JP2001160062A - 画像データ検索装置 - Google Patents

画像データ検索装置

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JP2001160062A
JP2001160062A JP34465099A JP34465099A JP2001160062A JP 2001160062 A JP2001160062 A JP 2001160062A JP 34465099 A JP34465099 A JP 34465099A JP 34465099 A JP34465099 A JP 34465099A JP 2001160062 A JP2001160062 A JP 2001160062A
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JP34465099A
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Toshiyuki Takahashi
利至 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検索時間・画像伝送時間の高速化、および検
索の高精度化を実現することができる画像データ検索装
置を得る。 【解決手段】 画像を符号化する画像符号化手段10
3、符号化データを蓄積する画像蓄積手段106、画像
中の対象物の領域を指定する対象物領域選択手段10
4、画像の属性情報を符号化データと関連付ける属性入
力手段105、キーワードの入力および候補画像の選択
をする検索操作手段108、属性情報と入力されたキー
ワードとマッチングし、キーワードに関連する符号化デ
ータの検索を行うキーワード検索手段107、候補画像
として表示すべき符号化データを抽出するデータ抽出手
段112、抽出された候補画像の符号化データを復号す
る画像復号手段109、復号された候補画像の対象物の
領域を切り出す対象物領域抽出手段110、候補画像を
表示する画像表示手段111を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースに蓄
積されている静止画像データを検索するシステムに係わ
り、特に画像を効率的に蓄積し、検索・伝送処理を高速
かつ高精度に行うことができ、さらに検索時間を事前に
通知することで効率的な検索作業を実現できる画像デー
タ検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の画像データ検索装置を示
すブロック図である。一般に画像データを検索するシス
テムは、図17に示すように画像をデータベースとして
格納するデータベースシステムとそのデータベースを検
索するためのユーザインターフェースである検索制御シ
ステムに分けて考えることができ、両者はネットワーク
を介して接続される場合もあれば、同一の処理系に含ま
れる場合も考えられる。
【0003】まず、データベースシステムは、スキャナ
やディジタルカメラ等で画像を撮影し電子的に扱えるデ
ィジタルデータとして画像を入力する画像入力部10
1、画像蓄積時にそのデータ量を少しでも少なくするた
めに画像データを圧縮する画像符号化部103、検索用
の縮小画像を生成する縮小画像生成部1701、画像の
特徴や属性等をキーボード等から入力して画像と関連付
ける属性入力部105、画像をデータベースとして蓄積
する画像蓄積部106、画像に関連付けられている属性
情報等によりキーワード検索を行うキーワード検索部1
07により構成される。
【0004】一方、検索制御システムは、検索キーワー
ドを入力する等の検索に関する操作をユーザが行う検索
操作部108、圧縮されている画像データを伸張する画
像復号部109、検索された画像を表示する画像表示部
111により構成される。
【0005】動作について説明する。まず、スキャナや
ディジタルカメラにより入力されたディジタル画像デー
タは画像符号化部103でJPEG(Joint Photograph
ic Expert Group)等の符号化方式により圧縮され、符
号化データとして画像蓄積部106に蓄積される。一方
で、検索結果である候補画像の伝送の高速化のために縮
小画像を縮小画像生成部1701で作成し、同縮小画像
も符号化して画像蓄積部106に格納しておく。
【0006】属性入力部105では、ディジタル画像が
取り込まれた日時を自動的に登録するとともに、キーボ
ード等からその画像に撮影されている対象物の特徴、属
性等を入力・登録し、符号化データとの関連付けを行
う。
【0007】検索制御システムでは、例えば撮影日時
や、人(人名)、木、車等の検索したい画像のキーワー
ドを入力する。入力されたキーワードは、データベース
システム内のキーワード検索部107でキーワード検索
が行われ、マッチングした画像の縮小画像の符号化デー
タを検索制御システムに伝送する。
【0008】検索制御システムでは、伝送されてきた候
補画像の符号化データを復号・表示し、その候補画像か
らユーザは目視による二次検索により絞り込みを行い、
再度所望の画像全体を送るよう検索操作部108を介し
てデータベースシステムに要求する。以上のような構成
の検索システムは、例えば特開平7−56942号公報
にその技術が開示されている。
【0009】また、キーワードによる検索ではなく、例
えば特開平10−340272号公報に示されているよ
うに指定された検索対象領域における色情報の特徴を抽
出し、あるテンプレート画像との類似画像を画像処理に
より自動的に検索する方法もある。図18にそのブロッ
ク構成図を示している。ユーザインタフェース部180
1では、画像表示部111に表示されている画像に対し
てマウス等を用いて検索対象領域を指定するとともに、
さらに複数の検索指定領域に対して「AND」や「O
R」処理による検索条件式を設定する。画像検索部18
02ではn×nのブロック内での代表的な色情報を抽出
し、検索条件に従ってテンプレート画像とのマッチング
をとり類似画像を検索するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】先に説明した特開平7
−56942号公報に示すように各蓄積画像に関連付け
られている属性情報に対してキーワード検索を行い、そ
の検索結果である候補画像をネットワークを介して画像
表示部111に表示する系を考えてみた場合、通常検索
対象とする画像は何らかの対象物(オブジェクト)を撮
影しており、背景領域と対象物の二つの領域に分けて考
えることができる。
【0011】画像を検索するということはこの対象物を
検索することに他ならないが、この処理系では検索結果
となる候補画像を画像表示部111に送る際にその縮小
画像を送ることになるため、背景領域という二次検索に
不要な画像情報も伝送していることになり、伝送時間に
無駄があるという問題があった。
【0012】また、検索用の縮小画像を個別に作成して
いるため、時間的に効率的な保存、伝送ができないとい
う課題があるとともに、蓄積容量的にも効率的な保存が
できないという問題があった。
【0013】また、ネットワークで接続されている検索
制御システムから検索の操作を行うユーザは検索結果で
ある候補画像の伝送がいつ終了するか分からないため、
それが終わるまで席を立つことができなく作業効率が非
常に悪くなるという問題もあった。
【0014】また、特開平10−340272号公報に
示されているように、画像検索部1802で色を鍵とし
て画像処理により自動的にテンプレート画像との類似画
像を検索し、その検索結果の画像を画像表示部111に
表示する系を考えてみた場合、画像蓄積部106に必要
な画像符号化部に関する記載がないため、画像を蓄積す
る際に効率的な保存ができないという課題があった。
【0015】また、仮に符号化・復号部を設けるか、ま
たは符号化されたデータが入力されることを前提にして
いた場合でも、画像全体を復号した後にオブジェクト領
域を切り出して検索を行うことになるため、その復号処
理時間によるオーバーヘッドは無視できないものとな
り、検索時間が長くなるという課題があった。
【0016】また、特開平7−56942号公報のよう
に縮小画像を個別に作成しておき、その縮小画像をベー
スに符号化・検索を行うことも考えられるが、先に説明
したように縮小画像を作成するというオーバーヘッドが
生じるため、蓄積容量的にも時間的にも効率的な保存・
伝送ができないという課題があった。
【0017】特に符号化・復号処理を含めた系を考えた
場合、画像表示部111を介してユーザインターフェー
スから検索操作を行うユーザは、検索がいつ終了し、そ
の結果がいつ表示されるか分からないため、それが終わ
るまで席を立つことができなく作業効率が非常に悪くな
るという問題もあった。
【0018】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、検索時間・画像伝送時間の高速
化、および検索の高精度化を実現することができる画像
データ検索装置を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の画像データ検
索装置は、 (1)画像を符号化する画像符号化手段 (2)符号化された符号化データを蓄積する画像蓄積手
段 (3)画像中の対象物の領域を指定する対象物領域選択
手段 (4)画像の属性情報を入力し符号化データと関連付け
る属性入力手段 (5)キーワードの入力および候補画像の選択をする検
索操作手段 (6)属性情報と入力されたキーワードとマッチング
し、キーワードに関連付けられている符号化データの検
索を行うキーワード検索手段 (7)画像蓄積手段に蓄積されている符号化データから
候補画像として表示すべき符号化データを抽出するデー
タ抽出手段 (8)抽出された候補画像の符号化データを復号する画
像復号手段 (9)復号された候補画像の対象物の領域を切り出す対
象物領域抽出手段 (10)候補画像を表示し、また選択された画像を表示
する画像表示手段 を備えている。
【0020】また、 (11)候補画像を抽出する抽出時間を設定する時間設
定手段 (12)抽出時間に基づいて、データ抽出手段が符号化
データを抽出する時間を管理する時間管理手段 をさらに備えている。
【0021】また、この発明の他の画像データ検索装置
は、 (1)画像を符号化する画像符号化手段 (2)符号化された符号化データを蓄積する画像蓄積手
段 (3)画像中の対象物の領域を指定する対象物領域選択
手段 (4)画像蓄積手段に蓄積されている符号化データから
候補画像として表示すべき符号化データを抽出するデー
タ抽出手段 (5)候補画像の符号化データを復号する第1の画像復
号手段 (6)復号された候補画像の対象物の領域を切り出す第
1の対象物領域抽出手段(7)候補画像を表示し、また
選択された画像を表示する画像表示手段 (8)類似画像検索の基となるテンプレート画像の選択
および候補画像の選択をする検索操作手段 (9)画像検索のために画像蓄積手段に蓄積されている
符号化データを一時的に伸張する第2の画像復号手段 (10)画像検索のために復号された画像の対象物の領
域を切り出す第2の対象物領域抽出手段 (11)検索操作手段で指定されたテンプレート画像と
類似する画像を検索する画像検索手段 を備えている。
【0022】また、 (12)画像検索手段における検索時間と第2の画像復
号手段の復号時間の和である1画像当たりの検索総和時
間を設定する時間設定手段 (13)検索総和時間に基づいて、データ抽出手段が符
号化データを抽出する時間を管理する時間管理手段 をさらに備えている。
【0023】また、この発明の他の画像データ検索装置
は、 (1)画像を符号化する画像符号化手段 (2)符号化された符号化データを蓄積する画像蓄積手
段 (3)画像中の対象物の領域を指定する対象物領域選択
手段 (4)画像の属性情報を入力し符号化データと関連付け
る属性入力手段 (5)キーワードの入力および類似画像検索の基となる
テンプレート画像の選択および候補画像の選択をする検
索操作手段 (6)属性情報と入力されたキーワードとマッチング
し、キーワードに関連付けられている符号化データの検
索を行うキーワード検索手段 (7)画像蓄積手段に蓄積されている符号化データから
候補画像として表示すべき符号化データを抽出するデー
タ抽出手段 (8)候補画像の符号化データを復号する第1の画像復
号手段 (9)復号された候補画像の対象物の領域を切り出す第
1の対象物領域抽出手段(10)候補画像を表示し、ま
た選択された画像を表示する画像表示手段 (11)画像検索のために画像蓄積手段に蓄積されてい
る符号化データを一時的に伸張する第2の画像復号手段 (12)画像検索のために復号された画像の対象物の領
域を切り出す第2の対象物領域抽出手段 (13)検索操作手段で指定されたテンプレート画像と
類似する画像を検索する画像検索手段 を備えている。
【0024】また、 (14)画像検索手段における検索時間と第2の画像復
号手段の復号時間の和である1画像当たりの検索総和時
間を設定する時間設定手段 (15)検索総和時間に基づいて、データ抽出手段が符
号化データを抽出する時間を管理する時間管理手段 をさらに備えている。
【0025】また、画像符号化手段は、 (1)符号化データに対してウェーブレット変換を施す
ウェーブレット変換手段 (2)ウェーブレット変換係数の値を離散化する量子化
手段 (3)対象物の領域に付与する優先度を設定する対象物
領域優先度設定手段 (4)対象物の領域に対応するウェーブレット変換係数
を特定する対象物領域マスクを生成する対象物領域マス
ク生成手段 (5)正気対象物領域マスクで示されるウェーブレット
変換係数の量子化値を、正気対象物領域優先度設定手段
により設定された優先度分だけスケールアップする対象
物領域スケールアップ手段 (6)量子化されたウェーブレット変換係数をグループ
化して符号化処理単位とする符号化処理単位構成手段 (7)各符号化処理単位を構成するウェーブレット変換
係数をビットプレーンごとに符号化しエントロピー符号
化データを生成するエントロピー符号化手段 (8)エントロピー符号化データに対して各画像の符号
化に用いられたパラメータを付加する符号化ストリーム
生成手段 を備えている。
【0026】また、データ抽出手段は、画像表示手段に
おいて候補画像として表示すべき最低解像度画像を含む
符号化処理単位または対象物領域を含む符号化処理単位
を、画像蓄積手段に蓄積されている符号化ビットストリ
ームから抽出する。
【0027】また、画像検索手段は、 (1)画像の色差データのヒストグラムを検出するヒス
トグラム検出手段 (2)検出されたヒストグラムから発生頻度の高い色成
分を検出するピーク値検出手段 (3)検索対象画像に多く含まれる色成分がテンプレー
ト画像に多く含まれる色成分に近い色成分であるか否か
を検出する類似色検出手段 (4)類似色検出手段の出力をカウントし検索対象画像
に多く含まれる色成分とテンプレート画像に多く含まれ
る色成分との類似色数を計測する類似色カウント手段 (5)類似色カウント手段の出力である類似色数を閾値
処理することで類似画像であるか否かを判定する類似画
像検出手段を備えている。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の画
像データ検索装置を示すブロック図である。図1におい
て、101はディジタルカメラやスキャナなどによりデ
ィジタル画像として画像を取り込む画像入力部、102
はディジタル化した画像をディスプレイ等に表示する第
1の画像表示部、103はディジタル画像を圧縮しデー
タ量を削減する画像符号化部(画像符号化手段)、10
4は背景領域上にある対象物の領域を指定する対象物領
域選択部であるROI(Region of Interest)選択部
(対象物領域選択手段)である。
【0029】また、105はキーボード等の入力装置か
ら画像の特徴や属性を入力する属性入力部(属性入力手
段)、106は画像符号化部で符号化された画像データ
をハードディスクや光ディスク等といった記憶媒体に格
納する画像蓄積部(画像蓄積手段)、107はキーワー
ドにより所望の画像を検索するキーワード検索部(キー
ワード検索手段)、112は画像蓄積部106に蓄積さ
れている符号化ストリームにおいてどの符号化処理単位
を伝送するかを制御する伝送制御部(システムが一つの
系で実現される場合においては、画像蓄積部106に蓄
積されている符号化データから候補画像として表示すべ
き符号化データを抽出するデータ抽出手段に相当)であ
る。101から107までと112は画像の蓄積・検索
を主な作業とするデータベースシステムを構成してい
る。
【0030】一方、108は検索キーワードを入力した
り表示された候補画像から所望の画像を選択するといっ
た画像検索に関する操作をユーザが行う検索操作部(検
索操作手段)、109は伝送されてくる符号化画像デー
タを伸張する画像復号部(画像復号手段)、110は符
号化画像データのヘッダ等に含まれる画像情報からRO
Iパラメータを抽出しROI領域の切り出しを行う対象
物領域抽出部であるROI抽出部(対象物領域抽出手
段)、111は伸張された画像をディスプレイ等に表示
する第2の画像表示部(画像表示手段)である。108
から111はユーザインタフェースから画像表示までを
担う検索制御システムを構成している。データベースシ
ステムと検索制御システムとは、同一の系で実現される
場合もあるが、本実施の形態ではネットワークを介して
接続されているものとする。同一の系で実現される場合
においては、画像蓄積部106に蓄積されている符号化
ストリームにおいてどの符号化処理単位を伝送するかを
制御する伝送制御部112は、画像蓄積部106に蓄積
されている符号化データから候補画像として表示すべき
符号化データを抽出するデータ抽出手段に相当する。
【0031】次に動作について詳しく説明する。まず、
画像入力部101ではディジタルカメラで撮影する、カ
タログ等の文書をスキャナ等で読み取る、等といった画
像入力操作によりディジタル画像を生成し、その画像は
いったん第1の画像表示部102に表示される。
【0032】ここで、現在表示されている画像に対し
て、ROI選択部104では背景領域上にある対象物
(オブジェクト)の領域をマウス等のポインティングデ
バイスを用いて指定する。以後、このオブジェクトを指
定した注目領域をROI領域と称することとする。
【0033】さらに、属性入力部105では撮影日時を
自動的に記録するとともにキーボード等の入力装置を利
用して、例えば木や人、車等といった当該画像に関する
特徴をテキストで入力することができる。これら撮影日
時、ROI領域、属性等は当該画像の付加情報として登
録され画像と関連付けられる。
【0034】一方、画像符号化部103では図2に示す
構成で符号化が行われる。図2において、201はデジ
タル画像をウェーブレット変換して、そのウェーブレッ
ト変換係数を各サブバンドごとに出力するウェーブレッ
ト変換部、202はウェーブレット変換係数をしきい値
のセットと比較し量子化する量子化部(量子化手段)、
203はウェーブレット変換係数のうち選択されたRO
I領域に対応する部分(ROI変換係数)を特定するR
OIマスクを作成するROIマスク生成部(対象物領域
マスク生成手段)、204は選択されたROI領域に付
与する優先度Sを設定するROI優先度設定部(対象物
領域優先度設定手段)、205は量子化されたウェーブ
レット変換係数のうちROIマスクで示されるROI変
換係数の絶対値を、ROI優先度設定部204で設定さ
れた優先度値S分だけスケールアップするROIスケー
ルアップ部(対象物領域スケールアップ手段)である。
【0035】また、206は量子化されたウェーブレッ
ト変換係数を後段のエントロピー符号化部でエントロピ
ー符号化処理する単位ごとにまとめる符号化処理単位構
成部(符号化処理単位構成手段)、207は各符号化処
理単位を構成する量子化済みのウェーブレット変換係数
をビットプレーンごとに符号化するエントロピー符号化
部(エントロピー符号化手段)、208は画像サイズ、
サブバンド分割レベル数、フィルタ、ROI領域などの
符号化パラメータとともに、各符号化処理単位より生成
された各ビットプレーンのエントロピー符号化データを
結合し1つの符号化ビットストリームを生成する符号化
ストリーム生成部(符号化ストリーム生成手段)であ
る。
【0036】次に動作について説明する。第1の画像表
示部102で表示された画像はウェーブレット変換部2
01に入力されるとL段階のウェーブレット変換を施し
て、そのウェーブレット変換係数を出力する。ウェーブ
レット変換部201は、入力されてくるデジタル画像に
対して例えば、図3(b)に示すように、1段階目で
は、デジタル画像をLL1(縦方向低周波成分、横方向
低周波成分)、HL1(縦方向低周波成分、横方向高周
波成分)、LH1(縦方向高周波成分、横方向低周波成
分)、HH1(縦方向高周波成分、横方向高周波成分)
にサブバンド分割してウェーブレット変換する。2段階
目では、1段階目での最低周波数成分LL1に対して1
段階目と同様なサブバンド分割を施すことでデジタル画
像をLL2、LH2、HL2、HH2、LH1、HL1、HH
1にサブバンド分割してウェーブレット変換する(図3
(c))。3段階目以降も、2段階目と同様に最低周波
数成分LL2に順次サブバンド分割を施すことでデジタ
ル画像をウェーブレット変換し、L段階のウェーブレッ
ト変換が完了するまで繰り返し実行する。
【0037】量子化部202は、ウェーブレット変換部
201がウェーブレット変換係数を出力すると、そのウ
ェーブレット変換係数を有限個のしきい値と比較して量
子化し、量子化されたウェーブレット変換係数の値を出
力する。ウェーブレット変換係数の値が整数値として得
られている場合については、明示的な量子化処理を省略
し、各変換係数値をそのまま量子化結果として出力す
る。
【0038】ROI優先度設定部204は、ROI領域
の画質を他領域に比べてどの程度高く保持して符号化す
るかを指定する優先度値Sを設定し、設定された値Sは
ROIマスクで指定されるROI変換係数のスケールア
ップ処理を行うROIスケールアップ部205、およ
び、符号化データのヘッダ情報に加えるために符号化ス
トリーム生成部208へ送出される。
【0039】ROIマスク生成部203では、ウェーブ
レット変換領域でのROI領域を特定する作業を行う。
最初に原画像領域に対してROI選択部104でROI
領域を指定すると、その情報がROIマスク生成部20
3に入力される。以降の処理は図4を例として説明す
る。図4(b)、(c)に示すように1レベルウェーブ
レット変換されたサブバンドであるLL1,LH1,HL
1,HH1に対し、原画像領域のROI領域に対応するウ
ェーブレット変換係数を特定する。続いて、図4(b)
のLL1バンド内のROI領域を画像領域でのROI領
域と見なして、同領域を再生するために必要な変換係数
を次の分割レベルであるサブバンドLL2,LH2,HL
2,HH2内で特定する。同様な処理を符号化時に設定さ
れた分割レベル数Lに達するまで繰り返し適用した結果
が、注目領域を完全再構成するのに必要不可欠なウェー
ブレット変換係数を指し示す情報となる。これが図4
(a)に示すROIマスクとなる。
【0040】実際に、符号化側で各サブバンドにおける
ROI領域を特定するには、単純にダウンサンプリング
(間引き処理)だけを考慮して特定しても良いが、より
正確に行うには、ウェーブレット変換の関係式を辿って
その領域を特定しなければならない。具体的にはダウン
サンプリングに加えウェーブレットフィルタのフィルタ
範囲(フィルタ長)を考慮して各サブバンドでのROI
領域を導出する。
【0041】ROI領域の形状が複雑な場合は、ウェー
ブレット変換係数の個数と同数の少なくとも1画素1ビ
ットのメモリ上にROI変換係数であるか否かを示すマ
ップを保持する必要がある。注目領域の形状が長方形な
どの多角形の場合、多角形の頂点に対応する変換係数の
うち最も外側にある変換係数の位置を保持することで、
ROI変換係数の判定結果を保持してもよい。
【0042】ROIスケールアップ部205は、量子化
部202がウェーブレット変換係数を量子化すると、R
OIマスクを参照して、ROI変換係数を優先度値S分
だけスケールアップする。すなわち、ROI変換係数の
絶対値をSビットだけ左シフトすることにより、ROI
変換係数をスケールアップする。スケールアップされた
ROI変換係数を含むウェーブレット変換係数は、エン
トロピー符号化部207へ送出され、各符号化処理単位
ごとに最上位ビットプレーンから下位ビットプレーンに
向かってビットプレーンごとにエントロピー符号化が施
される。これらの動きを図5に示す。
【0043】すなわち、網掛けした部分がROI領域の
ウェーブレット変換係数でSビットだけ他の領域に比べ
MSB(Most Significant Bit)側にスケールアップさ
れている。また、スケールアップにより生じた空白部分
についてはウェーブレット係数として0を挿入してお
く。次にMSBから順にビットプレーン符号化すること
によりROI領域の画像が他の領域に比べ早く伝送さ
れ、復号側ではROI領域の画像を他の領域よりも早期
に伝送、または高品質に表示することができる。
【0044】符号化処理単位構成部206は、ROIス
ケールアップ部より出力されたウェーブレット変換係数
を、後段のエントロピー符号化部207でエントロピー
符号化処理する単位ごとにまとめる。各符号化処理単位
は、全てのサブバンドを構成するウェーブレット変換係
数、各サブバンドを構成するウェーブレット変換係数、
あるいは、各サブバンドを小ブロックに分割した各小ブ
ロックを構成するウェーブレット変換係数のいずれを選
んでも良い。なお、エントロピー符号化処理する単位と
して各サブバンドを小ブロックに分割したウェーブレッ
ト変換係数を選択すれば、符号化ビットストリームの区
切りをより細かく制御することが可能になる。
【0045】エントロピー符号化部207は、各符号化
処理単位内の量子化済みウェーブレット変換係数の値
を、最上位ビットプレーンから下位ビットプレーンに向
かって順次ビットプレーンごとにエントロピー符号化処
理を行う。各ウェーブレット変換係数の符号ビット(si
gnビット)の符号化については、各ウェーブレット変換
係数のビットプレーン符号化で最初に有効ビットが符号
化された後で、同変換係数の1つ下位のビットプレーン
が符号化される前に行われる。
【0046】符号化ストリーム生成部208は、画像サ
イズ、サブバンド分割レベル数、フィルタ、ROIパラ
メータなどの符号化パラメータとともに、各符号化処理
単位より生成された各ビットプレーンのエントロピー符
号化データを、どのプレーンの符号化データがどの並び
に埋め込まれているかを特定できるように結合して1つ
の符号化ビットストリームを生成する。各ビットプレー
ンの符号化データを結合する順序としては、符号化再生
画像の Mean Square Error(MSE)を低減する意味で
の重要度の高い順に並べる、もしくは、低解像度を担う
符号化処理単位のビットプレーンの符号化データほど早
い順序で、かつ、各符号化処理単位内での並びは上位ビ
ットプレーンほど早い順序でならべるなどがあげられ
る。これらの結合順序において、解像度単位でビットプ
レーン符号化データを結合させる場合を解像度プログレ
ッシブ、ビットプレーン単位で低解像度から順に結合さ
せる場合をSNR(Signal to Noise Ratio)プログレ
ッシブと呼ぶこととする。
【0047】図1にもどって、画像符号化部103より
出力される符号化データは画像蓄積部106に格納さ
れ、属性入力部105で入力した情報と関係づけられ
る。以上がデータベースシステムにおける蓄積作業の説
明になる。
【0048】次に検索作業について説明する。ネットワ
ークを介してデータベースシステムと接続されている検
索制御システムにおいて、まず検索操作部108では、
撮影日時や検索対象物に関するキーワードを入力する。
入力されたキーワードはネットワークを介してデータベ
ースシステムのキーワード検索部107に入力される。
ここで、各画像に関連付けられている属性情報とのマッ
チングがとられ検索が行われる。
【0049】伝送制御部112では検索結果となる候補
画像の符号化ビットストリームにおいて符号化処理単位
の伝送制御(または取捨選択)を行い、その符号化ビッ
トストリームは、ネットワークを介して検索制御システ
ムに伝送される。
【0050】受信した符号化データは、画像復号部10
9で伸張されディスプレイ等の第2の画像表示部111
に表示される。この時、検索結果となる候補画像を表示
する場合はROI抽出部110で、符号化ストリームの
ヘッダ情報等からROI領域を抽出し、そのROI領域
を切り出して第2の画像表示部111に表示する。
【0051】これは、ROIスケールアップ時にROI
領域以外にウェーブレット変換係数0を挿入して符号化
しているために、実際にはROI領域よりも大きなサイ
ズの画像が送られてくるためである。
【0052】ユーザは伝送されたいくつかの候補画像の
中から所望の画像を検索操作部108を介して選択し、
その情報(画像番号)はデータベースシステムに通知さ
れる。データベースシステムでは通知された画像番号の
残りの符号化データを伝送制御部112を介して検索制
御システムに伝送し、画像復号部109で伸張した後、
第2の画像表示部111で画像全体を表示することにな
る。
【0053】画像復号部109では図6に示す構成で復
号処理される。図6において、601は伝送されてくる
符号化データより符号化パラメータと各符号化処理単位
のエントロピー符号化データをそれぞれ抽出する符号化
データ分離部、602は抽出されたエントロピー符号化
データを各符号化処理単位ごとにビットプレーン単位で
エントロピー復号し、符号化処理単位ごとのウェーブレ
ット変換係数の量子化値を得るエントロピー復号部、6
03は符号化データ分離部601より得られたROI領
域情報と同領域へ付与された優先度値Sをもとに、ウェ
ーブレット変換係数におけるROI領域を特定するRO
Iマスクを生成するROIマスク生成部である。
【0054】また、604はエントロピー復号されたビ
ットプレーンよりなるウェーブレット変換係数におい
て、ROIマスクを参照しROI領域の変換係数の絶対
値を優先度値Sビットだけ右シフトすることでスケール
ダウンするROIスケールダウン部、605はROIス
ケールダウン部で得られたウェーブレット変換係数の量
子化値に逆量子化処理を施す逆量子化部、606は逆量
子化されたウェーブレット変換係数よりなるそれぞれの
符号化処理単位より構成される各サブバンドにウェーブ
レット逆変換を施し画像データを再構成するウェーブレ
ット逆変換部である。
【0055】次に動作について説明する。符号化データ
分離部601は、各画像の符号化データより、画像サイ
ズ、サブバンド分割レベル数、フィルタ、ROIパラメ
ータ等の符号化パラメータ、および、エントロピー符号
化データを抽出し、エントロピー符号化データについて
はデータのどの部分がどの符号化処理単位に対応するも
のかを特定したうえで後段のエントロピー復号部に送出
する。
【0056】エントロピー復号部602は、各画像のエ
ントロピー符号化データを、各符号化処理単位に対応す
る部分ごとにエントロピー復号し、その符号化処理単位
を構成するウェーブレット変換係数の量子化値を最上位
ビットプレーンから下位ビットプレーンに向かってビッ
トプレーンごとに再生する。各ウェーブレット変換係数
の符号(sign)ビットについては、各ウェーブレット変
換係数のビットプレーンごとの復号で最初に有効ビット
が再生された後で、かつ、同変換係数の1つ下位のビッ
トプレーンが符号化される前のいずれかのタイミングで
復号再生される。
【0057】ROIマスク生成部603は、符号化デー
タ分離部601で抽出されたROI領域情報により、ウ
ェーブレット変換係数におけるROI領域を特定する。
具体的には、単純にアップサンプリング(補間処理)だ
けを考慮して特定しても良いが、より正確に行うにはウ
ェーブレット逆変換の関係式の逆を辿る必要がある。つ
まり、逆変換の出力であるROI領域内の画素から入力
であるウェーブレット変換係数へ逆に辿りアップサンプ
リングとウェーブレットフィルタのフィルタ範囲(フィ
ルタ長)を考慮し各サブバンドでのROI領域を導出す
る。
【0058】ROIスケールダウン部604は、符号化
時にROI領域のウェーブレット変換係数に施されたス
ケールアップを補償するために、ROIマスクを参照し
て優先度Sビット分だけスケールダウンする。すなわ
ち、ROI領域内のウェーブレット変換係数の絶対値を
Sビットだけ右シフトすることによりROI変換係数を
スケールダウンする。
【0059】逆量子化部605は、ROIスケールダウ
ン部604で再構成されたウェーブレット変換係数の量
子化値に逆量子化処理を施す。符号化データ作成時に用
いられたウェーブレット変換が整数値を整数値に変換す
るタイプの Integer transform の場合、明示的な逆量
子化処理は省略される。
【0060】ウェーブレット逆変換部606は、各サブ
バンドにおいてそれぞれの符号化処理単位より構成され
る逆量子化されたウェーブレット変換係数に対してウェ
ーブレット逆変換を施し画像データを再生する。符号化
送信側で、符号化データの生成時に適用されたウェーブ
レット変換の段数がLである場合、L段階のウェーブレ
ット逆変換処理が施される。
【0061】すなわち、1段階目では、画像の最低解像
度成分を担うサブバンドLLL(縦方向低周波成分、横
方向低周波成分)と1つ上の解像度レベルの情報を担う
3つのサブバンドHLL(縦方向低周波成分、横方向高
周波成分)、HLL(縦方向高周波成分、横方向低周波
成分)、HHL(縦方向高周波成分、横方向高周波成
分)にウェーブレット逆変換を施し、1つ上の解像度レ
ベルにある低周波画像LL L-1を合成する。
【0062】2段階目では、LLL-1とそれより1つ上
の解像度レベルの高周波成分の情報を担う3つのサブバ
ンドHLL-1、LHL-1、LLL-1にウェーブレット逆変
換を施し、1つ上の解像度レベルにある低周波画像LL
L-2を合成する。3段階目以降も、2段階目と同様にそ
の時点までに合成された低周波数成分画像に、それより
1つ上の解像度レベルの高周波成分の情報を担う3つの
サブバンドに順次ウェーブレット逆変換処理を施し、L
段階のウェーブレット逆変換が完了するまで処理を繰り
返し実行する。以上の処理は、符号化時に説明した図3
の例の反対の処理となる。
【0063】ここで、図1にもどって、先のROI符号
化を利用した伝送制御部112の動作について詳しく説
明する。一般に候補画像の伝送は高速化するためにサイ
ズの小さい画像を送っている。例えば、特開平7−56
942号公報の場合には原画像とは別に縮小画像を用意
し、それを候補画像として伝送する技術が開示されてい
る。
【0064】本実施の形態では、ウェーブレット変換に
より符号化データが多重解像度表現されているため、最
低周波数成分であるLLL(Lレベルのウェーブレット
変換をした場合)を伝送すれば、縮小画像をわざわざ作
る必要もなく、サイズの小さい画像を候補画像として伝
送することができる。
【0065】今、図7に示すように符号化ストリームが
解像度プログレッシブに構成されていたとすると、伝送
制御部112では最低解像度の画像を伝送した時点(図
中▼)で伝送を中断させる。また符号化ストリームがS
NRプログレッシブに構成されていれば、最低解像度の
画像は符号化ストリームの中に散在している(図中網掛
けのLL2)ため、それを拾うように選択して伝送する
ことになる。
【0066】しかしながら、候補画像として低解像度画
像を伝送すると画像全体を把握するのに効率的ではある
が、実際にはユーザが検索したい情報は画像中に撮影さ
れているオブジェクトであり、縮小画像を伝送してもそ
の背景領域に関する情報はそれほど大きな意味を持って
いるわけではない。
【0067】本実施の形態では、画像符号化部103の
ROI符号化処理でオブジェクトをROI領域として指
定しているため、背景領域のデータを送らなくて済むよ
うになり、候補画像を高速に伝送することができるよう
になる。この時、例えば、ウェーブレット変換係数のビ
ット幅がWCビットであったとすると、優先度SにもW
Cビットを割り当ててWCビットまでのビットプレーン
を先に伝送することで、ROI領域の画像を完全に伝送
した後に他の領域を伝送することができるようになる。
【0068】この場合、解像度プログレッシブに符号化
ストリームが構成されていれば、伝送制御部112では
最低解像度画像のWCビットまでのビットプレーン符号
化データを伝送するように制御を行う。SNRプログレ
ッシブの場合はやはりLL2のWCビットまでのビット
プレーンを抽出して伝送するように制御する。
【0069】また、符号化ビットストリームは、ウェー
ブレット変換により多重解像度表現されているため、図
8に示すようなこともできる。例えば、原画像サイズが
512×512で、画像表示部111において各候補画
像がサイズ64×64の表示領域を割り当てられていた
とする。ROI符号化を利用していなければ、3レベル
のウェーブレット分割を行い原画像に対して3レベル低
い解像度の画像LL3が候補画像として伝送されること
になる。ROI符号化している場合には、例えばオブジ
ェクトのROI領域が64×64であれば、原画像と同
一解像度の画像を伝送・表示することが可能になるわけ
である。
【0070】つまり、画像表示部111で各候補画像の
表示サイズが決められている場合には、ROI領域が収
まる範囲内でより高い解像度の候補画像を伝送・表示で
きるため、ユーザが所望の画像を選択するのにより詳し
い情報を表示することができ、二次検索であるユーザの
目視による絞込検索の精度を向上させることができる。
【0071】ここで、画像表示部111における候補画
像の表示サイズに対してROI領域が収まる範囲内の最
大の解像度をFROIMAXとすると、伝送制御部112にお
ける動作は次のようになる。すなわち、符号化ビットス
トリームが解像度プログレッシブに構成されている場合
は、解像度FROIMAXまでの各解像度においてWCビット
までのビットプレーン符号化データを抽出して伝送す
る。またSNRプログレッシブに構成されている場合に
は、WCビットまでの各ビットプレーン符号化データに
おいて、解像度FROIMAXまでの符号化ストリームを抽出
して伝送する。
【0072】なお、上述したROI符号化を利用して候
補画像を伝送した後に、候補画像の中から所望の画像を
選択し画像全体を伝送する場合は、残りの符号化ストリ
ームを伝送すれば画像を完全に再構成できることにな
り、効率的なデータ伝送が可能になる。
【0073】以上のように、本実施の形態1によれば、
検索結果である候補画像を検索制御システムに伝送する
際に、縮小画像を伝送する代わりにウェーブレット変換
の最低周波数成分LLL(ウェーブレット変換の段数L
の場合)を伝送することで、縮小画像を個別に作成する
というオーバーヘッドがなく高速な候補画像の伝送・表
示が可能になるという効果を奏することができる。
【0074】また、画像符号化部でROI符号化を行う
ことにより、縮小画像(低解像度画像)内のオブジェク
トのみを伝送することができるようになるため、さらに
高速な候補画像の伝送・表示が可能になるという効果を
奏することができる。
【0075】また、画像表示部において検索結果である
候補画像を表示する画像サイズが指定されている場合に
は、そのサイズにROI領域が収まる範囲内の最大の解
像度で符号化ストリームを伝送できるため、ユーザは画
像表示部でより詳しい(解像度の高い)画像を見ること
ができ、二次検索である目視による絞込検索の精度を向
上させることができるという効果を奏することができ
る。
【0076】実施の形態2.図9は本発明の画像データ
検索装置の他の例を示すブロック図である。図9におい
て、901は検索結果である候補画像の伝送時間を設定
する時間設定部(時間設定手段)、902は時間設定部
901で設定された時間に対して1画像あたりの伝送時
間を計算し、その伝送時間を管理する時間管理部(時間
管理手段)である。その他の構成は実施の形態1と同様
である。
【0077】次に動作について説明する。実施の形態1
と同様にユーザが検索キーワードを検索制御部108か
ら入力すると、そのキーワードはデータベースシステム
のキーワード検索部107に通知され画像蓄積部106
の画像に関連付けられている画像情報に対して検索を実
行する。検索が終了すると、キーワード検索部107で
は検索制御システムの検索操作部108に検索終了を通
知するとともに、候補画像として検出された画像の数を
通知する。
【0078】次に、ユーザが時間設定部901で候補画
像を伝送する時間を設定し、伝送を開始するコマンドを
発行すると、時間設定部901で設定された伝送時間は
時間管理部902に伝送される。この時、伝送時間は1
画像あたりの伝送時間でも良いし、通知された画像数全
部を伝送する時間を設定しても良い。なお、候補画像全
体を伝送する時間を設定した場合には、時間管理部90
2で1画像あたりの伝送時間に変換される。時間管理部
902にはタイマーが用意されており、1つの候補画像
が伝送されるとタイマーがスタートし、1画像あたりの
伝送時間に到達すると、伝送終了コマンドを伝送制御部
112に対して発行する。
【0079】伝送制御部112では伝送終了コマンドを
受信すると、符号化ビットストリームの中からエントロ
ピー符号化の区切りを見つけてそこで伝送を中断する。
このように符号化ビットストリームの伝送を中断して
も、エントロピー符号化の区切りで伝送が行われるため
画像復号部109での復号は可能である。さらにビット
プレーン符号化を行い符号化再生画像の Mean Square E
rror(MSE)を低減する意味での重要度の高い順番で
送っているため、途中でデータが中断されても、画像が
空間的に欠けるようなことはなく、そのデータ量で再現
できる最高の画質の画像を表示することができる。
【0080】また、これまでは候補画像の伝送時間につ
いて時間制御ができる点を述べてきたが、それに限った
ものではなく、例えば、ユーザが目視により二次検索し
候補画像の中から選択した画像全体の符号化データを伝
送する際にも伝送時間を制御することが可能となる。
【0081】以上のように、画像の伝送時間を制御でき
る機構を設けることで、事前に伝送終了時間が分かるよ
うになるため、ユーザはいつ伝送が終了するかわからな
いという精神的不安から開放されるだけでなく、その時
間を利用して他の作業を行うことができるようになり時
間を効率的に使用できるようになるという効果を奏する
ことができる。尚、データベースシステムと検索制御シ
ステムが、同一の系で実現される場合には、上述の伝送
時間は、候補画像を抽出する抽出時間に相当する。
【0082】実施の形態3.図10は本発明の画像デー
タ検索装置のさらに他の例を示すブロック図である。図
10において、1001は、画像蓄積部に格納されてい
る画像からROI領域のみを復号した画像に対してテン
プレート画像との類似画像を検索する画像検索部(画像
検索手段)、1002は画像検索部1001で検索され
た画像の類似度が高いか低いかにより当該画像を伝送す
るか否かを選択する伝送選択部、1003は画像復号部
109と同様の機能を持つ画像復号部(第2の画像復号
手段)、1004はROI抽出部110と同様の機能を
持つ対象物領域抽出部であるROI抽出部(第2の対象
物領域抽出手段)である。その他の構成は実施の形態1
と同様である。
【0083】次に動作について説明する。実施の形態1
および2では、画像の検索は各画像に関連付けられた付
与されたキーワードによるものであるが、本実施の形態
では検索制御システムの第2の画像表示部111に表示
されている画像からある一つのテンプレート画像を選択
し、そのテンプレート画像と類似した画像をデータベー
スシステムにおける画像蓄積部106から自動的に検索
するシステムに関するものである。
【0084】まず、検索制御システムの第2の画像表示
部111に、検索の基となるテンプレート画像を表示す
る。このテンプレート画像は過去の検索等により検索制
御システムに格納しておいた画像データでも良いし、新
たに撮影した画像でも良い。この時、このテンプレート
画像はデータベースシステムに格納しているデータと同
様に画像内のオブジェクトに対してROI符号化されて
いるデータであるものとする。
【0085】検索操作部108では、その画像を選択し
類似画像を検索する旨のコマンドをデータベースシステ
ムに発行するとともにそのテンプレート画像を伝送す
る。伝送するテンプレート画像は、実施の形態1で説明
したように伝送スピード、検索スピード向上の観点から
原画像よりもサイズの小さい画像(低解像度画像)を転
送するものとする。
【0086】従って、テンプレート画像が過去の検索に
より得られた画像の場合は、その候補画像の符号化デー
タをテンプレート画像とすれば良く、新規に撮影した画
像の場合にはデータベースシステムにあるROI選択部
104や画像符号化部103等といった処理系が検索制
御システムにも必要になる。
【0087】データベースシステムに伝送されたテンプ
レート画像は、画像検索部1001に一時的に格納され
る。本実施の形態における画像検索部1001では、検
索処理の簡略化のために色情報を利用した検索を行うも
のとする。すなわち、画像検索部で一時的に格納された
テンプレート画像の符号化データに対して色差データの
みの伸張処理を画像復号部1003で行った後、ROI
抽出部でROI領域の抽出、切り出しを行う。ROI領
域の色差データが得られたら、そのヒストグラムを求
め、発生頻度の高い色成分をnP個抽出し、それらの色
成分をCTT(nTは0≦nT≦nPの整数)とする。
【0088】次に、画像蓄積部106に格納されている
全ての符号化データから伝送制御部112でROI領域
を含む符号化ビットストリームを抽出する。この時抽出
する符号化ビットストリームは、検索スピードの観点か
ら実施の形態1で説明した場合と同じようにサイズの小
さな画像(低解像度画像)とする。画像復号部100
3、ROI抽出部1004ではテンプレート画像と同様
にROI領域を含む色差データを復号すると、画像検索
部1001では当該画像の色差データのヒストグラムを
求めると同時に、発生頻度の高い色成分をnP個抽出
し、それらの色成分をCSS(nSは0≦nS≦nPの整
数)とする。
【0089】比較処理は、例えば図11のように行う。
すなわち、色に関して類似性が高いか否かを判定するパ
ラメータをα、類似画像を検出するために必要な色成分
の個数Th1を設定し、CTT±αの範囲内にあるCS
Sの個数を検出し(ステップS5〜S11)、それが
Th1以上の場合類似画像と判定する(ステップS12
〜S13)。以上の処理を画像蓄積部106に格納され
ている各画像データに対して行うものとする。
【0090】図11はフローチャート形式で記載してい
るが、ブロック図形式では図12のようになる。すなわ
ち、ヒストグラム検出部(ヒストグラム検出手段)12
01で現在処理している画像のヒストグラムを求め、ピ
ーク値検出部(ピーク値検出手段)1202では発生頻
度の高い色成分をnP個検出し、類似色検出部(類似色
検出手段)1203では原画像における発生頻度の高い
色成分がテンプレート画像における発生頻度の高い色成
分の±αの範囲にあるか否かを検出し、類似色カウント
部(類似色カウント手段)1204では±αの範囲内の
色と判定された色成分の数をカウントし、類似画像検出
部(類似画像検出手段)1205では類似色カウント部
1204の出力である類似色数の閾値処理により最終的
に類似画像であるか否かを検出する。
【0091】画像検索部1001における類似画像であ
るか否かの検索結果は伝送選択部1002に通知され、
伝送選択部1002では類似画像であれば現在検索対象
となっている低解像度画像の符号化ビットストリームを
候補画像として送出し、類似画像でなければ送出しな
い。
【0092】検索制御システムにおける画像復号部10
9、ROI抽出部110、第2の画像表示部111は実
施の形態1で説明した場合と同様に、伝送されてくる候
補画像の伸張を行いROI領域の表示を行う。次に、伝
送されてきた候補画像の中からユーザが目視により絞込
検索を行い、所望の画像の伝送を検索操作部108を介
してデータベースシステムに要求する。
【0093】以上のように、テンプレート画像との類似
画像を画像処理により自動的に検索するシステムにおい
て、画像を蓄積する際にウェーブレット変換を利用した
ROI符号化を利用することにより、効率的なデータの
保存ができるという効果だけでなく、縮小画像を作るオ
ーバーヘッド無しに低解像度の検索対象画像を利用でき
ることと、符号化処理の過程で指定されるオブジェクト
領域(ROI領域)を利用することで余計な背景領域を
検索対象としないで済むことにより、高精度かつ高速な
検索ができるようになるという効果を奏することができ
る。
【0094】本実施の形態ではデータベースシステムと
検索制御システムはネットワークを介して接続している
ように記載しているが、これに限ったものではなく、両
システムが同一処理系に含まれる場合も同様の効果を奏
することができる。
【0095】実施の形態4.本実施の形態では実施の形
態3で説明した検索処理と同様にテンプレート画像との
類似画像を検索する装置に関するものである。図13は
本実施の形態の画像データ検索装置を示すブロック図で
ある。図13において、1301は検索時間を設定する
時間設定部(時間設定手段)、1302は時間設定部1
301で設定された時間に対して1画像あたりの検索時
間を計算し、その検索時間を管理する時間管理部(時間
管理手段)である。その他の構成は実施の形態3と同様
である。
【0096】次に動作について説明する。時間設定部1
301は検索にどれだけの時間をかけて良いかをユーザ
が決められる機能を実現するためのユーザインターフェ
ースである。ここで、画像1枚当たりにかけられる検索
時間を設定しても良いし、全ての画像を検索するのにか
けられる時間を設定しても良い。また、極端に短い時間
を設定しても検索するのに十分なデータが復号できると
は限らないため、過去の検索時間を参照して、最少時
間、最大時間、推奨時間等を表示するようにしても良
い。設定された検索時間はデータベースシステムの時間
管理部1302に通知される。全ての画像の検索時間が
通知される場合には時間管理部1302で1画像当たり
の検索時間に変換される。
【0097】ところで、検索総和時間は画像検索部10
01における実際の検索時間と画像復号部1003の復
号時間との和で表すことができるため、
【0098】画像復号にかけられる時間=検索総和時間
−実際の検索時間
【0099】と、求めることができる。また、実際の検
索時間は時間管理部1302が画像検索部1001を監
視することにより計測できるため、1画像当たりの復号
処理にかけられる時間は図14のように求めることがで
きる。すなわち、直前画像の検索時間と現在の画像の復
号時間を1画像の検索総和時間とみなして、以下の式か
ら演算する。
【0100】画像mの復号にかけられる時間=検索総和
時間−画像(m−1)の実際の検索時間
【0101】しかしながら、この方法では最初の画像の
復号時間を決められないため、ある程度の誤差は許容す
ることになるが、過去の平均的な検索時間を利用して復
号時間を設定すればその誤差をより小さな値にすること
ができる。
【0102】なお、伝送制御部112でも復号されるデ
ータを制御しているため、実際には前記「1画像当たり
の復号処理にかけられる時間」に到達する前に、伝送制
御部112からの符号化ストリームが伝送されてこなく
なる場合も考えられる。このような場合は、例えば伝送
するビットストリームの解像度を上げさらに詳しいデー
タを伝送しても良いし、余った時間を他の画像の復号に
割り当てるように制御しても良い。
【0103】時間管理部1302では、画像の復号処理
にかけられる時間をタイマーにセットし、画像復号の開
始と同時にタイマーをスタートさせる。タイマーが復号
時間に到達したら復号終了コマンドを画像復号部100
3に通知する。画像復号部1003では、復号終了コマ
ンドを受信すると、伝送制御部112から伝送されてく
る符号化ビットストリームの中からエントロピー符号化
の区切りを見つけてそこで復号を中断する。
【0104】なお、本符号化データはビットプレーン符
号化において符号化再生画像の Mean Square Error(M
SE)を低減する意味での重要度の高い順番で送ってい
るため、途中でデータが中断されても、画像が空間的に
欠けるようなことはなく、そのデータ量で再現できる最
高の画質を再現することができる。
【0105】復号処理が終了すると画像検索部の検索処
理がスタートするため、時間管理部1302ではその検
索時間を監視しておき、次の画像の復号時間の設定に備
えるようにする。
【0106】以上のように、画像の検索時間を制御でき
る機構を設けることで、事前に検索終了時間が分かるよ
うになるため、ユーザはいつ検索が終了するかわからな
いという精神的不安から開放されるだけでなく、その時
間を利用して他の作業を行うことができるようになり時
間を効率的に使用できるようになるという効果を奏する
ことができる。
【0107】本実施の形態ではデータベースシステムと
検索制御システムはネットワークを介して接続している
ように記載しているが、これに限ったものではなく、同
一処理系に含まれる場合も同様の効果を奏することがで
きる。
【0108】実施の形態5.図15は本発明の画像デー
タ検索装置のさらに他の例を示すブロック図である。本
実施の形態は実施の形態3に対して、実施の形態1の図
1に示すキーワード検索部107、および属性入力部1
05を追加することでキーワードによる検索と類似画像
による検索を同時に実現することができるようになり、
実施の形態3に記載した効果に加え、さらに検索精度が
向上するという効果を奏することができる。
【0109】実施の形態6.図16は本発明の画像デー
タ検索装置のさらに他の例を示すブロック図である。本
実施の形態は実施の形態4に対して、実施の形態1の図
1に示すキーワード検索部107、および属性入力部1
05を追加することでキーワードによる検索と類似画像
による検索を同時に実現することができるようになり、
実施の形態4に記載した効果に加え、さらに検索精度が
向上するという効果を奏することができる。
【0110】これまで説明してきた実施の形態において
ROI領域の指定は1画像当たり1個所に限るものでは
なく、複数個のROI領域を指定することが可能であ
る。
【0111】以上のように、属性、特徴等の情報を関連
付けてデータベースシステムに格納されている画像符号
化データに対してキーワード検索する画像検索システム
において、検索結果である候補画像を検索制御システム
に伝送する際に、縮小画像を伝送する代わりにウェーブ
レット変換の最低周波数成分LLL(ウェーブレット分
割数Lの場合)を符号化したデータを伝送することで、
縮小画像を個別に作成するというオーバーヘッドがな
く、候補画像を高速に伝送・表示できるようになるとい
う効果を奏することができる。
【0112】また、画像符号化部でROI符号化を行う
ことにより、縮小画像(低解像度画像)内のオブジェク
トのみを伝送することができるようになるため、候補画
像をさらに高速に伝送・表示できるようになるという効
果を奏することができる。
【0113】また、画像表示部において検索結果である
候補画像を表示する画像サイズが指定されている場合に
は、そのサイズにROI領域が収まる範囲内の最大の解
像度で符号化ストリームを伝送できるため、ユーザは画
像表示部でより詳しい(解像度の高い)画像を見ること
ができ、二次検索である目視による絞込検索の精度を向
上させることができるという効果を奏することができ
る。
【0114】また、画像の伝送時間を制御できる機構を
設けることで、事前に伝送終了時間が分かるようになる
ため、ユーザはいつ伝送が終了するかわからないという
精神的不安から開放されるだけでなく、その時間を利用
して他の作業を行うことができるようになり時間を効率
的に使用できるようになるという効果を奏することがで
きる。
【0115】また、データベースに格納されている画像
の中からテンプレート画像との類似画像を画像処理によ
り自動的に検索する検索システムにおいて、画像を蓄積
する際にウェーブレット変換を利用したROI符号化を
利用することにより、効率的なデータの保存ができる効
果だけでなく、縮小画像を作るオーバーヘッド無しに低
解像度の検索対象画像を利用できることと、符号化処理
の過程で指定されるオブジェクト領域(ROI領域)を
利用して余計な背景領域を検索対象としないで済むこと
により、高精度かつ高速な検索ができるようになるとい
う効果を奏することができる。
【0116】また、画像の検索時間を制御できる機構を
設けることで、事前に検索終了時間が分かるようになる
ため、ユーザはいつ検索が終了するかわからないという
精神的不安から開放されるだけでなく、その時間を利用
して他の作業を行うことができるようになり時間を効率
的に使用できるようになるという効果を奏することがで
きる。
【0117】
【発明の効果】この発明の画像データ検索装置は、 (1)画像を符号化する画像符号化手段 (2)符号化された符号化データを蓄積する画像蓄積手
段 (3)画像中の対象物の領域を指定する対象物領域選択
手段 (4)画像の属性情報を入力し符号化データと関連付け
る属性入力手段 (5)キーワードの入力および候補画像の選択をする検
索操作手段 (6)属性情報と入力されたキーワードとマッチング
し、キーワードに関連付けられている符号化データの検
索を行うキーワード検索手段 (7)画像蓄積手段に蓄積されている符号化データから
候補画像として表示すべき符号化データを抽出するデー
タ抽出手段 (8)抽出された候補画像の符号化データを復号する画
像復号手段 (9)復号された候補画像の対象物の領域を切り出す対
象物領域抽出手段 (10)候補画像を表示し、また選択された画像を表示
する画像表示手段 を備えている。そのため、画像符号化手段で符号化を行
うことにより、縮小画像(低解像度画像)内のオブジェ
クトのみを伝送することができるようになるため、高速
な候補画像の伝送・表示が可能になるという効果を奏す
ることができる。
【0118】また、 (11)候補画像を抽出する抽出時間を設定する時間設
定手段 (12)抽出時間に基づいて、データ抽出手段が符号化
データを抽出する時間を管理する時間管理手段 をさらに備えている。そのため、画像の伝送時間を制御
できる機構を設けることで、事前に伝送終了時間が分か
るようになるため、ユーザはいつ伝送が終了するかわか
らないという精神的不安から開放され、また、その時間
を利用して他の作業を行うことができるようになり時間
を効率的に使用できるようになるという効果を奏するこ
とができる。
【0119】また、この発明の他の画像データ検索装置
は、 (1)画像を符号化する画像符号化手段 (2)符号化された符号化データを蓄積する画像蓄積手
段 (3)画像中の対象物の領域を指定する対象物領域選択
手段 (4)画像蓄積手段に蓄積されている符号化データから
候補画像として表示すべき符号化データを抽出するデー
タ抽出手段 (5)候補画像の符号化データを復号する第1の画像復
号手段 (6)復号された候補画像の対象物の領域を切り出す第
1の対象物領域抽出手段 (7)候補画像を表示し、また選択された画像を表示す
る画像表示手段 (8)類似画像検索の基となるテンプレート画像の選択
および候補画像の選択をする検索操作手段 (9)画像検索のために画像蓄積手段に蓄積されている
符号化データを一時的に伸張する第2の画像復号手段 (10)画像検索のために復号された画像の対象物の領
域を切り出す第2の対象物領域抽出手段 (11)検索操作手段で指定されたテンプレート画像と
類似する画像を検索する画像検索手段 を備えている。そのため、テンプレート画像との類似画
像を検索する画像データ検索装置においても、縮小画像
(低解像度画像)内のオブジェクトのみを伝送すること
ができるようになるため、高速な候補画像の伝送・表示
が可能になるという効果を奏することができる。
【0120】また、 (12)画像検索手段における検索時間と第2の画像復
号手段の復号時間の和である1画像当たりの検索総和時
間を設定する時間設定手段 (13)検索総和時間に基づいて、データ抽出手段が符
号化データを抽出する時間を管理する時間管理手段 をさらに備えている。そのため、画像の伝送時間を制御
できる機構を設けることで、事前に伝送終了時間が分か
るようになるため、ユーザはいつ伝送が終了するかわか
らないという精神的不安から開放され、また、その時間
を利用して他の作業を行うことができるようになり時間
を効率的に使用できるようになるという効果を奏するこ
とができる。
【0121】また、この発明の他の画像データ検索装置
は、 (1)画像を符号化する画像符号化手段 (2)符号化された符号化データを蓄積する画像蓄積手
段 (3)画像中の対象物の領域を指定する対象物領域選択
手段 (4)画像の属性情報を入力し符号化データと関連付け
る属性入力手段 (5)キーワードの入力および類似画像検索の基となる
テンプレート画像の選択および候補画像の選択をする検
索操作手段 (6)属性情報と入力されたキーワードとマッチング
し、キーワードに関連付けられている符号化データの検
索を行うキーワード検索手段 (7)画像蓄積手段に蓄積されている符号化データから
候補画像として表示すべき符号化データを抽出するデー
タ抽出手段 (8)候補画像の符号化データを復号する第1の画像復
号手段 (9)復号された候補画像の対象物の領域を切り出す第
1の対象物領域抽出手段 (10)候補画像を表示し、また選択された画像を表示
する画像表示手段 (11)画像検索のために画像蓄積手段に蓄積されてい
る符号化データを一時的に伸張する第2の画像復号手段 (12)画像検索のために復号された画像の対象物の領
域を切り出す第2の対象物領域抽出手段 (13)検索操作手段で指定されたテンプレート画像と
類似する画像を検索する画像検索手段 を備えている。そのため、キーワードによる検索と類似
画像による検索を同時に実現することができるようにな
り、さらに検索精度が向上するという効果を奏すること
ができる。
【0122】また、 (14)画像検索手段における検索時間と第2の画像復
号手段の復号時間の和である1画像当たりの検索総和時
間を設定する時間設定手段 (15)検索総和時間に基づいて、データ抽出手段が符
号化データを抽出する時間を管理する時間管理手段 をさらに備えている。そのため、画像の伝送時間を制御
できる機構を設けることで、事前に伝送終了時間が分か
るようになるため、ユーザはいつ伝送が終了するかわか
らないという精神的不安から開放され、また、その時間
を利用して他の作業を行うことができるようになり時間
を効率的に使用できるようになるという効果を奏するこ
とができる。
【0123】また、画像符号化手段は、 (1)符号化データに対してウェーブレット変換を施す
ウェーブレット変換手段 (2)ウェーブレット変換係数の値を離散化する量子化
手段 (3)対象物の領域に付与する優先度を設定する対象物
領域優先度設定手段 (4)対象物の領域に対応するウェーブレット変換係数
を特定する対象物領域マスクを生成する対象物領域マス
ク生成手段 (5)正気対象物領域マスクで示されるウェーブレット
変換係数の量子化値を、正気対象物領域優先度設定手段
により設定された優先度分だけスケールアップする対象
物領域スケールアップ手段 (6)量子化されたウェーブレット変換係数をグループ
化して符号化処理単位とする符号化処理単位構成手段 (7)各符号化処理単位を構成するウェーブレット変換
係数をビットプレーンごとに符号化しエントロピー符号
化データを生成するエントロピー符号化手段 (8)エントロピー符号化データに対して各画像の符号
化に用いられたパラメータを付加する符号化ストリーム
生成手段 を備えている。そのため、検索結果である候補画像を伝
送する際に、縮小画像を伝送する代わりにウェーブレッ
ト変換の最低周波数成分を伝送することで、縮小画像を
個別に作成するというオーバーヘッドがなく高速な候補
画像の伝送・表示が可能になるという効果を奏すること
ができる。
【0124】また、データ抽出手段は、画像表示手段に
おいて候補画像として表示すべき最低解像度画像を含む
符号化処理単位または対象物領域を含む符号化処理単位
を、画像蓄積手段に蓄積されている符号化ビットストリ
ームから抽出する。そのため、効率的なデータ伝送を可
能とすることができる。
【0125】また、画像検索手段は、 (1)画像の色差データのヒストグラムを検出するヒス
トグラム検出手段 (2)検出されたヒストグラムから発生頻度の高い色成
分を検出するピーク値検出手段 (3)検索対象画像に多く含まれる色成分がテンプレー
ト画像に多く含まれる色成分に近い色成分であるか否か
を検出する類似色検出手段 (4)類似色検出手段の出力をカウントし検索対象画像
に多く含まれる色成分とテンプレート画像に多く含まれ
る色成分との類似色数を計測する類似色カウント手段 (5)類似色カウント手段の出力である類似色数を閾値
処理することで類似画像であるか否かを判定する類似画
像検出手段 を備えている。そのため、さらに効率的なデータ伝送を
可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像データ検索装置を示すブロック
図である。
【図2】 画像符号化部の詳細を示すブロック図であ
る。
【図3】 サブバンド分割してウェーブレット変換する
動作を説明する図である。
【図4】 原画像領域のROI領域に対応するウェーブ
レット変換係数を特定する動作を説明する図である。
【図5】 スケールアップされたROI変換係数を含む
ウェーブレット変換係数が、ビットプレーンごとにエン
トロピー符号化が施される動作を説明する図である。
【図6】 画像復号部の復号処理の詳細を示すブロック
図である。
【図7】 符号化ストリームの例として解像度プログレ
ッシブとSNRプログレッシブの構造を示す図である。
【図8】 原画像と同一解像度の画像を伝送・表示する
ことが可能になる理由を説明する図である。
【図9】 本発明の画像データ検索装置の他の例を示す
ブロック図である。
【図10】 本発明の画像データ検索装置のさらに他の
例を示すブロック図である。
【図11】 色に関して類似性が高いか否かを判定する
動作を示すフローチャートである。
【図12】 色に関して類似性が高いか否かを判定する
動作を示すブロック図である。
【図13】 本発明の画像データ検索装置のさらに他の
例を示すブロック図である。
【図14】 1画像当たりの復号処理にかけられる時間
を求める様子を説明する図である。
【図15】 本発明の画像データ検索装置のさらに他の
例を示すブロック図である。
【図16】 本発明の画像データ検索装置のさらに他の
例を示すブロック図である。
【図17】 従来の画像データ検索装置を示すブロック
図である。
【図18】 テンプレート画像との類似画像を画像処理
により検索する従来の画像データ検索装置を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
103 画像符号化部(画像符号化手段)、104 R
OI選択部(対象物領域選択手段)、105 属性入力
部(属性入力手段)、106 画像蓄積部(画像蓄積手
段)、107 キーワード検索部(キーワード検索手
段)、108 検索操作部(検索操作手段)、109
画像復号部(画像復号手段、第1の画像復号手段)、1
10 ROI抽出部(対象物領域抽出手段、第1の対象
物領域抽出手段)、111 画像表示部(画像表示手
段)、112 伝送制御部(データ抽出手段)、201
ウェーブレット変換部(ウェーブレット変換手段)、
202量子化部(量子化手段)、203 ROIマスク
生成部(対象物領域マスク生成手段)、204 ROI
優先度設定部(対象物領域優先度設定手段)、205R
OIスケールアップ部(対象物領域スケールアップ手
段)、206 符号化処理単位構成部(符号化処理単位
構成手段)、207 エントロピー符号化部(エントロ
ピー符号化手段)、208 符号化ストリーム生成部
(符号化ストリーム生成手段)、901,1301 時
間設定部(時間設定手段)、902,1302 時間管
理部(時間管理手段)、1001 画像検索部(画像検
索手段)、1003 画像復号部(第2の画像復号手
段)、1004 ROI抽出部(第2の対象物領域抽出
手段)、1201 ヒストグラム検出部(ヒストグラム
検出手段)、1202 ピーク値検出部(ピーク値検出
手段)、1203 類似色検出部(類似色検出手段)、
1204 類似色カウント部(類似色カウント手段)、
1205 類似画像検出部(類似画像検出手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/92 H04N 5/91 N 5C078 7/30 5/92 H 7/133 Z Fターム(参考) 5B050 EA03 EA09 EA10 FA02 FA09 GA08 5B075 ND06 NK02 NK08 NK46 PP02 PP03 PP12 PQ02 PQ48 PR06 QM08 QP05 5C052 AA02 AA03 AB03 AB04 AC08 CC11 DD02 DD04 5C053 FA08 FA23 GA10 GB06 GB21 GB26 GB32 HA29 JA21 JA22 KA24 LA01 LA06 LA11 LA14 5C059 KK39 KK40 MA24 MB16 MC11 MC22 MC38 ME01 PP01 PP16 RC34 SS06 SS12 SS26 TA75 TB04 TC04 TC47 UA02 UA05 5C078 AA09 BA44 BA53 CA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)画像を符号化する画像符号化手段 (2)符号化された符号化データを蓄積する画像蓄積手
    段 (3)上記画像中の対象物の領域を指定する対象物領域
    選択手段 (4)上記画像の属性情報を入力し上記符号化データと
    関連付ける属性入力手段(5)キーワードの入力および
    候補画像の選択をする検索操作手段 (6)上記属性情報と入力された上記キーワードとマッ
    チングし、該キーワードに関連付けられている上記符号
    化データの検索を行うキーワード検索手段 (7)上記画像蓄積手段に蓄積されている符号化データ
    から候補画像として表示すべき符号化データを抽出する
    データ抽出手段 (8)抽出された上記候補画像の符号化データを復号す
    る画像復号手段 (9)復号された上記候補画像の対象物の領域を切り出
    す対象物領域抽出手段 (10)上記候補画像を表示し、また選択された画像を
    表示する画像表示手段 を備えたことを特徴とする画像データ検索装置。
  2. 【請求項2】 (11)上記候補画像を抽出する抽出時
    間を設定する時間設定手段 (12)上記抽出時間に基づいて、上記データ抽出手段
    が符号化データを抽出する時間を管理する時間管理手段 をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像デ
    ータ検索装置。
  3. 【請求項3】 (1)画像を符号化する画像符号化手段 (2)符号化された符号化データを蓄積する画像蓄積手
    段 (3)上記画像中の対象物の領域を指定する対象物領域
    選択手段 (4)上記画像蓄積手段に蓄積されている符号化データ
    から候補画像として表示すべき符号化データを抽出する
    データ抽出手段 (5)上記候補画像の符号化データを復号する第1の画
    像復号手段 (6)復号された上記候補画像の対象物の領域を切り出
    す第1の対象物領域抽出手段 (7)上記候補画像を表示し、また選択された画像を表
    示する画像表示手段 (8)類似画像検索の基となるテンプレート画像の選択
    および上記候補画像の選択をする検索操作手段 (9)画像検索のために画像蓄積手段に蓄積されている
    符号化データを一時的に伸張する第2の画像復号手段 (10)画像検索のために復号された画像の対象物の領
    域を切り出す第2の対象物領域抽出手段 (11)上記検索操作手段で指定されたテンプレート画
    像と類似する画像を検索する画像検索手段 を備えたことを特徴とする画像データ検索装置。
  4. 【請求項4】 (12)上記画像検索手段における検索
    時間と上記第2の画像復号手段の復号時間の和である1
    画像当たりの検索総和時間を設定する時間設定手段 (13)上記検索総和時間に基づいて、上記データ抽出
    手段が符号化データを抽出する時間を管理する時間管理
    手段 をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載の画像デ
    ータ検索装置。
  5. 【請求項5】 (1)画像を符号化する画像符号化手段 (2)符号化された符号化データを蓄積する画像蓄積手
    段 (3)上記画像中の対象物の領域を指定する対象物領域
    選択手段 (4)上記画像の属性情報を入力し上記符号化データと
    関連付ける属性入力手段 (5)キーワードの入力および類似画像検索の基となる
    テンプレート画像の選択および候補画像の選択をする検
    索操作手段 (6)上記属性情報と入力された上記キーワードとマッ
    チングし、該キーワードに関連付けられている上記符号
    化データの検索を行うキーワード検索手段 (7)上記画像蓄積手段に蓄積されている符号化データ
    から候補画像として表示すべき符号化データを抽出する
    データ抽出手段 (8)上記候補画像の符号化データを復号する第1の画
    像復号手段 (9)復号された上記候補画像の対象物の領域を切り出
    す第1の対象物領域抽出手段 (10)上記候補画像を表示し、また選択された画像を
    表示する画像表示手段 (11)画像検索のために画像蓄積手段に蓄積されてい
    る符号化データを一時的に伸張する第2の画像復号手段 (12)画像検索のために復号された画像の対象物の領
    域を切り出す第2の対象物領域抽出手段 (13)上記検索操作手段で指定されたテンプレート画
    像と類似する画像を検索する画像検索手段 を備えたことを特徴とする画像データ検索装置。
  6. 【請求項6】 (14)上記画像検索手段における検索
    時間と上記第2の画像復号手段の復号時間の和である1
    画像当たりの検索総和時間を設定する時間設定手段 (15)上記検索総和時間に基づいて、上記データ抽出
    手段が符号化データを抽出する時間を管理する時間管理
    手段 をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載の画像デ
    ータ検索装置。
  7. 【請求項7】 上記画像符号化手段は、 (1)上記符号化データに対してウェーブレット変換を
    施すウェーブレット変換手段 (2)ウェーブレット変換係数の値を離散化する量子化
    手段 (3)上記対象物の領域に付与する優先度を設定する対
    象物領域優先度設定手段 (4)上記対象物の領域に対応するウェーブレット変換
    係数を特定する対象物領域マスクを生成する対象物領域
    マスク生成手段 (5)正気対象物領域マスクで示されるウェーブレット
    変換係数の量子化値を、正気対象物領域優先度設定手段
    により設定された優先度分だけスケールアップする対象
    物領域スケールアップ手段 (6)量子化された上記ウェーブレット変換係数をグル
    ープ化して符号化処理単位とする符号化処理単位構成手
    段 (7)各符号化処理単位を構成する上記ウェーブレット
    変換係数をビットプレーンごとに符号化しエントロピー
    符号化データを生成するエントロピー符号化手段 (8)上記エントロピー符号化データに対して各画像の
    符号化に用いられたパラメータを付加する符号化ストリ
    ーム生成手段 を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記
    載の画像データ検索装置。
  8. 【請求項8】 上記データ抽出手段は、上記画像表示手
    段において候補画像として表示すべき最低解像度画像を
    含む符号化処理単位または対象物領域を含む符号化処理
    単位を、上記画像蓄積手段に蓄積されている符号化ビッ
    トストリームから抽出することを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか記載の画像データ検索装置。
  9. 【請求項9】 上記画像検索手段は、 (1)上記画像の色差データのヒストグラムを検出する
    ヒストグラム検出手段 (2)検出された上記ヒストグラムから発生頻度の高い
    色成分を検出するピーク値検出手段 (3)検索対象画像に多く含まれる色成分が上記テンプ
    レート画像に多く含まれる色成分に近い色成分であるか
    否かを検出する類似色検出手段 (4)上記類似色検出手段の出力をカウントし上記検索
    対象画像に多く含まれる色成分と上記テンプレート画像
    に多く含まれる色成分との類似色数を計測する類似色カ
    ウント手段 (5)上記類似色カウント手段の出力である類似色数を
    閾値処理することで類似画像であるか否かを判定する類
    似画像検出手段 を備えたことを特徴とする請求項3または4記載の画像
    データ検索装置。
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