JP2943681B2 - 耐食性および外観に優れた白色クロメート処理鋼板 - Google Patents

耐食性および外観に優れた白色クロメート処理鋼板

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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C2222/00Aspects relating to chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive medium
    • C23C2222/20Use of solutions containing silanes

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  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、亜鉛または亜鉛合
金めっき鋼板表面に、耐食性に優れ、かつ美麗な白色外
観を呈するクロメート皮膜が形成されているクロメート
処理鋼板に関し、無塗装でそのまま自動車や家庭電器製
品の内装・外装部材、あるいは鋼製家具等の外板材等に
使用することのできるクロメート処理鋼板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車、家庭電器製品、建築材料
等には亜鉛または亜鉛合金(以下両者を合わせて亜鉛系
という)めっき鋼板が広く用いられている。これらの亜
鉛系めっき鋼板は、そのままでは耐食性に劣り、また外
観調整のために形成される樹脂塗膜との密着性が不充分
であるため、めっき層上にクロメート処理が施されるこ
とが多い。しかし最近では、樹脂塗膜が施されることな
く無塗装で使用される、いわゆる「裸使用」の機会が増
加している。このため、従来は一次防錆的な役割を果た
すだけで良かったクロメート処理皮膜に対して、耐食性
をさらに向上させる必要があり、例えば、特公昭42−
14050号や特公昭52−2851号には、クロメー
ト処理液中にシリカゾルや3価のクロムイオンを添加し
て、耐食性を向上させる技術が提案された。
【0003】しかし、上記技術を適用したクロメート処
理鋼板では、色調に黄色味が多く、また外観にむらがあ
るため、裸使用でのクロメート処理鋼板の需要の増加に
伴って厳しくなっていくユーザーの要求、すなわち耐食
性向上と外観品質の高級化の両立を満足させることはで
きない。
【0004】そこで、色調や塗装むらの問題点を改善し
た白色外観を呈するクロメート処理鋼板の製造方法が提
案された。例えば、特公平3−68115号には、クロ
ム酸、シリカゾル、りん酸の配合比を特定したクロメー
ト処理液を利用する方法が、また特公平7−33583
号には、クロム酸、シリカゾルと共にカルボン酸および
/またはカルボン酸の誘導体を含有させたクロメート処
理液を用い、150℃以上の温度で焼き付け処理を行う
方法が開示されている。
【0005】しかし、これらの公報に開示された方法で
得られる白色クロメート処理皮膜も厳しくなる一方であ
るユーザー要求を満足する色調は得られておらず、また
製造時の焼き付け温度が高い後者の方法では高温乾燥の
設備が必要なため生産能率が悪くコスト負担が大きいと
いう問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、耐
食性に優れ、かつ美麗で高級感のある白色外観を呈する
クロメート処理鋼板の提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し得た本
発明の耐食性および外観に優れた白色クロメート処理鋼
板は、亜鉛または亜鉛合金めっき鋼板の表面にクロメー
ト皮膜が形成されているクロメート処理鋼板であって、
クロメート皮膜は、コロイダルシリカと、3個のメトキ
シ基を有するシランカップリング剤が含まれたクロメー
ト処理液を亜鉛または亜鉛合金めっき鋼板表面に塗布し
て乾燥することによって該皮膜の付着量が金属Cr換算
で片面当たり5〜100mg/m2 になる様に形成され
ており、クロメート処理前の亜鉛または亜鉛合金めっき
鋼板の60°鏡面光沢度をG0、クロメート処理後の鋼
板の60°鏡面光沢度をG1 としたとき、G0 、G1
下記式(1)および(2)を満足するところに要旨を有
するものである。 40.0≦G0 ≦150.0 …(1) 0.4G0 ≦G1 …(2)
【0008】本発明において、コロイダルシリカの平均
粒径が10〜50nmであること、クロメート処理液中
のコロイダルシリカおよびシランカップリング剤が、ク
ロム酸換算値1に対して、コロイダルシリカは1.0〜
10.0、シランカップリング剤は0.5〜5.0含ま
れていること、クロメート処理液中のクロムの還元率:
Cr3+/(Cr3++Cr6+)が0.1〜0.5であるこ
と、クロメート処理液が、さらに、クロム酸換算値1に
対して0.05〜0.50のりん酸化合物を含有するこ
と、はいずれも好ましい実施態様である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明者等は、厳格化するユーザ
ー要求に応えるために鋭意研究した結果、クロメート処
理鋼板の外観が原板(亜鉛系めっき鋼板)の光沢度と密
接に関係していることを見出した。そして、特定の光沢
度を有する原板を用い、クロメート処理後に原板の光沢
度の少なくとも40%の光沢度を保持すればクロメート
処理後の鋼板の外観が優れたものになること、およびク
ロメート処理液中におけるコロイダルシリカとシランカ
ップリング剤の併用が、耐食性に優れ、しかも美しい外
観の白色皮膜の形成に効果的であることを知見して、本
発明を完成させたものである。以下、本発明を詳細に説
明する。
【0010】まず、本発明において原板として用いられ
る亜鉛または亜鉛合金めっき鋼板は、その60°鏡面光
沢度G0 が下記式(1)を満足しなければならない。 40.0≦G0 ≦150.0 …(1) コロイダルシリカがクロメート処理鋼板表面に入射する
光を拡散反射させて皮膜を白色化するのであるが、この
とき原板の光沢度G0 が150.0を超えていると、原
板自体は黒っぽく見えるため、白色を呈するクロメート
皮膜を原板上に形成しても、白色化の効果が相殺されて
しまって、高級感のある白色外観を得ることができな
い。また光沢度G0 が40.0より低い場合には、クロ
メート皮膜の塗布むらが目立ちやすく、コロイダルシリ
カの添加量を増加しても塗布むらを防止することができ
ない。上記範囲の光沢度の原板を用いれば、クロメート
皮膜の白色が生かされ、しかも塗布むらの低減作用が有
効に発揮できるため、上記要件を必須要件として定め
た。
【0011】なお亜鉛または亜鉛めっき鋼板としては上
記光沢度の条件を満足するものであれば特に限定されず
使用することができ、溶融めっき法、電気めっき法、蒸
着めっき法等の製造方法によって、純亜鉛めっき、亜鉛
−ニッケル合金めっき、亜鉛−鉄合金めっき、亜鉛−ク
ロム合金めっき等が鋼板上に施されたものを適宜用いれ
ばよい。
【0012】クロメート処理後の光沢度は、原板の60
°鏡面光沢度をG0 、クロメート処理後の鋼板の60°
鏡面光沢度をG1 としたときに、以下の(2)式を満足
しなければならない。 0.4G0 ≦G1 …(2) クロメート処理鋼板の耐食性向上を意識して皮膜の付着
量を多くしたり、コロイダルシリカの量をあまりに増や
し過ぎると、処理後の光沢度G1 が原板の光沢度G0
40%未満となってしまうが、この場合、クロメート処
理鋼板の外観の塗布むらが目立ち高級感が失われてしま
うため、クロメート皮膜形成後の光沢度は原板の少なく
とも40%維持することが必要である。
【0013】上記クロメート処理後の光沢度保持度合い
と、耐食性のバランスをとるためには、クロメート処理
皮膜の付着量は、鋼板片面当たり5〜100mg/m2
(金属Cr換算)とすべきである。5mg/m2 より少
ないと、耐食性が発現せず、100mg/m2 を超える
と、上記(2)の要件を満足できず、塗布むらが目立ち
しかも黄色味の強い劣った外観の鋼板しか得られないた
めである。
【0014】次にクロメート処理液の組成について説明
する。クロメート処理液は、通常無水クロム酸を主体と
した水溶液であるが、本発明では、クロメート処理液中
にコロイダルシリカとシランカップリング剤を共存させ
なければならない。クロメート皮膜中に含まれるコロイ
ダルシリカがクロメート皮膜の耐食性を向上させること
は公知であるが、本発明では、クロメート中に含まれる
コロイダルシリカが、クロメート処理鋼板表面に入射す
る光を拡散反射させ、外観の色調を白色化させると共
に、色調むらを目立ちにくくする効果があることが見出
されたため必須的に用いられる。コロイダルシリカの処
理液中の量は、クロム酸換算値1に対し、1.0〜1
0.0とすることが好ましい。少な過ぎると、白色化効
果や、色調むらを目立たなくさせる効果が発現しない。
しかし10.0を超えて加えると、得られる皮膜の耐ア
ルカリ性が低下して、耐食性に悪影響を及ぼすことがあ
る。またコロイダルシリカの平均粒径は10〜50nm
であることが好ましい。この範囲の粒径のコロイダルシ
リカを用いると、皮膜の白色化効果と耐食性の両特性が
最も良好になるためである。
【0015】またシランカップリング剤は、クロメート
処理皮膜の上にさらに施される樹脂皮膜との間の密着性
を改善することを目的として添加されてきたが、無塗装
で使用される機会が増加するに伴い、不必要であると考
えられる。しかしながら、シランカップリング剤は処理
液中のCr6+をCr3+に還元して黄色味を減少させる作
用があること、また、シランカップリング剤とコロイダ
ルシリカとの相互作用によって緻密で強固なクロメート
処理皮膜が形成し、耐食性の向上に寄与することが本発
明者らによって見出されたため、必須成分とした。
【0016】シランカップリング剤は、メトキシ基また
はエトキシ基と、ビニル基、グリシドキシ基、メタクリ
ロキシ基、アミノ基、メルカプト基等の官能基がアルキ
ル基を介してまたは介さずにSiに結合したものであ
る。本発明では、特に、3個のメトキシ基を有するシラ
ンカップリング剤を用いた場合に、黄色味の改善効果と
耐食性の向上効果の両者をバランス良く形成させること
ができるため、公知の種々のシランカップリング剤の中
でも、Siに3個のメトキシ基が結合したシランカップ
リング剤を用いる。具体例としては、ビニルトリメトキ
シシラン、γ−(メタクリロキシプロピル)トリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン等が挙げられ、これらの1種または2種以上を組合
せて用いることができる。
【0017】シランカップリング剤は、クロメート処理
液中、クロム酸換算値1に対して0.5〜5.0の範囲
で用いることが好ましい。少な過ぎると、黄色味の低減
効果と耐食性の向上効果が発現しない。また、5.0を
超えて添加してもこれらの作用効果が飽和してしまうた
め、経済面から考えると5.0以下とすることが好まし
い。
【0018】上記の様にシランカップリング剤とコロイ
ダルシリカを併用することによって、耐食性に優れ、し
かも高級感のある美麗な白色外観のクロメート処理鋼板
が得られるが、安定性良く、しかも黄色味のない皮膜を
得るためには、クロメート処理液中のクロムの還元率:
Cr3+/(Cr3++Cr6+)を0.1〜0.5に調整す
ることが好ましい。Cr3+が0.1より少ないと、シラ
ンカップリング剤によるCr6+→Cr3+の還元効果を加
味したとしても、Cr3+が少ないため、皮膜の黄色味を
低減させることが難しい。しかしCr3+が0.5を超え
ると、処理液の安定性が低下していくため、上記範囲に
調整することが望まれる。Cr3+を上記範囲に調整する
方法は、特に限定されないが、エタノール、メタノー
ル、しゅう酸、澱粉、蔗糖等の公知の還元剤を加えて行
えば良い。
【0019】本発明では、クロメート処理液が、さら
に、クロム酸換算値1に対して0.05〜0.50のり
ん酸化合物を含有していることも好ましい実施態様であ
る。りん酸化合物は、クロメート処理皮膜の耐食性、特
に耐アルカリ性の向上に効果があるためである。0.0
5より少ないと耐食性向上効果が発現せず、0.50を
超えて加えると、皮膜の吸湿性が増して耐食性に悪影響
を与えることがあるので、上記範囲内の量を添加するこ
とが推奨される。りん酸化合物としては、オルトりん酸
や各種の縮合りん酸、あるいはこれらのアンモニウム塩
やアルカリ土類金属塩を用いることができる。
【0020】本発明のクロメート処理鋼板は、これまで
説明した組成のクロメート処理液を亜鉛系めっき鋼板に
塗布し、乾燥することによって製造することができる。
塗布方法は、特に限定されず、公知のロールコーター
法、バーコーター法、エアーナイフ法、スプレーミスト
法、カーテンコーター法等適宜選択すれば良い。塗布後
の乾燥条件は、到達板温度で40〜150℃が好まし
い。40℃より低い場合には、皮膜の白色化が不充分に
なることがある。150℃を超えると、皮膜の耐食性が
劣化すると共に、製造コストが上昇するため好ましくな
い。
【0021】
【実施例】以下実施例によって本発明をさらに詳述する
が、下記実施例は本発明を制限するものではなく、前・
後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全て
本発明の技術範囲に包含される。
【0022】実施例 スキンパスの圧下条件を種々変更し、60°鏡面光沢度
が30.2〜180.3の範囲の溶融純亜鉛めっき鋼板
を作成し、原板として用いた。表1に示した組成の7種
類のクロメート処理液をロールコーターで塗布した後、
到達板温80℃で乾燥・焼付を行った。得られたクロメ
ート処理鋼板は、下記の方法で性能を評価し、測定結果
を表2〜4に示した。
【0023】[皮膜付着量]蛍光X線分析によってクロ
メート皮膜中のクロム付着量(mg/m2 )を求めた。 [光沢度]JIS Z8741に準じて、60°鏡面反
射角における光沢度を、原板(G 0 )と、クロメート処
理後(G1 )について、日本電色(株)製光沢度計を用
いて測定した。なお表中の光沢度保持率は、G1 /G0
≧0.4のものを○、G1/G0 <0.4のものを×と
して示した。
【0024】[外観むら]クロメート処理鋼板の外観を
目視観察し、クロメート皮膜の塗布むらが目立つかどう
かを中心に評価した。評価基準は、以下の通りである。 ◎:極めて外観良好 ○:比較的外観良好 △:若干外観にむらが目立つ ×:外観むらが著しく目立つ
【0025】[外観色調]クロメート処理鋼板の外観を
目視観察し、クロメート皮膜の白色下の効果の程度を評
価した。評価基準は、以下の通りである。 ◎:極めて外観良好 ○:比較的外観良好 △:若干暗いかもしくは黒っぽい ×:著しく暗いかもしくは黒っぽい
【0026】[耐食性]JIS Z2371に準じて塩
水噴霧試験を実施し、72時間後の白錆発生率を下記基
準で評価した。 ○:白錆発生率1%未満 △:白錆発生率1%以上5%未満 ×:白錆発生率5%以上
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【発明の効果】本発明のクロメート処理鋼板は、耐食性
に優れ、かつ美麗な白色外観を呈するので、無塗装でそ
のまま自動車や家庭電器製品の内装・外装部材、あるい
は鋼製家具等の外板材等に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−146676(JP,A) 特開 平4−147981(JP,A) 特開 昭60−135579(JP,A) 特開 昭62−83478(JP,A) 特開 平4−323383(JP,A) 特開 平3−234527(JP,A) 特開 平4−377(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 22/30 C23C 22/33 C23C 28/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜鉛または亜鉛合金めっき鋼板の表面に
    クロメート皮膜が形成されているクロメート処理鋼板で
    あって、 クロメート皮膜は、コロイダルシリカと、3個のメトキ
    シ基を有するシランカップリング剤が含まれたクロメー
    ト処理液を亜鉛または亜鉛合金めっき鋼板表面に塗布し
    て乾燥することによって該皮膜の付着量が金属Cr換算
    で片面当たり5〜100mg/m2 になる様に形成され
    ており、 クロメート処理前の亜鉛または亜鉛合金めっき鋼板の6
    0°鏡面光沢度をG0、クロメート処理後の鋼板の60
    °鏡面光沢度をG1 としたとき、G0 、G1 が下記式
    (1)および(2)を満足することを特徴とする耐食性
    および外観に優れた白色クロメート処理鋼板。 40.0≦G0 ≦150.0 …(1) 0.4G0 ≦G1 …(2)
  2. 【請求項2】 コロイダルシリカの平均粒径が10〜5
    0nmである請求項1に記載の白色クロメート処理鋼
    板。
  3. 【請求項3】 クロメート処理液中のコロイダルシリカ
    およびシランカップリング剤は、クロム酸換算値1に対
    してコロイダルシリカが1.0〜10.0、シランカッ
    プリング剤が0.5〜5.0含まれているものである請
    求項1または2に記載の白色クロメート処理鋼板。
  4. 【請求項4】 クロメート処理液中のクロムの還元率:
    Cr3+/(Cr3++Cr6+)が0.1〜0.5である請
    求項1〜3のいずれかに記載の白色クロメート処理鋼
    板。
  5. 【請求項5】 クロメート処理液が、さらに、クロム酸
    換算値1に対して0.05〜0.50のりん酸化合物を
    含有するものである請求項1〜4のいずれかに記載の白
    色クロメート処理鋼板。
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