JP2947304B2 - 自動トラッキング装置 - Google Patents

自動トラッキング装置

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JP2947304B2
JP2947304B2 JP3172316A JP17231691A JP2947304B2 JP 2947304 B2 JP2947304 B2 JP 2947304B2 JP 3172316 A JP3172316 A JP 3172316A JP 17231691 A JP17231691 A JP 17231691A JP 2947304 B2 JP2947304 B2 JP 2947304B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電歪素子等の可動素
子を用いてダイナミックトラッキング制御を行なうよう
に構成された磁気記録再生装置に適した自動トラッキン
グ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動トラッキング装置としては、
たとえば、特開昭61−133010号公報に開示され
ているものが知られており、その開示されたものは次の
ような構成からなる。
【0003】図4は、従来の自動トラッキング装置を示
す構成図であり、バイモルフ板等の電歪素子からなる可
動素子2の先端には磁気ヘッド9が取付けられ、上記可
動素子2に供給される所定の制御電圧によって、この磁
気ヘッド9が所定量だけ偏倚される。
【0004】この従来例では、図5に示すように、磁気
テープ1の記録トラックTの長手方向に向かってほぼ等
間隔にN個(Nは整数であって、例えばN=64)の電
歪制御領域が設定され、各制御領域ごとに個々独立に可
動素子2が制御される。そのために、第1のメモリ3が
設けられて、各制御領域に対応したアドレスに所定の分
割制御電圧が格納されている。上記分割制御電圧の初期
値は図4に示すように、記録トラックTのパターン変形
がないときに、この記録トラックT上をヘッド9が正し
く走査するような値であって、この値はトラックTをト
レースするたびに更新される。
【0005】上記分割制御電圧は最小制御電圧を単位と
して増減されるものであって、その増減は隣接するトラ
ック間より得られる再生出力の変化率および直前の分割
制御電圧の更新内容から決定される。そのため、ヘッド
9より得られる再生出力は高周波アンプ5(以下、R
F.AMPと称す)を介してエンベロープ検波器6に供
給されて、再生出力のエンベロープが検波され、その検
波出力はA/D変換器7においてデジタルデータ(例え
ば、8ビットデータ)に変換され、この再生データCD
がマイクロコンピュータで構成された演算器8に供給さ
れる。
【0006】上記演算器8には、上記第1のメモリ3の
ほか、再生データを格納する第2のメモリ4が関連して
設けられている。この第2のメモリ4も分割制御領域と
同じアドレスを有し、それぞれの制御領域に対応した再
生データが対応するアドレスに格納される。これら格納
されるべき再生データは最新のトラックをヘッド9がト
レースしているときに得られるデータで、次のトラック
をヘッド9がトレースして新たな再生データが得られる
まで保存される。
【0007】上記第1のメモリ3に格納された分割制御
データ(例えば、8ビットデータ)CDは演算器8より
供給されるスキャニングクロックCK(ヘッド9の走査
に同期したクロック)に同期して読出されて順次D/A
変換器11に供給されることにより、アナログ電圧に変
換され、これが高電圧出力用の駆動アンプ12(以下、
AMPと称す)を介して上記可動素子2に印加されて、
この可動素子2が偏倚される。
【0008】なお、上記第2のメモリ4に対する再生デ
ータEDの書込み、読出しもスキャニングクロックCK
に同期して行なわれるとともに、第1および第2のメモ
リ3,4に対するデータの更新はトラックスキャニング
の度に実施される。
【0009】さて、上記演算器8では次のような演算処
理が実行される。すなわち、トラックTn−1の制御領
域mにおける制御データCDm(n−1)を1ビット加
えた新たな制御データCDm(n)でトラックTnの制
御領域mを駆動したものとする。このとき、制御領域m
に対応する再生データEDm(n)が前トラックTn−
1の同一制御領域mに対応する再生データEDm(n−
1)より増えていれば、一般的には制御量の変更が適切
であったものと判断できる。したがって、トラックTn
+1の同一制御領域mの制御データCDm(n+1)と
しては前回の制御データCDm(n)に1ビット加えた
ものが使用される。
【0010】上述とは逆に、再生データEDm(n)が
前回の再生データEDm(n−1)より減っていれば、
前回の制御データCDm(n)から1ビット引いたもの
がトラックTn+1の同一制御領域mの新たな制御デー
タCDm(n+1)として使用される(図6参照)。
【0011】これに対し、制御データCDm(n−1)
から1ビット引いた新たな制御データCDm(n)でト
ラックTnの制御領域mを駆動したとき、上述と同じく
同一の制御領域mに対応する再生データEDm(n)が
前トラックTn−1の再生データEDm(n−1)より
増えていれば、制御量の減少が適切であったことにな
る。したがって、その場合にはトラックTn+1の同一
制御領域mの制御データCDm(n+1)としては前回
の制御データCDm(n)に1ビットさらに引いたもの
が使用される。再生データEDm(n)が前回の再生デ
ータEDm(n−1)より減っていれば、前回の制御デ
ータCDm(n)に1ビット加えたものがトラックTn
+1の同一制御領域mの新たな制御データCDm(n+
1)として使用される。
【0012】このような論理判断は1〜64の各制御領
域のすべてについて行なわれるから、演算器(8)にお
ける論理判断は次のように表現できる。すなわち、任意
のトラックTnの任意の制御領域mにおける制御データ
CDの前のトラックTn−1に対する増減を△CDnと
し、同じく制御領域mにおける再生データEDの前のト
ラックTn−1に対する増減を△EDnとしたとき、次
のトラックTn+1の制御領域mでの制御データ△CD
n+1は、 △CDn・△EDn=△CDn+1……(4) となる。データの増減を+、−で表現すれば、(4)式
は結局、 (+または−)・(+または−)=(+または−)……(5) のようになり、上述の例示では、△CDnが+であるの
で、次のようになる。△EDnが+のとき、 CDm(n+1)=CDm(n)+1ビット……(6) △EDnが−のとき、 CDm(n+1)=CDm(n)−1ビット……(7) このような論理演算をトラックの長手方向に分割された
64の各制御領域で実行して、第1のメモリ3に格納さ
れる制御データCDを個々独立に更新すれば、最終的に
は再生データがどの制御領域においても最大に近づくよ
うなトラッキングサーボを実現できる。
【0013】以上の演算器8における論理判断をまとめ
ると、図6に示した表の通りとなる。ここで、1ビット
とは2進法で表現したときの1に相当する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動トラッキン
グ装置は以上のように構成されており、分割制御電圧値
はトラックTをトレースするたびに毎回更新されるが、
更新単位量は、最小制御電圧に対応した1ビットで、常
に一定である。したがって、ダイナミックトラッキング
制御をスタートさせてから正確にトラックの曲がりに追
従するようになるまでに長い時間がかかるため、長時間
にわたり適正な再生画像が得られないという問題点があ
った。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、制御電圧値を更新する際の単位
量を可変にして、正確なトラッキングを可能とするとと
もに、短い時間で各制御領域における再生データを最大
値に近づけることができる自動トラッキング装置を提供
することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動トラ
ッキング装置の請求項1では、記録トラックの長手方向
に向かって整数に分割された複数の可動素子制御領域を
設定し、この可動素子制御領域の各々に対応した分割制
御電圧を格納する第1のメモリと、上記可動素子を分割
制御することによって得られる再生出力を上記可動素子
制御領域ごとに格納する第2メモリとを有し、現在トレ
ースしているトラックと過去にトレースしたトラックの
同一可動素子制御領域での再生出力レベルを比較し、そ
の比較出力の増減に応じて上記同一可動素子制御領域に
格納すべき分割制御電圧値を更新するようにし、現在ト
レースしているトラックでの再生出力レベルに応じて分
割制御電圧値を更新する単位量を可変にするように構成
したものである。
【0017】また、請求項2では、分割制御電圧値を更
新する単位量の可変を、現在トレースしているトラック
での再生出力レベルと、現在トレースしているトラック
での再生出力レベルおよび過去にトレースしたトラック
の再生出力レベルとの差に応じて行なうように構成して
いる。
【0018】
【作用】この発明の請求項1によれば、現在トレースし
ているトラックでの再生出力レベルに応じて分割制御電
圧値を更新する単位量を可変にするようになしているた
め、各制御領域で再生データが最大あるいはそれに近い
値となっているときは分割制御電圧値を更新する際の単
位量を小さくすることにより、正確なトラッキングを可
能にし、また、そうでないときは単位量を大きくするこ
とにより、短い時間で各制御領域における再生データを
最大値に近づけることが可能である。
【0019】また、請求項2においても、現在トレース
しているトラックでの再生出力レベルと、現在トレース
しているトラックと過去にトレースしたトラックの再生
出力レベルの差に応じて分割制御電圧値を更新する単位
量を可変にすることにより、上述の場合と同様なトラッ
キング制御を行なうことが可能である。
【0020】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、この発明の一実施例による自動トラッキ
ング装置の構成図であり、同図において、1〜7,9は
図4に示す従来例と同一であるため、該当部分に同一の
符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。また、
図1において、図4と同一の符号を付した部分は図4の
場合と同様に動作するものである。
【0021】図1において、20は演算器、23は第1
のメモリ3の内容を更新する際の単位量に相当する値W
を保持するメモリである。21は第2のメモリ4の内容
(実施例では、ED1(n)、ED2(n)、・・・、
ED64(n)の計64個)のうちで最小となったメモ
リの値E(n)を保持するメモリである。式で表すと、
E(n)=MIN{EDm(n)}、(1≦m≦64)
となる。図1において図2と同じ番号をつけた部分は図
2の場合と同様の動作をする。すなわち、任意のトラッ
クTnの任意の制御領域mにおける制御データCDm
(n)を更新する際の基本的な処理方法については従来
例とほぼ同様である。したがって、ここでは、この発明
の本質である制御データCDm(n)を更新する際の単
位量をいかにして可変するかについて以下、述べる。
【0022】まず、メモリ23には1が格納されている
とする。そして、トラックTnを再生したときに格納さ
れる第2のメモリ4の値EDm(n)の値から、E
(n)=MIN{EDm(n)}、(1≦m≦64)を
演算器20で求めてメモリ21に格納する。そして、演
算器20にあらかじめ設定されている値αとメモリ21
に格納されている値E(n)より、E(n)≧αを満た
したときはメモリ23に更新の際の単位量に相当する値
として1を格納する。そして、上記の条件以外の場合は
1より大きな値のWをメモリ23に格納する。次に、演
算器20にメモリ23の値を読み出して、その値が1で
あれば従来例と同様に、図7に示した表にしたがって第
1のメモリ3の値CDm(n+1)を更新する。値がW
であれば、図2に示した表にしたがって更新の単位量W
で第1のメモリ3の値CDm(n+1)を更新する。つ
まり、トラックTnを再生した際に上記演算器20での
演算結果に従い1の値がメモリ23に格納されたのな
ら、従来例と同様に、図7の表にしたがって更新の単位
量1で第1のメモリ3の値が更新されるが、Wの値がメ
モリ23に格納されたのなら、図2の表にしたがって更
新の単位量Wで第1のメモリ3の値が更新される。
【0023】ところで、磁気ヘッド9より得られる再生
出力の最大値はあらかじめ知ることができるので、A/
D変換器7の出力であるディジタルデータの最大値ED
MAXも知ることができる。そこでαはEDMAXの5
0%以上〜100%未満に設定しておけば良好な動作が
得られる。すなわち、EDm(n)の最小値E(n)が
α以上であるということは、いま再生したトラックTn
の再生開始点から再生終了点にわたって比較的十分な再
生出力が得られているということになる。よって、この
条件を満たしているときはトラック曲がりに対して比較
的正確に追従している状態にあるといえる。そのためよ
り正確なトラッキングが可能となるように分割制御電圧
値を更新する際の単位量は最小制御電圧に相当する1と
なるように設定される。ところが上記の条件を満たして
いない場合は、トラック曲がりに対して正確に追従して
いないと判断され、再生画像も視覚的に見苦しい状態に
あると考えられる。そのため、短い時間で適正な画像と
なるようにしなければならないから、分割制御電圧値を
更新する際の単位量は1より大きな値Wとなるように設
定される。なお、Wの値は、Wに対応した磁気ヘッド9
の移動量がトラック幅の1/2以下となる値に設定す
る。
【0024】上記実施例では、E(n)=MIN{ED
m(n)}、(1≦m≦64)としたが、E(n)=Σ
{EDm(n)/64、(1≦m≦64)としてもよ
い。また、E(n)≧αであれば、更新の単位量は1、
そうでない場合は、更新の単位量はW、というように2
種類に場合分けした場合を示したが、これは2種類に限
るものではなく、より細かく場合分けすれば、より適切
な更新の単位量の設定が可能となる。また、E(n)を
αでクリスプに区切るのではなく、E(n)そして更新
の単位量のメンバーシップ関数を求めて、E(n)を前
件部とし、更新の単位量を後件部としてルールを作成し
てファジィ制御により実現してもよい。また、分割制御
領域数の64は一例に過ぎず、これよりも多く設定する
ことも可能である。
【0025】図3は、この発明の他の実施例による自動
トラッキング制御装置の構成図であり、以下、図1に示
す実施例と相違する点のみについて説明する。図3にお
いて、22はメモリであり、このメモリ22は、|ED
m(n)−EDm(n−1)|/W、(1≦m≦64)
のうちで最大となった値ΔE(n)を保持する。式で表
すと、E(n)=MIN{EDm(n)},ΔE(n)
=MAX{|EDm(n)−EDm(n−1)|/
W}、(1≦m≦64)となる。
【0026】上記図3に示す実施例の場合において、制
御データCDm(n)を更新する際の単位量の可変動作
について以下、説明する。まず、メモリ23には1が格
納されているとする。そして、トラックTn−1を再生
したときに格納される第2のメモリ4の値EDm(n−
1)とトラックTnを再生したときに格納される第2の
メモリ4の値EDm(n)の値から、ΔE(n)=MA
X{|EDm(n)−EDm(n−1)|/W}、(1
≦m≦64)(この時点でW=1)を演算器20で求め
てメモリ22に格納する。また、トラックTnを再生し
たときに格納される第2のメモリ4の値EDm(n)の
値から、E(n)=MIN{EDm(n)}、(1≦m
≦64)を演算器20で求めてメモリ21に格納する。
そして、演算器20にあらかじめ設定されている値α,
βとメモリ21,22にそれぞれ格納されている値E
(n),ΔE(n)より、E(n)≧αで、かつΔE
(n)≦βを満たしたときはメモリ23に更新の際の単
位量に相当する値として1を格納する。そして、上記の
条件以外の場合は1より大きな値のWをメモリ23に格
納する。次に、演算器20にメモリ23の値を読み出し
て、その値が1であれば従来例と同様に、図7に示した
表にしたがって第1のメモリ3の値CDm(n+1)を
更新する。値がWであれば、図2に示した表にしたがっ
て更新の単位量Wで第1のメモリ3の値CDm(n+
1)を更新する。つまり、トラックTnを再生した際に
上記演算器20での演算結果に従い1の値がメモリ23
に格納されたのなら、従来例と同様に、図7の表にした
がって更新の単位量1で第1のメモリ3の値が更新され
るが、Wの値がメモリ23に格納されたのなら、図2の
表にしたがって更新の単位量Wで第1のメモリ3の値が
更新される。
【0027】ここで、磁気ヘッド9より得られる再生出
力の最大値はあらかじめ知ることができるので、A/D
変換器7の出力であるディジタルデータの最大値EDM
AXも知ることができる。そこでαはEDMAXの50
%以上〜100%未満、βはEDMAXの5〜10%程
度に設定しておけば良好な動作が得られる。すなわち、
EDm(n)の最小値E(n)がα以上であるというこ
とは、いま再生したトラックTnの再生開始点から再生
終了点にわたって比較的十分な再生出力が得られている
ということになる。さらに、|EDm(n)−EDm
(n−1)|/Wの最大値ΔE(n)がβ以下であると
いうことは、トラックTn−1とTnを再生した際に再
生信号のレベルの変化が十分小さいことを表している。
よって、これら2つの条件を満たしているときはトラッ
ク曲がりに対して比較的正確に追従している状態にある
といえる。そのためより正確なトラッキングが可能とな
るように分割制御電圧値を更新する際の単位量は最小制
御電圧に相当する1となるように設定される。ところが
上記の条件を満たしていない場合は、トラック曲がりに
対して正確に追従していないと判断され、再生画像も視
覚的に見苦しい状態にあると考えられる。そのため、短
い時間で適正な画像となるようにしなければならないか
ら、分割制御電圧値を更新する際の単位量は1より大き
な値Wとなるように設定される。
【0028】
【発明の効果】以上にように、この発明の請求項1によ
れば、現在トレースしているトラックでの再生出力レベ
ルに応じて分割制御電圧値を更新する単位量を可変とす
るように構成しているため、各制御領域で再生データが
最大あるいはそれに近い値となっているときは分割制御
電圧値を更新する際の単位量を小さくすることにより、
正確なトラッキングを可能にし、そうでないときは単位
量を大きくすることにより短い時間で各制御領域におけ
る再生データを最大値に近づけることを可能とできる。
【0029】また、請求項2によれば、現在トレースし
ているトラックでの再生出力レベルと、現在トレースし
ているトラックおよび過去にトレースしたトラックの再
生出力レベルの差に応じて分割制御電圧値を更新する単
位量を可変とするように構成されていて、上記請求項1
の場合と同様に、各制御領域で再生データが最大あるい
はそれに近い値となっているときは分割制御電圧値を更
新する際の単位量を小さくして正確なトラッキングを可
能にし、そうでないときは単位量を大きくして短い時間
で各制御領域における再生データを最大値に近づけるこ
とを可能とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による自動トラッキング装
置を示す構成図である。
【図2】この発明の一実施例における演算器の論理判断
を示した図である。
【図3】この発明の他の実施例による自動トラッキング
装置を示す構成図である。
【図4】従来の自動トラッキング装置を示す構成図であ
る。
【図5】従来の自動トラッキング装置の動作を説明する
ための図である。
【図6】図5とともに、従来のトラッキング装置の動作
を説明する図である。
【図7】従来の自動トラッキング装置における演算器の
論理判断を示した図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 可動素子 3 第1のメモリ 4 第2のメモリ 9 磁気ヘッド 20 演算器 21,22,23 メモリ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動素子の先端に磁気ヘッドを設け、上
    記可動素子に所定の制御電圧を加えて、上記磁気ヘッド
    を移動させることによりトラッキング制御するように構
    成した自動トラッキング装置において、記録トラックの
    長手方向に向かって整数に分割された複数の可動素子制
    御領域を設定し、これら各可動素子制御領域それぞれに
    対応した分割制御電圧を格納する第1のメモリと、上記
    可動素子を分割制御することによって得られる再生出力
    を上記可動素子制御領域ごとに格納する第2のメモリと
    を有し、現在トレースしているトラックと過去にトレー
    スしたトラックの同一可動素子制御領域での再生出力レ
    ベルを比較し、その比較出力の増減に応じて上記同一可
    動素子制御領域に格納すべき分割制御電圧値を更新する
    ようにし、現在トレースしているトラックでの再生出力
    レベルに応じて分割制御電圧値を更新する単位量を可変
    するように構成したことを特徴とする自動トラッキング
    装置。
  2. 【請求項2】 分割制御電圧値を更新する単位量の可変
    が、現在トレースしているトラックでの再生出力レベル
    と、現在トレースしているトラックでの再生出力レベル
    および過去にトレースしたトラックの再生出力レベルと
    の差に応じて行なわれるように構成されていることを特
    徴とする自動トラッキング装置。
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