JP2936095B2 - 左右対称型爪先を有する筒状編地の編成方法 - Google Patents

左右対称型爪先を有する筒状編地の編成方法

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JP2936095B2 JP6069097A JP6069097A JP2936095B2 JP 2936095 B2 JP2936095 B2 JP 2936095B2 JP 6069097 A JP6069097 A JP 6069097A JP 6069097 A JP6069097 A JP 6069097A JP 2936095 B2 JP2936095 B2 JP 2936095B2
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▲吉▼彦 井戸端
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特に横編機で編成さ
れる爪先部分を左右対称型にした靴下やタイツ等の編成
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に横編機で編成される例えばソッ
クスやタイツ等の爪先を有する筒状編地では、爪先部分
から編み出し、編目を増やした後、略ストレートな筒状
に甲部分を編成し、踵部分及び足首部分を形成した後、
ソックスの場合にはゴムを挿入する足挿入口を、タイツ
の場合には履き口まで編成して形成してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記一般的
なソックスやタイツ等の爪先では、足の形状が親指若し
くは人指し指部分で長く、小指側で徐々に短くなってい
る形状にもかかわらず、筒状編地の両端側から徐々に目
減らしまたは引き返し編みにより略半円状に形成されて
いる。
【0004】したがって、こうした半円状の爪先のもの
を着用したときには、短い小指側では編地がだぶつき、
親指側では親指を内方に引き寄せるように張力が強くな
ってしまい、履き心地が悪く、商品価値を低下させてい
た。
【0005】また、親指側で親指を内方に引き寄せるよ
うに張力が強くなると、外反母趾を助長する結果とな
り、健康面でも問題があった。本発明は上記問題点に鑑
み提案されたもので、足の形状に程よくフィットし、長
時間に亙って快適に着用できるとともに、健康にも優れ
たソックスやタイツ等の爪先を有する筒状編地を提供で
きるようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかるソックスやタイツ等の左右対称型爪
先を有する筒状編地の編成方法は、前後に対峙させた一
対のニードルベッドを備えた横編機を用い、前後のニー
ドルベッドの編針に亙って編糸をジグザグに給糸して爪
先部分から足首部分を経て足挿入口を編成し、若しくは
足挿入口から足首部分を経て爪先部分を編成してなる爪
先を有する筒状編地の編成方法において、5本胴部分か
ら小指の先端若しくはその近傍位置から小指の外側とな
る編地の編目から人指し指側の編地に向けて徐々に目減
らしてゆき、小指側編地の寸法を短く、小指側から人指
し指側にかけて爪先編地の寸法を長く形成するようにし
たことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の左右対称型爪先を
有する筒状編地の編成方法に係る実施の形態を図面に基
づいて説明する。この実施の形態は、横編機を用いて図
1に示すような爪先部分が右足用と左足用とでは対称と
なるソックスタイプの靴下であって、図中符号1はこの
ソックスタイプの靴下を全体的に示す。
【0008】 本例で使用する横編機は、編針を摺動可能
に装着したニードルベッドを、その歯口部が近接する状
態で側面視において“ハ”の字型で前後に配設されてお
り、各ニードルベッドの上面を摺動走行するキャリッジ
で各編針が進退摺動操作されるとともに、前後のニード
ルベッドが相対的に移動(ラッキング)可能にした周知
の構造のものが使用される。
【0009】 この靴下1は、横編機の前後のニードルベ
ッドの編針に亙って編糸をジグザグに給糸して足挿入口
2を編み出す。この足挿入口2の編成は、ゴム糸が挿入
され、伸縮性に富むリブ編みにしてある。次に、足挿入
口2からふくら脛3部分を経て足首4部分が編成される
が、この部分ではそのウェール方向にケーブル柄が編成
されるとともに、足首部分4の近傍になると、横編機の
前後のニードルベッドの編針に筒状に編成されている端
部のループが夫々内方に寄せられて筒状編地の口径が徐
々に絞られて小径の足首部分4が形成される。
【0010】 小径の足首部分4が形成されると、横編機
の前後のニードルベッドの編針に筒状に編成されている
端部で徐々に目増やしされて踵 部分になる。この踵部
分5では足の表面側編成している前側のニードルベッド
の編針は休止させ、踵部分5側(裏面側)となる後側の
ニードルベッドの編針に編糸が給糸され、その両端部分
がタックされた状態で編み幅を所定の幅にまで一端減少
させた後、再び編み幅を復帰させると、ここに踵部分5
の膨らみ部分が編成される。
【0011】 踵部分5が編成された後、爪先部分6の近
傍までの甲部分7には引続きケーブル柄が形成された状
態で略ストレートな筒状に編成される。
【0012】 そして、爪先部分6になると、小指部分8
側寄りの、例えば端から3ループ程中側に寄った部分の
前後のニードルベッドの編針に係止されたループを、そ
の隣接する中側のループに目移ししてから編糸を前後の
ニードルベッドの編針に周回状に供給して筒状編地を形
成すると、筒状編地のループは前後で合計2目小指部分
8側のループが減少したことになる。
【0013】 これを図2に基づいて説明すると、図中最
下段が爪先部分6の編成を開始するコースであって、前
後のニードルベッドの編針40本づつ、合計80本で筒
状編み地が形成されている。
【0014】 次のコースでは上述した小指部分8側のル
ープ所定のループより外側のループを、その所定のルー
プが隣接する中側のループに重ねあわされるように移動
させた後、前後のニードルベッドの編針に亙って編糸を
周回状に供給して筒状編地を形成すると、これまでルー
プが80目あったものが2目減って78目となる。こう
した手順をループが36目となるまで成型編みが繰り返
えされる。
【0015】 そして、ループが36目になると、次に親
指部分9側の端部及び小指部分8側の端部の夫々のルー
プが2目づつ減らされて32目の筒状編地となる。
【0016】 以後、小指部分8側のループを減少させる
編成コースと、親指部分9側と小指部分8側のループが
減らされる編成コースとが適宜くりかえされて、図2
上、最上段のループが12目で表される爪先部分6の先
端になると、前後のニードルベッドの編針に係止された
ループを何れか一方のニードルベッドの編針に移して編
針に二重のループを係止させた状態にし、此処に編糸を
給糸して新たなループを形成する。
【0017】 然る後、この新たなループを一方から他方
に向けて伏せ目処理して編地をニードルベッドから払い
落とすと図1に示すような踵部分5を形成した小指部分
8側が短く、親指部分9側は先端部分が曲成された左右
対称型爪先を有する靴下1が出来上がるのである。
【0018】 そして、上記靴下1を履く足10は図3に
示すように小指11が短く、薬指12、中指13、人指
し指14、親指15と漸次長くなっていることから、上
記のように形成された靴下1を着用すると、小指11か
ら親指15に至るまで靴下1の編地がだぶつくことがな
く、爪先の形状に程よくフィットするのである。
【0019】 また、図4乃至図6は夫々爪先部分の変形
例を示すもので、図4及び図5のものは親指部分9の外
側も徐々に減らし目するようにした点が上記の図2と異
なり、その他の点は上記の例と同様になっており、中で
も図4は親指部分9の外側を略均等に減らし目し、図5
は親指部分9の外側の先端寄りで減らし目するようにし
てある。
【0020】 図6のものは、親指部分9の外側を略直線
状にした点が異なり、その他の点は上述の形態と同様に
してある。
【0021】 尚、上記各例では足挿入口2側から編み立
てるようにしてあるが、爪先側から足挿入口2に編立て
て行く場合にも本発明を実施することができるのは勿論
である。この場合、上記実施の形態とは逆に減らし目部
分は増し目しが行われる。また、本発明は上記の様な靴
下にかぎられず、タイツ等の爪先部分を有する編成地で
有れば実施することができるのは勿論のことである。
【0022】
【発明の効果】本発明にかかるソックスやタイツ等の左
右対称型爪先を有する筒状編地の編成方法は以上に説明
したように、小指の先端若しくはその近傍位置から小指
の外側となる編地の編目から人指し指側の編地に向けて
徐々に減らし目して小指の先端に対面する部分の爪先編
地の寸法を短く、小指側から人指し指側にかけて爪先編
地の寸法を漸次長く形成するようにしてあるので、斯か
る爪先のソックスやタイツ等の編地を着用したときに
は、親指から小指に至るまで編地がだぶつくことがな
く、足の形状に程よくフィットし、長時間に亙って快適
に着用することができるという利点があり、その商品価
値も格段に向上させることができるという利点がある。
【0023】 また、親指から小指に至るまで編地爪先部
分が足の形状に程よくフィットし、従来のように親指側
で親指を内方に引き寄せることがないので、外反母趾を
助長することもなく、健康的にも優れたものにすること
ができると言う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は靴下の斜視図である。
【図2】は靴下の爪先部分の編成コース図である。
【図3】は靴下を履く足部分の斜視図である。
【図4】は靴下の爪先部分の変形例を示す編成コース図
である。
【図5】は靴下の爪先部分の別の変形例を示す編成コー
ス図である。
【図6】は靴下の爪先部分の更に別の変形例を示す編成
コース図である。
【符号の説明】
1・・・靴下 2・・・足挿入口 4・・・足首部分 6・・・爪先部分 8・・・小指部分 9・・・親指部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後に対峙させた一対のニードルベッドを
    備えた横編機を用い、前後のニードルベッドの編針に亙
    って編糸をジグザグに給糸して爪先部分から足首部分を
    経て足挿入口を編成し、若しくは足挿入口から足首部分
    を経て爪先部分を編成してなる爪先を有する筒状編地の
    編成方法において、5本胴部分から小指の先端若しくは
    その近傍位置から小指の外側となる編地の編目から人指
    し指側の編地に向けて徐々に目減らしてゆき、小指側編
    地の寸法を短く、小指側から人指し指側にかけて爪先編
    地の寸法を長く形成するようにしたことを特徴とする左
    右対称型爪先を有する筒状編地の編成方法。
JP6069097A 1997-03-14 1997-03-14 左右対称型爪先を有する筒状編地の編成方法 Expired - Lifetime JP2936095B2 (ja)

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