JP2947219B2 - スタンダードセル方式の半導体集積回路の配線構造 - Google Patents

スタンダードセル方式の半導体集積回路の配線構造

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JP2947219B2 JP12442897A JP12442897A JP2947219B2 JP 2947219 B2 JP2947219 B2 JP 2947219B2 JP 12442897 A JP12442897 A JP 12442897A JP 12442897 A JP12442897 A JP 12442897A JP 2947219 B2 JP2947219 B2 JP 2947219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明はスタンダードセル方
式の半導体集積回路装置の配線構造に関する。
【0001】
【従来の技術】従来のスタンダードセル方式の多層配線
構造では、一つの配線層について一種類の配線ピッチ
(配線ピッチとは配線の幅と配線間の間隔を合計したも
のをいう)で配線を行っていた。この配線ピッチは製造
技術上の限界によって決まってくるので、通常、製造時
に平坦性に優れた下層配線では小さく(厚さも薄く)、
上層配線ではピッチは広く(厚さは厚く)なっていた。
また基本セルのピッチもどちらかの配線層(通常は下層
の配線層)のピッチにあわせて(通常セルのサイズは配
線ピッチに対して大きいので下層配線のピッチの整数倍
のサイズで)設計されていた。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】第一の問題点は、上述
した従来の技術では一つの配線層について一種類の配線
ピッチで配線を行っているため、等しい主軸をもつ下層
配線と上層配線との相対位置が一致する点は各々の配線
ピッチの最小公倍数に等しい範囲に一回しか現れないと
いう点である。また、基本セルのピッチもどちらかの配
線層のピッチに合わせて設定されるので、基本セルの端
子と配線の格子とが同じ相対位置になる点もその最小公
倍数に等しい範囲でしか繰り返されないという点であ
る。このような構造をもつスタンダードセル方式のLS
I(大規模集積回路)では回路の一部についてセルの配
置・配線を行ったのち、その結果をチップ全体またはよ
り広い回路の範囲についての配置・配線に引き継ごうと
したとき制約を受けることになる。すなわち、スタンダ
ード方式のLSIにおいてそのセルの配置位置はセルの
ピッチの単位で移動可能であるのに、配線のピッチがそ
の(移動距離の)約数に等しくないときには移動後の配
線が正しい格子に乗らなくなるため移動できなくなると
いうことである。
【0003】第2の問題点は、従来の技術ではCADツ
ールを用いて配線を行うときに配線可能な経路が多いた
め処理に時間がかかるという点である。
【0004】第3の問題点は、ピッチが小さく(通常、
配線の幅が狭く、配線の厚さが薄い)下層配線は上層配
線に比べEM耐性が小さく、信号全体のEM耐性がここ
で決まってくるという点である。
【0005】第4の問題点は単位長さあたりの配線のR
Cはそのピッチによって決まってしまうので、特定の信
号に対して高速化のため低容量、低抵抗の配線が必要な
場合には複数のピッチに1本の配線を通す必要があり、
配線性が悪化してしまうということである。
【0006】本発明の目的は集積回路の集積度の向上、
EM耐性の向上、高速化および設計の効率化を達成でき
る配線構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の主軸を等しくす
第1の配線ピッチで配線される第1の配線層と、第2
の配線ピッチで配線される第2の配線層とを有するスタ
ンダードセル方式の半導体集積回路では、前記第1の配
線層および前記第2の配線層配線の相対的な位置関係
が等しくなる箇所が、前記第1の配線層および第2の配
線層にそれぞれ1種類のピッチしか存在しない場合に比
べて少ない繰り返し数で存在するように、前記第1の配
線層または第2の配線層に第3の配線ピッチでの配線が
挿入されている
【0008】上記の手段によって、下層および上層の配
線層格子の相対位置が基本セルのピッチの整数倍に等し
いセルの移動を行えるピッチの範囲で同じになるように
繰り返せるため、回路の一部についてセルの配置・配線
を行ったのち、その結果をチップ全体またはより広い回
路の範囲についての配置・配線に引き継ごうとしたとき
自由に移動させることができるようになる。
【0009】また、従来の技術に比べ下層および上層の
配線層格子の相対位置が一致する点が小さい範囲で繰り
返されるため、CADツールを用いて配線を行うときに
配線可能な経路が少なくなるので処理が短時間で終了す
るようになる。
【0010】また、EMが厳しい配線に対して下層の配
線を使用する必要がある場合には、ピッチの広い部分を
通る配線で幅の広いものを使用することによってEM上
の制限を緩めることができる。
【0011】また、高速化の必要な信号に対して幅の広
いもの(低抵抗)または配線間隔の広いもの(低容量)
を使用することで配線性を悪化させることなく遅延の小
さい配線を実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明を実施した場合のス
タンダードセルの配置およびその配線の状態を示す図で
ある。
【0013】図2は本発明の作用を示すための図であ
る。
【0014】LSIの一部の回路10はスタンダードセ
ルのファンクションブロック(高さは8ミクロン)1,
2,3および4と、それらの間の配線5,6,7,8,
9および10とから構成され、配置・配線が図1のごと
くに行われている。図の左に示した線は第1層の配線ピ
ッチ(等間隔、例えば1ミクロン)を示し、図の右に示
した線は第3層(第1層と主軸を等しくする配線)の配
線ピッチ(間隔がxの箇所(1.48ミクロン)とyの
箇所(2.08ミクロン)が存在する)を示している。
点線で示しているのは第1層の配線と第3層の配線とが
一致する箇所であり、第1層配線については8本に1
回、第3層配線については5本に1回の割合で存在す
る。また、基本セルの縦方向ピッチに対しては1セルの
高さと第3層配線の5本が繰り返すピッチが一致するた
めセルの端子1a,1b,2a,2b,3a,3bおよ
び4aの位置と配線の位置も一致する。
【0015】従って図2に示すようにLSI11内です
でに配置・配線を行った領域10を移動させて10′と
するとき縦方向には8ミクロンを単位として自由に移動
させることができる。
【0016】また、8ミクロンの繰り返し範囲に存在す
る格子の数は第1層8ケ+第3層5ケ−1(一致)=1
2ケであり、第3層の配線ピッチが均一で1.48ミク
ロンであるときの13ケまたは14ケに比べて少ない。
【0017】図3は本発明の他の実施例を示す平面図で
ある。xおよびyの複数の配線ピッチに対して配線の幅
lおよび配線の間隔wをx=l1+w1、y=l2+w
1とすると配線bの抵抗Rbは配線aの抵抗Raに対し
てRb=(l1/l2)・Raとなる。またEM耐性も
l1とl2の比に従って向上するので電流密度の高い配
線に対して幅の広い配線を使用することで高速化を果た
すことができる。また図4に示すようにx=l1+w
1、y=l1+w2とすると配線bの隣接配線間容量は
cy=(w1/w2)・cxとなり負荷が減少するため
その配線を利用する信号の高速化を果たすことができ
る。
【0018】
【発明の効果】第一の効果は、図1および図2に示した
ように、本発明により回路の一部について配置・配線を
行った結果がより広い範囲の設計でそのまま使用できる
ことである。
【0019】その理由は配置したセルの端子およびそれ
に接続された上層および下層の配線の相対位置がセルを
移動させた場合でも変わらないためである。
【0020】第二の効果は、配線処理の迅速化がはかれ
る点である。
【0021】その理由は、図1に示した例で、仮想配線
格子の数が少なくなるためである。
【0022】第三の効果は配線性を犠牲にすることなし
に高EM耐性、低抵抗の配線が得られることである。
【0023】その理由は図3に示したように配線ピッチ
の広くなったところで配線の幅を太くできるためであ
る。
【0024】第四の効果は配線性を犠牲にすることなし
に低容量の配線を得られることである。
【0025】その理由は図4に示したように配線ピッチ
の広くなったところで配線の間隔を大きくできるためで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明の作用を示す概念図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1〜4 スタンダードセルのファンクションブロック
(セル) 5,7 第1層配線 6,9 第3層配線 8,10 第2層配線 1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a セルの
入出力端子 11 LSIの回路の一部 12 LSI(半導体集積回路)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を等しくする第1の配線ピッチで配
    線される第1の配線層と、第2の配線ピッチで配線され
    る第2の配線層とを有するスタンダードセル方式の半導
    体集積回路において、前記第1の配線層および前記第2の配線層配線の相対
    的な位置関係が等しくなる箇所が、前記第1の配線層お
    よび第2の配線層にそれぞれ1種類のピッチしか存在し
    ない場合に比べて少ない繰り返し数で存在するように、
    前記第1の配線層または第2の配線層に第3の配線ピッ
    チでの配線が挿入されていることを特徴とする半導体集
    積回路の配線構造。
JP12442897A 1997-05-14 1997-05-14 スタンダードセル方式の半導体集積回路の配線構造 Expired - Lifetime JP2947219B2 (ja)

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