JP2946918B2 - ポーリング制御装置 - Google Patents

ポーリング制御装置

Info

Publication number
JP2946918B2
JP2946918B2 JP4045424A JP4542492A JP2946918B2 JP 2946918 B2 JP2946918 B2 JP 2946918B2 JP 4045424 A JP4045424 A JP 4045424A JP 4542492 A JP4542492 A JP 4542492A JP 2946918 B2 JP2946918 B2 JP 2946918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
mobile
polling
transmission
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4045424A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05252089A (ja
Inventor
実 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP4045424A priority Critical patent/JP2946918B2/ja
Publication of JPH05252089A publication Critical patent/JPH05252089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2946918B2 publication Critical patent/JP2946918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の基地局と複数の
移動局との間でポーリングが行われるシステムにおける
ポーリング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の基地局と複数の移動局との間の通
信方式として、いわゆるポーリング通信方式(以下、ポ
ーリングという)が周知であり、移動局を搭載した移動
体である搬送車が施設内で荷物の運搬を行うシステムな
どに導入されている。
【0003】ここで、施設内には、複数台の基地局が分
散配置され、それぞれが中央制御を行う指令部に接続さ
れる。この指令部は、各移動体に基地局を介して各種情
報(作業指令等)を提供し、また、各移動体からの情報
を収集する。
【0004】従来のポーリングでは、所定の通信ローテ
ーションが定められ、まず、第1の基地局からすべての
移動局に対して一斉に送信がなされる。その後、その第
1の基地局は、移動局の台数分に相応する期間だけ受信
待機する。その期間では、各移動局毎に自己の割り当て
応答時間が区分されており、受信できた移動局は、自己
に割り当てられた応答時間になった時に、基地局に対し
て応答する。ここで、基地局に対して特別の送信情報が
ない場合でも、本ポーリングにおいては、原則として応
答が行われる。そして、地理上の関係から、第1の基地
局からの送信が受信できなかった移動局は以下のように
他の基地局に応答する。
【0005】すなわち、第1の基地局の送受信後、次
に、第2の基地局にて、同一の内容で、上記同様の送受
信が実行される。ここで、前記第1の基地局に対して応
答した移動局であっても、その送信が受信できたなら
ば、その移動局は、第2の基地局に対して応答を行う。
また、第1の基地局の送信が受信できなかったが、第2
の基地局の送信が受信できた移動局も、第2の基地局に
応答を返す。
【0006】そして、このような送受信が最終番目の基
地局まで繰り返された後、送信内容が変更されて、また
最初の第1の基地局から送受信がサイクリックに実行さ
れる。
【0007】つまり、従来のポーリングでは、本来、い
ずれかの基地局に対して応答すれば十分であるのに、各
移動局は、受信できたすべての基地局に対して、応答を
返していた。なお、この従来のポーリングにおいては、
各基地局及び各移動局の送受信周波数はすべて同一周波
数で行われている。逆に考えると、周波数が同一である
ために、上述したローテーションや時分割での応答が必
要となり、すなわちポーリングによる通信が必要とな
る。
【0008】ちなみに、特開昭63−209235号公
報では、以上説明した方式と同様のポーリングが記載さ
れている。そして、各基地局の送信後には、移動局の台
数に相応する応答時間が一律に設定され、移動局と基地
局との交信が実行されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ポーリングでは、本来、1つの基地局に対して応答すれ
ば十分なのに、受信できたすべての基地局に対して応答
を返していた。換言すれば、基地局においては、送受信
が本来必要とされない移動局についても、通信時間が一
律に設定されていた。
【0010】このため、基地局においては本来不要な送
信が生じ、各移動局においては余計な待機時間や送信が
生じ、効率の良い通信が行えなかった。殊に、基地局及
び移動局が多数化しシステムが大型化している現在、ポ
ーリングを効率的に行える制御装置が要望されていた。
【0011】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、本来不要な送受信期間を排除
して、できるだけ効率の良いポーリングが行い得るポー
リング制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の移動体に対して指令を与えるホス
ト制御部と、前記ホスト制御部に接続されかつ分散設置
された複数の送受信局であって、各局が所定のローテー
ションに従って順番に送受信を繰り返しポーリングを行
う複数の基地局と、前記各移動体に搭載される送受信局
であって、前記基地局と交信する複数の移動局と、を含
むポーリング通信システムにおいて、前記所定のローテ
ーションにおいて送受信の順番が回ってきた基地局の通
信先を選定する手段であって、その基地局の前回の送信
に対して応答があった移動局と、いずれの基地局に対し
ても不応答状態にある移動局と、を通信先として選定す
る通信先選定手段を含むことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成によれば、ある基地局が送信を行う場
合、通信先選定手段により通信先である1又は複数の移
動局が特定される。ここで、その通信先には、前回応答
があった移動局と、それまでに応答がなかった不応答状
態にある移動局と、が含まれる。
【0014】つまり、移動体の移動速度からして、ポー
リング1回での移動距離は十分短く、これにより、前回
のポーリング時と今回のポーリング時では、各移動体は
ほとんど同一エリア内に存在するとみなせるので、原則
として、前回応答があった移動局のみ送信を行うとする
ものである。但し、それだけでは、移動体が他の基地局
が担当する通信エリアに入った場合あるいは全通信エリ
アから外れた場合に、どの基地局とも交信されないこと
になるので、その場合の対処として、現在不応答状態に
ある移動局が、常に通信先に含まれる。
【0015】ちなみに、本発明においてポーリング1回
の周期が最も短いケースは、ある基地局の送信に対して
すべての移動局が応答した場合であり、かかる場合、そ
の次の送信は、また同じ基地局で行われる。一方、ポー
リング1回の周期が最も長いケースは、全交信エリアか
らすべての移動局が外れた場合であり、その場合のみ従
来と同一のポーリング時間となる。
【0016】従って、本発明によれば、一部の例外を除
き、ポーリング時間を短縮でき、状況に応じて最も効率
の良いポーリングを実現できるという利点がある。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0018】図1には、本発明が適用されたポーリング
通信システムの全体構成が示されている。
【0019】図1において、複数の移動体10は、例え
ば有人のフォークリフトや無人搬送車であって、荷物の
運搬等を行うものである。
【0020】一方、このような複数の移動体10が存在
する施設内には、複数の基地局B1〜B5 が互いに隔て
て分散配置されており、各基地局B1 〜B5 は、指令部
12に接続されている。
【0021】この指令部12は、各移動体10に対して
指令を与え、また、移動体10からの情報を収集するも
のである。
【0022】指令部12には、後述するように本実施例
において、ホスト制御部14と、通信制御部16と、が
構成されている。無線により送受信を行う前記各基地局
B1〜B5 は、互いに同一の周波数で時分割により送受
信を行うものであり、一方、各移動体10には、前記基
地局同様に送受信を行う移動局M1 〜M10が設けられ、
更に各移動局M1 〜M10はそれぞれ制御部18に接続さ
れている。
【0023】以上のようなシステム構成により、複数の
基地局B1 〜B5 と複数の移動局M1 〜M10との間で上
述したポーリングが実行される。
【0024】図2には図1に示した指令部12の具体的
構成が図示されている。
【0025】ホスト制御部14は、システムの全体的な
制御を行うものであり、各移動局に与える情報を生成し
て通信先選定手段である通信制御部16に送出する。ま
た、各移動局から送られてきた情報は、通信制御部16
を介して、ホスト制御部14に送られる。
【0026】通信制御部16は、送信情報の一時的な格
納及び受信情報の一時的な格納、更に、各基地局の送信
先の選定を行うものであって、CPU20と3つのメモ
リ22,24,26を含むものである。
【0027】送信情報メモリ22は、ホスト制御部14
から送られてきた送信情報を、CPU20の制御の下、
一時的に格納するものであり、また、受信情報メモリ2
6は、基地局にて受信された移動局からの情報を、CP
U20の制御の下、一時的に格納するものである。
【0028】図3には、この受信情報メモリ26の具体
的な構造が示され、各移動局毎に移動局から送られてき
た情報(入力スイッチの情報)が書き込まれる。ここ
で、入力スイッチの情報とは、移動体10に設けられた
入力スイッチのオン/オフ状態を示すものであり、例え
ばフォークリフトを運転する作業者の操作により入力さ
れるものである。なお、これらの送信情報メモリ22及
び受信情報メモリ26は従来同様の構成である。
【0029】図4には、本実施例において特徴となる通
信履歴メモリ24の具体的な構造が図示されている。こ
の通信履歴メモリ24は、大別して2つのテーブルで構
成され、移動局毎に応答有無(通信成立の可否)を記録
する移動局別に対してテーブル28と、基地局別に応答
があった移動局の番号を記録する基地局別テーブル30
とで構成されている。
【0030】移動局別テーブル28は、各基地局に対し
て共通のテーブルであって、各移動局毎に応答があった
か否かを記録するものであり、本実施例では、応答があ
った移動局には“1”が記録され、応答がなかった移動
局には“0”が記録される。ここで、ポーリング開始時
には、テーブル28の内容は全て“0”であり、いずれ
かの基地局に対して移動局からの応答がある毎に、対応
する移動局の欄に“1”が記録される。また、次のポー
リング時において、応答がなくなれば、当該移動局の欄
が“1”から“0”に変更される。
【0031】従って、この移動局別テーブル28を参照
することによって、ポーリング進行中において、どの移
動局からの応答が途絶えているかを判断できる。
【0032】一方、基地局別テーブル30は、各基地局
の送受信において、通信が成立した移動局の番号を記録
するものであって、応答があった移動局の番号が基地局
毎に記録される。従って、ある基地局について、前回の
ポーリングにおいてどの移動局と通信が成立したかを、
この基地局別テーブル30を参照することによって判断
できる。
【0033】なお、この移動局別テーブル28及び基地
局別テーブル30の具体的な書き込み方法等は、後に詳
述する。
【0034】以上のように、本実施例では、通信履歴メ
モリ24が設けられており、通信先選定手段として機能
するCPU20は、この通信履歴メモリ24を参照する
ことによって、各基地局の通信先(移動局)を特定す
る。具体的には、送受信の順番が回ってきた基地局の通
信先として、その基地局の前回の送信に対して応答があ
った移動局と、それまでにいずれの基地局に対しても不
応答状態にある移動局と、が選定される。換言すれば、
ある基地局が送受信を行う際には、全ての移動局の中
で、他の基地局に応答した移動局が除外されて通信先が
選定される。従って、このような通信先の選定によれ
ば、重複した情報のやり取りを排除して、ポーリングの
効率を向上できるという効果がある。なお、本実施例の
具体的なポーリング内容については、後に例をもって詳
述する。
【0035】図5には、図1に示した移動体10の具体
的な構成が示されている。この移動体10には、送受信
機としての移動局Mと、この移動局Mに接続された移動
体制御部18とを含み、移動体制御部18は、CPU3
4と、それに接続された入力スイッチ36と表示器38
とで構成されている。
【0036】ここで、移動局Mは、基地局から発せられ
た電波を受信して、その情報を移動体制御部32に送出
するとともに、移動体制御部32からの送信情報を受け
取って、自己が割り当てられた送信期間に、基地局に向
けて送信を行う。CPU34は、受信情報を解析して表
示器38に送るとともに、入力スイッチ30の情報を移
動局Mに送出するものである。ここで、入力スイッチ3
6は、作業者により操作されるものであり、例えば表示
器38に指令部12からの作業情報が表示された際に、
自己がその作業を行うか否かを選択するためのものであ
る。
【0037】図6(A)には、基地局から移動局に送信
される情報100が示されている。この情報100は、
通信制御部16によって特定された移動局の番号を示す
情報100aと、それらの移動局に向けて送られる送信
情報100bと、で構成されている。従って、この情報
100aを確認することによって、各移動局は自己に向
けて流された情報か否かを判断できる。
【0038】また図6(B)には、(A)とは逆に、移
動局から基地局に向けて送信される情報102が示され
ており、その情報102は、送信した移動局の番号を示
した情報102aと、前記入力スイッチ36の状態を示
す情報102bと、で構成されている。
【0039】また、図7には、ホスト制御部14から各
移動体10に向けて送出される情報の経時的変化が示さ
れている。第1回目のポーリングにおいて、情報A,
B,Cが送信され、これらの情報に対していずれの移動
体10も自己が作業を行う旨を表明しなかった場合、2
回目のポーリングにおいても情報A,B,Cが再度送ら
れ、これとともに新たに付加された情報D,Eも一緒に
送信される。ここで、情報A,Bに対して、いずれかの
移動体が自己が作業を行う旨を入力スイッチの情報によ
り表明した場合には、ホスト制御部14は、その情報
A,Bを削除して、3回目のポーリングにおいて、残り
の情報C,D,Eを送出するとともに、これと一緒に新
たに付加する情報Fを送信する。なお、このような情報
の送信は、従来と同様である。しかしながら、本実施例
によれば、ポーリングの効率を向上させて、原則として
ポーリング周期を短くできるので、情報の提供及び受け
取りを迅速に行えるという効果がある。
【0040】次に、図8を用いて図2に示した通信制御
部16の具体的な動作について説明する。
【0041】図8において、ステップ101では、ポー
リングを行うに当たっては初期設定として、基地局の数
がXとして入力され、移動局の数がYとして入力され
る。例えば、Xとして5が入力されYとして10が入力
される。
【0042】ステップ102では、基地局の番号を示す
Nに初期値として1が代入される。ステップ103で
は、ホスト制御部14から送られてきた情報が通信制御
部16によって受け取られ、その情報がCPU20の作
用により、送信情報メモリ22に一時的に格納される。
【0043】ステップ104では、図4に示した移動局
別テーブル28が参照され、CPU20によって、第1
の通信先グループが特定される。ここで、第1の通信先
グループとは、テーブル28において“0”が記録され
ている移動局であり、換言すれば、いずれの基地局に対
しても応答がない状態にある移動局群を示すものであ
る。
【0044】ステップ105では、基地局別テーブル3
0が参照され、第2の通信先グループが特定される。具
体的には、現在Nが1であるため、第1の基地局B1 の
欄が参照され、前回の通信においてその通信が成立した
移動局が特定され、それが第2の通信先グループとされ
る。
【0045】そして、この第1の通信先グループと第2
の通信先グループとを加え合わせたものが、第1の基地
局B1 の通信先すなわち送信対象となる移動局である。
【0046】以上のように、基地局B1 の通信先が特定
されたところで、CPU20は、図6に示した情報10
0を作成し、それを基地局B1 に送出する。
【0047】すると、ステップ106において、読み出
された情報が電波となって送信される。そして、その送
信された電波を受け取った各移動局においては、情報1
00の中の通信先を表す移動局の情報100aを抽出
し、自己が通信先であるか否かを判断し、自己が、特定
された送信先であれば、自己に割り当てられた応答期間
において所定の応答(情報102)を当該基地局に対し
て返す。
【0048】従って、基地局においては、ステップ10
7で示されるように、送信先として特定された移動局の
台数に相応する分の期間だけ受信待機状態におかれ移動
局からの情報102が受信された場合には、ステップ1
08においてその情報が通信制御部16に送られるとと
もに、そこに設けられた受信情報メモリ26内に一時的
に格納される。
【0049】そして、ステップ109においては、以上
の送受信において、基地局B1 に対して応答があった移
動局の番号が、基地局別テーブル30に記録される。こ
の記録は、次回のポーリングにおいて参照される。
【0050】また、ステップ110では、ステップ10
9同様に、移動局別テーブル28において応答があった
移動局の欄がもし“0”であれば、それを“1”に変更
する。
【0051】ステップ111では、基地局の番号を示す
Nが、設定された前記基地局数を示すXより大きいか否
かが判断され、Noの場合には、ステップ112を介し
てNが1つインクリメントされた後、ステップ104か
らステップ110までの工程が繰り返される。
【0052】一方、ステップ111において、Yesの
場合には、ステップ113において受信情報メモリ26
に格納された情報がホスト制御部14に向けて送出され
る。そして、その後ステップ102からの各工程が再度
実行される。
【0053】次に、本実施例のポーリングの内容を更に
具体的に詳述するために、図9及び図10を用いて実際
のポーリングの例について説明する。
【0054】図9には、基地局及び移動局の送受信タイ
ミングを示すタイミングチャートが示され、図10に
は、各タイミングにおける移動局別テーブル28(図1
0中左側)及び基地局別テーブル30(図10中右側)
の内容が示されている。
【0055】以下、図10を参照しながら、図9を用い
てポーリングの具体例を説明する。まず、第1回目のポ
ーリングにおいては、図10(A)に示されるように、
移動局別テーブル28の内容が全て“0”であり、ま
た、基地局別テーブル30の内容が全て空欄であるた
め、基地局B1の通信先として全ての移動局M1 〜M10
が特定される(ステップ101〜ステップ105)。そ
して、その特定された全移動局に向けて基地局B1 から
送信が実行される。この場合、基地局B1 は、移動局M
1 〜M10の10台分の応答を受信するため、図9中20
0で示される期間だけ受信待機する。
【0056】この基地局B1 の送信に対し、この例で
は、移動局M1 及びM2 のみが応答している。従って、
図10(B)で示されるように、移動局別テーブル28
の移動局M1 及びM2 の欄に“1”が記録され、また、
基地局別テーブル30の基地局B1 の欄に“M1 ,M2
”が記録される(ステップ106〜ステップ11
0)。図9において、以上の基地局B1 の送受信の後、
今度は基地局B2 によって送受信が実行される。しかし
ながら、既に移動局M1 及びM2 については応答を得て
いるため、それを除外したM3 〜M10に対して送信がな
されることになる。そして、この例では、移動局M3 の
みが応答を行っている。
【0057】従って、図10の(C)に示されるよう
に、移動局別テーブル28の移動局M3 の欄に“1”が
記録され、一方、基地局別テーブル30の基地局B2 の
欄にM3 が記録されている。
【0058】以上のような送受信が各基地局によって行
われ、基地局B5 の送信時には、図10(D)の移動局
別テーブル28及び基地局別テーブル30のような状態
になり、この場合、基地局B5 は図9に示されるよう
に、移動局M6 及びM9 のみについて送信を行ってい
る。そして、その2つの移動局から応答を得ている。
【0059】このように1回目のポーリングにおいて
は、全ての移動局からいずれかの基地局に対し応答があ
ったため、図10(E)に示すように、移動局別テーブ
ル28の内容は全て“1”になり、一方、基地局テーブ
ル30においても全ての移動局の番号が記録されてい
る。
【0060】故に、2回目のポーリングにおいて基地局
B1 が送信を行う場合には、基地局別テーブル30のB
1 の欄で特定されるM1 及びM2 のみについて送信が行
われる。つまり、図8に示した第1の送信先グループ
(ステップ104)は該当するものがなく、第2の送信
先グループ(ステップ105)のみが存在している。
【0061】さて、この2回目のポーリングにおいて、
基地局B1 の送信に対し移動局M2のみが応答した場
合、即ち、移動局M1 が応答しなかった場合には、図1
0(F)に示されるように、移動局別テーブル28のM
1 の欄に“0”が記入され、一方、基地局別テーブル3
0のB1 の欄から前回まであったM1 が削除される。
【0062】そして、2回目のポーリングにおいて基地
局B2 が送信を行う場合には、第1の通信先グループと
してM1 が特定され、第2の通信先グループとしてM3
が特定される。つまり、基地局B2 の送信は、移動局M
1 及びM3 について行われる。
【0063】しかしながら、図9に示されるように、こ
の基地局B2 からの送信に対し移動局M1 は応答する
が、移動局M3 は応答しないため、基地局B3 の送信時
において、第1の通信先グループとしてM3 が追加さ
れ、送信先がM3 ,M4 ,M8 で特定される。
【0064】以上のようなポーリングが順次繰り返され
ることによって、不必要な送受信のない最も効率の良い
ポーリング通信を実現できる。ここで、ポーリングの開
始時である1回目のポーリングにおいては、上述したよ
うに、基地局の番号が増加するにつれて受信待機時間が
短くなっていることが理解される。また、第2回目のポ
ーリングにおいては、各基地局の受信待機時間が極めて
短くなっていることが理解される。
【0065】従って、本実施例のポーリング通信システ
ムによれば、ポーリング周期が原則として短くなるの
で、指令部から移動体に向けて送出する情報の送信間隔
を結果として短くでき、移動体の作業効率を向上できる
という効果がある。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るポー
リング制御装置によれば各基地局の送受信にあたって他
の基地局に応答した移動局を通信先から除外するので、
本来不必要な送受信時間を排除して効率の良いポーリン
グを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポーリング通信システムの全体構
成を示すブロック図である。
【図2】指令部12の具体的な構成を示すブロック図で
ある。
【図3】受信情報メモリ26の内容を示す説明図であ
る。
【図4】通信履歴メモリ24の内容を示す説明図であ
る。
【図5】移動体10の具体的構成を示すブロック図であ
る。
【図6】基地局から送信される情報100及び移動局か
ら送信される情報102を示す説明図である。
【図7】指令部から送り出される各情報の経時的な変化
を示す説明図である。
【図8】通信制御部16の具体的な動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】ポーリングの例を示すタイミングチャートであ
る。
【図10】図9に示すポーリングの例における移動局別
テーブル28と基地局別テーブル30の内容の変化を表
す説明図である。
【符号の説明】
10 移動体 12 指令部 14 ホスト制御部 16 通信制御部 24 通信履歴メモリ 28 移動局別テーブル 30 基地局別テーブル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動体に対して指令を与えるホス
    ト制御部と、 前記ホスト制御部に接続されかつ分散設置された複数の
    送受信局であって、各局が所定のローテーションに従っ
    て順番に送受信を繰り返しポーリングを行う複数の基地
    局と、 前記各移動体に搭載される送受信局であって、前記基地
    局と交信する複数の移動局と、 を含むポーリング通信システムにおいて、 前記所定のローテーションにおいて送受信の順番が回っ
    てきた基地局の通信先を選定する手段であって、その基
    地局の前回の送信に対して応答があった移動局と、いず
    れの基地局に対しても不応答状態にある移動局と、を通
    信先として選定する通信先選定手段を含み、 他の基地局に応答した移動局を通信先から除外しつつ、
    各基地局が送受信を行うことを特徴とするポーリング制
    御装置。
JP4045424A 1992-03-03 1992-03-03 ポーリング制御装置 Expired - Fee Related JP2946918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4045424A JP2946918B2 (ja) 1992-03-03 1992-03-03 ポーリング制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4045424A JP2946918B2 (ja) 1992-03-03 1992-03-03 ポーリング制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05252089A JPH05252089A (ja) 1993-09-28
JP2946918B2 true JP2946918B2 (ja) 1999-09-13

Family

ID=12718899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4045424A Expired - Fee Related JP2946918B2 (ja) 1992-03-03 1992-03-03 ポーリング制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2946918B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3085154B2 (ja) * 1994-08-26 2000-09-04 トヨタ自動車株式会社 移動体無線通信システム
JP3036407B2 (ja) * 1995-09-12 2000-04-24 トヨタ自動車株式会社 移動体無線通信システム
JP4984845B2 (ja) * 2006-11-21 2012-07-25 株式会社Jvcケンウッド ポーリング方式通信システム、ホスト装置、ターミナル装置及びポーリング方式通信制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05252089A (ja) 1993-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5541928A (en) Communication system which establishes communication sessions based on unit ID codes to avoid transmission conflicts
JP2001230715A (ja) 無線通信システム、無線通信方法及び無線通信システムにおける中継器選択プログラムを記録した記録媒体
JP2946918B2 (ja) ポーリング制御装置
JP2000151498A (ja) 移動体管理システム
JPS6093599A (ja) 自動車両監視システム
JPH05328430A (ja) 無線通信システム
JPH01154635A (ja) 構内無線通信システム
US11397581B2 (en) Data transmission system capable of perform union task with a plurality of channel control modules
JP2935242B2 (ja) 無線通信システム
JPH07177056A (ja) 通信システム
JPS6221086A (ja) タイム・スロット設定方式
JPS63241700A (ja) 送信分散式自動車両位置表示システム
JPS63306734A (ja) 移動局システムにおけるタイムスロット管理方式
JPH01243739A (ja) 無線回線アクセス方式
JPH0358539A (ja) ネットワーク構成確認装置
JPS61293033A (ja) ポ−リング制御方式
JPH0759146A (ja) 移動無線端末の通信方法
CN112636791A (zh) 电子价签通信方法、设备及计算机可读存储介质
JPH0442633A (ja) 回線制御システム
JPS63314033A (ja) 地域ポ−リング方式
JPH09179793A (ja) エラー通知方式
JPH08223078A (ja) 無線応答器の応答制御方法
JPH06311094A (ja) 無線通信システム
JPH05207563A (ja) 遠隔制御方式
JPH01204553A (ja) 質問器と応答器との交信方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees