JP2934413B2 - 断熱材支持構造 - Google Patents

断熱材支持構造

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JP2934413B2
JP2934413B2 JP4419497A JP4419497A JP2934413B2 JP 2934413 B2 JP2934413 B2 JP 2934413B2 JP 4419497 A JP4419497 A JP 4419497A JP 4419497 A JP4419497 A JP 4419497A JP 2934413 B2 JP2934413 B2 JP 2934413B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下地板により断熱
材を確実に支持でき、断熱材の垂れ、飛び出しを防止し
うる断熱材支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図8に略示するように、ラチス梁
hの上下に配した階上、階下の外壁パネルa、bの間の
空所sには、屋外側で幕板を取付けたのち、屋内側から
ラチス梁hに断熱材d…をつめ込むことにより該断熱材
d…が配設される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ラチス梁hを
用いないものでは、断熱材dを自立若しくは支持する手
段がなく、その開発が強く要望されている。
【0004】又例えば断熱材の配設ののち、階上、階下
の外壁パネルの間の空所を閉じる幕板が施工される場
合、前記断熱材の飛び出しが幕板施工時の障害となるこ
ともあり、断熱材の支持と幕板施工とを効率的に行いう
る新規な断熱材支持構造も必要となっている。
【0005】本願請求項1の発明は、断熱材の屋外側か
つ階上、階下の外壁パネルに上下端を固定して短冊状の
下地板を取付け、しかもこの下地板の屋外面に幕板を取
付けることを基本として、下地板により幕板施工時の断
熱材の飛び出しを防止しうるとともに、該下地板を利用
して幕板を部材効率よく取付けうる断熱材支持構造の提
供を目的としている。
【0006】又本願請求項2の発明は、断熱材の屋外側
かつ階上の外壁パネルと軒天井下地材とに上下端を固定
して短冊状の下地板を取付け、しかもこの下地板の屋外
面に幕板を取付けることを基本として、階下の外壁パネ
ルがない場合でも、軒天井下地を利用して断熱材の支持
及び幕板の効率的な取付けを図りうる断熱材支持構造の
提供を目的としている。
【0007】さらに本願請求項3の発明は、断熱材の小
屋裏側かつ階上の外壁パネルと軒天井下地材とに上下端
を固定して短冊状の下地板を取付けることを基本とし
て、幕板を取付けない小屋裏であっても、下地板により
断熱材を確実に支持しうる断熱材支持構造の提供を目的
としている。
【0008】又本願請求項4の発明は、断熱材の軒裏側
かつ階上、階下の外壁パネルに上下端を固定して短冊状
の下地板を取付けることを基本として、幕板を取付けな
い軒裏であっても、下地板により断熱材を確実に支持し
うる断熱材支持構造の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願請求項1の発明は、
梁材の上下に配した階上、階下の外壁パネルの間の空所
に断熱材を設けるとともに、この断熱材の屋外側かつ前
記階上、階下の外壁パネルに上下端を固定して小巾の短
冊状の下地板を梁材方向に間隔を隔てて取付け、しかも
この下地板の屋外面に、前記空所を閉じる幕板を取付け
たことを特徴とする断熱材支持構造である。
【0010】又本願請求項2の発明は、梁材の上に配し
た階上の外壁パネルと下に配した軒天井下地材との間の
空所に断熱材を設けるとともに、この断熱材の屋外側か
つ前記階上の外壁パネルと軒天井下地材とに上下端を固
定して小巾の短冊状の下地板を梁材方向に間隔を隔てて
取付け、しかもこの下地板の屋外面に、前記空所を閉じ
る幕板を取付けたことを特徴とする断熱材支持構造であ
る。
【0011】さらに本願請求項3の発明は、梁材の上に
配した階上の外壁パネルと下に配した軒天井下地材との
間の空所に断熱材を設けるとともに、この断熱材の小屋
裏側かつ前記階上の外壁パネルと軒天井下地材とに上下
端を固定して小巾の短冊状の下地板を梁材方向に間隔を
隔てて取付けたことを特徴とする断熱材支持構造であ
る。
【0012】又本願請求項4の発明は、軒裏に臨む梁材
の上下に配した階上、階下の外壁パネルの間の空所に断
熱材を設けるとともに、この断熱材の前記軒裏側かつ前
記階上、階下の外壁パネルに上下端を固定して小巾の短
冊状の下地板を梁材方向に間隔を隔てて取付けたことを
特徴とする断熱材支持構造である。
【0013】なお本願請求項5の発明のように、前記断
熱材を横長とすることが、断熱材の部材点数を少なくし
うる等の観点から望ましい。
【0014】なお「横長」とは、例えば900mmの基本
モジュール1Pの2倍、即ち2P以上の長さを表すこと
とし、通常1Pの幕板よりも横方向に長い。
【0015】又本願請求項6の発明のように、前記断熱
材が、前記梁材の屋外側に沿って設けられる梁側断熱部
と、前記梁材上に設けられ階上の外壁パネルを支持する
パネル支持金具の屋外側に沿う金具側断熱部とを少なく
とも含むことが、梁材、パネル支持金具が階上、階下の
外壁パネル間、或いは階上の外壁パネルと軒天井下地材
との間に存在する複雑な構成であっても、断熱材を確実
に支持しうる観点から望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図1〜3において本願の第1の
発明の断熱材支持構造は、梁材2の上下に配した階上、
階下の外壁パネル3、4の間の空所5に断熱材6を設け
るとともに、この断熱材6の屋外側かつ前記階上、階下
の外壁パネル3、4に上下端を固定して小巾の短冊状の
下地板7を梁材2方向に間隔を隔てて取付け、しかもこ
の下地板7の屋外面に、前記空所5を閉じる幕板9を取
付けている。
【0017】前記梁材2は、垂直なウエブ19の上下に
水平なフランジ20A、20Bを設けた断面I形状の形
鋼材からなり、階上の床体Fの屋外側において例えば図
示しない柱間に水平に架け渡される。
【0018】なお前記床体Fは、図1に例示するよう
に、根太材22、22間に複数の角棒状の下地材23…
を架け渡した枠組上面に床下地板24を添着してなる床
パネル25を用いて形成されるとともに、該床パネル2
5は、前記梁材2のウエブ19屋内面にボルト等の固着
具を用いて固定されるハット状の取付金具21に端部が
取付けられかつ屋内側に水平にのびる形鋼材からなる大
引材26によって支持される。
【0019】前記階上、階下の外壁パネル3、4は、断
面略矩形の木製の枠材27…を矩形に接合した枠組の屋
外面に外装板29を、屋内面に内装板30を夫々添着
し、かつ枠組内部に断熱材31を装填した一体可搬のパ
ネル体であって、下の枠材27Aの下面に連続して設け
た条溝32に、階下の外壁パネル4では例えば布基礎上
面に固定される土台金具の立片(ともに図示せず)を、
階上の外壁パネル3では前記梁材2の上のフランジ20
A上面に一片がボルト止めされる断面L字の長尺のパネ
ル支持金具14の立片33を夫々嵌入することにより、
階上、階下の外壁パネル3、4の下端が支持される。
【0020】なお階下の外壁パネル4の上端は、上の枠
材27B上面に固着されかつ前記梁材2の下のフランジ
20Bを挟む一対の挟持片34を有するパネル支持金具
15を用いて該梁材2に取付けられるとともに、階上の
外壁パネル3の上端も、例えば該パネル支持金具15と
同様のパネル支持金具を用いて屋根梁(ともに図示せ
ず)に取付けられる。
【0021】なお階上、階下の外壁パネル3、4の上端
かつ屋外側と、下端かつ屋外側とには、前記下地板7お
よび幕板9取付用の矩形の切欠部36A、36Bが形成
されている。
【0022】又階上、階下の外壁パネル3、4は、本例
では、基本モジュールPの3倍以上の巾を有する大型の
外壁パネルとして形成されている。
【0023】階上、階下の外壁パネル3、4の間の空所
5、即ち本例では前記パネル支持金具14、15の屋外
側と、梁材2のウエブ19の屋外側とには、断熱材6が
配設される。
【0024】前記断熱材6は、基本モジュールPの2
倍、即ち2Pの横長さを有する横長の断熱材からなると
ともに、前記梁材2のウエブ19屋外側に沿って配設さ
れる梁側断熱部12と、前記梁材2上に設けられ階上の
外壁パネル3を支持する前記パネル支持金具14の立片
33の屋外側に沿って設けられる金具側断熱部13と、
階下の外壁パネル4を支持する前記パネル支持金具15
の屋外側に沿って配設される金具側断熱部16とを具え
る。
【0025】又前記下地板7は、図1、図3に示すよう
に、前記断熱材6の屋外側かつ前記階上、階下の外壁パ
ネル3、4の前記切欠部36B、36Aに上下端が釘等
の固着具を用いて固定される小巾の短冊状をなし、これ
によって断熱材6を屋内側に押圧して支持し、その垂
れ、飛び出しを防止できる。
【0026】なお下地板7は、その巾方向中心線を梁材
2の長さ方向に基本モジュール1Pの間隔を隔てて取付
けられる。
【0027】従って、横長の前記断熱材6を用いても、
前記下地板7…によって確実にこの断熱材6を支持で
き、該断熱材6の部材点数を低減しうるとともに、階
上、階下の外壁パネル3、4の間に、前記梁材2、パネ
ル支持金具14に加えて本例では前記パネル支持金具1
5が配される複雑な構成であっても、一枚の下地板7
で、前記梁側断熱部12、金具側断熱部13、16の支
持を行うことが出来る。
【0028】又前記間隔を隔てて隣り合う下地板7、7
の屋外面には、図2、図3に示すように、前記空所5を
閉じる幕板9の矩形板状の1P巾の幕板本体9Aの両端
部が接着剤及び/又は釘等の固着具を用いて取付けられ
るとともに、該幕板本体9Aの屋内面かつ上、下端部に
固着され上、下端からはみ出すはみ出し部37A、37
Bを有する幕板9の取付板39A、39Bの該はみ出し
部37A、37Bを、階上、階下の外壁パネル3、4の
前記切欠部36B、36Aかつ下地板7、7間に、接着
剤及び釘等の固着具を用いて取付け、前記幕板本体9A
の屋外面を階上、階下の外壁パネル3、4の屋外面と面
一とする。
【0029】この幕板9の取付作業の際には、前記断熱
材6の飛び出しが前記下地板7によって防止されている
ため、幕板9を断熱材6に邪魔されることなく施工性よ
く取付けうるとともに、前記下地板7は、断熱材6の支
持機能と、幕板9の取付部としての機能とを併せ持つこ
とになり、部材効率を高めうる。
【0030】図4、図5に本願の第2の発明の実施の形
態の一例を示す。本例において、断熱材支持構造は、梁
材2の上に配した階上の外壁パネル3と、該梁材2の下
のフランジ20B下面に当接して配設されかつ例えば断
面矩形の長尺かつ上下に重なる木質の下地材40、40
からなる軒天井下地材10との間の空所5に、横長かつ
前記梁材2の屋外側に沿って設けられる梁側断熱部12
と、梁材2上に設けられ階上の外壁パネル3を支持する
パネル支持金具14の屋外側に沿う金具側断熱部13と
からなる断熱材6を配設している。
【0031】なお梁材2、階上の外壁パネル3、パネル
支持金具14、梁側断熱部12、および金具側断熱部1
3は、前述したものと同様であるので、その詳細な説明
は省略しかつ同符号を用いて表示する。
【0032】又前記軒天井下地材10は、例えば階下を
セットバックした建物の軒天井板41の屋外側端部を長
尺の支持材42を介して支持するとともに、該支持材4
2の屋外側かつ軒天井下地材10下面には、軒先化粧材
43が固着されている。
【0033】さらに前記軒天井板41の屋内端は、階下
の外壁パネル44上端部に接続されるとともに、該軒天
井板41の上面に天井断熱材45を配設している。
【0034】又前記梁材2は、例えば図1に示したもの
と同様に、階上の床体Fを支持するとともに、前記断熱
材6の屋外側かつ前記階上の外壁パネル3の切欠部36
Bと、軒天井下地材10とに上下端を釘等の固着具を用
いて固定して小巾の短冊状の下地板7を梁材2方向に間
隔を隔てて取付けることにより、該断熱材6を押圧して
支持する。
【0035】さらに隣り合う前記下地板7、7の屋外面
に、幕板9の幕板本体9Aを接着剤及び/又は釘等の固
着具を用いて取付け、かつ幕板9の取付板39A、39
Bを階上の外壁パネル3の切欠部36Bと軒天井下地材
10とに接着剤及び釘等の固着具を用いて取付けて、幕
板本体9Aの屋外面を階上の外壁パネル3の屋外面と面
一とする。
【0036】このように本発明においても、幕板9の施
工時に断熱材6を下地板7により支持させておくことが
でき、施工性を向上しうるとともに、階下の外壁パネル
がない場合でも、前記軒天井下地材10を利用して下地
板7、および幕板9を取付けることが出来る。
【0037】又階上の外壁パネル3と軒天井下地材10
との間に、梁材2の他、前記パネル支持金具14が配設
される複雑な構成であっても、前記下地板7により、前
記梁側断熱部12、および金具側断熱部13を確実に支
持しうる。
【0038】図6に本願の第3の発明の実施の形態の一
例を示す。本発明において断熱材支持構造は、梁材2の
上に配した階上の外壁パネル3と下に配した軒天井下地
材10との間の空所5に断熱材6を設けるとともに、こ
の断熱材6の小屋裏11側かつ前記階上の外壁パネル3
と軒天井下地材10とに上下端を固定して小巾の短冊状
の下地板7を梁材2方向に間隔を隔てて取付けている。
【0039】又本例において図4、図5に示したものと
異なる点は、断熱材6の外方に小屋裏11が形成されて
おり、下地板7を断熱材6の小屋裏11側かつ階上の外
壁パネル3と軒天井下地材10とに上下端を固定して取
付けることと、断熱材6が小屋裏11に面するので幕板
を取付けないこととである。なお図6には図4、図5に
示した構成部材に相当する構成部材を同符号で示してい
る。
【0040】なお前記小屋裏11は、軒天井下地材10
に屋内端が支持される天井板47と、その屋外端に配さ
れる母屋材49によって垂木50が支持される屋根パネ
ル51と、前記階上の外壁パネル3と、前記断熱材6と
によって囲まれるとともに、前記天井板47上面に、天
井断熱材52を敷設している。
【0041】このように幕板を取付ける必要がない小屋
裏11であっても、前記下地板7により断熱材6の支持
を確実に行うことができ、該断熱材6の垂れ、飛び出し
を防止しうる。
【0042】図7に本願の第4の発明の実施の形態の一
例を示す。本発明において断熱材支持構造は、軒裏17
に臨む梁材2の上下に配した階上、階下の外壁パネル
3、4の間の空所5に断熱材6を設けるとともに、この
断熱材6の前記軒裏17側かつ前記階上、階下の外壁パ
ネル3、4に上下端を固定して小巾の短冊状の下地板7
を梁材2方向に間隔を隔てて取付けている。
【0043】又本例において図1〜3に示したものと異
なる点は、断熱材6の外方に庇等の軒裏17が形成され
ており、下地板7を断熱材6の軒裏17側かつ階上、階
下の外壁パネル3、4に上下端を固定して取付けること
と、断熱材6が軒裏17に臨むので幕板を取付けないこ
ととである。なお図7には、図1〜3に示した構成部材
に相当する構成部材を同符号で示している。
【0044】なお前記軒裏17は、階下の外壁パネル4
屋外面かつ上部に屋内端が支持される軒天井板54と、
その屋外端に立設される鼻板55と、この鼻板55上端
で垂木56が支持される屋根パネル57と、前記階上の
外壁パネル3と、前記断熱材6とによって囲まれる。
【0045】このように幕板を取付ける必要のない軒裏
17であっても、前記下地板7により断熱材6の支持を
確実に行うことができ、該断熱材6の垂れ、飛び出しを
防止しうる。
【0046】
【発明の効果】本願請求項1の発明によれば、断熱材支
持構造は、梁材の上下に配した階上、階下の外壁パネル
の間の空所に断熱材を設け、かつこの断熱材の屋外側か
つ前記階上、階下の外壁パネルに上下端を固定して小巾
の短冊状の下地板を梁材方向に間隔を隔てて取付け、し
かもこの下地板の屋外面に、前記空所を閉じる幕板を取
付けるため、前記下地板により、幕板施工までの断熱材
の支持を行うことができ、断熱材の垂れ、飛び出しを防
ぎうるとともに、断熱材の飛び出しを防ぐため、幕板施
工時に断熱材が障害となるのを防止しうる他、前記下地
板を利用して幕板を部材効率よく取付けることが出来
る。
【0047】又本願請求項2の発明によれば、断熱材支
持構造は、梁材の上に配した階上の外壁パネルと下に配
した軒天井下地材との間の空所に断熱材を設けるととも
に、この断熱材の屋外側かつ前記階上の外壁パネルと軒
天井下地材とに上下端を固定して小巾の短冊状の下地板
を梁材方向に間隔を隔てて取付け、しかもこの下地板の
屋外面に、前記空所を閉じる幕板を取付けるため、前記
下地板により、幕板施工までの断熱材の支持を行うこと
ができ、断熱材の垂れ、飛び出しを防ぎうるとともに、
断熱材の飛び出しを防ぐため、幕板施工時に断熱材が邪
魔となるのを防止しうる他、前記下地板を利用して幕板
を取付けるため、この下地板を、断熱材支持部材と幕板
取付用部材として共用でき、部材効率を高めうる。加え
て、階下の外壁パネルがない位置であっても、前記軒天
井下地材を利用して下地板、幕板を取付けるため、例え
ば階上の外壁が階下よりも張出す下セットバックの該階
上の外壁下部に、好適に採用しうる。
【0048】さらに本願請求項3の発明によれば、断熱
材支持構造は、梁材の上に配した階上の外壁パネルと下
に配した軒天井下地材との間の空所に断熱材を設けると
ともに、この断熱材の小屋裏側かつ前記階上の外壁パネ
ルと軒天井下地材とに上下端を固定して小巾の短冊状の
下地板を梁材方向に間隔を隔てて取付けるため、幕板を
取付けない小屋裏であっても、下地板により、断熱材の
支持を確実に行うことができ、断熱材の垂れ、飛び出し
を防ぎうるとともに、階下に外壁パネルがない位置で
も、前記軒天井下地材を利用して下地板を確実に取付け
ることができ、例えば部分平屋の小屋裏屋内端に前記階
上の外壁パネルが配される建物に好適に採用しうる。
【0049】又本願請求項4の発明によれば、断熱材支
持構造は、軒裏に臨む梁材の上下に配した階上、階下の
外壁パネルの間の空所に断熱材を設けるとともに、この
断熱材の前記軒裏側かつ前記階上、階下の外壁パネルに
上下端を固定して小巾の短冊状の下地板を梁材方向に間
隔を隔てて取付けるため、幕板を取付けない軒裏であっ
ても、下地板により、断熱材の支持を確実に行うことが
でき、断熱材の垂れ、飛び出しを防ぎうる。
【0050】又本願請求項5の発明において、前記断熱
材を横長としたときには、この横長の断熱材でも、前記
下地板により確実に支持でき、該断熱材の垂れ、飛び出
しを防止しうるとともに、横長の断熱材を用いるため、
断熱材の部材点数を少なくでき、管理、施工等を容易に
行いうる。
【0051】又本願請求項6の発明において、前記断熱
材が、前記梁材の屋外側に沿って設けられる梁側断熱部
と、前記梁材上に設けられ階上の外壁パネルを支持する
パネル支持金具の屋外側に沿う金具側断熱部とを少なく
とも含むときには、階上、階下の外壁パネル間、或いは
階上の外壁パネルと前記軒天井下地材との間に、梁材の
他、パネル支持金具が存在する複雑な構成であっても、
断熱材を確実に支持しうるとともに、一枚の下地板によ
って、前記梁側断熱部と、金具側断熱部とを少なくとも
含む断熱材を支持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第1の発明の実施の形態の一例を下地板
の部位で切断して示す縦断面図である。
【図2】その幕板の部位で切断して示す縦断面図であ
る。
【図3】その分解斜視図である。
【図4】本願の第2の発明の実施の形態の一例を下地板
の部位で切断して示す縦断面図である。
【図5】その幕板の部位で切断して示す縦断面図であ
る。
【図6】本願の第3の発明の実施の形態の一例を示す縦
断面図である。
【図7】本願の第4の発明の実施の形態の一例を示す縦
断面図である。
【図8】従来の技術を説明するための線図である。
【符号の説明】
2 梁材 3 階上の外壁パネル 4 階下の外壁パネル 5 空所 6 断熱材 7 下地板 9 幕板 10 軒天井下地材 11 小屋裏 12 梁側断熱部 13 金具側断熱部 14 パネル支持金具 17 軒裏

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】梁材の上下に配した階上、階下の外壁パネ
    ルの間の空所に断熱材を設けるとともに、この断熱材の
    屋外側かつ前記階上、階下の外壁パネルに上下端を固定
    して小巾の短冊状の下地板を梁材方向に間隔を隔てて取
    付け、しかもこの下地板の屋外面に、前記空所を閉じる
    幕板を取付けたことを特徴とする断熱材支持構造。
  2. 【請求項2】梁材の上に配した階上の外壁パネルと下に
    配した軒天井下地材との間の空所に断熱材を設けるとと
    もに、この断熱材の屋外側かつ前記階上の外壁パネルと
    軒天井下地材とに上下端を固定して小巾の短冊状の下地
    板を梁材方向に間隔を隔てて取付け、しかもこの下地板
    の屋外面に、前記空所を閉じる幕板を取付けたことを特
    徴とする断熱材支持構造。
  3. 【請求項3】梁材の上に配した階上の外壁パネルと下に
    配した軒天井下地材との間の空所に断熱材を設けるとと
    もに、この断熱材の小屋裏側かつ前記階上の外壁パネル
    と軒天井下地材とに上下端を固定して小巾の短冊状の下
    地板を梁材方向に間隔を隔てて取付けたことを特徴とす
    る断熱材支持構造。
  4. 【請求項4】軒裏に臨む梁材の上下に配した階上、階下
    の外壁パネルの間の空所に断熱材を設けるとともに、こ
    の断熱材の前記軒裏側かつ前記階上、階下の外壁パネル
    に上下端を固定して小巾の短冊状の下地板を梁材方向に
    間隔を隔てて取付けたことを特徴とする断熱材支持構
    造。
  5. 【請求項5】前記断熱材は横長であることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載の断熱材支持構造。
  6. 【請求項6】前記断熱材は、前記梁材の屋外側に沿って
    設けられる梁側断熱部と、前記梁材上に設けられ階上の
    外壁パネルを支持するパネル支持金具の屋外側に沿う金
    具側断熱部とを少なくとも含むことを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5記載の断熱材支持構造。
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