JP2941910B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2941910B2 JP2222472A JP22247290A JP2941910B2 JP 2941910 B2 JP2941910 B2 JP 2941910B2 JP 2222472 A JP2222472 A JP 2222472A JP 22247290 A JP22247290 A JP 22247290A JP 2941910 B2 JP2941910 B2 JP 2941910B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、部屋などの居住空間で快適感が得られるよ
うにした空気調和機に関する。
〔従来の技術〕
従来、空気調和機については、室内が寒ければ暖め
る、暑ければ冷やすといつた本来の機能のほかに、より
快適な室内環境が得られるようにする機能も必要である
とし、このための手段が種々提案されている。
その一例として、特公昭55−48222号公報に開示の空
気調和方法は、室内で、風向,風力が自然のそよ風と同
程度の頻度分布で不規則に変化する風を生じさせるよう
にしたものであつて、これにより、自然に近い快適な室
内環境が得られるようにするものである。
また、他の例としては、特公昭61−56805号公報にお
いて、ストーブや空気調和機,扇風機などによる発熱
量,温度,風量などの刺激としての物理量を不規則に変
化させることにより、快適感が得られるようにした物理
量制御装置が開示されている。ここでは、電気ストーブ
について具体例が示されており、これによると、発熱量
とその持続時間とが不規則に変化し、しかも、その変化
の仕方が複数設定されていずれかをユーザが選択でき
る。
さらに他の例としては、ユーザによる設定温度を中心
として室温を周期的に変化させると同時に、室内フアン
から吹き出す気流の方向(風向)を変化させ、室内の居
住者に時々風があたるようにして快適感を生じさせるよ
うにした空気調和機も提案される(たとえば「電気店」
(電波新聞社)平成2年4月号p.202)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記夫々の従来技術では、次のような
問題がある。
上記特公昭55−48222号公報記載の従来技術において
は、風向,風速を不規則に変化させて自然の風のような
効果を得るようにしているが、特に冷房などにおいて
は、室温も快適感を得るための重要な要素となるもので
あり、この点については何ら配慮がなされていない。す
なわち、かかる従来技術では、室温は一定に保持されて
いるものと考えられるが、このような場合、ある風向,
風速では快適に感じられても、他の風向,風速になると
快適感が失くなる場合もあり、常に快適感が得られると
いうことはない。
特公昭61−56805号公報記載の技術では、空気調和機
で冷房運転にする場合、空間の温度(すなわち室温)を
変化させることが考えられる。しかしながら、冷房運転
の場合、室温が下降するときには快適感が得られるが、
室温が上昇するときには快適感が得られず、むしろ不快
感が生ずる場合もある。したがつて、この従来技術にお
いても、常に快適感が得られるということはない。
上記新聞発表の従来技術では、冷房運転の場合、室温
を下げるときには高能力で素早く下げ、室温を上げると
きには低能力でゆつくりと上げるようにするとともに、
吹出口で風向を変化させ、吹出温度が高いときには下吹
き時間を長くして人にあたる時間を短かくし、吹出温度
が低いときには下吹き時間を短かくして人にあたる時間
を長くしている。
しかし、かかる従来技術によると、高能力運転時、部
屋の大きさなど対象負荷によつては室温が下がり過ぎた
り、室温の下降が急激であつたりする場合もあり、膚寒
さを感ずる場合もあつて常に快適感が得られるというも
のではない。
また、風向を変化させるといつても、この風向角度は
予め設定されたものであつて、居住者の室内での位置に
よつては気流があたらない場合もある。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、常に快適感
を持続させることができるようにした空気調和機を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、所望室温を得
るための設定温度に対して目標温度を変化させる第1の
手段と、検出される室温に応じて室内ファンの回転数を
変化させる第2の手段とを有する制御部を設け、該制御
部が時間の経過とともに該目標値と該室内ファンの回転
数とを繰返し変化させるようにした。
〔作 用〕
上記第1,第2の手段により、時間経過とともに、室内
と室内フアンからの気流の風速とを変化させることがで
きる。
冷房運転では、先にも説明したように、室温が下降す
るとき快適さが感じられ、室温が上昇するときには、快
適感はなくなり、不快感が生ずる場合もある。このため
に、室温を変化させるだけで間欠的に快適感が得られる
だけで快適感を持続させることができない。
そこで、本発明では、室内フアンからの気流の風速を
室温に応じて変化させるものであつて、室温の上昇に伴
なう快適感の喪失を風速を強めることによつて補うよう
にする。これによると、また、室温が下降したときに強
い風速で気流があてられることによる膚寒さも、この風
速を弱めることによつて防止することができるようにな
る。
〔実施例〕
まず、本発明による快適感の持続のための空調方法に
ついて、その概略を説明する。
従来の空気調和機によると、たとえば冷房の場合、第
9図(a)に示すように、空気調和機からの気流の風速
を一定とし、ユーザによつて所望室温が設定されると、
第9図(b)に示すように、室内温度が低下していき、
設定温度に達すると、これ以降では、室内温度が設定温
度に維持されるようにしていた。しかし、このような空
調方法によると、第9図(c)に示すように、空気調和
機が起動して冷房が開始し、室温が降下していくと快感
感が高まり、室温が設定温度に達した頃快適感は最高と
なるが、これ以降室温が設定温度に維持されたままであ
ると、快適感は次第に薄れていき、遂には不快とも快感
とも感じない状態となる。実験によると、最高に快感と
感じてから約60分たつとこのような状態となつた。
ところで、実験によると、冷房の場合、温度が低下す
るときに人は快感さを感ずるということがわかつた。ま
た、冷房の場合、逆に温度が上昇すると、人は不快さを
感ずるが、このような場合でも、温度の上昇温度が緩や
かであつて、かつ上昇量がわずかであれば、空気調和機
から居住者への気流の吹付け速度(風速)を高めること
により、あたかもそよ風が吹きつけられるような気持と
なつて不快感が除かれ、むしろ快適感が得られることが
わかつた。
このことから、本発明は、第10図(b)に示すよう
に、設定温度を含む狭い温度範囲の降下と上昇とを交互
に繰り返えさせ、かつ、第10図(a)に示すように、温
度上昇によつて不快感が生ずる期間では、風速を高める
ようにしたものであつて、これによると、第10図(c)
に示すように、空気調和機が冷房を開始して快適感が得
られ、それ以降、同じ快適感が持続する。
なお、実験によると、室温の上,下範囲は設定温度±
1℃とし、室温の変化の周期は約20分とすることが快適
であることがわかつた。
以下、本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明による空気調和機の一実施例を示すブ
ロツク図であつて、1は空気調和機の本体、2はリモー
トコントロール装置(以下、リモコンという)、10は制
御部、11は演算部、12はタイマ、13は室温検出部、14は
受信部、15は室温フアン、16は圧縮機、17は風向モー
タ、21は制御部、22は主操作スイツチ、23はさわやかボ
タン、24は風向ボタン、25は送信部である。
同図において、リモコン2の主操作スイツチ22を操作
すると、制御部21はそれに対応して電源制御信号を発生
し、送信部25から送信させる。本体1では、受信部14で
この電源制御信号を受信し、これに対応して本体1の電
源をオンまたはオフする。すなわち、リモコン2の主操
作スイツチ22を操作する毎に、本体1の電源が交互にオ
ン・オフする。本体1で電源がオンすると、室内フアン
15の圧縮機16とが起動し、制御部10が、室温検出部13か
らの検出情報を取り込みながら、室温が設定温度に維持
されるように、室内フアン15と圧縮機16とを制御する。
なお、図示しないが、リモコン2にも温度設定手段が
設けられ、、これを操作して所望温度を設定すると、制
御部21は送信部25から設定温度信号を本体1に送り、本
体1では、制御部10は室内フアン15と圧縮機16とを制御
して室内温度をこの設定温度にする。
また、リモコン2で風向ボタン24を操作すると、制御
部21はこれに応じて風向信号を送信部25から送信させ
る。本体1では、受信部14がこの風向信号を受信する
と、制御部10はこれに応じて風向モータ17を制御し、こ
れにより、室内フアン15によつて本体1から吹き出され
る気流の方向(風向き)を繰り返し変えることができ
る。
なお、本体1で風向モータ17が動作中、リモコン2で
風向ボタン24を操作すると、風向モータ17は停止する。
さら、リモコン2でさわやかボタン23を操作すると、
制御部21はこれに応じてさわやか信号を発生し、送信部
25から送信させる。本体1では、このさわやか信号を受
信すると、これに応答して制御部10のタイマ12が作動
し、演算部11がタイマ12や室温検出部13の出力,設定温
度などを用いて室内フアン15や圧縮機16を制御し、第10
図で説明したような運転(以下、さわやか運転という)
を行なわせる。
なお、さわやか運転中にリモコン2のさわやかボタン
23を操作すると、さわやか運転は停止する。
ここで、第2図により、リモコン2における制御部21
の動作をまとめて説明する。
制御部21は、入力待ちの状態で入力があると(ステツ
プS20)、この入力が主操作ステツプ22,さわやかボタン
23,風向ボタン24のいずれからのものかを判断する(ス
テツプS21)。この入力が主操作スイツチ22からのもの
であるときには、主操作スイツチ22の前回の操作で本体
1の電源をオンする電源制御信号(運転信号)を発生し
たか否かを判定し(ステツプS22)、運転信号を発生し
たのであれば本体1の電源をオフする電源制御信号(停
止信号)を発生し(ステツプS23)、また、停止信号を
発生したのであれば運転信号を発生する(ステツプ
S24)。そして、かかる電源制御信号を送信部25から送
信させる(ステツプS27)。
入力が風向ボタン24からのものであれば(ステツプS
21)、風向信号を発生させて(ステツプS25)送信部25
から送信させ(ステツプS27)、入力がさわやかボタン2
3からのものであるときには(ステツプS21)、さわやか
信号を発生して(ステツプS26)送信部25から送信させ
る(ステツプS27)。
なお、温度設定などについても同様であり、説明を省
略する。
次に、第3図により、第1図における本体1の制御部
10の制御動作をまとめて説明する。
制御部10は、受信待ち状態にあつて受信信号があると
(ステツプS30)、この受信信号が運転信号であるか、
停止信号であるかあるいはその他の信号であるかを判別
する(ステツプS31)。受信信号が運転信号であるとき
には、上記のように、室内フアン15や圧縮機16を動作さ
せて運転を開始させ(ステツプS32)、受信信号が停止
信号であるときには、室内フアン15や圧縮機16を止めて
運転を停止させる(ステツプS40)。
受信信号が運転信号,停止信号以外のときには、これ
がさわやか信号であるか、風向信号であるかを判別する
(ステツプS33)。
受信信号がさわやか信号であるときには、第10図で説
明したさわやか運転が現在行なわれている場合(ステツ
プS34)、このさわやか運転を停止させ(ステツプ
S35)、現在さわやか運転が行なわれていない場合に
は、さわやか運転を開始させる(ステツプ36)。また、
受信信号が風向信号であるときには、現在風向モータ17
が動作中である場合(ステツプS37)、これを停止させ
(ステツプS37)、これを停止され(ステツプS38)、現
在風向モータ17が停止している場合には、これを動作さ
せる(ステツプS39)。
なお、以上の第3図の説明でも、温度設定などの他の
動作については説明を省略した。
また、本体1にも主操作スイツチやさわやかボタン,
風向ボタンなどの操作部材が設けられており、これらを
操作することにより、第3図に示した動作が行なわれる
ことはいうまでもない。
ところで、この実施例の特徴とするところは、第3図
のステツプS36で実行されるさわやか運転である。以
下、これを第4図〜第8図により説明する。但し、第4
図はさわやか動作の時間的な流れを示すタイミングチャ
ート、第5図は第3図でのさわやか運転ルーチン(ステ
ツプS36)の詳細を示すフローチヤート、第6図は第5
図における温度達成ルーチン(ステツプS51,S55)の詳
細を示すフローチヤート、第7図は第5図における時間
達成ルーチン(ステツプS53,S57)の詳細を示すフロー
チヤート、第8図は第6図および第7図における室内フ
アン制御ルーチン(ステツプS63,S73)の詳細を示すフ
ローチヤートである。
上記のように、本体1(第1図)でさわやか運転が行
なわれていないときにリモコン2のさわやかボタン23
(第1図)を操作すると、第5図で詳細に示すさわやか
運転のルーチン(第3図のステツプS36)が実行され
る。このさわやか運転は第5図に示すステツプS50〜S58
の一連の動作を1周期とし、これが次にさわやかボタン
23(第1図)が操作されるまで繰り返される。
なお、さわやか運転において、先に説明したように、
人間の快適感を持続させるめには、室温の変化を設定温
度の±1℃として変化幅を約2℃とするとよいが、この
ためには、空気調和機本体1で室温検出部13(第1図)
が検出する室温の変化幅を、設定温度を下限とする約0.
5℃とするのが有効である。以下の動作説明では、この
変化幅を0.5℃としている。
まず、さわやか運転ルーチンに入つてこの運転が開始
すると、第5図において、ユーザが決めた設定温度を目
標温度とし(ステツプS50)、温度達成ルーチン(ステ
ツプS51)に入る。
このルーチンでは、第6図に示すように、まず、タイ
マ12(第1図)が動作を開始し(ステツプS60)、室温
検出部13によつて室温が検出される(ステツプS61)。
そして、目標温度(この場合、設定温度)と検出される
室温との差に応じた回転数で圧縮機16(第1図)が駆動
される(ステツプS62)。
さわやか運転の開始時(t0)には、第4図(a)に示
すように、実線で示す目標温度(=設定温度)に対して
検出された温度(破線で示す。以下、単に室温という)
は充分高いため、第4図(b)に示すように、圧縮機16
の回転数は充分高く、冷房効果によつて、第4図(a)
に示すように、室温は急速に降下していく。
第6図において、ステツプS62で圧縮機16が駆動され
ると、次に、室内フアン15の制御ルーチン(ステツプS
63)に入る。
この制御ルーチンは、第8図に示すように、まず、室
温検出部(第1図)によつて室温が検出され(ステツプ
S80)、室温が(設定温度+0.25℃)以下か否かが判定
される(ステツプS81)。この場合、第4図(a)に示
すように、ほとんどさわやか運転の開始時であるため、
室温>(設定温度+0.25℃)である。次に、室温が(設
定温度+0.5℃)以上か否か判定される(ステツプ
S82)。この場合、第4図(a)に示すように、室温≧
(設定温度+0.5℃)であるから、室内フアン15(第1
図)は弱風を生ずるように制御される(第4図
(c))。
以上がさわやか運転開始時での室内フアン15の制御で
あり、次に、第6図のステツプS64に進む。このステツ
プS64は、室温と目標温度(=設定温度)とを比較し、
室温がこの目標温度に達したとき、ステツプS61に戻
す。すなわち、室温が目標温度に達するまでステツプS
61〜S63の一連の動作が繰り返えされる。
ところで、かかるさわやか運転の始動時、室温が降下
していくが、室温が(設定温度+0.25℃)以下になると
(第4図の時刻t1)、ステツプS63において、第8図の
ステツプS81,S84により、、第4図(c)に示すよう
に、室内フアン15は弱風から微風へと切換え制御され
る。これにより、室温が設定温度近くまで低下したとき
の膚寒さ感を防止することができる。
また、第6図のステツプS62の動作により、室温が設
定温度である目標温度近くになると、圧縮機16の回転数
も低下していく(第4図(b))。
そして、第6図において、室温が目標温度(=設定温
度)に達すると(ステツプS64)、タイマ12(第1図)
の計測時間が予め設定れている時間T(たとえば5分)
を経過していれば(ステツプS65)、第5図のステツプS
52に移つて始動動作が終了する(第4図の時刻t2)。
以上のように始動動作が終了すると、第4図(a)に
示すように、目標温度を(設定温度+0.25℃)とし(ス
テツプS52)、第7図に詳細に示す時間達成ルーチンに
移る(ステツプS53)。
この時間達成ルーチンに入ると、第7図において、ま
ず、タイマ12(第1図)が時間計測を開始し(ステツプ
S70)、室温検出部13によつて室温が検出される(ステ
ツプS71)。そして、目標温度(=設定温度+0.25℃)
と室温との差に応じた回転速度で回転するように圧縮機
16が制御される(ステツプS72)。
すなわち、目標温度が高められることにより、室温が
上昇するが、この目標温度はわずかに0.25℃だけ高めら
れただけであるため、圧縮機16は、低い回転数である
が、回転状態が維持され、急激な室温の上昇が抑えられ
てゆつくり上昇する。これにより、室温の上昇による不
快感がなくなる。
そして、さらに、第8図に詳細に示した室内フアン15
の制御が行なわれ(ステツプS74)、以上のステツプS71
〜S73の一連の動作が、タイマ12による計測時間が予め
設定された時間T(たとえば5分)となるまで繰り返え
さられる(ステツプS74)。
但し、この時間達成ルーチン(第5図のステツプ
S53)の実行中、第4図(c)に示すように、室内フア
ン15は微風を送つており、第7図のステツプS74におい
て、第8図に示すように、室温が(設定温度+0.5℃)
以上とならない限り、微風が送られ続ける。しかし、上
記のように、室温はゆつくりと上昇するようにしている
ため、タイマ12による計測時間が設定時間Tに達するま
でには(ステツプS74)室温は(設定温度+0.5℃)に達
しない。
時間達成ルーチン(ステツプS53、第7図)の実行中
タイマ12の計測時間が設定時間Tに達すると(第4図の
時刻T3)、このルーチンが終了し、目標温度が(設定温
度+0.5℃)に変更され(第5図のステツプS54)、温度
達成ルーチン(第5図のステツプS55)に進む。
このルチンも第6図に示す一連の動作からなり、室温
が目標温度(=設定温度0.5℃)に達するまで繰り返え
される。そして、室温が(設定温度+0.5℃)、すなわ
ちこの場合の目標温度に達すると(第4図の時刻T4)、
室内フアン15の制御ルーチン(ステツプS63)で、第8
図のステツプS82,S83により、室内フアン15は微風から
弱風に切り換り、室温が上昇したことによる不快感が除
かれるようにする。
また、第6図において、室温が目標温度に達すると
(ステツプS64)、タイマ12の計測時間が設定時間を経
過していれば(ステツプS65)、第5図において、温度
達成ルーチン(ステツプS55)が終了する。すなわち、
このステツプS55の温度達成ルーチンは、室温が目標温
度(=設定温度+0.5℃)に達するまで設けられるが、
タイマ12の計測時間が設定時間Tに至らないうちに室温
がこの目標温度に達したときには、この計測時間が設定
時間Tとなるのを待つてステツプS55の温度達成ルーチ
ンを終了する。これは、さわやか運転での室温変化や気
流の風速の変化がある程度以上早まらないようにするた
めである。
第5図において、上記のようにステツプS55の温度達
成ルーチンが終了すると(第4図の時刻t4)、次に、目
標温度を再び(設定温度+0.25℃)に降下させ(ステツ
プS56)、次の時間達成ルーチン(ステツプS57)に進
む。
このルーチンも第7図の一連の動作からなつている。
この場合、目標温度が(設定温度+0.5℃)から(設定
温度+0.25℃)に低められたため(第4図の時刻t4)、
第4図(b)に示すように、圧縮機16の回転数が高めら
れて冷房効果が高まり、第4図(a)に示すように、室
温は降下していく(第7図のステツプS72)。そして、
第4図の時刻t5でタイマ12による計測時間が設定時間T
に達すると(第7図のステツプS74)、第5図でのステ
ツプS57の時間達成ルーチンが終了し、ステツプS58を経
てステップS50に戻る。このステツプS50では再び目標温
度が設定温度となり、第6図で示す一連の動作からなる
ステツプS51に進む。
第5図のステツプS57の時間達成ルーチン、あるいは
ステツプS51の温度達成ルーチンの実行中、すなわち、
第4図の時刻t4から室温が設定温度に達する期間中、室
温は必ず(室温+0.25℃)以下となるが、その時点(第
4図の時刻t4)で、第6図のステツプS63または第7図
のステツプS73中の第8図のステツプS81,S84により、室
内フアン15が弱風から微風に切り換え、室温の低下によ
る膚寒さの感じを無くすようにする。
ここで、以上をまとめると、第4図の時刻t2〜t3が第
5図のステツプS52,S53の動作期間であり、第4図の時
間t3〜t4が第5図のステツプS54,S55の動作期間、第4
図の時刻t4〜t5が第5図のステツプS56,S57の動作期
間、第4図の時刻t5〜t6が第5図のステツプS50,S51
動作期間であり、先に説明した第4図の時刻t2までの始
動動作が終ると、以上の一連の動作が繰り返えされ、第
1図のさわやかボタン23が操作されて停止指令があるま
で(第5図のステツプS58)さわやか運転が続けられ
る。
以上のようにしてさわやか運転が行なわれるが、さら
に、さわやか運転中に風向モータ17を動作させ、同時に
風向を変化させるようにすることもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、制御部が時間
の経過とともに目標温度と室内フアンの回転数を繰返し
変化させるようにしたので、快適感を間欠的でなく持続
させることができる。例えば、冷房運転の場合には、室
温を上下させるとともに、室温が上昇したときには弱風
を送り、室温が低下したときには微風を送るから、室温
が降下するときの快適感が得られるとともに、室温が上
昇したときの不快感が弱風によつて除かれるし、室温が
低下したときの弱風から微風の切り換えによつて膚寒さ
も除かれ、常時快適感を持続することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による空気調和機の一実施例を示すブロ
ツク図、第2図は第1図におけるリモートコントロール
装置の動作を示すフローチヤート、第3図は第1図にお
ける空気調和機本体の全体的な動作を示すフローチヤー
ト、第4図はこの空気調和機本体のさわやか運転を示す
タイミングチャート、第5図は第3図におけるさわやか
運転ルーチンを詳細に示したフローチヤート、第6図は
第5図における温度達成ルーチンの具体例を示すフロー
チヤート、第7図は第5図における時間達成ルーチンの
具体例を示すフローチヤート、第8図は第6図および第
7図における室内フアン制御ルーチンの具体例を示すフ
ローチヤート、第9図は従来の空気調和機での冷房動作
とその効果を示す図、第10図は本発明による空気調和機
の冷房モードでのさわやか運転とその効果を示す図であ
る。 1……空気調和機本体、2……リモートコントロール装
置、10……制御部、11……演算部、12……タイマ、13…
…室温検出部、14……受信部、15……室内フアン、16…
…圧縮機、23……さわやかボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 一成 東京都足立区中川5丁目1番34号 株式 会社日立製作所家電事業本部内 (72)発明者 関 幸一 東京都足立区中川5丁目1番34号 株式 会社日立製作所家電事業本部内 (56)参考文献 特開 平3−156242(JP,A) 特開 昭56−72715(JP,A) 特開 平3−55452(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室温を検出する室温検出部と、室内に気流
    を送る室内ファンと、所望の室温を得るための設定温度
    が設定される制御部と、該制御部に設定された設定温度
    に応じて制御される圧縮機とを備えた空気調和機におい
    て、 該制御部は、 冷房運転時、所定の温度幅の該設定温度に応じて決まる
    温度域内で変化する、室内温度に対する目標温度を設定
    する第1の手段と、 冷房運転時、該室温検出部で検出される室温が該温度域
    の上限に達してから該温度域内の該設定温度に応じて決
    まる所定の温度に低下するまでの期間、該室内ファンの
    回転数を上昇させる第2の手段と を有し、 時間の経過とともに該目標温度と該室内ファンの回転数
    とを繰り返し変化させることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第1の手段による前記目標温度の変化は、階段状の
    上昇と階段状の降下との交互の繰返しであることを特徴
    とする空気調和機。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 前記室内ファンからの気流による室内の温度の変化幅に
    対し、前記目標温度の変化幅を狭くしたことを特徴とす
    る空気調和機。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記目標温度の変化幅を0.5℃としたことを特徴とする
    空気調和機。
  5. 【請求項5】請求項2,3または4において、 前記第1の手段は、 前記目標温度が前記温度域の下限値もしくは上限値であ
    るときには、前記室温検出部によって検出される室温が
    設定されている前記目標温度に達するのを待って前記目
    標温度を階段状に変化させ、 前記目標温度が前記温度域の下限値や上限値でないとき
    には、予め設定された時間の経過とともに前記目標温度
    を変化させる ことを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4,5において、 前記第2の手段は、 前記室温検出部で検出される室温が第1の所定値よりも
    高くなると、前記気流の風速を大にし、 前記室温検出部で検出される室温が第1の所定値よりも
    低い第2の所定値よりも低くなると、前記気流の風速を
    小にする ことを特徴とする空気調和機。
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