JPH05305560A - 精密研削装置および精密研削方法 - Google Patents

精密研削装置および精密研削方法

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JPH05305560A
JPH05305560A JP4111647A JP11164792A JPH05305560A JP H05305560 A JPH05305560 A JP H05305560A JP 4111647 A JP4111647 A JP 4111647A JP 11164792 A JP11164792 A JP 11164792A JP H05305560 A JPH05305560 A JP H05305560A
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JP
Japan
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work
grinding
chuck
work chuck
cleaning liquid
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JP4111647A
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English (en)
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Togo Suzuki
東吾 鈴木
Narikazu Suzuki
成和 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】研削作業に先立つ個々のワークに対する特別な
作業およびそのための部品を不要とし、作業性の向上
と、経費の抑制化に役立つ精密研削装置および精密研削
方法を提供する。 【構成】ワークチャック10の下端面に柔らかい粘着テ
ープ13を取着するとともに、真空吸着路15を形成す
る。このワークチャックの下端面に、上記粘着テープを
介してシリコンウエハSを真空吸着する。ワークチャッ
クの下方部位からワーク下面を砥石3aで精密研削す
る。上記ワークチャック10には、研削屑除去用の洗浄
液をシリコンウエハの外周端に向かって吐出する洗浄液
吐出路16を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークとして、たとえ
ばシリコンウエハを精密検査するための精密研削装置お
よび精密研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークであるシリコンウエハを精
密研削するのに、ワークチャックの端面を真空吸着面と
してワークを真空吸着し、このワークの非吸着面に回転
駆動される砥石を押し当てて精密研削している。
【0003】このとき、上記砥石は所定位置にあって回
転駆動のみ行わせ、上記ワークチャックを水平方向(X
方向)に移動して、ワークを順次砥石に対して通過させ
るスルフィード方式のものと、ワークチャックは所定位
置にあって回転駆動のみ行わせ、上記砥石を回転駆動す
るとともにワークに対して垂直方向(Y方向)と水平方
向に移動してワークを研削するインフィード方式があ
る。いずれの方式でも、精密研削作業自体は滞りなく行
われるが、研削にともなって生じる研削屑の処理に問題
がある。
【0004】すなわち、研削屑の発生は避けられないと
ころであって、通常は、これを洗浄液とともに除去する
ようになっている。一方、いずれの方式でも、上記ワー
クの周端部に砥石がかかって研削作業をなす。
【0005】このことから、ワークの少なくとも周端部
は研削屑が混合した洗浄液である汚水にさらされること
となる。この汚水は、ワークのベベル部とワークチャッ
クとの隙間に回り込み、真空に引かれてワークとチャッ
クとの接触部まで入り込み、ワークの表面が汚染される
という不具合が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、図6に示すよ
うな、精密研削装置が用いられることが多い。
【0007】図中aはワークチャックであり、図示しな
い回転駆動機構に連結される。このワークチャックaの
上面側には凹陥部bが形成され、ここに多孔質部材cが
埋設され、かつチャックaの内部を介して真空吸着路d
と連通する。
【0008】上記ワークチャックaの上面側で多孔質部
材cには、粘着テープeが貼着されたワークであるシリ
コンウエハSが真空吸着される。砥石機構fは、砥石g
を回転駆動するとともにX−Y方向に移動可能な、いわ
ゆるインフィード方式が採用される。
【0009】しかして、砥石gを回転駆動してシリコン
ウエハSのここでは上面側を研削し、所定の精密仕上げ
面を得る。また、図示しないノズルから吐出される洗浄
液が、シリコンウエハSの研削面にかかって、研削作業
に伴って生成される研削屑を研削面から除去する。
【0010】上記ワークチャックaの真空吸着面とシリ
コンウエハSとの間には、シリコンウエハSに貼着した
粘着テープeが介在しているので、ここに研削屑が混合
した洗浄液である汚水が浸入することがない。したがっ
て、この汚水が真空吸着路dに吸い込まれ、真空吸着路
dを詰まらせることもない。
【0011】このようにして、真空吸着路dの詰まりを
確実に阻止できる構成になっているが、シリコンウエハ
Sに貼着される粘着テープeは、消耗品である。すなわ
ち、1個のシリコンウエハSに対して、その都度粘着テ
ープeを貼着し、必要な作業終了後は、これをシリコン
ウエハSから剥離して廃棄処分にする。そのための装置
が必要で、かつ作業手間がかかることとなり、経費の抑
制化を妨げている。
【0012】本発明は、このような事情によりなされた
ものであり、その目的とするところは、研削作業に先立
つ個々のワークに対する特別な作業およびそのための部
品を不要とし、作業性の向上と、経費の抑制化に役立つ
精密研削装置および精密研削方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の発明は、ワークチャックの下端面に柔らかい表面
材を取着するとともにこの表面材を介して真空吸着路を
形成し、このワークチャックの下端面に上記表面材を介
してワークを真空吸着して、この研削仕上げ面を下面側
にし、このワークに対して、ワークチャックの下方部位
からワーク下面を砥石機構で精密研削し、上記ワークチ
ャック表面材の外周部に研削屑除去用の洗浄液を上記ワ
ークの外周端に向かって吐出する洗浄液吐出路を設けた
ことを特徴とする研削装置である。
【0014】第2の発明は、ワークチャックの端面に柔
らかい表面材を取着するとともにこの表面材を介して真
空吸着路を形成し、このワークチャックの端面に上記表
面材を介してワークを真空吸着し、このワークを砥石機
構で精密研削し、上記ワークチャックの表面材外周部に
研削屑除去用の洗浄液を上記ワークの外周端に向かって
吐出する洗浄液吐出路を設け、この吐出路の吐出端にワ
ークチャックと表面材取着面との間へ洗浄液を均一に吐
出させる有孔弾性部材を設けたことを特徴とする研削装
置である。
【0015】第3の発明は、ワークチャックに真空吸着
したワークの半径よりも小さい直径の砥石で、ワークの
周端部を環状に残した状態で精密研削し、このワーク周
端部を残して必要な仕上げ面が形成された後、上記突堤
状に残った周端部を研削除去することを特徴とする精密
研削方法である。
【0016】第4の発明は、上記ワークチャックは、そ
の下端面を真空吸着面としてワークを真空吸着し、上記
砥石はワークの下面を研削仕上げ面としてワーク下部側
から精密研削することを特徴とする請求項3に記載の精
密研削方法である。
【0017】
【作用】いずれの発明であっても、ワークチャックの真
空吸着面とワークとの間へ、研削屑が混合した汚水が浸
入しようとしても、これを阻止することができる。しか
も、ワーク毎に、浸入阻止のための特別な作業および部
品が不要である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
【0019】図2に示すように、いわゆる竪軸型の精密
研削装置が構成される。これは、固定の架台1上に一対
の砥石軸2a,2bが並設される。これら砥石軸2a,
2bは図示しない回転駆動源に連結され、上面に載設し
た砥石3a,3bを回転駆動する砥石機構4が構成され
る。
【0020】ここでは、たとえば図において左側の砥石
3aを、目の荒い荒どり砥石とし、右側の砥石3bを目
の細かい仕上砥石とする。それぞれの砥石3a,3b
は、上面側を砥石面とすることは、勿論である。
【0021】上記架台1上方部位には、架台1と平行に
設けられるとともに垂直に立てられ、この垂直面に一対
のレール5,5を取付けたレール台6が組立られる。上
記レール5,5には、図示しない駆動源に連結され、レ
ール台6と平行な垂直面を有するXテーブル7が変位自
在に掛止される。すなわち、Xテーブル7は図において
左右方向に移動自在である。
【0022】このXテーブル7には、垂直方向に一対の
レール8,8が設けられるとともに、これらレール8,
8にZテーブル9が変位自在に掛止される。このZテー
ブル9には図示しない駆動機構が内蔵されていて、上下
方向に移動自在である。
【0023】そして、Zテーブル9には、ワークチャッ
ク10をその下面側に一体に備えたワーク軸11が設け
られる。上記Xテーブル7の移動にともなうワークチャ
ック10の中心部移動軌跡が、上記2つの砥石軸2a,
2bの中心部相互を結ぶ線と一致するよう、位置決め設
定される。上記ワーク軸11は、ワークチャック10を
回転駆動する駆動源と真空源を内蔵するとともに洗浄液
給水源に連通される。(以上、いずれも図示しない)
【0024】図1に示すように、上記ワークチャック1
0には、その下面側に凹陥部12が形成され、ここに柔
らかい表面材である粘着テープ13が埋設される。上記
粘着テープ13は、たとえばポリオレフィンテープであ
って、このテープ13と凹陥部12平面との間に粘着層
14が形成される。
【0025】さらに、ワークチャック10には、粘着テ
ープ13を介して真空吸着路15が形成され、ここでは
図示しない真空源と連通する。上記真空吸着路15の開
口端は、粘着テープ13に設けられることになる。
【0026】上記粘着テープ13の外周端と間隙を存し
た部位に、洗浄液吐出路16が設けられる。すなわち、
後述する研削作業中は、この洗浄液吐出路16から常時
洗浄液が吐出され、研削にともなって生成される研削屑
を洗浄する。
【0027】しかして、図1に示すように、ワークチャ
ック10の下面である真空吸着面にワークであるシリコ
ンウエハSを真空吸着する。シリコンウエハSは柔らか
い表面材である粘着テープ13に当接するから、この面
が傷付くことがない。
【0028】上記シリコンウエハSの直径は、上記荒ど
り砥石3aおよび仕上砥石3bの直径よりも、ある程度
大きな直径とする。好ましくは、各砥石3a,3bの直
径をシリコンウエハS半径より5mm以上小さな直径で、
かつこの直径の75%以上の大きさのものを選択すると
よい。
【0029】そして、図2に示すように、Xテーブル7
を移動して荒どり砥石3aの上方部位にワークチャック
10を対向させ、Zテーブル9を降下移動させる。再び
図1に示すように、ワークチャック10を回転駆動し
て、ここに真空吸着されるシリコンウエハSを砥石3a
に当接させる。同時に上記砥石3aを回転駆動すれば、
研削作業が行われる。
【0030】ただし、厳密には、ワークチャック10、
すなわちシリコンウエハSの中心軸を、砥石3aの中心
軸に対して偏心させる。回転する砥石3aがシリコンウ
エハSの周端部をある程度残し、たとえば5mm程度残し
た状態で、通常の研削作業をなす。
【0031】シリコンウエハSの下面周端部を残して研
削し、所定の荒どり研削をなしたら、この周端部に突堤
状に残った未研削部を研削除去する。シリコンウエハS
の研削面は平坦状の荒仕上げ面になる。
【0032】そして今度は、上記シリコンウエハSを仕
上砥石3bに対向させ、上述したような手段で周端部を
残して仕上研削をなす。所定量切り込んで仕上面を得た
ら、周端部に残った突堤部分を研削除去する。
【0033】これらの作業を図示すると、図3に示すよ
うになる。すなわち、シリコンウエハSの周端部を残し
て荒どり研削をなしたら、図でハッチングで示す部分で
ある周端突堤部mを除去し、さらに周端部を残して仕上
研削をなしたら、残った周端突堤部nを除去する。
【0034】再び図1に示すように、いずれの作業中に
も洗浄液吐出路16から洗浄液が供給され、そのままシ
リコンウエハSの周端部に回り込んで流れ、下面側から
流下する。周端部に沿って残った突堤部m,nが、砥石
3aの研削面への浸入を阻止する。
【0035】一方、上記砥石3a,3bの研削作業にと
もなって生成されるシリコンウエハSの研削屑は、一
旦、砥石3a,3bの周端部とシリコンウエハSの研削
端部との間に掻き出され、ここに流下する洗浄液に混合
して研削部分から流出する。
【0036】シリコンウエハSは勿論、砥石3a,3b
も回転駆動されるから、遠心力による飛散の効果によ
り、研削屑が混合した洗浄液である汚水が研削面に残る
ことがない。それとともに、ミスト状になった汚水が浮
遊するが、上記洗浄液吐出路16から常時吐出される洗
浄液が、シリコンウエハSの外周端を流下して、ワーク
チャック10とシリコンウエハS吸着面との間に汚水ミ
ストが浸入することを阻止する。
【0037】このようにして、研削作業中に、シリコン
ウエハSの研削面および真空吸着面に、汚水が付着する
ことがない。換言すれば、シリコンウエハSを真空吸着
するワークチャック10の真空吸着路15が研削屑で詰
まることがなく、常に正常な作用をなす。
【0038】なお図4に示すように、ワークチャック1
0Aの洗浄液吐出路16開口端に沿って有孔弾性部材で
あるスポンジ材17を設けてもよい。このスポンジ材1
7を、ある程度ワークチャック10A下面から突出させ
ておけば、研削作業中はシリコンウエハSの周端部に密
接する。(他の構成は、全て先に図1で示したものと同
様であるので、同番号を付して新たな説明は省略す
る。)
【0039】ここでは、上記洗浄液吐出路16から洗浄
液が吐出されることには変わりがない。この開口端をス
ポンジ材17で閉成しているが、洗浄液が浸透してシリ
コンウエハSの周端部へ流出することには支障がない。
【0040】すなわち、研削屑を混合して流下する作用
は、先に説明した実施例のものと同様である。しかも、
上記スポンジ材17は浮遊する汚水ミストがワークチャ
ック10AのシリコンウエハS吸着面に浸入することを
確実に阻止する。図5に示すような、精密研削装置であ
ってもよい。
【0041】この場合は、ワークであるシリコンウエハ
Sを真空吸着するワークチャック10Bの吸着面を上面
側に向ける。吸着面には凹陥部20が設けられ、この周
端部に沿ってスポンジ材21が設けられる。スポンジ材
21の内周側には、柔らかい表面材である粘着テープと
同様のパッド22が設けられる。
【0042】上記パッド22の厚さは、凹陥部20の深
さ寸法と同一、もしくは極くわずか厚い寸法(0.1mm
程度)でよいが、上記スポンジ材21は凹陥部20より
厚い寸法で、吸着面から突出(0.2mm程度)する。そ
してこのスポンジ材21に連通するように、ワークチャ
ック10Bには純水を吐出する純水吐出路23が設けら
れる。
【0043】上記純水吐出路23の開口端位置は、ワー
クチャック10Bに吸着されるシリコンウエハSの周端
部位置と一致するよう設定する。上記パッド22を介し
て図示しない真空源に連通する真空吸着路24が形成さ
れる。
【0044】この真空吸着路24は、凹陥部20の周端
から3mm程度内側にあり、シリコンウエハSの周端から
2mm程度内側の位置になる。また、ワークチャック10
Bの中心部に対向する位置にも真空吸着路25を開口さ
せる。
【0045】上記ワークチャック10Bは、このような
構成であり、シリコンウエハSをパッド22を介して真
空吸着する。図示するように、シリコンウエハSの周端
部にスポンジ材21の一部がかかり、この部分のスポン
ジ材21は圧縮変形する。スポンジ材21の他の部分で
ある外周部はそのままであるから、ここでシリコンウエ
ハSの周端部を覆う。
【0046】しかして、砥石3cを降下してシリコンウ
エハS上面に当接させ、互いに回転駆動することにより
研削作業をなす。このときは、通常の研削作業をなせば
よい。すなわち、シリコンウエハSの周端部から順に研
削でき、最終的に全面に亘って一様な仕上げ面を得る。
【0047】研削作業中は、純水吐出路23から純水が
吐出される。この純水はスポンジ材21に導かれ、ここ
から上方に噴出してシリコンウエハSの周端部を均一に
濡らす。純水の一部は周端側の真空吸着路25に浸透し
て吸い込まれるが、研削屑を含まない純水であるので、
真空吸着に支障がない。いずれにしても、純水吐出路2
3から吐出される純水で、研削屑がシリコンウエハSと
ワークチャック10B吸着面との間への浸入を確実に阻
止する。この他、本発明の要旨を越えない範囲内で種々
の変形実施が可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、ワークチャックの下端面に柔らかい表面材を取着す
るとともにこの表面材を介して真空吸着路を形成し、こ
のワークチャックの下端面に上記表面材を介してワーク
を真空吸着して、この研削仕上げ面を下面側にし、この
ワークに対して、ワークチャックの下方部位からワーク
下面を砥石機構で精密研削し、上記ワークチャック表面
材の外周部に研削屑除去用の洗浄液を上記ワークの外周
端に向かって吐出する洗浄液吐出路を設けた精密研削装
置である。
【0049】第2の発明によれば、ワークチャックの端
面に柔らかい表面材を取着するとともにこの表面材を介
して真空吸着路を形成し、このワークチャックの端面に
上記表面材を介してワークを真空吸着し、このワークを
砥石機構で精密研削し、上記ワークチャックの表面材外
周部に研削屑除去用の洗浄液を上記ワークの外周端に向
かって吐出する洗浄液吐出路を設け、この吐出路の吐出
端にワークチャックと表面材取着面との間へ洗浄液を均
一に吐出させる有孔弾性部材を設けた精密研削装置であ
る。
【0050】第3の発明によれば、ワークチャックに真
空吸着したワークの直径よりも小さい半径の砥石で、ワ
ークの周端部を環状に残した状態で精密研削し、このワ
ーク周端部を残して必要な仕上げ面が形成された後、上
記突堤状に残った周端部を研削除去することを特徴とす
る精密研削方法法である。
【0051】第4の発明によれば、上記ワークチャック
は、その下端面を真空吸着面としてワークを真空吸着
し、上記砥石はワークの下面を研削仕上げ面としてワー
ク下部側から精密研削することを特徴とする請求項3に
記載の精密研削方法である。
【0052】したがって、いずれの発明においても、研
削作業に先立つ個々のワークに対する特別な作業が不要
であり、かつそのための部品が不要となり、作業性の向
上と、経費の抑制化に役立つ効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、精密研削装置の研削
作用を説明する図。
【図2】同実施例の、精密研削装置を模式的に示す図。
【図3】同実施例の、ワークに対する研削作業を順に説
明する図。
【図4】本発明の他の実施例を示す、精密研削装置の研
削作用を説明する図。
【図5】さらに他の実施例を示す、精密研削装置の研削
作用を説明する図。
【図6】本発明の従来例を示す、精密研削装置の研削作
用を説明する図。
【符号の説明】
13…表面材(粘着テープ)、15…真空吸着路、10
…ワークチャック、S…ワーク(シリコンウエハ)、4
…砥石機構、3a…荒どり砥石、3b…仕上砥石、16
…洗浄液吐出路、17…有孔弾性部材(スポンジ材)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その下端面に柔らかい表面材が取着される
    とともにこの表面材を介して真空吸着路が形成されるワ
    ークチャックと、このワークチャックの下端面に上記表
    面材を介して真空吸着され、かつ研削仕上げ面を下面側
    にしたワークに対し、ワークチャックの下方部位からワ
    ーク下面を精密研削する砥石機構と、上記ワークチャッ
    クの表面材外周部に設けられ研削屑除去用の洗浄液を上
    記ワークの外周端に向かって吐出する洗浄液吐出路とを
    具備したことを特徴とする研削装置。
  2. 【請求項2】その端面に柔らかい表面材が取着されると
    ともにこの表面材を介して真空吸着路が形成されるワー
    クチャックと、このワークチャックの端面に上記表面材
    を介して真空吸着されるワークに対し、ワークを精密研
    削する砥石機構と、上記ワークチャックの表面材外周部
    に設けられ研削屑除去用の洗浄液を上記ワークの外周端
    に向かって吐出する洗浄液吐出路と、この洗浄液吐出路
    の吐出端に設けられワークチャックと表面材取着面との
    間へ洗浄液を均一に吐出させる有孔弾性部材を具備した
    ことを特徴とする研削装置。
  3. 【請求項3】ワークチャックに真空吸着したワークの半
    径よりも小さい直径の砥石で、ワークの周端部を環状に
    残した状態で精密研削し、このワーク周端部を残して必
    要な仕上げ面が形成された後、上記突堤状に残った周端
    部を研削除去することを特徴とする精密研削方法。
  4. 【請求項4】上記ワークチャックは、その下端面を真空
    吸着面としてワークを真空吸着し、上記砥石はワークの
    下面を研削仕上げ面としてワーク下部側から精密研削す
    ることを特徴とする請求項3に記載の精密研削方法。
JP4111647A 1992-04-30 1992-04-30 精密研削装置および精密研削方法 Pending JPH05305560A (ja)

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