JP2919931B2 - 小型船舶 - Google Patents
小型船舶Info
- Publication number
- JP2919931B2 JP2919931B2 JP2224078A JP22407890A JP2919931B2 JP 2919931 B2 JP2919931 B2 JP 2919931B2 JP 2224078 A JP2224078 A JP 2224078A JP 22407890 A JP22407890 A JP 22407890A JP 2919931 B2 JP2919931 B2 JP 2919931B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- liquid level
- gauge
- oil
- level gauge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、水面を滑走する小型ジェット推進艇など
の小型船舶に関するものである。
の小型船舶に関するものである。
従来、操作ハンドルの後方にシートを設け、このシー
トの両側に左右一対のフートデッキを設け、このフート
デッキの前端に上記シートよりも前方に位置して後傾し
た傾斜面を形成し、船体内部にタンクを配置した小型ジ
ェット推進艇などの小型船舶が知られている。
トの両側に左右一対のフートデッキを設け、このフート
デッキの前端に上記シートよりも前方に位置して後傾し
た傾斜面を形成し、船体内部にタンクを配置した小型ジ
ェット推進艇などの小型船舶が知られている。
上記推進艇は、シートに跨った乗員が体を前後左右に
移動させて船舶のバランスを取るために、船体内部に配
置したタンクの液面を表示する液面ゲージを設ける位置
によっては、体が邪魔になって液面ゲージが見えにくく
なるおそれがある。
移動させて船舶のバランスを取るために、船体内部に配
置したタンクの液面を表示する液面ゲージを設ける位置
によっては、体が邪魔になって液面ゲージが見えにくく
なるおそれがある。
この発明は、このような従来の課題の解決のためにな
されたものであり、液面ゲージを常に容易に確認できる
ようにするとともに、液面ゲージが船舶の操縦の邪魔に
ならないようにすることを目的とするものである。
されたものであり、液面ゲージを常に容易に確認できる
ようにするとともに、液面ゲージが船舶の操縦の邪魔に
ならないようにすることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕 この発明は、操作ハンドルの後方にシートを設け、こ
のシートの両側に左右一対のフートデッキを設け、この
フートデッキの前端に上記シートよりも前方に位置して
後傾した傾斜面を形成し、船体内部にタンクを配置した
小型船舶において、上記傾斜面に、上記タンクの液面を
表示する液面ゲージを配置し、この液面ゲージの表面を
上記傾斜面とほぼ面一に形成したものである。
のシートの両側に左右一対のフートデッキを設け、この
フートデッキの前端に上記シートよりも前方に位置して
後傾した傾斜面を形成し、船体内部にタンクを配置した
小型船舶において、上記傾斜面に、上記タンクの液面を
表示する液面ゲージを配置し、この液面ゲージの表面を
上記傾斜面とほぼ面一に形成したものである。
上記構成では、シートよりも前方に位置するようにフ
ートデッキの前端に形成した傾斜面に、タンクの液面を
表示する液面ゲージを配置したから、シートに跨った乗
員が体を大きく前後左右に移動させてもこれが体によっ
て隠れることがなく、またシートに跨った乗員が容易に
目視することができるから、液面ゲージを常に容易に確
認することができる。
ートデッキの前端に形成した傾斜面に、タンクの液面を
表示する液面ゲージを配置したから、シートに跨った乗
員が体を大きく前後左右に移動させてもこれが体によっ
て隠れることがなく、またシートに跨った乗員が容易に
目視することができるから、液面ゲージを常に容易に確
認することができる。
さらに、液面ゲージの表面を傾斜面とほぼ面一に形成
したので、液面ゲージが船舶の操縦の邪魔にはならな
い。
したので、液面ゲージが船舶の操縦の邪魔にはならな
い。
第２図において、船底板を構成する船体部材２とデッ
キを構成するデッキ部材３とがそれぞれFRPで一体に構
成され、それらが周縁部で互いに接合されてそれらの間
に空間が形成されて艇体１が構成されている。上部デッ
キの中央部より後方には艇体１の中心線上に座席台５が
形成され、その両側にはブルワーク30との間にフートデ
ッキ31が形成されている。上記座席台５の上にはシート
50が載置されて座席（運転席）が形成され、その前側に
は支持台４および操作ハンドル40が形成されている。
キを構成するデッキ部材３とがそれぞれFRPで一体に構
成され、それらが周縁部で互いに接合されてそれらの間
に空間が形成されて艇体１が構成されている。上部デッ
キの中央部より後方には艇体１の中心線上に座席台５が
形成され、その両側にはブルワーク30との間にフートデ
ッキ31が形成されている。上記座席台５の上にはシート
50が載置されて座席（運転席）が形成され、その前側に
は支持台４および操作ハンドル40が形成されている。
また船尾船底部には、図示しない推進機が設置され、
その流路中で回転するプロペラにより船底部から水を吸
引して船尾後方の所定方向のディフレクタ20を通して水
を噴射させることにより、艇体１を推進および旋回させ
るようにしている。そして人がシート50に腰掛けて足を
フートデッキ31上に置き、手で操作ハンドル40を握って
艇体１を操縦する。
その流路中で回転するプロペラにより船底部から水を吸
引して船尾後方の所定方向のディフレクタ20を通して水
を噴射させることにより、艇体１を推進および旋回させ
るようにしている。そして人がシート50に腰掛けて足を
フートデッキ31上に置き、手で操作ハンドル40を握って
艇体１を操縦する。
上記フートデッキ31の前端部の壁、すなわち運転席に
対向する部分のデッキ部材３にはオイルゲージ６が設け
られている。このオイルゲージ（液面ゲージ）６は、第
１図、第３図および第４図に示すように構成されてい
る。すなわち、デッキ部材３の内側にオイルタンク７が
配置され、このオイルタンク７の上部には適宜の数のリ
ブ71が形成され、またデッキ部材３の内側にもこれに対
応してリブ33が設けられ、両リブ71と33とがボルト34に
よりそれぞれ結合されてオイルタンク７が保持されてい
る。
対向する部分のデッキ部材３にはオイルゲージ６が設け
られている。このオイルゲージ（液面ゲージ）６は、第
１図、第３図および第４図に示すように構成されてい
る。すなわち、デッキ部材３の内側にオイルタンク７が
配置され、このオイルタンク７の上部には適宜の数のリ
ブ71が形成され、またデッキ部材３の内側にもこれに対
応してリブ33が設けられ、両リブ71と33とがボルト34に
よりそれぞれ結合されてオイルタンク７が保持されてい
る。
このオイルタンク７にはオイルの液面79の上側と下側
とを連通させる連結ホース72が設けられ、またオイルタ
ンク７の底部から導出された第１のオイル取出し管73と
液面79上から導出された第２のオイル取出し管74とが設
けられ、さらに液面79上にエアーベント管75が設けら
れ、このエアーベント管75の途中には逆止弁76が設けら
れている。
とを連通させる連結ホース72が設けられ、またオイルタ
ンク７の底部から導出された第１のオイル取出し管73と
液面79上から導出された第２のオイル取出し管74とが設
けられ、さらに液面79上にエアーベント管75が設けら
れ、このエアーベント管75の途中には逆止弁76が設けら
れている。
また上記オイルタンク７からは、透明の液面レベル用
ゲージパイプ70が導出され、運転席に対向するデッキ部
材３に上記ゲージパイプ70が所定の長さに亘って嵌込ま
れるように外部に開口する細長い凹部61が形成され、こ
の凹部61の周囲には座部62が形成されている。また上記
凹部61の両端部には上記ゲージパイプ70が貫通する貫通
穴66が形成され、この貫通穴66を貫通したゲージパイプ
70が凹部61に嵌入されるようにしている。この凹部61上
には外面から上記ゲージパイプ70中の液面が見えるよう
に透明の窓部64が形成されたゲージ板63が配置されてい
る。このゲージ板63とデッキ部材の座部62との間にはパ
ッキン65が配置され、このパッキン65によりゲージ板63
が座部62に接着されて上記貫通穴66がシールされてい
る。またこのゲージ板63上には窓（開口部）68が形成さ
れたゲージラベル67が張り付けられている。なお、上記
ゲージ板63は窓部64のみならず全体が透明なアクリル樹
脂の板などで構成してもよい。
ゲージパイプ70が導出され、運転席に対向するデッキ部
材３に上記ゲージパイプ70が所定の長さに亘って嵌込ま
れるように外部に開口する細長い凹部61が形成され、こ
の凹部61の周囲には座部62が形成されている。また上記
凹部61の両端部には上記ゲージパイプ70が貫通する貫通
穴66が形成され、この貫通穴66を貫通したゲージパイプ
70が凹部61に嵌入されるようにしている。この凹部61上
には外面から上記ゲージパイプ70中の液面が見えるよう
に透明の窓部64が形成されたゲージ板63が配置されてい
る。このゲージ板63とデッキ部材の座部62との間にはパ
ッキン65が配置され、このパッキン65によりゲージ板63
が座部62に接着されて上記貫通穴66がシールされてい
る。またこのゲージ板63上には窓（開口部）68が形成さ
れたゲージラベル67が張り付けられている。なお、上記
ゲージ板63は窓部64のみならず全体が透明なアクリル樹
脂の板などで構成してもよい。
上記構成において、艇体１の通常の航走状態ではオイ
ルタンク７中のオイルは、第１のオイル取出し管73から
取出されてエンジンに供給されるとともに、液面79上に
エアーベント管75を通して空気が取入れられ、液面79は
透明のゲージパイプ70中にも現れ、その液面が窓68およ
びゲージ板63を通して運転席上の人が読取ることができ
る。また艇体１が転覆した際には、エアーベント75は逆
止弁76により閉じられ、オイルタンク７中のオイルは第
２の取出し管74から取出される。なお、連結ホース72の
一端部72aを外すことにより、連結ホース72をドレンの
抜出しに利用することができる。
ルタンク７中のオイルは、第１のオイル取出し管73から
取出されてエンジンに供給されるとともに、液面79上に
エアーベント管75を通して空気が取入れられ、液面79は
透明のゲージパイプ70中にも現れ、その液面が窓68およ
びゲージ板63を通して運転席上の人が読取ることができ
る。また艇体１が転覆した際には、エアーベント75は逆
止弁76により閉じられ、オイルタンク７中のオイルは第
２の取出し管74から取出される。なお、連結ホース72の
一端部72aを外すことにより、連結ホース72をドレンの
抜出しに利用することができる。
また上記構成では、ゲージパイプ70がデッキ部材を貫
通する部分は凹部61の両端部のみで、従来のように細長
い貫通穴は形成されないために座部62の剛性が高く、こ
のためこの部分に接着さたパッキン65によるシールが確
実に果され、また従来のような裏側からの支持部材81が
必要ないために部品点数が少なく、構成も簡単で、ゲー
ジパイプ70の取付けも容易に行なうことができる。
通する部分は凹部61の両端部のみで、従来のように細長
い貫通穴は形成されないために座部62の剛性が高く、こ
のためこの部分に接着さたパッキン65によるシールが確
実に果され、また従来のような裏側からの支持部材81が
必要ないために部品点数が少なく、構成も簡単で、ゲー
ジパイプ70の取付けも容易に行なうことができる。
以上説明したように、この発明によれば、シートより
も前方に位置するようにフートデッキの前端に形成した
傾斜面に、タンクの液面を表示する液面ゲージを配置し
たから、シートに跨った乗員が体を大きく前後左右に移
動させてもこれが体によって隠れることがなく、またシ
ートに跨った乗員が容易に目視することができるから、
液面ゲージを常に容易に確認することができる。
も前方に位置するようにフートデッキの前端に形成した
傾斜面に、タンクの液面を表示する液面ゲージを配置し
たから、シートに跨った乗員が体を大きく前後左右に移
動させてもこれが体によって隠れることがなく、またシ
ートに跨った乗員が容易に目視することができるから、
液面ゲージを常に容易に確認することができる。
さらに、液面ゲージの表面を傾斜面とほぼ面一に形成
したので、液面ゲージが船舶の操縦の邪魔にはならな
い。
したので、液面ゲージが船舶の操縦の邪魔にはならな
い。
第１図はこの発明の実施例を示すオイルタンク設置部の
縦断面図、第２図はその艇体全体の斜視図、第３図は第
１図のIII−III線断面図、第４図はオイルゲージの分解
説明図である。 １……艇体、２……船体部材、３……デッキ部材、６…
…オイルゲージ、７……オイルタンク、40……操作ハン
ドル、50……座席のシート、61……凹部、63……ゲージ
板、66……貫通穴、70……ゲージパイプ。
縦断面図、第２図はその艇体全体の斜視図、第３図は第
１図のIII−III線断面図、第４図はオイルゲージの分解
説明図である。 １……艇体、２……船体部材、３……デッキ部材、６…
…オイルゲージ、７……オイルタンク、40……操作ハン
ドル、50……座席のシート、61……凹部、63……ゲージ
板、66……貫通穴、70……ゲージパイプ。
Claims (1)
- 【請求項１】操作ハンドルの後方にシートを設け、この
シートの両側に左右一対のフートデッキを設け、このフ
ートデッキの前端に上記シートよりも前方に位置して後
傾した傾斜面を形成し、船体内部にタンクを配置した小
型船舶において、上記傾斜面に、上記タンクの液面を表
示する液面ゲージを配置し、この液面ゲージの表面を上
記傾斜面とほぼ面一に形成したことを特徴とする小型船
舶。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2224078A JP2919931B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 小型船舶 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2224078A JP2919931B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 小型船舶 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04103490A JPH04103490A (ja) | 1992-04-06 |
| JP2919931B2 true JP2919931B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=16808215
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2224078A Expired - Lifetime JP2919931B2 (ja) | 1990-08-23 | 1990-08-23 | 小型船舶 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2919931B2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-23 JP JP2224078A patent/JP2919931B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04103490A (ja) | 1992-04-06 |
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