JP2929794B2 - パワーユニットの支持構造 - Google Patents

パワーユニットの支持構造

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敏弘 立元
保良 安井
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  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両のパワーユニットの
支持構造に関し、エンジン、トランスミッション、左右
のタイヤに駆動力を伝える差動歯車装置などを互いに剛
結合したものである。
【0002】
【従来の技術】パワーユニット全体の軽量化を図るため
に、エンジンとトランスミッションとを剛結合すると共
に、剛体のトルクチューブをトランスミッションから差
動歯車装置まで伸ばし、トルクチューブに差動歯車装置
のキャリアを兼ねさせたパワーユニットの支持構造が提
案されている(特開平3-136922号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記提案に係る支持構
造では、トルクチューブが差動歯車装置のキャリアを兼
ねているため、既存の差動歯車装置に適用することはで
きない。また、トランスミッションと差動歯車装置との
間のスパンが異なる車種に適用するには、トルクチュー
ブの長さの異なるものを車種毎に製作しなければならな
い。
【0004】剛体のアダプタをトランスミッションと差
動歯車装置との間に配置してそれぞれに剛結合し、パワ
ーユニットを構成すれば、アダプタの長さを変えるだけ
で、前記2つの場合に対処できる。しかし、このパワー
ユニットでは、エンジンの回転反力とタイヤの回転反力
とが、アダプタに作用するようになる。
【0005】エンジンの回転反力とタイヤの回転反力と
の前記アダプタに与える影響についてみるに、前者が、
エンジン本体やトランスミッションによっても受け止め
られるのに対し、後者は、アダプタに直接作用する。し
たがって、タイヤの回転反力の方が、アダプタに強く影
響を及ぼす、ということができる。そして、その影響
は、アダプタと、差動歯車装置およびトランスミッショ
ンとの結合部分に現れることから、この結合部分の強度
ないし剛性を大きくしなければならないが、これでは、
全体を剛結合することによって軽量化を図ろうとするパ
ワーユニットの利点が減殺されてしまう。
【0006】本発明の目的は、剛結合することによって
全体の軽量化を図ることができるパワーユニットの支持
構造であって、アダプタと、差動歯車装置およびトラン
スミッションとの結合部分への、タイヤの回転反力の影
響を少なくできる支持構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパワーユニ
ットの支持構造は、車両のほぼ中央に配置されるエンジ
ンと、該エンジンに剛結合されるトランスミッション
と、該トランスミッションに剛結合されるアダプタと、
左右のタイヤに駆動力を伝える、前記アダプタに剛結合
される差動歯車装置とを備えるパワーユニットを支持す
る少なくとも2組のクッションマウントを含む。2組の
クッションマウントのうち、1組を前記エンジンに、他
の1組を前記差動歯車装置に配置する。
【0008】
【作用および効果】タイヤの回転反力は、差動歯車装置
を経てこの差動歯車装置に配置したクッションマウント
に伝えられ、ここで受け止められる。
【0009】エンジン、トランスミッション、アダプタ
および差動歯車装置が剛結合のパワーユニットを構成し
ていることから、全体の軽量化を図ることができ、また
パワーユニットを車体に組み付けるとき、作業性を向上
できる。
【0010】差動歯車装置とアダプタとの間の結合部
分、およびアダプタとトランスミッションとの間の結合
部分への、タイヤの回転反力の影響が少なくなる。これ
によって、前記結合部分の強度ないし剛性を小さくする
こと、換言すれば、結合部分の構造を簡素化することが
可能である。
【0011】アダプタをトランスミッションと差動歯車
装置との間に配置するものであるから、既存の差動歯車
装置への適用が容易であり、またアダプタを寸法の異な
る別のアダプタと取り換えるだけで、トランスミッショ
ンと差動歯車装置との間のスパンの異なる車種にも適用
できる。
【0012】
【実施例】パワーユニットは、図1に示すように、車両
10のほぼ中央に配置されるエンジン12と、エンジン
12に剛結合されるトランスミッション14と、トラン
スミッション14に剛結合されるアダプタ16と、アダ
プタ16に剛結合される差動歯車装置18とを備える。
これら部品相互間は、ボルトとナットとのような、それ
自体公知の固着手段で剛結合し、パワーユニットの全体
が剛体となるようにする。
【0013】前記パワーユニットの支持構造は、少なく
とも2組のクッションマウント20、22を含む。
【0014】図示の実施例では、トランスミッション1
4は、クラッチ24を介してエンジン12に剛結合さ
れ、エンジン12の前方に位置する。差動歯車装置18
は、トランスミッション14の前方に位置し、トランス
ミッション14からの駆動力を前輪の左右のタイヤ26
に伝える。すなわち、車両10は、前輪駆動の形態であ
る。
【0015】図示の前輪駆動の形態によれば、運転者2
8のシートの下方にエンジン12を配置でき、エンジン
12から前方へパワーユニットを配置しているため、運
転者28の後方に、駆動系の制約を受けることなく広い
車室30を確保できる。したがって、本発明は、前輪駆
動で実施することが特に好ましい。
【0016】アダプタ16は、トランスミッション14
と差動歯車装置18とを剛結合する筒状または溝型断面
状の剛体である。アダプタ16の前後方向の長さは、ト
ランスミッション14と差動歯車装置18との間のスパ
ンにより定め、また横方向の寸法は、一方側がトランス
ミッション14に、他方側が差動歯車装置18にそれぞ
れ結合できるように定める。
【0017】差動歯車装置18は、図2に示すように、
差動機構32と、終減速機構34と、これらを収容する
キャリア36と、キャリアの開口をふたするキャリアカ
バー38とを有する、それ自体公知の構造のものに、ア
ダプタ16との結合のためのフランジ40を設けたもの
である。
【0018】2組のクッションマウント20、22のう
ち、1組のクッションマウント20をエンジン12に、
他の1組のクッションマウント22を差動歯車装置18
に配置し、パワーユニットを車体に弾性支持させる。こ
こで、1組のクッションマウントとは、1個のクッショ
ンからなるものであってもよく、2個以上のクッション
を含むものであってもよい。本発明では、2組のクッシ
ョンマウント20、22を前記のように配置することが
必要であるが、たとえば、3組のクッションマウントを
使用し、そのうちの2組を前記のように配置し、残りの
1組のクッションマウントをトランスミッションと車体
との間に配置することもできる。
【0019】図3に示す実施例では、差動歯車装置18
に配置された1組のクッションマウント22は、2つの
クッション42からなる。これらクッション42は、差
動歯車装置18のキャリア36に装着されており、ボル
ト・ナットによって車体に取り付けられる。
【0020】図4に示す実施例では、1組のクッション
マウント22は、差動歯車装置18のキャリアカバー3
8に装着されている。
【0021】図1に示すように、エンジン12の回転反
力Aと、タイヤ26の回転反力Bとがパワーユニットに
働いている場合、タイヤの回転反力Bの大半が、1組の
クッションマウント22によって受け止められることか
ら、アダプタ16と差動歯車装置18との結合部分に作
用するタイヤの回転反力Bは少なく、前記結合部分に作
用する力の大半は、エンジンの回転反力Aである。した
がって、結合部分の構造の簡素化が可能である。アダプ
タ16とトランスミッション14との結合部分について
も同様である。
【0022】これに対して、図5に示すように、1組の
クッションマウント22をアダプタ16に配置した場
合、アダプタ16と差動歯車装置18との結合部分に
は、エンジン12の回転反力Aとタイヤ26の回転反力
Bとが作用するため、結合部分の強度ないし剛性を高め
る必要が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパワーユニットの支持構造を図式
的に示す側面図で、車両に配置した状態を示してある。
【図2】差動歯車装置の断面図である。
【図3】差動歯車装置と、この差動歯車装置に配置され
た1組のクッションマウントとを示す平面図で、片側の
ドライブシャフトとタイヤとを併せて示してある。
【図4】本発明に係るパワーユニットの支持構造の別の
実施例を図式的に示す側面図である。
【図5】パワーユニットの支持構造の比較例を図式的に
示す側面図で、車両に配置した状態を示してある。
【符号の説明】
10 車両 12 エンジン 14 トランスミッション 16 アダプタ 18 差動歯車装置 20、22 1組のクッションマウント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−195036(JP,A) 実開 昭54−42237(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 5/02 B60K 5/12 B60K 17/04 B60K 17/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のほぼ中央に配置されるエンジン
    と、該エンジンに剛結合されるトランスミッションと、
    該トランスミッションに剛結合されるアダプタと、左右
    のタイヤに駆動力を伝える、前記アダプタに剛結合され
    る差動歯車装置とを備えるパワーユニットを支持する少
    なくとも2組のクッションマウントを含み、これらクッ
    ションマウントの1組を前記エンジンに、他の1組を前
    記差動歯車装置に配置した、パワーユニットの支持構
    造。
JP24231591A 1991-08-29 1991-08-29 パワーユニットの支持構造 Expired - Lifetime JP2929794B2 (ja)

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JPH0558171A JPH0558171A (ja) 1993-03-09
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FR2988241B1 (fr) * 2012-03-13 2019-08-09 Renault S.A.S Systeme de communication sans fil a plusieurs recepteurs multiplexes.
JP6679154B2 (ja) * 2015-09-29 2020-04-15 ダイハツ工業株式会社 パワーユニットの支持構造

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