JP2000018867A - 熱交換器用チューブ材及び熱交換器 - Google Patents

熱交換器用チューブ材及び熱交換器

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JP2000018867A
JP2000018867A JP10176303A JP17630398A JP2000018867A JP 2000018867 A JP2000018867 A JP 2000018867A JP 10176303 A JP10176303 A JP 10176303A JP 17630398 A JP17630398 A JP 17630398A JP 2000018867 A JP2000018867 A JP 2000018867A
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curvature
radius
curved surface
heat exchanger
refrigerant
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Atsushi Suzuki
敦 鈴木
Masashi Inoue
正志 井上
Hiroshi Ikagawa
博 五百川
明 ▲吉▼越
Akira Yoshikoshi
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/40Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only inside the tubular element
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な加工性を維持し、かつ、1流路当たり
における冷媒などの熱交換媒体の接触周長を増すことが
できる、熱交換器用チューブ材の提供を課題とする。 【解決手段】 複数の空間部11が幅方向に並べて設け
られた偏平のチューブ材10であって、前記空間部11
の壁面12,13が曲面の凹凸を連続させてなる断面形
状を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば車両用空
気調和装置のコンデンサ、エバポレータなどの熱交換器
に用いられる熱交換器用チューブ材、及びこの熱交換器
用チューブ材を使用してなる熱交換器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置のコンデンサやエバポレ
ータのような熱交換器は、熱交換の媒体として冷媒を用
いている。このような熱交換器における冷媒通路として
は、たとえばアルミニウムのように熱伝導性に優れた金
属材料を押し出し成形したチューブ材が一般的に使用さ
れている。
【0003】図6は従来の熱交換器用チューブ材1の断
面を示したもので、冷媒通路となる空間部2が幅方向に
1列に合計8個並んでおり、全体としては偏平の形状と
なっている。空間部2の断面形状は、両端部に位置する
端部空間部2a,2bを除いて、平坦な面で構成された
矩形となっている。また、端部空間部2a,2bについ
ても、チューブ材1の両端面(厚み部分)に対応する曲
面を除いて、残る3面はいずれも平坦な面となってい
る。なお、端部空間部2a,2bの曲面は、凹凸のない
単純な半円形状となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年大きさ
を変えずに熱交換器の能力を向上させたり、あるいは熱
交換器を小型化して同等の能力を確保するといった要求
が高まっている。このような要求に答える一つの方法と
して、上述した冷媒通路となるチューブ材1の空間部2
の断面形状を変え、一つの流路当たりの冷媒濡れ周長を
大きくすることが考えられる。しかしながら、上述した
従来のチューブ材1の場合、押し出し成形をする際の加
工性には優れるものの、一つの流路(空間部)当たりの
冷媒濡れ周長を大きくとれないため、液化した冷媒が熱
交換する面に付着しにくいなどの問題がある。
【0005】このような背景から、図7に示すように、
空間部2の面に突起部3を設けることが考えられる。し
かし、図示のような直線を主体とする突起部3を設ける
と、押し出し成形の際の加工性が著しく悪化する。具体
的に説明すると、突起部3を成形する芯金部分の強度が
著しく低下するので、押し出し速度を極端に遅くする必
要が生じ、したがって量産に対応できないという問題が
ある。
【0006】また、特開平3−251688号公報に
は、押し出し成形した後に、さらに厚さ方向に圧潰して
所定の高さに偏平させる、インナーフィンを有する熱交
換器用チューブ材の製造方法が開示されている。このよ
うな製造方法では、押し出し成形工程と圧潰工程との2
工程が必要となり、生産性やコストの面で不利になると
いう問題がある。また、圧潰を受けたインナーフィンの
形状は、押し出し成形後と異なってしまい、しかも、こ
のような圧潰の影響は場所によって大きく異なるもので
あった。
【0007】そこで、本発明は、良好な加工性を維持
し、かつ1流路当たりの熱交換媒体の接触周長(冷媒濡
れ周長)を増すことができる、熱交換器用チューブ材及
びこのチューブ材を使用した熱交換器の提供を課題とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては以下の手段を採用した。請求項1
に記載の熱交換器用チューブ材は、複数の中空部が幅方
向に並べて設けられた偏平のチューブ材であって、前記
中空部が曲面の凹凸を連続させてなる断面形状を有する
ことを特徴とするものである。
【0009】このような熱交換器用チューブ材によれ
ば、曲面の凹凸により中空部を流れる熱交換媒体の接触
周長が増すので、熱伝達性能が向上する。
【0010】請求項2に記載の熱交換器用チューブ材
は、押し出し成形により成形されたことを特徴とするも
のである。
【0011】このような熱交換器用チューブ材によれ
ば、熱伝達性能が優れた熱交換器用チューブ材を容易に
量産をすることが可能になる。
【0012】請求項3に記載の熱交換器は、複数の中空
部が幅方向に並べて設けられた偏平のチューブ材であっ
て、前記中空部が曲面の凹凸を連続させてなる断面形状
を有する熱交換器用チューブ材を熱交換の媒体流路に用
いたことを特徴とするものである。
【0013】このような熱交換器によれば、熱伝達性能
に優れた熱交換器用チューブを使用したので、熱交換器
の単位面積当たりの熱交換能力を向上させることが可能
になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、熱交換器の一例とし
て、車両用空気調和装置の冷媒系に用いられるコンデン
サ4を示している。このコンデンサ4は、コンプレッサ
から送られてきた高温高圧のガス冷媒を外気で冷却して
凝縮させる機能を有している。
【0015】さて、ここで上述したコンデンサ4の構成
を説明する。このコンデンサ4は、左右に一対設けられ
たヘッダ5,6の間が水平方向に複数配列された冷媒チ
ューブ10で連通され、各冷媒チューブ10間にはそれ
ぞれフィン7が配設されている。なお、図中の符号8は
冷媒入口、9は冷媒出口である。
【0016】ここで使用される冷媒チューブ10は、図
2に示すように、内部に冷媒流路となる空間部11が複
数形成されている偏平の熱交換器用チューブであり、ア
ルミニウムを押し出し成形して製造したものである。図
示の冷媒チューブ10は、図3にその詳細を示したよう
に、厚さ(T)が2ミリメートル程度でかつ幅(W)が
16ミリメートル程度の偏平であり、その内部には幅方
向に合計8個の空間部11が1列に並んで設けられてい
る。また、冷媒チューブ10の両端は半円形状に成形さ
れており、これに伴って両端部に位置する空間部11
a,11bの形状は中央部に位置する他の6個の空間部
11と異なっている。
【0017】右側の端部に位置する空間部11aは、お
およそ幅(w)が1.65ミリメートル程度でかつ厚さ
(t)が1.2ミリメートル程度のものであり、その断
面を形成する壁面12は曲面の凹凸を連続させたもので
あって直線部分は全く存在しない。すなわち、曲率半径
が0.6ミリメートルの第1凹曲面12aと、曲率半径
が0.5ミリメートルの第1凸曲面12bと、曲率半径
が0.2ミリメートルの第2凹曲面12cと、曲率半径
が1.3ミリメートルの第2凸曲面12dと、曲率半径
が0.2ミリメートルの第3凹曲面12eと、曲率半径
が0.5ミリメートルの第3凸曲面12fとが連続し
て、一つの閉断面を形成している。なお、左側の端部に
位置する空間部11bは、上述した右側の空間部11a
と左右対称である。
【0018】両端部の空間部11a,11bの間に並ん
でいる6個の空間部11は、いずれも同じ断面形状を有
して等ピッチで配列されている。この空間部11は、お
およそ幅(w)が1.6ミリメートル程度でかつ厚さ
(t)が1.2ミリメートル程度のものであり、その断
面を形成する壁面13は曲面の凹凸を連続させたもので
あって、やはり直線部分は全く存在していない。すなわ
ち、曲率半径が0.2ミリメートルの第1凹曲面13a
と、曲率半径が0.2ミリメートルの第1凸曲面13b
と、曲率半径が0.2ミリメートルの第2凹曲面13c
と、曲率半径が0.2ミリメートルの第2凸曲面13d
と、曲率半径が0.2ミリメートルの第3凹曲面13e
と、曲率半径が1.3ミリメートルの第3凸曲面13f
と、曲率半径が0.2ミリメートルの第4凹曲面13g
と、曲率半径が0.2ミリメートルの第4凸曲面13h
と、曲率半径が0.2ミリメートルの第5凹曲面13i
と、曲率半径が0.2ミリメートルの第5凸曲面13j
と、曲率半径が0.2ミリメートルの第6凹曲面13k
と、曲率半径が1.3ミリメートルの第6凸曲面13l
とが連続して、一つの閉断面を形成している。
【0019】上述したような各曲率半径は、生産性や押
し出し成形時の加工性を考慮して、すなわち適切な押し
出し速度で均一な成形形状を得られるように設定したも
のである。発明者の試作や試験によれば、熱交換器用と
して好適な寸法の偏平チューブの場合、曲率半径が図4
(a)に示す最大値から図4(b)に示す最小値の範囲
の曲面であれば、良好な加工性を維持して量産できるこ
とが分かっている。
【0020】図4(a)は、図3(b)に示した空間部
11,11aを形成している連続する曲面の曲率半径を
最大にしたものを示している。この場合、端部の空間部
11aの断面を形成する壁面12は、曲率半径が0.6
ミリメートルの第1凹曲面12aと、曲率半径が0.5
ミリメートルの第1凸曲面12bと、曲率半径が0.3
ミリメートルの第2凹曲面12cと、曲率半径が0.6
25ミリメートルの第2凸曲面12dと、曲率半径が
0.3ミリメートルの第3凹曲面12eと、曲率半径が
0.5ミリメートルの第3凸曲面12fとが連続して、
一つの閉断面を形成している。また、空間部11を形成
する壁面13は、曲率半径が0.3ミリメートルの第1
凹曲面13aと、曲率半径が0.5ミリメートルの第1
凸曲面13bと、曲率半径が0.3ミリメートルの第2
凹曲面13cと、曲率半径が0.625ミリメートルの
第2凸曲面13dと、曲率半径が0.3ミリメートルの
第3凹曲面13eと、曲率半径が0.5ミリメートルの
第3凸曲面13fと、曲率半径が0.3ミリメートルの
第4凹曲面13gと、曲率半径が0.625ミリメート
ルの第4凸曲面13hとが連続して、一つの閉断面を形
成している。
【0021】そして、図4(b)は、図3(b)に示し
た空間部11,11aを形成している連続する曲面の曲
率半径を最小にしたものを示している。この場合、端部
の空間部11aの断面を形成する壁面12は、曲率半径
が0.6ミリメートルの第1凹曲面12aと、曲率半径
が0.05ミリメートルの第1凸曲面12bと、曲率半
径が0.1ミリメートルの第2凹曲面12cと、曲率半
径が0.05ミリメートルの第2凸曲面12dと、曲率
半径が0.1ミリメートルの第3凹曲面12eと、曲率
半径が0.05ミリメートルの第3凸曲面12fと、曲
率半径が0.1ミリメートルの第4凹曲面12gと、曲
率半径が2.425ミリメートルの第4凸曲面12h
と、曲率半径が0.1ミリメートルの第5凹曲面12i
と、曲率半径が0.05ミリメートルの第5凸曲面12
jと、曲率半径が0.1ミリメートルの第6凹曲面12
kと、曲率半径が0.05ミリメートルの第6凸曲面1
2lと、曲率半径が0.1ミリメートルの第7凹曲面1
2mと、曲率半径が0.05ミリメートルの第7凸曲面
12nとが連続して、一つの閉断面を形成している。ま
た、空間部11を形成する壁面13は、曲率半径が0.
1ミリメートルの第1凹曲面13aと、曲率半径が0.
05ミリメートルの第1凸曲面13bと、曲率半径が
0.1ミリメートルの第2凹曲面13cと、曲率半径が
0.05ミリメートルの第2凸曲面13dと、曲率半径
が0.1ミリメートルの第3凹曲面13eと、曲率半径
が0.05ミリメートルの第3凸曲面13fと、曲率半
径が0.1ミリメートルの第4凹曲面13gと、曲率半
径が0.05ミリメートルの第4凸曲面13hと、曲率
半径が0.1ミリメートルの第5凹曲面13iと、曲率
半径が0.05ミリメートルの第5凸曲面13jと、曲
率半径が0.1ミリメートルの第6凹曲面13kと、曲
率半径が2.425ミリメートルの第6凸曲面13l
と、曲率半径が0.1ミリメートルの第7凹曲面13m
と、曲率半径が0.05ミリメートルの第7凸曲面13
nと、曲率半径が0.1ミリメートルの第8凹曲面13
oと、曲率半径が0.05ミリメートルの第8凸曲面1
3pと、曲率半径が0.1ミリメートルの第9凹曲面1
3qと、曲率半径が0.05ミリメートルの第9凸曲面
13rと、曲率半径が0.1ミリメートルの第10凹曲
面13sと、曲率半径が0.05ミリメートルの第10
凸曲面13tと、曲率半径が0.1ミリメートルの第1
1凹曲面13uと、曲率半径が0.05ミリメートルの
第11凸曲面13vと、曲率半径が0.1ミリメートル
の第12凹曲面13wと、曲率半径が2.425ミリメ
ートルの第12凸曲面13xとが連続して、一つの閉断
面を形成している。
【0022】したがって、上述した曲面の凹凸は、その
曲率半径を所定の範囲内で適宜変更して組み合わせるこ
とが可能であり、図示のものに限定されるものではな
い。また、空間部11の数についても、上述した8個に
限定されるものではなく、たとえば6個や10個など必
要に応じて適宜変更することが可能である。なお、押し
出し成形により成形された冷媒チューブ10は、フィン
7との電位差を利用した防食を目的として、その全外表
面に亜鉛溶射が施されている。
【0023】このようにして製造された冷媒チューブ1
0は、コンデンサ4のヘッダ5,6に設けられた連結口
にそれぞれの先端部を挿入してろう付けされる。こうし
てヘッダ5,6と連結された冷媒チューブ10は、図示
省略のコンプレッサから冷媒入口8に送られてきた冷媒
を流して循環させる冷媒流路となる。また、フィン7
は、外気との接触面積を増して冷却効率を上げるため、
一般的にはコルゲート状に加工したものを採用して冷媒
チューブ10に接着している。したがって、冷媒チュー
ブ10の内部を流れる冷媒の熱は、冷媒チューブ10の
壁面12,13からフィン7へ伝達され、さらにフィン
7の周囲を流れる外気に伝達される。なお、フィン7に
はルーバやスリットなどが適切に設けられており、フィ
ン7を通過する外気の流れが各面と均等に接触するよう
配慮して、冷却効率の向上を図っている。
【0024】上述したような曲面の凹凸が連続する断面
形状の空間部11を有する冷媒チューブ10としたこと
により、空間部11を形成する壁面の周長が増加し、こ
の空間部11を流路とする冷媒は、熱交換面となる壁面
12,13に液化して付着しやすくなる。このようにし
て冷媒濡れ周長が増加すると、冷媒チューブ10自体の
熱伝達率が向上するので、これを使用してなるコンデン
サ4の放熱能力も著しく向上する。図5は、コンデンサ
の正面風速と放熱能力との関係を対数目盛りのグラフに
示したものである。このグラフにおいて、実線が本発明
の曲面流路形状(図3)の冷媒チューブ10を使用した
ものを表し、一点鎖線が従来の矩形流路形状(図6)の
冷媒チューブ1を使用したものを表しており、同じ正面
風速で比較すると、曲面流路形状の冷媒チューブ10を
使用したコンデンサ4の放熱能力が非常に優れているの
が分かる。したがって、曲面流路形状の冷媒チューブ1
0を使用することにより、熱伝達作用に優れて放熱能力
が高いコンデンサ4を低コストで生産できるようにな
る。なお、以上の説明では、熱交換器が空気調和装置に
おいてガス冷媒を凝縮させるコンデンサであったが、本
発明の熱交換器用チューブ材は、エバポレータなど空調
装置を構成する他の熱交換器にも適用可能なことは言う
までもなく、この他にも、ラジエターやオイルクーラな
ど各種の熱交換器用チューブ材としても適用可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】上述した本発明によれば、下記のような
効果を奏する。請求項1及び請求項2に記載の熱交換器
用チューブ材によれば、曲面の凹凸により熱交換媒体の
接触周長が増すので、優れた熱伝達作用を得ることがで
きる。そして、押し出し工程のみで容易に成形でき、特
に、押し出し成形に対して優れた加工性を有しているの
で量産が可能になり、低コストで熱伝達率の高いチュー
ブ材を提供できるといった効果を奏する。
【0026】請求項3に記載の熱交換器によれば、低コ
ストで熱伝達率の高い熱交換器用チューブ材を使用する
ので、熱交換器の熱交換能力を低コストで向上させるこ
とが可能となる。したがって、たとえば熱交換器がコン
デンサの場合、このコンデンサを構成要素とする空気調
和装置は、その入力動力を低減できるといった効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るコンデンサの構造
を示す斜視図である。
【図2】 熱交換器用チューブ材の一例として図1の冷
媒チューブの外観の一部を示した斜視図である。
【図3】 (a)は図2のA−A線に沿って見た断面
図、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図4】 空間部を形成する好適な曲面の曲率半径の範
囲を示す図で、(a)は最大値、(b)は最小値であ
る。
【図5】 コンデンサにおける正面風速と放熱能力との
関係を示すグラフである。
【図6】 従来の熱交換器用チューブ材を示す断面図で
ある。
【図7】 突起部を設けた従来の熱交換器用チューブ材
を示す要部断面図である。
【符号の説明】
4 コンデンサ 10 冷媒チューブ(熱交換器用チューブ) 11 空間部 12,13 壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五百川 博 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社エアコン製作所 内 (72)発明者 ▲吉▼越 明 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中空部が幅方向に並べて設けられ
    た偏平のチューブ材であって、前記中空部が曲面の凹凸
    を連続させてなる断面形状を有することを特徴とする熱
    交換器用チューブ材。
  2. 【請求項2】 押し出し成形により成形されたことを特
    徴とする請求項1に記載の熱交換器用チューブ材。
  3. 【請求項3】 複数の中空部が幅方向に並べて設けられ
    た偏平のチューブ材であって、前記中空部が曲面の凹凸
    を連続させてなる断面形状を有する熱交換器用チューブ
    材を熱交換の媒体流路に用いたことを特徴とする熱交換
    器。
JP10176303A 1998-06-23 1998-06-23 熱交換器用チューブ材及び熱交換器 Pending JP2000018867A (ja)

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