JP2912997B2 - エレベータのカウンターレール芯出し装置 - Google Patents
エレベータのカウンターレール芯出し装置Info
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- JP2912997B2 JP2912997B2 JP23097396A JP23097396A JP2912997B2 JP 2912997 B2 JP2912997 B2 JP 2912997B2 JP 23097396 A JP23097396 A JP 23097396A JP 23097396 A JP23097396 A JP 23097396A JP 2912997 B2 JP2912997 B2 JP 2912997B2
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- counter rail
- centering device
- car
- rail
- counter
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータのカウン
ターレール芯出し装置に関する。
ターレール芯出し装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来において、釣合い錘用ガイドレール
であるカウンターレールは図３に示すような構成の芯出
し装置を用いて芯出し作業を行っていた。図３は従来の
カウンターレール芯出し装置の乗りかごへの取付状態を
示す斜視図である。
であるカウンターレールは図３に示すような構成の芯出
し装置を用いて芯出し作業を行っていた。図３は従来の
カウンターレール芯出し装置の乗りかごへの取付状態を
示す斜視図である。
【０００３】まずこの芯出し装置の構成を説明する。
【０００４】図において、１は２本設置されるメインレ
ールで、３は図示しない駆動装置により昇降路内を昇降
する乗りかごで、この乗りかご３は、その側方に設置さ
れて前記２本のメインレール１に係合し、このメインレ
ール１に沿って乗りかご３を案内するガイドシュー３１
と、このガイドシュー３１をその上下端部で支持する一
対の縦枠３２と、この一対の縦枠３２の各上端部を連結
する上枠３３と、前記縦枠３２の下端部に固定保持され
るかご床枠３４とから形成されている。
ールで、３は図示しない駆動装置により昇降路内を昇降
する乗りかごで、この乗りかご３は、その側方に設置さ
れて前記２本のメインレール１に係合し、このメインレ
ール１に沿って乗りかご３を案内するガイドシュー３１
と、このガイドシュー３１をその上下端部で支持する一
対の縦枠３２と、この一対の縦枠３２の各上端部を連結
する上枠３３と、前記縦枠３２の下端部に固定保持され
るかご床枠３４とから形成されている。
【０００５】なお、４は前記縦枠３２の上部に固定保持
される防護天井である。
される防護天井である。
【０００６】そして５は乗りかご３と図示しないロープ
にて連結され、乗りかご３と同期して昇降する釣合い錘
をガイドする、図示しないカウンターレールの芯出しを
行う芯出し装置で、このカウンターレールを把持するこ
とにより、レールを芯の出された規定の位置に変位させ
る把持部６と、前記縦枠３２に固定され、前記把持部６
を縦枠３２に支持する支持部５ａとから形成されてい
る。
にて連結され、乗りかご３と同期して昇降する釣合い錘
をガイドする、図示しないカウンターレールの芯出しを
行う芯出し装置で、このカウンターレールを把持するこ
とにより、レールを芯の出された規定の位置に変位させ
る把持部６と、前記縦枠３２に固定され、前記把持部６
を縦枠３２に支持する支持部５ａとから形成されてい
る。
【０００７】そして、この芯出し装置５を用いた芯出し
方法としては、まず昇降路内にメインレール１とカウン
ターレールとを仮設した後、各ガイドシューが各レール
に係合する状態で乗りかご３および釣合い錘をそれぞれ
組立て、これらの乗りかご３と釣合い錘との間をロープ
にて連結し、両者をいわゆる「つるべ式」に懸垂する。
方法としては、まず昇降路内にメインレール１とカウン
ターレールとを仮設した後、各ガイドシューが各レール
に係合する状態で乗りかご３および釣合い錘をそれぞれ
組立て、これらの乗りかご３と釣合い錘との間をロープ
にて連結し、両者をいわゆる「つるべ式」に懸垂する。
【０００８】そのあと芯出し装置５を、その支持部５ｂ
に固定された把持部６にてカウンターレールを把持させ
る。
に固定された把持部６にてカウンターレールを把持させ
る。
【０００９】そしてこの把持した位置でカウンターレー
ルを昇降路壁に据付け固定すればカウンターレールは規
定の芯の出された位置に据付け固定されることになる。
ルを昇降路壁に据付け固定すればカウンターレールは規
定の芯の出された位置に据付け固定されることになる。
【００１０】またさらに、乗りかご３を昇降させ、昇降
路の各工程で順次前記据付け作業を行うことにより、昇
降路の全工程においてカウンターレールを芯出し固定す
るができる。
路の各工程で順次前記据付け作業を行うことにより、昇
降路の全工程においてカウンターレールを芯出し固定す
るができる。
【００１１】この種の芯出し装置の一例としては、特開
平６−３０５０５９号公報にその開示が見られる。
平６−３０５０５９号公報にその開示が見られる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術による芯
出し装置５は乗りかごの縦枠３２に支持部５ａを固定す
ることにより設置されている。しかしこの支持部５ａは
略コの字形状に形成されているため、縦枠３２を結んだ
直線方向への力により力と同一の方向へ容易にたわんで
しまう。
出し装置５は乗りかごの縦枠３２に支持部５ａを固定す
ることにより設置されている。しかしこの支持部５ａは
略コの字形状に形成されているため、縦枠３２を結んだ
直線方向への力により力と同一の方向へ容易にたわんで
しまう。
【００１３】すなわち、カウンターレールは芯出し装置
５の把持部６により把持されて、正規位置へ移動する
が、この移動時のカウンターレールの質量による反力
が、支持部５ａへ前記直線方向の力として作用する。
５の把持部６により把持されて、正規位置へ移動する
が、この移動時のカウンターレールの質量による反力
が、支持部５ａへ前記直線方向の力として作用する。
【００１４】図４により詳細説明を行う。図４は前記芯
出し装置の把持部周辺の拡大平面図である。
出し装置の把持部周辺の拡大平面図である。
【００１５】把持部６によるカウンターレール２０の把
持により、カウンターレール背面用クランプ６ａはカウ
ンターレール２０を正規位置となる矢印６ｂの方向へ移
動させる。この際、前述の通りカウンターレールの質量
による反力が支持部５ａへ前記直線方向の力として作用
する。また、把持部６は装置支持部５ａに固定されてい
るため、支持部５ａはこの反力により矢印５ｂの方向へ
一部変位してしまう。これに伴い芯出し装置５は正規位
置にとどまることができなくなる。よってカウンターレ
ールの芯出し精度の低下を招くという問題点があった。
持により、カウンターレール背面用クランプ６ａはカウ
ンターレール２０を正規位置となる矢印６ｂの方向へ移
動させる。この際、前述の通りカウンターレールの質量
による反力が支持部５ａへ前記直線方向の力として作用
する。また、把持部６は装置支持部５ａに固定されてい
るため、支持部５ａはこの反力により矢印５ｂの方向へ
一部変位してしまう。これに伴い芯出し装置５は正規位
置にとどまることができなくなる。よってカウンターレ
ールの芯出し精度の低下を招くという問題点があった。
【００１６】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
で、芯出し装置の部分的な変位を防止するエレベータの
カウンターレール芯出し装置を提供することを目的とす
る。
で、芯出し装置の部分的な変位を防止するエレベータの
カウンターレール芯出し装置を提供することを目的とす
る。
【００１７】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、乗りか
ごのかご床から所定間隔をもって乗りかごのかご床枠の
カウンターレールが対向する辺に隣合う辺に立設された
縦枠に固定され、カウンターレール側とは逆方向に開口
を形成する略コの字状の支持部と、この支持部の前記カ
ウンターレール側に固定され、把持することによって前
記カウンターレールを正規位置へ位置決めする把持部と
を備えて構成したエレベータのカウンターレール芯出し
装置において、その下端部が前記かご床に連結されると
ともに、上部が前記支持部の対向する辺と連結される補
強材を備えたことにより達成される。
ごのかご床から所定間隔をもって乗りかごのかご床枠の
カウンターレールが対向する辺に隣合う辺に立設された
縦枠に固定され、カウンターレール側とは逆方向に開口
を形成する略コの字状の支持部と、この支持部の前記カ
ウンターレール側に固定され、把持することによって前
記カウンターレールを正規位置へ位置決めする把持部と
を備えて構成したエレベータのカウンターレール芯出し
装置において、その下端部が前記かご床に連結されると
ともに、上部が前記支持部の対向する辺と連結される補
強材を備えたことにより達成される。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に基づき説明する。
に基づき説明する。
【００１９】まず、図１、図２を用いて本発明の実施の
形態に係る芯出し装置に用いられる補強材の構成を説明
する。
形態に係る芯出し装置に用いられる補強材の構成を説明
する。
【００２０】図１は本実施の形態のエレベータのカウン
ターレール芯出し装置の乗りかごへの取付状態を示す全
体構成図である。
ターレール芯出し装置の乗りかごへの取付状態を示す全
体構成図である。
【００２１】同図において、１０はカウンターレール芯
出し装置の補強材であり、本体柱１１と、縦枠３２に芯
出し装置５を支持する支持部５ａと本体柱１１とを固定
する支持部固定ブラケット１２と、本体柱１１をかご床
枠３４に固定する床枠固定プレート１３と、本体柱１１
をかご床３５に固定するかご床固定プレート１４とから
構成される。
出し装置の補強材であり、本体柱１１と、縦枠３２に芯
出し装置５を支持する支持部５ａと本体柱１１とを固定
する支持部固定ブラケット１２と、本体柱１１をかご床
枠３４に固定する床枠固定プレート１３と、本体柱１１
をかご床３５に固定するかご床固定プレート１４とから
構成される。
【００２２】次に、カウンターレール芯出し装置の補強
材１０の乗りかごへの取付方法を図２を用いて説明す
る。図２は図１のＡ−Ａ′断面図である。
材１０の乗りかごへの取付方法を図２を用いて説明す
る。図２は図１のＡ−Ａ′断面図である。
【００２３】まず、支持部５ａを本体柱１１の上端部と
連結部１１ｅにより挟み込む。
連結部１１ｅにより挟み込む。
【００２４】次に、プレート１１ａと、かご枠側面固定
部１１ｂで、かご床枠３４を挟み込むように設置する。
この時、かご枠側面固定部１１ｂはかご床枠３４の側面
外側に沿うように取り付ける。また、かご枠側面固定部
１１ｂの下部折り返し１１ｃをかご床枠３４下部に密着
するように取り付ける。
部１１ｂで、かご床枠３４を挟み込むように設置する。
この時、かご枠側面固定部１１ｂはかご床枠３４の側面
外側に沿うように取り付ける。また、かご枠側面固定部
１１ｂの下部折り返し１１ｃをかご床枠３４下部に密着
するように取り付ける。
【００２５】そして、押しボルト１３ａを螺進させるこ
とにより、その先端に取り付けられている床枠固定プレ
ート１３が、かご床枠３４の側面に連結、固定される。
尚、床枠固定プレート１３は、押しボルト１３ａによっ
てプレート１１ａと連結され、押しボルト１３ａの先端
に取り付けられている。
とにより、その先端に取り付けられている床枠固定プレ
ート１３が、かご床枠３４の側面に連結、固定される。
尚、床枠固定プレート１３は、押しボルト１３ａによっ
てプレート１１ａと連結され、押しボルト１３ａの先端
に取り付けられている。
【００２６】それから、押しボルト１４ａを螺進させる
ことにより、その先端に取り付けられているかご床固定
プレート１４が、かご床３５の上面に連結、固定され
る。尚、押しボルト１４ａの先端に取り付けられた、か
ご床固定プレート１４は押しボルト１４ａによってプレ
ート１１ａと連結されている。
ことにより、その先端に取り付けられているかご床固定
プレート１４が、かご床３５の上面に連結、固定され
る。尚、押しボルト１４ａの先端に取り付けられた、か
ご床固定プレート１４は押しボルト１４ａによってプレ
ート１１ａと連結されている。
【００２７】その後、支持部固定ブラケット１２を上部
より連結部１１ｅと支持部５ａを覆うように設置する。
その後、支持部固定ブラケット１２をボルト１２ａによ
ってめねじ孔を有する連結部１１ｅに締結、固定する。
これによりカウンターレール芯出し装置の補強材１０と
支持部５ａは連結される。
より連結部１１ｅと支持部５ａを覆うように設置する。
その後、支持部固定ブラケット１２をボルト１２ａによ
ってめねじ孔を有する連結部１１ｅに締結、固定する。
これによりカウンターレール芯出し装置の補強材１０と
支持部５ａは連結される。
【００２８】以上によりカウンターレール芯出し装置の
補強材１０を介して支持部５ａがかご床枠３４とかご床
３５とに連結されることにより、所定位置に固定され
る。
補強材１０を介して支持部５ａがかご床枠３４とかご床
３５とに連結されることにより、所定位置に固定され
る。
【００２９】カウンターレール芯出し装置の補強材１０
によって、カウンターレールの質量による反力が支持部
５ａへ前記直線方向へ作用することにより生じる支持部
５ａの部分的な変位が緩和される。
によって、カウンターレールの質量による反力が支持部
５ａへ前記直線方向へ作用することにより生じる支持部
５ａの部分的な変位が緩和される。
【００３０】従って、カウンターレール芯出し装置は正
規位置に固定、保持され、カウンターレール芯出し装置
による正確なカウンターレール芯出しが可能となる。
規位置に固定、保持され、カウンターレール芯出し装置
による正確なカウンターレール芯出しが可能となる。
【００３１】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、カ
ウンターレールの質量による縦枠を結んだ直線方向への
力が略コの字状の支持部に作用する場合においても、支
持部のたわみを防止することができる。
ウンターレールの質量による縦枠を結んだ直線方向への
力が略コの字状の支持部に作用する場合においても、支
持部のたわみを防止することができる。
【図１】本発明の実施の形態のエレベータのカウンター
レール芯出し装置の乗りかごへの取付状態を示す全体構
成図である。
レール芯出し装置の乗りかごへの取付状態を示す全体構
成図である。
【図２】図１のＡ−Ａ′断面図である。
【図３】従来のカウンターレール芯出し装置の乗りかご
への取付状態を示す斜視図である。
への取付状態を示す斜視図である。
【図４】従来のカウンターレール芯出し装置の把持部周
辺の拡大平面図である。
辺の拡大平面図である。
５ａ 支持部 ６ 把持部 ２０ カウンターレール ３２ 縦枠 ３５ かご床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大迫 昭一 東京都千代田区神田錦町１丁目６番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (56)参考文献 特開 平６−305659（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−106595（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B66B 7/02
Claims (1)
- 【請求項１】 乗りかごのかご床から所定間隔をもって
乗りかごのかご床枠のカウンターレールが対向する辺に
隣合う辺に立設された縦枠に固定され、カウンターレー
ル側とは逆方向に開口を形成する略コの字状の支持部
と、この支持部の前記カウンターレール側に固定され、
把持することによって前記カウンターレールを正規位置
へ位置決めする把持部とを備えて構成したエレベータの
カウンターレール芯出し装置において、 その下端部が前記かご床に連結されるとともに、上部が
前記支持部の対向する辺と連結される補強材を備えたこ
とを特徴とするエレベータのカウンターレール芯出し装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23097396A JP2912997B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | エレベータのカウンターレール芯出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23097396A JP2912997B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | エレベータのカウンターレール芯出し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1072177A JPH1072177A (ja) | 1998-03-17 |
| JP2912997B2 true JP2912997B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=16916232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23097396A Expired - Fee Related JP2912997B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | エレベータのカウンターレール芯出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2912997B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101498950B1 (ko) * | 2014-08-28 | 2015-03-06 | 현대엘리베이터 주식회사 | 엘리베이터의 레일 설치용 카 구조 |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP23097396A patent/JP2912997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1072177A (ja) | 1998-03-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |