JP2941320B2 - 長繊維強化成形用ポリオレフィン樹脂組成物およびその製造法 - Google Patents

長繊維強化成形用ポリオレフィン樹脂組成物およびその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、長繊維で強化され機械的強度等の著しく向
上した長繊維強化成形用ポリオレフィン樹脂組成物とそ
の製造法に関する。
〔従来の技術とその課題〕
ポリオレフィンは成形性、耐薬品性に優れ、比重も小
さく、比較的安価に入手できるため、汎用樹脂として広
く利用されているが、機械的強度、耐熱性等の面では必
ずしも十分とは言えず、その用途もかなり制約されたも
のとなっている。かかる欠点を改善し、ポリオレフィン
の強度、耐熱性等を向上させるための手段として、ガラ
ス繊維等の強化用繊維を配合することが知られており、
一般には、ポリオレフィンとチョップドストランド等の
短繊維を混合し押出機で押し出すことにより繊維強化さ
れたポリオレフィン樹脂組成物の製造が行われている。
この方法によれば、かなり高度の機械的強度、耐熱性等
を有する繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物が極めて容
易に得られるという利点を有する。しかしながら近年
は、樹脂に対してさらに高度の機械的強度等が求められ
る傾向にあり、押出機での混練中に繊維の折損が避けら
れない上記の如き繊維強化樹脂組成物の製造方法では、
この要求に応えることはできない。
これに対し、上記の如き欠点を改善し、繊維の折損を
起こすことなく長繊維で強化された熱可塑性樹脂組成物
を製造する方法として、引抜き成形が注目されており、
ポリオレフィン系重合体の強化への利用例も見られる。
この方法は、基本的には連続した強化用繊維束を引きな
がら熱可塑性樹脂を含浸するもので、例えば、米国特許
第2877501号、英国特許出願公開第1167849号には連続し
た繊維束を引きながら熱可塑性樹脂のエマルジョンある
いは溶液の槽中を通した後、加熱することにより溶媒を
除去すると共に樹脂を溶融して繊維に含浸させる方法、
英国特許出願公開第1302048号には連続した繊維束をク
ロスヘッドダイを通して引きながら溶融樹脂で含浸する
方法、米国特許第4439387号には特殊な形状のクロスヘ
ッドダイを用いて溶融樹脂で含浸する方法、米国特許第
3022210号には分子量の小さいポリマー、ここではポリ
スチレンを用い、その溶融物で含浸する方法、特開昭57
−181852号明細書には、連続した繊維束を引きながら極
めて低粘度の熱可塑性樹脂を含浸させる方法が記載され
ている。しかしながら、本発明において対象とするポリ
オレフィン系重合体は化学構造上、分子鎖中に極性基が
なく、活性に乏しいため、単に上記の如き引抜き成形法
を利用し繊維強化を行おうとしても、繊維に対する樹脂
の含浸性、密着性は不十分なものとなり、期待される程
の強度等の向上はできない。また、得られた組成物から
繊維がほぐれて飛散し易いという欠点も有する。ポリオ
レフィン系重合体を基本樹脂とした引抜き成形による繊
維強化においてはかかる如き問題があり、その改善が切
望されていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、長繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物お
よびその製造法のかかる課題を解決し、繊維束に対する
樹脂の含浸性および樹脂と繊維の密着性が良く、機械的
強度等の著しく向上した長繊維強化ポリオレフィン樹脂
組成物を得るため鋭意検討した結果、強化用繊維として
特定の重合体を含むサイジング剤で一旦サイジング処理
された繊維束を用いることによりこれらの課題が解決さ
れること、特に、繊維の含浸に用いる基体樹脂としてポ
リオレフィンと共に特定の変性を行った変性オレフィン
系重合体を併用することにより繊維のサイジング処理と
の相乗的効果が発現し、機械的強度等が飛躍的に向上す
ることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明はオレフィン系重合体(A)を含有して
なるサイジング剤で一旦サイジング処理された強化用繊
維束の連続物を引きながら、ポリオレフィンを主体とす
る特定の樹脂成分(B)を該繊維束中に含浸させ、組成
物中5〜80重量%の強化用繊維(C)を含有させること
を特徴とする長繊維強化成形用ポリオレフィン樹脂組成
物の製造法、および斯かる製造法によって得られる組成
物に関するものである。
本発明はかかる如く、強化用繊維束の連続物を引きな
がらポリオレフィンを主体とする樹脂成分を該繊維束中
に含浸させ、長繊維で強化されたポリオレフィン樹脂組
成物を製造するにあたり、特定の重合体、即ちオレフィ
ン系重合体(A)を含有してなるサイジング剤で一旦サ
イジング処理された強化用繊維束の連続物を用いること
を最も大きな特徴とするものである。
ここて、サイジング剤に含有されるオレフィン系重合
体(A)としては、ポリオレフィン(A1)、塩素化又は
クロロスルホン化されたポリオレフィン(A2)、不飽和
カルボン酸またはその誘導体で変性された変性オレフィ
ン系重合体(A3)、オレフィンとこれと共重合可能なモ
ノマーとの共重合体(A4)の1種又は2種以上を組合わ
せて使用できる。
ポリオレフィン(A1)としては、オレフィンの単独重
合体および2種以上のオレフィンの共重合体から選ばれ
たものがいずれも使用可能であり、その具体例として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテ
ン、エチレン−プロピレンランダム共重合体、エチレン
−プロピレンブロック共重合体、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体等
が挙げられる。
塩素化又はクロロスルホン化されたポリオレフィン
(A2)としては、上記の如きポリオレフィンに塩素を反
応させ塩素化したもの、塩素と二酸化イオウを反応させ
クロロスルホン化したものが挙げられる。好ましいのは
塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレンである。
不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性された変性
オレフィン系重合体(A3)としては、オレフィンの単独
重合体または2種以上のオレフィンの共重合体、例えば
ポリオレフィン(A1)として上記で例示した重合体等に
不飽和カルボン酸またはその誘導体をグラフト重合した
もの、オレフィンから選ばれた1種または2種以上と不
飽和カルボン酸またはその誘導体から選ばれた1種また
は2種以上を共重合したもの及びこれに更に不飽和カル
ボン酸またはその誘導体をグラフト重合したものが挙げ
られる。ここで、変性のため使用される不飽和カルボン
酸としては、例えばマレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、アクリル酸、メタクリル酸等が挙げられる。また不
飽和カルボン酸の誘導体としてはこれらの酸無水物、エ
ステル、アミド、イミド、金属塩等があり、その具体例
としては無水マレイン酸、無水イタコン酸、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸グリシジル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸グリシジル、マレイン酸モノエチル
エステル、マレイン酸ジエチルエステル、フマル酸モノ
メチルエステル、フマル酸ジメチルエステル、アクリル
アミド、メタクリルアミド、マレイン酸モノアミド、マ
レイン酸ジアミド、フマル酸モノアミド、マレイミド、
N−ブチルマレイミド、メタクリル酸ナトリウム等を挙
げることができる。これらの不飽和カルボン酸およびそ
の誘導体のうち、好ましいのはアクリル酸およびメタク
リル酸のグリシジルエステルおよび無水マレイン酸であ
り、これにより変性された好ましい変性オレフィン系重
合体(A3)としては、エチレンおよび/またはプロピレ
ンを主たるポリマー構成単位とするオレフィン系重合体
に無水マレイン酸をグラフト重合することにより変性し
たもの、エチレンおよび/またはプロピレンを主体とす
るオレフィンと(メタ)アクリル酸グリシジルエステル
または無水マレイン酸とを共重合することにより変性し
たものが挙げられる。かかる変性オレフィン系重合体
(A3)は、ポリマー構成単位の0.1〜40重量%が、上記
の如き不飽和カルボン酸またはその誘導体からなるもの
が好ましく、特にこれらの成分がランダム共重合あるい
はブロック共重合によりポリマー主鎖中に導入される場
合には3〜40重量%、グラフト重合による場合には0.1
〜10重量%が好ましい。
また、オレフィンとこれと共重合可能なモノマーとの
共重合体(A4)としては、エチレン/酢酸ビニル共重合
体、エチレン/塩化ビニル共重合体等のようにオレフィ
ンとビニル化合物とを反応させてなる共重合体等が挙げ
られる。好ましいものとしてはエチレン/酢酸ビニル共
重合体が挙げられる。
本発明においては、上記の如きオレフィン系重合体
(A)から選ばれた1種または2種以上を含むサイジン
グ剤でサイジング処理された強化用繊維がいずれも使用
できる。好ましいのは、塩素化又はクロロスルホン化さ
れたポリオレフィン(A2)、不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体で変性された変性オレフィン系重合体(A3)、
オレフィンとこれと共重合可能なモノマーとの共重合体
(A4)からなる群から選ばれた重合体を含むサイジング
剤でサイジング処理された強化用繊維を用いることであ
る。
本発明において用いられる強化用繊維は上記の如き条
件を満足する限り、そのサイジング処理法については特
に限定されるものではなく、いずれのサイジング処理法
によるものも使用できる。例えば、前記の如きオレフィ
ン系重合体(A)に乳化剤と水等を加えて乳化させたエ
マルジョン(一般には結束剤と称される)に表面処理剤
(カップリング剤)、pH調節剤、潤滑剤、帯電防止剤等
を目的に応じて配合してなるサイジング剤を用い、繊維
のサイジング処理を行う等の方法が用いられる。この
時、サイジング剤中のオレフィン系重合体(A)の濃度
としては1〜60重量%とするのが好ましい。
表面処理剤(カップリング剤)としては、アミノシラ
ン系、アミドシラン系、エポキシシラン系、アジドシラ
ン系、アクリルシラン系等が用いられ、潤滑剤としては
カチオン系、ノニオン系、アニオン系のいずれも使用可
能である。
また、上記の如くサイジング処理され、本発明におい
て用いられる強化用繊維(C)の種類としては特に制約
はなく、例えばガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、高融
点(高軟化点)の樹脂繊維等がいずれも使用できる。中
でもガラス繊維はサイジング処理が特に有効に作用する
ため好ましい。
さて本発明は、上記の如く、強化用繊維束の連続物を
引きながらポリオレフィンを主体とする樹脂成分を繊維
束に含浸させ、長繊維で強化されたポリオレフィン樹脂
組成物を製造する場合に限って、オレフィン系重合体
(A)を含有するサイジング剤でサイジング処理した繊
維の使用が、繊維による補強効果を高める上で特に有効
であることを見出したものである。これに対し、チョッ
プドストランド等の短繊維でポリオレフィンを強化する
場合においては、エポキシ系樹脂あるいはウレタン系樹
脂を含有してなるサイジング剤でサイジング処理したも
のが一般的に用いられ、またその補強促進効果が認めら
れているが、本発明においてかかるサイジング処理を施
した連続繊維束を用いても、殆ど補強促進効果は認めら
れない。また、ポリオレフィンの短繊維による強化にお
いては、オレフィン系重合体(A)を含有してなるサイ
ジング剤でサイジング処理された繊維を用いてもサイジ
ング処理による効果は極めて小さいことが知られてお
り、本発明のように連続繊維束を引きながらポリオレフ
ィンを主体とする樹脂成分を繊維束中に含浸させる場合
に限って、オレフィン系重合体(A)を含有してなるサ
イジング剤によりサイジング処理された繊維が優れた補
強効果を示し、得られた強化樹脂組成物の強度が著しく
向上することは驚くべきことである。
次に、本発明において、上記の如くサイジング処理さ
れた強化用繊維に含浸される樹脂成分(B)について説
明する。
本発明においてはかかる樹脂成分(B)としてポリオ
レフィン(B1)を主体とするものが用いられる。特に好
ましくは樹脂成分(B)としてポリオレフィン(B1)を
主体とし、これと不飽和カルボン酸またはその誘導体で
変性された変性オレフィン系重合体(B2)を併用したも
のであり、これにより、前述した特定のサイジング処理
を施した強化用繊維による補強効果を相乗的に高めるこ
とができ、機械的強度等が飛躍的に向上する。
ここでポリオレフィン(B1)としては、前記ポリオレ
フィン(A1)と同様、オレフィンの単独重合体および2
種以上のオレフィンの共重合体から選ばれたものがいず
れも使用可能である。これらのポリオレフィンは2種以
上混合して使用してもよい。これらのポリオレフィンの
うち、本発明においては、樹脂の押し出し加工性、成形
性、得られた組成物の諸特性等から考えて、ポリエチレ
ンもしくはポリプロピレンを主体とするものが好まし
く、特に好ましくはポリプロピレンを主体とするもので
ある。
また、樹脂成分(B)として、かかるポリオレフィン
(B1)と併用するのが好ましい変性オレフィン系重合体
(B2)としては、前記変性オレフィン系重合体(A3)と
して詳述したものがいずれも使用できる。これらの変性
オレフィン系重合体は2種以上混合して使用することも
可能である。本発明において、繊維束に含浸する樹脂成
分(B)として、かかる変性ポリオレフィン系重合体
(B2)をポリオレフィン(B1)と併用する場合において
は、ポリオレフィン(B1)98〜50重量部に対し変性ポリ
オレフィン系重合体(B2)を2〜50重量部に割合で用い
るのが好ましく、これにより、前述した繊維のサイジン
グ処理の作用と相まって強化用繊維束に対する樹脂の含
浸性、密着性が一段と良くなり、強度が飛躍的に向上し
た組成物が得られる。特に好ましいのはポリオレフィン
(B1)95〜70重量部に対し変性ポリオレフィン系重合体
(B2)5〜30重量部の割合である。
また、本発明において、ポリオレフィン(B1)と変性
ポリオレフィン系重合体(B2)を併用する場合において
は、その主たるポリマー構成単位が同一である組合せを
するのが好ましい。その具体例としては、(B1)成分が
ポリエチレンで(B2)成分がエチレンとメタクリル酸グ
リシジルの共重合体あるいは無水マレイン酸をグラフト
させたエチレン・ブテン−1共重合体の組合せ、(B1
成分がポリプロピレンで(B2)成分が無水マレイン酸を
グラフトさせたポリプロピレンの組合せ等が挙げられ
る。
また、ポリオレフィン(B1)と併用するのが好ましい
重合体の別の例としては、塩素化又はクロロスルホン化
されたポリオレフィンが挙げられる。かかる重合体の配
合量等については、上記変性ポリオレフィン系重合体
(B2)と同様に考えればよい。
さて、前述したサイジング処理の施された強化用繊維
束の連続物を引きながら上記樹脂成分(B)を含浸させ
てなる本発明の長繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物に
おいて、強化用繊維(C)の配合量は、5〜80重量%
(組成物中)である。配合量が5重量%未満では繊維に
よる補強効果は小さく、逆に80重量%を超えると組成物
の調製あるいは成形における加工性が著しく劣るものと
なり、また、繊維量増加によるさらなる強度向上も殆ど
期待できない。補強効果と加工性等のバランスを考慮す
ると好ましい繊維(C)の配合量は20〜70重量%(組成
物中)であり、特に好ましくは30〜65重量%(組成物
中)である。また、本発明の樹脂組成物においては、強
化用繊維が実質上全て2mm以上の長さを有し且つ互いに
ほぼ平行な状態で配列していることを特徴とする。繊維
長が2mm以下では、かかる組成物を成形した時、十分な
強度向上は期待できない。特に成形加工操作が容易な射
出成形に供し、射出成形性を損なうことなく、優れた強
度を保持した成形品を得るためには、樹脂組成物は長さ
2〜50mmのペレット状で、繊維がペレットと実質上同一
長さで配列した組成物とするのが好ましい。
また、本発明のかかる樹脂組成物には、その目的、効
果を大きく阻害しない範囲で他の熱可塑性樹脂の1種ま
たは2種以上を補助的に少量併用することも可能であ
る。また、目的に応じ所望の特性を付与するため、一般
に熱可塑性樹脂に添加される公知の物質、例えば酸化防
止剤、耐熱安定剤、紫外線吸収剤等の安定剤、帯電防止
剤、難燃剤、難燃助剤、染料や顔料等の着色剤、潤滑
剤、可塑剤、結晶化促進剤、結晶核剤等を更に配合する
ことも可能である。また、ガラスフレーク、マイカ、ガ
ラス粉、ガラスビーズ、タルク、クレー、アルミナ、カ
ーボンブラック、ウォラストナイト等の板状、粉粒状の
無機化合物、ウィスカー等を併用してもよい。
本発明においては、かかる樹脂組成物を製造するにあ
たり、引き抜き成形法が用いられる。引き抜き成形は、
基本的には連続した強化用繊維束を引きながら樹脂を含
浸するものであり、樹脂のエマルジョン、サスペンジョ
ンあるいは溶液を入れた含浸浴の中を繊維束を通し含浸
する方法、樹脂の粉末を繊維束に吹きつけるか粉末を入
れた槽の中を繊維束を通し繊維に樹脂粉末を付着させた
のち樹脂を溶融し含浸する方法、クロスヘッドの中を繊
維束を通しながら押出機等からクロスヘッドに樹脂を供
給し含浸する方法等が知られているが、本発明において
はかかる公知の方法がいずれも利用できる。特に好まし
いのはクロスヘッドを用いる方法である。
また、これらの引き抜き成形における樹脂の含浸操作
は1段で行うのが一般的であるが、これを2段以上に分
けて行ってもかまわない。特に繊維束に含浸させる樹脂
成分(B)としてポリオレフィン(B1)と変性オレフィ
ン系重合体(B2)を併用した場合には、これらを所定の
割合で混合した溶融物を用いた1段の含浸操作で含浸す
る方法、含浸操作を2段以上にわけ、各含浸工程ではポ
リオレフィン(B1)と変性オレフィン系重合体(B2)の
任意に割合とした樹脂で含浸し、最終的に所望の組成物
とする方法等がいずれも可能である。
また、含浸させる樹脂成分(B)としてポリオレフィ
ン(B1)と不飽和カルボン酸またはその誘導体を有機過
酸化物とともに溶融混練したものを用い、繊維束の含浸
を行うとともにポリオレフィン(B1)の一部と不飽和カ
ルボン酸またはその誘導体の反応を行わせてもよい。
上記の如き引抜き成形を用いた本発明の樹脂組成物の
製造法において、繊維束に含浸させるための溶融樹脂の
温度は、240〜320℃とするのが好ましく、ポリオレフィ
ン(B1)としてポリプロピレンを主体とするものを用い
る場合にあたっては、上記温度は特に好ましい。
かかる如くして得られる本発明の樹脂組成物の形状に
制約はなく、ストランド状、シート状、平板状あるいは
ストランドを適当な長さに裁断したペレット状等任意の
形状が可能である。特に成形加工の容易な射出成形への
適用のため、長さ2〜50mmのペレット状組成物とするの
が好ましい。
またかかる組成物を成形するにあたっては、これを成
型した時、繊維が1mm以上の重量平均繊維長で分散した
成形品とするのが好ましく、これにより高度の機械的強
度を保持した成形品とすることができる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1および比較例1〜3 連続繊維の通路を波状に加工したクロスヘッドを通し
て、オレフィン系重合体を含むサイジング剤でサイジン
グ処理されたガラスロービングを引きながら、クロスヘ
ッドに接続された押出機から供給されるポリプロピレン
90重量部と変性ポリプロピレン10重量部の溶融混合物
(250℃)を含浸させた後、賦形ダイを通してストラン
ドとして引取り細断し、ガラス繊維含有量40重量%(組
成物中)で長さ12mmのペレット状組成物を得た(実施例
1)。尚、ここでポリプロピレンと混合して繊維に含浸
させた変性ポリプロピレンは、ポリプロピレンに無水マ
レイン酸を1重量%および2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3を500ppm添加し、20
0℃で溶融混練し反応させて得たものである。
一方、比較のため、ウレタン系重合体を含むサイジン
グ剤でサイジング処理されたガラスロービングを用いた
以外は実施例1と同様にしてペレット状組成物を得た
(比較例1)。
また、比較例2では実施例1と同じオレフィン系重合
体を含むサイジング剤でサイジング処理された長さ3mm
のガラスの短繊維を用い、比較例3では比較例1と同じ
ウレタン系重合体を含むサイジング剤でサイジング処理
された長さ3mmのガラス短繊維を用い、ポリプロピレン9
0重量部と上記変性ポリプロピレン10重量部の混合物に
対しこれらの短繊維が40重量%(組成物中)となるよう
配合し、2軸押出機で溶融混練し造粒したペレット状組
成物を調製した。
これらのペレット状組成物を射出成形し、評価した結
果を第1表に示す。
尚、物性の測定法は下記の通りである。
引張強度 :ASTM D−638に準拠 曲げ強度 :ASTM D−790に準拠 曲げ弾性率:ASTM D−790に準拠 衝撃強度 :ASTM D−256に準拠し、ノッチ付アイゾッ
ト衝撃強度を測定(試験片の厚さ6.3mm) 変性 :10cm角、厚さ3mmの平板を成形し、変性
(そり)の大小を肉眼で観察した。
表面状態 :上記平板の表面状態を肉眼で観察した。
実施例2および比較例4〜6 サイジング剤に含まれるオレフィン系重合体を第2表
の如く変えてサイジング処理したガラスロービングを用
い、この繊維束に含浸させる樹脂成分としてエチレン/
プロピレンのブロックコポリマー90重量部と前記変性ポ
リプロピレン10重量部の溶融混合物を用い、実施例1と
同様にしてペレット状組成物を調製した(実施例2)。
一方、比較のため、ウレタン系重合体とエポキシ系重
合体を含むサイジング剤でサイジング処理されたガラス
ロービングを用いた以外は実施例2と同様にしてペレッ
ト状組成物を得た。
(比較例4)。
また、比較例5では実施例2と同じオレフィン系重合
体を含むサイジング剤でサイジング処理された長さ3mm
のガラスの短繊維を用い、比較例6では比較例4と同じ
ウレタン系重合体とエポキシ系重合体を含むサイジング
剤でサイジング処理された長さ3mmのガラスの短繊維を
用い、エチレン/プロピレンのブロックコポリマー90重
量部と前記変性ポリプロピレン10重量部の混合物に対し
これらの短繊維が40重量%(組成物中)となるよう配合
し、2軸押出機で溶融混練し造粒したペレット状組成物
を調製した。これらを成形し、評価した結果を第2表に
示す。
〔発明の効果〕 以上の説明並びに実施例により明らかなように、長繊
維で強化されたポリオレフィン樹脂組成物を製造するに
あたり、オレフィン系重合体を含有してなるサイジング
剤でサイジング処理された強化用繊維束の連続物を引き
ながら、ポリオレフィンを主体とする樹脂成分、特にポ
リオレフィンを主体としこれに変性オレフィン系重合体
を併用した樹脂成分を含浸させる本発明の方法によれ
ば、繊維に対する樹脂成分の含浸性、樹脂と繊維の密着
性等が著しく改善され、極めて高度の引張強度、曲げ強
度、衝撃強度等の機械的性質を有する長繊維強化ポリオ
レフィン樹脂組成物が得られ、しかもこれを成形してな
る成形品は表面状態が良く、そり、変形も少なく、寸法
安定性も良いという優れた特徴を有するものであって、
本発明の長繊維強化ポリオレフィン樹脂組成物およびそ
の製造法は極めて工業的価値の高いものである。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オレフィン系重合体(A)を含有してなる
    サイジング剤で一旦サイジング処理された強化用繊維束
    の連続物を引きながら、ポリオレフィン(B1)98〜50重
    量部と不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性された
    変性オレフィン系重合体(B2)2〜50重量部から主とし
    てなる樹脂成分(B)を該繊維束中に含浸させ、組成物
    中5〜80重量%の強化用繊維(C)を含有させることを
    特徴とする長繊維強化成形用ポリオレフィン樹脂組成物
    の製造法。
  2. 【請求項2】ポリオレフィン(B1)がポリエチレンまた
    はポリプロピレンである請求項1記載の長繊維強化成形
    用ポリオレフィン樹脂組成物の製造法。
  3. 【請求項3】変性オレフィン系重合体(B2)が、エチレ
    ンおよび/またはプロピレンを主たるポリマー構成単位
    とするオレフィン系重合体に無水マレイン酸をグラフト
    重合することにより変性されたものである請求項1また
    は2記載の長繊維強化成形用ポリオレフィン樹脂組成物
    の製造法。
  4. 【請求項4】変性オレフィン系重合体(B2)が、エチレ
    ンおよび/またはプロピレンを主体とするオレフィンと
    (メタ)アクリル酸グリシジルエステルまたは無水マレ
    イン酸とを共重合することにより変性されたものである
    請求項1または2記載の長繊維強化成形用ポリオレフィ
    ン樹脂組成物の製造法。
  5. 【請求項5】強化用繊維(C)がガラス繊維である請求
    項1〜4のいずれか1項記載の長繊維強化成形用ポリオ
    レフィン樹脂組成物の製造法。
  6. 【請求項6】強化用繊維束の連続物をクロスヘッドを通
    して引きながら、押出機からクロスヘッドに供給される
    樹脂成分(B)の溶融物で含浸する請求項1〜5のいず
    れか1項記載の長繊維強化成形用ポリオレフィン樹脂組
    成物の製造法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項記載の長繊維
    強化成形用ポリオレフィン樹脂組成物の製造法によって
    得られ、強化用繊維(C)が樹脂中において実質上その
    全てが少なくとも2mm以上の長さを有し且つ互いにほぼ
    平行な状態で配列していることを特徴とする長繊維強化
    成形用ポリオレフィン樹脂組成物。
  8. 【請求項8】樹脂組成物が長さ2〜50mmのペレット状で
    あり、強化用繊維(C)が該ペレットの長さ方向に実質
    上ペレットと同一長さで配列している請求項7記載の長
    繊維強化成形用ポリオレフィン樹脂組成物。
  9. 【請求項9】請求項8記載の長繊維強化成形用ポリオレ
    フィン樹脂組成物を成形してなり、繊維が1mm以上の重
    量平均繊維長で分散してなる成形品。
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