JP2951468B2 - 回転ホイール式連続押出機の冷却構造 - Google Patents

回転ホイール式連続押出機の冷却構造

Info

Publication number
JP2951468B2
JP2951468B2 JP35946191A JP35946191A JP2951468B2 JP 2951468 B2 JP2951468 B2 JP 2951468B2 JP 35946191 A JP35946191 A JP 35946191A JP 35946191 A JP35946191 A JP 35946191A JP 2951468 B2 JP2951468 B2 JP 2951468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
channel
water
cooling
type continuous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35946191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05177249A (ja
Inventor
高敏 上村
俊夫 越原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP35946191A priority Critical patent/JP2951468B2/ja
Publication of JPH05177249A publication Critical patent/JPH05177249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2951468B2 publication Critical patent/JP2951468B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Of Metal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャフト等の強度が高
く且つ冷却水が漏れ難い回転ホイール式連続押出機の冷
却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】回転ホイール式連続押出機は、図2にそ
の要部を示したように、シャフト3に一体に装着したホ
イール2の周縁にエンドレス溝1が設けられ、このエン
ドレス溝1と固定シューブロック9とにより形成される
通路内に素材10を連続的に供給し、前記ホイール2を回
転させて前記素材10との間に生じる接触摩擦抵抗により
前記素材10に押出圧力を発生せしめ、前記素材10を通路
内の終端に配置したダイ11を通して所定の形状に押出す
ものである。
【0003】而して、この押出機では、素材の押出時の
変形抵抗や摩擦抵抗によりホイールやダイ等の構成部品
が高温度に上昇する為押出機を冷却する必要があり、こ
の押出機の冷却構造は、例えば図3に示したように、シ
ャフトの中心部に内外二重式の一対の往復送水路4を形
成してホイール2を間接的に冷却するもの(図イ)、或
いはシャフト3に送水路12を多数本形成し、しかも各々
の送水路12から多数本の分岐水路5をホイール2の冷却
水路6に向けて形成し、冷却水路のシールをゴム製のオ
ーリング17を用いて行ったもの(図ロ)等であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の冷却構造には次のような問題があった。即
ち、図3イに示した冷却構造ではホイールがシャフトを
介して間接的に冷却される為、押出中にホイールが 500
℃程度にまで温度上昇し、その結果ホイールやダイ等の
構成部品が脆弱化して破損するトラブルが頻発し、又得
られる押出製品は肌荒れを起こすというような問題があ
った。又図3ロに示した冷却構造では、主水路や分岐水
路が多すぎる為シャフトの強度が低下して破損し易く、
又ホイールの冷却水路端部のシールにゴム製のオーリン
グを用いていた為、オーリングが、操業中の発熱により
或いはメンテナンス時に直接火焔に触れる等して劣化し
て水漏れを起こすことが多かった。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明はかかる状況に鑑み
鋭意研究を行なった結果なされたもので、その目的とす
るところは、シャフト等の強度が高く且つ冷却水が漏れ
難い回転ホイール式連続押出機の冷却構造を提供するこ
とにある。即ち、本発明は、シャフトに一体に装着した
ホイールの周縁にエンドレス溝を設け、このエンドレス
溝と固定シューブロックとにより形成される細長い通路
内に素材を連続的に供給し、前記ホイールを回転させて
前記素材との間に生じる接触摩擦抵抗により前記素材に
押出圧力を発生せしめ、前記素材を通路内の終端に配置
したダイを通して所定の形状に押出す回転ホイール式連
続押出機の冷却構造において、シャフトの中心部に設け
た一対の往復送水路の1断面部位から放射状に形成した
複数の分岐水路がホイール内の冷却水路に連結されてお
り、前記ホイール内の冷却水路のシールが耐熱性オーリ
ングによりなされていることを特徴とするものである。
【0006】以下に本発明の回転ホイール式連続押出機
の冷却構造を図を参照して具体的に説明する。図1は、
本発明の回転ホイール式連続押出機の冷却構造の態様例
を示す要部説明図である。そのうち、図1ロは縦断面
図,同イ,ハは図1ロのそれぞれA−A及びB−B矢視
断面図である。本発明の冷却構造は、図1ロに示したよ
うに周縁にエンドレス溝1を設けたホイール2がシャフ
ト3に一体に装着されており、前記シャフト3の中心部
に一対の往復送水路4が設けられ、前記一対の往復送水
路4のそれぞれの1断面部位から各々2本の分岐水路5
がホイール2に向けて形成され、前記2本づつの分岐水
路5はホイール2内の冷却水路6又は16にそれぞれ連結
されている。又前記ホイール2内の冷却水路のシールは
耐熱性オーリング7によりなされている。
【0007】ホイール2内の冷却水路6は、エンドレス
溝1の長さ方向に対し直角な方向に、内層と外層の2層
に分けて各々8本づつ形成されており、前記冷却水路6
の分岐水路5側の一端部(図イ)は内と外の2層の間に
仕切り8を入れて層間の通水を遮断し、前記一端部の外
層の水路から冷却水を入れ、冷却水路6の他端部(図
ハ)は内と外の2層間の仕切りを取り除いて、外層の冷
却水路6から出た水を内層の冷却水路16を通して戻すよ
うにした構造のものである。内外層の冷却水路 16,6は
交互に等間隔に配列することにより、ホイール2の強度
低下を抑え且つホイール2の冷却効率を上げることがで
きる。しかもオーリング7は冷却水路6の端部部位に2
本づつ用いるだけで本数が少なく、しかもオーリング7
が耐熱性オーリングの為、たとえ高温に加熱されても劣
化し難い。耐熱性オーリングには、SUS製,銅製,ア
ルミ製等のメタルオーリングの他、石綿等の耐火材製の
ものが適用される。本発明の冷却構造では、シャフトに
設ける一対の往復送水路に、2本の送水路を対として用
いても、又図3イに示したような内外層を往復路にした
二重式の送水路を用いても差し支えない。又送水路,分
岐水路等の本数はシャフトの強度を低下させない範囲で
複数本形成できるが、それぞれ往路用復路用を含めて8
本程度に留めるのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明の回転ホイール式連続押出機の冷却構造
は、ホイール自体を直接冷却するので過熱に起因するホ
イールやダイ等の破損事故が低減する。又ホイール内の
冷却水路への配水を、シャフトの中心部位に一対の往復
送水路を設け、前記送水路からホイールに向けての分岐
水路を前記送水路の各々の1断面部位から形成して水路
数を少なくしてあるので、シャフトの強度が高く維持さ
れる。又ホイール内の冷却水路のシールを耐熱性に優れ
たオーリングで行うので、オーリングが操業中等に熱劣
化して破損するようなことがない。
【0009】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。図1,図3イ,ロに示したそれぞれの冷却構造の回
転ホイール式連続押出機を用いて、Al製の熱交換器用
多穴管を製造した。製造を1年間続けて、その間の押出
機の補修状況及び稼動率を記録した。図1に示した押出
機ではオーリングにSUS製のものを用い。図3ロに示
した押出機ではゴム製のものを用いた。結果は表1に示
した。
【0010】
【表1】 ※シャフト,ホイール,シール,ダイ。☆稼動
率=H/(h+H)の百分率、但しHは押出実働時間,
hはトラブルによる操業停止時間。
【0011】表1より明らかなように、本発明の冷却構
造(No1)によれば、ダイを23回交換しただけであり、
それもダイの摩耗程度をみて操業前に予め交換しておい
たので、稼動率を下げるようなことはなかった。これに
対し比較例のNo2は、シャフト部分しか冷却されない
為、ホイールが高温に温度上昇して製品に肌荒れを生じ
たり、ダイの破損事故が多発して、稼動率が大幅に低下
した。又No3は水路が多く、しかも水路のシールにゴム
製オーリングを用いたので、オーリングの熱劣化による
水漏れが生じて稼動率が低下した。
【0012】
【効果】以上述べたように本発明の冷却構造によれば、
ホイールが直接冷却され、しかもシャフト内の水路が少
ないので、ホイールやシャフト等の構成部品の損傷等が
低減し、又ホイール内の冷却水路のシールを耐熱性に優
れたメタル製オーリングで行うので冷却水が漏れたりせ
ず、従って高品質の製品を効率良く製造することがで
き、工業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転ホイール式連続押出機の冷却構造
の態様例を示す要部説明図である。
【図2】回転ホイール式連続押出機の要部説明図であ
る。
【図3】従来の回転ホイール式連続押出機の冷却構造を
示す要部説明図である。
【符号の説明】
1 エンドレス溝 2 ホイール 3 シャフト 4 一対の往復送水路 5 分岐水路 6,16 冷却水路 7 耐熱性オーリング 8 仕切り 9 固定シューブロック 10 素材 11 ダイ 12 送水路 17 ゴム製オーリング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトに一体に装着したホイールの周
    縁にエンドレス溝を設け、このエンドレス溝と固定シュ
    ーブロックとにより形成される細長い通路内に素材を連
    続的に供給し、前記ホイールを回転させて前記素材との
    間に生じる接触摩擦抵抗により前記素材に押出圧力を発
    生せしめ、前記素材を通路内の終端に配置したダイを通
    して所定の形状に押出す回転ホイール式連続押出機の冷
    却構造において、シャフトの中心部に設けた一対の往復
    送水路の1断面部位から放射状に形成した複数の分岐水
    路がホイール内の冷却水路に連結されており、前記ホイ
    ール内の冷却水路のシールが耐熱性オーリングによりな
    されていることを特徴とする回転ホイール式連続押出機
    の冷却構造。
  2. 【請求項2】 ホイール内の冷却水路が複数の往水路と
    複数の復水路によりエンドレス溝の長さ方向と交叉する
    方向に形成されており、ホイールのエンドレス溝を挟む
    両端部の一端部において前記往水路と復水路がそれぞれ
    遮水された別々の空間に開口して、前記空間を介して各
    々往路用分岐水路又は復路用分岐水路と連結されてお
    り、ホイールの他端部において前記往水路と復水路が通
    水可能な空間に開口して往水路の冷却水が復水路に戻る
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の回転ホイー
    ル式連続押出機の冷却構造。
JP35946191A 1991-12-26 1991-12-26 回転ホイール式連続押出機の冷却構造 Expired - Fee Related JP2951468B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35946191A JP2951468B2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 回転ホイール式連続押出機の冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35946191A JP2951468B2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 回転ホイール式連続押出機の冷却構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05177249A JPH05177249A (ja) 1993-07-20
JP2951468B2 true JP2951468B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=18464619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35946191A Expired - Fee Related JP2951468B2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 回転ホイール式連続押出機の冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2951468B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110000233A (zh) * 2019-05-07 2019-07-12 大连康丰科技有限公司 一种连续挤压机的挤压轮
CN110000232A (zh) * 2019-05-07 2019-07-12 大连康丰科技有限公司 一种连续挤压机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05177249A (ja) 1993-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4077296B2 (ja) 両面を構造化した熱交換管の製造方法
JP5882909B2 (ja) 熱交換器、熱交換器を含む生ごみ処理機、及び熱交換器の製造方法
SE456855B (sv) Vaermevaexlarelement daer flaensar snaeppes paa ett roer
JP2951468B2 (ja) 回転ホイール式連続押出機の冷却構造
EP0609201A1 (en) CALIBRATION TOOL.
US20160377327A1 (en) Device for converting thermal energy
JP4904372B2 (ja) 金属弾性ロール
US20030084700A1 (en) Internally cooled tool pack
JP6997302B2 (ja) 摩擦部材
JP2000018867A (ja) 熱交換器用チューブ材及び熱交換器
JPH11226716A (ja) 鋳造用金型
US3986551A (en) Heat exchanger
JPH06159955A (ja) 2重管式熱交換器
JPH11118370A (ja) 二重管式熱交換器
JPS6125531B2 (ja)
JPH07241982A (ja) 冷却ローラの冷却媒体による冷却方法及び装置
JPH0947811A (ja) 回転ホイール式連続押出機
GB2261280A (en) Heat exchanger
CN213808781U (zh) 一种注射机传动轴表面散热片及表面散热注射机传动轴
JPS639577Y2 (ja)
JP2001038415A (ja) 連続押出装置
JP2813472B2 (ja) コンフォーム型連続押出機
NZ204826A (en) Cooling of"conform"extruder:coolant ducts lined with insulating material
ITRM970257A1 (it) Cilindro di colata
RU2016139877A (ru) Статор электрической машины с жидкостным охлаждением

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees