JP2941080B2 - ウレタン変性ポリエステル樹脂の製造法 - Google Patents

ウレタン変性ポリエステル樹脂の製造法

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JP2941080B2 JP3085204A JP8520491A JP2941080B2 JP 2941080 B2 JP2941080 B2 JP 2941080B2 JP 3085204 A JP3085204 A JP 3085204A JP 8520491 A JP8520491 A JP 8520491A JP 2941080 B2 JP2941080 B2 JP 2941080B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉体塗料やトナーバイン
ダー等各種バインダー用ポリエステル樹脂に関し、更に
詳しくは顔料分散性の高い部分ゲル含有ウレタン変成ポ
リエステル樹脂の製造に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体塗料やトナーバインダー等各種バイ
ンダー用ポリエステル樹脂には一般に流動性の良い分子
量範囲1000〜10000 位のものが使用されている。しか
し、これら流動性の良い樹脂はバインダーとしての強度
が弱いため、上記ポリエステル樹脂に鎖伸長や部分架橋
させ樹脂強度を向上させる方法が一般にとられている。
特に溶融時の流動性と樹脂強度とのバランスを確保する
ためには低分子量体から高分子量体迄分子量分布の広い
ものが良いとされており、部分的に3官能の酸や多価ア
ルコールを用いて鎖伸長や架橋をおこなわせたポリエス
テル樹脂が用いられている。一般に高分子量体と低分子
量体との分布を表す尺度として、Mw/Mnが用いられ
ているがこれは通常GPCで求めるため溶剤に溶解する
ことが前提である。トナーバインダーの場合、部分的に
溶剤に溶解しない部分を含む程度迄高分子量化する事が
必要とする場合も多い。特に、溶剤不溶分はゲル分とし
て表しており5〜50%位含有する程度迄高分子化した
ものが用いられている。これらゲル分は凝集力・接着力
を増し定着強度やオフセット性に非常に有効である。し
かし、粉体塗料やトナー製造時における溶融混練の際、
種々の顔染料やカーボンブラック等はゲルの内部に入り
難いので均一分散し難く、荷電調整剤等が均一に分布せ
ず荷電分布が不均一に成り易い。従って、部分ゲルを含
有し且つ流動性があり且つ顔料分散性の良好な樹脂の開
発が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、先にポ
リエステル樹脂に多価イソシアネートでもって高分子化
したウレタン変性ポリエステル樹脂を製造する技術を開
発した(特願昭61-016799等)。更に、部分ゲルを有し
且つ溶融流動性が優れたウレタン変性ポリエステル樹脂
も開発してきた(特願平2-004495)。しかし、この部分
ゲルを有する樹脂を製造するには、2軸押出機等で製造
されたウレタン変性ポリエステル樹脂を、そのままダン
ボール等の容器に排出させ、粉砕するに充分に低い温度
になる迄自然放冷して製造していた。この方法では、放
冷に時間を要し、樹脂の製造を効率よく行うことが難し
い。さらには放冷する場所が足りない時に、樹脂を積み
重ねて放置する場合、また夏場での作業等には、さらに
冷却に時間を要し、生産性を一段と低下させる原因とな
っている。そこで生産性を上げるために、2軸押出機等
で製造されたウレタン変性ポリエステル樹脂をスチール
ベルトクーラーに導入し急冷する方法も試みられている
が、この場合、理由は定かではないが、部分ゲルを有す
る樹脂を製造することができず、現状では溶融流動性が
優れた部分ゲルを有するウレタン変性ポリエステル樹脂
を製造するには、上記の自然放冷によるしか他に方法が
ないのが現状である。
【0004】即ち、本発明の目的は、部分ゲルを含有し
且つ顔料分散性の良好な樹脂を効率よく製造することに
有る。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明者等は、上記ウレ
タン変性ポリエステル樹脂の製造条件を、鋭意検討した
結果、部分ゲルを含有し且つ溶融流動性が良い顔料分散
性に優れたウレタン変性ポリエステル樹脂の製造方法を
見出し、本発明を完成したものである。即ち、本発明は
数平均分子量が1000〜10000 、OH価が5以下で、且
つ、Tg点が40℃以上であるポリエステル樹脂(A)
と、数平均分子量が1000〜5000でOH価が10〜60で
あるポリエステル樹脂(B)との重量比が20:80〜
90:10であり、ポリエステル樹脂(A)と(B)と
の全ポリエステル樹脂のOH基1モル当たり、1.03〜1.
3 モルのNCOを含有するジイソシアネート化合物
(C)を用い、160 〜220 ℃でジイソシアネート化合物
を80〜98%反応させ、次いで110 〜150 ℃で10〜300 分
反応させたのち、冷却することを特徴とするウレタン変
性ポリエステル樹脂(D)の製造法である。
【0006】本発明に用いられるポリエステル樹脂
(A),又はポリエステル樹脂(B)は、多価カルボン
酸と多価アルコールの重縮合によって得られるものであ
る。多価カルボン酸としては例えば、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸などの脂肪族二塩基酸、
及び無水フタル酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタ
ル酸等の芳香族二塩基酸及びこれらの低級アルキルエス
テルを例示することができる。これらの中で芳香族二塩
基酸及びこれらの低級アルキルエステルが特に好まし
い。
【0007】又、多価アルコールとしては、例えばエチ
レングリコール、 1,2−プロピレングリコール、 1,3−
プロピレングリコール、 1,3−ブチレングリコール、1,
4 −ブチレングリコール、1, 6−ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコール、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、水添ビスフェノールA、ビスフェノ
ールAプロピレンオキサイド付加物、ビスフェノールA
エチレンオキサイド付加物等のジオール、及びグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン等
のトリオールを例示することができる。これらの中で特
にビスフェノールAエチレンオキサイド付加物やビスフ
ェノールAプロピレンオキサイド付加物が好ましい。
【0008】当該ポリエステル樹脂(A)の分子量は、
数平均分子量で1000〜10000が好ましく、数平均分子量
が1000未満ではTg点が40℃以上の物が得られ難く、得
られるウレタン変性ポリエステル樹脂(D)の耐熱性が
悪くなる。また、数平均分子量が10000より大きいと得
られるウレタン変性ポリエステル樹脂(D)の粘度が非
常にあがり樹脂の流動性が損なわれて好ましくない。
【0009】またポリエステル樹脂(A)のTg 点は40
℃以上が好ましく、40℃以下では得られるウレタン変性
ポリエステル樹脂(D)の耐熱性が悪くなる。ポリエス
テル樹脂(B)は、ポリエステル樹脂(A)と同様の方
法で得られる数平均分子量が1000〜5000でOH価が10
〜60であるポリエステル樹脂が使用される。
【0010】またポリエステル樹脂(B)の分子量は数
平均分子量で1000〜5000であり、特に2000〜5000が好ま
しい。ポリエステル樹脂(B)の数平均分子量が1000未
満では高分子化し難く 5000 を超えるとゲル分が少なく
なり顔料分散性が悪化して好ましくない。
【0011】またポリエステル樹脂(B)の両末端はO
H基である必要が有る。末端にエステル基やカルボキシ
ル基が増加すると高分子化され難くなりゲル分が生成し
ないので好ましくなく、カルボキシル基の場合は酸価と
して2 以下にすることが好ましい。OH価が 60 以上で
ある場合、分子量小さく高分子化し難く、逆に10未満で
はゲル分が少なくなり顔料分散性が悪化して好ましくな
い。
【0012】ポリエステル樹脂(A)とポリエステル樹
脂(B)は任意の割合で用いられるが、本願発明の効果
が発揮される好ましい範囲は、(A)と(B)との重量
比で20:80〜90:10である。ポリエステル樹脂(A)が
20以下および90以上でも利用できるが、本願発明の効果
は多少低減する。
【0013】ポリエステル樹脂(A)及び(B)の合成
法としては、溶融重縮合法、溶液重縮合法、界面重縮合
法等の公知の合成法が利用出来る。数平均分子量1000〜
10000 ,OH価5以下、更にTg 点が40℃以上を有する
ポリエステル樹脂(A)を製造するには、原料多価カル
ボン酸・多価アルコールのモル比、多価カルボン酸・多
価アルコールの選択、さらに反応時の縮合度を調整する
等の通常の方法により製造できる。また数平均分子量10
00〜10000 ,OH価10〜60のポリエステル樹脂(B)の
製造についても(A)と同様にして製造出来るが、3価
以上の多価アルコールの使用比率は全使用アルコール中
10モル%以下が好ましい。それ以上の比率を使用すると
通常のゲルと同じように分散性の悪いゲルとなり好まし
くない。又、本発明のイソシアネート化合物(C)とし
ては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシ
アネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等
を例示することができる。
【0014】イソシアネート化合物(C)の通常用いら
れる範囲は、ポリエステル樹脂(B)のOH基1モル当
量当り1.03〜1.30モル当量であり、特に1.05〜1.30モル
当量が好ましい。イソシアネート化合物が1.03モル当量
未満では、ゲルが生成しなく顔料分散性が低下して好ま
しくなく、1.30モル当量を越えると増粘が著しく樹脂の
流動性低下し実用上好ましくない。
【0015】ポリエステル樹脂のウレタン変性する方法
は、例えば以下のような方法が用いられる。即ち、ポリ
エステル樹脂(A)及び(B)の粉体混合物を反応器に
仕込み、更にイソシアネート化合物(C)を注入して、
160 〜220 ℃で2分〜1時間反応させ、ついで出てきた
樹脂を110 ℃〜150 ℃で10〜300 分反応させることによ
りウレタン変成ポリエステル樹脂が得られる。通常OH
基とイソシアネートとの反応はこのような高温では混合
と同時に反応し数分で反応率80〜98%になり略平衡に達
する(反応率はIRで残存NCO量を求めて推算す
る)。次いで反応率80〜98%の樹脂を110 〜150 ℃の恒
温槽に入れ10分〜300 分放置して残存NCOを反応させ
て反応を完結させる。この二段目の反応でゲルが発生
し、顔料分散性と溶融粘姓とのバランスの優れた樹脂と
なる。
【0016】本発明に於いて、ゲル分は100ml スクリュ
ウ管に樹脂2.5g取り、溶剤として酢酸エチル47.5g を加
えて、25℃で3時間以上振盪させ樹脂を溶解させる。一
昼夜放置したのち上澄み液を分取し、溶剤中の樹脂の溶
解量を乾燥法で求め不溶解分を算出する。この不溶解分
をゲル分とした。ゲル分は3〜30%好ましくは5〜2
5 %である。
【0017】本発明に於いて数平均分子量(Mn)はGP
C法により求めたもので、単分散標準ポリスチレンで検
量線を作成した換算分子量である。測定条件は下記の通
り。 GPC装置; JASCO TWINCLE HPLC DETECTOR ; SHODEX RI SE-31 COLUMN ; SHODEX GPCA-80M*2+KF-802 溶 媒 ; TETRAHYDROFURAN 流 速 ; 1.2ml /min.
【0018】
【実施例】次に実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、以降「部」は、特にことわらない限り重量部
を表わす。
【0019】製造例I〜X 本例はポリエステル樹脂(A)及び(B)の製 造例で
ある。5l4口フラスコに、還流冷却器、水又はアルコ
ール分離装置、窒素ガス導入管、温度計、及び攪拌装置
を附し、表−1 及び表−2に示した多塩基酸と多価アル
コールを仕込み、フラスコ内に窒素を導入し攪拌しなが
ら 220〜240 ℃で脱水重縮合を行い、酸価又は水酸基価
が所定の値になったところで系内を徐々に真空にして最
終的に240 ℃ 5mmHgで1時間反応を行い反応をストップ
しポリエステル樹脂(A)及び(B)I〜Xを得た。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】実施例1〜21 本例はウレタン変性ポリエステル樹脂(D)の製造例で
ある。上記により得られたポリエステル樹脂(A)及び
(B)をそれぞれ 0.5〜1mmの粒径に粉砕し、表−3に
示した混合割合に計量し、ヘンシェルミキサーで予備混
合した。これを二軸押出機((株)日本製鋼所製 TEX-3
0)によりウレタン変性化した。押出条件としては、樹脂
温度が170 ℃になるように押出機シリンダー温度を設定
し、スクリュー回転数は樹脂の平均滞留時間が10分間と
なるように調整した。ウレタン変性化は、予備混合した
樹脂を定量フィーダーを用いて、押出機に所定量の速度
で連続的に供給し溶融混練し、押出機に設けた注入口よ
り表−3に示した所定量のイソシアネート化合物(トリ
レンジイソシアネート)(C)を定量ポンプを用いて連
続的に供給し反応を行わせた。ダイスより出た樹脂をバ
ットに受け、次いで 80 ℃〜180 ℃に20℃間隔にセット
した恒温槽にに入れ30分反応させ後取り出してバットを
氷水中に浮かして急冷後粉砕した。この様にして得られ
た樹脂(D)について物性値を測定し結果を表−3に示
した。この表から判るように120 〜140 ℃でゲル分が多
量出来ていることが判る。
【0023】実施例2 上記により得られたポリエステル樹脂(A)及び(B)
をそれぞれ 0.5〜1mmの粒径に粉砕し、表−3に示した
混合割合に計量し、ヘンシェルミキサーで予備混合し
た。これを二軸押出機((株)日本製鋼所製 TEX-30)に
よりウレタン変性化した。押出条件としては、樹脂温度
が170℃になるように押出機シリンダー温度を設定し、
スクリュー回転数は樹脂の平均滞留時間が10分間となる
ように調整した。ウレタン変性化は、予備混合した樹脂
を定量フィーダーを用いて、押出機に所定量の速度で連
続的に供給し溶融混練し、押出機に設けた注入口より表
−3に示した所定量のイソシアネート化合物(トリレン
ジイソシアネート)(C)を定量ポンプを用いて連続的
に供給し反応を行わせた。ダイスより出た樹脂をバット
に受け、次いで140 ℃にセットした恒温槽にに入れ 0・
10・20・60・90各分反応させ後取り出してバットを氷水
中に浮かして急冷後粉砕した。この様にして得られた樹
脂(D)について物性値を測定し結果を表−3に示し
た。
【0024】実施例3 上記により得られたポリエステル樹脂(A)及び(B)
をそれぞれ 0.5〜1mmの粒径に粉砕し、表−3に示した
混合割合に計量し、ヘンシェルミキサーで予備混合し
た。これを二軸押出機((株)日本製鋼所製 TEX-30)に
よりウレタン変性化した。押出条件としては、樹脂温度
が170 ℃になるように押出機シリンダー温度を設定し、
スクリュー回転数は樹脂の平均滞留時間が10分間となる
ように調整した。ウレタン変性化は、予備混合した樹脂
を定量フィーダーを用いて、押出機に所定量の速度で連
続的に供給し溶融混練し、押出機に設けた注入口より表
−3に示した所定量のイソシアネート化合物(トリレン
ジイソシアネート)(C)を定量ポンプを用いて連続的
に供給し反応を行わせた。ダイスより出た樹脂をバット
に受け、次いで140 ℃にセットした恒温槽に入れ 30 分
反応させ後取り出してバットを氷水中に浮かして急冷後
粉砕した。この様にして得られた樹脂(D)について物
性値を測定し結果を表−3に示した。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】 1)トリレンジイソシアネート 2)ブロッキング性;1mm以下に粉砕した樹脂を温度50
℃、相対湿度50%の環境下に1週間放置した後の粉体の
凝集の程度を目視にて以下の様に測定した。 ◎;全く凝集していない ○;わずかに凝集しているが、容器を軽く振るとほぐれ
る △;容器を良く振ってもほぐれない凝集物がある ×;完全に団塊化している 3)溶融粘性;樹脂1gをフローテスターに入れ、オリフ
ィス 1mmφ*1mm・荷重20kg・6 ℃/分で昇温した時 流
動開始した温度( ピストンが降下し始めた温度) をTi
とし、1/2 g流出した時の温度をTm とする 4)分散性;製造例1〜21によって得られたウレタン変性
ポリエステル樹脂(D)100重量部に対して顔料として
MBX−20アゾレッド( 積水化成(株)製)0.2重量部を
ヘンシェルミキサーにて分散混合した後、二軸混練機 P
CM30(池貝鉄工(株)製)にて140 ℃で溶融混練して塊
状樹脂を得た。この組成物の一部を、150 ℃に加熱して
あるガラス板に取り、カバーグラスをスペーサーにして
もう一枚の加熱してあったガラス板を上から押さえて均
一の厚みの薄膜を得た。これを各々3 個作成し顕微鏡に
て拡大して顔料の個数を1 個につき10*10視野計測し
た。この結果より標準偏差・ゆがみを算出し分散性を比
較した。
【0027】
【発明の効果】表−3に示した溶融粘性について、Tg
は低い程流動性が高く、Tm は低いほど溶融粘性が高い
ことを示しており、また、分散性に於いては、ゆがみの
数字が小さい程均一に分散していることを示している。
即ち、本発明の方法によって生成したゲル含有樹脂は分
散特性が良好で、かつ流動性も良好であり、実用上優れ
た性能を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久松 和男 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三 井東圧化学株式会社内 (72)発明者 久家 惣七 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧化 学株式会社内 審査官 佐藤 健史 (56)参考文献 特開 昭48−45595(JP,A) 特開 平2−308175(JP,A) 特開 昭60−263950(JP,A) 特公 昭45−33437(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 18/42 C09D 175/06 G03G 9/087

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数平均分子量が1000〜10000 、OH価が
    5以下で、且つ、Tg点が40℃以上であるポリエステ
    ル樹脂(A)と、数平均分子量が1000〜5000でOH価が
    10〜60であるポリエステル樹脂(B)との重量比が
    20:80〜90:10であり、ポリエステル樹脂
    (A)と(B)との全ポリエステル樹脂のOH基1モル
    当たり、1.03〜1.3 モルのNCOを含有するジイソシア
    ネート化合物(C)を用い、160 〜220 ℃でジイソシア
    ネート化合物を80〜98%反応させ、次いで110 〜150 ℃
    で10〜300 分反応させたのち、冷却することを特徴とす
    るウレタン変性ポリエステル樹脂(D)の製造法。
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