示部を表示させるようにしている
ので、上記線上領域の決定は表示箇所の選択に相当する
ことになる。
【0020】次いでステップS2では測光処理を行う。
すなわち、上記測光回路31を作動せしめ、測光素子1
7の出力に応じた被写体輝度信号BVNを入力する。ス
テップS3では、この被写体輝度信号BVNと予め設定
された基準被写体輝度BVS(例えばBV5)とを比較
する。ここで基準被写体輝度BVSは、装着された撮影
レンズの焦点距離が50mmで開放絞り値がF1.4の
ときの値であり、例えば焦点距離が50mmで開放絞り
値がF2の撮影レンズが装着されている場合には、基準
被写体輝度BVSをBV6とするといったように、開放
絞り値が暗いほど基準被写体輝度BVSを明側にシフト
するようにする。
【0021】ステップS3でBVN<BVSが判定され
るとステップS4に進んで表示部13A〜13C(導光
型表示部)を選択する。そしてステップS5では、選択
された表示部13A〜13Cのうち上記撮影レンズ21
を合焦させた線上領域に対応する表示部を表示させる。
すなわち、発光制御回路35を介してその表示部に対応
する発光素子(34a〜34cのいずれか)のみを発光
させ、その表示部の像を撮影画面50上に表示せしめ
る。これにより撮影者は、撮影レンズが合焦した被写体
を認識することができる。その後、ステップS6で基準
被写体輝度BVSをBV7(現在の基準被写体輝度(B
V5)よりも高い第1の基準被写体輝度)に設定してス
テップS10に進む。
【0022】一方、ステップS3でBVN≧BVSと判
定された場合には、ステップS7に進んで表示部14A
〜14C(遮光型表示部)を選択する。そしてステップ
S8では、選択された表示部14A〜14Cのうち上記
撮影レンズ21を合焦させた線上領域に対応する表示部
を表示させる。すなわち、EC制御回路36を介してそ
の表示部にのみ+側の電圧を印加して黒色化させ、他の
表示部には−側の電圧を印加して透明化させる。これに
より、選択された表示部の像のみが撮影画面50上に表
示される。これにより撮影者は、撮影レンズが合焦した
被写体を認識することができる。その後、ステップS9
で基準被写体輝度BVSをBV3(現在の基準被写体輝
度(BV5)よりも低い第2の基準被写体輝度)に設定
してステップS10に進む。
【0023】ステップS10でレリーズ釦が全押し操作
(レリーズ操作)が判定されると、ステップS11で撮
影を行い、処理を終了させる。すなわち、メインミラー
11およびサブミラー11aを一体にA方向に回動して
撮影レンズ21の光路中から退避させるとともに、所定
のシャッタ秒時でシャッタ(不図示)を駆動する。これ
により撮影レンズ21を通過した被写体光はフィルム面
に導かれてフィルムが露光される。またステップS10
が否定され、更にステップS12で半押し操作が判定さ
れるとステップS2に戻り、またステップS12で半押
し操作の解除が判定されると処理を終了させる。
【0024】以上の手順によれば、導光型表示部13A
〜13Cが選択されると、上記基準被写体輝度BVSが
現在の値(BV5)より高い第1の基準被写体輝度BV
7に設定され(ステップS6)、遮光型表示部14A〜
14Cが選択されると、基準被写体輝度BVSが現在の
値より低い第2の基準被写体輝度BV3に設定される
(ステップS9)。また撮影動作完了と共に第1および
第2の基準被写体輝度は当初の値に戻される。これによ
れば、いったんいずれかの表示部13A〜13C(14
A〜14C)が選択されれば、その後に被写体輝度が当
初の被写体輝度近傍である程度変化しても、撮影動作が
完了するまでは(レリ−ズ釦の半押し中は)表示部13
A〜13C,14A〜14Cの切換えは行われず、表示
が見易くなる。
【0025】ところで、本実施例のような一眼レフカメ
ラの場合、上記被写体輝度BVN(測光素子の出力に撮
影レンズの開放絞り値を加味して求められる)が一定で
あっても、開放絞り値が暗いほどファインダ内の撮影画
面は暗く見える。したがって開放絞り値が暗いレンズが
装着されている場合には、被写体輝度がある程度以上高
くても導光型表示素子で表示を行った方が見易いことに
なる。本実施例では、上述したように撮影レンズ21の
開放絞り値が暗いほど第1および第2の輝度値、すなわ
ち基準被写体輝度を明側にシフトするようにしたので、
撮影レンズの開放絞り値に拘らず適切な表示部が選択さ
れより一層表示を見易くすることができる。
【0026】以上の実施例の構成において、表示部13
A〜13Cが導光型表示手段101を、表示部14A〜
14Cが遮光型表示手段102を、測光素子17および
測光回路31が測光手段103を、制御回路32が基準
輝度設定手段105および選択手段104を、制御回路
32,発光制御回路35,発光素子34a〜34cおよ
びEC制御回路36が表示制御手段106をそれぞれ構
成する。
【0027】−第2の実施例−次に、図9により本発明
の第2の実施例を説明する。図9のフローチャートは、
図8のステップS6,S9を削除してステップS5の次
にステップS21を挿入したものであり、他の箇所は図
8と同様である。
【0028】このステップS21では、撮影レンズ21
を合焦させた線上領域以外の線上領域、すなわちステッ
プS5で導光型表示部によって表示が行われない領域に
対応する遮光型表示部を表示させる。例えば、導光型表
示部13Bにて表示が行われた場合には、遮光型表示部
14A,14Cを表示させ、また導光型表示部13Aに
て表示が行われた場合には、遮光型表示部14B,14
Cを表示させる。
【0029】これによれば、次のような効果が得られ
る。上述したように遮光型表示部14A〜14Cは、導
光型表示部13A〜13Cよりも接眼レンズ16側に設
けられているので、導光型表示部13A〜13Cのいず
れか(例えば13B)を表示する際、表示させる必要の
ない導光型表示部(例えば13A,13C)に発光素子
からの光が照射されても、その反射光が遮光型表示部
(例えば14A,14C)で遮光され、これが撮影画面
50上に表示されることがなく、誤表示が防止される。
ここで導光型表示部13A〜13Cが選択されるという
ことは、被写体輝度が基準被写体輝度より低い場合であ
るので、上述の如く選択されなかった箇所に対応する遮
光型表示部が作動してもこれを表示として見誤ることは
ない。
【0030】以上の実施例の構成において、表示部13
A〜13Cが導光型表示部201を、表示部14A〜1
4Cが遮光型表示部202を、制御回路32が第1の選
択部203および第2の選択部204を、制御回路3
2,発光制御回路35,発光素子34a〜34cおよび
EC制御回路36が表示制御部203をそれぞれ構成す
る。
【0031】なお以上では、導光型表示部として、複数
のプリズム集合体から成る表示部を用い、これに表示部
からの光を照射して表示を行う例を示したが、この導光
型発光部としてエレクトロルミネッセンス素子などの自
己発光型のものを用いてもよい。また遮光型表示部もE
C素子に限定されない。さらに一眼レフカメラにて説明
したが、撮影レンズを通過しない被写体像を観察するよ
うにしたファインダを有するものにも本発明を適用でき
る。さらにまた以上では、焦点検出を行う線上領域を表
示するものについて説明したが、ファインダ内であれば
例えば測光領域の表示やその他の表示を行うものにも本
発明を適用できる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、導光型表示手
段が選択されると、表示手段を選択するための基準被写
体輝度を現在の値より高い第1の基準被写体輝度に設定
し、遮光型表示手段102が選択されると、基準被写体
輝度を現在の値より低い第2の基準被写体輝度に設定
し、撮影動作完了と共に第1および第2の基準被写体輝
度を当初の値に戻すようにしたので、いったんいずれか
の表示手段が選択されれば、その後に被写体輝度が当初
の被写体輝度近傍で変化しても、撮影動作が完了するま
では表示手段の切換えは行われず、表示が見易くなる。
また請求項3の発明によれば、導光型表示手段が選択さ
れた場合には、選択されなかった箇所に対して遮光型表
示手段を作動させるようにしたので、選択されなかった
箇所に対して導光型表示素子が作動してもその光が遮光
型表示手段遮光され、誤表示を防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図である。
【図2】クレーム対応図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るカメラのファイン
ダ内表示装置の構成を示す図である。
【図4】撮影画面を示す図である。
【図5】第1の表示体の構成を示す図である。
【図6】導光型表示部の動作原理を説明する図である。
【図7】遮光型表示部の構成を示す図である。
【図8】処理手順のフローチャートである。
【図9】第2の実施例の処理手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 11 メインミラー 12 ピント板 13 第1の表示体 13A〜13C 導光型表示部 13a〜13c レンズ 14 第2の表示体 14A〜14C 遮光型表示部 14a〜14c 透明電極 15 ペンタプリズム 16 接眼レンズ 17 測光素子 20 レンズ鏡筒 21 撮影レンズ 31 測光回路 32 制御回路 33 焦点検出回路 34a〜34c 発光素子 35 発光制御回路 36 EC制御回路 101,201 導光型表示手段 102,202 遮光型表示手段 103 測光手段 104 選択手段 105 基準輝度設定手段 106,205 表示制御手段 203 第1の選択手段 204 第2の選択手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−53040(JP,A) 特開 平2−56533(JP,A) 特開 平2−120727(JP,A) 特開 平3−65938(JP,A) 実開 昭56−93727(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/18 - 17/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光束を導くことによりファインダ内に所
    定の表示を行う導光型表示手段と、 被写体光を部分的に遮光することによりファインダ内に
    前記所定の表示を行う遮光型表示手段と、 被写体輝度を検出する測光手段と、 前記検出された被写体輝度が予め設定された基準被写体
    輝度よりも低い場合には前記導光型表示手段を選択し、
    前記被写体輝度が前記基準被写体輝度以上の場合には前
    記遮光型表示手段を選択する選択手段と、 前記選択手段により前記導光型表示手段が選択される
    と、前記基準被写体輝度を現在の値より高い第1の基準
    被写体輝度に設定し、前記遮光型表示手段が選択される
    と、前記基準被写体輝度を現在の値より低い第2の基準
    被写体輝度に設定し、撮影動作完了と共に前記基準被写
    体輝度を当初の値に戻す基準被写体輝度設定手段と、 前記選択された表示手段を作動させて表示を行う表示制
    御手段とを具備することを特徴とするファインダ内表示
    装置付きカメラ
  2. 【請求項2】 前記基準被写体輝度は、装着されたレン
    ズの開放絞り値に基づいて決定されることを特徴とする
    請求項1に記載のファインダ内表示装置付きカメラ
  3. 【請求項3】 光束を導くことによりファインダ内の複
    数箇所に選択的に表示を行う導光型表示手段と、 該導光型表示手段よりも接眼レンズ側に設けられ、被写
    体光を部分的に遮光することによりファインダ内の前記
    導光型表示手段の表示箇所と同一箇所に選択的に表示を
    行う遮光型表示手段と、 被写体輝度を検出する測光手段と、 前記検出された被写体輝度が予め設定された基準被写体
    輝度よりも低い場合には前記導光型表示手段を選択し、
    前記被写体輝度が前記基準被写体輝度以上の場合には前
    記遮光型表示手段を選択する第1の選択手段と、 前記複数箇所から表示を行うべき箇所を選択する第2の
    選択手段と、該第2の選択手段により選択された表示を行うべき箇所
    に対して前記第1の選択手段により選択された 表示手段
    を作動させて表示を行うとともに、前記第1の選択手段
    により前記導光型表示手段が選択された場合には、前記
    第2の選択手段により選択されなかった箇所に対して
    記遮光型表示手段を作動させて表示を行う表示制御手段
    とを具備することを特徴とするファインダ内表示装置付
    きカメラ
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