JP2932004B2 - ウインドレギュレータにおけるウインドガラス姿勢調整装置 - Google Patents

ウインドレギュレータにおけるウインドガラス姿勢調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、特に、大型自動車のフロントドアにおける
ウインドレギュレータであって、ウインドガラスの姿勢
を調整する装置を備えたものに関する。
従来の技術 大型自動車においては、運転席から助手席側の横下方
の視界が悪いので、助手席側のフロントドアのドアパネ
ルに透窓を設けることがある。
また、従来のワイヤ式ウインドレギュレータは、第11
図に示すように、ガイドレール1にキャリアプレート2
を介してウインドガラス3を移動自在に設けると共に、
キャリアプレート2にウインドガラス3の中央付近の下
縁を保持する複数のガラスホルダー4,4をそれぞれ配設
し、ウインドガラス3の外側縁をドアパネル5のサッシ
ュ6に嵌め、ウインドガラス3の昇降をガイドレール1
とサッシュ6の側枠とにより案内している。
この場合、ガイドレール1をウインドガラス3の重心
よりも若干前方位置でドアパネル5に対して配置するこ
とにより、ウインドガラス3をドアパネル5の後側へや
や傾き加減とし、ウインドガラス3をサッシュ6の後側
の側枠で受けた状態でウインドガラスが昇降されるよう
になっている。
発明が解決しようとする課題 しかし、透窓7をドアパネル5に大きく設けようとす
ると、ガイドレール1を透窓7の邪魔とならないような
ドアパネル5の後側に配置せざるを得ず、その結果ウイ
ンドガラス3の重心がガイドレール2の前方に位置して
ウインドガラス3がその自重によりキャリアプレート2
に対してドアパネル5の前側に傾いてしまう問題が生じ
る。
本発明の目的は、この問題点に対処して、ウインドガ
ラスをキャリアプレート側へ取付けた後にウインドガラ
スをキャリアプレートに対して該ガラスの前部を中心に
回動させることができ、しかもその作業をテコの原理に
よる小さな力で容易に行うことが可能なウインドレギュ
レータにおけるウインドガラス姿勢調整装置を提供する
ことにある。
課題を解決するための手段 本発明のウインドレギュレータにおけるウインドガラ
ス姿勢調整装置は、ガイドレールにキャリアプレートを
介してウインドガラスを移動自在に設けたウインドレギ
ュレータにおいて、前記ウインドガラスの下縁に第1の
ガラスホルダー及び第2のガラスホルダーを配設し、前
記第1のガラスホルダーをキャリアプレートの一端に回
動自在に設け、前記第2のガラスホルダーを可動プレー
トの一端に固定し、該可動プレートの他端と前記キャリ
アプレートの他端を間隔調整機構で連結したことを特徴
とする構成を有するものである。
作 用 キャリアプレートはウインドガラスを支持し、ガイド
レールはキャリアプレートを長手方向に沿って昇降案内
する。
可動プレートの他端とキャリアプレートの他端との間
に設けた間隔調整機構は可動プレートと第2のガラスホ
ルダーを介してウインドガラスをその前部を中心に回動
させ、ドアパネルに対する姿勢を正規な状態とする。
その際、可動プレートによるテコの原理によりウイン
ドガラスを回動させるときの力は小さい。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図において、ドアパネル21の前方寄り下部には透
窓23が大きく設けられ、その後方すなわち、ドアパネル
21の後方寄りにガイドレール10が、また、ドアパネル21
の前方寄りで透窓23の前方に補助ガイドレール17がそれ
ぞれ上下方向に配置されている。
ガイドレール10には、キャリアプレート11を介してウ
インドガラス12の後部が移動自在に支持され、そのウイ
ンドガラス12の後部下縁には第1のガラスホルダー13及
び第2のガラスホルダー14がそれぞれ配設されている。
第1のガラスホルダー13はキャリアプレート11の一端に
回動自在に設けられ、第2のガラスホルダー14はキャリ
アプレート11の前側に配置された可動プレート15の一端
に固定されている。
前記可動プレート15の他端とキャリアプレート11の他
端は間隔調整機構16により連結されている。
補助ガイドレール17には支持プレート18を介してウイ
ンドガラス12の前部が移動自在に設けられ、支持プレー
ト18は補助ガイドレール17の両側壁19,19の内側面に係
合する摺動体である複数のスライダ20,20を備えてい
る。ウインドガラス12の下縁を除く周縁はドアパネル21
のサッシュ22に嵌められる。
ガイドレール10の後方には、第2図に示すように、ベ
ースプレート24がドアパネル21に配設され、ベースプレ
ート24の内面側にはワイヤ25を巻着した回転ドラム26が
回動自在に設けられ、外面側にはウォームホイール27が
回動自在に設けられ、これにモータMのウォームギア29
が噛合している。モータMはウインドガラス12を自動的
に開閉するためのパワーウインドのモータである。
ベースプレート24はベースプレート取付部30,31を備
え、ベースプレート取付部30には上方に向かって突出す
るホルダーチューブ32が設けられ、ベースプレート取付
部31には下方に向かって突出するホルダーチューブ33が
設けられている。
ホルダーチューブ32,33はポリアセタール等の合成樹
脂材料よりなる。
モータMは図示しない運転席のスイッチあるいはフロ
ントサイドドアのスイッチで操作されるようになってい
る。
なお、ガイドレール10,補助ガイドレール17及びベー
スプレート24は車体のドアパネル21のインナパネルにそ
れぞれ固定されている。
ガイドレール10の上端寄りの外面側には、第3図に示
すように、上部ブラケット34がスポット溶接等により固
着されており、その内面側には上縁寄りにワイヤガイド
体35が支軸36を介して設けられ、さらに、ワイヤガイド
体35の側部にはホルダーチューブ37が設けられている。
ガイドレール10は、断面C字形のチャンネル材に第4
図及び第5図に示すように、長尺の曲板の両側に側壁3
8,39がそれぞれ折曲して形成され、この側壁38,39には
内方に2重に折曲して係止片40,40がそれぞれ形成され
ている。
前記キャリアプレート11の外面側にはガイドレール10
の前方の側壁38の内側面38aに圧接する上部ローラ41が
支持ピン42を介して回動自在に設けられると共に、上部
ローラ41の下方にはガイドレール10の後方の側壁39の内
側面39aに圧接する下部ローラ43が支持ピン44を介して
回動自在に設けられている。これにより、ウインドガラ
ス12はキャリアプレート11によってガイドレール10に対
してガタのない状態で支持される。
上部ローラ41及び下部ローラ43はポリアセタール等の
合成樹脂材料よりなる。
キャリアプレート11の上部ローラ41と下部ローラ43と
の間の側部には合成樹脂製のワイヤ連結体45が設けら
れ、ワイヤ連結体45には上下方向にワイヤ係合溝46が形
成され、その長手方向中央付近にはワイヤ係止凹部47が
形成されている。
ガイドレール10の下端寄りの外面側には、第4図に示
すように、下部ブラケット48がスポット溶接等により固
着されている。下部ブラケット48の内面側の下縁寄りに
はホルダーチューブ51を備えたワイヤガイド体49が支軸
50を介して設けられている。
ベースプレート24の上方に向かって突出するホルダー
チューブ32と上部ブラケット34のホルダーチューブ37と
の間にはアウターチューブ52が設けられ、ベースプレー
ト24の下方に向かって突出するホルダーチューブ33と下
部ブラケット48のホルダーチューブ51との間にはアウタ
ーチューブ53が設けられている。
ホルダーチューブ37,51はポイアセタール等の合成樹
脂材料よりなる。
回転ドラム26に巻着した上方に向かうワイヤ25はアウ
ターチューブ52に挿通されて上部ブラケット34のワイヤ
ガイド体35に誘導されると共に、ワイヤ25がワイヤガイ
ド体35の外周面に巻き掛けられて下方に向かって誘導さ
れ、その下端寄りがキャリアプレート11のワイヤ連結体
45のワイヤ係合溝46に嵌入され、また、回転ドラム26に
巻着した下方に向かうワイヤ25はアウターチューブ53に
挿通されて下部ブラケット48のワイヤガイド体49に誘導
されると共に、ワイヤ26がワイヤガイド体49の外周面に
巻き掛けられて上方に向かって誘導され、ワイヤガイド
体49から上方に向かうワイヤ25の上端寄りがキャリアプ
レート11のワイヤ連結体45のワイヤ係合溝46に嵌入され
る。そして、このように案内されたワイヤ25の両端は係
合子47′で連結され、かつ、該係合子47′を前記ワイヤ
連結体45のワイヤ係止凹部47に嵌合することにより、ワ
イヤ25がワイヤ連結体45に取付けられている。
キャリアプレート11には、第6図に示すように、後方
に向かって延びる延出部54が形成され、該キャリアプレ
ート11の一端寄りの外面側には、第7図に示すように、
円筒状のブシュ55が設けられ、ブシュ55には第1のガラ
スホルダー13が支軸56を介して回動自在に軸支されてい
る。前記延出部54の端部、即ち、キャリアプレート11の
他端に位置する固定板57の上縁には内方に向かって突出
する係合板58が設けられ、この係合板58にはボルト60が
挿通される貫通孔59が穿設されている。
キャリアプレート11の一端寄りの内面側における上方
と下方には上部ローラ41と下部ローラ43が配置され、こ
れらの間の側部に前記ワイヤ連結体45がキャリアプレー
ト11の外面側にネジ61とナット62により固定されてい
る。
キャリアプレート11の後方に配置した可動プレート15
の一端は第2のガラスホルダー14の内面側にボルト63と
ナット64により固定され、該可動プレート15の他端寄り
の上縁には内面側に突出する取付板65が設けられ、これ
に前記ボルト60を挿通する挿通孔66が穿設されている。
可動プレート15の取付板65はキャリアプレート11の係
合板58の上方に配置され、また、ボルト60は可動プレー
ト15の取付板65の挿通孔66及びキャリアプレート11の係
合板58の貫通孔59に上方から挿通され、頭部60aが取付
板65の上面に溶接により固着されている。
第1のガラスホルダー13及び第2のガラスホルダー14
には嵌合溝67,67がそれぞれ上方に開口して形成され、
これらにウインドガラス12の下縁が嵌入されて図示しな
いボルトとナットにより取付けられる。
これにより、ウインドガラス12は第1のガラスホルダ
ー13及び第2のガラスホルダー14を介してキャリアプレ
ート11に支持される。
ボルト60とキャリアプレート11とは係合板58の下部に
螺着したナット68とさらにその下部に重合して螺着した
緩み止め用のナット69及び係合板58の上部に螺着したナ
ット70により連結されている。
可動プレート15の取付板65に固定されたボルト60及び
キャリアプレート11側のナット68,69,70は間隔調整機構
16を構成している。
なお、ウインドガラス12は常時自重により第1のガラ
スホルダー13の支軸56を支点として前方へ回動する傾向
にあるので前記間隔調整機構16におけるナット68は係合
板58の下面に常時当接するように付勢されており、した
がって、ナット68の位置を変更するとキャリアプレート
11の係合板58と可動プレート15の取付板65との間隔を調
整することができる。
すなわち、ガラスホルダー13,14に固定したウインド
ガラス12の傾斜を調整するときは、まず、緩み止め用の
ナット69を緩め、ついでキャリアプレート11の係合板58
の上部に位置するナット70をボルト60に対してねじ込ん
で係合板58との間に間隔を形成する。そして、係合板58
の下部に位置するナット68をボルト60に対してねじ込む
と第8図に示すように、可動プレート15の取付板65がボ
ルト60を介してキャリアプレート11の係合板58に向かっ
て移動する。これにより、可動プレート15を介してウイ
ンドガラス12は第1のガラスホルダー13の支軸56を支点
としてブシュ55に対して回動し、ウインドガラス12の前
部が持上がり、ウインドガラス12のキャリアプレート11
に対する姿勢、換言すればウインドガラス12の前方への
傾斜が、正規な状態に調整される。
このように、ウインドガラス12の姿勢を調整した後、
ナット69をボルト60に対して締付け、ナット68の緩みを
止める。ついで、ナット70を逆方向に回動してキャリア
プレート11の係合板58の上面に係合する。これによっ
て、ナット68,69,70がボルト60をキャリアプレート11の
係合板58に対して固定する。
なお、ウインドガラス12の開閉は次のように行われ
る。
運転席のスイッチあるいは車体のフロントサイドドア
の図示しないスイッチを操作してドアパネル21のガイド
レール10の透窓23と反対側の側部に配置したベースプレ
ート24のモータMを駆動すると、モータMの軸と一体の
ウォームギア29が回転し、ベースプレート24のウォーム
ホイール27がウォームギア29と噛合いながら回転する。
ウォームホイール27のモータMによる回転により、ウ
ォームホイール27に連結した回転軸28が回転し、回転ド
ラム26が回転し、回転ドラム26に巻着したワイヤ25が回
転ドラム26の回転に伴って移動する。
ワイヤ25の回転ドラム26の回転による移動により、キ
ャリアプレート11がワイヤ25の両端を連結したワイヤ連
結体45を介してガイドレール10の長手方向に沿って上下
方向に移動し、キャリアプレート11の上部ローラ41がガ
イドレール10の前方の側壁17の内側面17aに圧接状態で
係合しながら支持ピン42に対して回転すると同時に、キ
ャリアプレート11の下部ローラ43がガイドレール10の後
方の側壁19の内側面19aに圧接状態で係合しながら支持
ピン44に対して回転する。
そして、ウインドガラス12をキャリアプレート11の上
部ローラ41及び下部ローラ43によりガイドレール10に対
してガタのない安定な状態に支持し、ウインドガラス12
の後部がキャリアプレート11と共にガイドレール10の長
手方向に沿って昇降する。
同時に、支持プレート18が補助ガイドレール17の長手
方向に沿って上下方向に移動し、支持プレート18のスラ
イダ20,20が補助ガイドレール17の両側壁19,19の内側面
に圧接状態で係合しながら摺動し、ウインドガラス12を
支持プレート18のスライダ20,20により補助ガイドレー
ル17に対して支持し、ウインドガラス12の前部が支持プ
レート18と共に補助ガイドレール17の長手方向に沿って
昇降し、ウインドガラス12はガイドレール10及び補助ガ
イドレール17に沿って昇降する。
第9図は本発明の他の実施例を示すものであり、可動
プレート15の他端とキャリアプレート11の他端が第6図
に示す実施例とは異なる間隔調整機構71により連結され
ている。
すなわち、間隔調整機構71はボルト60とナット72及び
圧縮コイルバネ73により構成され、可動プレート15の取
付板65に固着したボルト60の下端にナット72が螺着さ
れ、キャリアプレート11の係合板58の下面と前記ナット
72との間に圧縮コイルバネ73が配設され、ナット72が圧
縮コイルバネ73により下方に付勢されている。
この実施例の他の構成は、第6図に示す実施例と全く
同様のため、同一部位には同一符号を付して説明を省略
する。
ウインドガラス12のキャリアプレート11への取付け作
業時に、キャリアプレート11の係合板58の下方のナット
72をボルト60に対してねじ込む方向に回動すると、可動
プレート15の取付板65と係合板58の間隔が縮少される分
だけナット72が圧縮コイルバネ73の付勢力により下方に
向かって移動し、結局、前記取付板65がボルト60を介し
てキャリアプレート11の係合板58に向かって移動し、ウ
インドガラス12は支軸56を支点としてブシュ55に対して
回動する。これにより、ウインドガラス12の傾斜が調整
され、ウインドガラス12のキャリアプレート11に対する
姿勢が正規な状態とされる。
第10図は本発明の別の実施例を示すものであり、可動
プレート15の他端とキャリアプレート11の他端が第6図
に示す実施例とは異なる間隔調整機構74により連結され
ている。
すなわち、間隔調整機構74はボルト76とナット75によ
り構成され、可動プレート15の取付板65の上面にナット
75が固着され、これにキャリアプレート11の係合板58の
貫通孔59及び可動プレート15の取付板65の挿通孔66に下
方から挿通されたボルト76が螺着され、ボルト76の頭部
76aはキャリアプレート11の係合板58の下面に係合され
ている。
この実施例の他の構成も、第6図に示す実施例と全く
同様のため、同一部位には同一符号を付して説明を省略
する。
ウインドガラス12のキャリアプレート11への取付け作
業時に、ボルト76を可動プレート15の取付板65に固着し
たナット75に対してねじ込む方向に回動すると、可動プ
レート15がキャリアプレート11の係合板58に向かって移
動し、ウインドガラス12が前記と同様に支軸56を支点と
してブシュ55に対して回動してウインドガラス12のキャ
リアプレート11に対する姿勢を正規な状態とする。
なお、一般に前記間隔調整機構はボルト・ナットに限
定されるものではなく、キャリアプレートの他端と可動
プレートの他端との間の間隔を調整可能なものであれば
良い。
発明の効果 以上に述べたように、本発明のウインドレギュレータ
におけるウインドガラス姿勢調整装置によれば、ウイン
ドガラスのキャリアプレートへの取付け作業時に、キャ
リアプレートの他端と可動プレートの他端との間の間隔
を間隔調整機構により調整すると、第2のガラスホルダ
ーが可動プレートを介してウインドガラスの後部を下方
に向かって移動すると同時に、第1のガラスホルダーが
ウインドガラスの後部の下方への移動に伴ってキャリア
プレートに対して回動するので、ウインドガラスの前部
を第1のガラスホルダーのキャリアプレートに対する回
動に伴うテコの原理による小さな力で持上げることがで
き、ウインドガラスの前方への傾斜を調整するなど、ウ
インドガラスの姿勢をドアパネルに対して正規な状態と
することができる。
また、ウインドガラスの間隔調整機構による姿勢調整
を可動プレートを用い、かつ、ウインドガラスの回動中
心となるキャリアプレート前部から大きく離れたキャリ
アプレートの後側で行うので、ウインドガラスの姿勢調
整作業を容易に、また、ガイドレールに関して透窓とは
反対側の比較的広い箇所で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例のウインドガラス姿勢調整装
置を備えたウインドレギュレータのドアパネルへの配置
状態を示す概略正面図、 第2図は、第1図の要部正面図、 第3図は、ガイドレールの要部正面図、 第4図は、キャリアプレートのガイドレールへの取付け
状態を示す要部正面図、 第5図は、第4図の要部横断面図、 第6図は、ガラスホルダーのキャリアプレートへの取付
け状態を示す正面図、 第7図は、第6図の要部横断面図、 第8図は、ウインドガラスのキャリアプレートに対する
姿勢調整時の正面図、 第9図は、本発明の他の実施例のウインドレギュレータ
におけるウインドガラス姿勢調整装置の正面図、 第10図は、本発明の他の実施例のウインドレギュレータ
におけるウインドガラス姿勢調整装置の正面図、 第11図は、従来のウインドレギュレータのドアパネルへ
の配置状態を示す概略正面図である。 1……ガイドレール、2……キャリアプレート、 3……ウインドガラス、4……ガラスホルダー、 5……ドアパネル、6……サッシュ、7……透窓、 10……ガイドレール、11……キャリアプレート、 12……ウインドガラス、13……第1のガラスホルダー、
14……第2のガラスホルダー、15……可動プレート、16
……間隔調整機構、17……補助ガイドレール、18……支
持プレート、19……側壁、 20……スライダ、21……ドアパネル、22……サッシュ、
23……透窓、24……ベースプレート、 25……ワイヤ、26……回転ドラム、27……ウォームホイ
ール、28……回転軸、29……ウォームギア、 30……ベースプレート取付部、31……ベースプレート取
付部、32……ホルダーチューブ、33……ホルダーチュー
ブ、34……上部ブラケット、 35……ワイヤガイド体、36……支軸、37……ホルダーチ
ューブ、38……側壁、38a……内側面、 39……側壁、39a……内側面、40……係止片、 41……上部ローラ、42……支持ピン、43……下部ロー
ラ、44……支持ピン、45……ワイヤ連結体、 46……ワイヤ係合溝、47……ワイヤ係止凹部、 48……下部ブラケット、49……ワイヤガイド体、 50……支軸、51……ホルダーチューブ、52……アウター
チューブ、53……アウターチューブ、 54……延出部、55……ブシュ、56……支軸、 57……固定板、58……係合板、59……貫通孔、 60……ボルト、60a……頭部、61……ネジ、 62……ナット、63……ボルト、64……ナット、 65……取付板、66……挿通孔、67……嵌合溝、 68……ナット、69……ナット、70……ナット、 71……間隔調整機構、72……ナット、73……圧縮コイル
バネ、74……間隔調整機構、75……ナット、 76……ボルト、76a……頭部、M……モータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレールにキャリアプレートを介して
    ウインドガラスを移動自在に設けたウインドレギュレー
    タにおいて、前記ウインドガラスの下縁に第1のガラス
    ホルダー及び第2のガラスホルダーを配設し、前記第1
    のガラスホルダーをキャリアプレートの一端に回動自在
    に設け、前記第2のガラスホルダーを可動プレートの一
    端に固定し、該可動プレートの他端と前記キャリアプレ
    ートの他端を間隔調整機構で連結したことを特徴とする
    ウインドレギュレータにおけるウインドガラス姿勢調整
    装置。
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