JPH0570061A - リニアモータ式エレベータのガイド装置 - Google Patents

リニアモータ式エレベータのガイド装置

Info

Publication number
JPH0570061A
JPH0570061A JP23312991A JP23312991A JPH0570061A JP H0570061 A JPH0570061 A JP H0570061A JP 23312991 A JP23312991 A JP 23312991A JP 23312991 A JP23312991 A JP 23312991A JP H0570061 A JPH0570061 A JP H0570061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary conductor
guide rail
guide
linear motor
guide device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23312991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2580899B2 (ja
Inventor
Miki Sugiyama
美樹 杉山
Itsurou Tangiku
逸郎 丹菊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3233129A priority Critical patent/JP2580899B2/ja
Publication of JPH0570061A publication Critical patent/JPH0570061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2580899B2 publication Critical patent/JP2580899B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/022Guideways; Guides with a special shape

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Linear Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化により二次導体19b,29bが変
形することのないリニアモータ式エレベータのガイド装
置を提供する。 【構成】 個々の二次導体19b,29bの長さを対応
する個々のガイドレール19aの長さより短くして、上
下方向に連結される二次導体19b,29bの接続端面
19y,29y間に、熱膨張によるガイドレール19a
及び二次導体19b,29bの伸び量の差より大きい隙
間Cを形成したものである。 【効果】 温度変化により二次導体19b,29bが熱
膨張しても、個々の二次導体19b,29bが対応する
個々のガイドレール19aより長くならず、二次導体1
9b,29bの変形を防止でき、二次導体19b,29
bと一次巻線7との接触による乗心地の悪化及び一次巻
線7の損傷による運転不能等の事態を解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリニアモータ式エレベー
タのガイド装置に関するものであり、特に、ガイドレー
ルに二次導体を固定したリニアモータ式エレーベータの
ガイド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のリニアモータ式エレベー
タのガイド装置として、特開平1−271381号公報
に掲載の技術を挙げることができる。
【0003】図4はリニアモータ式エレベータの概略構
成を示す平面の断面図、図5はリニアモータ式エレベー
タの概略構成を示す側面の断面図である。また、図6は
従来のリニアモータ式エレベータのガイド装置を示す側
面の断面図、図7は従来のリニアモータ式エレベータの
ガイド装置を示す部分斜視図である。
【0004】近年、エレベータの駆動手段としてリニア
モータを採用したリニアモータ式エレベータが提案され
ており、例えば、図4及び図5に示すリニアモータ式エ
レベータは、駆動モータとしてリニア誘導モータを使用
し、その二次導体をガイドレールとして兼用している。
即ち、図4及び図5において、1は昇降路壁、2は昇降
路、3は前記昇降路2内を昇降されるかご、4は前記か
ご3の左右両側面に固定されたガイドシュー、5は前記
ガイドシュー4を介して前記かご3の昇降を案内するガ
イドレールである。また、6は前記かご3と対をなして
昇降路2内を昇降する釣合おもり、7は前記釣合おもり
6の内面に複数対が対向して搭載されたリニア誘導モー
タの一次巻線、8は前記釣合おもり6の左右両側に設け
られたガイドシューである。そして、9は前記昇降路壁
1の上下方向に沿って釣合おもり6の左右両側に配設さ
れる複数のガイド装置であって、9aは前記ガイドシュ
ー8を介して釣合おもり6の昇降を案内する左右各一対
のガイドレール、9bは前記各対のガイドレール9a間
に挾持されるとともに前記一次巻線7間に配置される二
次導体である。なお、10は前記釣合おもり6に固着さ
れたブレーキ、11は昇降路2の上部に配設された返し
車、12は前記返し車11を介してかご3及び釣合おも
り6をつるべ状に吊下するロープである。
【0005】前記ガイド装置9について、従来のものを
図6及び図7に従って詳述すると、9cは締結部材であ
って、一対のガイドレール9a間に二次導体9bを挾持
し、前記締結部材9cにより両者を締結して一体とする
ことによりガイド装置9が構成される。また、9dはジ
ョイント、9eは締結具であって、前記ジョイント9d
を介して締結具9eにより、昇降行程に応じた所望数の
ガイド装置9が、ガイドレール9a同志及び二次導体9
b同志の接続端面を互いに密着させた状態で、昇降路2
の上下方向に締結して連結される。そして、13はガイ
ドレール9aを介してガイド装置9を昇降路壁1に固定
するブラケットである。なお、前記ガイドレール9a
は、強度を大きくして地震時にも破壊されないよう、一
般に鉄鋼にて形成される一方、前記二次導体9bは、高
い導電率を得るため、一般にアルミニウムにて形成され
る。
【0006】次に、上記のように構成された従来のリニ
アモータ式エレベータのガイド装置の動作を説明する。
【0007】エレベータの運転状態において、釣合おも
り6に搭載された一次巻線7を励磁すると、前記一次巻
線7とガイド装置9の二次導体9bとの間で相対的な推
力が発生し、釣合おもり6が昇降駆動される。すると、
釣合おもり6の昇降が返し車11に巻き掛けられたロー
プ12を介してかご3に伝達され、かご3がガイドシュ
ー5を介してガイドレール4に案内されて昇降路2内を
昇降駆動される。このとき、ガイド装置9は、そのガイ
ドレール9aにより、ガイドシュー8を介して釣合おも
り6を案内してその昇降を円滑化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のリニアモータ式
エレベータのガイド装置は、上記のように構成されてい
るから、昇降路2内の温度変化に伴ないガイドレール9
a及び二次導体9bが熱膨張する。このとき、前記昇降
路壁1は、一般に鉄骨または鉄筋コンクリートで形成さ
れており、鉄製の前記ガイドレール9aと、その線膨張
係数は略同一であるため、熱膨張による昇降路壁1の伸
び量とガイドレール9aの伸び量とは略同一となる。し
たがって、温度変化に伴ない、昇降路壁1にブラケット
13を介して固定されたガイドレール9は、昇降路壁1
に対し相対的に位置変化することはなく、ガイドレール
9aが熱膨張により変形することはない。
【0009】一方、ガイドレール9a及び二次導体9b
は、異なる金属、即ち、ガイドレール9aが鉄鋼によ
り、二次導体9bがアルミニウムにより形成されるた
め、それらの線膨張係数が異なり、温度が変化したとき
のガイドレール9aの伸び量と二次導体9bの伸び量と
が異なる。したがって、例えば、昇降路2内の温度上昇
に伴ない、ガイドレール9aに締結部材9cを介して固
定された二次導体9bは、ガイドレール9aに対し相対
的に位置変化しようとする。即ち、アルミニウムは鉄鋼
に比べると、線膨張係数が約2倍程度大きく、温度が上
昇した場合、アルミニウムの伸び量は鉄鋼の伸び量の約
2倍となる。例えば、上下方向に連結したガイド装置9
の全長が50mの場合について試算すると、温度が50
度上昇した場合、アルミニウム製の二次導体9bは鉄鋼
製のガイドレール9aよりも約30mmも伸び量が大きく
なる。ここで、前記二次導体9bは締結部材9cにより
ガイドレール9a間に挾持して固定されているが、熱膨
張による二次導体9bの伸び力は大きいため、二次導体
9bが締結部材9cの締結力を超えて伸張し、その内部
応力により彎曲変形する。この場合、二次導体9bが、
その両側に配置されたリニア誘導モータの一次巻線7と
接触し、かご3が昇降時に振動して乗心地を損ねたり、
或いは、一次巻線7を損傷してエレベータの運転ができ
なくなる可能性があった。
【0010】そこで、本発明は、温度変化により二次導
体が変形することのないリニアモータ式エレベータのガ
イド装置の提供を課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるリニアモ
ータ式エレベータのガイド装置は、昇降路壁に沿って各
々が所定長さを有する複数のガイドレールを立設して、
リニアモータの一次巻線が搭載されるかごまたは釣合お
もりを上下方向に案内するとともに、前記ガイドレール
に二次導体を固定し、かつ、個々の二次導体の長さを対
応する個々の前記ガイドレールの長さより短くして、二
次導体間に上下方向に隙間を形成したものである。
【0012】
【作用】本発明においては、温度変化に伴ない二次導体
が熱膨張し、ガイドレールとの伸び量の差により、ガイ
ドレールとの間で相対的な位置変化を生じた場合でも、
二次導体の伸び量とガイドレールの伸び量との差が、二
次導体間の隙間に吸収されるため、二次導体がその内部
応力により変形することはない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0014】図1は本発明の第一実施例のリニアモータ
式エレベータのガイド装置の部分斜視図、図2は第一実
施例のリニアモータ式エレベータのガイド装置の部分側
面図である。
【0015】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0016】図において、19は、従来例と同様にし
て、前記昇降路壁1の上下方向に沿って釣合おもり6の
左右両側に配設される第一実施例のガイド装置であっ
て、19aは個々が所定長さに形成されたガイドレー
ル、19bは個々が対応する各ガイドレール19aより
短い長さに形成された二次導体である。また、19xは
各ガイドレール19aの両端の接続端面、19yは各二
次導体19bの両端の接続端面であって、前記二次導体
19bは、その両端の接続端面19yを、いずれも、ガ
イドレール19aの両端の接続端面19xより内側に配
置された状態で、締結部材9cによりガイドレール19
a間に挾持固定されて第一実施例のガイド装置19を構
成する。そして、複数のガイド装置19が、そのガイド
レール19aの対向する接続端面19xを互いに密着さ
せた状態で、昇降路壁1の上下方向に沿ってジョイント
9d及び締結具9eにより互いに締結されて連結される
とともに、前記ガイドレール19aを介して前記ブラケ
ット13により昇降路壁1に固定される。これにより、
図2に示すように、隣接するガイド装置19のガイドレ
ール19aの接続端面19xは密着する一方、二次導体
19bの対向する接続端面19y間には所定の隙間Cが
形成される。ここで、前記隙間Cは、熱膨張によるガイ
ドレール19aの伸び量と二次導体19bの伸び量との
差よりも大きな値に設定される。
【0017】次に、上記のように構成された第一実施例
のリニアモータ式エレベータのガイド装置の動作を説明
する。
【0018】従来例と同様、エレベータの運転状態にお
いて、釣合おもり6に搭載された一次巻線7を励磁する
と、前記一次巻線7とガイド装置19の二次導体19b
との間で相対的な推力が発生し、釣合おもり6が昇降駆
動され、釣合おもり6の昇降がロープ12を介してかご
3に伝達され、かご3がガイドシュー5を介してガイド
レール4に案内されて昇降路2内を昇降駆動される。こ
のとき、ガイド装置19は、そのガイドレール19aに
より、ガイドシュー8を介して釣合おもり6を案内して
その昇降を円滑化する。
【0019】ここで、昇降路2内の温度が変化すると、
上下に複数連結されたガイド装置19のガイドレール1
9a及び二次導体19bは伸縮する。例えば、温度が上
昇すると、ガイドレール19a及び二次導体19bが熱
膨張により伸張する。しかし、個々の二次導体19b
が、熱膨張によるガイドレール19aとの伸び量の差を
考慮して、対応する個々のガイドレール19aより短く
形成され、上下方向に連結されるガイド装置19の二次
導体19bの接続端面19y間には所定の隙間Cが形成
されている。したがって、温度変化により前記二次導体
19bがガイドレール19aより大きく熱膨張した場合
でも、個々の二次導体19bの長さが、対応する個々の
ガイドレール19aの長さより長くなることはなく、ガ
イドレール19a及び二次導体19bの伸び量の差は隙
間Cに吸収され、隣接する二次導体19b同志が互いに
圧接される等して内部応力により変形することを防止す
ることができる。
【0020】このように、上記第一実施例のリニアモー
タ式エレベータのガイド装置は、昇降路壁1に沿って個
々が所定長さを有する複数のガイドレール19aを立設
して、リニアモータの一次巻線7が搭載される釣合おも
り6を上下方向に案内するとともに、前記ガイドレール
19aに二次導体19bを固定し、かつ、個々の二次導
体19bの長さを対応する前記個々のガイドレール19
aの長さより短くして、上下方向に連結される二次導体
19bの接続端面19y間に、熱膨張によるガイドレー
ル19a及び二次導体19bの伸び量の差より大きい隙
間Cを形成したものである。
【0021】したがって、上記第一実施例は、温度変化
に伴ない二次導体19bが熱膨張し、ガイドレール19
aとの伸び量の差により、ガイドレール19aとの間で
相対的な位置変化を生じた場合でも、個々の二次導体1
9bの長さが対応する個々のガイドレール19aの長さ
より長くなることはなく、その伸び量とガイドレール1
9aの伸び量との差が、二次導体19bの接続端面19
y間の隙間Cに吸収されるため、二次導体19bがその
内部応力により変形することはない。その結果、二次導
体19bが一次巻線7と接触してかご3の振動の原因と
なり、その乗心地を悪化したり、二次導体19bが一次
巻線7を損傷してエレベータを運転不能とする事態を解
消することができる。
【0022】次に、本発明による別の実施例を以下に説
明する。なお、各実施例においては上記第一実施例との
相違点のみを説明し、上記第一実施例と同一の構成につ
いては図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】図3は第二実施例のリニアモータ式エレベ
ータのガイド装置の部分斜視図である。
【0024】第二実施例は二次導体の構成において第一
実施例と異なるものである。即ち、図において、29は
第二実施例のガイド装置であって、29bはガイドレー
ル19aより短い長さに形成された二次導体、29yは
各二次導体29bの両端の接続端面である。また、30
aは前記二次導体29bの一方の接続端面29yに一体
形成された突条、30bは二次導体29bの他方の接続
端面29yに形成され、前記突条30aと嵌合する凹部
である。前記二次導体29bは、一方の接続端面29y
をガイドレール19aの一方の接続端面19xより内側
に配置されるとともに、他方の接続端面29yをガイド
レール19aの接続端面19xと略面一に配置された状
態で、締結部材9cによりガイドレール19a間に挾持
固定されて第二実施例のガイド装置29を構成する。な
お、好ましくは、前記二次導体29bの突条30aの突
出高さと凹部30bの深さとは略同一とされる。また、
二次導体29bは、前記突条30aを前記ガイドレール
19aの接続端面19xから若干突出させるよう、ガイ
ドレール19a間に挾持固定される。
【0025】そして、複数のガイド装置29が、昇降路
壁1の上下方向に沿って複数配置され、隣接するガイド
装置29のガイドレール19aの接続端面19xを密着
させるとともに、二次導体29bの対向する接続端面2
9y間で前記凹部30b内に前記突条30aの一部を嵌
合させる。これにより、隣接する二次導体29bの対向
する接続端面29y間には、第一実施例と同様、熱膨張
によるガイドレール19a及び二次導体29bの伸び量
の差より大きい所定の隙間Cが形成されるとともに、突
条30aの先端面と凹部30bの底面との間にも同様の
隙間が形成される。
【0026】上記のように構成された第二実施例のリニ
アモータ式エレベータのガイド装置では、第一実施例と
同様、個々の二次導体29bは、熱膨張によるガイドレ
ール19aとの伸び量の差を考慮して、対応する個々の
ガイドレール19aより短く形成されて、上下方向に連
結されるガイド装置29の二次導体29bの接続端面2
9y間には所定の隙間Cが形成されるとともに、嵌合関
係となる突条30aと凹部30bとの間にも同様の隙間
が形成されるため、温度変化により二次導体29bがガ
イドレール19aより大きく熱膨張した場合でも、ガイ
ドレール19a及び二次導体29bの伸び量の差は前記
隙間Cに吸収され、二次導体29bの変形を防止するこ
とができる。加えて、第二実施例のガイド装置29は、
二次導体29bの一方の接続端面29yの突条30a
が、隣接する二次導体29bの他方の接続端面29yの
凹部30b内に嵌合されるため、連結される二次導体2
9b同志がその厚さ方向の位置ずれを防止され、ガイド
装置29を昇降路壁1の上下方向に固定する際の据付作
業が容易になる。
【0027】このように、上記第二実施例のリニアモー
タ式エレベータのガイド装置は、第一実施例のガイド装
置19の構成に加えて、二次導体29bの一方の接続端
面29yに突条30aを、他方の接続端面29yに突条
30aと嵌合する凹部30bを形成し、上下方向に連結
される二次導体29bの対向する接続端面29y間で、
突条30a及び凹部30bを嵌合させたものである。
【0028】したがって、上記第二実施例は、温度変化
に伴ない二次導体29bが熱膨張した場合でも、二次導
体29bが変形することはなく、二次導体29bが一次
巻線7と接触してかご3の振動の原因となり、その乗心
地を悪化したり、二次導体29bが一次巻線7を損傷し
てエレベータを運転不能とする事態を解消することがで
きるのに加えて、連結される二次導体29b同志が、そ
の厚さ方向の位置ずれを防止されるため、ガイド装置2
9を昇降路壁1の上下方向に固定する際の据付作業が容
易になる。
【0029】ところで、上記第一実施例では、二次導体
19aの両端の接続端面19yは、いずれも、ガイドレ
ール19aの両端の接続端面19xより内側に配置され
ているが、本発明を実施する場合には、これに限定され
るものではなく、隣接する二次導体19bの対向する接
続端面19y間に、ガイドレール19a及び二次導体1
9bの伸び量の差より大きい隙間Cを形成するものであ
ればよく、例えば、第二実施例のように、一方の接続端
面19yをガイドレール19aの一方の接続端面19x
と略面一に配置することも可能である。同様に、上記第
二実施例においても、二次導体29bの突条30a側の
接続端面29yをガイドレール19aの接続端面19x
と略面一に配置して、凹部30b側の接続端面29yを
ガイドレール19aの接続端面19xより内側に配置し
たり、両接続端面29yをいずれもガイドレール19a
の接続端面19xより内側に配置することも可能であ
る。また、突条30a及び凹部30bの形状も、図3に
示すもの以外にも、互いに嵌合可能な形状であれば、段
差突状と段差凹状の組合わせとする等他の形状としても
よい。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明のリニアモータ式
エレベータのガイド装置は、昇降路壁に沿って各々が所
定長さを有する複数のガイドレールを立設して、リニア
モータの一次巻線が搭載されるかごまたは釣合おもりを
上下方向に案内するとともに、前記ガイドレールに二次
導体を固定し、かつ、個々の二次導体の長さを対応する
個々の前記ガイドレールの長さより短くして、二次導体
間に上下方向に隙間を形成したものである。したがっ
て、温度変化に伴ない二次導体が熱膨張し、ガイドレー
ルとの伸び量の差により、ガイドレールとの間で相対的
な位置変化を生じた場合でも、二次導体の伸び量とガイ
ドレールの伸び量との差が、二次導体間の隙間に吸収さ
れるため、二次導体がその内部応力により変形すること
はない。その結果、二次導体が一次巻線と接触してかご
の振動の原因となり、その乗心地を悪化したり、二次導
体が一次巻線を損傷してエレベータを運転不能とする事
態を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例のリニアモータ式エ
レベータのガイド装置の部分斜視図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例のリニアモータ式エ
レベータのガイド装置の部分側面図である。
【図3】図3は本発明の第二実施例のリニアモータ式エ
レベータのガイド装置の部分斜視図である。
【図4】図4は従来のリニアモータ式エレベータの概略
構成を示す平面の断面図である。
【図5】図5は従来のリニアモータ式エレベータの概略
構成を示す側面の断面図である。
【図6】図6は従来のリニアモータ式エレベータのガイ
ド装置を示す側面の断面図である。
【図7】図7は従来のリニアモータ式エレベータのガイ
ド装置を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 昇降路壁 3 かご 6 釣合おもり 7 一次巻線 19a ガイドレール 19b 二次導体 29b 二次導体 C 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごまたは釣合おもりに搭載されたリニ
    アモータの一次巻線と、 昇降路壁に沿って立設され、前記一次巻線が搭載された
    かごまたは釣合おもりを上下方向に案内するとともに、
    各々が所定長さを有する複数のガイドレールと、 前記複数のガイドレールにそれぞれ固定されるととも
    に、各々が前記各ガイドレールより短い長さを有して、
    各々の間に上下方向に隙間を形成するよう配置された複
    数の二次導体とを具備することを特徴とするリニアモー
    タ式エレベータのガイド装置。
JP3233129A 1991-09-12 1991-09-12 リニアモータ式エレベータのガイド装置 Expired - Lifetime JP2580899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3233129A JP2580899B2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 リニアモータ式エレベータのガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3233129A JP2580899B2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 リニアモータ式エレベータのガイド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0570061A true JPH0570061A (ja) 1993-03-23
JP2580899B2 JP2580899B2 (ja) 1997-02-12

Family

ID=16950202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3233129A Expired - Lifetime JP2580899B2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 リニアモータ式エレベータのガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2580899B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008048508A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd リニアモータ及びステージ装置
US9487377B2 (en) 2010-10-07 2016-11-08 Thyssenkrupp Transrapid Gmbh Elevator installation
CN107207212A (zh) * 2015-01-23 2017-09-26 奥的斯电梯公司 电梯***轨道
CN108059042A (zh) * 2016-11-07 2018-05-22 奥的斯电梯公司 电气自主的电梯***

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1091066C (zh) * 1998-11-13 2002-09-18 通力股份公司 电梯层门结构

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5364708A (en) * 1976-11-22 1978-06-09 Mitsubishi Electric Corp Linear induction motor
JPS61117302A (ja) * 1984-11-12 1986-06-04 株式会社日立製作所 リニアモ−タカ−の走行路
JPS63117884A (ja) * 1986-11-04 1988-05-21 株式会社日立製作所 エレベ−タ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5364708A (en) * 1976-11-22 1978-06-09 Mitsubishi Electric Corp Linear induction motor
JPS61117302A (ja) * 1984-11-12 1986-06-04 株式会社日立製作所 リニアモ−タカ−の走行路
JPS63117884A (ja) * 1986-11-04 1988-05-21 株式会社日立製作所 エレベ−タ装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008048508A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Sumitomo Heavy Ind Ltd リニアモータ及びステージ装置
US9487377B2 (en) 2010-10-07 2016-11-08 Thyssenkrupp Transrapid Gmbh Elevator installation
CN107207212A (zh) * 2015-01-23 2017-09-26 奥的斯电梯公司 电梯***轨道
US20180009633A1 (en) * 2015-01-23 2018-01-11 Otis Elevator Company Elevator system rails
US11014782B2 (en) 2015-01-23 2021-05-25 Otis Elevator Company Elevator system rails
CN108059042A (zh) * 2016-11-07 2018-05-22 奥的斯电梯公司 电气自主的电梯***

Also Published As

Publication number Publication date
JP2580899B2 (ja) 1997-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100374659B1 (ko) 견인식 엘리베이터
JP4914556B2 (ja) 一体型エレベータ設置用吊り上げツール
EP0985624B1 (en) Elevator with drive unit supported by guide rail
EP1302430A1 (en) Elevator device
JPH0570061A (ja) リニアモータ式エレベータのガイド装置
JP5065766B2 (ja) エレベーター装置
JP5001013B2 (ja) エレベータ装置
JP2000026041A (ja) エレベータ装置
WO2001079105A1 (en) Machine-room-less elevator installation structure with traction machine mounted in an extended pit
JP4091326B2 (ja) エレベーター装置
EP1447370B1 (en) Elevator
JP2010208771A (ja) エレベータのガイドレール施工方法
CN114127002B (zh) 电梯的安装方法以及安装辅具
JP4265837B2 (ja) 免震建築用エレベーター装置
JPH1029778A (ja) リニアモータ駆動エレベータ
JP3340395B2 (ja) エレベータ用ガイドレール
JP2005096975A (ja) 免震建物のエレベータ
JP7118252B2 (ja) 乗客コンベヤのトラス
KR200292404Y1 (ko) 하부구동형 엘리베이터의 권상기 고정장치
JP4484494B2 (ja) エレベータ
JP2912997B2 (ja) エレベータのカウンターレール芯出し装置
KR101782573B1 (ko) 엘리베이터 체대 결합 구조
JP2002087732A (ja) エレベータ装置
JPH07257853A (ja) エレベーター装置
JP2004123273A (ja) エレベータの乗りかご