JP2949407B2 - 容器積載運搬用台車 - Google Patents

容器積載運搬用台車

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JP2949407B2
JP2949407B2 JP25917694A JP25917694A JP2949407B2 JP 2949407 B2 JP2949407 B2 JP 2949407B2 JP 25917694 A JP25917694 A JP 25917694A JP 25917694 A JP25917694 A JP 25917694A JP 2949407 B2 JP2949407 B2 JP 2949407B2
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俊一 兼重
謙次 大野
瑞範 山脇
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Kohan Kenzai KK
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Kohan Kenzai KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内容物を入れたポリバ
ケツ等の容器を載せて運搬するために使用する容器積載
運搬用台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の容器積載運搬用台車は、十字形台
板上に円環状の容器嵌合環が固着され、上記台板の下面
に4個のキャスターが取り付けられた構造となっている
(実開平5−89150)。そして、ポリバケツ等の容
器の底部を台車の容器嵌合環内に嵌合して容器を台車の
容器底部支え用の台板上に載せ、容器を引いて、あるい
は押して容器を台車により運搬する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の容器積載運
搬用台車においては容器嵌合環の高さが低く、容器嵌合
環の周囲長が一定であるため、容器に一定の高さがある
場合や容器底部の大きさが容器嵌合環よりも小さい場
合、安定性が悪い。すなわち、容器を引いたり押したり
して容器を運搬するとき、容器がひっくり返ることがあ
り、作業上大変不都合である。したがって、本発明の目
的は、容器の取入取出が容易であり、かつ容器がひっ
くり返ることのないよう安定し、台車の収納がコンパ
クトにでき、ポリバケツ等の容器の大きさの変化に対
応できる容器積載運搬用台車を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の容器積載運搬用台車は、下部にキャスターが
取り付けられた容器嵌合環と、前記嵌合環内に設けら
れ、容器底部支え用の台板と、この台板から屈曲延伸
し、前記嵌合環の側面を貫通する挟持部腕と、この挟持
部腕の端部に設けられた容器挟持部とからなることを特
徴とする。また、前記挟持部腕が前記嵌合環の内外方に
開閉可能であることが望ましい。さらに、前記台板、挟
持部腕、容器挟持部が複数であることが好ましい。
【0005】
【作用】本発明による容器積載運搬用台車を使用する場
合、ポリバケツ等の容器の底部を容器嵌合環内に嵌合し
て、容器を台車の容器底部支え用の台板上に載せる。容
器の重量により、容器挟持部、挟持部腕、容器底部支え
用の台板が一体となり作用して、容器挟持部で容器を確
実に固定する。また、ポリバケツ等の容器を取り出すと
きは容器を容器嵌合環の上部の高さに持ち上げることに
より、容器を取り出すことができる。すなわち、本発明
による容器積載運搬用台車は容器の取入取出が容易で、
かつ容器がひっくり返ることのない安定したものとな
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。
【0007】図1は本発明の容器積載運搬用台車の全体
を示す斜視図、図2は本発明の容器積載運搬用台車の使
用例を示す斜視図である。
【0008】図1は本発明による容器積載運搬用台車の
一実施例を示しており、容器積載運搬用台車1は基本構
造として、容器嵌合環2と、容器挟持部3と、挟持部腕
4と、容器底部支え用の台板5とキャスター6とを備え
ている。
【0009】図2は本発明の容器積載運搬用台車の使用
例を示しており、容器挟持部3が、容器7を支持してい
る。
【0010】図1および図2において、1は容器積載運
搬用台車を示しており、容器嵌合環2は内方に容器7の
底部が嵌合可能となるよう形成される。たとえば、容器
が円筒状の場合、容器嵌合環はリング状を呈する。前記
容器嵌合環2は、容器7の底部円周サイズと必ずしも等
しい必要はなく、多少大きいものでも良い。すなわち、
前記容器嵌合環2よりも容器7の底部円周サイズが小さ
い場合、容器嵌合環2のみでは容器を安定して嵌合させ
ることは困難であるが、容器挟持部3により、容器7の
周囲側壁が挟持されるため、容器は確実に固定される。
したがって、この容器積載運搬用台車1は容器の大きさ
の変化に対応できるという利点がある。
【0011】容器嵌合環2内には容器底部支え用の台板
5と、この台板5から屈曲延伸し前記容器嵌合環2の側
面に穿設された貫通孔10を貫通した挟持部腕4と、こ
の挟持部4の端部に容器挟持部3とが複数個形成されて
いる。たとえば、図1の場合、挟持部腕4は3個設けら
れている。
【0012】容器嵌合環2内に容器7が嵌入され、容器
底部支え用の台板5に容器7が載せられると、その重量
により容器底部支え用の台板5が下方向に下がり、台板
5と一体形成された挟持部腕4、容器挟持部3がそれぞ
れ内側方向に動き、容器7を挟持する。容器7の大きさ
が小さい場合、容器挟持部3が容器を挟持しようとして
台板5を下方向に押し下げると、台板5が下方に下がり
すぎ床面と接触する恐れがあるが、それを防止するため
に、キャスター取り付け板8を容器嵌合環2内方向に延
長して、台板5のストッパーの役目も持たせる。また、
容器を取り出したときには、台板5への負荷がなくな
り、質量バランスから容器挟持部3、挟持部腕4、台板
5は外側方向に動き、図1に示すように常に開いた状態
になっている。すなわち、台板5の質量と、容器挟持部
3および挟持部腕4との質量バランスは貫通孔10を支
点として容器嵌合環2の外側が重くなるよう質量に差が
設けられている。
【0013】挟持部腕4は容器嵌合環2に穿設された貫
通孔10を貫通しているが、それだけでは安定性がない
ため、キャスター取り付け板8に設けられた腕固定リン
グ9によって固定されている。
【0014】キャスター6は、容器嵌合環2の下部にキ
ャスター取り付け板8を介して複数個取り付けられる
が、その数は3個あるいは4個以上のいずれでもよい。
【0015】容器挟持部3、挟持部腕4、台板5もそれ
ぞれ複数個設けられるが、これは、容器嵌合環内で容器
を保持するためのものであり、これにより容器が容器嵌
合環2の外にひっく返るのを防止することができる。こ
れらの容器挟持部3、挟持部腕4、台板5は複数個の内
のひとつを固定された背あて部、背あて部腕、容器底部
支え用の台板とすることもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように台車の収
納がコンパクトにでき、台車による容器の運搬に際し、
容器の取入取出が容易であり、かつポリバケツ等の容器
サイズの違いに対応し、容器がひっくり返ることのない
ような安定して固定された容器積載運搬用台車を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器積載運搬用台車の全体を示す斜視
図である。
【図2】本発明の容器積載運搬用台車の使用例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 容器積載運搬用台車 2 容器嵌合環 3 容器挟持部 4 挟持部腕 5 容器支え用の台板 6 キャスター 10 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−89150(JP,U) 実開 昭58−6660(JP,U) 実開 昭55−176208(JP,U) 実開 昭60−111771(JP,U) 実開 昭57−31274(JP,U) 実開 昭60−144564(JP,U) 実開 昭51−78563(JP,U) 実開 昭50−6057(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62B 3/10 - 3/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器積載運搬用の台車であって、下部に
    キャスターが取り付けられた容器嵌合環と、前記嵌合環
    内に設けられ容器底部支え用の台板と、この台板から屈
    曲延伸し前記嵌合環の側面に穿設された貫通孔を貫通す
    る挟持部腕と、この挟持部腕の端部に設けられた容器挟
    持部とからなる容器積載運搬用台車。
  2. 【請求項2】 前記挟持部腕が前記嵌合環の内外方に開
    閉可能である請求項1記載の容器積載運搬用台車。
  3. 【請求項3】 前記台板、挟持部腕、容器挟持部が複数
    である請求項1または2記載の容器積載運搬用台車。
JP25917694A 1994-09-28 1994-09-28 容器積載運搬用台車 Expired - Lifetime JP2949407B2 (ja)

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JPH0899637A JPH0899637A (ja) 1996-04-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160070324A (ko) * 2014-12-10 2016-06-20 주식회사 포스코 대차용 바스켓 지지장치

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JP5208667B2 (ja) * 2008-10-16 2013-06-12 トマック株式会社 台車
JP6784937B2 (ja) * 2016-10-03 2020-11-18 株式会社ジェイ・エム・エス 柱状重量物用ホルダ
JP7041096B2 (ja) * 2019-05-30 2022-03-23 トラスコ中山株式会社 台車分離式容器スタンド

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KR20160070324A (ko) * 2014-12-10 2016-06-20 주식회사 포스코 대차용 바스켓 지지장치
KR101676685B1 (ko) * 2014-12-10 2016-11-16 주식회사 포스코 대차용 바스켓 지지장치

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