JP2921297B2 - 電気音響変換器 - Google Patents

電気音響変換器

Info

Publication number
JP2921297B2
JP2921297B2 JP27280192A JP27280192A JP2921297B2 JP 2921297 B2 JP2921297 B2 JP 2921297B2 JP 27280192 A JP27280192 A JP 27280192A JP 27280192 A JP27280192 A JP 27280192A JP 2921297 B2 JP2921297 B2 JP 2921297B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
plate
resin case
piezoelectric
converter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27280192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06125597A (ja
Inventor
秀峰 斎藤
雅隆 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP27280192A priority Critical patent/JP2921297B2/ja
Publication of JPH06125597A publication Critical patent/JPH06125597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2921297B2 publication Critical patent/JP2921297B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気音響変換器(以下、
変換器という)にかかり、詳しくは、難聴者用の圧電受
話器に組み込んで用いられる変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の圧電受話器として
は、2端子型または4端子型といわれる変換器を組み込
んで構成されたものが一般的となっている。そして、ま
ず、2端子型といわれる変換器20は、図3の等価回路
図で示すように、所要特性を有する圧電振動板21と、
この圧電振動板21に直列接続された抵抗22と、これ
らを一括的に収納する樹脂ケース(図示していない)
と、圧電振動板21及び抵抗22と並列接続されてなる
コイル23とを備えている。また、図示していないが、
ここでの圧電振動板21は圧電セラミック板と金属板と
を対面接合することによって構成されたものとなってい
る。なお、抵抗22は変換器として必要な音圧−周波数
特性を確保するものであり、また、コイル23は難聴者
が使用する補聴器内のピックアップコイルに対応する漏
洩磁束を発生するために設けられるものである。そし
て、この変換器においては、圧電振動板21を構成する
圧電セラミック板及び金属板のいずれか一方とコイル2
3の一端とが互いに接続され、また、圧電セラミック板
及び金属板のうちの他方とコイル23の他端とが互いに
接続された構成となっており、これらの各々は外部接続
端子24,25のそれぞれを通じて樹脂ケースの外部に
まで引き出されている。
【0003】また、4端子型といわれる変換器30は、
図4の等価回路図で示すように、上記同様の圧電振動板
21及びコイル23を備えており、これらの各々には各
別に設けられたうえで樹脂ケース(図示していない)の
外部にまで引き出された4本の外部接続端子31〜34
がそれぞれ接続されている。そして、この変換器30に
おいても必要となる抵抗22は、変換器30が取り付け
られる受話器用の回路基板(図示していない)上に実装
されたうえで圧電振動板21と直列に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来構
成とされた2端子型の変換器20においては、これを2
端子型として構成する際の必要上から抵抗22を樹脂ケ
ースに収納しなければならず、また、この抵抗22と圧
電振動板21との間におけるリード線などを用いた半田
付け接続を狭隘な樹脂ケース内で行わなければならない
ため、組み立て作業に面倒な手間を要することになって
製造コストの大幅な上昇を招くという不都合が生じてい
た。
【0005】また、4端子型の変換器30においては、
4本もの外部接続端子31〜34を回路基板上に形成さ
れた回路パターンのそれぞれと各別に接続する必要があ
るため、回路基板への取り付け時における半田付け接続
などの手間が増えることになり、受話器生産性の向上を
図ることができないことになっていた。
【0006】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであって、製造コストの低減とともに、受話
器生産性の改善を図ることができる変換器の提供を目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる変換器
は、このような目的を達成するために、圧電セラミック
板及び金属板を対面接合してなる圧電振動板と、この圧
電振動板の外側周縁部を挟み込んで振動自在に保持する
外側ケース及び内側ケースから構成された樹脂ケース
と、この樹脂ケースの外側周縁部に巻回されたコイルと
を備えており、圧電セラミック板及び金属板のいずれか
一方とコイルの一端とは共通接続された第1の外部接続
端子を通じて樹脂ケースの外部に引き出される一方、圧
電セラミック板及び金属板のうちの他方とコイルの他端
とは各別に接続された第2及び第3の外部接続端子それ
ぞれを通じて樹脂ケースの外部に引き出されていること
を特徴とする
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本実施例にかかる変換器の電気的な
構成を示す等価回路図、図2はその実体構成を簡略化し
て示す断面図であり、これらの図における符号1は変換
器を示している。
【0010】この変換器1は、図1及び図2でそれぞれ
示すように、所要特性を有する圧電振動板2と、これを
収納する樹脂ケース3と、この樹脂ケース3に巻回され
たうえで漏洩磁束を発生させるコイル4とを備えてい
る。そして、圧電振動板2は、表裏両面それぞれに電極
(図示していない)が形成された圧電セラミック板5
と、これよりも外径の大きな金属板6とを同心状として
対面させたうえ、これら両者を導電性接着剤(図示して
いない)などで接合することによって一体化した構成と
されている。
【0011】また、樹脂ケース3は、圧電振動板2をそ
の厚み方向に沿って収納するものであり、この圧電振動
板2の振動ノード点、すなわち、これを構成する金属板
6の拡がり方向における外側周縁部を挟み込んで振動自
在に保持する外側ケース7及び内側ケース8から構成さ
れている。なお、この外側ケース7の拡がり方向におけ
る外側周縁部にはコイル4を巻回するための溝部が全周
にわたって形成される一方、その拡がり方向におけるほ
ぼ中央位置には制動孔9が形成されており、この制動孔
9の内面は制動膜10によって覆われている。そして、
この制動孔9と圧電振動板2を介して対向する内側ケー
ス8の所定位置には、放音孔11が形成されている。
【0012】さらに、この樹脂ケース3を構成する外側
ケース7には3本の外部接続端子12〜14が外部に引
き出された状態で取り付けられており、第1の外部接続
端子12に対しては、圧電振動板2を構成する金属板6
がリード線15を介して半田付け接続されるとともに、
コイル4の一端4aが直接的に半田付け接続されてい
る。また、これらのうちの第2の外部接続端子13には
圧電振動板2を構成する圧電セラミック板5がリード線
16を介して半田付け接続される一方、第3の外部接続
端子14に対してはコイル4の他端4bが直接的に半田
付け接続されている。なお、この際、第1の外部接続端
子12と圧電セラミック板5とを接続し、また、第2の
外部接続端子13と金属板6とを接続する構成としても
よいことは勿論である。
【0013】そこで、この変換器1における圧電振動板
2を構成する圧電セラミック板5及び金属板6のいずれ
か一方とコイル4の一端4aとは共通に接続された第1
の外部接続端子12を通じて樹脂ケース3の外部に引き
出されており、また、圧電セラミック板5及び金属板6
のうちの他方とコイル4の他端4bとは第2及び第3の
外部接続端子13,14それぞれを通じて各別の状態で
樹脂ケース3の外部に引き出されていることになる。そ
して、樹脂ケース3の外部に引き出された外部接続端子
12〜14のそれぞれは、各々に対して半田付け接続さ
れたリード線17などを介して受話器を構成する回路基
板(図示していない)上の回路パターンのそれぞれと接
続されている。なお、本実施例にかかる変換器1におい
ても、音圧−周波数特性を確保するための抵抗22が用
いられており、この抵抗22は変換器1が取り付けられ
る受話器用の回路基板上に実装されたうえで圧電振動板
2と直列に接続されている。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる変
換器によれば、圧電セラミック板及び金属板のいずれか
一方とコイルの一端とのみを共通接続し、圧電セラミッ
ク板及び金属板のうちの他方とコイルの他端とは各別接
続のままとしているので、樹脂ケースから外部に引き出
される外部接続端子の本数が3本となる結果、従来の4
端子型変換器に比べると、回路基板への取り付け時にお
ける手間を削減して受話器生産性の改善を図ることがで
きる。また、従来の2端子型変換器のごとく樹脂ケース
内に抵抗を収納する必要がないので、組み立て作業が簡
便となって製造コストの低減することができるという効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる変換器の電気的な構成を示す
等価回路図である。
【図2】その実体構成を簡略化して示す断面図である。
【図3】従来例にかかる2端子型変換器の電気的な構成
を示す等価回路図である。
【図4】従来例にかかる4端子型変換器の電気的な構成
を示す等価回路図である。
【符号の説明】
1 変換器(電気音響変換器) 2 圧電振動板 3 樹脂ケース 4 コイル 4a その一端 4b その他端 5 圧電セラミック板 6 金属板 12 第1の外部接続端子 13 第2の外部接続端子 14 第3の外部接続端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミック板(5)及び金属板
    (6)を対面接合してなる圧電振動板(2)と、この圧
    電振動板(2)の外側周縁部を挟み込んで振動自在に
    持する外側ケース(7)及び内側ケース(8)から構成
    された樹脂ケース(3)と、この樹脂ケース(3)の外
    側周縁部に巻回されたコイル(4)とを備えており、 圧電セラミック板(5)及び金属板(6)のいずれか一
    方と、コイル(4)の一端(4a)とは、共通に接続さ
    れた第1の外部接続端子(12)を通じて樹脂ケース
    (3)の外部に引き出される一方、 圧電セラミック板(5)及び金属板(6)のうちの他方
    と、コイル(4)の他端(4b)とは、各別に接続され
    た第2及び第3の外部接続端子(13,14)それぞれ
    を通じて樹脂ケース(3)の外部に引き出されているこ
    とを特徴とする電気音響変換器。
JP27280192A 1992-10-12 1992-10-12 電気音響変換器 Expired - Fee Related JP2921297B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27280192A JP2921297B2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 電気音響変換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27280192A JP2921297B2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 電気音響変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06125597A JPH06125597A (ja) 1994-05-06
JP2921297B2 true JP2921297B2 (ja) 1999-07-19

Family

ID=17518944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27280192A Expired - Fee Related JP2921297B2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 電気音響変換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2921297B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8520869B2 (en) 2010-03-29 2013-08-27 Panasonic Corporation Piezoelectric acoustic transducer

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06125597A (ja) 1994-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002152882A (ja) マイクロスピーカの製造方法とそれによるマイクロスピーカ
JP4159408B2 (ja) スピーカ
US6577743B2 (en) Electroacoustic transducer and structure for mounting an electroacoustic transducer
JP3606877B2 (ja) サウンダー
JP2921297B2 (ja) 電気音響変換器
US11665479B2 (en) Sounding device
JP2003304592A (ja) スピーカ
JP3158850B2 (ja) マイクロフォン
JPS60199298A (ja) 圧電音響変換装置
JPH0352071Y2 (ja)
JP3531261B2 (ja) スピーカ
JPS626400B2 (ja)
JP2832999B2 (ja) スピーカ
JP3309682B2 (ja) 圧電発音体
JP2002186091A (ja) マイクロスピーカ
JPH09247781A (ja) 圧電レシーバ
JPH0411398Y2 (ja)
JP2568081Y2 (ja) 電磁型レシーバ
JP3916995B2 (ja) 電気音響変換器
JPH0364200A (ja) コイル付き圧電型受話器
JP2528260Y2 (ja) 小形電気音響変換器のフレーム構造
JPH09130890A (ja) スピーカ
JPH0221840Y2 (ja)
JP2613372B2 (ja) 電磁型電気・音響変換器
JP2522202Y2 (ja) 電気音響変換器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees