JP2951569B2 - 研削液の飛散防止装置 - Google Patents
研削液の飛散防止装置Info
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- JP2951569B2 JP2951569B2 JP15390495A JP15390495A JP2951569B2 JP 2951569 B2 JP2951569 B2 JP 2951569B2 JP 15390495 A JP15390495 A JP 15390495A JP 15390495 A JP15390495 A JP 15390495A JP 2951569 B2 JP2951569 B2 JP 2951569B2
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- Japan
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- grinding
- nozzle
- mist
- grinding fluid
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は研削液の飛散防止装置に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】円筒研削盤における水巻き層形成用のノ
ズルは一般に平口形状をなしていて、この種のノズルを
用いて砥石に研削液を供給する場合、吐出圧が低いと水
巻き層を十分に形成することができず、また、ある程度
吐出圧を高めると、ワークとの接点、つまり研削点で砥
石の中にもぐり込めなかった研削液が水滴やミストとな
って周囲に飛び散ってしまう。
ズルは一般に平口形状をなしていて、この種のノズルを
用いて砥石に研削液を供給する場合、吐出圧が低いと水
巻き層を十分に形成することができず、また、ある程度
吐出圧を高めると、ワークとの接点、つまり研削点で砥
石の中にもぐり込めなかった研削液が水滴やミストとな
って周囲に飛び散ってしまう。
【０００３】このため、これまでの研削盤では、装置全
体をフードで囲うようにしていたが、これとても完全で
はなく、飛散したミスト等によって作業環境が損なわれ
るといった問題を生じさせていた。
体をフードで囲うようにしていたが、これとても完全で
はなく、飛散したミスト等によって作業環境が損なわれ
るといった問題を生じさせていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
水滴やミスト等の飛散をほとんどなくすことのできる簡
単な装置を提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
水滴やミスト等の飛散をほとんどなくすことのできる簡
単な装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するための研削液の飛散防止装置とし
て、研削点に対して砥石の回転方向上手側に、水巻き層
形成用のノズルを砥石に向けて配設する一方、研削点上
手側のミスト発生領域を覆うようにして、研削点の上手
側から被研削物の研削点対側に向けて研削液を吐出する
ミスト飛散防止用のノズルを配設するようにしたもので
ある。
ような課題を達成するための研削液の飛散防止装置とし
て、研削点に対して砥石の回転方向上手側に、水巻き層
形成用のノズルを砥石に向けて配設する一方、研削点上
手側のミスト発生領域を覆うようにして、研削点の上手
側から被研削物の研削点対側に向けて研削液を吐出する
ミスト飛散防止用のノズルを配設するようにしたもので
ある。
【０００６】
【実施例】そこで以下に本発明の実施例について説明す
る。図１は本発明の一実施例を示したものである。
る。図１は本発明の一実施例を示したものである。
【０００７】図において符号１は、円筒状の被研削物ｗ
と同方向に回転させながら被研削物ｗを研削する砥石
で、この砥石１の、研削点ｐの回転方向上手側には、砥
石１の表面に水巻き層Ｌを形成させるべく研削液を供給
する水巻き層形成用のノズル３が配設されており、ま
た、このノズル３の近傍には飛散防止用のノズル４が設
けられていて、このノズル４から、ミスト発生領域Ａ、
つまり研削点ｐに対して砥石１の回転方向上手側の領域
を覆うようにして、被研削物ｗの上方に研削液を吐出す
るように構成されている。
と同方向に回転させながら被研削物ｗを研削する砥石
で、この砥石１の、研削点ｐの回転方向上手側には、砥
石１の表面に水巻き層Ｌを形成させるべく研削液を供給
する水巻き層形成用のノズル３が配設されており、ま
た、このノズル３の近傍には飛散防止用のノズル４が設
けられていて、このノズル４から、ミスト発生領域Ａ、
つまり研削点ｐに対して砥石１の回転方向上手側の領域
を覆うようにして、被研削物ｗの上方に研削液を吐出す
るように構成されている。
【０００８】このように構成された装置において、い
ま、水巻き層形成用ノズル３から砥石１の表面に研削液
を供給すると、この研削液の吐出圧の如何によっては、
供給された研削液の一部が研削点ｐで砥石１の下に潜り
込めず、この上手側の領域に残って、これらが回転する
砥石１や被研削物ｗに接触して、液滴やミストとして周
辺に飛散しようとする。
ま、水巻き層形成用ノズル３から砥石１の表面に研削液
を供給すると、この研削液の吐出圧の如何によっては、
供給された研削液の一部が研削点ｐで砥石１の下に潜り
込めず、この上手側の領域に残って、これらが回転する
砥石１や被研削物ｗに接触して、液滴やミストとして周
辺に飛散しようとする。
【０００９】ところが、上述したようにこのミスト発生
領域Ａには、この領域Ａを覆うようにして飛散防止用ノ
ズル４から研削液が研削物ｗに向けて吐出されているた
め、ミスト発生領域Ａで発生した液滴やミストは、吐出
された研削液の速度ｖに比例した負圧、つまり、ｖ2 ／
２ｇの負圧に引かれて周囲に飛散することなく、研削液
とともに被研削物ｗの表面へ導かれた上、さらに図中矢
印方向に回転する被研削物ｗの表面に沿って、研削点ｐ
の下手側直後の部分に生じる負圧領域Ｂへ流された上、
砥石１表面の水巻き層Ｌに混入して消滅する。
領域Ａには、この領域Ａを覆うようにして飛散防止用ノ
ズル４から研削液が研削物ｗに向けて吐出されているた
め、ミスト発生領域Ａで発生した液滴やミストは、吐出
された研削液の速度ｖに比例した負圧、つまり、ｖ2 ／
２ｇの負圧に引かれて周囲に飛散することなく、研削液
とともに被研削物ｗの表面へ導かれた上、さらに図中矢
印方向に回転する被研削物ｗの表面に沿って、研削点ｐ
の下手側直後の部分に生じる負圧領域Ｂへ流された上、
砥石１表面の水巻き層Ｌに混入して消滅する。
【００１０】図２に示した本発明の第２の実施例は、研
削点ｐに対して砥石の回転方向上手側に単一のノズル１
０を配設し、このノズル１０に、砥石１に向かう水巻き
層形成用のノズル１３を設ける一方、被研削物ｗの研削
点ｐ対側に向かう飛散防止用のノズル１４を設けたもの
で、特にこの実施例では、飛散防止用のノズル１４を偏
平なノズルとして形成し、ここから吐出する膜状の研削
液によってミストの発生領域Ａ全体を覆うようにしたも
のである。
削点ｐに対して砥石の回転方向上手側に単一のノズル１
０を配設し、このノズル１０に、砥石１に向かう水巻き
層形成用のノズル１３を設ける一方、被研削物ｗの研削
点ｐ対側に向かう飛散防止用のノズル１４を設けたもの
で、特にこの実施例では、飛散防止用のノズル１４を偏
平なノズルとして形成し、ここから吐出する膜状の研削
液によってミストの発生領域Ａ全体を覆うようにしたも
のである。
【００１１】なお、以上はいずれも円筒状の被研削物ｗ
を回転させながら研削するようにした研削法の例をもと
に本発明を説明したものであるが、これ以外の研削法を
採るる場合でも、その上手に生じるミストを飛散防止用
ノズルからの研削液によって、研削点の下手側へ導びく
ことにより、上述した実施例と同様にミストの飛散を確
実に防ぐことができる。
を回転させながら研削するようにした研削法の例をもと
に本発明を説明したものであるが、これ以外の研削法を
採るる場合でも、その上手に生じるミストを飛散防止用
ノズルからの研削液によって、研削点の下手側へ導びく
ことにより、上述した実施例と同様にミストの飛散を確
実に防ぐことができる。
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、研削
点に対して砥石の回転方向上手側に、ミスト発生領域を
覆うようにして被研削物の研削点対側に向けて研削液を
吐出するミスト飛散防止用のノズルを設けたので、研削
液の噴流に比例した負圧によって、研削点上手側で発生
した液滴やミストを周辺に飛散させることなく、これら
を被研削物の下手側に導びいて、これらを研削物の下手
側の負圧領域へ送り込んで消滅させることができ、単に
ノズルを１本併設するだけの簡単な構成で、フード等を
必要とすることなく、周辺へのミストの飛散を確実に防
ぐことができる。
点に対して砥石の回転方向上手側に、ミスト発生領域を
覆うようにして被研削物の研削点対側に向けて研削液を
吐出するミスト飛散防止用のノズルを設けたので、研削
液の噴流に比例した負圧によって、研削点上手側で発生
した液滴やミストを周辺に飛散させることなく、これら
を被研削物の下手側に導びいて、これらを研削物の下手
側の負圧領域へ送り込んで消滅させることができ、単に
ノズルを１本併設するだけの簡単な構成で、フード等を
必要とすることなく、周辺へのミストの飛散を確実に防
ぐことができる。
【図１】本発明の一実施例を示す装置の構成図である。
【図２】本発明の他の実施例を示す装置の構成図であ
る。
る。
１ 砥石 ３、１３ 水巻き層形成用ノズル ４、１４ ミスト飛散防止用ノズル Ａ ミスト発生領域
Claims (2)
- 【請求項１】 研削点に対して砥石の回転方向上手側
に、水巻き層形成用のノズルを上記砥石に向けて配設す
る一方、上記研削点上手側のミスト発生領域を覆うよう
にして、上記研削点の上手側から被研削物の研削点対側
に向けて研削液を吐出するミスト飛散防止用のノズルを
配設したことを特徴とする研削液の飛散防止装置。 - 【請求項２】 上記水巻き層形成用のノズルと、上記ミ
スト飛散防止用のノズルを、共通のノズルに分岐形成し
たことを特徴とする請求項１記載の研削液の飛散装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15390495A JP2951569B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 研削液の飛散防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15390495A JP2951569B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 研削液の飛散防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08323622A JPH08323622A (ja) | 1996-12-10 |
| JP2951569B2 true JP2951569B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=15572653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15390495A Expired - Fee Related JP2951569B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 研削液の飛散防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2951569B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4592968B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2010-12-08 | 株式会社トプコン | レンズ研削加工装置の研削液供給装置 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP15390495A patent/JP2951569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08323622A (ja) | 1996-12-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990629 |
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