JP2921655B2 - 多次元画像圧縮伸張装置 - Google Patents

多次元画像圧縮伸張装置

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JP2921655B2
JP2921655B2 JP16266295A JP16266295A JP2921655B2 JP 2921655 B2 JP2921655 B2 JP 2921655B2 JP 16266295 A JP16266295 A JP 16266295A JP 16266295 A JP16266295 A JP 16266295A JP 2921655 B2 JP2921655 B2 JP 2921655B2
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芳子 穂積
恭一 清水
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像の輝度情報を圧縮
伸張する多次元画像圧縮伸張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多次元画像圧縮伸張装置は、本出
願人が特開平6−231235号公報で開示したよう
に、画像の2次元空間輝度情報を表す輝度関数を記憶す
る画像メモリと、輝度関数から輝度等高線を生成して輝
度等高線の特徴点を抽出する等高線トレーサと、特徴点
の輝度値と位置情報を圧縮画像データとして符号化して
出力する符号化送出回路とを備えた多次元画像圧縮手段
と、符号化された前記圧縮画像データを受信して復号す
る受信復号回路と、受信した輝度等高線の特徴点情報か
ら圧縮前の輝度関数を再生する輝度関数再生装置とを備
えた多次元画像伸張手段と、から構成されている。
【0003】また特開平6−231235号公報には、
画像を縦横の2次元空間と、時間を含む3次元空間より
成る画像情報として捕らえ、3次元空間の輝度関数から
特徴点情報を抽出して符号化した圧縮画像データを送出
し、送出された圧縮画像データから圧縮前の3次元空間
の輝度関数を再生する多次元画像圧縮伸張装置について
言及されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多次元画像圧縮
伸張装置は、画像の輝度関数の特徴点数が多発した場
合、画像の輝度関数の圧縮、伸張時の信号処理時間が増
して圧縮、伸張処理が所定時間内に終了しない現象が生
じる課題がある。
【0005】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、その目的は画像情報の圧縮、伸張処
理を行うにあたって重要度の低い特徴点の抽出を制限し
て圧縮率を向上させ,圧縮、伸張時の信号処理時間が所
定時間内に終了するよう制御する制御手段を備えた多次
元画像圧縮伸張装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に係る多次元画像圧縮伸張装置は、適応輝度等
高群を生成するための適応輝度等高群生成手段を備えた
ことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る多次元画像圧縮伸張
装置は、適応輝度等高群生成手段に、輝度等高群中に含
まれる画素数を計数する等輝度画素数計数手段と、輝度
等高群から抽出される特徴点数を計数する特徴点数計数
手段と、適応制御を行うため圧縮指標値を算出する演算
手段を有する適応輝度値制御手段と、を備えたことを特
徴とする
【0008】さらに、請求項3に係る多次元画像圧縮伸
張装置は、多次元画像圧縮手段に、孤立画素除去手段を
備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項4に係る多次元画像圧縮伸張
装置は、適応輝度等高群生成手段に、輝度関数の2次元
空間内での分布、および時間を含む3次元空間内での分
布を解析する輝度値解析手段を備えたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】請求項1に係る多次元画像圧縮伸張装置は、適
応輝度等高群を生成する適応輝度等高群生成手段を備え
たので、必要度の低い特徴点の抽出を制限して圧縮率を
向上させることができる。
【0011】また、請求項2に係る多次元画像圧縮伸張
装置は、適応輝度等高群生成手段に、輝度等高群中に含
まれる画素数を計数する等輝度画素数計数手段と、輝度
等高群から抽出される特徴点数を計数する特徴点数計数
手段と、適応制御を行うため圧縮指標値を算出する演算
手段を有する適応輝度値制御手段とを備えたので、生成
した輝度等高群の圧縮指標値の高い順に優先順位化を行
なうことができる。
【0012】さらに、請求項3に係る多次元画像圧縮伸
張装置は、多次元画像圧縮手段に、孤立画素除去手段を
備えたので、ノイズによる特徴点の発生を軽減すること
ができる。
【0013】また、請求項4に係る多次元画像圧縮伸張
装置は、適応輝度等高群生成手段に、輝度関数の分布を
解析する輝度値解析手段を備えたので、輝度等高群を生
成するための輝度値の設定範囲、設定数、設定値を決め
ることができる。
【0014】
【実施例】以下に、この発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。図1はこの発明に係る多次元画像圧縮伸
張装置の全体構成概略図である。図1において、多次元
画像圧縮伸張装置1は、多次元画像圧縮手段2と、多次
元画像伸張手段3から成る。
【0015】多次元画像圧縮手段2は、ADC10と、
孤立画素除去手段16と、画像情報記憶手段11と、適
応輝度等高群生成手段12と、輝度等高特徴点抽出手段
13と、画像データ記憶手段14と、符号化手段15
と、から構成されている。
【0016】ADC10は、アナログ画像情報VINをデ
ジタル画像情報VDに変換し、その出力VDを孤立画素除
去手段16に送出する。孤立画素除去手段16は、画像
情報VDの水平、垂直軸で構成される2次元平面画像か
ら隣接する総ての画素の輝度値と等しくない画素をノイ
ズと見なし,その画素の輝度値を隣接する画素の輝度値
から演算して求めた補間値で置換した孤立画素補間画像
情報VBを画像情報記憶手段11と、適応輝度等高群生
成手段12に送出する。
【0017】画像情報記憶手段11は、孤立画素補間画
像情報VBを記憶し、読み出し出力VMBを輝度等高特徴
点抽出手段13と、画像データ記憶手段14に送出す
る。
【0018】適応輝度等高群生成手段12は、孤立画素
補間画像情報VBの輝度値の分布を解析して画像の圧
縮、伸張で有効な輝度等高特徴点を抽出するための輝度
値BGを輝度等高特徴点抽出手段13と、画像データ記
憶手段14に送出する。
【0019】画像の輝度関数から輝度等高線を生成する
ための輝度値は、任意に設定することができるが、伸張
側で輝度等高線を再現するために有効でない情報は、圧
縮側で輝度等高線として生成しないことが望ましい。
【0020】図2は適応輝度等高群生成手段の動作原理
の模式説明図である。図2は、2次元画像平面[水平方
向(H)、垂直方向(V)]に分布する輝度関数の断面
を、縦軸B(輝度)、横軸(H、またはV)で示す。
【0021】例えば、図2に示す輝度関数は、輝度値B
10を中心とした微小な輝度変化があり、確率的には伸
張側で輝度等高線を再現するための重要な輝度変化を持
っているとは言えないが、輝度値B10で輝度等高線を
生成したとすると、輝度値B10との交差点が多数あ
り、従って多数の輝度等高線を生成することになり、伝
送情報量が増加する結果となる。
【0022】情報圧縮の観点からは、図2に示す輝度関
数のうち、ほぼ一定の輝度を中心に微小変化を示してい
る部分は、これを上回る特定の輝度値(例えば図中B1
1)と、下回る輝度値(例えば図中B9)との間にある
ことのみ示されれば充分である。
【0023】そこで、輝度値B10を設定した際、輝度
関数との交差点数を計数し、次に、この輝度値を若干、
上下に可変させることによって、より少ない計数値が得
られるように適応制御することにより、例えば、図中B
11の輝度値のように交差点数の減少した輝度等高線生
成のための輝度値を選ぶことができる。
【0024】これにより、再生輝度関数の画像内容上、
重要な輝度変化は伝送対象とし、重要度の低い輝度変化
にかかわる輝度等高線の発生を抑え、伝送情報量を減少
させることで、圧縮率の一層の向上を図ることができ
る。
【0025】輝度等高特徴点抽出手段13は、適応輝度
等高群生成手段12の出力BGと、画像情報記憶手段1
1の出力VMBから輝度等高特徴点を抽出して抽出フラッ
グRJを適応輝度等高群生成手段12と、画像データ記
憶手段14に送出する。
【0026】画像データ記憶手段14は、輝度等高特徴
点の抽出フラグRJに基づいて輝度等高特徴点の輝度値
Gと、その位置情報群ARを記憶し、記憶した輝度等高
特徴点の輝度値BGと、その位置情報群ARを読み出して
符号化手段15に送出する。
【0027】符号化手段15は、輝度等高特徴点の輝度
値BGと、その位置情報群ARを符号化して所定の伝送速
度で符号化圧縮画像データDCCを出力する。
【0028】多次元画像伸張手段3は、受信復号手段3
0と、画像データ記憶手段31と、属性領域探索手段3
2と、輝度等高群再生手段33と、属性領域内輝度値補
間再生手段34と、再生画像情報記憶手段35と、DA
C36と、駆動手段37と、から構成される。
【0029】受信復号手段30は、符号化圧縮画像デー
タDCCを取り込んで輝度等高特徴点の輝度値BGと、そ
の位置情報群ARを復号して輝度値BGと、その位置情報
群ARを画像データ記憶手段31に送出する。
【0030】輝度等高群再生手段33は、画像データ記
憶手段31に記憶された輝度等高特徴点の輝度値B
Gと、その位置情報群ARから輝度等高群BEを再生する
とともに再生画像情報記憶手段35に対する相対位置情
報を発生し、その相対位置情報を輝度等高群BEの書き
込みアドレスとして輝度等高群BEを再生画像情報記憶
手段35に記憶させる。
【0031】属性領域探索手段32は、輝度等高群再生
手段33で再生した輝度等高群BE以外の画素情報を記
憶手段31に記憶された輝度等高特徴点の輝度値B
Gと、その位置情報群ARから補間再生するための属性領
域を探索し、その属性領域を示す属性領域情報APを発
生して画像データ記憶手段31に記憶させる。
【0032】属性領域内輝度値補間再生手段34は、画
像データ記憶手段31から属性領域情報APを読み出し
て属性領域情報APに基づいて画像データ記憶手段31
から輝度等高特徴点の輝度値BGを読み出し、補間演算
を行って属性領域内の画素の輝度値BCを補間再生する
とともに再生画像情報記憶手段35に対する相対位置情
報を発生し、その相対位置情報を補間再生輝度値BC
書き込みアドレスとして補間再生輝度値BCを再生画像
情報記憶手段35に記憶させる。
【0033】再生画像情報記憶手段35は、輝度等高特
徴点の輝度値BGと、補間再生輝度等高群BEと、補間再
生輝度値BCを記憶して所定の形式で読み出してその読
み出し出力VB´をDAC36に送出する。
【0034】DAC36は、再生画像情報記憶手段35
のデジタル信号出力VB´をアナログ信号VAに変換して
そのアナログ信号VAを駆動手段37に送出する。駆動
手段37は、アナログ信号VAを所定のレベルにしてV
OUTを出力する。
【0035】図3はこの発明に係る多次元画像圧縮伸張
装置の多次元画像圧縮手段の要部ブロック構成図であ
る。図3に示す多次元画像圧縮手段2の孤立画素除去手
段16と、適応輝度等高群生成手段12と、輝度等高特
徴点抽出手段13と、画像データ記憶手段14の動作を
述べる。
【0036】図4は、孤立画素除去手段16の要部ブロ
ック構成図であり、図5は、孤立画素除去手段16の動
作説明のための模式説明図である。
【0037】孤立画素除去手段16は、画像情報記憶手
段17と、書き込みアドレス発生手段17Wと、読み出
しアドレス発生手段17Rと、隣接画素輝度値比較手段
18と、孤立画素判定手段19と、孤立画素輝度値補間
手段20と、から構成される。
【0038】画像情報記憶手段17は、図3に示す画像
情報源4からのアナログ画像情報VINをADC10でデ
ジタルに変換したデジタル画像情報VDの4ライン分の
画像情報を書き込みアドレス発生手段17Wの書き込み
アドレスAW1に従って記憶する。
【0039】隣接画素輝度値比較手段18は、読み出し
アドレス発生手段17Rから発生される読み出しアドレ
スAR1で画像情報記憶手段17から図5に示すフレーム
画像F1の画素P22の輝度値と、その隣接画素(P11
12、P13、P21、P23、P31、P32、P33)の輝度値
DAを読み出し、画素P22の輝度値とその隣接画素の輝
度値VDAを比較して比較結果CMを孤立画素判定手段1
9に送出する。
【0040】孤立画素判定手段19は、隣接画素輝度値
比較手段18の比較結果CMから画素P22が孤立画素で
あるか、または孤立画素でないかを判定してその判定結
果JCを孤立画素輝度値補間手段20に送出する。
【0041】隣接画素輝度値比較手段18の比較結果C
Mが画素P22の輝度値と等しい輝度値の隣接画素が在る
ことを示す場合、孤立画素判定手段19は、画素P22
孤立画素でないと判定する。
【0042】画素P22が孤立画素でない場合は、次のス
テップとして、画素P22の水平方向右の画素P23の輝度
値とその隣接画素(P12、P13、P14、P22、P24、P
32、P33、P34)の輝度値VDAを読み出し、画素P23
輝度値とその隣接画素の輝度値VDAを比較して画素P23
が孤立画素であるか、ないかを判定してその判定結果J
Cを孤立画素輝度値補間手段20に送出する。以下、同
様の処理をフレーム画像F1の全画素に亘って行う。
【0043】隣接画素輝度値比較手段18の比較結果C
Mが画素P22の輝度値と等しい輝度値の隣接画素が無い
ことを示す場合、孤立画素判定手段19は、画素P22
孤立画素と判定してその判定結果JCを孤立画素輝度値
補間手段20に送出する。
【0044】孤立画素除去手段16は、孤立画素と判定
された画素P22を補間するための一連の動作を以下に述
べる。
【0045】孤立画素輝度値補間手段20は、最初に垂
直方向(V)の隣接画素での補間動作を行なうための制
御信号C1を読み出しアドレス発生手段17Rに送出
し、読み出しアドレス発生手段17Rは制御信号C1
基づき読み出しアドレスAR1を発生して画像情報記憶手
段17から孤立画素P22の垂直方向(V)の隣接画素P
12とP32の輝度値を読み出して隣接画素輝度値比較手段
18に送出する。
【0046】隣接画素輝度値比較手段18は、画素P22
の隣接画素P12とP32の輝度値を比較して比較結果CM
を孤立画素判定手段19に送出する。隣接画素輝度値比
較手段18の比較結果CMが等しいことを示した場合、
孤立画素判定手段19は、孤立画素P22の輝度値を垂直
方向(V)の隣接画素P12とP32の輝度値で補間可能と
判定してその判定結果JCを孤立画素輝度値補間手段2
0に送出する。
【0047】判定結果JCを受けた孤立画素輝度値補間
手段20は、孤立画素P22の輝度値を垂直方向(V)の
隣接画素P12またはP32の輝度値で補間した補間値VDC
を画像情報記憶手段17に送出し、また制御信号C1
書き込みアドレス発生手段17Wに送出する。
【0048】書き込みアドレス発生手段17Wは、制御
信号C1に基づいて孤立画素P22の輝度値が画像情報記
憶手段17に記憶されているアドレスを発生してそのア
ドレスAW1に、補間値VDCを書き込み、孤立画素P22
垂直方向(V)の隣接画素での補間動作を終了する。
【0049】隣接画素輝度値比較手段18での孤立画素
22の垂直方向(V)の隣接画素P12とP32の輝度値の
比較結果CMが等しくないことを示した場合は、次に斜
方向の隣接画素での補間動作を行なうために、画像情報
記憶手段17から孤立画素P22の斜方向の隣接画素P11
とP33の輝度値、または斜方向の隣接画素P13とP31
輝度値を読み出して隣接画素輝度値比較手段18で比較
してその比較結果CMを孤立画素判定手段19に送出す
る。
【0050】隣接画素輝度値比較手段18の比較結果C
Mが等しいことを示した場合、孤立画素判定手段19
と、孤立画素輝度値補間手段20と、書き込みアドレス
発生手段17Wとによって画像情報記憶手段17に記憶
されている孤立画素P22の輝度値を、孤立画素P22の斜
方向の隣接画素の輝度値で補間した補間値VDCで置換
し、孤立画素P22の斜方向の隣接画素での補間動作を終
了する。
【0051】隣接画素輝度値比較手段18での孤立画素
22の斜方向の隣接画素の輝度値の比較結果CMが等し
くないことを示した場合は、次に水平方向(H)の隣接
画素での補間動作を行なうために、画像情報記憶手段1
7から孤立画素P22の水平方向(H)の隣接画素P21
23の輝度値を読み出して隣接画素輝度値比較手段18
で比較してその比較結果CMを孤立画素判定手段19に
送出する。
【0052】隣接画素輝度値比較手段18の比較結果C
Mが等しいことを示した場合、孤立画素判定手段19
と、孤立画素輝度値補間手段20と、書き込みアドレス
発生手段17Wとによって画像情報記憶手段17に記憶
されている孤立画素P22の輝度値を、孤立画素P22の水
平方向(H)の隣接画素の輝度値で補間した補間値VDC
で置換し、孤立画素P22の水平方向(H)の隣接画素で
の補間動作を終了する。
【0053】隣接画素輝度値比較手段18での孤立画素
22の水平方向(H)の隣接画素の輝度値の比較結果C
Mが等しくないことを示した場合は、自然画像の垂直、
水平画素間の相関が強い性質に着目し、画素P22の垂直
方向(V)下の画素P32の輝度値、または画素P22の水
平方向(H)右の画素P24が孤立画素であるか否かを判
定してその判定結果に基づいて孤立画素P22の処理を行
なう。
【0054】最初に画素P22の垂直方向(V)下の画素
32の輝度値とその隣接画素(P21、P22、P23
31、P33、P41、P42、P43)の輝度値VDAを読み出
し、画素P32の輝度値とその隣接画素の輝度値VDAを比
較して画素P32が孤立画素であるか否かを判定するため
画素P22で行った処理と同様の処理をする。
【0055】この処理結果から画素P32が孤立画素と判
定され、かつ画素P32の垂直方向(V)の隣接画素P22
とP42の輝度値の比較結果CMが等しいことを示した場
合は、画素P22は孤立画素ではないと判定して画素P32
の輝度値を画素P22の輝度値で置換し、画素P22の補間
動作を終了する。
【0056】画素P32の処理結果から画素P32の輝度値
と画素P32の垂直方向(V)の隣接画素P42の輝度値の
比較結果CMが等しいことを示した場合は孤立画素P22
の輝度値を画素P32の輝度値で置換し、画素P22の補間
動作を終了する。
【0057】画素P32の処理結果から画素P32が孤立画
素と判定され、かつ画素P32の垂直方向(V)の隣接画
素P22とP42の輝度値の比較結果CMが等しくないこと
を示した場合、または画素P32の輝度値と画素P32の垂
直方向(V)の隣接画素P42の輝度値の比較結果CM
等しくないことを示した場合は、画素P22の水平方向
(H)右の画素P23の輝度値とその隣接画素(P12、P
13、P14、P22、P24、P32、P33、P34)の輝度値V
DAを読み出し、画素P23の輝度値とその隣接画素の輝度
値VDAを比較して画素P23が孤立画素であるか否かを判
定するため画素P22で行った処理と同様の処理をする。
【0058】この処理結果から画素P23が孤立画素と判
定され、かつ画素P23の水平方向(H)の隣接画素P22
の輝度値と画素P24の輝度値の比較結果CMが等しいこ
とを示した場合は、画素P22は孤立画素ではないと判定
して画素P23の輝度値を画素P22の輝度値で置換し、画
素P22の補間動作を終了する。
【0059】画素P23の処理結果から画素P23の輝度値
と画素P23の水平方向(H)の隣接画素P24の輝度値の
比較結果CMが等しいことを示した場合は孤立画素P22
の輝度値を画素P23の輝度値で置換し、画素P22の補間
動作を終了する。
【0060】画素P23の処理結果から画素P23が孤立画
素と判定され、かつ画素P23の水平方向(H)の隣接画
素P22とP24の輝度値の比較結果CMが等しくないこと
を示した場合、または画素P23の輝度値と画素P23の水
平方向(H)の隣接画素P24の輝度値の比較結果CM
等しくないことを示した場合は、画素P22の輝度値を、
その隣接画素(P11、P12、P13、P21、P23、P31
32、P33)の輝度値VDAの相加平均値で置換し、画素
22の補間動作を終了する。
【0061】孤立画素除去手段16は、画像情報源から
のデジタル画像情報VDから孤立画素を判定して補間し
たデジタル画像情報VBを画像情報記憶手段11に送出
し、デジタル画像情報VBは、画像情報記憶手段11の
書き込みアドレス発生手段11Wによって発生される書
き込みアドレスAWに記憶される。また、孤立画素除去
手段16は、デジタル画像情報VBを適応輝度等高群生
成手段12の輝度値分布解析手段12Aに送出する。
【0062】孤立画素除去手段16において、孤立画素
判定で判定対称画素の輝度値とその周囲8個の隣接画素
の輝度値とを比較して等しい輝度値の有無をもって判定
したが、判定するために用いる画素の範囲を広げて画素
間の輝度値の相関を検討して孤立画素の判定、補間を行
なっても良い。
【0063】図3に示す適応輝度等高群生成手段12
は、輝度値分布解析手段12Aと、等輝度画素数計数手
段12Nと、特徴点数計数手段12Mと、適応輝度値制
御手段12Cと、輝度値発生手段12Gとから構成され
る。
【0064】図3に示す輝度等高特徴点抽出手段13
は、輝度値比較手段13Cと、特徴点判定手段13Fと
から構成される。
【0065】図3に示す画像データ記憶手段14は、輝
度等高特徴点アドレス記憶手段14Fと、輝度等高特徴
点輝度値記憶手段14Aとから構成される。
【0066】輝度値分布解析手段12Aは、孤立画素除
去手段16の出力VBの輝度値の分布を解析して輝度値
ごとの画素数を求め、その結果BDAを適応輝度値制御手
段12Cに送出する。
【0067】適応輝度値制御手段12Cは、輝度値分布
解析手段12Aの解析結果BDAに基づき、有効な画像輝
度値の最高値と最低値から輝度等高群生成のための輝度
値の最高値と最低値を決定し、また輝度値に対する画素
数の分布から輝度等高群生成のための輝度値と数、およ
び輝度等高群の生成順序等を決定し、画像情報の圧縮、
伸張において有効な輝度等高群生成のための輝度値群を
発生させるための制御出力BDAを輝度値発生手段12G
に送出する。
【0068】また、適応輝度値制御手段12Cは、等輝
度画素数計数手段12Nから得られる等輝度画素数PN
と、特徴点数計数手段12Mから得られる特徴点数FM
とから圧縮指標(CF=PN/FM)を算出し、輝度値に
対する画素数の分布から決定した輝度等高群生成のため
の輝度値を中心に予め設定した範囲内でこの輝度値を可
変し、この圧縮指標CFを最大にする輝度値を選択する
ため輝度値発生手段12Gを適応制御をする。
【0069】輝度等高特徴点抽出手段13の輝度値比較
手段13Cは、輝度値発生手段12Gの出力BGと、画
像情報記憶手段11から読み出しアドレス発生手段11
Rによって読み出される画像情報の輝度値VMBとを比較
して等しい場合、出力RCMを等輝度画素数計数手段12
Nと、特徴点判定手段13Fとに送出する。
【0070】特徴点判定手段13Fは、輝度等高特徴点
抽出手段13からの出力RCMを受けて輝度値発生手段1
2Gの出力BGと等しい画像情報の輝度値VMBの読み出
しアドレス群を取り込み、この取り込んだアドレス群か
ら特徴点の判定を行ない、特徴点と判定した場合は輝度
等高特徴点抽出フラッグRJを特徴点数計数手段12M
と、輝度等高特徴点アドレス記憶手段14Fとに送出す
る。
【0071】図6は、輝度等高特徴点抽出手段13の動
作原理の模式説明図である。輝度等高特徴点抽出手段1
3は、P1からP23までの輝度等高群のアドレス群から
形成される輝度等高線、または輝度等高面の曲率を演算
し、その正負の極大点(図6のP6とP18)を輝度等高
群のアドレス群の特徴点と判定する。
【0072】また、輝度等高特徴点抽出手段13は、図
6に示した特徴点画素P6を始点として輝度等高画素
7、P8,‥と順次、直線で結び、この直線と、この直
線の直角方向の輝度等高画素間距離(Q1−P11)が、
所定の値を越えた輝度等高画素P11を特徴点画素と判定
する。
【0073】次に、図6に示した特徴点画素P11を始点
として輝度等高画素P12、P13,‥と順次、直線で結
び、この直線と、この直線の直角方向の輝度等高画素間
距離が、所定の値を越えた輝度等高画素を特徴点画素と
判定する。
【0074】この様に、輝度等高画素P1から輝度等高
画素P2、P3,‥と順次、直線で結び、特徴点画素
(P1、P11)を抽出する。
【0075】適応輝度等高群生成手段12と、輝度等高
特徴点抽出手段13によって輝度等高群から輝度等高特
徴点を抽出して、輝度等高特徴点の読み出しアドレスA
Rを画像データ記憶手段14の輝度等高特徴点アドレス
記憶手段14Fに記憶し、輝度等高特徴点の輝度値BG
を輝度等高特徴点輝度値記憶手段14Aに記憶する。
【0076】符号化送出手段15は、画像データ記憶手
段14に記憶された画像データを所定の信号形式に従っ
て符号化して送出する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る多
次元画像圧縮伸張装置は、適応輝度等高群を生成する適
応輝度等高群生成手段を備え、必要度の低い特徴点の抽
出を制限して圧縮率を向上させることができるので、画
像処理を容易にすることができる。
【0078】また、この発明に係る多次元画像圧縮伸張
装置は、適応輝度等高群生成手段に、輝度等高群中に含
まれる画素数を計数する等輝度画素数計数手段と、輝度
等高群から抽出される特徴点数を計数する特徴点数計数
手段と、適応制御を行うため圧縮指標値を算出する演算
手段を有する適応輝度値制御手段とを備え、生成した輝
度等高群の圧縮指標値の高い順に優先順位化を行なうこ
とができるので、扱う画像の情報量、および要求される
画質に応じて優先順位化した輝度等高群の選択操作によ
って圧縮率を階層的に制御できる。
【0079】さらに、この発明に係る多次元画像圧縮伸
張装置は、多次元画像圧縮手段に、孤立画素除去手段を
備え、ノイズによる特徴点の発生を軽減することができ
るので、信頼性の高い画像情報の圧縮、伸張処理をする
ことができる。
【0080】また、この発明に係る多次元画像圧縮伸張
装置は、適応輝度等高群生成手段に、輝度関数の分布を
解析する輝度値解析手段を備え、輝度等高群を生成する
ための輝度値の設定範囲、設定数、設定値を決めること
ができるので、圧縮、伸張時の信号処理時間を短くする
ことができ、伝送路や蓄積媒体等を含めた経済的システ
ムを構築することができる。
【0081】よって、経済性、および信頼性に優れた多
次元画像圧縮伸張装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る多次元画像圧縮伸張装置の全体
構成概略図
【図2】この発明に係る適応輝度等高群生成手段の動作
原理の模式説明図
【図3】この発明に係る多次元画像圧縮手段の要部ブロ
ック構成図
【図4】この発明に係る孤立画素除去手段の要部ブロッ
ク構成図
【図5】この発明に係る孤立画素除去手段の動作原理の
模式説明図
【図6】この発明に係る輝度等高特徴点抽出手段の動作
原理の模式説明図
【符号の説明】
1…多次元画像圧縮伸張装置、2…多次元画像圧縮手
段、3…多次元画像伸張手段、4…画像情報源、10…
ADC、11…画像情報記憶手段、11R…読み出しア
ドレス発生手段、11W…書き込みアドレス発生手段,
12…適応輝度等高群生成手段、12A…輝度値分布解
析手段、12C…適応輝度値制御手段、12G…輝度値
発生手段、12M…特徴点数計数手段、12N…等輝度
画素数計数手段、13…輝度等高特徴点抽出手段、13
C…輝度値比較手段、13F…特徴点判定手段、14…
画像データ記憶手段、14A…輝度等高特徴点輝度値記
憶手段、14F…輝度等高特徴点アドレス記憶手段、1
5…符号化手段、16…孤立画素除去手段、17…画像
情報記憶手段、17R…読み出しアドレス発生手段、1
7W…書き込みアドレス発生手段、18…輝度値比較手
段、19…孤立画素判定手段、20…孤立画素輝度値補
間手段、30…受信復号手段、31…画像データ記憶手
段、32…属性領域探索手段、33…輝度等高群再生手
段、34…属性領域内輝度値補間再生手段、35…再生
画像情報記憶手段、36…DAC、37…駆動手段、A
P…属性領域情報、AR…輝度等高特徴点位置情報群、A
R1…読み出しアドレス、AW,AW1…書き込みアドレ
ス、B,B9,B10,B11…輝度値、BC…補間再
生輝度値、BDA…輝度値分布解析手段出力、BG…輝度
等高特徴点輝度値、C1…制御信号、CF…圧縮指標、C
M…隣接画素輝度値比較手段比較結果、DCC…符号化圧
縮画像データ、FM…特徴点数、H…水平方向、JC…孤
立画素判定手段判定結果、PN…等輝度画素数、RCM
輝度値比較手段出力、RJ…輝度等高特徴点抽出フラッ
グ、V…垂直方向、VA…DAD出力、VB…孤立画素補
間画像情報、VB´…再生画像情報記憶手段出力、VD
デジタル画像情報、VDA…隣接画素輝度値、VDC…補間
値、VIN…アナログ画像情報、VMB…画像情報記憶手段
読み出し出力、VOUT…駆動手段出力、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を縦横の2次元空間と、時間を含む
    3次元空間より成る画像情報として捕らえ、前記画像の
    輝度関数から輝度等高群を生成する輝度等高群生成手段
    と、前記輝度等高群から特徴点を抽出する輝度等高特徴
    点抽出手段と、前記特徴点の輝度値と位置情報を圧縮画
    像データとして符号化して出力する符号化手段とを備え
    た多次元画像圧縮手段と、符号化された前記圧縮画像デ
    ータを受信して復号する受信復号手段と、前記輝度等高
    群を再生する輝度等高群補間再生手段と、前記輝度等高
    群以外の未伝送画素情報を補間再生する属性領域内輝度
    値補間再生手段とを備えた多次元画像伸張手段と、から
    なる多次元画像圧縮伸張装置において、 前記輝度等高群生成手段に、適応輝度等高群を生成する
    ために、輝度値と輝度関数との交差点数の計数値を少な
    くするように一定の輝度を中心に輝度値を若干上下に変
    化させる適応制御の機能を持たせた適応輝度等高群生成
    手段を備えたことを特徴とする多次元画像圧縮伸張装
    置。
  2. 【請求項2】 前記適応輝度等高群生成手段に、前記輝
    度等高群中に含まれる画素数を計数する等輝度画素数計
    数手段と、前記輝度等高群から抽出される特徴点数を計
    数する特徴点数計数手段と、適応制御を行うため圧縮指
    標値を算出する演算手段を有する適応輝度値制御手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の多次元画
    像圧縮伸張装置。
  3. 【請求項3】 前記多次元画像圧縮手段に、孤立画素除
    去手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の多次元
    画像圧縮伸張装置。
  4. 【請求項4】 前記適応輝度等高群生成手段に、前記輝
    度関数の2次元空間内での分布、および時間を含む3次
    元空間内での分布を解析する輝度値解析手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の多次元画像圧縮伸張装
    置。
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