JP2939794B2 - 建築物における通気ボード - Google Patents

建築物における通気ボード

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JP2939794B2 JP27593695A JP27593695A JP2939794B2 JP 2939794 B2 JP2939794 B2 JP 2939794B2 JP 27593695 A JP27593695 A JP 27593695A JP 27593695 A JP27593695 A JP 27593695A JP 2939794 B2 JP2939794 B2 JP 2939794B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の壁、床、
屋根等に使用する通気ボードに関し、特に、構造用合板
若しくは外部仕上材としても機能する通気ボードに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、建築部材を継手装置を使用して連
結して枠組を構築することにより、単なるボルト締め等
の締結手段を用いるという単純な作業によるのみで、建
築部材の結合を完了でき、あたかも色々な形状のブロッ
ク玩具を組み合わせる如く、少数規格品を用いて需要者
の要求に応じて各種各様の家屋を次々に構成することが
できる技術が提案されている。
【0003】例えば、特公平6−57973号公報に
は、ボルト等の締結手段と、建築部材用継手装置とを用
い、柱,土台、梁等の建築部材を連結構成して建築物の
骨組を構築する建築物の骨組構築方法が開示されてい
る。例えば、このような建築物の骨組構築方法によって
構築される建築物の壁は、柱と土台や胴差等により形成
される枠部に、枠組を嵌め込んで、前記枠部に対して構
造用合板を打ち付けて形成する。
【0004】ところで、現在、住宅等において建物の壁
内や屋根内の結露が問題視されている。このため、従
来、壁等に通気層工法にて通気層を設けることが行われ
ている。例えば、上述した建築物の骨組構築方法によっ
て構築される建築物の壁等に通気層工法を行う場合、次
のような方法が採られている。
【0005】即ち、枠部に打ち付けられた構造用合板の
外面にタイベックシートを貼り、この構造用合板の外面
に胴縁を縦に打ち付け、更に、胴縁の外側側に構造用合
板と平行に延びる仕上げ材としてのサイディング等を打
ち付け、前記胴縁と構造用合板との間に空気の流通が可
能な通気層を設ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな通気層工法にあっては、構造用合板とは別に胴縁を
用意し、この胴縁を構造用合板に後打ちする必要がある
ため、材料費がかかると共に、手間がかかり、施工性に
劣るという問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、従来の胴縁を不要にして、材料費の低
減、作業手間の削減、施工性の向上を図れると共に、構
造用合板若しくは外部仕上材としても機能する通気ボー
ドを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記課題を達成するた
め、請求項1に係る発明は、建築部材により形成される
枠部に打ち付けられる通気ボードであって、枠部への打
ち付け板面と反対側の板面に、該板面から突出して該板
面の一端部からこれと対向する他端部へと延びるリブが
所定間隔をもって複数列設され、隣接するリブ間に夫々
リブの延びる方向と同方向に延びる凹溝部が形成された
第1のボードと、前記第1のボードに打ち付けられる第
2のボードであって、第1のボードへの打ち付け板面
に、該板面から突出して該板面の一端部からこれと対向
する他端部へと延びるリブが所定間隔をもって複数列設
され、隣接するリブ間に夫々リブの延びる方向と同方向
に延びる凹溝部が形成された第2のボードと、を含んで
構成され、前記第1のボードと第2のボードとの結合面
に両ボード夫々の前記凹溝部による通気層が形成される
構成とした。
【0009】かかる請求項1に係る発明において、例え
ば、建築物の壁、床、屋根において、建築部材により形
成される枠部に対して第1のボードを打ち付けて形成す
る。
【0010】即ち、第1のボードをリブ形成側の板面を
外面側にしかつ該リブが縦方向或いは横方向に延びる向
きに枠部外面に配設する。 更に、第2のボードをリブ形
成側の板面を内面側にしかつ該リブが縦方向に延びる向
きに第1のボード外面に配設し、両ボードを枠部外面に
配設して打ち付ける。
【0011】これにより、両ボードの結合面間に該両ボ
ード夫々の凹溝部による通気層が形成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、請求項1に係る発明の建築
物における通気ボードの一実施形態の構成を示してい
る。
【0013】即ち、この図において、通気ボード6は、
枠部への打ち付け板面6aと反対側の板面6bに、該板
面6bから突出して該板面6bの一端部からこれと対向
する他端部へと延びるリブ7が所定間隔をもって複数列
設され、隣接するリブ7間に夫々リブ7の延びる方向と
同方向に延びる凹溝部8が形成された第1のボード6A
と、この第1のボード6Aに打ち付けられる第2のボー
ド6Bであって、第1のボード6Aへの打ち付け板面6
cに、該板面6cから突出して該板面6cの一端部から
これと対向する他端部へと延びるリブ9が所定間隔をも
って複数列設され、隣接するリブ9間に夫々リブ9の延
びる方向と同方向に延びる凹溝部10が形成された第2
のボード6Bと、から構成される。
【0014】かかる通気ボード6の第1のボード6A及
び第2のボード6Bにおいても、前記リブ9は、その基
部から先端部に向かって幅が同一の断面方形状に形成さ
れ、板面の両端部と該両端部間部位とに夫々設けられて
いる。
【0015】図2は、かかる通気ボード6を建築物の壁
に適用した状態を示しており、通気ボード6は、釘4に
より壁における下地スタッド5に打ち付けられている
(図5参照)。
【0016】尚、11は、第1のボード6Aのリブ7と
第2のボード6Bのリブ9との接合部に介装される防水
紙である。
【0017】図3は、通気ボード6を建築物の床に適用
した状態を示しており、通気ボード6は、図示しない釘
により床における梁12に打ち付けられている(図5参
照)。
【0018】図4は、通気ボード6を建築物の屋根に適
用した状態を示しており、通気ボード6は、図示しない
釘により屋根におけるタル木13に打ち付けられてい
る。この場合、第1のボード6Aをリブ7形成側の板面
を外面側にしかつ該リブ7が縦方向或いは横方向或いは
斜め上下方向に延びる向きに下地スタッド5、梁12、
タル木13外面に配設する。
【0019】更に、第2のボード6Bをリブ9形成側の
板面を内面側にしかつ該リブ9が縦方向或いは横方向或
いは斜め上下方向に延びる向きに第1のボード6A外面
に配設し、両ボード6A,6Bを枠部外面に配設して打
ち付ける。これにより、両ボード6A,6Bの結合面間
に該両ボード6A,6B夫々の凹溝部8,10による通
気層が形成される。
【0020】尚、通気ボード6の両ボード6A,6Bの
各部寸法(mm)は、例えば次のようである。板幅は9
10,板長は2440、板厚は12、リブ7,9の幅
は、両端部のものは20、両端部間部位のものは40、
リブ7,9の高さは10である。かかる構成によると、
通気ボード6を、建築物の壁、床、屋根により形成され
る枠部に打ち付けるだけで、従来の工法における通気層
と同等の通気層を容易に形成することができ、従来の通
気用胴縁を用いた通気層工法のように、構造用合板とは
別に胴縁を用意する必要がなく、構造用合板に胴縁を後
打ちする必要がなくなるため、材料費の低減、作業手間
の低減、施工性の向上を図ることができる。
【0021】特に、床に適用した場合には、通気ボード
のリブ7,9の部分が根太として機能するから、上方
から鉛直荷重を受けるボード(構造用合板)としても利
でき、通気ボード6では、リブ9形成部が略I型とな
るため、夫々強度が増し、床の場合は、床根太の省略が
可能となると共に、上記のよう構造用合板として利用で
きるから、火打梁の必要もなく、床を剛構造にすること
ができる。
【0022】更に、通気ボード6では、その第2のボー
ド6Bが、壁においてそのまま仕上材となり、しかも、
第1のボード6Aと第2のボード6B夫々の凹溝部8,
10によって通気層の幅も大きくとることが可能であ
る。尚、リブ7,9の数、各部寸法(幅,高さ、ピッ
チ)及び形状は上述したように設定したが、これに限ら
ず、必要とする通気層の形態等に応じて自由に選定する
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によると、建築物の壁、床、屋根に通気層を容易に形
成することができ、胴縁等による通気層工法に対して、
材料費の低減、作業手間の低減、施工性の向上を図るこ
とができると共に、床に適用した場合には、通気ボード
のリブの部分が根太として機能するから、上方から鉛直
荷重を受けるボード(構造用合板)としても利用でき、
リブ形成部によって強度が増し、床の場合は、床根太の
省略が可能となると共に、火打梁の必要もなく、床を剛
構造にすることができる。
【0024】特に、壁においては、そのまま仕上材とな
り、しかも、第1のボードと第2のボード夫々の凹溝部
によって通気層の幅も大きくとることが可能であるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1記載の発明の通気ボードの一実施形
態を示す正面図
【図2】 同上実施形態の通気ボードの取付状態を示す
正面図
【図3】 同上実施形態の通気ボードの取付状態を示す
正面図
【図4】 同上実施形態の通気ボードの取付状態を示す
正面図
【図5】 同上の各通気ボードを適用した建築物の縦断
面図
【符号の説明】5 下地スタッド 6 通気ボード 6A 第1のボード 6B 第2のボード 7 リブ 8 凹溝部 9 リブ 10 凹溝部 12 梁 13 タル木

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築部材により形成される枠部に打ち付け
    られる通気ボードであって、 枠部への打ち付け板面と反対側の板面に、該板面から突
    出して該板面の一端部からこれと対向する他端部へと延
    びるリブが所定間隔をもって複数列設され、隣接するリ
    ブ間に夫々リブの延びる方向と同方向に延びる凹溝部が
    形成された第1のボードと、 前記第1のボードに打ち付けられる第2のボードであっ
    て、第1のボードへの打ち付け板面に、該板面から突出
    して該板面の一端部からこれと対向する他端部へと延び
    るリブが所定間隔をもって複数列設され、隣接するリブ
    間に夫々リブの延びる方向と同方向に延びる凹溝部が形
    成された第2のボードと、 を含んで構成され、 前記第1のボードと第2のボードとの結合面に両ボード
    夫々の前記凹溝部による通気層が形成される構成とした
    ことを特徴とする建築物における通気ボード。
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JP4938971B2 (ja) * 2004-10-05 2012-05-23 日本住環境株式会社 通気材
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