JP2954069B2 - 共振音防止装置 - Google Patents

共振音防止装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は共振音防止装置に関
し、特にモータなどの振動源を内蔵したOA機器などに
おいて振動源に共振して発生する共振音の防止装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】OA機器、例えばパーソナルコンピュー
タあるいは複写機などは、静かな室内で使用する場合が
多く、その使用環境からいって低騒音が必須条件であ
る。騒音の発生源は一般にモータなどの回転機である
が、この場合モータ自体から発生する騒音とモータの振
動が付近の構造体に伝達されて発生する振動音とがあ
る。
【0003】前者のモータ自体から発生する騒音に対し
ては、発生源をカバーなどで密閉し遮蔽するするのが一
般的な方法である。例えば特開昭59−23362号公
報に記載された方法は、カバーで騒音源を密閉するが、
特に低周波の騒音に対してカバーに吸音箱体を設けて遮
蔽している。
【0004】また、後者の振動に対しては振動源のモー
タ部とこれを直結する構造体との結合部に制振材を挟ん
で防振するのが一般的方法である。この振動音は振動源
の振動数と振動する構造部材の固有振動数とが一致した
時に発生する共振音が大きな騒音となり問題となる。例
えば、特開平5−323684号公報に記載された方法
は、特に制振材に制振鋼板を用いてモータの振動がここ
で充分に減衰して構造体に伝達されないようにし共振音
を防止したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来例で
は、モータなどの騒音源をカバーおよび吸音箱などで密
閉して遮蔽したり、あるいは制振材を用いて構造体に伝
達する振動を減衰させたりして騒音を防止しているが、
何れも完全に騒音を無くすことは困難である。
【0006】特に振動音は制振材などで振動を減衰させ
ても、この減衰して伝達された振動の振動数と構造体の
固有振動数とが一致した時に共振して増幅発生する共振
音は完全に防止することができない。
【0007】構造体(例えば機器の表面カバー)の固有
振動数はその構造体の取付ネジの締め付けトルク、周辺
の内部構造体との接触状態,あるいは外部機器との接触
状態などで変化するものである。従って、この共振によ
る振動音は制振材などで一時的に防止したとしても、こ
れらの条件が変化すれば再び発生するので完全に防音す
ることが困難であるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の共振防止装置
は、モータなどの振動源の振動に共振して共振音を発っ
する構造部材の振動レベルを検出してこの値を示す検出
信号を出力する振動検出部と、前記検出信号の値が所定
の基準値を超えた時に制御信号を出力する電子回路と、
この制御信号により回転を開始する制御用モータと、前
記制御用モータの回転軸に取付けられ回転数を下げる減
速機構と、この減速機構を介し取付けられ前記制御用モ
ータの回転に従って前記構造部材の表面を徐々に圧接す
るカム機構とを備えている。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態例
を示すブロック、図2は図1の部分斜視図、図3は図1
の動作を説明する断面図である。
【0013】図1および図2において、本図はモータ
(図示せず)などの振動源を内蔵した機器本体部7とカ
バー部6とで構成するOA機器に本共振防止装置を装着
した例を示す。本共振防止装置は、カバー部6の側面に
取付けられた振動センサー1と、このセンサー出力10
1のレベルが所定の基準値を超えた時に制御信号102
を出力する電子回路2と、機器本体部7に取付けられた
制御信号102で回転する制御用モータ3と、この制御
用モータ3の回転数を下げる減速部4と、この減速部4
に取付けられ制御モータ3の回転と共にカバー部6の一
部を徐々に圧接を強めて行くカム5とで構成している。
【0014】次に、この共振音防止装置の動作について
説明する。振動センサー1はモータなどの振動源の振動
に共振して振動するカバー部6に取付けられており、こ
の振動の振幅を電気的アナログ量で検出して検出信号1
01を出力する。電気回路部2はこの検出信号101の
振幅レベルと内部の基準電圧とを比較し、検出信号10
1のレベルがこれを超えた時に制御信号102を出力す
る。即ち、カバー部6が振動源の振動数と共振した場
合、この振動レベルが所定値を超えた時に制御信号10
2が出力される。
【0015】この電子回路部2と制御用モータ3などは
機器本体部7のシャーシなどに取付けられている。制御
信号101により制御用モータ3は回転を始める。この
回転は減速部4で減速されて減速側の回転軸に取付けら
れたカム5に伝達される。カム5は徐々に回転して行
き、先ず回転軸に対し短い距離にある側面がカバー部6
の側面に接触し、回転と共にこの接触を強めて行く。こ
の動作の様子は図3に示す通りである。図3(a)はカ
ム5がカバー部6に接触した状態を示し、(b)は制御
用モータ3の回転と共に接触を強めて行く様子を示す。
【0016】カバー部6の固有振動数はこのカム5の接
触の強さで変化するので、カム5がカバー部6との接触
を強めて行くと、振動源のモータの振動数との振動数差
が広がり共振状態から逸脱して共振音がおさまる。この
共振音がおさまることにより振動センサー1の検出信号
101のレベルは低下し、制御信号102は停止して制
御用モータ3は回転を止める。従って、カム5は共振を
止めた状態の位置で停止する。
【0017】また、カバー部6の固有振動数が機器の設
置条件などで変化して再び共振した場合、制御用モータ
3が回転を始め、一回転して再び接触を強めて行き共振
逸脱点を探がして振動音を止める。
【0018】尚、本実施例ではカバー部6の固有振動数
をカム機構により変化させるようにしているが、カム機
構の変りに制御用モータ3の回転動作をシャフトの往復
運動に代え、このシャフト先端に取付けた制振材などを
用いた部材によりカバー部6を圧接して行きこの固有振
動数を変化させるようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明のOA機器
は、モータなどの振動源の振動に共振して振動するカバ
ーなどの側面に振動センサーを取付け、この検出出力で
振動するカバーの側面をカムなどで圧接することにより
カバーの固有振動を変化させて共振音を自動的に停止さ
せているので完全に共振音を防止することができ、特に
OA機器の設置条件などによりカバーの固有振動数が変
化し再び共振音が発生した場合でも再び共振音を完全に
防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の構造を示す部分斜視図である。
【図3】図1の動作を説明する(a)制御初期状態の断
面図、(b)制御完了状態の断面図である。
【符号の説明】
1 振動センサー 2 電子回路部 3 制御用モータ 4 減速部 5 カム 6 カバー部 7 機器本体部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16F 1/00 - 6/00 F16F 15/00 - 15/32 B41J 29/08 G05D 19/02 H05K 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータなどの振動源の振動に共振して共
    振音を発っする構造部材の振動レベルを検出してこの値
    を示す検出信号を出力する振動検出部と、前記検出信号
    の値が所定の基準値を超えた時に制御信号を出力する電
    子回路と、この制御信号により回転を開始する制御用モ
    ータと、前記制御用モータの回転軸に取付けられ回転数
    を下げる減速機構と、この減速機構を介し取付けられ前
    記制御用モータの回転に従って前記構造部材の表面を徐
    々に圧接するカム機構とを備えることを特徴とする共振
    音防止装置。
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