JP2926693B2 - 木造建築物に於ける屋根パネル取付用棟木用接合金具 - Google Patents

木造建築物に於ける屋根パネル取付用棟木用接合金具

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JP2926693B2
JP2926693B2 JP6163999A JP16399994A JP2926693B2 JP 2926693 B2 JP2926693 B2 JP 2926693B2 JP 6163999 A JP6163999 A JP 6163999A JP 16399994 A JP16399994 A JP 16399994A JP 2926693 B2 JP2926693 B2 JP 2926693B2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建築物に於け
る屋根パネル取付用棟木用接合金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種屋根パネルの取付構造とし
ては、例えば特公昭57-61860号公報所載の発明が存在す
る。
【0003】即ち、この従来のものは図8に示すよう
に、家屋の柱材36上に上弦材37、下弦材38、束材39及び
腹材40等からなる棟トラス41を配すると共に、該棟トラ
ス41と外壁42間に接続金物43,44 を介して屋根パネル
A' を固着したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものに於ける棟トラス41は多数の部材からなるため
に、その製作が非常に煩雑であり、よって屋根の組立作
業に多くの手間と費用がかかるという大なる問題点があ
った。
【0005】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、屋根パネルの取付構
造を簡略化して屋根の組立作業を容易且つ安価に行える
ようにすると共に、簡易な屋根パネル取付用棟木用接合
金具を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った第一の技術的手段は、屋根パネ
ルAを棟木2と柱1bとの間に架設すべく、該棟木2の側
面に固定される棟木用接合金具3が、棟木2の側面に固
定される固定片5と、該固定片5の下端部に折曲形成さ
れて一対の屋根パネルA,Aを両側に載置可能な載置片
6と、該載置片6から前記固定片5にかけてその中央に
突設されて前記屋根パネルA,Aの側面を固定可能な取
付片7とから構成され、且つ該棟木用接合金具3の固
定片5には貫通孔8が穿設されると共に、該貫通孔8の
前方に位置する前記取付片7の部位には、該棟木用接合
金具3を棟木2に固定すべく前記貫通孔8及び棟木2に
穿孔した孔13に挿通されるボルト14とナット15の螺合作
業を容易ならしめるための孔9が穿設された点にある。
【0007】更に、第二の技術的手段として本発明は、
棟木用接合金具3の固定片5の背面に、棟木2の側面に
形成された凹溝12に嵌入する背面板4が設けられた点に
ある。
【0008】更に、第三の技術的手段として本発明は、
貫通孔8が、固定片5及び背面板4に穿設された点にあ
る。
【0009】
【作用】従って、棟木用接合金具3の背面板4を棟木2
の両側面に形成した凹溝12に嵌入して一対の棟木用接合
金具3を対向配置した状態で、該棟木用接合金具3の貫
通孔8及び棟木2に穿孔した孔13にボルト14を挿通して
ナット15を螺合することで、かかる棟木用接合金具3
は、棟木2の両側面に固定されることになるが、この場
合、棟木用接合金具3の取付片7には孔9が穿設されて
なるために、ボルト14,ナット15との螺合作業が容易に
行うことができ、また棟木用接合金具3はその背面板4
が棟木2の凹溝12に嵌入されるため、確実且つ正確な固
定が可能となるという利点を奏する
【0010】更に、上記構成を特徴とする屋根パネル取
付用棟木用接合金具を用いた屋根パネルの取付構造にあ
っては、該棟木用接合金具3及び柱用接合金具16を介し
て屋根パネルAを棟木2と柱1b間に架設するため、水平
方向の力に対して十分な強度を確保することができ、ま
た屋根パネルAの下方位置には空間部が形成されるの
で、内部空間の拡張が図れるという利点がある
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る屋根パネル取
付用棟木用接合金具を用いた屋根パネルの取付構造の一
実施形態について図面に従って説明する。
【0012】先ず、図1に示すように、立設された複数
の柱1の内、中央に位置する長寸の柱1aの上端間に棟木
2を架設する一方、該棟木2の両側面に所定間隔を有し
て複数の棟木用接合金具3を固定する。
【0013】かかる棟木用接合金具3は、図2の如く背
面に背面板4を有する固定片5と、該固定片5の下端部
に後述する屋根パネルAの配設角度と同じ角度に折曲形
成した載置片6と、該載置片6から前記固定片5にかけ
てその中央に突設した取付片7とからなり、固定片5及
び背面板4には貫通孔8が穿設されると共に、該貫通孔
8の前方に位置する取付片7の部位には略矩形状の孔9
が穿設され、且つ該取付片7の前方側上下には形状の異
なる挿通孔10,11 が穿設されている。
【0014】そして、図3のように棟木用接合金具3の
背面板4を棟木2の両側面に形成した凹溝12に嵌入して
一対の棟木用接合金具3を対向配置した状態で、該棟木
接合金具3の貫通孔8及び棟木2に穿孔した孔13にボ
ルト14を挿通してナット15を螺合する。かかる棟木用
合金具3は、棟木2の両側面に所定間隔を有して複数固
定される。
【0015】この場合、棟木用接合金具3の取付片7に
は略矩形状の孔9が穿設されてなるために、ボルト14,
ナット15との螺合作業が容易に行うことができ、また
木用接合金具3はその背面板4が棟木2の凹溝12に嵌入
されるため、確実且つ正確な固定が可能となる。
【0016】次に、外側に配した短寸の柱1bの上端部に
柱用接合金具16を固定する。かかる柱用接合金具16は図
4に示すように、一端に板材を十字状に組合わせて形成
した脚部17を有し、該脚部17の上端には板状体18が固着
され、且つ該板状体18の上面に突設した接合片19が柱用
接合金具16の他端を構成してなり、その先端は屋根パネ
ルAの配設角度と同じ角度に形成されてなる。
【0017】そして、図5のように柱1bの上端部対角方
向に形成した十字状のほぞ孔(図示せず)に柱用接合金
具16の脚部17を挿入して、その板状体18の下面を柱1bの
上面に当接させ、柱1bに穿孔した孔20及び柱用接合金具
16の脚部17に穿設した挿通孔21にボルト22を挿通してナ
ット23を螺合する。
【0018】次に、一対の屋根パネルAを取付けるので
あるが、かかる屋根パネルAは図6の如く枠部材24内に
複数の架設部材25が略平行に設けられたものであり、枠
部材24間には架設部材25を介して補強用の斜材35が架設
されており、また両側の枠部材24aの上部側には幅方向
に一対の貫通孔26が穿設され、且つ下部側には軸方向に
一対の貫通孔27が穿設されている。
【0019】そして、図7のように屋根パネルAの上端
側角部の側面が棟木用接合金具3の取付片7の側面に当
接するようにその載置片6上に載置すると共に、屋根パ
ネルA,Aの下端側を柱用接合金具16の板状体18上に載
置する。
【0020】その後、屋根パネルA,Aの貫通孔26及び
棟木用接合金具3の挿通孔10,11 に夫々ボルト28を挿通
してナット29を螺合する一方で、図5の如く屋根パネル
A,Aの貫通孔27及び柱用接合金具16の接合片19に設け
た挿通孔30にボルト31を挿通してナット32を螺合せしめ
る。これにより、一対の屋根パネルA,Aが棟木用接合
金具3及び柱用接合金具16を介して棟木2と柱1b間に架
設されることになる。
【0021】同様にして、複数の屋根パネルAを架設し
た後、図1の如く各屋根パネルA内に断熱材等を充填す
ると共に下面に天井ボード33を張設すると共に、上面に
天井ボード34を張設して一連の作業は終了する。
【0022】このように、屋根パネルAの取付作業は、
棟木用接合金具3を棟木2に固定すると共に、柱用接合
金具16を柱1bに固定した後、両接合金具3,16 に屋根パ
ネルAを固定するという極めて簡易なものであるため
に、作業者に負担をかけることもなく、一連の屋根組立
作業を大幅に簡略化することができて、工期の短縮及び
費用の低減に大いに寄与し得ることとなる。
【0023】また、これより得られる屋根構造は、屋根
パネルAが棟木2と柱1b間に架設されてなるために、水
平方向の力に対して十分な強度を確保できると共に、家
屋の捩れ等の発生も良好に回避できるのである。
【0024】従って、屋根構造の強度を確保すべく屋根
パネルAの下方位置に他の部材を配する必要がなくなる
ため、内部空間の拡張が図れるという利点もある。
【0025】また、本実施形態に係る棟木用接合金具3
非常に簡易な構成からなるため、容易で且つ安価に製
作できるという利点があり、この種の屋根パネルAの接
合金具としては最適である。
【0026】また、棟木用接合金具3は予め棟木2に固
定しておいてもよく、これにより現場作業の簡略化が図
れることになる。
【0027】さらに、屋根パネルAとして上記実施形態
の如き斜材35を配したものを使用すれば、屋根構造の剛
性を向上させ得るという好ましい利点が得られるが、か
かる斜材35は省略しても構わない。
【0028】その他、柱1bや棟木2等の具体的な構成も
本発明の意図する範囲内に於いて任意に設計変更自在で
ある。
【0029】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は、屋根パネルを棟
木と柱との間に架設すべく、該棟木の側面に固定される
棟木用接合金具が、棟木の側面に固定される固定片と、
該固定片の下端部に折曲形成されて一対の屋根パネルを
両側に載置可能な載置片と、該載置片から前記固定片に
かけてその中央に突設されて前記屋根パネルの側面を固
定可能な取付片とから構成され、且つ該棟木用接合金
具の固定片には貫通孔が穿設されると共に、該貫通孔の
前方に位置する前記取付片の部位には、該棟木用接合金
具を棟木に固定すべく前記貫通孔及び棟木に穿孔した孔
に挿通されるボルトとナットの螺合作業を容易ならしめ
るための孔が穿設されてなることから、棟木用接合金具
を棟木の側面に固定するためのボルト,ナットの螺合作
業を極めて容易に行うことが出来るという効果を有す
る。
【0030】更に、棟木用接合金具の固定片の背面に、
棟木の側面に形成された凹溝に嵌入する背面板が設けら
れ、しかも前記貫通孔が、固定片及び背面板に穿設され
てなることから、棟木用接合金具の背面板を棟木の凹溝
に嵌入するだけで棟木用接合金具を棟木に確実且つ正確
に固定することが可能になるという効果を奏する。
【0031】また、本発明に係る棟木用接合金具は上述
したように非常に簡易な構成からなるために、その製作
も容易に且つ安価に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す正面図。
【図2】棟木用接合金具の一実施形態を示し、(イ) は正
面図、(ロ) は平面図、(ハ) は左側面図、(ニ) は右側面
図。
【図3】屋根パネルの上端側の接合状態を示す一部断面
を含む正面図。
【図4】柱用接合金具の一実施形態を示し、(イ) は正面
図、(ロ) は右側面図、(ハ) は平面図、(ニ) は底面図。
【図5】屋根パネルの下端側の接合状態を示す要部拡大
正面図。
【図6】屋根パネルの一実施形態を示す平面図。
【図7】屋根パネルの接合状態を示す平面図。
【図8】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
1b…柱 2…棟木 3…棟木用接合金具 5…固定片 6…載置片 7…取付片 16…柱用接合金具 17…脚部 19…接合片 24…枠部材 25…架設部材 A…屋根パネル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根パネル(A) を棟木(2) と柱(1b)との
    間に架設すべく、該棟木(2) の側面に固定される棟木用
    接合金具(3) が、棟木(2) の側面に固定される固定片
    (5) と、該固定片(5) の下端部に折曲形成されて一対の
    屋根パネル(A),(A) を両側に載置可能な載置片(6) と、
    該載置片(6) から前記固定片(5) にかけてその中央に突
    設されて前記屋根パネル(A),(A) の側面を固定可能な取
    付片(7) とから構成され、且つ該棟木用接合金具(3)
    の固定片(5) には貫通孔(8) が穿設されると共に、該貫
    通孔(8) の前方に位置する前記取付片(7) の部位には、
    棟木用接合金具(3) を棟木(2) に固定すべく前記貫通
    孔(8) 及び棟木(2) に穿孔した孔(13)に挿通されるボル
    ト(14)とナット(15)の螺合作業を容易ならしめるための
    孔(9) が穿設されてなることを特徴とする木造建築物に
    於ける屋根パネル取付用棟木用接合金具。
  2. 【請求項2】 前記棟木用接合金具(3) の固定片(5) の
    背面には、棟木(2) の側面に形成された凹溝(12)に嵌入
    する背面板(4) が設けられてなることを特徴とする請求
    項1記載の木造建築物に於ける屋根パネル取付用棟木用
    接合金具。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔(8) が、固定片(5) 及び背面
    板(4) に穿設されてなることを特徴とする請求項2記載
    の木造建築物に於ける屋根パネル取付用棟木用接合金
    具。
JP6163999A 1994-07-15 1994-07-15 木造建築物に於ける屋根パネル取付用棟木用接合金具 Expired - Lifetime JP2926693B2 (ja)

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JPH0827938A JPH0827938A (ja) 1996-01-30
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JPH05163790A (ja) * 1991-12-13 1993-06-29 Natl House Ind Co Ltd 屋根パネルの支持装置

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