JP2932342B2 - シート材料の接合方法 - Google Patents

シート材料の接合方法

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JP2932342B2 JP6058990A JP5899094A JP2932342B2 JP 2932342 B2 JP2932342 B2 JP 2932342B2 JP 6058990 A JP6058990 A JP 6058990A JP 5899094 A JP5899094 A JP 5899094A JP 2932342 B2 JP2932342 B2 JP 2932342B2
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚のシート材料の
接合方法、特に防水シートの端部同士を接合しながらビ
ルデイング等の建造物の屋上や産業廃棄物の投棄または
保管場所を防水施工するためのシート材料の接合方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】シート材料は、ビルデイング等の建造物
の屋上防水のために敷設したり、地上に投棄又は保管さ
れた産業廃棄物から排出する汚水が地中に流出し、環境
を汚染するのを防止するため等の理由で敷設されてい
る。このように建造物の屋上、特に広大な産業廃棄物の
投棄又は保管場所にシート材料を敷設するには、一定の
長さに切断した複数枚のシート材料を並べ、その端部同
士を互いに接合して行うようにしている。
【0003】従来、上記建造物の屋上や産業廃棄物の投
棄又は保管場所に敷設されるシート材料としては、エチ
レン−プロピレン−ジエン系三元共重合体ゴム等からな
る防水性,耐候性(耐久性)に優れた加硫ゴムシートが
使用されている。しかし、上記加硫ゴムシートは、既存
の接合材では強固に接合させることができないため接合
耐久性に問題があった。特に、産業廃棄物の投棄又は保
管場所のように、凹凸の激しい地表にシート材料を敷設
する場合には、その接合箇所に大きな引張荷重や変形が
加わるようになるため、一層その接合耐久性に対する問
題が大きかった。しかも、上記建造物の屋上や産業廃棄
物の投棄又は保管場所における防水シート等の敷設は、
一般に設備が十分ではない現場施工により行うため、上
記シート材料を強固に接合しようとすると、作業効率が
著しく悪くなるという問題があった。
【0004】また、上記加硫ゴムシートは熱可塑性(成
形性)を有していないため、例えば建造物の屋上等の大
きな段差等がある場所では、シート材料を段差に合わせ
て切断し、これを接合するようにしているため、施工性
を悪くし、耐久性のある防水効果が得られ難くなるとい
う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、加硫
ゴム、熱可塑性エラストマーからなる同種又は異種の
数のシート材料を互いに強固に接合可能にするシート材
料の接合方法を提供することにある。本発明の他の目的
は、作業効率及び施工性よく接合可能にするシート材料
の接合方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明は、エチレン−プロピレン−ジエン系三
元共重合ゴム(以下、EPDMと略称する)からなる加
硫ゴム、ブチル系ゴム(イソブチレン−イソプレン共重
合ゴム)(以下、IIRと略称する)からなる加硫ゴ
ム、EPDMとポリプロピレン樹脂(以下、PP樹脂と
略す)からなる熱可塑性エラストマー(以下、EPDM
/PP系エラストマーと略す)、EPDMとIIRとP
P樹脂からなる熱可塑性エラストマー(以下、EPDM
/IIR/PP系エラストマーと略す)及びIIRとP
P樹脂からなる熱可塑性エラストマー(以下、IIR/
PP系エラストマーと略す)の群から選ばれた材料から
成形された同種又は異種の複数のシート材料について、
シート材料相互間を、接合材として超高分子量ポリエチ
レン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂(以下、HDPE樹
脂と略す)、PP樹脂、エチレン−プロピレン共重合体
樹脂(以下、EP樹脂と略す)、EPDM/PP系エラ
ストマー、EPDM/IIR/PP系エラストマー、I
IR/PP系エラストマー及びスチレン系熱可塑性エラ
ストマーの群から選ばれた少なくとも1種を溶融状態で
用いて接合させ、次いで該接合材を冷却することにより
達成することができる。
【0007】このように上記特定の同種又は異種の複数
シート材料について、シート材料相互間を、接合材と
して前記特定の樹脂と熱可塑性エラストマーから選ばれ
た少なくとも1種を溶融状態で用いて接合させ、次いで
該接合材を冷却させることにより、強固に、かつ耐久性
に優れた接合を作業効率よく行うことが可能になる。勿
論、溶融状態にならない、つまり融点以上という条件を
満たさない限り、接合状態が得られないということは言
うまでもない。しかも、異種の加硫ゴムシート及び熱可
塑性エラストマーシート相互間、特に成形性を有する熱
可塑性エラストマーシートを接合することができるた
め、その施工性を著しく向上することができる。上記本
発明の目的は、EPDM又はIIRから成形した加硫ゴ
ムシートに、EPDM/PP系エラストマー又はEPD
M/IIR/PP系エラストマー又はIIR/PP系エ
ラストマーから成形したシートを直接積層し、加熱溶融
したのち冷却することにより達成することができる。
【0008】このように特定の加硫ゴムシートに対して
特定の熱可塑性エラストマーシートを直接接合すること
により、接合材の介挿や積層を省略できるため、作業効
率をより一層向上することが可能になる。本発明におい
て、シート材料としては耐水分透過性(防水性)、耐候
性、柔軟性等に優れた従来公知のEPDMやIIR 等の加硫ゴ
ムシートと、強度特性、耐水分透過性、柔軟性等に優
れ、成形性を有する熱可塑性 EPDM/PP系エラストマー及
びEPDM/IIR/PP系エラストマー及びIIR/PP系エラストマ
ーからなるシートが使用される。
【0009】本発明に使用する加硫ゴムシート材料
しては、公知のEPDM、或いはIIR又は塩素化イソ
ブチレン−イソプレン共重合ゴム(以下、Cl−IIR
と略す)又は臭素化イソブチレン−イソプレン共重合ゴ
ム(以下、Br−IIRと略す)を含有する未加硫ゴム
組成物をシート状に成形加硫したものが挙げられ、特に
限定されるものではない。また、接合材におけるブチル
系ゴムにも上記Cl−IIR,Br−IIRを含有した
ものを使用することができる。
【0010】本発明において、熱可塑性エラストマーと
は、ASTM D-638とASTM D-1566 に規定されている試験方
法により測定され、ASTM D-1566 標準第28巻 756頁に定
義されている物性、即ち、テンションセットが 160%以
下、 120℃×72hrの圧縮永久歪みが50%以下、ヤング率
(柔軟性の目安)が 2500kgf/cm2以下で、かつ 120℃以
下でゴム弾性を保有するものをいう。
【0011】このような EPDM/PP系エラストマー、 EPD
M/IIR/PP系エラストマー、IIR/PP系エラストマーは、バ
ンバリー、ブラベンダー等のミキサー又は2軸混練押出
機のような混練押出機を使用し、これら装置内でPP樹脂
を溶融せしめ、その中にEPDM又はEPDMとIIR 又はIIR を
添加して微細に混練分散させた後、加硫が促進される温
度で素練りを行いながらEPDM又はEPDMとIIR 又はIIR の
加硫を完了させてゴム相を形成する、即ち、動的加硫(d
ynamic cure or dynamic vulcanization)することによ
り製造することができる。
【0012】この動的加硫により得られた熱可塑性エラ
ストマーは、ゴム成分が不連続相を形成して加硫ゴムと
同一の挙動を示すと共に、樹脂成分が連続相を形成し、
その熱可塑性により熱可塑性樹脂と同様の成形加工を可
能にする。この動的加硫により、通常、PP樹脂が連続相
を形成し、EPDM又はIIR が不連続相を形成するが、不連
続相のゴム成分中に更にPP樹脂が分散した所謂サラミ構
造等を形成するようにしてもよい。
【0013】上記動的加硫におけるゴム成分の加硫系と
しては特に限定されるものではないが、EPDMはフェノー
ル系、硫黄系又は有機過酸化物が好ましい。また、IIR
は、フェノール系、硫黄系又はキノンジオキシム系が好
ましい。熱可塑性エラストマーを構成する樹脂成分とゴ
ム成分との混合割合は、樹脂成分とゴム成分との合計量
100重量部に対し、ゴム成分が20〜80重量部、好ましく
は30〜75重量部の範囲にするのがよい。
【0014】また、熱可塑性エラストマーのゴム成分
は、連続相の樹脂成分中に、平均粒子径50μm以下、好
ましくは20μm以下、さらに好ましくは 5μm以下の大
きさで分散するようにすることが望ましい。本発明にお
いて、上記特定の加硫ゴムと熱可塑性エラストマーから
なるシート材料の接合材としては、特定の樹脂と特定の
熱可塑性エラストマーが選択的に使用される。これら接
合材は、シート状に成形し、それを独立にシート材料の
間に介挿するようにしてもよいし、シート材料に予め接
合させておき、これを融解させて接合に寄与させるよう
にしてもよい。或いは初めから溶融状態にしたものをシ
ート材料の端部に塗布するようにしてもよい。
【0015】超高分子量ポリエチレンとしては分子量 1
00万以上のものが好ましい。分子量は大きければ大きい
ほどよいが、極端に分子量が大きいものは製造が困難と
なるため 500万が限度である。この超高分子量ポリエチ
レンを予めシート状に成形して使用する場合は、シート
への押出成形が難しいため、粉末状で、その融点(135
℃)以上の温度で加熱加圧シンタリングし、板状、ブロ
ック又は円柱状に成形し、これら成形物を薄肉に削り出
すことによりシートにするとよい。また、上記超高分子
量ポリエチレンの粉末を加熱加圧して直接シート状にす
ることもできる。シートの厚さは、50μm〜1.5mm の範
囲にすることが好ましい。50μm以上にすることにより
接合強度を高めることができ、一方、 1.5mm以下にする
ことにより、加熱により容易に溶融し、施工性を向上さ
せることができる。
【0016】HDPE樹脂としては、市販のものを使用する
ことができ、特に限定されるものではない。好ましくは
0.935g/cm3以上、さらに好ましくは0.940 〜0.965g/cm3
の密度を有するものを使用するのがよい。PP樹脂及びEP
樹脂としては、公知のものを使用することができ、特に
限定されるものではない。
【0017】EPDM/PP系エラストマー、EPDM
/IIR/PP系エラストマー及びIIR/PP系エラ
ストマーとしては、上記熱可塑性エラストマーからなる
シート材料と同じものを使用することができる。スチレ
ン系熱可塑性エラストマーとしては、両末端に架橋点に
相当するポリスチレンブロックからなるハードセグメン
トを有し、中間にゴム弾性を発揮するエチレン−ブチレ
ンブロック、ポリブタジエンブロック、ポリイソプレン
ブロック、水素添加ポリオレフィンブロック等のエチレ
ン−ブチレン共重合体等のエラストマーセグメントとを
有する、成形加工な熱可塑性とゴム状弾性とを兼備する
エラストマーを挙げることができる。これらの中で中間
のエラストマーセグメントがエチレン−ブチレンブロッ
クであるスチレン系熱可塑性エラストマーが好ましい。
【0018】このスチレン系熱可塑性エラストマーは 1
00℃以上の温度で加熱融解し、その溶融物を上記接合
材、特に超高分子量ポリエチレンで接合した部分の上に
塗布することにより補強し、接合強度をより一層向上す
ることができる。本発明において、上記シート材料を強
固に接合させるためには、上述した接合材は加熱して溶
融させる必要がある。その加熱温度としては、それらの
融点以上の温度であり、シート及び/又は接合材の劣
化、分解、極度な変形を起こさない範囲で、材料特性に
合わせて圧力条件等を考慮して適宜選択すればよい。好
ましくは融点+ 5〜50℃の範囲が実用上よい。また、加
熱手段は特に限定されるものではなく、電気加熱、熱風
加熱、熱板加熱、高周波誘導加熱等の任意の加熱手段を
使用することができる。
【0019】さらに本発明においては、上記接合材が加
熱溶融する接合部をプレス等により加圧する、好ましく
は 2kgf/cm2 以上、さらに好ましくは5 kgf/cm2 以上の
圧力でプレスすることにより、接合強度を向上すること
ができる。 2kgf/cm2 を下回ると、接合が不安定にな
り、製品の実用上、支障をきたす恐れがある。また、こ
のシート材料表面に滑り防止を施したり、外観向上の目
的でシボ加工等を施す場合もある。この材料表面の状態
により温度条件を考慮し、適当な圧力にて接合を行えば
よい。このプレス時の圧力の上限は特に限定されない。
工場等での接合では、10〜50kgf/cm2 程度の圧力で接合
するのがよい。また、特に現場施工での簡便性を考慮す
ると 2〜10kgf/cm2 での接合が可能である。
【0020】本発明において、シート材料を接合させる
態様としては、図1のようにシート材料1,1の端部同
士を突き合わせるか、又は図2のようにシート材料1,
1の端部同士を重ね合わせ、これら突き合わせ部又は重
ね合わせ部分にシート状の接合材2を重ね、それを加熱
溶融し、冷却することにより接合させるようにしてもよ
い。また、このようにシート材料1,1の端部同士を突
き合わせ、又は重ね合わせて接合させる場合、図5又は
図6のように、直接溶融状態の接合材2を塗布し、接合
させるようにしてもよい。この場合は、2 kgf/cm2 程度
の低圧力のプレスで十分強固な接合が可能になるため作
業性が著しく向上する。
【0021】また、シート状の接合材2を使用する場合
は、図3(A)や図4(A)のように、シート材料1の
端部の両方又は片方に予め接合させ、それを重ね合わせ
て接合材2を加熱溶融させ、少なくとも 2 kgf/cm2、好
ましくは5〜20 kgf/cm2の圧力でプレスした後、冷却す
ることにより、それぞれ図3(B)や図4(B)のよう
に接合させるようにしてもよい。
【0022】本発明のもう一つの接合方法は、EPDM又は
IIR からなる加硫ゴムシートに対してEPDM/PP 系エラス
トマー又はEPDM/IIR/PP 系エラストマー又はIIR/PP系エ
ラストマーからなる熱可塑性エラストマーシートを直接
重ね合わせ、熱可塑性エラストマーシートを加熱溶融し
たのち、低い圧力でプレスした状態で冷却する。好まし
くは少なくとも 2 kgf/cm2, さらに好ましくは5 kgf/c
m2以下の圧力でプレスするのがよい。この方法は、接合
材を介挿させる必要がないため、施工性に優れ、作業性
が著しく向上する。 本発明は、比較的凹凸の少ない屋
上等の施工面だけでなく、凹凸の著しい山間部等の広大
な地表の施工も可能である。特に後者の凹凸の著しい地
表を施工する時は、図5、図6に示すような接合材を溶
融塗布する接合方法が簡便で作業性、施工性に優れ、大
きな接合強度を得ることができるため有利である。
【0023】
【実施例】
実施例1(同種シート材料間の接合) 表1に示す配合組成を有する6種類のゴム組成物1〜5
及び11から加硫ゴムシート1〜5及び11を製作すると共
に、表2に示す組成の4種類の熱可塑性エラストマーか
らエラストマーシート6〜9と三井石油化学社製のEPDM
とPPからなる熱可塑性エラストマー(部分架橋品“ミラ
ストマー 9070N”)からエラストマーシート10をそれぞ
れ製作した。
【0024】これら加硫ゴムシート1〜5及び11と熱可
塑性エラストマーシート6〜10を、それぞれ幅300mm ×
長さ300mm ×厚さ1.5mm の大きさに切断したものを複数
枚用意した。示差走査熱量計(DSC)にて測定した熱
可塑性エラストマーシートの融点は、エラストマーシー
ト6〜9は 140℃、エラストマーシート10は 135℃であ
った。
【0025】 上表中、数値は重量部 EPDMは三井石油化学社製 "三井EPT4070" IIR はエクソン化学社製 "エクソンブチル 268" Cl-IIRはエクソン化学社製 "クロロブチル1066" NBR は日本ゼオン社製"Nipol 1042" HAF は昭和キャボット社製 "ショウブラック N330T" SAF は旭カーボン社製 "旭#50" パラフィン系プロセス油は昭和シェル社製 "マシン油2
2" 老化防止剤は精工化学社製 N-フェニル-N'-イソプロピル-p-フェニレ
ンジアミン “オゾノン 3C" TAICは日本化成社製トリアリルイソシアヌレート パーカドックス14/40は化薬アクゾ社製1,3-ビス-(t-ブチルパーオキ
シイソプロピル)-ベンゼン 40%含有 臭素化アルキルフェノール樹脂は田岡化学工業社製“タ
ッキロール250-I" TTは三新化学工業社製 テトラメチルチウラムジサルファイド "サンセラー TT
-PO" M は三新化学工業社製 2- メルカプトベンゾチアゾール
"サンセラー M" TSは三新化学工業社製 テトラメチルチウラムモノサルファイド " サンセラー T
S-G" DMは三新化学工業社製ベンゾチアジルジスルフィド "サン
セラー DM" CZは三新化学工業社製 N-シクロヘキシル-2-ベンゾチアジルスルフェンアミ
ド "サンセラー CM-G" である。
【0026】加硫ゴムシート1,3,5及び11はそれぞ
れ硫黄加硫品、加硫ゴムシート2はパーオキサイド加硫
品、加硫ゴムシート4は樹脂加硫品である。
【0027】一方、表3に示す5種類の樹脂a〜d,i
と4種類の熱可塑性エラストマーe〜hをそれぞれシー
ト状又はペレット状に成形し、幅40mm×長さ300mm ×厚
さ0.2mm の大きさの接合材a〜iをそれぞれ作製した。 表3中、スチレン系熱可塑性エラストマーはシェル化学
社製SEBS"Kraton G" EPDM/PP 系エラストマーはEPDM/PP=60/40(重量比) の動
的加硫品 EPDM/IIR/PP 系エラストマーはEPDM/IIR/PP=20/40/40
(重量比) の動的加硫品である。融点は示差走査熱量計
(DSC)により測定した値である。
【0028】これら加硫ゴムシート1〜5,11 と熱可塑
性エラストマーシート6〜10の両端部に、図4に示すよ
うに表3に示す各接合材a〜iを介挿して、それぞれ同
種シート材料同士を重ね合わせ、融点以上の温度(接合
材a,b,c,d,e,f,g,hは 180℃,接合材i
は 250℃)で、熱板プレスを用いて20kgf/cm2 の加圧下
に加熱融解して5分間保持したのち冷却接合した。
【0029】このようにして接合したシート材料の接合
部分の剥離テストを下記方法により測定し、その結果を
表4に示した。剥離テスト方法 :接合サンプルとして、上記の加熱融着
を起こさせた箇所と、離型紙等をシート間に挿入するこ
とにより融着させなかった箇所とをそれぞれ起点として
室温で剥離し、加熱融着した接合部分の破損の有無を調
べた。
【0030】シート材料が破壊した場合を良好(○印で
示す)、界面剥離を生じた場合を不良(×印で示す)と
判定した。
【0031】表4に示す通り、接合材a〜hを使用して
接合した加硫ゴムシート1〜5及び熱可塑性シート6〜
10は、接合部分には何ら破損が認めらず、シート部分で
破れを生じていた。これに対し、接合材i(ナイロン
6)を使用して接合した場合及び加硫ゴムシート11を接
合材a〜hで接合した場合はいずれも接合部分で界面剥
離を生じ、接合不良(×)であった。
【0032】また、上記同種類の加硫ゴムシート1〜
5,11及び熱可塑性エラストマーシート6〜10同士を、
それぞれ接合材a〜iを介挿させないで直接重ね合わせ
180℃で5分間加熱し、20kgf/cm2 で熱プレスして接合
した。上記と同様に剥離テストを行った結果、熱可塑性
エラストマーシート6〜10同士は接合性良好(○)であ
ったが、加硫ゴムシート1〜5,11同士は接合性不良
(×)であった。
【0033】実施例2(異種シート材料間の接合) 実施例1の加硫ゴムシート1〜5,11 と熱可塑性エラス
トマーシート6〜10とを、表5の通り、異種のシート材
料同士を組み合わせ、接合材a〜iを用いて実施例1と
同様に接合した。これら接合シートについて、実施例1
と同様に剥離テストを行った結果を表5に示した。
【0034】 表5中、−印は実施しなかったことを示す。表5に示す
通り、接合材a〜hを使用して接合した加硫ゴムシート
1〜5及び熱可塑性シート6〜10は、いずれも接合性は
良好(○)であったが、接合材i(ナイロン 6)を使用
して接合した場合及び加硫ゴムシート11を接合材a〜h
で接合した場合はいずれも接合不良(×)であった。
【0035】実施例3(直接接合) 実施例2において、接合材a〜iを介挿させないでシー
ト材料の両端部の重ね合わせ部に、400 ℃の熱風を当て
て溶融状態にし、5kgf/cm2 の圧力をかけて直接接合し
た。実施例2と同様に剥離テストを行った結果、熱可塑
性エラストマーシート6〜10は、熱可塑性エラストマー
シート6〜10及び加硫ゴムシート11以外の加硫ゴムシー
ト1〜5に対して良好(○)な接合性を示した。これに
対し、加硫ゴムシート1〜5相互間は接合性不良(×)
であった。また、加硫ゴムシート11は熱可塑性エラスト
マーシート6〜10と加硫ゴムシート1〜5のいずれに対
しても接合性不良(×)であった。
【0036】実施例4(その他の接合方法1) 実施例2において、異種のシート材料の組み合わせ及び
接合材a〜iを介挿する点は同じとし、接合方法を図6
に示すように、シート材料の両端部を40mm幅で重ね合わ
せ、その重ね合わせ部分に押出機(Munsch小型押出機)
を用いて直径約3mmφの紐状に加工した接合材a〜iを
それぞれ溶融押出し、 2kgf/cm2 の圧力をかけて接合し
た。
【0037】各接合シートについて上記剥離テストを行
った結果、実施例2と同様に、接合材a〜hを使用して
接合した加硫ゴムシート1〜5及び熱可塑性シート6〜
10は、いずれも接合性は良好(○)であった。しかし、
接合材i(ナイロン 6)を使用して接合した場合及び加
硫ゴムシート11を接合材a〜hで接合した場合はいずれ
も接合不良(×)であった。
【0038】実施例5(その他の接合方法2) 実施例2において、異種のシート材料の組み合わせ及び
接合材a〜iを介挿する点は同じとし、接合方法を図4
に示すように、予め一方のシート材料の端部に40mm幅の
シート状の接合材a〜iをそれぞれ熱板プレスで加圧下
に融着させた後、該接合材a〜iの上に他方のシート材
料の端部を重ね合わせ、400 ℃の熱風を当てて溶融状態
にしたのち、5kgf/cm2 の圧力をかけて冷却接合した。
【0039】各接合シートについて上記剥離テストを行
った結果、実施例2と同様に、接合材a〜hを使用して
接合した加硫ゴムシート1〜5及び熱可塑性シート6〜
10は、いずれも接合性は良好(○)であった。これに対
し、接合材i(ナイロン 6)を使用して接合した場合及
び加硫ゴムシート11を接合材a〜hで接合した場合はい
ずれも接合不良(×)であった。
【0040】実施例6(圧力の影響) 実施例5において、圧力条件を 5kgf/cm2 及び1.5kgf/c
m2にそれぞれ変更した以外は同一条件下にて結合し、各
接合シートについて上述の剥離テストを行った。 その
結果、圧力を 5kgf/cm2 にした場合は、実施例2の場合
と同様に、接合材a〜hを使用して接合した加硫ゴムシ
ート1〜5及び熱可塑性シート6〜10は、いずれも接合
性は良好(○)であった。これに対し、接合材i(ナイ
ロン 6)を使用して接合した場合及び加硫ゴムシート11
を接合材a〜hで接合した場合はいずれも接合不良
(×)であった。
【0041】他方、圧力を1.5kgf/cm2にした場合は、接
着状態が良好な部分と良好でない部分とが混在してお
り、接合が不安定となり、十分な接合状態にすることが
できなかった。つまり、実施例1,2から、ある特定の
シート材料2種類の組合わせについては、一定の接合条
件を満足する限り、接合材の存在により良好な接合状態
が得られることが判る。また、実施例3から、さらに限
定した特定の組合わせ、具体的にはEPDM系加硫ゴムシー
トと IIR系加硫ゴムシート、EPDM/PP 系、EPDM/IIR/PP
系、IIR/PP系の各熱可塑性エラストマーシートとは、接
合材なしでも良好な接合状態を得ることが判る。さらに
実施例4,5から、上記一定の接合条件を満足する限
り、その特定の組合わせについては接合方法とは独立に
良好な接合状態が得られ、さら実施例6から、実用上、
圧力は 2kgf/cm2 以上にすることが好ましいことが判
る。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、このように特定の同種
又は異種の加硫ゴム及び熱可塑性エラストマーからなる
複数のシート材料について、シート材料相互間を、接合
材として超高分子量ポリエチレン樹脂、HDPE樹脂、
PP樹脂、EP樹脂、EPDM/PP系エラストマー、
EPDM/IIR/PP系エラストマー、IIR/PP
系エラストマー、スチレン系熱可塑性エラストマーから
選ばれた少なくとも1種を溶融状態で用いて接合させた
のち、冷却することにより強固な経時劣化しない耐久性
のある接合を可能にする。しかも、同種の加硫ゴムシー
トや熱可塑性エラストマーシートのみならず、異種の加
硫ゴム及び熱可塑性エラストマーからなるシート材料相
互間を接合することができるため、その施工性を向上す
ることができる。
【0043】さらに特定の加硫ゴムシート材料と熱可塑
性エラストマーシート材料に対しては、該熱可塑性エラ
ストマーをシート材料に成形し、これを直接接合するこ
とが可能であるため、作業性をより一層向上することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の1態様を示すシート材料の接合部
分の断面図である。
【図2】本発明方法の他の態様を示すシート材料の接合
部分の断面図である。
【図3】(A)は本発明方法のもう一つ他の態様を示す
シート材料の接合前の状態を示す断面図である。(B)
は(A)の接合後の状態を示す断面図である。
【図4】(A)は本発明方法のさらにもう一つ他の態様
を示すシート材料の接合前の状態を示す断面図である。
(B)は(A)の接合後の状態を示す断面図である。
【図5】本発明方法の別の態様を示すシート材料の接合
部の断面図である。
【図6】本発明方法のもう一つ別の態様を示すシート材
料の接合部の断面図である。
【符号の説明】
1 シート材料 2 接合材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 7:00 (72)発明者 由良 出 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム 株式会社 平塚製造所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04D 5/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン−プロピレン−ジエン系三元共
    重合体加硫ゴム、ブチル系加硫ゴム、エチレン−プロピ
    レン−ジエン系三元共重合体ゴムとポリプロピレン樹脂
    からなる熱可塑性エラストマー、エチレン−プロピレン
    −ジエン系三元共重合体ゴムとブチル系ゴムとポリプロ
    ピレン樹脂からなる熱可塑性エラストマー及びブチル系
    ゴムとポリプロピレン樹脂からなる熱可塑性エラストマ
    ーの群から選ばれた材料から成形された同種又は異種の
    複数のシート材料について、シート材料相互間を、接合
    材として超高分子量ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチ
    レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピレン
    共重合体樹脂、エチレン−プロピレン−ジエン系三元共
    重合体ゴムとポリプロピレン樹脂からなる熱可塑性エラ
    ストマー、エチレン−プロピレン−ジエン系三元共重合
    体ゴムとブチル系ゴムとポリプロピレン樹脂からなる熱
    可塑性エラストマー、ブチル系ゴムとポリプロピレン樹
    脂からなる熱可塑性エラストマー及びスチレン系熱可塑
    性エラストマーの群から選ばれた少なくとも1種を溶融
    状態で用いて接合させ、次いで該接合材を冷却するシー
    ト材料の接合方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のシート材料の相互の端部同士
    を突き合わせ、その突き合わせ部にシート状の接合材を
    重ね、該接合材を加熱溶融したのち冷却する請求項1に
    記載のシート材料の接合方法。
  3. 【請求項3】 前記複数のシート材料の相互の端部同士
    を重ね合わせ、その重ね合わせ部の相互間にシート状の
    接合材を挿入し、該接合材を加熱溶融したのち冷却する
    請求項1に記載のシート材料の接合方法。
  4. 【請求項4】 前記複数のシート材料の相互の端部同士
    を突き合わせ又は重ね合わせ、該突き合わせ部又は重ね
    合わせ部に、予め溶融状態の接合材を塗布したのち冷却
    する請求項1に記載のシート材料の接合方法。
  5. 【請求項5】 前記溶融状態の接合材をシート材料と共
    に加圧する請求項1〜4のいずれかの項に記載のシート
    材料の接合方法。
  6. 【請求項6】 前記プレスの圧力を2kgf/cm
    上にする請求項5に記載のシート材料の接合方法。
  7. 【請求項7】 エチレン−プロピレン−ジエン系三元共
    重合体ゴム又はブチル系ゴムから成形した加硫ゴムシー
    トに、エチレン−プロピレン−ジエン系三元共重合体ゴ
    ムとポリプロピレン樹脂からなる熱可塑性エラストマー
    又はエチレン−プロピレン−ジエン系三元共重合体ゴム
    とブチル系ゴムとポリプロピレン樹脂からなる熱可塑性
    エラストマー又はブチル系ゴムとポリプロピレン樹脂か
    らなる熱可塑性エラストマーから成形した熱可塑性エラ
    ストマーシートを直接重ね合わせ、該熱可塑性エラスト
    マーシートを加熱溶融したのち冷却するシート材料の接
    合方法。
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