JP2679451B2 - 車両用エンジン縦置配置構造 - Google Patents
車両用エンジン縦置配置構造Info
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- JP2679451B2 JP2679451B2 JP3148095A JP14809591A JP2679451B2 JP 2679451 B2 JP2679451 B2 JP 2679451B2 JP 3148095 A JP3148095 A JP 3148095A JP 14809591 A JP14809591 A JP 14809591A JP 2679451 B2 JP2679451 B2 JP 2679451B2
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- JP
- Japan
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- engine
- wheel drive
- drive shaft
- arrangement structure
- front wheel
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K5/00—Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units
- B60K5/02—Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units with the engine main axis, e.g. crankshaft axis, substantially in or parallel to the longitudinal centre line of the vehicle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/34—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用エンジン縦置配
置構造、より詳細には縦置配置のエンジンで前輪駆動或
いは4輪駆動を成立させることができる車両用エンジン
縦置配置構造に関する。
置構造、より詳細には縦置配置のエンジンで前輪駆動或
いは4輪駆動を成立させることができる車両用エンジン
縦置配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジン配置には、いわゆる
「縦置配置」と「横置配置」がある。すなわち、縦置配
置は車の進行方向に沿った縦方向にエンジンを積むレイ
アウトで、逆に車の進行方向に対して横方向に積むレイ
アウトが横置配置である。縦置配置はエンジンの両サイ
ドにスペースがあり整備性に優れる反面、エンジンの全
長が長くなるため、エンジンと前輪用の操向装置がエン
ジンルーム内に同居する前輪駆動或いは4輪駆動タイプ
の自動車には不向きであった。
「縦置配置」と「横置配置」がある。すなわち、縦置配
置は車の進行方向に沿った縦方向にエンジンを積むレイ
アウトで、逆に車の進行方向に対して横方向に積むレイ
アウトが横置配置である。縦置配置はエンジンの両サイ
ドにスペースがあり整備性に優れる反面、エンジンの全
長が長くなるため、エンジンと前輪用の操向装置がエン
ジンルーム内に同居する前輪駆動或いは4輪駆動タイプ
の自動車には不向きであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、エンジンの中に
はV型エンジンのように比較的全長の短いものがあり、
フロントオーバーハングの短縮化に多少貢献できるもの
もある。そして、このようなV型エンジンを採用して、
単純に4輪駆動化を図ろうとした場合、以下のような3
つの案が考えれる。以下の説明において、同じ機能を表
すものは、その構造が若干相違していても、違いが分か
り易いように、同じ符号で示してある。尚、以下に示す
エンジン配置構造の類似構造としては、例えば特願平2
−224581号に示すようなものがある。
はV型エンジンのように比較的全長の短いものがあり、
フロントオーバーハングの短縮化に多少貢献できるもの
もある。そして、このようなV型エンジンを採用して、
単純に4輪駆動化を図ろうとした場合、以下のような3
つの案が考えれる。以下の説明において、同じ機能を表
すものは、その構造が若干相違していても、違いが分か
り易いように、同じ符号で示してある。尚、以下に示す
エンジン配置構造の類似構造としては、例えば特願平2
−224581号に示すようなものがある。
【0004】第1案:フロトデフ外側配置案(図4参
照) この第1案に係るエンジン配置構造は、エンジン本体1
と、このエンジン本体1からの動力を伝達するパワート
レーンと、エンジン補機と、それ以外のもの、とに大別
できる。「パワートレーン」としては、トランスミッシ
ョン(コンバータハウジング)2、フロントデフ(フロ
ントディファレンシャルギア)3、コンパニオンフラン
ジ4、前輪駆動軸5、プロペラシャフト6などが含まれ
る。「エンジン補機」としては、パワステポンプ7、エ
アコンコンプレッサ8、スタータモータ9などが含まれ
る。「それ以外のもの」としては、エンジン本体1を支
持するためのエンジンマウント部材10、ステアリング
ラックユニット11、ステアリングギア12などがあ
る。
照) この第1案に係るエンジン配置構造は、エンジン本体1
と、このエンジン本体1からの動力を伝達するパワート
レーンと、エンジン補機と、それ以外のもの、とに大別
できる。「パワートレーン」としては、トランスミッシ
ョン(コンバータハウジング)2、フロントデフ(フロ
ントディファレンシャルギア)3、コンパニオンフラン
ジ4、前輪駆動軸5、プロペラシャフト6などが含まれ
る。「エンジン補機」としては、パワステポンプ7、エ
アコンコンプレッサ8、スタータモータ9などが含まれ
る。「それ以外のもの」としては、エンジン本体1を支
持するためのエンジンマウント部材10、ステアリング
ラックユニット11、ステアリングギア12などがあ
る。
【0005】そして、この第1案の特徴は、エンジン本
体1に対するトランスミッション2の取付フランジ2a
を、フロントデフ3の後端部3a、或いはフロントデフ
3とプロペラシャフト6との結合部6aなどと、干渉さ
せないようにするため、フロントデフ3をエンジン本体
1から外側へ離して配置したことである。
体1に対するトランスミッション2の取付フランジ2a
を、フロントデフ3の後端部3a、或いはフロントデフ
3とプロペラシャフト6との結合部6aなどと、干渉さ
せないようにするため、フロントデフ3をエンジン本体
1から外側へ離して配置したことである。
【0006】しかしながら、この第1案ではエンジン配
置構造の全幅Wが大きくなり過ぎ、縦置配置エンジン本
来の利点が損なわれることになる。また、フロントデフ
3の前方にエンジンマウント部材10があり、そのエン
ジンマウント部材10の前方に更にエアコンコンプレッ
サ8やパワステポンプ7などのエンジン補機があるた
め、エンジン配置構造の全長Lの面でも不利である。
置構造の全幅Wが大きくなり過ぎ、縦置配置エンジン本
来の利点が損なわれることになる。また、フロントデフ
3の前方にエンジンマウント部材10があり、そのエン
ジンマウント部材10の前方に更にエアコンコンプレッ
サ8やパワステポンプ7などのエンジン補機があるた
め、エンジン配置構造の全長Lの面でも不利である。
【0007】第2案:エンジン本体後端部延長案(図5
参照) この第2案の特徴は、第1案の全幅Wの短縮化を図るた
めに、エンジン本体1とトランスミッション2との間に
スペーサ1aを介在させ、エンジン本体(クランクシャ
フト)1の後端部を延長することにより、フロントデフ
3の後端部3aと取付フランジ2aとの干渉を回避させ
たものである。
参照) この第2案の特徴は、第1案の全幅Wの短縮化を図るた
めに、エンジン本体1とトランスミッション2との間に
スペーサ1aを介在させ、エンジン本体(クランクシャ
フト)1の後端部を延長することにより、フロントデフ
3の後端部3aと取付フランジ2aとの干渉を回避させ
たものである。
【0008】しかしながら、この第1案では、スペーサ
1aを介在させた分だけ、更にエンジン配置構造の全長
Lが大きくなり好ましくない。
1aを介在させた分だけ、更にエンジン配置構造の全長
Lが大きくなり好ましくない。
【0009】第3図:エンジン補機別置き案(図6参
照) この第3案の特徴は、フロントデフ3の後端部3aと取
付フランジ2aとの干渉を回避するために、フロントデ
フ3を若干前方へ配置し、パワステポンプ7やエアコン
コンプレッサ8等のエンジン補機をエンジン本体1でな
く、図示せぬ別の駆動装置に組み合わせて設けたもので
ある。
照) この第3案の特徴は、フロントデフ3の後端部3aと取
付フランジ2aとの干渉を回避するために、フロントデ
フ3を若干前方へ配置し、パワステポンプ7やエアコン
コンプレッサ8等のエンジン補機をエンジン本体1でな
く、図示せぬ別の駆動装置に組み合わせて設けたもので
ある。
【0010】しかしながら、この案では全幅W及び全長
Lの短縮化が図れる反面、エンジン補機駆動のための別
装置が必要となりコストの面で不利となる。
Lの短縮化が図れる反面、エンジン補機駆動のための別
装置が必要となりコストの面で不利となる。
【0011】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、全幅及び全長の増大及びコスト
アップを招くことがなく前輪駆動或いは4輪駆動を成立
させることができるエンジン縦置配置構造を提供せんと
するものである。
てなされたものであり、全幅及び全長の増大及びコスト
アップを招くことがなく前輪駆動或いは4輪駆動を成立
させることができるエンジン縦置配置構造を提供せんと
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用エ
ンジン縦置配置構造は、上記の目的を達成するために、
前輪駆動軸をフロントデフと共にエンジン本体の前方に
配置すると共に、エンジン補機を前記前輪駆動軸の前方
に配置し且つエンジンマウント部材を前記前輪駆動軸の
後方に配置し、前記フロントデフがエンジンマウント部
材を支持するサスペンションメンバと略同一高さに位置
している。
ンジン縦置配置構造は、上記の目的を達成するために、
前輪駆動軸をフロントデフと共にエンジン本体の前方に
配置すると共に、エンジン補機を前記前輪駆動軸の前方
に配置し且つエンジンマウント部材を前記前輪駆動軸の
後方に配置し、前記フロントデフがエンジンマウント部
材を支持するサスペンションメンバと略同一高さに位置
している。
【0013】
【作用】前輪駆動軸をフロントデフと共にエンジン本体
の前方に配置したので、フロントデフの後端部がトラン
スミッションの取付フランジ等と干渉するおそれがな
い。従って、フロントデフをエンジン本体から外側へ離
して配置したり、エンジン本体後端部を延長したりする
必要がないため、エンジン配置構造の全幅や全長が増大
しない。また、前輪駆動軸を前方に配置した分、エンジ
ン本体が前方駆動軸に対して相対的に後方に位置するこ
ととなるため、フロントヘビー(エンジン重量が前輪側
へかたよって加わる状態)が解消される。更に、ホイー
ルベースが長くなるため乗り心地も良くなる。
の前方に配置したので、フロントデフの後端部がトラン
スミッションの取付フランジ等と干渉するおそれがな
い。従って、フロントデフをエンジン本体から外側へ離
して配置したり、エンジン本体後端部を延長したりする
必要がないため、エンジン配置構造の全幅や全長が増大
しない。また、前輪駆動軸を前方に配置した分、エンジ
ン本体が前方駆動軸に対して相対的に後方に位置するこ
ととなるため、フロントヘビー(エンジン重量が前輪側
へかたよって加わる状態)が解消される。更に、ホイー
ルベースが長くなるため乗り心地も良くなる。
【0014】そして、前輪駆動軸の前方にはエンジン補
機だけを配置するようにし、エンジンマウント部材は前
輪駆動軸の後方に配置するようにしたので、前輪駆動軸
やフロントデフに干渉されることなく、エンジンマウン
ト部材によるエンジン本体の確実な支持を行うことがで
きる。
機だけを配置するようにし、エンジンマウント部材は前
輪駆動軸の後方に配置するようにしたので、前輪駆動軸
やフロントデフに干渉されることなく、エンジンマウン
ト部材によるエンジン本体の確実な支持を行うことがで
きる。
【0015】更に、フロントデフがエンジンマウント部
材を支持するサスペンションメンバと略同一高さで、従
来よりも下方配置された状態になっているため、エンジ
ン補機をフロントデフの斜め上方に配置することがで
き、エンジン配置構造の全長の短縮化を図ることができ
る。
材を支持するサスペンションメンバと略同一高さで、従
来よりも下方配置された状態になっているため、エンジ
ン補機をフロントデフの斜め上方に配置することがで
き、エンジン配置構造の全長の短縮化を図ることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1〜図3
に基づいて説明する。尚、従来と同じ機能の部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
に基づいて説明する。尚、従来と同じ機能の部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0017】この実施例では、縦置配置のV型6気筒エ
ンジンを用いて4輪駆動を成立させようとするものであ
る。この実施例に係るエンジン配列構造では、まず前輪
駆動軸5をフロントデフ3と共に従来の位置からF1 分
だけ前方へ移動させて配置させてある。また、ステアリ
ングラックユニット11もF2 だけ前方へ移動させてあ
る。そして、この前輪駆動軸5及びフロントデフ3の前
方配置に伴って、エンジンマウント部材10を前輪駆動
軸5の後方に配置した。即ち、前輪駆動軸5の後方に配
置したサスペンションメンバ13上に配置した。オルタ
ネータ14及びエアコンコンプレッサ8等のエンジン補
機は従来通り前輪駆動軸5の前方位置に残してある。
尚、この実施例ではパワステポンプ7はエアコンコンプ
レッサ8の下方に配してある。また、15は、サスペン
ションメンバ13の車体へのマウント部材、16はフロ
ントサイドメンバを、各々示している。
ンジンを用いて4輪駆動を成立させようとするものであ
る。この実施例に係るエンジン配列構造では、まず前輪
駆動軸5をフロントデフ3と共に従来の位置からF1 分
だけ前方へ移動させて配置させてある。また、ステアリ
ングラックユニット11もF2 だけ前方へ移動させてあ
る。そして、この前輪駆動軸5及びフロントデフ3の前
方配置に伴って、エンジンマウント部材10を前輪駆動
軸5の後方に配置した。即ち、前輪駆動軸5の後方に配
置したサスペンションメンバ13上に配置した。オルタ
ネータ14及びエアコンコンプレッサ8等のエンジン補
機は従来通り前輪駆動軸5の前方位置に残してある。
尚、この実施例ではパワステポンプ7はエアコンコンプ
レッサ8の下方に配してある。また、15は、サスペン
ションメンバ13の車体へのマウント部材、16はフロ
ントサイドメンバを、各々示している。
【0018】この実施例の構造によれば、前輪駆動軸5
をフロントデフ3と共に従来の位置からF1 分だけ前方
へ移動させて配置したので、フロントデフ3の後端部3
aや、フロントデフ3とプロペラシャフト6との結合部
6aが、トランスミッション2の取付フランジ2aと干
渉することがない。従って、フロントデフ3をエンジン
本体1から外側へ離して配置したり、或いはエンジン本
体1の後端部を後方へ延長したりする必要がないため、
エンジン配置構造の全幅Wや全長Lが増大しない。
をフロントデフ3と共に従来の位置からF1 分だけ前方
へ移動させて配置したので、フロントデフ3の後端部3
aや、フロントデフ3とプロペラシャフト6との結合部
6aが、トランスミッション2の取付フランジ2aと干
渉することがない。従って、フロントデフ3をエンジン
本体1から外側へ離して配置したり、或いはエンジン本
体1の後端部を後方へ延長したりする必要がないため、
エンジン配置構造の全幅Wや全長Lが増大しない。
【0019】尚、図2から明らかなように、フロントデ
フ3がエンジンマウント部材10を支持するサスペンシ
ョンメンバ13と略同一高さで、従来よりも下方配置さ
れた状態になっているため、前記エンジン補機14、8
のうち、オルタネータ14はフロントデフ3の真前とい
うよりも、フロントデフ3の前方斜め上方に配置するこ
とができる。従って、この点においても、エンジン配置
構造の全長Lの短縮化に寄与している。フロントデフ3
を前述のように従来よりも下方配置できるのは、エンジ
ンマウント部材10をフロントデフ3よりも後方に配置
した構造によるものである。
フ3がエンジンマウント部材10を支持するサスペンシ
ョンメンバ13と略同一高さで、従来よりも下方配置さ
れた状態になっているため、前記エンジン補機14、8
のうち、オルタネータ14はフロントデフ3の真前とい
うよりも、フロントデフ3の前方斜め上方に配置するこ
とができる。従って、この点においても、エンジン配置
構造の全長Lの短縮化に寄与している。フロントデフ3
を前述のように従来よりも下方配置できるのは、エンジ
ンマウント部材10をフロントデフ3よりも後方に配置
した構造によるものである。
【0020】また、この実施例では、前輪駆動軸5を前
方に配置した分、エンジン本体1が前輪駆動軸5に対し
て相対的に後方に位置することとなり、前輪駆動軸5と
エンジン重量の重心Sとの距離Dが従来に比べて大きく
なるため、フロントヘビー(エンジン重量が前輪側へか
たよって加わる状態)が解消され、エンジン重量の前後
配分がバランス良く改善される。更に、前輪駆動軸5を
前方に配置した分だけ、ホイールベースも長くなり乗り
心地が良くなる。
方に配置した分、エンジン本体1が前輪駆動軸5に対し
て相対的に後方に位置することとなり、前輪駆動軸5と
エンジン重量の重心Sとの距離Dが従来に比べて大きく
なるため、フロントヘビー(エンジン重量が前輪側へか
たよって加わる状態)が解消され、エンジン重量の前後
配分がバランス良く改善される。更に、前輪駆動軸5を
前方に配置した分だけ、ホイールベースも長くなり乗り
心地が良くなる。
【0021】そして、前輪駆動軸5の前方には前述のよ
うにエンジン補機14、8、7だけを配置するように
し、エンジンマウント部材10は前輪駆動軸5の後方に
配置するようにしたので、このエンジンマウント部材1
0によりエンジン本体1の確実な支持を行うことができ
る。すなわち、前輪駆動軸5を前方移動させたことによ
り、前輪駆動軸5の後方には比較的余裕のあるスペース
が生じるため、このスペースにしっかりとしたエンジン
マウント部材10を他の部材と干渉したりすることなく
設けることができ、エンジン支持剛性が向上する。
うにエンジン補機14、8、7だけを配置するように
し、エンジンマウント部材10は前輪駆動軸5の後方に
配置するようにしたので、このエンジンマウント部材1
0によりエンジン本体1の確実な支持を行うことができ
る。すなわち、前輪駆動軸5を前方移動させたことによ
り、前輪駆動軸5の後方には比較的余裕のあるスペース
が生じるため、このスペースにしっかりとしたエンジン
マウント部材10を他の部材と干渉したりすることなく
設けることができ、エンジン支持剛性が向上する。
【0022】尚、以上の説明では、縦置配置のV型6気
筒エンジンを用いて4輪駆動を成立させる例を示した
が、これ以外のエンジンでも良いし、また4輪駆動でな
く、前輪駆動でも良い。
筒エンジンを用いて4輪駆動を成立させる例を示した
が、これ以外のエンジンでも良いし、また4輪駆動でな
く、前輪駆動でも良い。
【0023】
【発明の効果】この発明に係る車両用エンジン縦置配置
構造は、以上説明してきた如き内容のものであって、前
輪駆動軸をフロントデフと共にエンジン本体の前方に配
置したので、フロントデフの後端部がトランスミッショ
ンの取付フランジ等と干渉するおそれがなく、エンジン
配置構造の全幅や全長の短縮化を図ることができる。従
って、全幅及び全長の増大を招くことなく、縦置配置エ
ンジンによる前輪駆動或いは4輪駆動を成立させること
ができる。
構造は、以上説明してきた如き内容のものであって、前
輪駆動軸をフロントデフと共にエンジン本体の前方に配
置したので、フロントデフの後端部がトランスミッショ
ンの取付フランジ等と干渉するおそれがなく、エンジン
配置構造の全幅や全長の短縮化を図ることができる。従
って、全幅及び全長の増大を招くことなく、縦置配置エ
ンジンによる前輪駆動或いは4輪駆動を成立させること
ができる。
【0024】また、前輪駆動軸の前方にはエンジン補機
だけを配置するようにし、エンジンマウント部材は前輪
駆動軸の後方に配置するようにしたので、前輪駆動軸や
フロントデフに干渉されることなく、エンジンマウント
部材によるエンジン本体の確実な支持を行うことができ
る。
だけを配置するようにし、エンジンマウント部材は前輪
駆動軸の後方に配置するようにしたので、前輪駆動軸や
フロントデフに干渉されることなく、エンジンマウント
部材によるエンジン本体の確実な支持を行うことができ
る。
【0025】更に、フロントデフがエンジンマウント部
材を支持するサスペンションメンバと略同一高さで、従
来よりも下方配置された状態になっているため、エンジ
ン補機をフロントデフの斜め上方に配置することがで
き、エンジン配置構造の全長の短縮化を図ることができ
る。
材を支持するサスペンションメンバと略同一高さで、従
来よりも下方配置された状態になっているため、エンジ
ン補機をフロントデフの斜め上方に配置することがで
き、エンジン配置構造の全長の短縮化を図ることができ
る。
【図1】この発明の一実施例に係るエンジン縦置配置構
造を示す概略平面図である。
造を示す概略平面図である。
【図2】図1中DA方向から見た概略側面図である。
【図3】図1中DB方向から見た概略正面図である。
【図4】従来例に係るエンジン縦置配置構造の第1案を
示す概略平面図である。
示す概略平面図である。
【図5】従来例に係るエンジン縦置配置構造の第2案を
示す概略平面図である。
示す概略平面図である。
【図6】従来例に係るエンジン縦置配置構造の第2案を
示す概略平面図である。
示す概略平面図である。
1 エンジン本体 3 フロントデフ 5 前輪駆動軸 7 パワステポンプ(エンジン補機) 8 エアコンコンプレッサ(エンジン補機) 10 エンジンマウント部材 14 オルタネータ(エンジン補機) W 全幅 L 全長
Claims (1)
- 【請求項1】 前輪駆動軸をフロントデフと共にエンジ
ン本体の前方に配置すると共に、エンジン補機を前記前
輪駆動軸の前方に配置し且つエンジンマウント部材を前
記前輪駆動軸の後方に配置し、前記フロントデフがエン
ジンマウント部材を支持するサスペンションメンバと略
同一高さに位置していることを特徴とする車両用エンジ
ン縦置配置構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3148095A JP2679451B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 車両用エンジン縦置配置構造 |
EP92108712A EP0514943B1 (en) | 1991-05-24 | 1992-05-22 | Mounting arrangement for automotive engine with longitudinally arranged cylinders |
DE69213818T DE69213818T2 (de) | 1991-05-24 | 1992-05-22 | Einbauanordnung eines Fahrzeugmotors mit in Reihe angeordneten Zylindern |
US07/887,748 US5303798A (en) | 1991-05-24 | 1992-05-26 | Mounting arrangement for automotive engine with longitudinally arranged cylinders |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3148095A JP2679451B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 車両用エンジン縦置配置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04345528A JPH04345528A (ja) | 1992-12-01 |
JP2679451B2 true JP2679451B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=15445133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3148095A Expired - Fee Related JP2679451B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 車両用エンジン縦置配置構造 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5303798A (ja) |
EP (1) | EP0514943B1 (ja) |
JP (1) | JP2679451B2 (ja) |
DE (1) | DE69213818T2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5663901A (en) * | 1991-04-11 | 1997-09-02 | Sandisk Corporation | Computer memory cards using flash EEPROM integrated circuit chips and memory-controller systems |
JP3525954B2 (ja) * | 1994-12-27 | 2004-05-10 | 本田技研工業株式会社 | 能動型エンジンマウント装置 |
DE19843258A1 (de) * | 1998-09-21 | 2000-03-23 | Volkswagen Ag | Einbauanordnung einer einen Verbrennungsmotor und ein Getriebe aufweisenden Antriebseinheit eines Fahrzeuges |
JP4071512B2 (ja) * | 2002-03-06 | 2008-04-02 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両用v型エンジン |
DE102004053121B4 (de) * | 2004-11-03 | 2011-12-29 | Iglhaut Gmbh | Kraftfahrzeug mit Vierrad-Antrieb |
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