JP2938600B2 - 液晶シート - Google Patents

液晶シート

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JP2938600B2
JP2938600B2 JP3069897A JP6989791A JP2938600B2 JP 2938600 B2 JP2938600 B2 JP 2938600B2 JP 3069897 A JP3069897 A JP 3069897A JP 6989791 A JP6989791 A JP 6989791A JP 2938600 B2 JP2938600 B2 JP 2938600B2
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JP
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liquid crystal
crystal layer
sealing material
sheet
transparent protective
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裕嗣 永山
博一 田中
功二 宮
健 長谷川
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶シートに関し、詳
しくは光透過制御用の駆動電圧を印加するための透明導
電膜を両面に付設した液晶層を、一対の透明保護シート
間に介装することで、例えば車両やビル等の窓ガラスに
用いて、車内や室内等への外光の透過量を制御すること
のできる液晶シートに関する。
【0002】
【従来の技術】上述した液晶シートでは、液晶層の両面
の透明導電膜にそれぞれ外部の駆動電源を接続するため
の電極を設けるべく、4つの辺のうちの1つの辺におい
て、一方側の透明導電膜を同じ側の透明保護シートとと
もに液晶層よりも延長し、この延長部分の透明導電膜に
一方の電極となる導電体を付設するとともに、別の辺に
おいて、他方側の透明導電膜を同じ側の透明保護シート
とともに液晶層よりも延長し、この延長部分の透明導電
膜に他方の電極となる導電体を付してある(これら2つ
の辺を、以下、電極形成辺と称する)。そして残りの2
つの辺(これら2つの辺を以下電極非形成辺と称する)
においては、両側の透明保護シートと両側の透明導電膜
と液晶層とを同じ位置で切り揃えてある。そして電極形
成辺においても電極非形成辺においても、シール材で被
覆することにより、液晶層の端縁を外気から保護するよ
うにしてある。従来、前記電極形成辺や、電極非形成辺
においては、エポキシ樹脂系または、シリコーン樹脂系
の液状のシール材を、これら端縁全体に塗布した後に硬
化させて端縁を被覆していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
成では、シール材が液状であったから、端縁に均一な厚
みでシール材を塗布することは容易ではなく、場所によ
っては、シール材の被膜が薄くて端縁が外気に露出し易
くなる危険性や、当初からシールされていない部位が存
在してしまう危険性があった。又、シール材が塗布され
てから硬化するまでに比較的長い時間を必要とすること
で作業性が悪い不具合もあった。本発明は、上記実情に
鑑み為したもので、作業性良く端縁部を確実にシールで
きる液晶シートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
本発明の特徴構成は、光透過制御用の駆動電圧を印加す
るための透明導電膜を両面に付設した液晶層を、一対の
透明保護シート間に介装するとともに、端縁を絶縁性の
シール材で被覆した液晶シートにおいて、前記シール材
をフィルム状に構成し、前記一対の透明保護シートにお
ける前記液晶層とは反対側の外表面にのみ、前記シール
材の両端縁を各別に熱融着してある点にある。また光透
過制御用の駆動電圧を印加するための透明導電膜を両面
に付設した液晶層を、一対の透明保護シート間に介装
し、前記液晶層の一方側の透明導電膜を同じ側の透明保
護シートとともに前記液晶層よりも延長し、この延長部
分の透明導電膜に電極となる導電体を付設するととも
、端縁を絶縁性のシール材で被覆した液晶シートにお
いて、前記シール材をフィルム状に構成し、前記延長し
た側とは反対側の透明保護シートにおける前記液晶層と
は反対側の外表面と前記導電体とにのみ、前記シール材
の両端縁を各別に熱融着してある点にある。
【0005】
【作用】請求項1に示す電極非形成辺においては、フィ
ルム状に構成したシール材の中央部分が一様な厚みで液
晶シート端縁を覆って外方から仕切り、シール材の両端
縁が前記一対の保護シートの互いに対向する端縁部に熱
融着されるこことで外気の液晶シート端縁への流入を遮
断するから、液晶シート端縁を外気から保護できる。そ
して、シール材の両端縁を前記一対の保護シートの互い
に対向する端縁部の外表面にのみ格別に熱融着してある
から、熱融着作業時には透明保護シートのみに熱が加え
られるだけで、保護シート間に介装してある液晶層には
直接に熱は加えられない。請求項2に示す電極形成辺に
おいては、フィルム状に構成したシール材の中央部分が
一様な厚みで液晶層の端縁を覆って外方から仕切り、シ
ール材の両端縁がこの端縁部と導電体部位とに熱融着さ
れることで外気の液晶層端縁への流入を遮断するから液
晶露出面を外気から保護できる。そして、シール材の両
端縁を透明保護シートの端縁部の外表面と導電体とに各
別に熱融着してあるから、熱融着作業時には透明保護シ
ートと導電体のみに熱が加えられるだけで、液晶層には
直接に熱は加えられない。
【0006】
【発明の効果】シール材をフィルム状に構成し両端縁を
熱融着することで、液状のシール材のようなシール材硬
化時間を必要とすることがなくなり、厚みの一様なフィ
ルム状のシール材によって局所的な弱点が生じる虞の少
ない状態で、液晶層が直接に外気に触れないように、よ
り確実にシールできると共に、フィルム状のシール材を
熱融着という手段を用いて取り付けるに際して液晶層に
直接熱が加わることをなくして液晶の変質を抑制できる
から、製作時間を低減でき、耐久性及び品質を向上でき
る液晶シートを提供できた。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例の図面を説明する。本
発明の液晶シートSは図1に示すように、電気光学効果
を示す液晶1、この液晶1の上下両外表面に付設した透
明導電膜2(液晶と透明導電膜を合わせて、以下、液晶
層3と称する)、及びこの液晶層3の上下両外表面に付
設した透明保護シート4とで構成してある。前記液晶シ
ートSは矩形に形成してあり、周部の四辺のうち対向す
る二辺には前記透明導電膜2に液晶層3の光透過制御用
の電圧を印加するための電極となる各別の導電体5を付
設してある(以下、これらの辺を電極形成辺E1と称す
る)。そして、これら導電体5間に電圧を印加すること
で、これら透明導電膜2間に介装している液晶1に電圧
を加え、外光を透過させることができるよう構成してあ
る。また、残りの二辺には導電体5を付設していない
(以下、これらの辺を電極非形成辺E2と称する)。ま
た、前記電極形成辺E1と電極非形成辺E2とは、その構
造を異にしているが、何れにおいても夫々シール材6で
被覆した構成としてある。前記電極非形成辺E2におい
ては図2に示すように、上下両面の透明保護シート4お
よびす液晶層3を同じ位置で切り揃えてあり、厚みをほ
ぼ一様なフィルム状に形成してあるシール材6を、この
シール材6の両端縁を電極非形成辺E2のたがいに対向
する透明保護シート4の端縁部外表面にのみ夫々熱融着
することでこの電極非形成辺E2に被覆して外気の流入
を遮断してある。前記電極形成辺E1においては図3に
示すように、上下両面のうち一方側の透明導電膜2Aを
同じ側の透明保護シート4Aとともに液晶1よりも延長
し、この延長部分7の透明導電膜2A上に電極となる板
状の導電低5を付設してあり、厚みをほぼ一様なフィル
ム状に形成してあるシール材6を、このシール材6の両
端縁を前記延長した側とは反対側の透明保護シート4の
端縁部と前記導電体5とにのみ熱融着することで、この
電極形成辺E1を被覆して外気の流入を遮断してある。
なお、もうひとつの前記電極形成辺E1においては、図
示はしないが、他方の透明導電膜2Bを同じ側の透明保
護シート4Bとともに液晶1よりも延長してあるほか
は、まったく同じ構造となっている。尚、上記実施例で
は、矩形の周部の二辺に電極を形成するとともに残りの
辺には電極を形成辺しない構成としたものを説明した
が、それに替えて、全ての辺に電極5を形成したもの
や、リード線を接続することで周部の殆どが先に説明し
た電極非形成辺と同じ構成をもった。液晶シートSにも
本発明は適用できる。
【0008】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶シートの斜視図
【図2】液晶シートにおける導電体を付設してある辺周
りの縦断面図
【図3】液晶シートにおける導電体を付設していない辺
周りの縦断面図
【符号の説明】
2 透明導電膜 3 液晶層 4 透明保護シート 5 導電体 6 シール材 7 延長部分 S 液晶シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 健 大阪府大阪市中央区道修町3丁目5番11 号 日本板硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−24630(JP,A) 特開 昭49−66360(JP,A) 特開 昭63−311233(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1339 505

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過制御用の駆動電圧を印加するため
    の透明導電膜(2)を両面に付設した液晶層(3)を、
    一対の透明保護シート(4)間に介装するとともに、端
    縁を絶縁性のシール材(6)で被覆した液晶シート
    (S)において、前記シール材(6)をフィルム状に構
    成し、前記一対の透明保護シート(4)における前記液
    晶層(3)とは反対側の外表面にのみ、前記シール材
    (6)の両端縁を各別に熱融着してある液晶シート。
  2. 【請求項2】 光透過制御用の駆動電圧を印加するため
    の透明導電膜(2)を両面に付設した液晶層(3)を、
    一対の透明保護シート(4)間に介装し、前記液晶層
    (3)の一方側の透明導電膜(2)を同じ側の透明保護
    シート(4)とともに前記液晶層(3)よりも延長し、
    この延長部分(10)の透明導電膜(2)に電極となる
    導電体(5)を付設するとともに、端縁を絶縁性のシー
    ル材()で被覆した液晶シート(S)において、前記
    シール材(6)をフィルム状に構成し、前記延長した側
    とは反対側の透明保護シート(4)における前記液晶層
    (3)とは反対側の外表面と前記導電体(5)とに
    み、前記シール材(6)の両端縁を各別に熱融着してあ
    る液晶シート。
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JP7172262B2 (ja) * 2018-08-03 2022-11-16 凸版印刷株式会社 調光フィルムおよびその製造方法

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