JP2924691B2 - 量子化ノイズの低減方法及び画像データの復号化装置 - Google Patents

量子化ノイズの低減方法及び画像データの復号化装置

Info

Publication number
JP2924691B2
JP2924691B2 JP3014595A JP3014595A JP2924691B2 JP 2924691 B2 JP2924691 B2 JP 2924691B2 JP 3014595 A JP3014595 A JP 3014595A JP 3014595 A JP3014595 A JP 3014595A JP 2924691 B2 JP2924691 B2 JP 2924691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
motion vector
block
image data
control signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3014595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08205178A (ja
Inventor
隆幸 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP3014595A priority Critical patent/JP2924691B2/ja
Priority to TW084112436A priority patent/TW293227B/zh
Priority to US08/561,350 priority patent/US5949908A/en
Priority to EP95308400A priority patent/EP0714209B1/en
Priority to DE69525312T priority patent/DE69525312T2/de
Priority to KR1019950043475A priority patent/KR100231186B1/ko
Priority to CNB951202480A priority patent/CN1168302C/zh
Publication of JPH08205178A publication Critical patent/JPH08205178A/ja
Priority to US09/205,986 priority patent/US6167157A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2924691B2 publication Critical patent/JP2924691B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/005Statistical coding, e.g. Huffman, run length coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は変換符号化された画像デ
ータの復号化時に生じる量子化ノイズの低減方法及び前
記の方法を適用して変換符号化された画像データを復号
する画像データの復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号、音響信号、その他の各種信号
をデジタル信号として、伝送,記録再生する場合には、
情報量の圧縮伸長技術が用いられている。すなわち、例
えば画像信号や音声信号等のデジタル化に当って、各サ
ンプル値を均等に分割した信号レベルの内の一つの代表
値で置き換える直線量子化(均等量子化)を行なっただけ
では、伝送,記録再生の対象とされる信号の情報量が、
非常に多い状態になるからである。それで、従来から放
送通信の技術分野、記録再生の技術分野においては、例
えば、信号の変化の少ない部分で人間の視覚や聴覚が敏
感であり、信号の変化の激しい部分ではある程度の誤差
があっても、それを検知し難いという人間の視覚や聴覚
の性質を、各サンプルあたりの情報量の低減のために利
用するということの他に、多くの情報圧縮技術の適用に
より、伝送,記録再生の対象にされている各種情報につ
いての高能率圧縮技術(情報の高能率符号化技術)の実
用化が進められて来ていることは周知のとおりである。
【0003】さて、現在、実用化されているVHS(登
録商標)方式のVTRからの再生信号を用いて表示され
た再生画像程度の画質の動画像における1時間当りの情
報量は、おおよそ109Gビットであり、また、我国に
おける現行の標準方式のカラーテレビジョン方式の受信
画像程度の画質の動画像における1時間当りの情報量
は、おおよそ360Gビットであるが、前記のように大
きな情報量を有する画像情報を、実用化されている現行
の伝送路や記録媒体を用いて、伝送,記録再生させるた
めに必要とされる画像情報の高能率圧縮方式についての
実用化研究も盛んに行なわれている。
【0004】ところで、現在、実用的な画像情報の高能
率圧縮方式として提唱されている画像情報の高能率圧縮
方式では、自然画における隣接画素間では相関が高い
という、画面内(フレーム内)相関々係を利用して行な
う情報量の圧縮(空間的相関々係を利用して行なう情報
量の圧縮)、時間軸上に並ぶ画面間(フレーム間)相関
々係を利用して行なう情報量の圧縮(時間的相関々係を
利用して行なう情報量の圧縮)、符号の出現確率の偏
りによる情報量の圧縮、との3種類の異なる圧縮手段を
組合わせて情報量の圧縮を行ない、高能率符号化が達成
されるようにしている。前記したの画面内(フレーム
内)相関々係を利用して行なう画像の情報量の圧縮手段
としては、従来から多くの手法が提案されて来ている
が、近年になって、K−L(カルーネン・レーベ)変
換、離散コサイン変換(DCT)、離散フーリエ変換、
ウオルシュ・アダマール変換、等を代表例とする直交変
換が採用されることが多くなった。
【0005】例えば、ISO(国際標準化機構)の下に
設立されたMPEG(MovingPicture C
oding Expert Group)による国際標準
化作業の結果として提唱された画像情報の高能率符号化
方式(MPEG1方式,MPEG2方式と呼称されるこ
ともある)は、フレーム内符号化と、フレーム間符号化
とを組合わせて、動き補償予測やフレーム間予測を施し
た状態で、動画像情報の高能率符号化を行なうのである
が、前記の直交変換として2次元離散コサイン変換(2
次元DCT)を採用している。そして、前記の直交変換
は、高能率符号化の対象にされる各1枚毎の画面の画像
信号について、所定のブロックサイズ(N×M画素←横
N画素×縦Mラインのブロックサイズ)を有する「単位
のブロック」(前記のMPEG1方式,MPEG2方式
では、8×8画素←横8画素×縦8ラインのブロックサ
イズのブロックが「単位のブロック」とされている)毎
に分割された画像信号について行なわれる。
【0006】前記の単位のブロック毎に直交変換される
ことによって得られる(N×M)個の直交変換係数(前
記のMPEG1方式,MPEG2方式では、8×8=6
4個のDCT変換係数)は、少なくとも前記した単位の
ブロックの1個を含む予め定められた大きさの領域(前
記のMPEG1方式,MPEG2方式において、「マク
ロブロック」の用語で呼称されている領域、すなわち、
MPEG1方式,MPEG2方式で、輝度信号Yについ
ての16×16画素←横16画素×縦16ラインのブロ
ックサイズの大きさの領域と、2つの色差信号Cr,C
bのそれぞれについての8×8画素←横8画素×縦8ラ
インのブロックサイズの大きさの領域とからなる領域)
毎に設定されている「ブロック量子化幅値」によって量
子化される。例えば、MPEG1方式,MPEG2方式
において、前記した「ブロック量子化幅値」は、[{マ
クロブロック量子化特性値(またはマクロブロックの量
子化スケール)QS}×量子化マトリクス]として示さ
れる。
【0007】前記のブロック量子化幅値によって量子化
された直交変換係数(例えばDCT係数)は、それの直
流成分(DC成分)と、交流成分(AC成分)とに分離され
る。前記の直交変換係数(例えばDCT係数)の直流成分
は差分符号化され、また直交変換係数(例えばDCT係
数)の交流成分は、ジグザグ走査された後にエントロピ
ー符号化(符号の出現確率の偏りによる情報量圧縮…例
えばハフマン方式のような可変長符号化)される。前記
のように変換符号化された画像データはビットストリー
ム(ビット列)として出力される。次に前述のように変換
符号化された画像データに対する復号動作は、既述の符
号化動作とは逆の操作で行なわれて出力画像が得られる
のであるが、高能率符号化の過程において量子化が行な
われている場合には、避けることができない量子化誤差
の存在により、出力画像中に量子化ノイズを生じさせ
る。そして符号化の対象にされた画像の複雑さが伝送レ
ートに対して大きな場合に、前記の量子化ノイズが画像
の品質を大きく劣化させる。
【0008】一般的に、前記した量子化ノイズを生じさ
せる量子化誤差の内で、低域成分の量子化誤差は、単位
のブロック間に相関が無い状態の出力画像歪、所謂ブロ
ック歪を画像中に生じさせ、また、量子化ノイズを生じ
させる量子化誤差の内で、高域成分の量子化誤差は、リ
ンギング状の出力画像歪、所謂モスキートノイズをエッ
ジの周辺に生じさせる。ところで、前記のように画像中
に生じる量子化ノイズは、画像の平坦部分では特に目立
つものであり、低域から高域にかけて大きな映像信号レ
ベルの変化がある場所に、小さなノイズが加算されてい
るような量子化ノイズの波形の場合には、視覚特性上で
の感度差が小さいことからノイズは検知され難い。しか
し、低域だけに大きな映像信号レベルの変化が存在して
いる場合に、高域に小さなノイズが加算されているとき
は、前記のノイズが検知され易い。当然のことながら、
大きなノイズが加算された場合には、低域,高域の如何
に拘らずに致命的を符号化劣化として検知されてしまう
ことは、いうまでもない。そして、前記のような量子化
ノイズによる画像品質の劣化の問題を解決する手段の1
つとして、例えば特開平4ー372074号公報に開示
されているように復号画像にポストフィルタをかけて量
子化ノイズを低減させるように解決手段が提案されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
特開平4ー372074号公報に解決手段として示され
ている復号画像にポストフィルタをかける手段を適用す
ると、フレーム内の画像の一部だけが劣化しているよう
な場合にも、フレーム全体に一律にフィルタが作用する
ために、画像が劣化していない部分の画質が劣化してし
まうことが問題になり、それの解決策が求められた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定のブロッ
クサイズを有する単位のブロック毎に分割された画像信
号が、それぞれの単位のブロック毎に直交変換された後
に、少なくとも前記した単位のブロックの1個を含む予
め定められた大きさの領域毎に個別に設定されているブ
ロック量子化幅値を用いて量子化されるとともに、前記
した少なくとも単位のブロックの1個を含む予め定めら
れた大きさの領域毎の動きベクトルをも用いたフレーム
間予測符号化を施すことによって変換符号化されている
画像データの復号化に当り、復号過程で得られる前記し
た単位のブロックの1個を含む予め定められた大きさの
各領域毎の動きベクトル値と、隣接する領域の動きベク
トル値の差とに応じて高域成分を減少させるような信号
処理を施すようにした変換符号化された画像データの復
号化時に生じる量子化ノイズの低減方法、及び前記した
画像データの復号化時に生じる量子化ノイズの低減方法
を適用した画像データの復号化装置、すなわち、所定の
ブロックサイズを有する単位のブロック毎に分割された
画像信号が、それぞれの単位のブロック毎に直交変換さ
れた後に、所定のブロックサイズを有する単位のブロッ
ク毎に分割された画像信号が、それぞれの単位のブロッ
ク毎に直交変換された後に、少なくとも、前記した単位
のブロックの1個を含む予め定められた大きさの領域毎
に個別に設定されているブロック量子化幅値を用いて量
子化されるとともに、前記した少なくとも単位のブロッ
クの1個を含む予め定められた大きさの領域毎の動きベ
クトルをも用いたフレーム間予測符号化を施すことによ
って変換符号化されている画像データの復号化のため
に、少なくとも、バッファメモリと、可変長復号化部
と、逆量子化部と、逆直交変換部と、逆動き補償部と、
画像メモリとを含んで構成されている変換符号化された
画像データの復号化装置であって、前記した各領域毎に
個別に設定されている動きベクトル値と、隣接する領域
の動きベクトル値の差に応じて制御信号を発生させて、
前記の制御信号によって通過周波数帯域が可変できる可
変通過帯域低域濾波手段の通過過帯域特性を制御して、
前記した動きベクトルに応じて適応的に高域成分が減少
できるように前記した可変通過帯域低域濾波手段を制御
させるようにした変換符号化された画像データの復号化
装置を提供する。
【0011】
【作用】高能率符号化の対象にされている各1枚毎の画
面の画像信号について、所定のブロックサイズ(N×M
画素←横N画素×縦Mラインのブロックサイズ)を有す
る「単位のブロック」毎に、直交変換して得た(N×
M)個の直交変換係数が、少なくとも前記した単位のブ
ロックの1個を含む予め定められた大きさの領域毎に設
定されている「ブロック量子化幅値」を用いて量子化す
るとともに、前記した少なくとも単位のブロックの1個
を含む予め定められた大きさの領域毎の動きベクトルを
も用いたフレーム間予測符号化を施すことによって変換
符号化された画像データと、前記の変換符号化された画
像データの復号時に必要とされる付加情報(例えば、ブ
ロック量子化幅情報、動きベクトル、予測モード情報
等)とによるビットストリームがバッファメモリに記憶
される。前記のバッファメモリから読出されたビットス
トリームが供給される可変長復号部では、エントロピー
符号化(可変長符号化)された画像データと、変換符号
化された画像データの復号時に必要とされる付加情報
(例えば、ブロック量子化幅情報、動きベクトル、予測
モード情報等)とを復号する。
【0012】復号された画像データと、復号された付加
情報中のブロック量子化幅情報とが逆量子化部に与えら
れることによって、逆量子化部で行なわれる画像データ
に対する逆量子化動作により、逆量子化部から逆直交変
換部に直交変換係数が供給される。逆直交変換部では、
単位のブロック毎に2次元の逆直交変換を行なって、周
波数領域の画像データを時間軸領域の画像データに逆変
換する。前記の逆直交変換部から出力された時間軸領域
の画像データは、フレーム内符号化、フレーム間符号
化、の違いを示すコーディングタイプに従って、動き補
償部で動き補償された状態の画像データと加算するか、
加算しないかして、出力画像データとされて画像メモリ
に格納される。
【0013】前記のビットストリーム中に含まれていた
付加情報の内の動きベクトル情報を検出し、検出された
前記の動きベクトル情報、すなわち、少なくとも単位の
ブロックの1個を含む予め定められた大きさの各領域毎
に個別に設定されている動きベクトル値と、隣接する領
域の動きベクトル値の差に応じて制御信号を発生させた
りし、前記の制御信号により適応的に高域成分を減少さ
せるような信号処理を、可変通過帯域低域通過濾波器の
通過帯域を制御して行なう。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の変換符号
化された画像データの復号化時に生じるブロック歪の低
減方法、及び変換符号化された画像データの復号化装置
の具体的な内容を詳細に説明する。図1乃至図2は本発
明の量子化ノイズの低減方法を適用した画像データの復
号化装置の構成例を示すブロック図、図3は隣接領域に
おける差分動きベクトルの説明に使用する図、図4は可
変通過帯域低域通過濾波器の構成例を示すブロック図、
図5は単位のブロックの境界におけるフィルタリングの
状態の説明に使用する図、図6は制御信号発生部の構成
例を示すブロック図、図7は制御特性例の説明図であ
る。
【0015】図1乃至図2に示す本発明の画像データの
復号化装置において、1は復号化の対象にされるビット
ストリーム(ビット列)の入力端子であり、また各図にお
いて一点鎖線枠で包囲して示してある部分(3,15…
復号器集積回路)は、集積回路化されている構成部分で
あるとされている。図1、図2の各図に示されている復
号化装置の実施例において、一点鎖線枠3で包囲して示
してある構成部分としては、少なくともバッファメモリ
8と、可変長復号化部9と、逆量子化部10と、逆直交
変換部11と、加算部12と、動き補償部13と、画像
メモリ14とを含んで集積回路化されている市販品を使
用することができる。
【0016】前記した入力端子1に供給されるビットス
トリームは、画面内(フレーム内)相関々係を利用する
直交変換により画像の情報量の圧縮(空間的相関々係を
利用して行なう情報量の圧縮)と、時間軸上に並ぶ画面
間(フレーム間)相関々係を利用して行なう情報量の圧
縮(時間的相関々係を利用して行なう情報量の圧縮)、及
び符号の出現確率の偏りによる情報量の圧縮との3種類
の異なる圧縮手段を組合わせて高能率変換符号化された
画像データ(例えばMPEG1方式,MPEG2方式に
よる画像データ)であるとされている。なお、本明細書
の以下の記述においては、復号の対象にされている画像
データが、MPEG1方式,MPEG2方式による画像
データであるとして説明が行なわれている。
【0017】ところで、MPEG1方式,MPEG2方
式における動画像情報の高能率符号化は、2次元離散コ
サイン変換(2次元DCT)によるフレーム内符号化
と、フレーム間符号化とを組合わせ、動き補償予測やフ
レーム間予測を施した状態で行なわれる。そして、高能
率符号化の対象にされた各1枚毎の画面の画像信号は、
8×8画素(横8画素×縦8ライン)のブロックサイズ
の「単位のブロック」毎に分割され、前記の各単位のブ
ロック毎にDCTが行なわれる。そして、前記の各単位
のブロック毎のそれぞれ64個のDCT変換係数は「ブ
ロック量子化幅値」で量子化される。MPEG1方式,
MPEG2方式において、前記の「ブロック量子化幅
値」は、前記した単位のブロックの1個を含む予め定め
られた大きさの領域の「マクロブロック」の用語で呼称
されている領域、すなわち、輝度信号Yについての16
×16画素(横16画素×縦16ライン)のブロックサイ
ズの大きさの領域と、2つの色差信号Cr,Cbのそれ
ぞれについての8×8画素(横8画素×縦8ライン)のブ
ロックサイズの大きさの領域とからなる領域)毎に設定
されている{マクロブロック量子化特性値(またはマク
ロブロックの量子化スケール)QS}と、量子化マトリ
クスとの積によって示される値である。
【0018】DCT変換係数を被除数とし、「ブロック
量子化幅値」を除数として量子化が行なわれたDCT係
数は、それの直流成分(DC成分)と、交流成分(AC
成分)とに分離される。前記のDCT係数の直流成分は
差分符号化され、またDCT係数の交流成分は、ジグザ
グ走査された後にエントロピー符号化(符号の出現確率
の偏りによる情報量圧縮…例えばハフマン方式のような
可変長符号化)されて変換符号化された画像データに
は、前記の変換符号化された画像データの復号時に必要
とされる付加情報[例えば、{ブロック量子化幅情報→
マクロブロック量子化特性値(またはマクロブロックの
量子化スケール)QS}と、動きベクトル、予測モード
情報等]が付加されてビットストリームとされている。
図☆1乃至図☆6にそれぞれ示されている本発明の画像
データの復号化装置において、入力端子1に供給された
ビットストリームは、例えば先入れ先出しメモリ(FI
FO)を用いて構成されているバッファメモリ8に格納
される。
【0019】前記したバッファメモリ8から読出された
ビットストリームが供給される可変長復号部9では、エ
ントロピー符号化(可変長符号化)された画像データ
と、変換符号化された画像データの復号時に必要とされ
る付加情報、例えば{ブロック量子化幅情報→マクロブ
ロック量子化特性値(またはマクロブロックの量子化ス
ケール)QS}、動きベクトル、予測モード情報等)と
を復号する。そして、前記の可変長復号部9で復号され
た画像データと、ブロック量子化幅情報{マクロブロッ
ク量子化特性値(またはマクロブロックの量子化スケー
ル)QS}とは、逆量子化部10に供給され、また、動
きベクトル、予測モード情報等は、逆動き補償部13に
供給される。
【0020】前記の可変長復号部9で復号された画像デ
ータと、復号された付加情報中のブロック量子化幅情報
{マクロブロック量子化特性値(またはマクロブロック
の量子化スケール)QS}とが与えられた逆量子化部1
0では、逆量子化動作を行なって得たDCT変換係数を
逆直交変換部(逆DCT)11に供給する。逆直交変換
部(逆DCT)11では、単位のブロック毎に2次元の
逆DCTを行なって、周波数領域の画像データを時間軸
領域の画像データに逆変換して、それを加算部12に供
給する。前記のようにして加算部12に供給された時間
軸領域の画像データは、フレーム内符号化、フレーム間
符号化、の違いを示すコーディングタイプに従って、動
き補償部13で動き補償された状態の画像データと加算
するか、加算しないかして、出力画像データとされて画
像メモリ14に格納する。バッファメモリ8と、可変長
復号化部9と、逆量子化部10と、逆直交変換部11
と、加算部12と、動き補償部13と、画像メモリ14
とからなる各構成部分の動作に関するこれまでの記述
は、図1及び図2に示す本発明の画像データの復号化装
置における前記の各構成部分の動作について共通してい
る。
【0021】図1及び図2の各図に示す本発明の画像デ
ータの復号化装置において、復号器集積回路3(または
15)における画像メモリ14からの画像データは、可
変帯域低域通過濾波器7を介して出力端子2に出力され
ている。そして、前記の可変帯域低域通過濾波器7は、
制御信号発生部6から可変帯域低域通過濾波器7に供給
される制御信号によって、それを通過する画像信号の高
域部分の信号レベルが変化する状態に制御される。前記
した制御信号発生部6の具体的な構成例は図6に示され
ている。また、前記した可変帯域低域通過濾波器7の具
体的な構成例は、図4に示してある。図4において点線
枠7hで示されている構成部分は、画像の水平方向につ
いて可変帯域低域通過濾波器として機能する構成部分で
あり、また、図4中で点線枠7vで示されている構成部
分は、画像の垂直方向について可変帯域低域通過濾波器
として機能する構成部分である。
【0022】そして、図4に例示している可変帯域低域
通過濾波器7の具体的な構成において、点線枠7hで示
されている画像の水平方向について可変帯域低域通過濾
波器として機能する構成部分と、点線枠7vで示されて
いる画像の垂直方向について可変帯域低域通過濾波器と
して機能する構成部分とを直列的に接続することによ
り、全体的に2次元的な可変帯域低域通過濾波器7とし
て構成されるようにしている。前記した可変帯域低域通
過濾波器7を、1個の2次元的な低域通過濾波器と減算
器(図4中の17と対応して設けられる減算器)と乗算
器(図4中の18と対応して設けられる減算器)と加算
器(図4中の19と対応して設けられる減算器)とによ
って構成するようにしてもよい。
【0023】図4に例示した可変帯域低域通過濾波器7
において、前記した構成部分7hは、予め定められた固
定の遮断周波数を有するように構成された水平LPF1
6と、減算器17と、乗算器18と、加算器19とによ
って構成されており、また、前記した構成部分7vは、
予め定められた固定の遮断周波数を有するように構成さ
れた垂直LPF20と、減算器21と、乗算器22と、
加算器23とによって構成されている。そして、図4に
示されている可変帯域低域通過濾波器7における前記の
2つの構成部分7h,7v中に設けられている各乗算器
18(22)には、制御信号発生部6から制御信号(例
えば、0〜1.0の範囲の係数…乗算の係数信号)が供
給される。それにより可変帯域低域通過濾波器7からの
出力画像データは、前記した予め定められた固定の遮断
周波数を有するLPFにおける遮断域よりも高い周波数
帯域の信号成分に対して、係数0〜1.0が乗算された
状態とされる。
【0024】すなわち、制御信号発生部6から制御信号
(例えば、0〜1.0の範囲の係数…乗算の係数信号)
は、DCT変換係数を量子化する際に用いられるブロッ
ク量子化幅と関連する個別の量子化スケール値が設定さ
れるべき領域、すなわち、DCTが行なわれる所定のブ
ロックサイズを有する単位のブロック(DCTブロッ
ク)の少なくとも1個を含む予め定められた大きさの領
域毎に個別に設定されている動きベクトル値と、隣接す
る領域にそれぞれ設定されている各動きベクトル間の差
分値とに適応的に高域成分を減少させるような信号処理
が、前記した可変帯域低域通過濾波器7によって行なわ
れるようにするための係数である。
【0025】図3中に四角な枠で包囲して示してある各
領域は、それぞれDCT変換係数を量子化する際に用い
られるブロック量子化幅と関連する個別の量子化スケー
ル値が設定されるべき領域、すなわち、DCTが行なわ
れる所定のブロックサイズを有する単位のブロック(D
CTブロック)の少なくとも1個を含む予め定められた
大きさの領域であり、前記の各領域中に表示してあるM
V0,MV1,MV2,MV3,MV4,MV5,MV6,M
V7,MV8は、それぞれの領域に設定されている動きベ
クトル値を示しており、前記した動きベクトルMVi
(iは0,2,3…8)は、次の(1)式によって示さ
れる。
【0026】
【数1】
【0027】そして図3中において、動きベクトル値が
MV0として示されている領域をカレント領域とし、こ
のカレント領域と、カレント領域に隣接する8個の領域
(8連結の関係にある領域→動きベクトル値がMV1,
MV2,MV3,MV4,MV5,MV6,MV7,MV8と
して示されている8個の領域)との動きベクトルとの差
分値dMVは、前記した9個の領域の各動きベクトル値
MV0,MV1,MV2,MV3,MV4,MV5,MV6,
MV7,MV8を用いた、次の(2)式で示される演算を
行なって得られる。なお、MV0,MV1,MV2…MV8
等で示してある各領域の動きベクトルは、小括弧中に示
すX座標とY座標とを用いて、MV0はMV(xo,y
o)、MV1はMV(xo-1,yo-1)、MV2はMV(x
o,yo-1)、MV3はMV(xo+1,yo-1)、MV4はM
V(xo-1,yo),MV5はMV(xo+1,yo),MV6
はMV(xo-1,yo+1),MV7はMV(xo,yo+
1),MV8はMV(xo+1,yo+1)として表されるもの
である。
【0028】
【数2】 なお、(2)式中のMV0(x)はMV(xo),MV0
(y)はMV(yo)であり、またMV1(x)はMV(x
o-1),MV1(y)はMV(yo-1)、MV2(x)はMV
(xo),MV2(y)はMV(yo-1)、MV3(x)はM
V(xo+1)、MV3(y)はMV(yo-1)、MV4(x)
はMV(xo-1),MV4(y)はMV(yo)、MV5
(x)はMV(xo+1),MV5(y)はMV(yo)、M
V6(x)はMV(xo-1),MV4(y)はMV(yo+
1)、MV7(x)はMV(xo),MV7(y)はMV(y
o+1)、MV8(x)はMV(xo+1),MV8(y)は
MV(yo+1)である。
【0029】そして、前記した動きベクトルMVi(図
3においてはMV0)や、動きベクトルの差分値dMVな
どは、G(x,y)1.0〜0.0の間に規格化される。
図7は動きベクトルMVの大きさ(または動きベクトル
の差分値dMVの大きさ)を横軸にとり、また、縦軸に
は制御信号発生部6から可変帯域低域通過濾波器7に供
給する乗算係数(1.0〜0.0)をとって、動きベクト
ルMVの大きさや、差分ベクトルdMVの大きさによっ
て、適応的に高域成分を減少させるための複数の制御特
性A〜Eの設定例を示している。例えば、動きベクトル
の差分値dMVの大きさが50以上のときはA特性、動
きベクトルの差分値dMVの大きさが40以上50未満
のときはB特性、動きベクトルの差分値dMVの大きさ
が30以上40未満のときはC特性、動きベクトルの差
分値dMVの大きさが20以上30未満のときはD特
性、動きベクトルの差分値dMVの大きさが20未満の
ときはE特性というように、制御特性を設定する。
【0030】図6は前記のように0.0〜1.0の範囲の
係数信号を発生して、それを可変帯域低域通過濾波器7
に供給する制御信号発生部6(図1,図2中に示されて
いる制御信号発生部6)の構成例であり、図6に示され
ている制御信号発生部6は、信号処理に必要とされる範
囲(例えば少なくとも3マクロブロックライン程度)の
動きベクトル情報を格納できるような記憶容量を有する
動きベクトル情報のメモリ24に、順次の領域の動きベ
クトル情報を記憶させる。動きベクトル情報のメモリ2
4に記憶された動きベクトル情報が読出されて、隣接領
域の動きベクトル情報の比較判定部25において、隣接
する各領域における動きベクトル情報について、例えば
前記の(2)式の演算を行なって順次のカレント領域に
ついての動きベクトルの大きさdMVの値を求めて、そ
れを乗算係数の設定部26に供給する。
【0031】乗算係数の設定部26では、それに供給さ
れた順次のカレント領域についての動きベクトルの大き
さdMVの値をアドレスとして、図7に例示されている
ような動きベクトルの差分値dMVの大きさと、制御信
号発生部6から可変帯域低域通過濾波器7に供給する乗
算係数(1.0〜0.0)との関係を満足させる係数と対
応する係数信号(制御信号)をROMテーブル(ルック
・アップ・テーブル)から出力させる。前記の係数信号
は、制御信号の送出部27から制御信号として、制御信
号発生部6から可変帯域低域通過濾波器7に供給され
る。なお、順次の領域の動きベクトルMVの大きさと対
応した制御信号を発生させるような構成の制御信号発生
部6としては、順次の領域の動きベクトルMVの大きさ
がアドレスとして与えられたときに、それぞれ予め定め
た係数信号が出力されるようなROMテーブル(ルック
・アップ・テーブル)を設けたものが使用できる。ま
た、ROMテーブル(ルック・アップ・テーブル)に与
えるアドレスとして、前記した動きベクトルの差分値d
MVの大きさ、あるいは動きベクトルの大きさの他に、
動きベクトルの差分値dMVの大きさと画素アドレス
値、あるいは動きベクトルの大きさと画素アドレス値と
が用いられるようにしてもよい。
【0032】ところで、DCTが行なわれる所定のブロ
ックサイズを有する単位のブロックの少なくとも1個を
含む予め定められた大きさの領域毎に、個別に設定され
ている動きベクトル値、または動きベクトルの差分値と
適応的に高域成分を減少させるような信号処理動作を行
なう可変帯域低域通過濾波器7による、選択された単位
のブロックの境界付近の画素に対するローパス特性のフ
ィルタリング動作は、図5に図示説明されているように
して行なわれる。すなわち、図5中においてt1,t2,
t3…は、それぞれ1クロック周期ずつずれた状態で異な
る時刻を示している。そして、図5はFIRフィルタの
フィルタ長が5タップのローパスフィルタとして可変帯
域低域通過濾波器7が構成されている場合に、画像中に
おける特定な1行の画素配列における単位のブロックの
境界付近の順次の画素p-3,p-2,p-1,p,p+1,p
+2,p+3…に対してローパスのフィルタリングが施され
て行く状態を示している。
【0033】図1及び図2に示す本発明の画像データの
復号化装置において、入力端子1に供給された復号化の
対象にされるビットストリーム(ビット列)が、少なくと
もバッファメモリ8と、可変長復号化部9と、逆量子化
部10と、逆直交変換部11と、加算部12と、動き補
償部13と、画像メモリ14とを含んで構成されている
構成部分によって復号された画像データが画像メモリ1
4に格納され、画像メモリ14から復号された画像デー
タを出力できることは既述のとおりである。そして、図
1及び図2に示に示す本発明の画像データの復号化装置
は、前記した画像メモリ14から読出された画像データ
を、可変帯域低域通過濾波器7に与えて、前記した可変
帯域低域通過濾波器7の動作によって、量子化ノイズが
低減された状態の画像データを、画像データの復号化装
置の出力端子2から出力させるように構成されている。
【0034】まず、図1に示す本発明の画像データの復
号化装置において、入力端子1に供給された復号化の対
象にされたビットストリームは、復号器集積回路3中に
設けられているバッファメモリ8に供給されるととも
に、バッファメモリ4にも供給されている。先入れ先出
しメモリが用いられているバッファメモリ4から読出さ
れたビットストリームは、動きベクトル検出部5に供給
される。前記の動きベクトル検出部5は、復号器集積回
路3中に設けられている可変長復号部9と同様の機能を
備えている構成態様のものを使用することができる。そ
して、前記した動きベクトル検出部5では、それに供給
されたビットストリーム中から、順次の領域毎の動きベ
クトル情報を検出して、それを制御信号発生部6に与え
る。
【0035】ところで、図1に示す本発明の画像データ
の復号化装置では、入力端子1に供給された復号化の対
象にされたビットストリームを、復号器集積回路3の外
部に設けたバッファメモリ4に供給し、前記のバッファ
メモリ4から読出されたビットストリームを動きベクト
ル検出部5に与え、動きベクトル検出部5によって、ビ
ットストリーム中から検出した順次の領域毎の動きベク
トル情報を制御信号発生部6に与えるようにしている
が、図2に示す本発明の画像データの復号化装置では、
復号器集積回路15の内部に設けられている可変長復号
部9の動作により、ビットストリーム中から検出された
順次の領域毎の動きベクトル情報を制御信号発生部6に
与えるようにしている。
【0036】すなわち図2に示す本発明の画像データの
復号化装置は、図1に示す本発明の画像データの復号化
装置において、一点鎖線枠3で包囲して、少なくともバ
ッファメモリ8と、可変長復号化部9と、逆量子化部1
0と、逆直交変換部11と、加算部12と、動き補償部
13と、画像メモリ14とを含んで集積回路化してある
復号器集積回路3に対して外付けされていたバッファメ
モリ4と、動きベクトル検出部5との動作を、復号器集
積回路3の内部に設けられているバッファメモリ8と可
変長復号部9との機能を利用して行なわせるようにする
とともに、可変長復号部9によってビットストリーム中
から検出された順次の領域毎の動きベクトル情報が与え
られる制御信号発生部6や、前記した制御信号発生部6
から出力される制御信号により、画像メモリ14から供
給される画像データの高域周波数成分の制御動作を行な
う可変帯域低域通過濾波器7の構成部分をも1つの復号
器集積回路15中に含むように集積回路化して構成した
構成態様のものである。
【0037】図1及び図2に示す本発明の画像データの
復号化装置において、制御信号発生部6としては、例え
ば既述のように図6に例示されているような構成態様の
ものが使用され、また、可変帯域低域通過濾波器7とし
ては、例えば既述のように図4に例示されているような
構成態様のものが使用される。それで、図1及び図2に
示す本発明の画像データの復号化装置では、制御信号発
生部6で発生された制御信号、すなわち、既述のように
ビットストリーム中に含まれていた付加情報の内の各領
域毎の動きベクトル情報値MV、または動きベクトルの
差分値dMVの大きさに基づいて適応的に高域成分を減
少させるような信号処理が行なわれるように、例えば可
変通過帯域低域通過濾波器の通過帯域を制御することに
より、画像中の量子化ノイズを良好に低減できる。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように、本発明の量子化ノイズの低減方法及び画像デ
ータの復号化装置は、高能率符号化の対象にされている
各1枚毎の画面の画像信号について、所定のブロックサ
イズ(N×M画素←横N画素×縦Mラインのブロックサ
イズ)を有する「単位のブロック」毎に、直交変換して
得た(N×M)個の直交変換係数が、少なくとも前記し
た単位のブロックの1個を含む予め定められた大きさの
領域毎に設定されている「ブロック量子化幅値」を用い
て量子化するとともに、前記した少なくとも単位のブロ
ックの1個を含む予め定められた大きさの領域毎の動き
ベクトルをも用いたフレーム間予測符号化を施すことに
よって変換符号化された画像データと、前記の変換符号
化された画像データの復号時に必要とされる付加情報
(例えば、ブロック量子化幅情報、動きベクトル、予測
モード情報等)とによるビットストリーム中に含まれて
いた付加情報の内の動きベクトル情報を検出し、検出さ
れた前記の動きベクトル情報、すなわち、少なくとも単
位のブロックの1個を含む予め定められた大きさの各領
域毎に個別に設定されている動きベクトル値と、隣接す
る領域の動きベクトル値の差に応じて制御信号を発生さ
せて、前記の制御信号により適応的に高域成分を減少さ
せるような信号処理を、可変通過帯域低域通過濾波器の
通過帯域を制御して行なうことにより、復号過程で得ら
れる領域間の動きベクトルの差分値の大きさに応じて、
適応的に高周波成分の大きさを制御し、動きが激しく量
子化ノイズが発生している部分だけについて高周波成分
を低減させることができるので、復号画像の動き及び劣
化度合に応じて、効果的に量子化ノイズを除去すること
ができるとともに、画像全体に動いているような場合に
は、動き補償も比較的当り易く、それにより量子化ノイ
ズも比較的に少ないという理由と、人間の視覚特性か
ら、それぞれのブロックが違った方向に動いている場合
より全体に絵柄が同じ方向に動いている場合の方が、解
像度を認識し易いという性質に適合させながら、良好に
量子化ノイズを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の量子化ノイズの低減方法を適用した画
像データの復号化装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の量子化ノイズの低減方法を適用した画
像データの復号化装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】隣接領域における差分動きベクトルの説明に使
用する図である。
【図4】可変通過帯域低域通過濾波器の構成例を示すブ
ロック図である。
【図5】単位のブロックの境界におけるフィルタリング
の状態の説明に使用する図である。
【図6】制御信号発生部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】動きベクトルと制御特性との関係を示す特性例
図である。
【符号の説明】 【符号の説明】
1…入力端子、2…出力端子、3,15…復号器集積回
路、4,8…バッファメモリ、5…動きベクトル検出
部、6…制御信号発生部、7…可変帯域低域通過濾波
器、9…可変長復号部、10…逆量子化部、11…逆直
交変換部(逆DCT部)、12…加算部、13…逆動き
補償部、14…画像メモリ、16……水平LPF、1
7,21…減算器、18,22…乗算器、19,23…
加算器、20…垂直LPF、

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のブロックサイズを有する単位のブ
    ロック毎に分割された画像信号が、それぞれの単位のブ
    ロック毎に直交変換された後に、少なくとも前記した単
    位のブロックの1個を含む予め定められた大きさの領域
    毎に個別に設定されているブロック量子化幅値を用いて
    量子化されるとともに、前記した少なくとも単位のブロ
    ックの1個を含む予め定められた大きさの領域毎の動き
    ベクトルをも用いたフレーム間予測符号化を施すことに
    よって変換符号化されている画像データの復号化に当
    り、復号過程で得られる前記した単位のブロックの1個
    を含む予め定められた大きさの各領域毎の動きベクトル
    値と、隣接する領域の動きベクトル値の差とに応じて高
    域成分を減少させるような信号処理を施すことを特徴と
    する変換符号化された画像データの復号化時に生じる量
    子化ノイズの低減方法。
  2. 【請求項2】 所定のブロックサイズを有する単位のブ
    ロック毎に分割された画像信号が、それぞれの単位のブ
    ロック毎に直交変換された後に、所定のブロックサイズ
    を有する単位のブロック毎に分割された画像信号が、そ
    れぞれの単位のブロック毎に直交変換された後に、少な
    くとも、前記した単位のブロックの1個を含む予め定め
    られた大きさの領域毎に個別に設定されているブロック
    量子化幅値を用いて量子化されるとともに、前記した少
    なくとも単位のブロックの1個を含む予め定められた大
    きさの領域毎の動きベクトルをも用いたフレーム間予測
    符号化を施すことによって変換符号化されている画像デ
    ータの復号化のために、少なくとも、バッファメモリ
    と、可変長復号化部と、逆量子化部と、逆直交変換部
    と、逆動き補償部と、画像メモリとを含んで構成されて
    いる変換符号化された画像データの復号化装置であっ
    て、 前記した各領域毎に個別に設定されている動きベクトル
    を検出する動きベクトル検出部と、 前記した動きベクトル検出部から順次に出力される各領
    域毎に個別に設定されている動きベクトル値と、隣接す
    る領域の動きベクトル値の差に応じて制御信号を発生す
    る制御信号発生手段と、 前記した制御信号によって通過周波数帯域が可変できる
    可変通過帯域低域濾波手段と、 前記した制御信号発生手段から出力された制御信号に応
    じて適応的に高域成分が減少できるように前記した可変
    通過帯域低域濾波手段を制御する手段とを備えてなる変
    換符号化された画像データの復号化装置。
  3. 【請求項3】 所定のブロックサイズを有する単位のブ
    ロック毎に分割された画像信号が、それぞれの単位のブ
    ロック毎に直交変換された後に、所定のブロックサイズ
    を有する単位のブロック毎に分割された画像信号が、そ
    れぞれの単位のブロック毎に直交変換された後に、少な
    くとも、前記した単位のブロックの1個を含む予め定め
    られた大きさの領域毎に個別に設定されているブロック
    量子化幅値を用いて量子化されるとともに、前記した少
    なくとも単位のブロックの1個を含む予め定められた大
    きさの領域毎の動きベクトルをも用いたフレーム間予測
    符号化を施すことによって変換符号化されている画像デ
    ータの復号化のために、少なくとも、バッファメモリ
    と、可変長復号化部と、逆量子化部と、逆直交変換部
    と、逆動き補償部と、画像メモリとを含んで構成されて
    いる変換符号化された画像データの復号化装置であっ
    て、 前記した可変長復号化部から順次に出力された各領域毎
    に個別に設定されている動きベクトル値と、隣接する領
    域の動きベクトル値の差に応じて制御信号を発生する制
    御信号発生手段と、 前記した制御信号によって通過周波数帯域が可変できる
    可変通過帯域低域濾波手段と、 前記した制御信号発生手段から出力された制御信号に応
    じて適応的に高域成分が減少できるように前記した可変
    通過帯域低域濾波手段を制御する手段とを備えてなる変
    換符号化された画像データの復号化装置。
JP3014595A 1994-11-24 1995-01-26 量子化ノイズの低減方法及び画像データの復号化装置 Expired - Lifetime JP2924691B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3014595A JP2924691B2 (ja) 1995-01-26 1995-01-26 量子化ノイズの低減方法及び画像データの復号化装置
TW084112436A TW293227B (ja) 1994-11-24 1995-11-02
US08/561,350 US5949908A (en) 1994-11-24 1995-11-21 Method of reducing quantization noise generated during a decoding process of image data and device for decoding image data
DE69525312T DE69525312T2 (de) 1994-11-24 1995-11-23 Verfahren und Vorrichtung zum Dekodieren von Bilddaten
EP95308400A EP0714209B1 (en) 1994-11-24 1995-11-23 Method and device for decoding image data
KR1019950043475A KR100231186B1 (ko) 1994-11-24 1995-11-24 화상 데이타의 복호화 처리중에 발생되는 양자화 노이즈 감소방법 및 화상 데이타 복호화 장치
CNB951202480A CN1168302C (zh) 1994-11-24 1995-11-24 减少在图象数据解码中产生的量化噪声的方法及解码装置
US09/205,986 US6167157A (en) 1994-11-24 1998-12-04 Method of reducing quantization noise generated during a decoding process of image data and device for decoding image data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3014595A JP2924691B2 (ja) 1995-01-26 1995-01-26 量子化ノイズの低減方法及び画像データの復号化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08205178A JPH08205178A (ja) 1996-08-09
JP2924691B2 true JP2924691B2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=12295605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3014595A Expired - Lifetime JP2924691B2 (ja) 1994-11-24 1995-01-26 量子化ノイズの低減方法及び画像データの復号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2924691B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100463508B1 (ko) * 1997-12-31 2005-07-07 엘지전자 주식회사 동영상 부호화기의 노이즈 제거를 위한 이득제어방법
JP2001218210A (ja) 2000-02-02 2001-08-10 Sony Corp ノイズ検出方法、ノイズ検出装置、画像データ処理装置、記録媒体
US6931063B2 (en) 2001-03-26 2005-08-16 Sharp Laboratories Of America, Inc. Method and apparatus for controlling loop filtering or post filtering in block based motion compensationed video coding
US7929610B2 (en) 2001-03-26 2011-04-19 Sharp Kabushiki Kaisha Methods and systems for reducing blocking artifacts with reduced complexity for spatially-scalable video coding
US7450641B2 (en) 2001-09-14 2008-11-11 Sharp Laboratories Of America, Inc. Adaptive filtering based upon boundary strength
CN105409222A (zh) * 2013-07-17 2016-03-16 索尼公司 图像处理装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08205178A (ja) 1996-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0714209B1 (en) Method and device for decoding image data
US6359929B1 (en) Image predictive decoding method, image predictive decoding apparatus, image predictive coding apparatus, and data storage medium
JPH08237669A (ja) 画像信号処理装置、画像信号処理方法および画像信号復号化装置
KR100424246B1 (ko) 화상복호화방법,화상복호화장치및데이터기억매체
US5754699A (en) Method of reducing mosquito noise generated during decoding process of image data and device for decoding image data using the same
JP3519441B2 (ja) 動画像伝送装置
JPH0614294A (ja) 信号処理装置
JP2940422B2 (ja) 変換符号化された画像データの復号化時に生じるブロック歪の低減方法及び変換符号化された画像データの復号化装置
JP2924691B2 (ja) 量子化ノイズの低減方法及び画像データの復号化装置
JP3676525B2 (ja) 動画像符号化復号化装置及びその方法
JP2998741B2 (ja) 動画像の符号化方法、該方法が記録されたコンピュータ読みとり可能な記録媒体、及び動画像の符号化装置
JP2900810B2 (ja) 変換符号化された画像データの復号化時に生じる量子化ノイズの低減方法及び変換符号化された画像データの復号化装置
JP2900808B2 (ja) 画像データの復号化時に生じるモスキートノイズの低減方法及び画像データの復号化装置
JP3271098B2 (ja) ディジタル画像信号復号装置および方法
JPH0799651A (ja) 画像信号再生装置
JP2900815B2 (ja) 適応コアリング方法及び適応コアリング装置
KR100228684B1 (ko) 움직임 추정에 기초한 시간예측 오류 은폐방법 및 장치
JPH1175193A (ja) 画像予測復号化方法,画像予測復号化装置,画像予測符号化装置,及びデータ記憶媒体
Dhaou et al. DVC decompression with denoising for picture quality improvement
KR100217148B1 (ko) 영상 데이타의 복호 처리중에 발생하는 모스키토 노이즈를 줄이는 방법 및 이 방법을 사용한 영상데이타의 복호장치
JP3092614B2 (ja) ディジタル携帯端末
JP2001145104A (ja) 画像復号化方法および画像復号化装置
JP3092611B2 (ja) 動画像の符号化方法、及び、動画像の符号化装置
JP3092613B2 (ja) 記録媒体
JPH05328396A (ja) 画像符号化装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090507

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090507

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100507

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110507

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120507

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120507

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120507

Year of fee payment: 13

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120507

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130507

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term