JP2953506B2 - Ａｔｍセル発生制御回路 - Google Patents
Ａｔｍセル発生制御回路Info
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- JP2953506B2 JP2953506B2 JP24537596A JP24537596A JP2953506B2 JP 2953506 B2 JP2953506 B2 JP 2953506B2 JP 24537596 A JP24537596 A JP 24537596A JP 24537596 A JP24537596 A JP 24537596A JP 2953506 B2 JP2953506 B2 JP 2953506B2
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- cell
- oam
- oam cell
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＡＴＭセル発生制御
回路に関し、特にＡＴＭ（Ａｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ
Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｍｏｄｅ：非同期転送モード）通信
網において保守運用機能に利用するＯＡＭ（Ｏｐｅｒａ
ｔｉｏｎ Ａｄｍｉｎｉｓｔｒａｔｉｏｎａｎｄ Ｍａ
ｉｎｔａｉｎａｎｃｅ；操作制御用符号）セルが装置か
ら誤って送出された時にそのセルをリアルタイムで廃棄
するためのセル監視装置に関するものである。
回路に関し、特にＡＴＭ（Ａｓｙｎｃｈｒｏｎｏｕｓ
Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｍｏｄｅ：非同期転送モード）通信
網において保守運用機能に利用するＯＡＭ（Ｏｐｅｒａ
ｔｉｏｎ Ａｄｍｉｎｉｓｔｒａｔｉｏｎａｎｄ Ｍａ
ｉｎｔａｉｎａｎｃｅ；操作制御用符号）セルが装置か
ら誤って送出された時にそのセルをリアルタイムで廃棄
するためのセル監視装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のセル監視装置において
は、ユーザが送出するＯＡＭセルの帯域を監視し、ユー
ザから故意もしくは過失によって大量に送出されるＯＡ
Ｍセルを廃棄することで、網の輻輳を避けている。
は、ユーザが送出するＯＡＭセルの帯域を監視し、ユー
ザから故意もしくは過失によって大量に送出されるＯＡ
Ｍセルを廃棄することで、網の輻輳を避けている。
【０００３】すなわち、セル監視装置はユーザが送信す
るセルのうちのＯＡＭを含むものについて、その送信レ
ートが過剰であるか否かを監視するとともに、そのＯＡ
Ｍの内容がユーザ端末から送信できないものであるか否
かを監視し、違反がある時にを当該セルを廃棄処理する
ことで、網の輻輳を避けている。この技術については、
特開平５−２８４１７２号公報に開示されている。
るセルのうちのＯＡＭを含むものについて、その送信レ
ートが過剰であるか否かを監視するとともに、そのＯＡ
Ｍの内容がユーザ端末から送信できないものであるか否
かを監視し、違反がある時にを当該セルを廃棄処理する
ことで、網の輻輳を避けている。この技術については、
特開平５−２８４１７２号公報に開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のセル監
視装置では、ユーザが送出するＯＡＭセルの監視を行っ
てはいるが、ＡＴＭ通信網の中継系装置からのＯＡＭセ
ルについて考慮していないので、中継系装置等でのＯＡ
Ｍセル発生回路に故障が生じて必要以上の帯域でＯＡＭ
セルが発生した場合に下流の網に輻輳を発生させ、他の
ユーザセルを損失させる等の影響を与えてしまう。
視装置では、ユーザが送出するＯＡＭセルの監視を行っ
てはいるが、ＡＴＭ通信網の中継系装置からのＯＡＭセ
ルについて考慮していないので、中継系装置等でのＯＡ
Ｍセル発生回路に故障が生じて必要以上の帯域でＯＡＭ
セルが発生した場合に下流の網に輻輳を発生させ、他の
ユーザセルを損失させる等の影響を与えてしまう。
【０００５】ここで、中継系装置はユーザ間（Ｅｎｄ−
ｔｏ−ｅｎｄ）の公衆サービスもしくは専用線サービス
での通信において、その通信距離が長いために歪んだ信
号を再生したり、通信の信頼性を高めるための伝送路や
装置の冗長構成における系の切替えを行ったり、パスの
張り替えを行ったりしている。
ｔｏ−ｅｎｄ）の公衆サービスもしくは専用線サービス
での通信において、その通信距離が長いために歪んだ信
号を再生したり、通信の信頼性を高めるための伝送路や
装置の冗長構成における系の切替えを行ったり、パスの
張り替えを行ったりしている。
【０００６】そのため、中継系装置では伝送路や装置の
保守運用を効率よく行うために、端末間もしくは部分的
な中継系装置の区間（いわゆるセグメント）の間で警報
転送や品質監視、及びパス試験を行っており、これらの
試験を行うために専用のセル（ＯＡＭセル）を発生して
いる。
保守運用を効率よく行うために、端末間もしくは部分的
な中継系装置の区間（いわゆるセグメント）の間で警報
転送や品質監視、及びパス試験を行っており、これらの
試験を行うために専用のセル（ＯＡＭセル）を発生して
いる。
【０００７】したがって、ＯＡＭセルはユーザのみが送
出するのではなく、中継系装置等からも送出される。但
し、ユーザ間のＯＡＭセルの使用法はユーザ同士が決定
するのに対し、中継系装置等からのＯＡＭセルはネット
ワーク管理者が使用法を決定しているので、当然、それ
らの性質は異なっている。
出するのではなく、中継系装置等からも送出される。但
し、ユーザ間のＯＡＭセルの使用法はユーザ同士が決定
するのに対し、中継系装置等からのＯＡＭセルはネット
ワーク管理者が使用法を決定しているので、当然、それ
らの性質は異なっている。
【０００８】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、必要以上の帯域を有するＯＡＭセルが中継系装置
から誤って送出された場合の影響から下流の網を守るこ
とができるＡＴＭセル発生制御回路を提供することにあ
る。
消し、必要以上の帯域を有するＯＡＭセルが中継系装置
から誤って送出された場合の影響から下流の網を守るこ
とができるＡＴＭセル発生制御回路を提供することにあ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によるＡＴＭセル
発生制御回路は、少なくとも通信距離が長いために歪ん
だ信号を再生する中継系装置に設けられ、前記中継系装
置における保守運用に用いられるＯＡＭセルを専用に発
生するＯＡＭセル発生回路と、前記ＯＡＭセル発生回路
における前記ＯＡＭセルの発生タイミングにしたがって
上流からの主信号と前記ＯＡＭセル発生回路で発生した
前記ＯＡＭセルとを切替えるセレクタと、前記ＯＡＭセ
ルのレートを監視する監視回路とを含むＡＴＭセル発生
制御回路であって、セル到着時にそのセルが前記ＯＡＭ
セルであるか否かを識別する識別回路と、前記識別回路
で前記ＯＡＭセルと識別されたセルの次に到着するセル
の理想到着時刻を算出する理想到着時刻算出回路と、次
のセルが到着するまで前記理想到着時刻算出回路で算出
された前記理想到着時刻を保持する保持回路と、前記Ｏ
ＡＭセルが到着した時に当該ＯＡＭセルの到着前に前記
保持回路に保持された前記理想到着時刻と当該ＯＡＭセ
ルの到着時刻とを比較して当該ＯＡＭセルが違反か適合
かを決定する違反適合決定回路と、前記違反適合決定回
路の決定に従って前記ＯＡＭセルを廃棄する廃棄回路と
を前記監視回路に備えている。
発生制御回路は、少なくとも通信距離が長いために歪ん
だ信号を再生する中継系装置に設けられ、前記中継系装
置における保守運用に用いられるＯＡＭセルを専用に発
生するＯＡＭセル発生回路と、前記ＯＡＭセル発生回路
における前記ＯＡＭセルの発生タイミングにしたがって
上流からの主信号と前記ＯＡＭセル発生回路で発生した
前記ＯＡＭセルとを切替えるセレクタと、前記ＯＡＭセ
ルのレートを監視する監視回路とを含むＡＴＭセル発生
制御回路であって、セル到着時にそのセルが前記ＯＡＭ
セルであるか否かを識別する識別回路と、前記識別回路
で前記ＯＡＭセルと識別されたセルの次に到着するセル
の理想到着時刻を算出する理想到着時刻算出回路と、次
のセルが到着するまで前記理想到着時刻算出回路で算出
された前記理想到着時刻を保持する保持回路と、前記Ｏ
ＡＭセルが到着した時に当該ＯＡＭセルの到着前に前記
保持回路に保持された前記理想到着時刻と当該ＯＡＭセ
ルの到着時刻とを比較して当該ＯＡＭセルが違反か適合
かを決定する違反適合決定回路と、前記違反適合決定回
路の決定に従って前記ＯＡＭセルを廃棄する廃棄回路と
を前記監視回路に備えている。
【００１０】本発明による他のＡＴＭセル発生制御回路
は、上記の構成のほかに、前記違反適合決定回路で違反
と決定されたセルを計数する計数回路と、前記計数回路
の計数値が予め設定された保護段数を超えたか否かを検
出する超過検出回路と、前記超過検出回路で前記計数回
路の計数値が前記保護段数を超えたことが検出された時
に装置内故障警報を発出する故障発出回路とを具備して
いる。
は、上記の構成のほかに、前記違反適合決定回路で違反
と決定されたセルを計数する計数回路と、前記計数回路
の計数値が予め設定された保護段数を超えたか否かを検
出する超過検出回路と、前記超過検出回路で前記計数回
路の計数値が前記保護段数を超えたことが検出された時
に装置内故障警報を発出する故障発出回路とを具備して
いる。
【００１１】すなわち、中継系装置のＯＡＭセル発生回
路の直後に監視を行い、定められた帯域以上のＯＡＭセ
ルが発生された場合にそれらを廃棄するとともに、定め
られた帯域以上のＯＡＭセルが発生された場合にその発
生回路に故障が生じたと見なして装置内故障警報を発出
する。
路の直後に監視を行い、定められた帯域以上のＯＡＭセ
ルが発生された場合にそれらを廃棄するとともに、定め
られた帯域以上のＯＡＭセルが発生された場合にその発
生回路に故障が生じたと見なして装置内故障警報を発出
する。
【００１２】これによって、定められた帯域以上のＯＡ
Ｍセルが発生した場合にそれらを廃棄することで、下流
の網に必要以上のＯＡＭセルを送出させない作用が期待
でき、他のユーザセルの帯域を確保することが可能とな
る。また、定められた帯域以上のＯＡＭセルが発生した
場合にその発生回路に故障が生じたことを検出すること
で、その故障が生じた基板を交換することによって故障
による悪影響を瞬時に抑える作用が期待できる。
Ｍセルが発生した場合にそれらを廃棄することで、下流
の網に必要以上のＯＡＭセルを送出させない作用が期待
でき、他のユーザセルの帯域を確保することが可能とな
る。また、定められた帯域以上のＯＡＭセルが発生した
場合にその発生回路に故障が生じたことを検出すること
で、その故障が生じた基板を交換することによって故障
による悪影響を瞬時に抑える作用が期待できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図１は本発明の一実施例の構
成を示すブロック図である。図において、本発明の一実
施例による中継系装置のＡＴＭセル発生制御回路は監視
回路１と、ＯＡＭセル発生回路２と、セレクタ３とを含
んで構成されている。
図面を参照して説明する。図１は本発明の一実施例の構
成を示すブロック図である。図において、本発明の一実
施例による中継系装置のＡＴＭセル発生制御回路は監視
回路１と、ＯＡＭセル発生回路２と、セレクタ３とを含
んで構成されている。
【００１４】ＯＡＭセル発生回路２は予め定められた帯
域に従って発生レートの逆数を間隔とするＯＡＭセルを
発生する。セレクタ３はＯＡＭセル発生回路２がＯＡＭ
セルを発生するタイミングの時に上流からの主信号をＯ
ＡＭセル発生回路２側に切替え、ＯＡＭセル発生回路２
が発生したＯＡＭセルを出力する。
域に従って発生レートの逆数を間隔とするＯＡＭセルを
発生する。セレクタ３はＯＡＭセル発生回路２がＯＡＭ
セルを発生するタイミングの時に上流からの主信号をＯ
ＡＭセル発生回路２側に切替え、ＯＡＭセル発生回路２
が発生したＯＡＭセルを出力する。
【００１５】すなわち、セレクタ３はユーザセルが伝送
されない時（空きセルの発生タイミング）まで待ってか
ら、ＯＡＭセル発生回路２が発生するＯＡＭセルに切替
えて出力する。この場合、ＯＡＭセル発生回路２からセ
レクタ３へはそのタイミング（ＯＡＭセル発生回路２が
ＯＡＭセルを発生するタイミング）が通知される。
されない時（空きセルの発生タイミング）まで待ってか
ら、ＯＡＭセル発生回路２が発生するＯＡＭセルに切替
えて出力する。この場合、ＯＡＭセル発生回路２からセ
レクタ３へはそのタイミング（ＯＡＭセル発生回路２が
ＯＡＭセルを発生するタイミング）が通知される。
【００１６】監視回路１はセレクタ３を通過したセルの
うちＯＡＭセルと識別したものについてその発生間隔を
監視し、予め定められた帯域を超えたと判定するとその
ＯＡＭセルを廃棄する。この予め定められた帯域はＯＡ
Ｍセル発生回路２が発生するＯＡＭセルがユーザセルの
中継に支障を与えないように設定されている。
うちＯＡＭセルと識別したものについてその発生間隔を
監視し、予め定められた帯域を超えたと判定するとその
ＯＡＭセルを廃棄する。この予め定められた帯域はＯＡ
Ｍセル発生回路２が発生するＯＡＭセルがユーザセルの
中継に支障を与えないように設定されている。
【００１７】また、監視回路１は複数の保護段数をとる
ことによって、すなわち定められた帯域を超えたと判定
した回数が設定回数を越えた時にＯＡＭセル発生回路２
の故障を示す装置内故障警報を発出する。
ことによって、すなわち定められた帯域を超えたと判定
した回数が設定回数を越えた時にＯＡＭセル発生回路２
の故障を示す装置内故障警報を発出する。
【００１８】図２は図１の監視回路１の詳細な構成を示
すブロック図である。図において、監視回路１は識別回
路１１と、違反適合決定回路１２と、理想到着時刻算出
回路１３と、保持回路１４と、廃棄回路１５と、計数回
路１６と、超過検出回路１７と、故障発出回路１８とか
ら構成されている。
すブロック図である。図において、監視回路１は識別回
路１１と、違反適合決定回路１２と、理想到着時刻算出
回路１３と、保持回路１４と、廃棄回路１５と、計数回
路１６と、超過検出回路１７と、故障発出回路１８とか
ら構成されている。
【００１９】監視回路１に入力される主信号Ｓ１は上流
からの主信号とＯＡＭセル発生回路２から送出されるＯ
ＡＭセルとが混在されたものであるから、識別回路１１
はこれらを識別する。つまり、識別回路１１は中継系装
置で中継すべき主信号（ユーザセル）とＯＡＭセルとを
識別するとともに、ＯＡＭセルと識別した場合でもユー
ザ間のＯＡＭセルか、他の中継系装置からのＯＡＭセル
か、自装置のＯＡＭセル発生回路２から送出されるＯＡ
Ｍセルかを識別している。
からの主信号とＯＡＭセル発生回路２から送出されるＯ
ＡＭセルとが混在されたものであるから、識別回路１１
はこれらを識別する。つまり、識別回路１１は中継系装
置で中継すべき主信号（ユーザセル）とＯＡＭセルとを
識別するとともに、ＯＡＭセルと識別した場合でもユー
ザ間のＯＡＭセルか、他の中継系装置からのＯＡＭセル
か、自装置のＯＡＭセル発生回路２から送出されるＯＡ
Ｍセルかを識別している。
【００２０】識別回路１１は例えばＯＡＭセルがそのペ
イロードに装置番号を記述する種類のものであれば、そ
の装置番号から上記の識別を行う。また、識別回路１１
はＯＡＭセルがそのペイロードに装置番号を記述しない
種類のものであっても、セルフォーマット変換によって
そのオーバヘッド部分にＯＡＭセル発生回路２から発生
されるものかどうかを識別するためのフラグを記述する
ことで、他装置からのＯＡＭセルか、ＯＡＭセル発生回
路２からのＯＡＭセルかを識別することができる。
イロードに装置番号を記述する種類のものであれば、そ
の装置番号から上記の識別を行う。また、識別回路１１
はＯＡＭセルがそのペイロードに装置番号を記述しない
種類のものであっても、セルフォーマット変換によって
そのオーバヘッド部分にＯＡＭセル発生回路２から発生
されるものかどうかを識別するためのフラグを記述する
ことで、他装置からのＯＡＭセルか、ＯＡＭセル発生回
路２からのＯＡＭセルかを識別することができる。
【００２１】この識別回路１１による識別の結果、ＯＡ
Ｍセル発生回路２からのＯＡＭセルと判定されたものに
ついては、違反適合決定回路１２にて該ＯＡＭセルが違
反か適合かの決定を行う。違反適合決定回路１２はＯＡ
Ｍセルが到着すると、そのＯＡＭセルの到着時刻と保持
回路１４に保持されている理想到着時刻とを比較するこ
とで、該ＯＡＭセルが違反か適合かの決定を行う。ここ
で、保持回路１４には理想到着時刻算出回路１３でその
ＯＡＭセルが到着する直前に予め算出された理想到着時
刻が保持されている。
Ｍセル発生回路２からのＯＡＭセルと判定されたものに
ついては、違反適合決定回路１２にて該ＯＡＭセルが違
反か適合かの決定を行う。違反適合決定回路１２はＯＡ
Ｍセルが到着すると、そのＯＡＭセルの到着時刻と保持
回路１４に保持されている理想到着時刻とを比較するこ
とで、該ＯＡＭセルが違反か適合かの決定を行う。ここ
で、保持回路１４には理想到着時刻算出回路１３でその
ＯＡＭセルが到着する直前に予め算出された理想到着時
刻が保持されている。
【００２２】違反適合決定回路１２はそのＯＡＭセルの
到着時刻が理想到着時刻よりも小さければ、ＯＡＭセル
の到着が早すぎて、つまり許容されたレートを超えて送
出されたものと見なして違反と決定し、その旨を制御線
Ｃ２から廃棄回路１５に通知する。
到着時刻が理想到着時刻よりも小さければ、ＯＡＭセル
の到着が早すぎて、つまり許容されたレートを超えて送
出されたものと見なして違反と決定し、その旨を制御線
Ｃ２から廃棄回路１５に通知する。
【００２３】また、違反適合決定回路１２はそのＯＡＭ
セルの到着時刻が理想到着時刻と同じかあるい大きけれ
ば、そのＯＡＭセルが許容されたレート以下で送出され
たものと見なして適合と決定し、その旨を制御線Ｃ２か
ら廃棄回路１５に通知する。
セルの到着時刻が理想到着時刻と同じかあるい大きけれ
ば、そのＯＡＭセルが許容されたレート以下で送出され
たものと見なして適合と決定し、その旨を制御線Ｃ２か
ら廃棄回路１５に通知する。
【００２４】理想到着時刻算出回路１３は該ＯＡＭセル
が到着した時にその到着時刻に規定レートの逆数を加算
したものを、次のＯＡＭセルの理想到着時刻として保持
回路１４に渡す。制御線Ｃｌは識別回路１１によってＯ
ＡＭセルか否かを識別された結果を表しており、これが
ＯＡＭセルでない時には違反適合決定回路１２及び理想
到着時刻算出回路１３の動作をインヒビットする。
が到着した時にその到着時刻に規定レートの逆数を加算
したものを、次のＯＡＭセルの理想到着時刻として保持
回路１４に渡す。制御線Ｃｌは識別回路１１によってＯ
ＡＭセルか否かを識別された結果を表しており、これが
ＯＡＭセルでない時には違反適合決定回路１２及び理想
到着時刻算出回路１３の動作をインヒビットする。
【００２５】廃棄回路１５は違反適合決定回路１２の決
定結果を表す制御線Ｃ２が違反を示しかつ識別回路１１
からの制御線Ｃ１がＯＡＭセルを示す時に、入力される
セルを廃棄する。
定結果を表す制御線Ｃ２が違反を示しかつ識別回路１１
からの制御線Ｃ１がＯＡＭセルを示す時に、入力される
セルを廃棄する。
【００２６】計数回路１６は廃棄回路１５によって廃棄
されるセルの数を計数する。超過検出回路１７で計数回
路１６の計数結果が予め設定される保護段数を超過した
ことが検出されると、故障発出回路１８はＯＡＭセル発
生回路２の故障を示す装置内故障警報Ｃ３をアクティブ
にする。
されるセルの数を計数する。超過検出回路１７で計数回
路１６の計数結果が予め設定される保護段数を超過した
ことが検出されると、故障発出回路１８はＯＡＭセル発
生回路２の故障を示す装置内故障警報Ｃ３をアクティブ
にする。
【００２７】図３は本発明の一実施例によるセル発生の
制御を説明するための図である。この図３を用いて本発
明の一実施例によるセル発生の制御について説明する。
尚、矢印によって示される番号付きのセルは全てＯＡＭ
セルであり、三角の記号によって示される理想到着時刻
は直前のＯＡＭが到着した時点で算出される。
制御を説明するための図である。この図３を用いて本発
明の一実施例によるセル発生の制御について説明する。
尚、矢印によって示される番号付きのセルは全てＯＡＭ
セルであり、三角の記号によって示される理想到着時刻
は直前のＯＡＭが到着した時点で算出される。
【００２８】例えば、２番目の理想到着時刻は１番目の
ＯＡＭセルが到着した時点で、３番目の理想到着時刻は
２番目のＯＡＭセルが到着した時点で、夫々算出され
る。ＯＡＭセル発生回路２が正常であれば、常に一定の
間隔で送出されるから、１番目のセル、２番目のセル、
３番目のセル、５番目のセル、６番目のセル、７番目の
セルのように送出される。ここで、４番目のセルはＯＡ
Ｍセルの主信号への挿入タイミングに空き領域が存在し
なかったことによって待たされる揺らぎによる結果であ
る。
ＯＡＭセルが到着した時点で、３番目の理想到着時刻は
２番目のＯＡＭセルが到着した時点で、夫々算出され
る。ＯＡＭセル発生回路２が正常であれば、常に一定の
間隔で送出されるから、１番目のセル、２番目のセル、
３番目のセル、５番目のセル、６番目のセル、７番目の
セルのように送出される。ここで、４番目のセルはＯＡ
Ｍセルの主信号への挿入タイミングに空き領域が存在し
なかったことによって待たされる揺らぎによる結果であ
る。
【００２９】今、８番目のＯＡＭセルの発生時から故障
が始まり、本来の時刻以前に送出されたとする。８番目
のＯＡＭセルの理想送出時刻は既に算出されているの
で、その時刻との比較によって違反と決定される。９番
目以降のＯＡＭセルについても同様に違反と決定され、
その結果、８番目以降のＯＡＭセルは全て廃棄される。
この廃棄がｎ回起こった時点でＯＡＭセル発生回路２に
故障が生じたと見なし、装置内故障警報を発出する。
が始まり、本来の時刻以前に送出されたとする。８番目
のＯＡＭセルの理想送出時刻は既に算出されているの
で、その時刻との比較によって違反と決定される。９番
目以降のＯＡＭセルについても同様に違反と決定され、
その結果、８番目以降のＯＡＭセルは全て廃棄される。
この廃棄がｎ回起こった時点でＯＡＭセル発生回路２に
故障が生じたと見なし、装置内故障警報を発出する。
【００３０】このように、識別回路１１と違反適合決定
回路１２と理想到着時刻算出回路１３と保持回路１４と
で必要以上の帯域で送出されたＯＡＭセルを検出し、検
出されたＯＡＭセルを廃棄回路１５で廃棄することによ
って、装置が故障してＯＡＭセルを必要以上の帯域で送
出しても、下流の網に何ら影響を与えることなく運用す
ることができるセル発生制御回路が得られる。
回路１２と理想到着時刻算出回路１３と保持回路１４と
で必要以上の帯域で送出されたＯＡＭセルを検出し、検
出されたＯＡＭセルを廃棄回路１５で廃棄することによ
って、装置が故障してＯＡＭセルを必要以上の帯域で送
出しても、下流の網に何ら影響を与えることなく運用す
ることができるセル発生制御回路が得られる。
【００３１】また、計数回路１６及び超過検出回路１７
で必要以上の帯域でＯＡＭセルが送出されたことを検出
し、必要以上の帯域でＯＡＭセルが送出されたことを検
出した時に故障発出回路１８から装置内故障警報Ｃ３を
発出することによって、運用者による故障した基板の交
換が可能となるので、装置が故障してＯＡＭセルを必要
以上の帯域で送出しても、それによる悪影響を瞬時に抑
えることができるセル発生制御回路が得られる。
で必要以上の帯域でＯＡＭセルが送出されたことを検出
し、必要以上の帯域でＯＡＭセルが送出されたことを検
出した時に故障発出回路１８から装置内故障警報Ｃ３を
発出することによって、運用者による故障した基板の交
換が可能となるので、装置が故障してＯＡＭセルを必要
以上の帯域で送出しても、それによる悪影響を瞬時に抑
えることができるセル発生制御回路が得られる。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、非
同期転送モード通信網において保守運用に用いられるＯ
ＡＭセルを発生するＯＡＭセル発生回路と、ＯＡＭセル
発生回路におけるＯＡＭセルの発生タイミングにしたが
って上流からの主信号とＯＡＭセル発生回路で発生した
ＯＡＭセルとを切替えるセレクタと、ＯＡＭセルのレー
トを監視する監視回路とを含む中継系装置のＡＴＭセル
発生制御回路において、セル到着時にＯＡＭセルである
と識別されたセルの次に到着するセルの理想到着時刻を
算出して保持しておき、ＯＡＭセルが到着した時に当該
ＯＡＭセルの到着前に保持された理想到着時刻と当該Ｏ
ＡＭセルの到着時刻とを比較して当該ＯＡＭセルが違反
か適合かを決定し、その決定に従ってＯＡＭセルを廃棄
することによって、必要以上の帯域を有するＯＡＭセル
が中継系装置から誤って送出された場合の影響から下流
の網を守ることができるという効果がある。
同期転送モード通信網において保守運用に用いられるＯ
ＡＭセルを発生するＯＡＭセル発生回路と、ＯＡＭセル
発生回路におけるＯＡＭセルの発生タイミングにしたが
って上流からの主信号とＯＡＭセル発生回路で発生した
ＯＡＭセルとを切替えるセレクタと、ＯＡＭセルのレー
トを監視する監視回路とを含む中継系装置のＡＴＭセル
発生制御回路において、セル到着時にＯＡＭセルである
と識別されたセルの次に到着するセルの理想到着時刻を
算出して保持しておき、ＯＡＭセルが到着した時に当該
ＯＡＭセルの到着前に保持された理想到着時刻と当該Ｏ
ＡＭセルの到着時刻とを比較して当該ＯＡＭセルが違反
か適合かを決定し、その決定に従ってＯＡＭセルを廃棄
することによって、必要以上の帯域を有するＯＡＭセル
が中継系装置から誤って送出された場合の影響から下流
の網を守ることができるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】図１の監視回路の詳細な構成を示すブロック図
である。
である。
【図３】本発明の一実施例によるセル発生の制御を説明
するための図である。
するための図である。
１ 監視回路 ２ ＯＡＭセル発生回路 ３ セレクタ １１ 識別回路 １２ 違反適合決定回路 １３ 理想到着時刻算出回路 １４ 保持回路 １５ 廃棄回路 １６ 計数回路 １７ 超過検出回路 １８ 故障発出回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平５−284172（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−135503（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−325583（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−181839（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−356849（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−326754（ＪＰ，Ａ) 「絵ときＡＴＭネットワークバイブル （平成７．２．28）オーム社、Ｐ．88− 92 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04L 12/28
Claims (7)
- 【請求項１】 少なくとも通信距離が長いために歪んだ
信号を再生する中継系装置に設けられ、前記中継系装置
における保守運用に用いられるＯＡＭセルを専用に発生
するＯＡＭセル発生回路と、前記ＯＡＭセル発生回路に
おける前記ＯＡＭセルの発生タイミングにしたがって上
流からの主信号と前記ＯＡＭセル発生回路で発生した前
記ＯＡＭセルとを切替えるセレクタと、前記ＯＡＭセル
のレートを監視する監視回路とを含むＡＴＭセル発生制
御回路であって、 セル到着時にそのセルが前記ＯＡＭセルであるか否かを
識別する識別回路と、 前記識別回路で前記ＯＡＭセルと識別されたセルの次に
到着するセルの理想到着時刻を算出する理想到着時刻算
出回路と、 次のセルが到着するまで前記理想到着時刻算出回路で算
出された前記理想到着時刻を保持する保持回路と、 前記ＯＡＭセルが到着した時に当該ＯＡＭセルの到着前
に前記保持回路に保持された前記理想到着時刻と当該Ｏ
ＡＭセルの到着時刻とを比較して当該ＯＡＭセルが違反
か適合かを決定する違反適合決定回路と、 前記違反適合決定回路の決定に従って前記ＯＡＭセルを
廃棄する廃棄回路とを前記監視回路に有することを特徴
とするＡＴＭセル発生制御回路。 - 【請求項２】 前記違反適合決定回路で違反と決定され
たセルを計数する計数回路と、前記計数回路の計数値が
予め設定された保護段数を超えたか否かを検出する超過
検出回路と、前記超過検出回路で前記計数回路の計数値
が前記保護段数を超えたことが検出された時に装置内故
障警報を発出する故障発出回路とを含むことを特徴とす
る請求項１記載のＡＴＭセル発生制御回路。 - 【請求項３】 前記識別回路は、セル到着時にそのセル
が前記ＯＡＭセル発生回路で発生されたＯＡＭセルであ
るか否かを識別するよう構成したことを特徴とする請求
項１または請求項２記載のＡＴＭセル発生制御回路。 - 【請求項４】 前記理想到着時刻算出回路は、前記ＯＡ
Ｍセル発生回路における前記ＯＡＭセルの発生タイミン
グを基に前記理想到着時刻を算出するよう構成したこと
を特徴とする請求項１から請求項３のいずれか記載のＡ
ＴＭセル発生制御回路。 - 【請求項５】 前記故障発出回路は、前記超過検出回路
で前記計数回路の計数値が前記保護段数を超えたことが
検出された時に前記ＯＡＭセル発生回路の故障を示す装
置内故障警報を発出するよう構成したことを特徴とする
請求項２から請求項４のいずれか記載のＡＴＭセル発生
制御回路。 - 【請求項６】 非同期転送モード通信網において保守運
用に用いられるＯＡＭセルを発生するＯＡＭセル発生回
路と、前記ＯＡＭセル発生回路における前記ＯＡＭセル
の発生タイミングにしたがって上流からの主信号と前記
ＯＡＭセル発生回路で発生した前記ＯＡＭセルとを切替
えるセレクタと、前記ＯＡＭセルのレートを監視する監
視回路とを含む中継系装置のＡＴＭセル発生制御回路で
あって、 セル到着時にそのセルが前記ＯＡＭセルであるか否かを
識別する識別回路と、 前記識別回路で前記ＯＡＭセルと識別されたセルの次に
到着するセルの理想到着時刻を算出する理想到着時刻算
出回路と、 次のセルが到着するまで前記理想到着時刻算出回路で算
出された前記理想到着時刻を保持する保持回路と、 前記ＯＡＭセルが到着した時に当該ＯＡＭセルの到着前
に前記保持回路に保持された前記理想到着時刻と当該Ｏ
ＡＭセルの到着時刻とを比較して当該ＯＡＭセルが違反
か適合かを決定する違反適合決定回路と、 前記違反適合決定回路の決定に従って前記ＯＡＭセルを
廃棄する廃棄回路とを前記監視回路に有し、 前記識別回路は、セル到着時にそのセルが前記ＯＡＭセ
ル発生回路で発生されたＯＡＭセルであるか否かを識別
するよう構成したことを特徴とするＡＴＭセル発生制御
回路。 - 【請求項７】 前記違反適合決定回路で違反と決定され
たセルを計数する計数回路と、前記計数回路の計数値が
予め設定された保護段数を超えたか否かを検出する超過
検出回路と、前記超過検出回路で前記計数回路の計数値
が前記保護段数を超えたことが検出された時に装置内故
障警報を発出する故障発出回路とを含むことを特徴とす
る請求項４記載のＡＴＭセル発生制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24537596A JP2953506B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | Ａｔｍセル発生制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24537596A JP2953506B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | Ａｔｍセル発生制御回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1093578A JPH1093578A (ja) | 1998-04-10 |
| JP2953506B2 true JP2953506B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=17132732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24537596A Expired - Lifetime JP2953506B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | Ａｔｍセル発生制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2953506B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3045150B2 (ja) * | 1998-07-22 | 2000-05-29 | 日本電気株式会社 | Ａｔｍ通信の品質監視装置と品質監視方法およびａｔｍ交換装置 |
| JP3430074B2 (ja) | 1999-07-05 | 2003-07-28 | 日本電気株式会社 | 運用保守セル検出装置および方法 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP24537596A patent/JP2953506B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 「絵ときＡＴＭネットワークバイブル（平成７．２．２８）オーム社、Ｐ．８８−９２ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1093578A (ja) | 1998-04-10 |
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