JP2914509B2 - 足踏み式パーキングブレーキ装置 - Google Patents

足踏み式パーキングブレーキ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、足踏み式パーキングブレーキ装置の改良に
関する。
「従来の技術」 従来の足踏み式パーキングブレーキ装置では、爪車と
爪部材との噛合を解除するために解除力を伝えるリリー
スケーブルの力線方向と、解除アームの揺動中心である
枢支軸との距離は解除開始時と解除完了時とでは殆ど一
定であり、したがって、解除操作力も一定のものが一般
的であった。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながらこのような従来の足踏み式パーキングブ
レーキ装置では、大きな解除力を必要とする解除始め
と、小さい解除力でもよい解除完了近くとで前記距離が
かわらず、解除始めの解除力を軽減するために前記距離
を大きくするとリリースケーブルを引く引き付け距離が
長くなり、逆にリリースケーブルの引き付け距離を短く
しようとすると前記距離Hを小さくせざるを得ず、解除
力が大きくなってブレーキの解除が困難になるという解
決を要する課題があった。
ブレーキ解除の始めと完了時とでは前者において解除
力が大きく、以後徐々に小さくなることを第3図を援用
して以下に説明する。
図において、 θ:爪部材作動角 P:解除抵抗力 F:足踏みレバーにかかる踏力 L2:足踏みレバー枢支軸からペダル(着力点)までの距
離 W:ブレーキ対応力(爪部材の爪先端にかかる抗力) μ:摩擦係数 とすれば、解除抵抗力Pとブレーキ対応力Wとの関係は
つぎのようになる。
上記解析結果は第4図に例示されている。同図で解除
抵抗力Pは無次元化してP1としてある。
同図に示されるように爪部材の作動角θの増大に従っ
て解除抵抗力Pは減少し、一方、リリースケーブルの引
き付け距離S(図中ではリリースケーブル後端に設けら
れるノブの作動ストロークと表示)は漸増している。
本発明は、このような従来の技術における課題に着目
してなされたもので、大きな解除力を要するブレーキ解
除初期においても小さな解除力でブレーキ解除が出来、
しかもリリースケーブルの引き付け距離が小さいブレー
キ解除機構を有する足踏み式パーキングブレーキ装置を
提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするとこ
ろは、 自動車の床近傍に固設される支持ブラケットに枢支さ
れた足踏みレバーと、 一端を前記足踏みレバーに止結されてブレーキ力を伝
えるコントロールケーブルと、 前記足踏みレバーの枢支軸に同心にかつ該足踏みレバ
ーに固結して設けられ、多数の係止歯を刻設された爪車
と、 前記支持ブラケットに揺動可能に枢支され、前記爪車
に噛合して足踏みレバーを係止する爪部材と、 前記爪部材の揺動端に係合する押圧子を有し、前記支
持ブラケットに揺動可能に枢支される解除アームと、 前記解除アームの揺動部位の止結点に固結され、解除
力を伝えるリリースケーブルとを備えて成る足踏み式パ
ーキングブレーキ装置において、 前記解除アームをその揺動軸に枢支される軸側部材
と、該軸側部材の先端部近傍に揺動可能に枢着され、そ
の中間部にリリースケーブルが止結されるケーブル止結
部材とから構成し、 前記ケーブル止結部材を前記軸側部材に対しリリース
ケーブルの引っ張り方向とは反対方向に屈曲可能に枢着
するとともに、該引っ張り方向には相対的な所定角度位
置に拘束するよう両部材の端部を当接させ、 解除アームの解除工程途中において、前記ケーブル止
結部材が当接して折れ曲がるストッパを前記支持ブラケ
ットに固設したことを特徴とする足踏み式パーキングブ
レーキ装置に存する。
「作用」 ブレーキを解除するためリリースケーブルを引き寄せ
ると、解除アームはその枢支軸を中心に回動しようとす
る。
解除アームを構成する軸側部材とケーブル止結部材と
は端部が当接してリリースケーブルの引っ張り方向に対
して相対的な所定角度位置に拘束されているから、解除
始めには一体となって回動し、解除力力線と解除アーム
の枢支軸との距離は大きく、小さな解除力でおおきな解
除回転力を得ることができる。
リリースケーブルに引かれて解除アームは徐々に回動
し、尾端に固設されている押圧子は爪部材の尾端を押圧
して爪部材を回動させる。
リリースケーブルの引っ張り方向はほぼ一定であるか
ら、該方向と解除アームの枢支軸との距離は徐々に小さ
くなっている。そして一定の揺動角に達すると前記ケー
ブル止結部材の先端はストッパーに当接し進行を阻止さ
れる。
しかしながら、リリースケーブルの前記止結点は前記
ストッパーと解除アームを構成する両部材の枢支点との
中間に設けられているから、解除アームは構成両部材の
枢支点で曲折され、両部材の嘴合は解かれ、以後はほぼ
軸側部材のみが解除アームとして作用する。
一方、爪車の係止歯と爪部材の爪との噛合部に生じて
いる解除抵抗力は完全な噛合状態のときに最も大きく、
爪部材の回動に連れて漸次小さくなるから、解除アーム
の解除回転力が小さくなっても前記解除抵抗力に抗して
噛合状態を解除するのに差支えない。
また、リリースケーブルの引き寄せ量は解除アームを
構成する両部材が一体となって長いときは大きく、軸側
部材のみとなったときはストッパーとリリースケーブル
との距離にケーブル止結部材のストッパーを中心とする
揺動角の増分を乗じたものとなり、極めて小さくなり、
解除アームが一個の固体の場合に比べて、全体に小さく
なっている。
「実施例」 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
足踏み式パーキングブレーキ装置10は車両の床近傍に
取付けボルト12によって固設された支持ブラケット11に
回動可能に枢支された足踏みレバー13と、該足踏みレバ
ー13に固設して設けられている爪車15の係止歯15aに噛
合してブレーキ力を保持する爪部材17と、揺動尾部に該
爪部材17の揺動端17bを押圧する押圧子34を備えリリー
スケーブル40を止結する解除アーム30と、後端部を足踏
みレバー13に係着され、足踏みレバー13に固設されたコ
ントロールケーブル案内部材24に巻回され、ブレーキ力
を伝えるコントロールケーブル25とから成っている。
足踏みレバー13の先端部には操作者の脚方向に踏面14
aを向けたペダル14が固設されており、枢支軸16を巻く
ようにしてコントロールケーブル案内部材24が固設さ
れ、同様に枢支軸16を中心にして爪車15の係止歯15aが
刻設されている。
爪車15に係止する爪18を有する爪部材17は爪部材の枢
支軸19に回動可能に枢支されており、長く延びたアーム
17aの揺動端17bは解除アーム30の押圧子34に当接してい
る。また爪部材のアーム17aの反対側の端部17cには該爪
部材17の爪18を常に爪車15の係止歯15aに噛合する側に
付勢するばね20が取付けられている。
解除アーム30は解除アームの枢支軸34aに揺動可能に
枢支され、揺動尾部に押圧子34が固設された軸側部材31
と、該軸側部材31に枢支ピン36により揺動可能に枢支さ
れ、全長の中間部にリリースケーブル40の先端部を止結
する揺動部位である止結点38のあるケーブル止結部材35
とから成っている。ケーブル止結部材35は軸側部材31に
対しリリースケーブル40の引っ張り方向とは反対方向に
屈曲可能に枢着されている。
軸側部材31とケーブル止結部材35とによって構成され
る解除アーム30には第2図に示すようにリリースケーブ
ル40に引かれたとき、引っ張り方向には相対的な所定角
度位置に拘束するよう当接する端部37a,37bが両部材31,
35に設けられている。
一方、支持ブラケット11には解除アーム30が所定角度
回動したとき、ケーブル止結部材35の端部に当接して折
れ曲がるストッパー39が設けられている。
リリースケーブル40は止結点38で解除アーム30と結ば
れ、他端部には図示省略したリリースノブが備えられて
いる。
コントロールケーブル25は足踏みレバー13に一端を止
結され、コントロールケーブル案内部材24に沿って配設
され、車体に沿って延設されており、足踏みレバー13の
踏みこみ量に対応したブレーキ力を伝えている。
次に作用を説明する。
ペダル14を踏み込むと足踏みレバー13は枢支軸16を中
心に第1図において時計方向に回動し、踏みこみ量に対
応したブレーキ力をコントロールケーブル25に伝えてい
る。一方爪部材17は常に爪車15側に付勢されているか
ら、ペダル14から足を離すと該位置で爪車15の係止歯15
aと爪部材17の爪18とは噛合して足踏みレバー13の復帰
を阻止し、ブレーキ状態となる。
ブレーキ状態では爪部材の爪18の先端にはブレーキ力
に対応した一定比率のブレーキ対応力Wが掛っている。
ブレーキ状態を解除するためリリースケーブル40の後
端に備えられているリリースノブを引くと、引き始めで
はリリースケーブル40の引っ張り方向と、解除アーム30
の枢支軸35との距離は第2図に示すようにH1となってい
る。
リリースケーブル40を引き続けると解除アーム30は押
圧子34を介して爪部材17を反時計方向に回動させながら
自らも反時計方向に回動する。リリースケーブル40の引
っ張り方向は殆ど変化せず、やがてケーブル止結部材35
の先端はストッパー39に当接する。
このまま更にリリースケーブル40を引きつづけると解
除アーム30は枢支ピン36を中心に曲折し、端部37a,37b
は離間し、解除アーム30はあたかもほぼ軸側部材31のみ
になったような動きになる。
すなわち解除アーム30はストッパー39に当接するまで
はアーム長さH1であり、当接後はH2となる。したがっ
て、解除始めにおいては解除アーム30の解除回転力は大
きくなり、解除動作後半では小さくなる。そして押圧子
33を通して爪部材17にも同様に伝達される。
このことは先の解析結果と一致しており、加えるべき
解除力に無駄がない。また、リリースケーブル40の引っ
張り量も始めは多いが、ストッパー39に当接後はストッ
パー39とリリースケーブル40との距離h1にストッパ39を
中心としたケーブル止結部材35の揺動角増分を乗じたも
のとなり、極めて小さいものとなる。
「発明の効果」 本発明に係る足踏み式パーキングブレーキ装置によれ
ば、大きな解除力を要する解除始めにおいても小さな解
除力でブレーキ解除が可能となり、しかも解除の為のノ
ブの引き付け量が少なくてすみ、足踏み式パーキングブ
レーキ装置のブレーキ解除操作が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示しており、
第1図は足踏み式パーキングブレーキ装置の正面図、第
2図は解除アームの作用説明図、第3図は爪車と爪部材
との噛合解析用の説明図、第4図は解析結果の一例を示
す線図である。 10……足踏み式パーキングブレーキ装置 11……支持ブラケット、13……足踏みレバー 15……爪車、15a……爪車の係止歯 16……枢支軸、17……爪部材 17b……爪部材の揺動端 25……コントロールケーブル 30……解除アーム、31……軸側部材 32……解除アームの尾端、34……押圧子 34a……解除アームの枢支軸 35……ケーブル止結部材、36……枢支ピン 38……リリースケーブル止結点 39……ストッパー、40……リリースケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60T 7/06 G05G 5/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の床近傍に固設される支持ブラケッ
    トに枢支された足踏みレバーと、 一端を前記足踏みレバーに止結されてブレーキ力を伝え
    るコントロールケーブルと、 前記足踏みレバーの枢支軸に同心にかつ該足踏みレバー
    に固結して設けられ、多数の係止歯を刻設された爪車
    と、 前記支持ブラケットに揺動可能に枢支され、前記爪車に
    噛合して足踏みレバーを係止する爪部材と、 前記爪部材の揺動端に係合する押圧子を有し、前記支持
    ブラケットに揺動可能に枢支される解除アームと、 前記解除アームの揺動部位の止結点に固結され、解除力
    を伝えるリリースケーブルとを備えて成る足踏み式パー
    キングブレーキ装置において、 前記解除アームをその揺動軸に枢支される軸側部材と、
    該軸側部材の先端部近傍に揺動可能に枢着され、その中
    間部にリリースケーブルが止結されるケーブル止結部材
    とから構成し、 前記ケーブル止結部材を前記軸側部材に対しリリースケ
    ーブルの引っ張り方向とは反対方向に屈曲可能に枢着す
    るとともに、該引っ張り方向には相対的な所定角度位置
    に拘束するよう両部材の端部を当接させ、 解除アームの解除工程途中において、前記ケーブル止結
    部材が当接して折れ曲がるストッパを前記支持ブラケッ
    トに固設したことを特徴とする足踏み式パーキングブレ
    ーキ装置。
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