JP2935140B2 - アキシャル軸受 - Google Patents

アキシャル軸受

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JP2935140B2
JP2935140B2 JP3504234A JP50423491A JP2935140B2 JP 2935140 B2 JP2935140 B2 JP 2935140B2 JP 3504234 A JP3504234 A JP 3504234A JP 50423491 A JP50423491 A JP 50423491A JP 2935140 B2 JP2935140 B2 JP 2935140B2
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D17/00Details of, or accessories for, portable power-driven percussive tools
    • B25D17/24Damping the reaction force
    • B25D17/245Damping the reaction force using a fluid

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は、フレームと、該フレーム内に滑動可能に挿
入される衝撃ピストンと、前記衝撃ピストンの軸方向延
長上に位置決めされかつ該ピストンからの軸方向に沿っ
た衝撃作用を受けるシャンクと、前記シャンクを回転さ
せる手段と、前記シャンクを介してフレームに作用する
軸方向力を吸収するためにフレーム内に配設されるアキ
シャル軸受と、前記フレーム内で軸方向移動可能に収容
されると同時に、前記シャンクと前記アキシャル軸受と
の間で前記シャンクを軸方向移動可能に取り囲んでいる
支持リングとを備え、前記アキシャル軸受が、シャンク
を包囲する半径方向外側位置において前記フレーム内に
軸方向に沿って穿設された内孔内に収容されると共に前
記内孔が各々共通の油圧導管システムと相互接続される
2組の複数本のピストンとから成り、2組の前記ピスト
ンが、共にそれらの後端面に作用する油圧により前記支
持リングを介して前記シャンクを掘削機本体の前方へ押
しやるように内孔内で移動可能に構成された掘削機にお
ける前記アキシャル軸受に関する。
〔従来の技術〕
今日使用されている油圧衝撃掘削機においては、フレ
ーム内に装備される衝撃装置は連続する軸方向衝撃をド
リルロッドに取付けたシャンクに対して加えるようにし
てある。上記シャンクはたとえばフレームにより支持さ
れた回転機構と係合するフレームブシュによってフレー
ムに対して回転自在かつ軸方向にスライド可能に取付け
る。フレーム自体は、送りキャリッジに固定し、その上
部で掘削機が掘削機の送りレールに沿って変位するよう
になっている。
岩を掘削すると、一定の衝撃が岩から掘削機へ反動と
して伝達される。この反動衝撃を吸収するために掘削機
に対して種々の可撓制を有するアキシャル軸受が開発さ
れており、掘削機をかかる反動衝撃応力から保護する試
みがなされている。かかる試みは、例えば、フィンラン
ド国特許明細書第58816号、ドイツ連邦共和国特許出願
公告明細書第2738956号、スウェーデン国特許出願公告
明細書第440873号、およびドイツ連邦共和国特許公報第
2610619号に開示されている。
従来より公知のこれら可撓性アキシャル軸受装置は複
雑であるという欠点の他に多数のシールを必要とし、撓
み自体を調節することができない。即ち、アキシャル軸
受全体の剛性が変えられないという欠点を有する。もう
一つの欠点は上記撓み現象が実際の掘削作業より遅れて
発生し、そして、この遅れは掘削機の送り速度に依存す
るという点である。
フィンランド国特許出願第881851号はアキシャル軸受
がシャンク周囲に径方向に位置決めされた数個のピスト
ンを備えることによって作業油の圧力がピストンの一端
に作用することによってピストンが所定の半径方向領域
内のシャンク部分の撓みを周りから規制するようになっ
た構成を開示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、ある場合には、アキシャル軸受の屈曲性を一
定に維持しながら、シャンクの衝撃点をそれぞれの特定
の状況、例えば、掘削される岩盤の硬度の相違に応じて
正確に決定することが必要であるが、そうしたことは上
記した構成による掘削機の場合には十分に達成すること
は不可能である。
本発明の目的は上記従来技術の欠点を回避した掘削機
のアキシャル軸受の構成を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
このことは、一方の組の前記ピストンの掘削機の前方
に向けた移動行程の最前方位置が、シャンクの衝撃面が
ほぼ最適衝撃点に対応するように前記支持リングを取り
囲んでフレームに固定された制限リングにより制限され
ており、少なくとも掘削作業中に前記シャンクを前方に
押しやるよう全ピストンの後端面に作用する油圧が、掘
削機自体の送り力を上廻るように調整されており、さら
に、前記他方の組のピストンが、シャンクの運動に追従
して更に移動可能であり、前記シャンクの最適衝撃点に
対応する位置から更に掘削機の前方へ向けた他方の組の
ピストンの移動距離が、前記シャンクの最適衝撃点位置
から掘削機の前方部分へ向かう移動距離とほぼ等しいこ
とによって実現することができる。
〔発明の作用並びに効果〕
本発明の構成の利点は、作業油の油圧によってピスト
ンが支持リングを介して前方に移動するとき、一方の組
のピストンがその最前方位置で停止することによって、
シャンクがピストンにより支持されかつその位置が常に
その最適衝撃点に対応するように位置決めされる点であ
る。だが、シャンクが衝撃を受けた後に、他方の組のピ
ストンは最適衝撃点より更に前方位置にまで支持リング
を介してシャンクに追従可能となっており、反動の復帰
過程中に、すなわち最適衝撃点に戻る前にシャンクの反
動衝撃を単独で減衰作用をする。シャンクが最適衝撃点
に達した後には、全ピストンは反動衝撃を効率的に減衰
する。
新たな衝撃が加えられた場合において、シャンクは常
に最適衝撃点を基準として位置付けられることになる。
何故ならば、全部のピストンに作用する力は掘削機の送
り力よりも大きく、一方、その行程距離の最前方位置を
最適衝撃点に制限される一方の組のピストンの運動が停
止した後でも前進するシャンクに追従可能な他方の組の
ピストンに作用する油圧が掘削機の送り力より下回るの
で、それ以上の前進圧力はシャンクに作用せず、また同
時に、他方の組のピストンは単独で反動衝撃によるシャ
ンクの戻り運動を最適衝撃点にまで緩衝するからであ
る。
本発明のもう一つの利点は、このような構成のアキシ
ャル軸受を製造するのに容易で、ストローク長の異なる
少なくとも2組のピストンを備えた構成が、かかる軸受
を組立てる上で非常に簡単かつ経済的であるという点で
ある。
〔発明の実施するための最良の形態〕
以下、本発明を図面について詳細する。
第1図の例では、衝撃ピストン1はそれ自体公知の方
法で一連の構成部品により構成したフレーム6内を移動
する。シャンク2はフレームブッシュ3により軸方向に
往復移動および回転可能に支持されている。別個の油圧
モータがギヤトランスミッションを介してシャンク2に
対して回転運動を付与する。油圧モータとギヤトランス
ミッションはそれ自体公知であるから図示しない。フレ
ームブッシュ3の外周面には、上記ギヤと係合可能な歯
を備えている。フレームブッシュ3の内周面はシャンク
2のギヤに対して軸方向に移動可能な係合ギヤを備え
る。フレームブシュ3はその外周に沿って径方向にその
両端をフレーム6にジャーナル支承される。
これらの事項はそれ自体当業者には公知のことである
から、その詳細はこれ以上論じない。
岩から掘削機への反動による衝撃を受け止めるため
に、フレーム6は、それに作用する作業油の影響下に軸
方向に移動するように構成することによって、より広い
適合性を持たせた油圧軸受であるアキシャル軸受で形成
される。特に第2図より明らかなように、アキシャル軸
受4は、シャンク2の外周に沿って半径方向に離間して
フレーム内に軸方向に沿って穿設された複数の内孔10
と、各内孔10を相互接続する導管システム7と、内孔内
に軸方向に沿って移動可能に挿入された各々2つの組で
構成される複数個のピストン4a,4bとから構成されてい
る。
第1図に明らかなように、導管システム7は掘削機の
送り方向に見た時、内孔内に挿入したピストンの背後に
おける各内孔端部に開口している。導管システム7はリ
ング形導管7aと、導管7aから内孔へ至る導管7bと、入口
管7cと、出口管7dとにより構成される。第1図の例で
は、シャンクのギヤ部分へ至る潤滑剤の流れを調節する
スロットル手段12が出口導管7d内に形成される。アキシ
ャル軸受の導管システム7における作業油の流れと圧力
を調節する油圧構成部品は入口導管7cと接続する。これ
らについては以下に述べる。
アキシャル軸受のピストン4a、4bの前進運動はフレー
ム6内に設けられた制限リング5により制限される。制
限リング5の内周はピストン4a,4bの外縁附近にひいた
包絡線の周縁よりも小さい。従って、制限リング5の端
面には各ピストンは前端面が部分的に、すなわち、円弧
状部分として揃って衝接或いは当接することとなり、各
ピストン4a、4bの後退運動はそれぞれの内孔10の底部に
よって制限される。
シャンク2は、その外周を取り囲んで摺動可能に設け
られた別個の支持リング8によって支持され、支持リン
グ8の後部端面は、ピストン4a,4bの前端面の上記した
制限ングと衝合する円弧状部分の残りの円弧状部分によ
って支承される。また、支持リング8の前端面内側部分
はシャンク2の肩部21に適合する内方に傾斜した当接面
を有している。
ピストン4a,4bはシールなしに所定位置に取付けられ
るから、作業油の洩れが発生し、作業油の衝撃空間内へ
の逃げはシール9によって防止される。シール9はフレ
ーム6内のシャンクの後方端に位置決めされる。フレー
ム6の前部からの作業油として働くオイルの逃げはシー
ル11によって防止される。上記の如く、“前進”という
用語は掘削機の掘削作業のための送り方向への運動をさ
すものとし、それに反して“後退”という用語は送り方
向と反対の運動をさすものとする。
フレームブシュ3のギヤ部分とシャンク2の構造と潤
滑は、例えばフィンランド国特許明細書第66459号に開
示されたようなものとすることができる。潤滑について
は、ここではエアがシール9より前方のシャンク2の後
端に導入されることを指摘しておくにとどめる。第1図
では、エアの吹き付けは参照記号IPによって示してあ
る。エアの働きは、オイルをベアリング上の潤滑地点に
運び、流れのばらつきを平滑化してギャビテーションを
防ぐことである。
エアはオイルが濾過されタンク内に通される前にオイ
ルから除去される。
第1図の実施例に使用されるアキシャル軸受は第3図
〜8図で拡大して示してある。以下本発明をこれら図面
について説明する。
第3図において、ピストン4aと4bの運動の範囲はそれ
ぞれ参照記号ΔaとΔbによって示す。同図に使用され
る運動の範囲とはピストンの運動の軸方向範囲をさすも
のである。この運動範囲は上記の如く、制限リング5と
それぞれの内孔10の底部とによって制限される。本発明
において、ピストン4aの運動範囲とピストン4bの運動範
囲とはそれらが等しくないように掘削機の前方部分に向
けて制限される。即ち、制限リング5には軸方向に沿っ
て2か所の当接面が形成されていて、ピストン4aがピス
トン4bよりも長い距離にわたって掘削機の前端方向へ移
動可能なような1つの当接面を画成する凹所5aが穿設さ
れている。
第3図において、ピストン4aと4bは内孔10の底部から
測定してΔYの距離位置にある。導管システム7は全て
のピストン4に対して一定の油圧を及ぼし、その結果、
ピストン4a及び4bは支持リング8後端面に押し当てられ
る。支持リング8自体はシャンク2の前方に拡大直径部
分22を画成する半径方向に伸びる傾斜面からなる肩部21
に対して反対側の傾斜面に当接支承される。この状況は
第3図に示されている。
作業油の圧力によってつくりだされたピストン4a,4b
に作用する油圧は、穿孔工程中における掘削機の送り圧
力よりも大きいから、ピストン4bが制限リング5に当接
する位置にまでシャンク2を前進させることが可能であ
る。シャンク2の衝撃面およびシャンク自体は、衝撃力
伝達の観点から好ましい軸方向位置である最適衝撃点を
採りそしてそれ以上の前進は出来ない。というのも、ピ
ストン4bの作用力もシャンクをこの最適衝撃点を越えた
前進移動に加担するための移動が制限リング5により阻
止されているために、ピストン4aを介してシャンクに作
用する油圧が掘削機自体に作用する送り力よりも小さく
なっているからである。
シャンク2が衝撃点まで後方へ移動した後、運動範囲
がより制限されたピストン4bは、シャンクに押接された
支持リング8に当接し、シャンクが衝撃による反動で更
に後方へ移動すると、双方のピストン4a,4bが反動を減
衰し、その後、急速に停止することになる。
衝撃ピストン1によるシャンク2の後端面への新たな
衝撃印加によって、シャンク2に急激かつ段差的移動間
隙ΔZを生じ、この状態は、第4図に示されている。
かかる状態の後、第5図に示されている如く、ピスト
ン4aは支持リング8をシャク2の移動に素早く追従させ
て、上記した段差的移動間隙ΔZを解消すべく変位さ
せ、再びシャンク2を肩部21を介して軸方向に押圧す
る。
衝撃が衝撃ピストン1により発生された後、岩盤から
反射されるストレス衝動が生じ、上記の場合とは逆方向
ではあるが、シャンク2の急激な段差的移動を引き起こ
す。この反発された衝撃が生ずるや否や、支持リング5
は、しかしながら、第5図の位置に持ち来たされた状態
であり、その結果、シャンク2の軸方向移動は、アキシ
ャル軸受を形成する内孔内に油圧により弾性的に支持さ
れたピストン4aに伝達される。
ピストン4aは、より短い移動行程距離に制限されたピ
ストン4bの前端面が支持リング8の後部端面に当接する
まで、シャンク2の急激な段差的移動である後退運動を
緩衝し続け、その後、ピストン4a並びに4bは、共にシャ
ンク2の後退運動を第6図に示すように制限する。ピス
トン4a、4b並びに支持リング8は、殆ど遅延することな
くシャンクの運動に追従するので、シャンク2に作用す
る反発衝動はアキシャル軸受4として形成されたピスト
ン4aおよび4bによって、反発衝動導入の時間的遅れに係
わりなく緩衝可能である。ピストン4aおよび4bが再度シ
ャンク2を第3図に示された新たな衝撃のために最適衝
撃点へと押し戻すことになる。
第1図は望ましい油圧接続を示す。同接続によって上
記動作が実行される。圧力油として使用される作業油は
ポンプ20からスロットル手段13を介して入口導管7cへ導
管17aにより導入され、その後リング形導管7aに導入さ
れる。所望の動作は圧力調節弁15によって系の圧力を適
当なレベルに調節することによって達成される。
ピストン4a,4bの速度の調整は蓄圧器14によって実現
される。蓄圧器14は導管システム7を加圧し、スロット
ル手段13は作業油のポンプ20方向への流れを制限する。
第7図に示す構成の場合、導管7b内に形成された凹所
17内へ延びるピン状の突起16がピストン4bの後端面に設
けられる。突起16と凹所17間に残存するギャップは、ピ
ストン4b背後から逃れる作業油のスロットルとして機能
し、それに応じてピストンが前方に運動した時にピスト
ン背後からの作業油の流れを一定程度に絞る。スロット
ルとしての特性と制御可能範囲は、突起16の長さと形を
変化させることによって影響される。同様にして、ピス
トンの通路に沿ったどの点でスロットルが作用しはじめ
るかを決定することができる。突起はピストン4bから細
まるようにテーパ状に構成することによって、ギャップ
はピストン4bが前方に位置する間は大きくなり、ピスト
ン4bが後方に移動するにつれて小さくなり、それと同時
にスロットルの効果を大きくする。
ピストン4aは短いピン状の突起18と、導管7bの入口端
に突起18と整合して設けられたそれに対応する凹所19を
備える。上記凹所は突起18と凹所19の間に狭いギャップ
が残るような寸法をとる。突起18が凹所19のエッジに達
すると、作業油の流れは絞られはじめ、その凹所底部に
対するピストン4aの衝突が少なくとも遅らされるか、多
くの場合、スロットル効果のために防止される。
第7図のスロットル手段は実施可能な1つの選択肢で
あるが、それらは種々の方法で変形することができる。
全ピストンはピストンのタイプに応じて同種又は異種の
スロットルを備えることができる。更に、ピストンの若
干のみがスロットルを備え、異なるタイプのスロットル
を掘削機の特性に応じて設けるようにすることもでき
る。
第8図は、制限リング5の側面図である。同図では凹
所5aは、例えばピストン4aがピストン4bよりも上部方向
へ更に制限リング5の軸方向に、従って、掘削機の軸方
向へ移動することができるように一つおきにピストン4a
に対して形成される。図8は、構成を理解し易くするた
めに、1つのピストン4aと1つのピストン4bのみを示
す。第8図は両方のピストン4aと4bが掘削機の軸方向に
可能な限り前方へ移動した時の状況を示す。かかる配置
において、ピストン4bは制限リング5の上部エッジ上に
支持され、ピストン4aは凹所5aの底部上に支持され、上
部エッジと下部エッジとは各々のピストンの当接面とし
て作用する。その結果、各々のピストンは異なる軸方向
位置に位置決めされる。
上記した実施例は、決して本発明を限定する趣旨では
なく、本発明は請求範囲の範囲で種々の形で変形可能で
ある。従って、本発明もしくはその一部は図面に示すも
のと全く同一であるには及ばず、他の解決方法も同様に
可能である。
ピストンを収納する内孔は任意の適当な方法で、例え
ばフレーム内に埋め込んだ適当な直径および長さのシリ
ンダによって構成することも可能である。それに応じ
て、ピストンは真直ぐなシリンダピン等で構成すること
も可能であり、図面のような構成ではなく、他の形のピ
ストンを使用することも可能である。更に、それらに関
連する図面と説明は、ピストンが2群に分割され、若干
のピストンが、衝撃作用位置にまで掘削機を持来たすた
めに必要とされるような掘削機の前進移動距離に亘って
移動可能とする一方、他のピストンがそこから更に前方
々向へ、例えば、ほぼシャンクの運動長にわたって移動
可能とした構成であるとしても、ピストンを2つ以上の
群に分割し、一方のピストン群が衝撃点に対する距離の
一部を運動し、残りが上記例に記したものと等しい距
離、即ち、更に長い距離を運動するようにし、シャンク
の復帰運動が異なるピストン群を交互に緩衝することも
同様にして可能である。
アキシャル軸受を調節するために使用される油圧系統
は図に示すようにシャンクのギヤ部分の潤滑系統と直列
に接続することができる。だが、このことは唯一の選択
肢ではなく、アキシャル軸受の調節系統とシャンクのギ
ヤ部分の潤滑系統を必要に応じて互いに別個にすること
もできる。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明のアキシャル軸受構成を備えた掘削
機の主要な特徴の側面図である。
第2図は、第1図の矢印II−IIに沿って描いた断面図
である。
第3図は、本発明のアキシャル軸受構成の部分拡大図
である。
第4図は、シャンクが、衝撃ピストンより衝撃を受け
た後における第3図に対応する構成図である。
第5図は、シャンクの復帰衝撃の初期段階における第
3図、4図の構成図である。
第6図は、復帰衝撃の最終段階におけるアキシャル軸
受が緩衝作用を行っている状態を示す第3図、4図に対
応する構成図である。
第7図は、一方の組のピストンの後部が復帰運動中に
連続的にかつ、復帰運動が通例よりも後方に延びた時に
緩衝効果を大きくするためにスロットル手段を備えたも
う一つの実施例図である。
第8図は、制限リングの実施例の側面図である。
〔図中の符号〕
1…衝撃ピストン、2…シャンク、3…フレームブッ
シュ 4…アキシャル軸受、4a…ピストン(他方の組)、 4b…ピストン(一方の組)、5…制限リング、6…フ
レーム、 7…導管システム、7a…リング形導管、7b…導管、 7c…入口管、7d…出口管、8…支持リング、9…シー
ル、 10…内孔、11…シール、12、13…スロットル手段、 14…蓄圧器、15…圧力調節弁、16…突起、17…凹所、 17a…導管、18…突起、19…凹所、20…ポンプ、 21…肩部、22…拡大径部。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム(6)と、 該フレーム内に滑動可能に挿入される衝撃ピストン
    (1)と、 前記衝撃ピストン(1)の軸方向延長上に位置決めされ
    かつ該ピストンからの軸方向に沿った衝撃作用を受ける
    シャンク(2)と、 前記シャンクを回転させる手段と、 前記シャンクを介してフレームに作用する軸方向力を吸
    収するためにフレーム内に配設されるアキシャル軸受
    (4)と、 前記フレーム内で軸方向移動可能に収容されると同時
    に、前記シャンクと前記アキシャル軸受との間で前記シ
    ャンクを軸方向移動可能に取り囲んでいる支持リング
    (8)とを備え、 前記アキシャル軸受が、シャンクを包囲する半径方向外
    側位置において前記フレーム内に軸方向に沿って穿設さ
    れた内孔(10)内に収容されると共に前記内孔が各々共
    通の油圧導管システムと相互接続される2組の複数本の
    ピストン(4a、4b)とから成り、 2組の前記ピストンが、共にそれらの後端面に作用する
    油圧により前記支持リング(8)を介して前記シャンク
    (2)を掘削機本体の前方へ押しやるように内孔(10)
    内で移動可能に構成された掘削機における前記アキシャ
    ル軸受であって、 一方の組の前記ピストン(4b)の掘削機の前方に向けた
    移動行程の最前方位置が、シャンク(2)の衝撃面がほ
    ぼ最適衝撃点に対応するように前記支持リングを取り囲
    んでフレーム(6)に固定された制限リング(5)によ
    り制限されており、 掘削作業時に前記シャンクを前方に押しやるよう全ピス
    トン(4a、4b)の後端面に作用する油圧が、掘削機自体
    の送り力を上廻るように調整されており、 さらに、前記他方の組のピストン(4a)が、シャンクの
    運動に追従して更に移動可能であり、前記シャンクの最
    適衝撃点に対応する位置から更に掘削機の前方へ向けた
    他方の組のピストンの移動距離が、前記シャンクの最適
    衝撃点位置から掘削機の前方部分へ向かう移動距離とほ
    ぼ等しいことを特徴とするアキシャル軸受。
  2. 【請求項2】シャンク(2)の最適衝撃点から掘削機の
    前方へ向けた移動距離に対応する前記他方の組のピスト
    ン(4a)の前記シャンクに追従する移動距離が、シャン
    クの移動距離よりも短くなるように制限リング(5)に
    よって制限されていることを特徴とする請求項1に記載
    のアキシャル軸受。
  3. 【請求項3】前記支持リング(8)が、全てのピストン
    (4a、4b)と、前記シャンク(2)の中央部において拡
    大径部分(22)を画成する半径方向に伸びる肩部(21)
    との間に軸方向に沿って配設され、前記支持リングの後
    端面が、少なくとも一方の組の前記ピストンの前端面と
    当接中に、支持リングの前端面が、シャンク(2)の前
    記肩部(21)と当接可能であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のアキシャル軸受。
  4. 【請求項4】前記フレーム(6)の内面と前記支持リン
    グ(8)の外周面との間に制限リング(5)が軸方向に
    沿って保持されており、 該制限リングが、ピストンの掘削機前方への移動を制限
    するために、該掘削機の後方に向けた制限面を有してお
    り、 各々の組の全てのピストン(4a、4b)の前端面が部分的
    に揃って前記2つの制限面に衝接した時に、前記制限面
    が全てのピストンの掘削機前方への軸方向移動が制限さ
    れ、 一方の組のピストン(4b)が一方の制限面に当接すると
    同時にシャンク(2)が支持リング(8)を介して2つ
    の組のピストン(4a、4b)に支承されるように、前記制
    限面が、掘削機の軸方向に沿って異なった2つの位置に
    おいて設けられており、 前記一方の制限面が掘削機の後方寄りに位置付けられて
    おり、該一方の制限面に一方の組のピストン(4b)が当
    接することにより、前記シャンクが、その最適衝撃点を
    採るように成したことを特徴とする請求項1〜3のいづ
    れか1項に記載のアキシャル軸受。
  5. 【請求項5】一方の組のピストン(4b)が、後端面にピ
    ン状の突起(16)を備え、それに対応する凹所(17)
    が、ピストンの内孔(10)に至る作業油用の導管(7)
    内に穿設されており、前記突起と前記凹所との間に作業
    油が流れるためのギャップが残され、突起とそれに対応
    する凹所が作業油の流れを制限するスロットル手段を構
    成していることを特徴とする請求項1〜4のいづれか1
    項に記載のアキシャル軸受。
  6. 【請求項6】前記一方の組のピストン(4b)の突起(1
    6)の長さが、ピストンの行程距離よりも短く成ってお
    り、前記ピストンが、シャンク(2)の最適衝撃点に対
    応する位置から更に後方の掘削機の後方端方向へ運動す
    るときに、前記突起が凹所内へ挿入されるように構成し
    たことを特徴とする請求項5に記載のアキシャル軸受。
  7. 【請求項7】前記一方の組のピストン(4b)の突起(1
    6)の長さが、少なくとも前記ピストンの行程距離と等
    しく、前記突起の端部が常に凹所(17)内にあり、該ピ
    ストンの内孔と導管(7)間に連続的に作動する作業油
    のためのスロットル手段を形成していることを特徴とす
    る請求項5に記載のアキシャル軸受。
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