JP2924568B2 - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JP2924568B2
JP2924568B2 JP5131932A JP13193293A JP2924568B2 JP 2924568 B2 JP2924568 B2 JP 2924568B2 JP 5131932 A JP5131932 A JP 5131932A JP 13193293 A JP13193293 A JP 13193293A JP 2924568 B2 JP2924568 B2 JP 2924568B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、OA機器等に使用さ
れるマイクロ電磁連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のこの種の電磁連結装置を示
す軸方向断面図、図4は図3を左からみた図である。図
において、1は磁性材料からなる円板状のヨーク、2は
励磁コイル3を内蔵したボビン、4は断面Lの字状に構
成された磁性材のロータ、5は励磁コイル3に接続され
たリード線、6はロータ4と一体となりかつ第1の連結
主体となる磁性材の回転軸、7はロータ4とは軸方向に
空隙gを有しかつ軸方向に移動可能に後述のスプリング
を介して回転部材に支持された磁性材のアマチュア、8
は図示しないギアとかみ合うためのギア9を有する第2
の連結主体となる回転部材、10はスプリングで、図示
しないリベットによりそれぞれアマチュア7,回転部材
8に固定されており通常はアマチュア7をロータ4と空
隙gを設けてかつ回転軸6とは相対回転可能に設けられ
ている。11はヨーク1に固定されてヨーク1の回転軸
6との連れ回りを防止するホルダー、12は回転軸6の
端面に設けられて回転部材8の抜け止めをする止め輪、
13は回転軸6に設けられてボビン2がロータ4の内側
から抜け出すのを阻止する鍔部である。
【0003】このように構成された電磁連結装置は次の
ような動作を行う。即ち、図示しない電源より電圧をリ
ード線5を介して励磁コイル3に印加すると、点線で示
す磁路に磁束Φが発生し、その吸引力によりアマチュア
7はスプリング10の弾性力に打ち勝ってロータ4に吸
引される。従って、ロータ4と接しギア9に伝達された
動力は回転部材8,アマチュア7,ロータ4,回転軸6
を介して図示しない負荷に伝わる。励磁コイル3の電圧
を取り去ると、磁束Φは消滅し、アマチュア7はスプリ
ング10の弾性力により元の位置に戻り、ロータ4との
空隙gが保たれて動力の伝達はなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁連結装置は
以上のようにヨーク1と回転軸6とがエヤギャップを設
けることなく直接摺動するので、磁束Φが通りやすくな
って励磁コイル3を小さくすることができるが、ヨーク
1と回転軸6とが互いに磁性材であるためにその摺動部
には吸引力が働き、摺動部の面圧が高くなる。このため
ヨーク1と回転軸6との許容回転数が小さくなり、寿命
を確保しようとすれば使用回転数を小さくする必要があ
り、用途が限定されるという問題点があった。
【0005】また、前記した許容回転数を越えて使用す
れば、ヨーク1と回転軸6との間にて焼き付きが発生し
て動力の損失が発生したり,最悪の場合はロックするこ
とがあって連結装置としての役目を果たさなくなるし、
さらには上記ロックのためにホルダー11が破損した
り,リード線5が切断したりすることになるという問題
点があった。また、前記した許容回転数以下であって
も、総回転数に限度があり、寿命は長くとれないという
問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ヨークが回転軸およびロータと
直接摺動しない構成とすることにより回転軸の許容回転
数が高くとれさらに寿命が長く安価に製作できる電磁連
結装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電磁連結
装置は、ロータと回転軸と一体となった凸部との間に、
ロータおよび凸部とそれぞれ間隙を設けてヨークを配
して、そのヨークはボビンに固定してヨークと凸部、ロ
ータと直接摺動させないようにしたものである。
【0008】
【作用】この発明においては、ヨークが直接摺動しない
ので、許容回転数を大きくとれる。
【0009】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例を図1について説明す
る。図1は軸方向断面図であり、前記従来のものと同一
または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図において、14は筒部14aを有するヨークで、鋼板
材をプレスすることにより製作される。14bはヨーク
14と一体となったホルダー、15はボビンで、ヨーク
14とは機械的に結合されプラスチックで製作されてい
る。ボビン15はヨーク14のホルダー14bを介して
図示しない外部の固定部材に固定され、ボビン15が回
転軸6と共回りするのを阻止する。16は回転軸6に焼
結磁性材料にて一体に形成されて磁気回路の一部を構成
する凸部である円板状のプレートである。ヨーク14の
筒部14aはロータ4の内周と間隙を有しており、また
プレート16との間にも間隙が設けられており、いずれ
とも直接摺動しない構成とされている。
【0010】このように磁性材の回転軸6と、異材であ
るプラスチックにて作られたボビン15とを直接摺動す
るようにしておくと、従来のような焼き付きは全くなく
なり安定した摺動特性が得られるので、許容回転数が大
幅に大きくできると共に寿命も長くなる。
【0011】また、ヨーク14にロータ4の内側に沿う
筒部14aを設けておくと、ロータ4とヨーク14とが
空隙により対向する面積を非常に大きくとれるし、また
回転軸6にプレート16を鉄系の焼結合金により一体的
に形成しておくと両者6,16間にエヤギャップがない
ので磁気抵抗が小さくなって起磁力が少なくてすむ。こ
のことはコイル3を小さくすることにつながるので、装
置自体が小さくなると共にヨーク14のプレス製作と合
わせて大幅に安価に製作できるものである。さらにホル
ダー14bもヨーク14に一体的に形成できるので部品
削減が図れて安価に製作できる。なお、ヨーク14の板
厚はリード線5の外径より若干厚くしてリード線5に保
持できる程度にすることはいうまでもない。また、ボビ
ン15および回転軸6に含油した材料を使用すればさら
に摺動性が大幅に向上して効果は絶大なものとなる。
【0012】実施例2.上記実施例1では筒部14aを
有するヨーク14を示したが、図2に示すように皿状部
14cを設けてヨーク14Aとし、ヨーク14Aの皿状
部14cを回転軸6のプレート16の内側のボビン15
との間に挿入してボビン15の側面に固定するようにし
ても同様の効果が得られる。この場合もヨーク14Aの
皿状部14cとプレート16との間に間隙を設けて直接
摺動しないようにしている。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によればヨーク
と回転軸とが直接摺動しない構成であるので回転軸の許
容回転数を大幅に高くとれさらに寿命を延ばし安価に製
作できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す軸方向断面図であ
る。
【図2】この発明の実施例2を示す軸方向断面図であ
る。
【図3】従来装置を示す軸方向断面図である。
【図4】図3を左からみた図である。
【符号の説明】
3 コイル 4 ロータ 5 リード線 6 回転軸 8 回転部材 14 ヨーク 14a ヨークの筒部 14A ヨーク 15 ボビン 16 プレート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の連結主体となる磁性材の回転軸
    と、この回転軸に回転可能に遊嵌された第2の連結主体
    となる回転部材と、摩擦面と軸方向に開口する開口部と
    を有しかつ前記回転軸に少なくとも回転方向に固定され
    る円筒状の磁性材のロータと、このロータの摩擦面と軸
    方向の空隙gを介して対向しかつ前記回転部材に少なく
    とも回転方向に固定されるアマチュアと、前記ロータの
    内側にあって前記回転軸に回転可能に配置されかつ励磁
    コイルが巻装されるボビンと、このボビンを前記ロータ
    内に保持するために前記回転軸の端面にてかつ磁気回路
    を構成し外周に突設される凸部と、この凸部の外周面と
    前記ロータの開口部の内周面との間にそれぞれ間隙を設
    けて前記凸部と相対回転可能に挿入配置されて前記ボビ
    ンの回転を阻止する磁性材のヨークとを備えたことを特
    徴とする電磁連結装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のヨークを筒状とし、ボビンの
    外周を囲むようにしてかつボビンに固定し、ロータの内
    と回転軸の凸部の間に配置したことを特徴とする電磁
    連結装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のヨークに径方向に伸びた皿状
    部を設け、この皿状部を回転軸の凸部とボビンとの間に
    挿入してかつボビン固定支持して前記凸部との間に空
    隙を設けて、摺動を凸部とボビンの間にて行うようにし
    たことを特徴とする電磁連結装置。
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JPH06341466A JPH06341466A (ja) 1994-12-13
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