JP3025144U - 金属サイディング材 - Google Patents

金属サイディング材

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JP3025144U
JP3025144U JP1995013336U JP1333695U JP3025144U JP 3025144 U JP3025144 U JP 3025144U JP 1995013336 U JP1995013336 U JP 1995013336U JP 1333695 U JP1333695 U JP 1333695U JP 3025144 U JP3025144 U JP 3025144U
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JP
Japan
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brick
metal siding
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surface material
horizontal
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JP1995013336U
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English (en)
Inventor
杲彦 前北
浩次 関口
Original Assignee
新星鋼業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煉瓦模様が施された金属サイディング材であ
って、上下及び左右に連結して横張りする場合に縦目地
の位置を一直線上に合わせる必要がなく、その結果材料
ロスが無い横張り用の金属サイディング材を提供する。 【解決手段】 断面略樋状に成形され上側と下側に係合
部A,Bを設けられている金属薄板から成る表面材1と
該表面材1の樋状部分に充填された合成樹脂発泡体から
成る芯材2と該芯材2の裏面を被覆したシート状物から
成る裏面材3とから構成されて成る横張り用の金属サイ
ディング材において、前記表面材1はエンボス加工に
て、煉瓦部分1aが少なくとも一部に微小な凹凸模様を有
し該煉瓦部分1a間に該煉瓦部分1aより大きく凹んだ状態
にそれぞれ凹凸模様の無い横目地相当部1b及び縦目地相
当部1cとを形成して煉瓦模様を構成し、該横目地相当部
1b間を一定間隔に形成し、該縦目地相当部1c間が不規則
な間隔に形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、家屋,構造物の外装材等に用いられる金属サイディング材に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、家屋,構造物等の外装材として、軽量で断熱性を有する金属サイディン グ材が多く用いられる。 この金属サイディング材は、断面略樋状に成形され上側と下側に係合部を設け られている金属薄板から成る表面材と、この表面材の樋状部分に充填された合成 樹脂発泡体から成る芯材と、この芯材の裏面を被覆したシート状物から成る裏面 材とから構成されて成る。
【0003】 しかしながら、金属サイディング材は、表面材と芯材と裏面材という異なる3 種の材料の積層体であり、各材料の伸縮度合が異なるため金属サイディング材全 体が変形する欠陥がある。このため、表面材として用いられる薄物の塗装金属板 には全体に小柄なエンボス模様を施してその剛性を高める必要があるので、限定 された表面意匠となっている。
【0004】 しかるに、近年高級意匠の要求が強くなり、中でも大柄模様が好まれるように なってきている。大柄模様の代表として、煉瓦模様の要求があるが、現行の金属 サイディング材の製造法では表面材として用いられる薄物の塗装金属板への意匠 付与をエンボスロールによるエンボス加工によっているため、エンボス深さに限 界があり、煉瓦模様のようにエンボス模様が無い或る程度の幅を有する目地部を 必要とする模様のものは製造されていなかった。尚、一部には不定形な大柄模様 (鉄平石模様)に目地部を本体と異なる色彩にしたものが上市されているが、こ の金属サイディング材においては目地部に相当する部分にもエンボス加工が施さ れており、しかも塗装を2度行うため高価なものとなっている。
【0005】 また、一般に煉瓦模様は同じ大きさの煉瓦を規則正しく積み上げてある形状が 通常であるので、金属サイディング材を上下及び左右に連結して横張りする場合 に、上下に連結される金属サイディング材の縦目地の位置を一直線上に合わせる 必要が生じるばかりか、左右に連結される金属サイディング材における煉瓦部分 の長さを同一長さに合わせる必要がある。 しかるに、金属サイディング材は通常6尺程度の長さに裁断された状態で上市 されるので、上下に連結される金属サイディング材の縦目地の位置を一直線上に 合わせたり、左右に連結される金属サイディング材における煉瓦部分の長さを同 一長さに合わせたりするためには、金属サイディング材の両端を切断しながら横 張りしなければならないので、材料ロスが大きいばかりか施工も面倒となる欠点 があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前述したような従来の金属サイディング材の欠点を解消し、近年の高 級意匠の要求に答える大柄模様である煉瓦模様が施された金属サイディング材で あって、上下及び左右に連結して横張りする場合に縦目地の位置を一直線上に合 わせる必要がなく、その結果材料ロスが無く施工性の良い横張り用の金属サイデ ィング材を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案者らはかかる課題を解決すべく鋭意研究の結果、断面略樋状に成形され 上側と下側に係合部を設けられている金属薄板から成る表面材と該表面材の樋状 部分に充填された合成樹脂発泡体から成る芯材と該芯材の裏面を被覆したシート 状物から成る裏面材とから構成されて成る横張り用の金属サイディング材におい て、前記表面材はエンボス加工にて、少なくとも一部に微小な凹凸模様を有する 煉瓦部分と該煉瓦部分間に該煉瓦部分より大きく凹んだ状態のそれぞれ凹凸模様 の無い横目地相当部及び縦目地相当部とを形成して煉瓦模様を構成し、該横目地 相当部間を一定間隔に形成し、該縦目地相当部間を不規則な間隔に形成すれば良 いことを究明して、本考案に係る金属サイディング材を完成したのである。
【0008】 そしてこのような金属サイディング材において、表面材の煉瓦模様における横 目地相当部の幅を、表面材の上側と下側に設けられている係合部を係合させた際 に形成される目地部の幅と略同一とすれば、施工された状態において前面がいか にも煉瓦で構成されているのと同様な外観を呈して、意匠効果が優れたものとす ることができることも究明したのである。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、図面を用いて本考案に係る金属サイディング材の実施例について詳細に 説明する。 図1は本考案に係る金属サイディング材の1実施例の斜視図、図2は図1のX −X線拡大断面説明図、図3は本考案に係る金属サイディング材の1実施例の施 工状態を示す斜視図、図4は本考案に係る金属サイディング材の1実施例の表面 の煉瓦模様の拡大説明図である。
【0010】 図面中、1は断面略樋状に成形され上側と下側にその全長に亘って係合部A, Bを設けられている金属薄板から成る表面材であり、この表面材1は塗装溶融亜 鉛めっき鋼板,アルミニウム合金塗装板,塗装溶融亜鉛−アルミニウム合金めっ き鋼板,塗装ステンレス鋼板等の塗装金属板から成り、ロール成形によるエンボ ス加工にて、少なくとも一部に微小な凹凸模様を有する砂岩調,割り煉瓦調など となるような煉瓦部分1aとこの煉瓦部分1a間に煉瓦部分1aより大きく凹んだ状態 のそれぞれ凹凸模様の無い横目地相当部1b及び縦目地相当部1cとが形成されて煉 瓦模様を構成されていて、横目地相当部1b間が一定間隔に形成されており、縦目 地相当部1c間が不規則な間隔に形成されている。
【0011】 この表面材1の煉瓦模様の形状について更に詳細に説明すると、図4に示す如 く凸状部となる煉瓦部分1aを浮き上がらせる程度に深エンボスするには煉瓦部分 1aの縁部のテーパー角度を吟味する必要がある。例えばJISA6711‐1979 「せっこう複合金属サイディング」に準じて鋼板の中で最低厚さである0.27mmで しかも伸び率の大きい塗装溶融亜鉛めっき鋼板を使用して煉瓦部分1aの縁部を垂 直にエンボス加工すると、1.3mm以内で割れが生じるのである。そこで、エンボ ス加工する際に、横張り施工した際に煉瓦部分1aの上側及び両側の縁部となる面 のテーパー角度を60°とし、横張り施工した際に煉瓦部分1aの下側の縁部となる 面のテーパー角度を45°とし、煉瓦部分1aのコーナー部の曲率半径を2.5〜5.5mm とすれば、横目地相当部1b及び縦目地相当部1cを1.3mm程度以上の深エンボスと して煉瓦部分1aと明瞭に区別する凹凸感を生じさせることができるのである。そ してこのようなテーパー角度を採用すると、横張り施工した際に横目地相当部1b に陰影が生じて目地がより深く見えるので深みのある煉瓦模様となって好ましい 。
【0012】 このような表面材1の煉瓦模様における横目地相当部1bの幅は、表面材1の上 側と下側に設けられている係合部A,Bを係合させた際に形成される目地部4の 幅と略同一であると、金属サイディング材が横張り施工された状態において前面 全体がいかにも煉瓦で構成されているのと同様な外観を呈して、意匠効果が優れ たものとすることができるので好ましい。
【0013】 2は主に断熱,防音性機能を付与するために表面材1の樋状部分に充填された 合成樹脂発泡体から成る芯材であり、その素材としてはポリウレタンフォーム, ポリイソシアヌレートフォーム,フェノールフォーム等を主材料とし、必要に応 じてこれに難燃剤,難燃助剤を添加したものから成るものである。
【0014】 3は芯材2の耐候性を保持させると共に芯材2が結露により崩壊したりカビを 発生させたりする現象を防止するために、芯材2の裏面を被覆したシート状物か ら成る裏面材であり、その素材としてはクラフト紙,アルミ蒸着クラフト紙,ア ルミ箔ラミネート紙,金属板等から成るものである。
【0015】
【考案の効果】 このような本考案に係る金属サイディング材は、煉瓦部分間にそれぞれ凹凸模 様の無い横目地相当部及び縦目地相当部が煉瓦部分より大きく凹んだ状態に形成 されて煉瓦模様を構成されていて、その横目地相当部間が一定間隔に形成されて いるので、横張り施工する際に左右に連結する場合には表面材の上側と下側に設 けられている係合部の位置が同じ高さに位置するように配置するだけで良く、ま た縦目地相当部間が不規則な間隔に形成されているので、横張り施工する際に上 下に連結する場合に表面材の縦目地相当部の位置を合わせて配置しなくても違和 感のない仕上がりとすることができ、目地合わせを不要とすることができるので 施工が容易で且つ材料ロスをなくすことができるのである。
【0016】 そして、断面略樋状に成形され上側と下側に係合部を設けられている金属薄板 から成る表面材は、その表面をエンボス加工にて、少なくとも一部に微小な凹凸 模様を有する煉瓦部分とこの煉瓦部分間に煉瓦部分より大きく凹んだ状態にそれ ぞれ凹凸模様の無い横目地相当部及び縦目地相当部とが形成されて煉瓦模様を構 成されているので、煉瓦部分の微小な凹凸模様と煉瓦部分間の横目地相当部及び 縦目地相当部とにより表面材の剛性が増しているから金属サイディング材を構成 する各材料の伸縮度合が異なることに起因する金属サイディング材全体の変形は 防止されているから、近年の高級意匠の要求に合致した大柄模様である煉瓦模様 の金属サイディング材を従来と同様の製造工程で製作することができるばかりか 、横目地相当部及び縦目地相当部は煉瓦部分より大きく凹んだ状態で且つ凹凸模 様の無い状態に形成されているので、明瞭に区別できるため、煉瓦部分と横目地 相当部及び縦目地相当部との色彩分けをする必要がなくモノカラーで良いため表 面材の素材を安価とすることができるから、高級意匠であるにも拘らず安価な金 属サイディング材を提供することができるのである。
【0017】 また、表面材の煉瓦模様における横目地相当部の幅が、表面材の上側と下側に 設けられている係合部を係合させた際に形成される目地部(一方の金属サイディ ング材の上端又は下端のみで目地底が形成される場合と、係合された金属サイデ ィング材の上端と下端とで目地底が形成される場合とがある)の幅と略同一とす れば、前記高級意匠としての効果はより顕著となるのである。
【0018】 このような種々の効果を有する本考案に係る金属サイディング材の実用的価値 は非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る金属サイディング材の1実施例の
斜視図である。
【図2】図1のX−X線拡大断面説明図である。
【図3】本考案に係る金属サイディング材の1実施例の
施工状態を示す斜視図である。
【図4】本考案に係る金属サイディング材の1実施例の
表面の煉瓦模様の拡大説明図である。
【符号の説明】
1 表面材 1a 煉瓦部分 1b 横目地相当部 1c 縦目地相当部 2 芯材 3 裏面材 4 上側と下側に設けられている係合部を係合させた際
に形成される目地部 A 上側に設けられている係合部 B 下側に設けられている係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 15/06 9024−2E

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略樋状に成形され上側と下側に係合
    部(A),(B)を設けられている金属薄板から成る表面材
    (1)と該表面材(1)の樋状部分に充填された合成樹脂発
    泡体から成る芯材(2)と該芯材(2)の裏面を被覆したシ
    ート状物から成る裏面材(3)とから構成されて成る横張
    り用の金属サイディング材において、前記表面材(1)は
    エンボス加工にて、少なくとも一部に微小な凹凸模様を
    有する煉瓦部分(1a)と該煉瓦部分(1a)間に該煉瓦部分(1
    a)より大きく凹んだ状態のそれぞれ凹凸模様の無い横目
    地相当部(1b)及び縦目地相当部(1c)とが形成されて煉瓦
    模様を構成されていて、該横目地相当部(1b)間が一定間
    隔に形成されており、該縦目地相当部(1c)間が不規則な
    間隔に形成されていることを特徴とする金属サイディン
    グ材。
  2. 【請求項2】 表面材(1)の煉瓦模様における横目地相
    当部(1b)の幅が、表面材(1)の上側と下側に設けられて
    いる係合部(A),(B)を係合させた際に形成される目地
    部(4)の幅と略同一である請求項1に記載の金属サイデ
    ィング材。
JP1995013336U 1995-11-24 1995-11-24 金属サイディング材 Expired - Lifetime JP3025144U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007156A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Panasonic Corp 金属サイディング
JP2013167122A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Kmew Co Ltd 建築板
JP2020002548A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 アイジー工業株式会社 乾式壁材
JP2020016066A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 アイジー工業株式会社 壁構造

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