JP2923392B2 - Rds受信機 - Google Patents
Rds受信機Info
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Description
受信の方法に関し、とくに、交通情報割込み許可モード
中に、希望しない交通情報が割込みを行ってきた場合の
合理的な対応方法に関する。
たラジオチューナによって交通情報を容易に入手できる
ことに加えて、CDプレーヤ、あるいはカセットテープ
デッキ等で音楽ソースを快適に楽しむ機能が要求されて
いる。前記の交通情報に関しては、ヨーロッパ放送連合
によりRDS(ラジオデータシステム)が提案され、実
用化されており、このRDSは、FMラジオ放送にデジ
タルの各種のデータを重畳する方式であり、メッセージ
としては現在受信されているFM放送の (1) プログラム識別コード(PIコード) (2) 放送局名(PS) (3) 同一番組放送中の放送局周波数リスト(AF) (4) 番組内容識別コード(PTY) (5) 放送状態識別コード(DI) (6) 音楽/会話識別コード(M/Sコード) 及び (7) 交通情報放送局の識別コード(TP) (8) 交通情報放送中の識別コード(TA) 等がある。
放送に関するメッセージや交通情報が多重に送信されて
いるため、今までにない格別の選局動作や交通情報受信
動作が可能となる。例えば、交通情報受信スイッチをオ
ンして、交通情報を放送する放送局を受信し(TP=
1)、FM放送を聞いている場合(TA=0)であって
も、該FM放送に重畳して送られて来るTAデータに基
づいて交通情報放送中であることを識別し(TA=
1)、自動的に現在聴いているFM放送を中断して交通
情報を受信することができる。また、CDプレーヤ、あ
るいはカセットテープデッキ等を使用し演奏中であって
も、交通情報受信割込み許可スイッチをオン(T.IN
FOモードオン)して交通情報受信割込み許可モードに
しておけば、交通情報が放送中であることをTAデータ
に基づいて識別された場合(TA=1)には、テープデ
ッキあるいはCDプレーヤをポーズ状態とし、FM受信
モードに一時切り換え、ラジオ受信の音量アップを行っ
て交通情報を聴取でき、交通情報の放送終了(TA=
0)に伴い、テーププレーヤあるいはCDプレーヤを作
動させるとともに音量のダウンを行い元の状態に復元す
ることができる。そして、この交通情報受信割込みの解
除は、交通情報終了すなわちTA=0の場合か、あるい
は、交通情報受信割込み禁止(T.INFOモードオ
フ)で実行することができる。
信割込みは非常に便利かつ実用的なものであるが、時に
より特に必要のない交通情報受信割込みがあったり、あ
るいはCD、テープ等を熱中して聞いている時の交通情
報受信割込みについては、この交通情報を中止したい場
合も有り得る。かかる場合における従来の対応方法とし
ては交通情報受信割込みを禁止しなければならない。す
なわち、交通情報受信割込み許可スイッチをオフにして
受信を中止した上で、CDあるいはテープの再生を再開
させる必要があった。
情報受信割込み許可スイッチを操作して交通情報受信割
込み許可モードとしないと、その後の交通情報受信がで
きなくなる。これは非常に面倒なことで、ともするとそ
の操作を忘れてしまい、必要な交通情報受信ができなか
ったり、あるいは、聞きたくない交通情報の途中で交通
情報受信割込みを許可すると聞きたくないにもかかわら
ず交通情報受信割込みが発生してしまうことがあった。
この場合には再度交通情報受信割込みを禁止しなければ
ならない。これらの問題は解決を必要とする課題であ
る。
れば、FM放送に重畳されて送られてくるRDSデータ
を復調して所定の動作を行うRDS受信機の交通情報受
信方法において、交通情報割込み許可モード中に不要の
交通情報が放送され受信された場合、この交通情報のみ
を受信割込み不許可とし、割込み前の状態に戻す手段を
備えることによって達成される。
報受信割込み許可モードにおいて交通情報が割込み受信
された場合には記録媒体の演奏をポーズ状態とし、該交
通情報を受信可能とするとともに、該交通情報受信中に
第2の操作手段の操作により前記交通情報受信割込み許
可モードを維持したまま前記ポーズ状態を解除して前記
交通情報の割込み前の状態に戻すようにしたので、演奏
中に交通情報が割込んできても簡単な操作でスキップす
ることができ、演奏を引き続き連続的に楽しむことがで
きる。しかも、交通情報を割込み受信により常時入手で
きる交通情報受信割込み許可モードに設定されたままの
ため、自動車のドライバーは重要な交通情報を聞き漏ら
すことがない。
構成図である。1はアンテナ、2はフロントエンドであ
り、後述するPLL回路から出力される電圧信号に基づ
いて所定の放送局に同調して中間周波数信号を発生す
る。3は中間周波増幅器であり、フロントエンド2によ
り変換された中間周波数信号を増幅する。4はステレオ
復調回路(MPX)であり、中間周波増幅器3から入力
される中間周波数信号をステレオ信号に復調する。5は
ミュート回路、6は増幅器、7はスピーカであり増幅器
6により駆動されて音声を出力する。
PF)であり、RDSデータに基づいて振幅変調された
57kHzの副搬送波を通過させる。9はRDSデコー
ダ・クロック再生回路であり、バンドパスフィルタ8の
出力よりRDSデータを復調するとともにクロックを再
生する。10はグループ同期・誤り検出/訂正回路であ
り、RDSデコーダ・クロック再生回路9により復調さ
れたRDSデータの誤りを、グループ毎に同期を取りな
がら検出し、その誤りを訂正する。11はシグナルメー
タであり、中間周波増幅器3から出力される中間周波数
信号の信号強度を監視することにより受信局の受信レベ
ル(受信電界強度)を検出する。12はステーションデ
ィテクタであり、受信信号の周波数偏移△f(帯域幅)
の範囲内にあって、かつ、信号強度が設定レベル以上の
時、受信局が存在する(局あり)と判定するものであ
る。
ステーションディテクト信号SD等に基づいて自動追従
処理や交通情報受信処理を行うマイコン構造のコントロ
ーラ、14は操作部、15は表示部、16はコントロー
ラ13から入力された受信周波数データFDTに応じた
電圧信号をフロントエンド2に入力して所定の放送局に
同調させるPLL回路である。操作部14には、交通情
報を自動的に受信可能とするための交通情報受信キー1
4a及び受信機が別の動作を行っていてもこれに交通情
報を割込ませる交通情報受信割込み許可モードにするキ
ー(T.INFOキー)14bが設けられている。尚、
このほかに、オーディオ機器としてCDプレーヤあるい
はテープデッキ等が設けられ、前記コントローラ13に
よってその動作を制御されるが、図示を省略する。
の動作を説明する。いま、RDS受信機は動作状態にあ
り、そのコントローラ13に連なる操作部14の交通情
報受信キー14aはオンされていて交通情報受信モード
にあるものとする。かかる状態においてコントローラ1
3は現在の受信中のFM放送に含まれるTPデータの有
無を参照して交通情報放送局を監視する。さらにコント
ローラ13はそれに連なる操作部14の交通情報受信割
込み許可キー14bのオン/オフを常に監視していて
(ステップ101)、交通情報受信割込み許可キー
(T.INFOキー)14bが操作されて交通情報受信
割込みモードになると、コントローラ13は放送局から
TAデータが送られているかを監視し(ステップ10
2)、TAデータを検出した場合には現在CDプレーヤ
かテープデッキが演奏されているかをチェックし(ステ
ップ103)、演奏されていればこれをポーズ状態にす
る(ステップ104)。演奏中でない場合及び前記ステ
ップ104が終了すれば、自動的に該放送局からの交通
情報受信割込みを許しこれを受信する(ステップ10
5)。
心のないものであったり、あるいは、先に演奏されてい
たCD、テープまたはFM放送の内容の方が継続の必要
度の大きい場合には、交通情報受信割込み許可キー
(T.INFOキー)14bを、例えば2秒以内の短時
間だけ操作する。この状態を前記コントローラ13が監
視し(ステップ106)、前記のように2秒以下の短時
間であれば交通情報受信割込み許可を一時停止し、(ス
テップ107)、CD演奏等に戻す(ステップ10
8)。前記時間が例えば、2秒以上であればステップ1
01の交通情報受信割込み許可キー(T.INFOキ
ー)14bのオン/オフ監視状態に戻る。
いは、テープデッキ演奏中を例としたが、FM放送受信
中であっても同様の作用がえられることは明らかであ
る。
トであって、RDS受信機が交通情報受信キー14aを
オンされて動作中に、交通情報受信割込み許可キー
(T.INFOキー)14bが操作され、そのオン時間
が時点Aのように2秒以上であれば交通情報受信割込み
許可(T.INFO)モードとなり、その状態において
CDプレーヤを演奏モードであるとし、かつ、交通情報
送信局(TP=1)受信中に、時点Bで交通情報が放送
(TA=1)されると、CDプレーヤはポーズ状態とな
り、モードはCDからラジオの交通情報に切り替わる。
しかし、この情報が聞きたくない不要のものであれば時
点Cで交通情報受信割込み許可キー(T.INFOキ
ー)14bを2秒以内の短時間操作することにより、交
通情報は放送中であっても、再びCDモードにもどって
CDプレーヤのポーズ状態は解除されて、その再生を続
けることができる。
操作手段の操作により設定された交通情報受信割込み許
可モードにおいて交通情報が割込み受信された場合には
記録媒体の演奏をポーズ状態とし、該交通情報を受信可
能とするとともに、該交通情報受信中に第2の操作手段
の操作により前記交通情報受信割込み許可モードを維持
したまま前記ポーズ状態を解除して前記交通情報の割込
み前の状態に戻すようにしたので、例えば光ディスクな
どの記録媒体からお気に入りの音楽を再生中に交通情報
が割り込んできても簡単な操作でスキップすることがで
きるため、再生中のお気に入りの音楽を引き続き連続的
に楽しむことができる。しかも、交通情報受信割込み許
可モードは設定されたままのため、次の交通情報の受信
は可能であり、重要な交通情報を聞き漏らすこともな
く、自動車のドライバーにとって非常に快適なドライビ
ングを行うことができるという大きな効果を奏する。
る。
る。
る。
ードキー) 15 表示部 16 PLL回路
Claims (1)
- 【請求項1】 FM放送波に重畳されて送られてくるR
DSデータを復調して所定の動作を行うRDS受信機に
おいて、 記録媒体の演奏中に前記RDSデータに含まれる交通情
報放送中の識別コードを受信すると、交通情報の割込み
受信をさせる交通情報受信割込み許可モードを設定する
第1の操作手段と、 前記交通情報割込み状態を割り込み前の状態に戻す第2
の操作手段と、 前記第1の操作手段の操作により設定された交通情報受
信割込み許可モードにおいて交通情報が割込み受信され
た場合には記録媒体の演奏をポーズ状態とし、該交通情
報を受信可能とするとともに、該交通情報受信中に第2
の操作手段の操作により前記交通情報受信割込み許可モ
ードを維持したまま前記ポーズ状態を解除して前記交通
情報の割込み前の状態に戻す制御手段とを備えたことを
特徴とするRDS受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17479892A JP2923392B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | Rds受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17479892A JP2923392B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | Rds受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05344012A JPH05344012A (ja) | 1993-12-24 |
JP2923392B2 true JP2923392B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=15984856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17479892A Expired - Fee Related JP2923392B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | Rds受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2923392B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP17479892A patent/JP2923392B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05344012A (ja) | 1993-12-24 |
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