JP3036527B2 - Atm警報マスキング方法及びその装置 - Google Patents

Atm警報マスキング方法及びその装置

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JP3036527B2
JP3036527B2 JP10278898A JP27889898A JP3036527B2 JP 3036527 B2 JP3036527 B2 JP 3036527B2 JP 10278898 A JP10278898 A JP 10278898A JP 27889898 A JP27889898 A JP 27889898A JP 3036527 B2 JP3036527 B2 JP 3036527B2
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masking
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーチャルパス通
信チャネルの正常性の検出において、セルフヒーリング
(自己修復/SH:Self Healing)処理時間が、ATM交
換機でのバーチャルパス(VP:Vitual Path) ・コンテ
ィニュイティチェック(CC: Continuity Chek) 断検
出時間を超えた場合にATM交換機側でのVP・CC断
アラームの発生を阻止するATM警報マスキング方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すATMネットワーク
は、光ファイバ伝送路に再生装置を通じてATMクロス
コネクト装置XC1,2,3,4及び、ATMクロスコ
ネクト装置XC1,3に収容されるATM交換機SW
1,3からなるATMノードを有している。このATM
クロスコネクト装置XC1,XC3に収容されるATM
交換機SW1,SW3のそれぞれに、データ通信を行う
複数のATM端末TE1及び複数のATM端末TE3が
収容されている。
【0003】ATM端末TE1,TE3間(エンド・エ
ンド端末間)は、バーチャルチャネルコネクション(V
CC:Vitual Channel Connection)を中継する仮想パス
(VP)ハンドラ(VPH:Vitual Path Handler) であ
り、この交換ノードは、VPハンドラ間の仮想パス(V
P)コネクション(VPC:Vitual Path Connection)
を、ATM交換機SW1,SW3が中継する。また、A
TM交換機SW1,SW3を収容するATMクロスコネ
クト装置XC1,XC3が、光ファイバ伝送路からの光
信号を再生する再生装置とともにデジタルセクションを
形成する。このようにATMネットワークは、階層的に
構成されており、それぞれの階層での処理形態の変更に
容易に対応できるようにし、更に、障害発生時に、その
障害特定及び復旧を容易にしている。
【0004】例えば、図7に示すように伝送路障害が発
生し、セルフヒーリング(SH)処理時間が、ATM端
末TE1での保守用セル(OAMセル)伝送での保守情
報におけるバーチャルパス通信チャネルの正常性を確認
するためのVP・CC断検出時間を超えた場合、ATM
クロスコネクト装置XC1がATM交換機SW1に対す
るアラームを発生させる処理を行う。また、図7に示す
ようにATMクロスコネクト装置XC2にノード障害が
発生した場合も同様である。
【0005】このVPパス単位のSH処理中は、ATM
ノードにおけるATMクロスコネクト装置XC1,XC
3からATM交換機SW1,SW3へ警報のマスキング
を行う。すなわち、このSH処理中は、「障害期間」で
はなく、「障害復旧期間」であることにより、VP終端
点であるATM交換機SW1,SW3でのVPフロー発
生を示すアラームが発生しないようにしている。
【0006】また、OAM機能におけるVP・CCによ
って、バーチャルパス通信チャネルの正常性を確認して
いる。すなわち、ATM伝送では、転送セル数により任
意の転送速度に設定可能であり、可変速度通信が可能で
あるとともに、OAM機能を有している。このOAM機
能では、同一の宛て先ラベルを有した保守用セル(OA
Mセル)を伝送して、同一通信チャネル中で故障などを
通知したり、性能を評価するための保守情報の転送が可
能である。
【0007】このようにOAM機能におけるVP・CC
によって、バーチャルパス通信チャネルの正常性を確認
しているが、この場合の送信側のATM交換機SW1,
SW3によって、ユーザ情報の有無にかかわらず最低限
のセル伝送を生成して、受信側のATM交換機SW1,
SW3で、バーチャルパス通信チャネルの正常性の検出
を行っている。
【0008】例えば、特開平10−65685号「コン
ティニュイティチェックセル監視回路」公報の従来例で
は、セルフロー中に空きセルが存在し、CCセルが送出
可能状態であるにもかかわらず、受信側においてCCセ
ルが受信されていない異常状態の監視と、CCセルの送
信側の回答の異常又は挿入状態の判定とを行って、その
CCセル監視が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
例では、バーチャルパス通信チャネルの正常性の検出に
おいて、セルフヒーリング(SH)処理時間がATM交
換機でのVP・CC断検出時間を超えた場合、VP・C
Cセル断を検出するATM交換機でVP・CC断アラー
ムが発生する。すなわち、このVP・CC断アラーム発
生後にSH処理が成功した際に、障害の救済が出来るの
にもかかわらず、ATM交換機側でアラームが発生す
る。
【0010】この場合、任意の相手、時間、速度でAT
M交換サービスを行う交換型バーチャルチャネル(SV
C)回線では、回線断を誘発する可能性がある。この回
線断は、ATM交換機でのバーチャルパス(VP)に収
容されるバーチャルチャネル(VC)数、すなわち、ユ
ーザ数が多大であることを考えると、その影響が大き
い。したがって、従来のATM通信では、高品質のAT
M伝送を行うために、SH処理中のVP・CC断検出に
おいても、ATM交換機でアラームを発生させないこと
が課題である。
【0011】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、バーチャルパス通信チャネ
ルの正常性の検出において、セルフヒーリング処理時間
が、ATM交換機でのVP・CC断検出時間以上を要し
た場合にATM交換機側でのVP・CC断アラームの発
生を阻止できるようになり、特に、多数のユーザがAT
M交換サービスを行う交換型バーチャルチャネルの回線
断防止が可能になるATM警報マスキング方法及びその
装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のATM警報マスキング方法は、ループ状の
伝送路上に配置されるATMクロスコネクト装置がAT
M交換機を通じてATM端末を収容し、セルフヒーリン
グ(SH)処理時間がバーチャルパス・コンティニュイ
ティチェック(VP・CC)断検出時間を超えた場合の
アラーム発生を阻止するものであり、障害発生の伝送路
又はノードの両側のATMクロスコネクト装置が、ユー
ザ網インタフェースでの障害発生アラームを検出し、次
に、このアラームを検出した際にSH処理をVP・CC
断検出時間(T)を超える時間(T1)まで実行し、か
つ、このアラーム検出から時間(T1)まで、疑似的な
VP・CCセルを、ATM交換機側に送出して警報マス
キングを実行している。
【0013】また、前記SH処理時間が、迂回路を確保
するまでの時間であるとともに、SH処理成功時は、V
P・CCセルの受信終了後に、迂回路を通じたユーザA
TMセルの伝送を行い、かつ、SH処理失敗時は、VP
・CCセルの受信終了後に、次のアラームに基づいた警
報マスキングを再実行している。
【0014】また、本発明のATM警報マスキング装置
は、ループ状の伝送路上に配置されるATMクロスコネ
クト装置がATM交換機を通じてATM端末を収容し、
セルフヒーリング(SH)処理時間がバーチャルパス・
コンティニュイティチェック(VP・CC)断検出時間
を超えた場合のアラーム発生を阻止するものであり、障
害発生の伝送路又はノードの両側のATMクロスコネク
ト装置が、ユーザ網インタフェースでの障害発生アラー
ムを検出した際にSH処理をVP・CC断検出時間を超
える時間(T1)まで実行し、かつ、このアラーム検出
から時間(T1)まで収容するATM交換機へ警報マス
キングのためにVP・CCセルを送出し、ATM交換機
が、VP・CCセルの受信時間にアラーム発生を防止す
る警報マスキングを実行する構成としてある。
【0015】前記ATMクロスコネクト装置は、少なく
とも、ネットワークとの接続通信を制御する接続通信制
御部と、迂回路を切り替える切替部と、ユーザ網インタ
フェースでの障害発生時のアラームを検出する検出部
と、ATM交換機側に対する警報マスキングを実行する
警報マスク部と、SH処理を実行するSH処理部と、警
報マスキングのためにVP・CCセルをATM交換機側
に送出するCCセル挿入部と、ATM交換機との回線接
続を処理をするインタフェース部とを備える構成として
ある。
【0016】前記ATM交換機は、少なくとも、ATM
クロスコネクト装置との接続を処理する交換機インタフ
ェース部と、交換機インタフェース部からのVP・CC
セルに基づいた警報マスキング処理を行う警報マスキン
グ処理部と、ATM端末との回線接続を処理する端末イ
ンタフェース部とを備える構成としてある。
【0017】前記SH処理時間が、迂回路を確保するま
での時間であり、また、前記SH処理の成功時は、VP
・CCセルの受信終了後に、迂回路を通じたユーザAT
Mセルの伝送を行うとともに、前記SH処理の失敗時
は、VP・CCセルの受信終了後に、次のアラームに基
づいた警報マスキングを再実行する。更に、ATM交換
機へ送出するVP・CCセルを、疑似的なVP・CCセ
ルとする構成としてある。
【0018】このような本発明のATM警報マスキング
方法及びその装置は、ATM交換機を収容するATMク
ロスコネクト装置において、セルフヒーリング処理中に
疑似的なVP・CCセルを挿入してATM交換機側に送
出(通知)する。
【0019】この結果、バーチャルパス通信チャネルの
正常性の検出において、SH処理時間が、ATM交換機
でのVP・CC断検出時間を超えた場合に、ATM交換
機側でのVP・CC断アラームの発生を阻止できるよう
になる。すなわち、VP・CC断アラーム発生後にセル
フヒーリングが成功した際の障害救済が可能な場合のV
P・CC断アラームの発生が阻止される。これによっ
て、特に、任意の相手、時間、速度で多数のユーザがA
TM交換サービスによるATM通信を行う交換型バーチ
ャルチャネルでの回線断防止が可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明のATM警報マスキ
ング方法及びその装置の実施の形態を図面を参照して詳
細に説明する。図1は本発明のATM警報マスキング方
法及びその装置が適用される実施形態におけるATMネ
ットワーク構成を示すブロック図である。なお、以下の
文及び図において図7の従来例と同一の構成要素には、
同一の参照符号を付した。
【0021】この例のATMネットワークは、ATMク
ロスコネクト装置XC1,2,3,4が光ファイバなど
の伝送路で接続されている。このATMクロスコネクト
装置XC1,XC3にそれぞれATM交換機S21,S
W3が収容されている。更に、ATM交換機SW1,S
W3のそれぞれに、パーソナルコンピュータなどの多数
のATM端末TE1及び多数のATM端末TE3が収容
されている。なお、ATMクロスコネクト装置XC1〜
XC4間のデジタルセクション(光ファイバ伝送)にお
ける再生装置などは、その図示を省略した。
【0022】図2は本発明に対応するATMクロスコネ
クト装置XC1〜XC4の機能ブロック図である。図2
に示すATMクロスコネクト装置XC1〜XC4は、ネ
ットワークノードインタフェース(UNI:Network Nod
e Interface)による接続通信制御(インタフェース/通
信プロトコル)を実行する接続通信制御部10と、この
接続通信制御部10の制御で迂回路を切り替える迂回路
切替部11と、ユーザ網インタフェースにおける物理レ
イヤ(PHY)及びATMレイヤのアラーム41をモニ
タして検出するアラーム検出部12とを有している。
【0023】更に、このATMクロスコネクト装置XC
1〜XC4は、ATM交換機SW1,SW3に対する警
報マスキングを実行する警報マスク部13と、セルフヒ
ーリング(SH)処理を実行するセルフヒーリング(S
H)処理部14と、疑似的にバーチャルパス・コンティ
ニュイティチェック(CC)セル51を挿入してATM
端末TE1,TE3側に送出(通知)するCCセル挿入
部15と、ATM交換機SW1,SW3との回線接続の
インタフェースを処理をするXCインタフェース(I/
F)部16と、各部を制御するCPU17とを備えた構
成である。
【0024】なお、図2では、この他のATMセルの遅
延処理(バッファ/FIFO)などに関するフロー処理
系について、その図示を省略した。
【0025】図3は本発明に対応するATM交換機SW
1,SW3の機能ブロック図である。図3に示すATM
交換機SW1,SW3は、ATMクロスコネクト装置X
C1,XC3との接続を処理する交換機インタフェース
部20と、この交換機インタフェース部20を通じて受
け取ったVP・CCセル51に基づいた警報マスキング
処理を行う警報マスキング処理部21と、ATM端末T
E1,TE3との回線接続のインタフェースを処理する
端末インタフェース(I/F)部22とを有している。
【0026】なお、図3では、この他のATMセルの遅
延処理(バッファ/FIFO)などに関するフロー処理
系について、その図示を省略した。
【0027】ATM端末TE1,TE3は、例えば、汎
用小型コンピュータに、ATM交換機SW1,SW3と
の接続インタフェース装置やATMネットワークとの間
の通信プロトコルを実行する通信制御装置を備えた構成
である。
【0028】図1に示すATMネットワークは、バーチ
ャルチャネル(VC:Virtual Channel /仮想チャネ
ル)及びバーチャルパス(VP)によってATMセルを
転送するが、ATM端末TE1,TE3間のエンド・エ
ンド端末間に設定されるVC通信チャネル(VCC)を
ATM交換機SW1,SW3が中継する。ATM交換機
SW1,SW3及びATMクロスコネクト装置XC1〜
XC4は、交換ノードとして機能するVCハンドラ(V
CH)である。このVCハンドラ間にバーチャルパス通
信チャネル(バーチャルパスコネクション、VPC)を
ATMクロスコネクト装置XC1〜XC4が中継する。
【0029】ここでのATMクロスコネクト装置XC
1,XC3は、警報マスキング機能を有している。すな
わち、バーチャルパス(VP)単位の保守用セル(OA
Mセル)を監視し、収容ATM交換機(SW1,SW
3)に対してセルフヒーリング(SH)中の警報をバー
チャルパス(VP)単位でマスキングを行う。また、A
TM交換機SW1,SW3は、VP・CC機能を備えて
いる。
【0030】次に、この実施形態の動作について説明す
る。ここでは図1中のATM交換機SW1−ATMクロ
スコネクト装置XC1−XC2−XC3−ATM交換機
SW3間に、VC通信チャネル(VCコネクション/V
CC)を設定して、そのATM通信を行う。また、AT
Mクロスコネクト装置XC1−XC2−XC3の伝送順
序に対する迂回路は、ATMクロスコネクト装置XC1
−XC4−XC3の伝送順序とする。
【0031】図4は、図1のATMネットワークにおけ
る伝送路に障害が発生した際の動作を説明するための図
である。この図4は、ATMクロスコネクト装置XC
1,XC2間の伝送路障害に対するセルフヒーリング
(SH)処理時間が、ATM交換機SW1,SW3側で
のVP・CC断検出時間を超えた場合のATMネットワ
ークの動作状態を示している。
【0032】図1から図4において、ATMクロスコネ
クト装置XC1,XC2間の伝送路で障害が発生した場
合、両側のATMクロスコネクト装置XC1,XC3の
ノードでは、物理レイヤ(PHY)及びATMレイヤで
のアラーム41を、接続通信制御部10及びアラーム検
出部12でのモニタによって検出する。この検出によっ
て、ATM交換機SW1,SW3に対する警報マスキン
グ(警報マスク42の送出)を警報マスク部13及びC
Cセル挿入部15が実行する。この場合、接続通信制御
部10及び迂回路切替部11による任意の切り替え31
の実行によって、ATMクロスコネクト装置XC1−X
C4−XC3の伝送順序で迂回路が設定される。この結
果、ATM交換機SW1−SW3間の通信が継続され
て、そのATM通信が保持される。
【0033】この警報マスキングの要部動作を詳細に説
明する。図5は図4に示すATMクロスコネクト装置X
C1,XC2間に伝送路障害が発生した場合のATMク
ロスコネクト装置XC1,XC3及びATM交換機SW
1,SW3の動作のタイミング図である。この図5は、
ATMクロスコネクト装置XC1,XC2間の伝送路障
害が発生した場合に、VP単位のセルフヒーリング(S
H)処理時間が、ATM交換機SW1,SW3でのVP
・CC断検出タイムアウト時間を超えた場合のATMク
ロスコネクト装置XC1,XC3及びATM交換機SW
1,SW3の動作のタイミングを示している。
【0034】図4及び図5において、ATMクロスコネ
クト装置XC1,XC2間で伝送路障害が発生した場
合、この両側のATMクロスコネクト装置XC1,XC
3のノードでは、図5(a)に示すようにユーザ網イン
タフェース(UNI)における物理レイヤ(PHY)及
びATMレイヤでのアラーム41を、接続通信制御部1
0を通じてアラーム検出部12がモニタして検出する。
【0035】このアラーム41の検出とともに、セルフ
ヒーリング(SH)処理部14が、そのセルフヒーリン
グ(SH)処理を、時間tにおける時間T1まで実行す
る。この時間T1は、接続通信制御部10及び迂回路切
替部11による任意の切り替え31の実行によって、A
TMクロスコネクト装置XC1−XC4−XC3の伝送
順序で迂回路を設定(切り替える)するまでの時間であ
る。
【0036】接続通信制御部10及びアラーム検出部1
2を通じたアラーム41の検出とともに、ATMクロス
コネクト装置XC1,XC3から、ここに収容するAT
M交換機SW1,SW3に対する警報マスキング(警報
マスク42の送出)を警報マスク部13及びCCセル挿
入部15が実行する。この警報マスキングの実行では、
図5(b)に示すようにATMクロスコネクト装置XC
1,XC3からATM交換機SW1,SW3に対して、
SH処理中に、疑似的なVP・CCセル51をCCセル
挿入部15が挿入し、XCインタフェース部16からA
TM交換機SW1,SW3に送出する。
【0037】ATM交換機SW1,SW3では、ATM
クロスコネクト装置XC1,XC3からのVP・CCセ
ル51を、交換機インタフェース部20を通じて受け取
って、警報マスキング処理部21に送出する。警報マス
キング処理部21が、VP・CC断検出時間Tを超える
場合に、セルフヒーリング(SH)処理終了の時間T1
までは、VP・CCセル51を受信する。
【0038】したがって、この時間T1までは、ATM
交換機SW1,SW3側でアラーム41を検出しなくな
り、ATM交換機SW1,SW3側での警報マスキング
が実行される。また、ATM交換機SW1,SW3で
は、端末インタフェース部22が、多数のATM端末T
E1,TE3との交換接続処理を行って、ATMクロス
コネクト装置XC1,XC3を通じたATM通信を行
う。
【0039】図5(b)に示すセルフヒーリング(S
H)処理の成功時は、VP・CCセル51の受信終了後
に、切り替えて確保したATMクロスコネクト装置XC
1−XC4−XC3の伝送順序の迂回路を通じたユーザ
ATMセルの伝送が行われる。また、図5(c)に示す
セルフヒーリング(SH)処理の失敗時は、VP・CC
セル51の受信終了後に、次のアラーム43による警報
マスキングを実行する。すなわち、図5(a)(b)
(c)のタイミングによる警報マスキングを再実行す
る。
【0040】この結果、ATM交換機SW1,SW3側
でアラーム発生を阻止できるようになり、特に、バーチ
ャルパス(VP)に収容されるバーチャルチャネル(V
C)数(ユーザ数)が多数の交換型バーチャルチャネル
(SVC)での回線断発生を防止できるようになり、そ
の高品質のATM伝送が可能になる。
【0041】図6は、図1のATMネットワークにおけ
るATMクロスコネクト装置XC2のノード障害が発生
した際の動作を説明するための図である。この図6は、
ATMクロスコネクト装置XC2のノード障害に対する
セルフヒーリング(SH)処理時間が、ATM交換機S
W1,SW3側でのVP・CC断検出時間を超えた場合
のATMネットワークの動作状態を示している。
【0042】この場合の動作は、前記したATMネット
ワークにおける伝送路に障害が発生した際の動作と同様
である。すなわち、ATMクロスコネクト装置XC1,
XC3のノードでは、アラーム41をモニタ検出し、A
TM交換機SW1,SW3側に対する警報マスキング
(警報マスク42の送出)を実行する。この場合、任意
の切り替え31の実行によって、迂回路が形成され、A
TM交換機SW1−SW3間の通信が継続して、そのA
TM通信が保持される。
【0043】更に、アラーム41の検出とともに、AT
Mクロスコネクト装置XC1,XC3から、ここに収容
するATM交換機SW1,SW3側に対する警報マスキ
ング(警報マスク42の送出)を実行する。この実行で
は、セルフヒーリング(SH)処理中に、疑似的なVP
・CCセル51を挿入して、ATM交換機SW1,SW
3に送出する。
【0044】ATM交換機SW1,SW3では、VP・
CC断検出時間Tを超える場合のセルフヒーリング(S
H)処理終了の時間までは、VP・CCセル51を受信
し、アラーム41を検出しなくなる。また、図5(b)
(c)に示すセルフヒーリング(SH)処理の成功又は
失敗時の動作も前記したATMネットワークにおける伝
送路に障害が発生した際の動作と同様である。
【0045】なお、この実施形態では、図3に示すAT
M交換機SW1,SW3に設けた警報マスキング処理部
21が、ATMクロスコネクト装置XC1,XC3から
の警報マスク42によって警報マスキングを行っている
が、この警報マスキングは、ATM端末TE1,TE3
で行うようにしても良い。この場合、ATM交換機SW
1,SW3には、警報マスキング処理部21を設けな
い。すなわち、ATM交換機SW1,SW3は、複数の
ATM端末TE1及び複数のATM端末TE3に対する
交換処理のみを行う。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のATM警報マスキング方法及びその装置によれば、A
TM交換機を収容するATMクロスコネクト装置におい
て、セルフヒーリング処理中に疑似的なVP・CCセル
を挿入してATM交換機側に送出(通知)している。
【0047】この結果、バーチャルパス通信チャネルの
正常性の検出において、SH処理時間が、ATM交換機
でのVP・CC断検出時間を超えた場合に、ATM交換
機側でのVP・CC断アラームの発生を阻止できるよう
になる。
【0048】すなわち、VP・CC断アラーム発生後に
セルフヒーリングが成功した際の障害救済が可能な場合
のVP・CC断アラームの発生が阻止され、特に、多数
のユーザがATM交換サービスを通じてATM通信を行
う交換型バーチャルチャネルでの回線断防止が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のATM警報マスキング方法及びその装
置が適用される実施形態におけるATMネットワーク構
成を示すブロック図である。
【図2】実施形態にあってATMクロスコネクト装置の
機能ブロック図である。
【図3】実施形態にあってATM交換機の機能ブロック
図である。
【図4】実施形態での伝送路障害発生時の動作を説明す
るための図である。
【図5】実施形態にあって伝送路障害が発生した場合の
ATMクロスコネクト装置及びATM交換機の動作のタ
イミング図である。
【図6】実施形態にあってATMネットワークにおける
ノード障害が発生した際の動作を説明するための図であ
る。
【図7】従来例のATMネットワークの構成及び動作を
説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
SW1,SW3 ATM交換機 TE1,TE3 ATM端末 XC1〜XC4 ATMクロスコネクト装置 10 接続通信制御部 11 迂回路切替部 12 アラーム検出部 13 警報マスク部 14 セルフヒーリング処理部 15 CCセル挿入部 21 警報マスキング処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04M 3/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ状の伝送路上に配置されるATM
    クロスコネクト装置がATM交換機を通じてATM端末
    を収容し、セルフヒーリング(SH)処理時間が、バー
    チャルパス・コンティニュイティチェック(VP・C
    C)断検出時間を超えた場合のアラーム発生を阻止する
    ATM警報マスキング方法であって、 障害発生の伝送路又はノードの両側のATMクロスコネ
    クト装置が、ユーザ網インタフェースでの障害発生アラ
    ームを検出し、 次に、このアラームを検出した際にSH処理をVP・C
    C断検出時間(T)を超える時間(T1)まで実行し、 かつ、このアラーム検出から時間(T1)まで、疑似的
    なVP・CCセルを、ATM交換機側に送出して警報マ
    スキングを実行することを特徴とするATM警報マスキ
    ング方法。
  2. 【請求項2】 前記SH処理時間が、迂回路を確保する
    までの時間であるとともに、 SH処理成功時は、VP・CCセルの受信終了後に、迂
    回路を通じたユーザATMセルの伝送を行い、 かつ、SH処理失敗時は、VP・CCセルの受信終了後
    に、次のアラームに基づいた警報マスキングを再実行す
    ることを特徴とする請求項1記載のATM警報マスキン
    グ方法。
  3. 【請求項3】 ループ状の伝送路上に配置されるATM
    クロスコネクト装置がATM交換機を通じてATM端末
    を収容し、セルフヒーリング(SH)処理時間が、バー
    チャルパス・コンティニュイティチェック(VP・C
    C)断検出時間を超えた場合のアラーム発生を阻止する
    ATM警報マスキング装置において、 前記障害発生の伝送路又はノードの両側のATMクロス
    コネクト装置が、ユーザ網インタフェースでの障害発生
    アラームを検出した際にSH処理をVP・CC断検出時
    間を超える時間(T1)まで実行し、かつ、このアラー
    ム検出から時間(T1)まで収容する前記ATM交換機
    へ警報マスキングのためにVP・CCセルを送出し、 前記ATM交換機が、VP・CCセルの受信時間にアラ
    ーム発生を防止する警報マスキングを実行することを特
    徴とするATM警報マスキング装置。
  4. 【請求項4】 前記ATMクロスコネクト装置は、少な
    くとも、 ネットワークとの接続通信を制御する接続通信制御部
    と、 迂回路を切り替える切替部と、 ユーザ網インタフェースでの障害発生時のアラームを検
    出する検出部と、 ATM交換機側に対する警報マスキングを実行する警報
    マスク部と、 SH処理を実行するSH処理部と、 警報マスキングのためにVP・CCセルをATM交換機
    側に送出するCCセル挿入部と、 ATM交換機との回線接続を処理をするインタフェース
    部と、 を備えることを特徴とする請求項3記載のATM警報マ
    スキング装置。
  5. 【請求項5】 前記ATM交換機は、少なくとも、 ATMクロスコネクト装置との接続を処理する交換機イ
    ンタフェース部と、 前記交換機インタフェース部からのVP・CCセルに基
    づいた警報マスキング処理を行う警報マスキング処理部
    と、 ATM端末との回線接続を処理する端末インタフェース
    部と、 を備えることを特徴とする請求項3記載のATM警報マ
    スキング装置。
  6. 【請求項6】 前記SH処理時間が、 迂回路を確保するまでの時間であることを特徴とする請
    求項3記載のATM警報マスキング装置。
  7. 【請求項7】 前記SH処理の成功時は、 VP・CCセルの受信終了後に、迂回路を通じたユーザ
    ATMセルの伝送を行うことを特徴とする請求項3記載
    のATM警報マスキング装置。
  8. 【請求項8】 前記SH処理の失敗時は、 VP・CCセルの受信終了後に、次のアラームに基づい
    た警報マスキングを再実行することを特徴とする請求項
    3記載のATM警報マスキング装置。
  9. 【請求項9】 前記ATM交換機へ送出するVP・CC
    セルが、疑似的なVP・CCセルであることを特徴とす
    る請求項3記載のATM警報マスキング装置。
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