JP2945017B2 - ファクシミリ装置の制御方式 - Google Patents

ファクシミリ装置の制御方式

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JP2945017B2
JP2945017B2 JP25211188A JP25211188A JP2945017B2 JP 2945017 B2 JP2945017 B2 JP 2945017B2 JP 25211188 A JP25211188 A JP 25211188A JP 25211188 A JP25211188 A JP 25211188A JP 2945017 B2 JP2945017 B2 JP 2945017B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ファクシミリ装置の制御方式に関する。
[従来の技術] ファクシミリ装置で画情報を伝送するとき、回線状態
が悪い場合など、受信装置で受信した画情報に伝送誤り
が生じていると、受信装置では正確な画情報を再現する
ことができない。
そこで、従来から、各メーカーで独自の誤り訂正機能
を備えたファクシミリ装置が実現されており、かかるフ
ァクシミリ装置を利用すると、誤りのない画情報伝送を
実現することができる。
しかしながら、このようなメーカ独自の方式では、メ
ーカが相違する機種間での互換性がないため、誤り訂正
機能を適用することができない。
かかる事態を解消するために、CCITT(国際電信電話
諮問委員会)において、エラーコレクションモード(誤
り訂正モード)の標準的な方式が、グループ3ファクシ
ミリ装置の機能を定めた勧告T.30に新たに加えられ、提
案されている。
この勧告では、符号化圧縮後の画情報をその先頭から
256バイト(オクテット;1バイト(=1オクテット)=
8ビット)あるいは64バイト毎のフレームサイズに分割
し、その1フレーム分の画情報を、第13図(a)に示す
ように、HDLC(ハイレベル・データ・リンク制御)手順
の形式のフレームFLMに整形した状態で伝送する。
ここで、このフレームFLMは、所定のビットパターン
からなる(先頭)フラグシーケンスF、所定のビットパ
ターン(グローバルアドレス)からなるアドレスフィー
ルドA、ファクシミリ装置に固有なビットパターンから
なる制御フィールドC、情報フィールドI、誤り検出の
ためのフレームチェックシーケンスFCS、および、(後
尾)フラグFを順次並べて形成される。
また、情報フィールドIは、ファクシミリ伝送手順信
号が配置されるファクシミリ制御フィールドFCFと、そ
のファクシミリ伝送手順信号に付加される各種の情報が
配置されるファクシミリ情報フィールドFIFからなる。
この場合、ファクシミリ制御フィールドFCFには、フ
ァクシミリ伝送手順信号FCD(Facsimile Coded Data)
が配置され、ファクシミリ情報フィールドFIFには、フ
レームの順序をあらわすフレーム番号FNoと、1フレー
ムサイズFSZの符号化されたフレームデータFDcが配置さ
れる。
また、フレーム番号FNoが8ビットの2進数からなる
ため、連番として0〜255までしか取れないので、連続
する256個のフレームを1ブロックに設定し、そのブロ
ック単位に受信側より再送要求するようにしている。ま
た、1ページ分の画情報を1つのブロックで伝送できな
かった場合には、その残りの部分を次のブロックに設定
して伝送する。
受信側は、再生要求時には、同図(b)に示すよう
な、ファクシミリ伝送手順信号PPR(Partial Page Requ
est)のフレームを送信側に応答する。なお、ファクシ
ミリ伝送手順信号は、必要なパラメータを含めた状態
で、この部分ページ要求信号PPRと同様なフレーム形式
でやりとりされるが、以下の記述においては、例えば、
単に信号PPRと記載する。
この信号PPRは、そのファクシミリ制御フィールドFC
F、信号PPRであることをあらわすビットパターン(PP
R)が配置され、ファクシミリ情報フィールドFIFに256
ビットのエラーマップデータEMpが配置されてなる。
このエラーマップデータEMpは、伝送された1ブロッ
ク分のフレームデータのうち、伝送誤りを生じていなか
ったフレームにはデータ「0」を、伝送誤りを生じてい
たフレームにはデータ「1」をそれぞれ、フレーム順に
配置してなる。
この信号PPRを受信すると、送信側は、エラーマップ
データEMpでデータ「1」がセットされているフレーム
のフレームデータのみを再度受信側に送信する。
この再送要求を、全てのフレームの伝送誤りが解消さ
れるまで繰り返し行うことで、受信側で誤りのない受信
画像を記録出力することができる。
ところで、伝送路の状態が悪いときには、同一ブロッ
クについて再送要求が連続することがあり、かかる場
合、同一伝送条件で全てのフレームの伝送誤りを解消す
るのが非常に困難である。
かかる事態を解消するために、上述した勧告では、次
のような処置を取るようにしている。
すなわち、例えば、再送要求が3回連続したとき、送
信側が信号CTC(Continue To Correct)を送出して伝送
速度を一段階低下する(シフトダウン)ことを受信側に
通知し、受信側が手順信号CTR(Respons for CTC)を応
答してそのシフトダウンクを容認すると、次の再送デー
タからはシフトダウンした伝送速度で伝送するようにし
ている。
このようにして、伝送速度を低下させることで、伝送
誤りを抑制し、伝送誤りを解消できるようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来方法では、伝送速度以
外の伝送条件が、シフトダウンの前後で変化しないため
に伝送誤りが充分抑制されず、また、伝送速度が低下す
るため、伝送時間が長くなるという不都合を生じてい
た。
本発明は、かかる従来技術の不都合を解消するために
なされたものであり、エラーコレクションモード使用時
の画情報伝送時間を短縮できるファクシミリ装置の制御
方式を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、1ページ分の画情報を複数のフレームに分
割し、そのフレームを複数まとめたブロック単位に受信
側に伝送するとともに、受信側より通知された伝送誤り
フレームのフレームデータを受信側に再送する誤り再送
機能を備えたファクシミリ装置の制御方式において、1
つのブロックの画情報を蓄積可能な伝送バッファを複数
設け、送信時は、1つのブロックの画情報を伝送終了す
ると、受信結果が受信装置から応答される前に次のブロ
ックの画情報の形成を開始してその画情報を上記複数の
伝送バッファのうちの空領域に蓄積するようにしたもの
である。
また、1ページ分の画情報を複数のフレームに分割
し、そのフレームを複数まとめたブロック単位に受信側
に伝送するとともに、受信側より通知された伝送誤りフ
レームのフレームデータを受信側に再送する誤り再送機
能を備えたファクシミリ装置の制御方式において、1つ
のブロックの画情報を蓄積可能な伝送バッファを複数設
け、受信時は、受信した画情報を上記伝送バッファの空
領域に蓄積するとともに、その受信した画情報のフレー
ムデータに誤りが生じているか否かを判定し、1つのブ
ロックの画情報を受信終了した直後に上記データフレー
ムの誤り判定を終了し、受信した画情報を復号化する前
に送信側に正常受信を応答し、それによって送信されて
きた画情報を上記複数の伝送バッファのうちの空領域に
蓄積するようにしたものである。
[作用] したがって、送信時には、受信結果の通知を待たずに
次のブロックの画情報を作成するので、伝送時間を短縮
することができ、その結果、伝送効率を向上できる。ま
た、受信時には、正常受信の応答を最も早い時点で行う
ので、伝送時間を短縮することができ、その結果、伝送
効率を向上できる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかるファクシミリ装
置を示している。
同図において、CPU(中央処理装置)1は、このファ
クシミリ装置全体の制御処理、および、ファクシミリ伝
送制御手順処理を行なうためのものであり、その制御プ
ログラムはROM(リード・オンリ・メモリ)2に記憶さ
れ、ワークエリアおよび伝送バッファはRAM(ランダム
・アクセス・メモリ)3に形成される。なお、伝送バッ
ファの容量は、最大256個の256バイトのフレームからな
る1ブロック分を記憶できるように、少なくとも64Kバ
イト(K=1024)の記憶容量が確保される。
スキャナ4は送信原稿を所定の解像度で読み取るため
のものであり、プロッタ5は受信画像を所定の解像度で
記録出力するためのものである。
操作表示部6はこのファクシミリ装置を操作するため
のものであり、パラメータメモリ7はこのファクシミリ
装置に固有に設定されている短縮ダイアル情報等の種々
のパラメータを記憶するためのものであり、不揮発性記
憶装置からなる。
符号化復号化部8は送信画信号を符号化圧縮するとと
もに、受信画情報を元の画信号に復号化するものであ
り、モデム9はアナログ回線網である公衆電話回線網等
を伝送回線として用いることができるようにデジタルデ
ータを変復調するものであり、網制御装置10は、ファク
シミリ装置を公衆電話回線網に接続するためのものであ
る。
この網制御装置10は自動発着信機能を備えており、ま
た、伝送回線は、網制御装置10を介してモデム9に接続
される。
CPU1、ROM2、RAM3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、パラメータメモリ7、符号化復号化部8、モデ
ム9、および、網制御装置10は、システムバス11を介し
て相互に必要なデータをやりとりしている。
第2図(a)は、モデム9の概略を示している。
モデム9には、同図(b)に示すグラフのような特性
をもち、受信側回線の高周波特性を補償するための補助
イコライザ9aが設けられている。
この機能の使用/不使用は、モデム主要部9bによって
切り換え制御される切換器9bによって設定されている。
以上の構成で、送信装置のオペレータが送信原稿をス
キャナ4にセットした状態で、操作表示部6より宛先を
操作入力して送信を開始させたとする。ただし、この場
合、オペレータがスキャナ4にセットした送信原稿の枚
数が1枚であり、それに記録されている画像を符号化圧
縮して得られた画情報の大きさは64Kバイト以下で、1
ブロックに収まるものとする。
なお、送信装置、および、宛先に指定されたファクシ
ミリ装置は、ともに第1図に示したファクシミリ装置と
同一の機能を備えている。
これにより、送信装置は受信装置を発呼し、着呼検出
した受信装置は、第3図に示すように、自端末が非音声
端末であることをあらわす信号CEDを応用したのちに、
自端末が備えている標準的な機能とオプション機能を、
それぞれ信号DISおよび信号NSFにより送信装置に通知す
る。
送信装置は、そのときに使用する機能を信号NSFによ
り受信装置に通知するとともに、トレーニングチェック
TCFを行なう。
受信装置では、トレーニング結果が良好な場合には、
信号CFRを送信装置に応答し、それによって、送信装置
は画情報PIXの送信を開始する。
このとき、送信装置は、スキャナ4より送信原稿の画
像を読み取らせ、それによって得た画信号を符号化復号
化部8で符号化圧縮し、それによって得た画情報を上述
した形式のフレームデータに整形した状態でRAM3に形成
した伝送バッファに蓄積し、この伝送バッファに蓄積さ
れたフレームデータをモデム9に転送して変調させたの
ちに、網制御装置10より受信装置に伝送する。
そして、1ページ分の画情報PIXの送信を終了する
と、信号PPSおよび送信終了をあらわず信号EOPを送信す
る。
一方、受信装置は、受信した画情報をRAM3に蓄積する
とともに、誤り検出符号FCSを参照しておのおののデー
タフレームにデータ誤りが生じているかどうかを判定す
る。
そして、受信装置は、各フレームのフレームチェック
シーケンスFCSのチェック結果により、1つ以上のフレ
ームにデータ誤りを生じていることを検出すると、信号
PPRを応答して、送信装置に受信データエラーを検出し
たデータフレームを通知する。
信号PPRが応答されると、送信装置は、指定された1
つ以上のフレーム番号のデータフレームのみからなる画
情報PIXrを送信し(再送)、その送信終了後に信号PPS,
EOPを送信する。
送信装置は、画情報PIXrをデータ誤りなく受信できた
ときには、信号MCFを応答する。
これによって、送信装置は画情報伝送が正常に終了し
たことを確認し、信号DCNを受信装置に送出して回線を
切断し、画情報伝送を終了する。
このようにして、受信装置が受信エラーを検出する
と、その受信エラーを生じたフレームを再送要求し、送
信装置がその再送要求されたデータフレームを再度送信
し、それを必要なだけ繰り返すことで、受信装置が正確
な受信画像を記録出力することができる。
ところで、同一ブロックについて、画情報の再送が一
定回数を越えて繰り返し行なわれるときには、従来技術
の欄で説明したように、送信側が信号CTCを送出し、こ
れに受信側が信号CTRを応答すると、画情報の伝送速度
を一段階低下するシフトダウンを行なっている。
ここで、一般に、モデム9の高速モデム機能には、V.
29モデムおよびV.27terモデムが使用されている。
V.29モデムは、変調速度が2400baudで基準の伝送速度
が9600bpsであり、この9600bpsのシフトダウン後の伝送
速度(フォールバック速度)には7200bpsが設定されて
いる。
また、V.27terモデムは、変調速度が1600baudで基準
の伝送速度が4800bpsであり、この4800bpsのシフトダウ
ン後の伝送速度(フォールバック速度)には2400bpsが
設定されている。
したがって、9600bpsの伝送速度からシフトダウンす
るときには、順次、7200bps,4800bps、および、2400bps
の伝送速度に一段階ずつ変化する。
一方、V.29モデムとV.27terモデムでは、使用する周
波数帯域幅が相違し、V.29モデムの伝送信号の帯域両端
(1KHz以下、および、2.6KHz以上の帯域)におけるエネ
ルギー分布は、V.27terモデムのそれよりも大きい。
したがって、伝送回線の高周波帯域の減衰量が大きく
て伝送誤りが連続する場合には、9600bpsから7200bpsに
シフトダウンしても伝送誤りを改善できない場合が多
く、同様に、4800bpsから2400bpsにシフトダウンしても
伝送誤りを改善できない場合が多い。
そこで、本発明では、エラーコレクションモードで画
情報を伝送しているときにシフトダウンを生じ、さら
に、伝送誤りを生じているときには、シフトダウンの前
後における伝送誤りの改善度合いを調べて、それがあま
り大きくないときには、補助イコライザ9aを使用して高
周波帯域の補償をし、それによって、伝送誤りの改善度
を向上できるようにしている。
すなわち、受信装置は、1ブロックの画情報を受信す
るときに、第4図に示すような処理を行なう。
まず、補助イコライザ9aを使用しない状態で、画情報
を受信し(処理101)、受信データに伝送誤りが生じて
いるかどうかを調べる(判断102)。
判断102の結果がYESになるときには、誤り発生フレー
ム数を、受信総フレーム数で除した結果のフレームエラ
ー率Paを算出し(処理103)、送信装置に対して誤りを
生じたフレームを通知する信号PPRを送信して再送要求
する(処理104)。
これによって、送信側から誤りを生じたフレームの画
情報のみが再送されるとそれを受信し(処理105)、こ
の再送時に受信エラーを生じているかどうかを調べる
(判断106)。
判断106の結果がYESになるときには、そのときに送信
装置との間でシフトダウンが設定されて画情報伝送速度
を一段階低下させているかどうかを調べ(判断107)、
判断107の結果がNOの場合には、処理104に戻って再送要
求を再実行する。
判断107の結果がYESになるとき、すなわち、シフトダ
ウンするまで画情報の再送が繰り返し行なわれたときに
は、そのシフトダウン後のフレームエラー率Pbを算出し
(処理108)、次に、フレームエラー率Pbをフレームエ
ラー率Paで除した結果のエラー改善率Rを算出して(処
理109)、エラー改善率Rが一定値Tよりも小さいかど
うかを調べる(判断110)。
判断110の結果がYESになるときには、シフトダウンを
行なってもフレームエラーが一定値以上発生してシフト
ダウンの効果があまり得られていない場合なので、モデ
ム9に切換器9cを切り換え操作させて補助イコライザ9a
を使用する状態に設定し(処理111)、処理104に戻って
再送要求する。
また、判断110の結果がNOになるときには、シフトダ
ウンによる効果がある程度得られている場合なので、補
助イコライザ9aを不使用状態にしたまま(処理112)、
処理104に戻って再送要求する。
また、判断102の結果がNOになる場合、および、判断1
06の結果がNOになる場合は、信号MCFを応答して次のブ
ロックの画情報を受信する準備に移行する(処理11
3)。
このようにして、画情報の伝送誤りがなかなか除去さ
れずにシフトダウンが行なわれたとき、その前後のフレ
ームエラー率の改善率(エラー改善率R)が一定値Tよ
りも大きくなっているかどうかを調べ、大きくなってい
ない場合には、シフトダウンの効果があらわれず伝送回
線の特性が高周波帯域で大きく劣化している場合なの
で、補助イコライザ9aを使用状態に設定し、回線の高周
波帯域の劣化を補償した状態でそれ以降の再送要求を行
なっている。
また、エラー改善率Rが一定値Tよりも大きくなって
いるときにはシフトダウンの効果があらわれているので
そのままの状態で画情報の再送要求動作を繰り返し行な
う。
これによって、回線の状態に対応して、最適な画情報
受信動作を行なうことができ、画情報伝送に要する時間
を短縮することができる。
また、補助イコライザ9aの効果がとくにあらわれる場
合以外には、補助イコライザ9aの使用を中止しており、
したがって、補助イコライザ9aを有効に使用することが
でき、補助イコライザ9aによる過補償を制限することが
できる。
ところで、上述した実施例では、補助イコライザ9aを
常に使用しているが、再送状況に応じて補助イコライザ
の使用/不使用を制御することで、回線特性を適切なも
のに制御することができる。
第5図は、かかる本発明の他の実施例において、受信
装置が1ブロックの画情報を受信するときに実行する処
理を示している。
すなわち、まず、画情報を受信する前に切換器9cによ
り補助イコライザ9aを切り離して不使用状態に設定する
(処理201)。
この状態で、1ブロックの画情報を受信し(処理20
2)、そのとき受信エラーを検出したかどうかを調べる
(判断203)。
受信エラーを検出し、判断203の結果がYESになるとき
には、受信したフレーム数で受信エラーを生じていたフ
レーム数を除して得るエラー発生率Peを算出し(処理20
4)、このエラー発生率Peが一定値TPより大きいかどう
かを調べる(判断205)。
判断205の結果がYESになるときには、再送時にも受信
エラーを発生する可能性があるので、切換器9cを切り換
えて補助イコライザ9aを使用状態に設し(処理206)、
その状態で、送信側に再送要求する(処理207)。
また、判断205の結果がNOになるときには、補助イコ
ライザ9aを不使用状態のまま、処理207に移行して送信
側に再送要求する。
このようにして、再送要求すると、送信側より要求し
たフレームが再送されるので、それを受信し(処理20
8)、そのときに受信エラーを生じたかどうかを調べる
(判断209)。
判断209の結果がYESになるときには、再送時の受信フ
レーム総数でエラー発生フレーム数を除して得るエラー
発生率Pe′を算出し(処理210)、エラー発生率Peをエ
ラー発生率Pe′で除して得るエラー改善率Rを算出する
(処理211)。
そして、エラー改善率Rが一定値TRよりも小さくなっ
ているかどうかを調べ(判断212)、判断212の結果がYE
Sになるときには、補助イコライザ9aによる高周波特性
の補償作用が有効に作用していない状態なので切換器9c
を切り換えて補助イコライザ9aを不使用状態にし(処理
213)、判断212の結果がNOになるときには、補助イコラ
イザ9aの効果が充分にあらわれている状態なので、補助
イコライザ9aを使用状態にしたまま(処理213を行なわ
ない)、処理207に戻って再送要求を繰り返し実行す
る。
また、判断203の結果がNOになるとき、および、判断2
04の結果がNOになるときには、そのときに受信した画情
報には受信エラーが発生していないので、信号MCFを応
答し(処理214)、次のブロックの受信状態に移行す
る。
ここで、一定値TPおよび一定値TRは、経験的に求めた
値である。
このようにして、最初に受信した画情報に1つ以上の
フレームが受信エラーを生じていたときには、エラー発
生率Peが一定値TPより大きければ補助イコライザ9aを使
用しているので、回線の高周波特性を補償した状態で再
送された画情報を受信し、それによって、再送時の受信
エラー発生の確率を抑制できる。
また、補助イコライザ9aの効果があらわれないときに
は、補助イコライザ9aの使用を中止しており、したがっ
て、補助イコライザ9aを有効に使用することができる。
なお、上述した各実施例では、モデムの受信側のみに
補助イコライザが設けられているが、補助イコライザを
送信側および受信側の両方に設けたモデムを用いる場合
についても、本発明を適用できる。
また、上述した実施例では、再送要求が連続したとき
に送信側で再送打ち切りを行なっていないが、再送打ち
切りを行なう場合にも、本発明を適用できる。
また、補助イコライザの特性も、上述したものに限る
ことはなく、また、補助イコライザを、多段リンクに対
応するものと、ファクシミリ装置から交換機までのケー
ブル長さに対応するものの2種類設けた場合にも、本発
明を適用できる。
第6図は、本発明のさらに他の実施例にかかるファク
シミリ装置を示しているなお、同図において、第1図と
同一部分および相当する部分には同一符号を付してい
る。
同図において、モデム9の受信信号入力端は網制御装
置10の受信信号出力端に直接接続されており、モデム9
の送信信号出力端、および、網制御装置10の送信信号入
力端は、4つの切り換え端子をもつ切換器20,21のコモ
ン端子にそれぞれ接続されている。
切換器20,21の第1の切り換え端子は相互に直接接続
され、第2、第3、第4の切り換え端子は、伝送回線の
高周波特性を補償するためのイコライザ22,23,24を介
し、おのおのが相互に接続されている。
イコライザ22,23,24は、それぞれ周波数特性が異な
り、例えば、イコライザ22よりイコライザ23が高周波帯
域の補償度がより大きく、イコライザ23よりイコライザ
14が高周波帯域の補償度がより大きく構成されている。
したがって、切換器20,21が第1の切り換え端子を選
択しているときには、モデム9の送信信号出力端が網制
御装置10の送信信号入力端に直接接続され、切換器20,2
1が第2、第3、第4の切り換え端子を選択していると
きには、モデム9の送信信号出力端と網制御装置10の送
信信号入力端の間にイコライザ22,23,24が挿入され、そ
れによって、伝送回線の高周波帯域の周波数帯域を補償
可能な状態で、モデム9より送信信号が送出される。
以上の構成で、このファクシミリ装置が他のファクシ
ミリ装置を発呼し、エラーコレクションモードを使用し
て、第2図と同様の手順で画情報伝送を行なうときに、
CPU1が実行する処理例を第7図に示す。
すなわち、まず、切換器20,21に第1の切り換え端子
を選択させ、イコライザ22,23,24をいずれも使用しない
状態で、1ブロックの画情報、および、信号PPS.Qを送
信し(処理301,302)、受信側から再送要求が応答され
たかどうかを調べる(判断303)。
そして、そのときの再送状況が、イコライザ挿入条件
を満たしているかどうかを判断する(判断304)。
イコライザ挿入条件を満たして判断304の結果がYESに
なるときには、そのときにイコライザ22,23,24のうちい
ずれかを既に使用しているかどうかを判断する(判断30
5)。
いずれのイコライザも不使用で、判断305の結果がNO
になるときには、切換器20,21に第2の切り換え端子を
選択させて送信路にイコライザ22を挿入し、(処理30
6)その状態で受信装置より要求されたフレームからな
る再送画情報を送信する(処理307)。
いずれかのイコライザを使用しており、判断305の結
果がYESになるときには、挿入しているものがイコライ
ザ12であるかどうかを判定し(判断308)、判断308の結
果がYESになるときには、切換器20,21に第3の切り換え
端子を選択させて送信路にイコライザ23を挿入し(処理
309)、処理307に移行して、その状態で再送画情報を送
信する。
判断308の結果がNOになるときには、切換器20,21に第
4の切り換え端子を選択させて送信路にイコライザ24を
挿入し(処理130)、処理307に移行して、その状態で再
送画情報を送信する。
また、判断304の結果がNOになるときには、即処理307
に移行して、そのままの状態で再送画情報を送信する。
そして、処理307で送信した再送画情報に対して再送
要求されたかどうかを調べ(判断311)、判断311の結果
がYESになるときには、判断304に戻ってそれ移行の処理
を実行する。
また、判断303の結果がNOになるとき、および、判断3
11の結果がNOになるときには、そのときに送信した画情
報が正常に受信されたので、送信していない画情報ブロ
ックがあるかどうかを調べ(判断312)、判断312の結果
がNOになるときには、処理301に戻って次のブロックの
画情報を送信する。
また、判断312の結果がYESになるときには、送信処理
を終了する。
ここで、イコライザ挿入条件は、例えば、再送回数が
一定値を越えたこと、再送フレーム数が一定値を越えた
こと、あるいは、再送フレーム率が一定値を越えたこと
などの条件を用いることができる。
このようにして、再送状況に応じて、送信路にイコラ
イザを挿入するか否か、および、挿入するイコライザを
選択できるようにしたので、伝送回線の周波数特性が劣
悪になっていることが原因で伝送エラーが発生する場
合、伝送回線の周波数特性を適切に補償でき、伝送エラ
ーの発生を大幅に低減できる。
それによって、伝送速度を低下させない状態で画情報
伝送を継続することが可能になり、再送要求の頻度も減
少するので、伝送効率が大幅に向上する。
ところで、上述した実施例では、一定のイコライザ挿
入条件を満たす状態になる度に、順次使用するイコライ
ザの特性を切り換えているが、一定期間における再送回
数または再送フレーム数に対応して、使用するイコライ
ザの特性を設定することもできる。
また、上述の実施例では、3つのイコライザの1つを
選択的に使用しているが、それらのイコライザを組合せ
て使用することもでき、また、4つ以上のイコライザを
使用することもできる。
また、上述の実施例では、周波数特性が固定している
3つのイコライザを選択的に使用することで、送信路に
適用するイコライザの周波数特性を変更しているが、周
波数特性を可変できるイコライザを用い、その特性を適
宜に切り換えるようにすることもできる。
また、上述の実施例では、独立したイコライザを用い
ているが、モデムに内蔵されているイコライザを使用す
ることもでき、その場合、装置コストの上昇を抑制でき
る。
また、上述の実施例では、送信側にイコライザを用い
ているが、受信側にイコライザを用いた場合、および、
送信側と受信側の両方にイコライザを用いた場合でも、
本発明を適用することができる。
ところで、このような誤り訂正モードを使用して画情
報を伝送するときには、伝送画情報を蓄積するための伝
送バッファを必要とし、従来では、この伝送バッファの
容量が、1ブロック分の画情報を蓄積可能な大きさに設
定されているため、次のような不都合を生じていた。
例えば、1ページ分の画情報が、1つのブロックに収
まらず、2つのブロックにまたがる場合を考えると、第
8図に示したような手順によって画情報が伝送される。
すなわち、送信装置のオペレータが送信原稿を装置に
セットした状態で、宛先を操作入力して送信を開始させ
ると、送信装置は受信装置を発呼する。
これによって着呼検出した受信装置は、自端末が非音
声端末であることをあらわす信号CEDを応答したのち
に、自端末が備えている標準的な機能、オプション機
能、および、自端末の識別情報を、それぞれ信号DIS、
信号NSF、および、信号により送信装置に通知する。
送信装置は、そのときに使用する機能を信号DCSによ
り受信装置に通知するとともに、トレーニングチェック
TCFを行なう。
受信装置では、トレーニング結果が良好な場合には、
信号CFRを送信装置に応答し、それによって、送信装置
は、セットされた送信原稿の最初のブロック目の画情報
PIX1を形成し、それを伝送バッファに蓄積するとともに
受信装置に送信する。
そして、画情報PIX1の送信を終了すると、同一ページ
を構成する後続のブロックがあることを通知するため
に、信号PPS.NULLを送信する。
一方、受信装置は、受信した画情報PIX1を伝送バッフ
ァに蓄積するとともに、誤り検出符号FCSを参照してお
のおののデータフレームにデータ誤りが生じているかど
うかを判定し、さらに、受信した画情報PIX1を復号化し
て記録する動作を行なう。
そして、信号PPS.NULLを受信すると、1ブロックの画
情報の受信が終了し、同一ページの後続のブロックがあ
ることを判別するとともに、その時点で画情報PIX1の復
号化処理を終了していないときは、全てのデータフレー
ムにデータ誤りが生じていないと判定した場合には、信
号RNRを送信装置に応答する。
送信装置は、信号RNRを受信すると、次のブロックの
画情報PIX2を行なわずに、信号RRを送出する。
受信装置は、復号化処理を終了するまでは、信号RRを
受信すると信号RNRを応答し、復号化処理を終了したの
ちに信号RRを受信した時点で、メッセージを正常受信し
たことをあらわす信号MCFを送信装置に応答する。
これによって、送信装置は次のブロックの画情報PIX2
の送信を開始する。
このようにして、受信装置での復号化処理が終了する
までの間、次のブロックあるいは次のページの画情報の
送信を待たせる、いわゆるフロー制御を行なっている。
ところが、このフロー制御を行なうと、画情報の伝送
時間が長くなり、伝送効率が低下するという不都合を生
じる。
次に、このような不都合を解消できる、本発明の別な
実施例について説明する。
第9図は、本発明の別な実施例にかかるファクシミリ
装置を例示している。なお、同図において、第1図と同
一部分および相当する部分には同一符号を付している。
ただし、この場合、モデム9の補助イコライザ9aは、常
時切り離されている。
同図において、RAM30は、1つが64Kバイトの容量をも
つ伝送バッファをn個構成でき、さらに、第10図に示す
ように、それ以外のワークエリア等に使用される領域OA
を構成できる容量を備えている。
以上の構成で、例えば、第11図に示すように、1ペー
ジ目の画情報の大きさが200Kバイト程度で2つのブロッ
クBL1,BL2に分割され、2ページ目の画情報が1つのブ
ロックBL3となる、2ページの送信原稿を送信すること
を考える。なお、以下の説明では、第9図のファクシミ
リ装置が送信装置および受信装置の双方に使用されてい
る。
送信装置のオペレータが2枚の送信原稿をスキャナ4
にセットした状態で、操作表示部6より宛先を操作入力
して送信を開始させると、送信装置は受信装置を発呼す
る。
これによって着呼検出した受信装置は、自端末が非音
声端末であることをあらわす信号CEDを応答したのち
に、自端末が備えている標準的な機能、オプション機
能、および、自端末の識別情報を、それぞれ信号DIS、
信号NSF、および、信号CSIにより送信装置に通知する。
送信装置は、そのときに使用する機能を信号DCSによ
り受信装置に通知するとともに、トレーニングチェック
TCFを行なう。
受信装置では、トレーニング結果が良好な場合には、
信号CFRを送信装置に応答し、それによって、送信装置
は1ページ目の最初のブロックBL1の画情報PIX1の送信
を開始する。
このとき、送信装置は、スキャナ4より送信原稿の画
像を読み取らせ、それによって得た画信号を符号化復号
化部8で符号化圧縮し、それによって得た画情報を上述
した形式のフレームデータに整形した状態でRAM30の伝
送バッファTB1に蓄積し、この伝送バッファTB1に蓄積さ
れたフレームデータをモデム9に転送して変調させたの
ちに、網制御装置10より受信装置に伝送する。
このようにして、1ページ目の最初のブロックBL1の
画情報PIX1の送信を終了すると、同一ページを構成する
後続のブロックがあることを通知するために、信号PPS.
NULLを送信する。
そして、1ページ目の次のブロックBL2の読み取り、
符号化を開始し、それによって得られる画情報PIX2をRA
M30の伝送バッファTB2に蓄積する。
一方、受信装置は、受信した画情報PIX1をRAM30の伝
送バッファTB1に蓄積するとともに、誤り検出符号FCSを
参照しておのおののデータフレームにデータ誤りが生じ
ているかどうかを判定し、さらに、受信した画情報PIX1
を符号化復号化部8で復号化したのちにプロッタ5より
記録出力する動作を行なう。
ここで、受信装置のデータフレームのデータ誤りの判
定は、画情報PIX1の受信完了直後に全て終了しており、
受信装置は、この判定処理後は、送信装置からメッセー
ジ後の信号が送信されてくることを待機している。
このときに、全てのデータフレームにデータ誤りが生
じていないと判定した場合には、送信装置からの信号PP
S.NULLを受信すると、信号MCFを応答する。
送信装置は、信号MCFを受信すると、次のブロックBL2
の画情報PIX2を、上述と同様にして受信装置に送信す
る。
それとともに、送信装置は、1ページ目の画像読み取
りを終了すると、2ページ目の画像読み取りを開始し
て、ブロックBL3の画情報PIX3を形成し、RAM30の伝送バ
ッファTB3に蓄積する。
受信装置は、次のブロックBL2の画情報PIX2を受信す
ると、上述と同様に、RAM30の伝送バッファTB2に蓄積す
るとともに、データフレームの誤りを検出する。
それとともに、受信装置は、最初のブロックBL1の復
号化および記録処理を、受信処理と並行して実行し、ブ
ロックBL1の画像の記録が終了するとブロックBL2の復号
化および記録処理を開始する。
画情報PIX2の伝送が終了すると、送信装置は、後続の
ページがあることを通知する信号PPS.MPSを送信する。
受信装置は、画情報PIX2の受信終了直後にデータフレ
ームの誤り検出処理を終了して、メッセージ後の信号を
受信することを待機しており、信号PPS.MPSを受信する
と、そのときに全てのデータフレームを誤りなく受信で
きている場合には、信号MCFを送信装置に応答する。
送信装置は、信号MCFを受信すると、2ページ目のブ
ロックBL3の画情報PIX3を、上述と同様にして受信装置
に送信し、その送信を終了すると、送信終了をあらわす
信号PPS.EOPを送信する。
受信装置は、上述と同様にして、受信した画情報PIX3
をRAM30の伝送バッファTB3に蓄積するとともに、データ
フレームの誤りを検出する。
このデータフレームの誤り検出は、画情報PIX3の受信
完了直後に終了しており、そのときに全てのデータフレ
ームを誤りなく受信できている場合には、信号PPS.EOP
を受信した時点で、信号MCFを送信装置に応答する。
送信装置は、信号MCFを受信すると、信号DCNを送信す
るとともに、回線を切断して、画情報伝送を終了する。
受信装置は、1ページ目の受信画像の記録を終了する
と、画情報PIX3の復号化および記録処理を行なって、2
ページ目の画像をプロッタ5より記録出力させる。それ
とともに、信号DCNを受信した時点で、回線を切断して
受信処理を終了する。
このようにして、送信装置では、原稿の読み取りおよ
び蓄積処理と、画情報の伝送処理を並行して行なうこと
ができ、受信装置では、画情報の受信処理と、復号化お
よび記録処理を並行して行なうことができるので、画情
報伝送に要する時間が大幅に短縮し、伝送効率が格段に
向上する。
なお、上述した画情報伝送例では、送信装置および受
信装置に、本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置
を用いているが、本発明の一実施例にかかるファクシミ
リ装置がいずれか一方に使用されている場合でも、同様
の効果を得ることができる。
また、上述した画情報伝送例では、画情報に伝送誤り
を生じていない場合を説明したが、画情報に伝送誤りを
生じて再送動作が実行された場合でも、伝送効率の向上
の効果を得ることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、1ページ分の
画情報を複数のフレームに分割し、そのフレームを複数
まとめたブロック単位に受信側に伝送するとともに、受
信側より通知された伝送誤りフレームのフレームデータ
を受信側に再送する誤り再送機能を備えたファクシミリ
装置の制御方式において、1つのブロックの画情報を蓄
積可能な伝送バッファを複数設け、送信時は、1つのブ
ロックの画情報を伝送終了すると、受信結果が受信装置
から応答される前に次のブロックの画情報の形成を開始
してその画情報を上記複数の伝送バッファのうちの空領
域に蓄積するようにしたので、送信時には、受信結果の
通知を待たずに次のブロックの画情報を作成するので、
伝送時間を短縮することができ、その結果、伝送効率を
向上できるという結果を得る。
また、1ページ分の画情報を複数のフレームに分割
し、そのフレームを複数まとめたブロック単位に受信側
に伝送するとともに、受信側より通知された伝送誤りフ
レームのフレームデータを受信側に再送する誤り再送機
能を備えたファクシミリ装置の制御方式において、1つ
のブロックの画情報を蓄積可能な伝送バッファを複数設
け、受信時は、受信した画情報を上記伝送バッファの空
領域に蓄積するとともに、その受信した画情報のフレー
ムデータに誤りが生じているか否かを判定し、1つのブ
ロックの画情報を受信終了した直後に上記データフレー
ムの誤り判定を終了し、受信した画情報を復号化する前
に送信側に正常受信を応答し、それによって送信されて
きた画情報を上記複数の伝送バッファのうちの空領域に
蓄積するようにしたので、受信時には、正常受信の応答
を最も早い時点で行うので、伝送時間を短縮することが
でき、その結果、伝送効率を向上できるという効果を得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置を
示すブロック図、第2図(a)はモデムの概略構成を示
すブロック図、同図(b)は補助イコライザの特性例を
示すグラフ図、第3図はエラーコレクションモード時の
画情報伝送の様子を示すタイムチャート、第4図は画情
報受信時の処理例を示すフローチャート、第5図は本発
明の他の実施例にかかる画情報受信時の処理例を示すフ
ローチャート、第6図は本発明のさらに他の実施例にか
かるファクシミリ装置を示すブロック図、第7図は第6
図の装置の送信時の処理例を示すフローチャート、第8
図はエラーコレクションモード時の処理の従来例を説明
するためのタイムチャート、第9図は本発明にかかる別
の実施例を示すブロック図、第10図はRAMの記憶領域の
構成例を示す概略図、第11図は送信原稿の一例を示す概
略図、第12図は第9図の装置の伝送手順の一例を示すタ
イムチャート、第13図(a)はフレーム化された画情報
を伝送するときのフレーム形式を例示した概略図、同図
(b)は信号PPRのフレーム形式を示す概略図である。 1……CPU(中央処理装置)、2……ROM(リード・オン
リ・メモリ)、3,30……RAM(ランダム・アクセス・メ
モリ)、9……モデム、9a……補助イコライザ、9b……
モデム主要部、9c,20,21……切換器、22,23,24……イコ
ライザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願昭63−12629 (32)優先日 昭63(1988)1月25日 (33)優先権主張国 日本(JP) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/32 - 1/34 H04L 1/00 H04L 1/08 - 1/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1ページ分の画情報を複数のフレームに分
    割し、そのフレームを複数まとめたブロック単位に受信
    側に伝送するとともに、受信側より通知された伝送誤り
    フレームのフレームデータを受信側に再送する誤り再送
    機能を備えたファクシミリ装置の制御方式において、 1つのブロックの画情報を蓄積可能な伝送バッファを複
    数設け、 送信時は、1つのブロックの画情報を伝送終了すると、
    受信結果が受信装置から応答される前に次のブロックの
    画情報の形成を開始してその画情報を上記複数の伝送バ
    ッファのうちの空領域に蓄積することを特徴とするファ
    クシミリ装置の制御方式。
  2. 【請求項2】1ページ分の画情報を複数のフレームに分
    割し、そのフレームを複数まとめたブロック単位に受信
    側に伝送するとともに、受信側より通知された伝送誤り
    フレームのフレームデータを受信側に再送する誤り再送
    機能を備えたファクシミリ装置の制御方式において、 1つのブロックの画情報を蓄積可能な伝送バッファを複
    数設け、 受信時は、受信した画情報を上記伝送バッファの空領域
    に蓄積するとともに、その受信した画情報のフレームデ
    ータに誤りが生じているか否かを判定し、1つのブロッ
    クの画情報を受信終了した直後に上記データフレームの
    誤り判定を終了し、受信した画情報を復号化する前に送
    信側に正常受信を応答し、それによって送信されてきた
    画情報を上記複数の伝送バッファのうちの空領域に蓄積
    することを特徴とするファクシミリ装置の制御方式。
JP25211188A 1988-01-11 1988-10-07 ファクシミリ装置の制御方式 Expired - Lifetime JP2945017B2 (ja)

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JP248488 1988-01-11
JP483088 1988-01-14
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JP63-4830 1988-01-25
JP63-12629 1988-01-25
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