JP2954612B2 - 化粧パネル - Google Patents
化粧パネルInfo
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- JP2954612B2 JP2954612B2 JP28461989A JP28461989A JP2954612B2 JP 2954612 B2 JP2954612 B2 JP 2954612B2 JP 28461989 A JP28461989 A JP 28461989A JP 28461989 A JP28461989 A JP 28461989A JP 2954612 B2 JP2954612 B2 JP 2954612B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の内、外装の壁体、特に化粧用
壁体を形成するのに有用な化粧パネル（以下、単にパネ
ルという）に関する。
壁体を形成するのに有用な化粧パネル（以下、単にパネ
ルという）に関する。
従来から使用されているこの種パネルとしては特開昭
55-53557号、実開昭55-2668号等がある。しかも、これ
らの素材はカラー鋼板かステンレス板材等であった。
55-53557号、実開昭55-2668号等がある。しかも、これ
らの素材はカラー鋼板かステンレス板材等であった。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記パネルでは下記するような欠点が
あった。すなわち、前者はエンボスロールにより凹凸模
様を形成するため深さと模様に制限があった。特に、カ
ラー鋼板では塗膜と素材の絞り加工性があまり良くな
く、通常は0.5mm位で、凹凸模様の比率が1:1とした模様
でないと歪がひどくフラット性が得られず、かつ次工程
へ進むことも変形がひどく困難であった。また、後者に
おいてはケミカルエンボスのため、エンボス深さ、板厚
に大きな制限があり、しかも断面は全体としてフラット
状であると共に、化粧処理が必要であった。
あった。すなわち、前者はエンボスロールにより凹凸模
様を形成するため深さと模様に制限があった。特に、カ
ラー鋼板では塗膜と素材の絞り加工性があまり良くな
く、通常は0.5mm位で、凹凸模様の比率が1:1とした模様
でないと歪がひどくフラット性が得られず、かつ次工程
へ進むことも変形がひどく困難であった。また、後者に
おいてはケミカルエンボスのため、エンボス深さ、板厚
に大きな制限があり、しかも断面は全体としてフラット
状であると共に、化粧処理が必要であった。
本発明はこのような欠点を除去するため、絞り、プレ
ス、ロール成形等の加工にすぐれた樹脂複合鋼板を基材
とし、これにタイル状模様を形成して塗膜の破壊、変形
抑制、模様および深さの制限、ヘミング割れ、しわを排
除し、防音性と強度と加工性を活用して、特に困難であ
ったタイル模様を有するパネルを提供するものである。
ス、ロール成形等の加工にすぐれた樹脂複合鋼板を基材
とし、これにタイル状模様を形成して塗膜の破壊、変形
抑制、模様および深さの制限、ヘミング割れ、しわを排
除し、防音性と強度と加工性を活用して、特に困難であ
ったタイル模様を有するパネルを提供するものである。
以下に図面を用いて本発明に係るパネルの一実施例に
ついて詳細に説明する。第１図は本発明に係るパネルの
代表的な一例を示す斜視図であり、１はパネルで樹脂複
合鋼板２を断面樋状に成形したものである。樹脂複合鋼
板２は厚さ0.15〜1.6mmの鋼板間に制振粘弾性樹脂（30
〜100μ）を挟んだ構造の鋼板、あるいは軽量ラミネー
ト鋼板の１種を用いたものである。特に成形性について
は厚さの異なる鋼板、所謂、差厚樹脂複合鋼板を用い、
割れ防止と加工速度による種々の不良現象を排除する。
さらに説明すると、パネル１は例えば化粧面2aと凹凸模
様３（図ではレンガタイル状）と側壁６と雄型連結部７
と雌型連結部８とから構成したものである。なお、凹凸
模様３は長方形の凸模様４と溝状の凹模様５との組み合
わせた模様で深さは約2mm位、凸模様４は第２図
（ａ）、（ｂ）に示すようにコーナ部は小さなＲを形成
し、絞り加工等によるクラックの発生を抑制するもので
ある。勿論、直角状に近い形状、および深さを５〜10mm
位まで加工することもできる。さらに説明を加えると、
樹脂複合鋼板２は鋼板間に樹脂を挟んでいるため、深さ
1mm以上の凹凸模様を付加しても表面側と裏面側の鋼板
の加工による延びの差を中間の樹脂が吸収し、加工が容
易になり、第１図のように化粧面2aにのみ凹凸模様３を
施しても、反りなどの歪みのないパネル１とすることが
できる。
ついて詳細に説明する。第１図は本発明に係るパネルの
代表的な一例を示す斜視図であり、１はパネルで樹脂複
合鋼板２を断面樋状に成形したものである。樹脂複合鋼
板２は厚さ0.15〜1.6mmの鋼板間に制振粘弾性樹脂（30
〜100μ）を挟んだ構造の鋼板、あるいは軽量ラミネー
ト鋼板の１種を用いたものである。特に成形性について
は厚さの異なる鋼板、所謂、差厚樹脂複合鋼板を用い、
割れ防止と加工速度による種々の不良現象を排除する。
さらに説明すると、パネル１は例えば化粧面2aと凹凸模
様３（図ではレンガタイル状）と側壁６と雄型連結部７
と雌型連結部８とから構成したものである。なお、凹凸
模様３は長方形の凸模様４と溝状の凹模様５との組み合
わせた模様で深さは約2mm位、凸模様４は第２図
（ａ）、（ｂ）に示すようにコーナ部は小さなＲを形成
し、絞り加工等によるクラックの発生を抑制するもので
ある。勿論、直角状に近い形状、および深さを５〜10mm
位まで加工することもできる。さらに説明を加えると、
樹脂複合鋼板２は鋼板間に樹脂を挟んでいるため、深さ
1mm以上の凹凸模様を付加しても表面側と裏面側の鋼板
の加工による延びの差を中間の樹脂が吸収し、加工が容
易になり、第１図のように化粧面2aにのみ凹凸模様３を
施しても、反りなどの歪みのないパネル１とすることが
できる。
次に本発明に係るパネル１の製造方法について簡単に
説明すると、厚さ0.8mm（鋼板の厚さ0.2mmと0.35mm）の
樹脂複合鋼板２の表面にポリエチレンフィルムを一体に
密着し、これを図示しない連結多プレスに送給し長さを
600〜900mm、幅300〜600mm、図では化粧面幅400mmに対
応してプレスし、第１図に示すような化粧面2aを連続し
て形成する。次に、この素材を図示しないロール成形機
に送給し、第１図に示すようなパネル１を長さ900〜727
2mmまで形成する。このパネル１を観察してみると、し
わ、割れ、バリ、樹脂のはみだし、スプリングバックは
許容範囲に入っていた。これに対し、比較例として、カ
ラー鋼板にフィルムを貼着し、これを前記と同じように
成形すると塗膜のはがれ、角われ、しわがひどく、商品
となり得なかった。
説明すると、厚さ0.8mm（鋼板の厚さ0.2mmと0.35mm）の
樹脂複合鋼板２の表面にポリエチレンフィルムを一体に
密着し、これを図示しない連結多プレスに送給し長さを
600〜900mm、幅300〜600mm、図では化粧面幅400mmに対
応してプレスし、第１図に示すような化粧面2aを連続し
て形成する。次に、この素材を図示しないロール成形機
に送給し、第１図に示すようなパネル１を長さ900〜727
2mmまで形成する。このパネル１を観察してみると、し
わ、割れ、バリ、樹脂のはみだし、スプリングバックは
許容範囲に入っていた。これに対し、比較例として、カ
ラー鋼板にフィルムを貼着し、これを前記と同じように
成形すると塗膜のはがれ、角われ、しわがひどく、商品
となり得なかった。
以上説明したのは本発明に係るパネルの一実施例にす
ぎず、第３図〜第６図（ａ）、（ｂ）に示すように形成
することもできる。すなわち、第３図は化粧面端部にフ
ラット部4aを形成したパネル１、第４図（ａ）〜（ｕ）
〜第６図（ａ）、（ｂ）は凹凸模様３を省略して示す複
合構造のパネル１で、Ａはプラスチックフォーム、石膏
ボード等の芯材、Ｂは紙、鋼板製、Al製の裏面材であ
る。さらに、製造する際にはヒートローラとエンボスロ
ールとを兼備したロールで凹凸模様３を形成したり、遠
赤外線炉または電磁熔炉内を通過直後にプラスチックフ
ィルムを介在して凹凸模様３を形成することもできる。
ぎず、第３図〜第６図（ａ）、（ｂ）に示すように形成
することもできる。すなわち、第３図は化粧面端部にフ
ラット部4aを形成したパネル１、第４図（ａ）〜（ｕ）
〜第６図（ａ）、（ｂ）は凹凸模様３を省略して示す複
合構造のパネル１で、Ａはプラスチックフォーム、石膏
ボード等の芯材、Ｂは紙、鋼板製、Al製の裏面材であ
る。さらに、製造する際にはヒートローラとエンボスロ
ールとを兼備したロールで凹凸模様３を形成したり、遠
赤外線炉または電磁熔炉内を通過直後にプラスチックフ
ィルムを介在して凹凸模様３を形成することもできる。
上述したように本発明に係るパネルによれば、金属
板材であるのにレンガタイル状の凹凸模様を相当の深さ
で立体的に形成でき、金属のイメージを打破できる。
金属のメリットを利用して長尺のレンガタイル状を形成
でき、施工能率がよい。樹脂複合鋼板は加工性にすぐ
れ、立体感のあるレンガタイル模様を形成できる。凹
凸模様は美しくクラック、塗膜の剥離もない。生産性
がよい。樹脂複合鋼板を使用したため、凹凸模様及び
加工による歪みを吸収し、美しいパネルとすることがで
きる。等の特徴がある。
板材であるのにレンガタイル状の凹凸模様を相当の深さ
で立体的に形成でき、金属のイメージを打破できる。
金属のメリットを利用して長尺のレンガタイル状を形成
でき、施工能率がよい。樹脂複合鋼板は加工性にすぐ
れ、立体感のあるレンガタイル模様を形成できる。凹
凸模様は美しくクラック、塗膜の剥離もない。生産性
がよい。樹脂複合鋼板を使用したため、凹凸模様及び
加工による歪みを吸収し、美しいパネルとすることがで
きる。等の特徴がある。
第１図は本発明に係る化粧パネルの一実施例を示す斜視
図、第２図（ａ）、（ｂ）は凸模様を抽出して示す説明
図、第３図、第４図（ａ）〜第６図（ｂ）はその他の実
施例を示す断面図である。１ ……化粧パネル、２……樹脂複合鋼板、３……凹凸模
様、４……凸模様。
図、第２図（ａ）、（ｂ）は凸模様を抽出して示す説明
図、第３図、第４図（ａ）〜第６図（ｂ）はその他の実
施例を示す断面図である。１ ……化粧パネル、２……樹脂複合鋼板、３……凹凸模
様、４……凸模様。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04F 13/00 - 13/18 E04F 15/20
Claims (1)
- 【請求項１】鋼板間に制振粘弾性樹脂を挟んだ樹脂複合
鋼板を樋状断面に形成すると共に、該断面の底面である
化粧面にタイル状の模様を深さ1mm以上に形成したこと
を特徴とする化粧パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28461989A JP2954612B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 化粧パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28461989A JP2954612B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 化粧パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03144054A JPH03144054A (ja) | 1991-06-19 |
| JP2954612B2 true JP2954612B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=17680809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28461989A Expired - Fee Related JP2954612B2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 化粧パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2954612B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014111885A (ja) * | 2012-11-12 | 2014-06-19 | Nisshin Steel Co Ltd | 外壁用役物の製造方法及び外壁用役物 |
-
1989
- 1989-10-30 JP JP28461989A patent/JP2954612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03144054A (ja) | 1991-06-19 |
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